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密偵 [×]
2017-01-30 14:02:05 ID:3cd18a823
ロタ王国には古くから伝わる神話がある
血に飢えた邪悪な破壊神を宿すタルの娘がその力を持ってロタ人を虐殺し恐怖のもとにロタ王国を治めた。しかしタル人の民すらその娘の力を恐れ、力を使い続けて弱った娘を殺めてしまう。神話は真実を伝え、時に残酷な未来をみせる。
それから数100年。
その胸に神を宿した幼い少女は破壊神という存在を自分を守ってくれる良い神様として信仰する。タル人を差別し蔑むロタ人は悪い人。悪い人が神様の裁きによって消えるのは当然とさえ思っていた。
少年はある夜夢をみた。美しい褐色の少女の胸に光る何かが吸い込まれる夢。自分とは異なる肌の色をしたその少女はこちらに気づくと森の中に消えていった。それから月日が経ち青年となった彼の中からいつしかその不思議な夢の記憶は消えてしまっていた。
>1 はじまり
>2 男
>3 村人と呪術師
1:
密偵 [×]
ID:3cd18a823 2017-01-30 14:02:33
-主、あんたが望むならその神様とやら、俺も愛することにするよ-
[概要]
守り人シリーズ、神の守り人のぱろでぃー。(原作の知識はほぼ皆無なため原作知らない方もぜひ)
私達の生きる世界はもう一つの別の世界と繋がっている。こちらの時はあちらの時と背中を合わせて流れている。
人ならざるものたちの住むもう一つの世界。
その世界と私達の生きる世界は時に重なり合う。
今日、こちらの世で雨が降ったのは、もう一つの世界に住む水の精霊の仕業かもしれない。
今、あなたに宿ったその力はあなたの知らない別の世界からの贈り物かもしれない。
これは、あちらの世界(ナユグ)とこちらの世界(サグ)二つの世界を繋ぐ人のお話。
募集
破壊神(タルハマヤ)を宿したタル人の女性
提供
破壊神を葬るべく貴女の側につかえる敵国(ロタ王国)より差し向けられた密偵の男
基本用語
・タル人…褐色の肌をした美しい民族。代々、ナユグより破壊神の魂を宿される運命にある。破壊神は宿された物の強い怒りに反応し、サグの世に現れ殺戮を繰り返す。その力を政治的に利用し、かつてタル人はロタ王国を恐怖によって統治していた。タル人は皆破壊神を神と崇める。
・破壊神(タルハマヤ)...ナユグに住み、人間の血を好む残忍な神。タル人の女性に宿り、殺戮を繰り返す。人を殺している意識は宿った人間にはなく、神が現れる時は意識を失っている。
・ロタ人...かつてロタ王国を恐怖に陥れた破壊神を宿すタル人を恐れ、忌み嫌い、奴隷のように扱う。しかし、中には破壊神の力を利用し、国を治めようと企む者もいる。
・呪術師...ナユグとサグを行き来することができるもの。
世界観
移動手段は馬や船。武器は剣や槍。原動力は専ら火。紀元前12〜13世紀くらいの頃。あくまでアバウトな感じです。国はインドや東南アジアの様なイメージ。
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