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1対1のなりきりチャット
自分のトピックを作る
61:
雪彦・H・芳賀 [×]
2017-01-09 18:19:16
はは、違いないね。こういう日はホットチョコレートが恋しくなるよ。
( “ロンドンは寒すぎる” というホームズの言葉に笑って頷くと、今日は帰ったらホットチョコレートを必ず作ろうと固く決意して。ケーベリー社は小ぢんまりとしたビルディングだった。悴んだ指先がまるで痺れがほぐれていくように温まる。受付の中年女性がぎこちなく微笑んで内線で電話をかけた。暫くして通されたのは小さな応接室であった。既に応接室には編集長と思しき人物がいた。無愛想なその50代前後の男は神経質そうな骨ばった印象で、ぎょろりとした大きな目でこちらの品定めをするように頭の天辺からつま先まで眺めた。そしてソファに腰掛けるようにと片手で示し、自分も座るとやや高い声で話し始めた。『私が編集長のジョージ・バーナードです。ペンバートンさんの功績はかねがねお聞きしております…出版社は違いますがドクターの小説を拝読いたしました。あれはどこまでがフィクションでどこまでがノンフィクションなんですかね?』彼は捲したてるような特徴的な口調でそう言った。個人情報の問題もあるので発表した小説の殆どは個人名や地名を変え脚色してあるが、この有名な匿名探偵の解決した事件がモデルになっているという事は既に広く知られたことだった。幾度となくされた質問に、例によって礼儀正しいにこやかな笑顔を浮かべて「それは光栄ですね。ありがとうございます。物語のベースが現実に起こったことなのは事実ですよ。…今日お伺いしたのはお聞きしたいことがあるからでして」そう言って、視線をちらりと隣のホームズに移すとそれにつられて編集長の視線もホームズに移る。『世間に名高い探偵殿とお会いできたのはとても光栄ですが…一体ご質問とは何でしょうかな? …もしやうちの社員が事件に巻き込まれでもしたのでしょうか』どうやら編集長は心当たりが無いわけでもないようで、心配そうな表情を浮かべてホームズの言葉を待っていて)
(/お役に立てれば幸いです!
そうですね、編集長は
・アッシュフォード氏がここ数日無断欠勤している事
・数年前の事故(連続殺人の動機となった事故)についての資料が盗まれた事
を知っているというのは如何でしょうか!
そろそろ犯人と犯人の大切な人の人物像、連続殺人の動機となった事故についても決めていきたいですね。ふわっと考えていたのは犯人はアッシュフォード氏と同年代の思い込みの激しい男でとある事故で婚約者を亡くして〜みたいな感じなのですがいかがでしょうか。
やりましょうやりましょう!やはり真犯人はモリアーティ教授的な人物ですかね笑)
62:
アルバート・ペンバートン [×]
2017-01-09 22:23:30
( ホットチョコレートが恋しい、という相手の言葉にそうだな、なんてははっと笑って返す。受付の女性に案内され、応接室へと通されると目の前にジョージ・バーナードと名乗る少し年の取った中年の男性が立っていた。ソファに腰掛けるように、の合図を出されると静かにその場に腰を下ろす。自室にあるソファよりフワフワとした座り心地のソファは幾分か高級なものを使用しているのだろうと何となく考えて。功績は聞いている、なんて言いながら次々と遠慮の無い質問をぶつける彼からは明らかに自分達を不審がっている様子が垣間見られる。然し本題となると少し不安そうな表情を浮かべるのを見て少しばかり声色を優しめにして質問する。「いえ…こちらこそ突然の訪問失礼します。…巻き込まれた、とはまだ断定できないのですが…こちらの会社にジェド・アッシュフォードという社員がおられたと思うのですが、ここ数日姿を見かけた人物が居ないようなのです。そこで。彼について何か知っている事や失踪する前の様子など詳しくお聞きしたい。」そう静かに言うとバーナード氏はムッとした表情で俯き暫く黙り込んだ。然し何か意を決したのか、顔を上げると眉を寄せ厳しい表情でポツリポツリと話し始めた。『…やはり彼に何かあったんですね。いえ、実はここ数日、彼は会社を無断欠勤してましてね。いつも真面目が取り柄とも言える彼が連絡も入れずに欠勤するなんて、と思っていたんですが…』そこで一旦言葉を区切ると項の辺りをポリポリと掻いて。『そういえば最近、彼の様子が何か可笑しいと感じていた事を思い出したんです。というのも、彼は仕事中よく周りをキョロキョロと何かに怯えているかのように見渡していたり、"止めないと、早く止めないと"、と奇妙な独り言をブツブツ言っていたりしていたんです。そんな彼を見て皆陰で怖がっていましてね…精神病じゃないかって疑う社員も居ましたね。』そう言う彼は心配そうな表情を浮かべているものの、何処か厄介払いが出来たというような表情を浮かべていて。精神病だと疑っていたのはあんたじゃないか、と内心毒吐く。いつのまにか鋭い視線で睨むように見てしまっているとその事に気がついたのか若干身を引くバーナード氏。それはさておき、またしても"あの言葉"だ。何かに怯えた様子ということは、誰かに狙われていたということか。「なるほど…ああ、ワトソンくん。すまないが私の代わりにメモを取ってくれないか。」ふとワトソンの方に顔を向けてそう言うとコートの内ポケットから少しクシャッとしたメモ用紙とペンを取り出し差し出して。「それで、何か他に手がかりになるようなもの等はありませんでしたか?例えば、何かが置かれていたとか、逆に何かが消えていた、とか。どんな些細な事でも構いません。」するとバーナード氏はうーん、と首を捻り思い出そうとしている様子で )
( / 良いですね!早速その案を使わせていただいちゃいました笑
なんとなく編集長がゲスい?気が…笑 人間的にどこか欠陥があるので資料を盗まれてしまったということで笑
なるほどなるほど!良いですね!こちらが考えていたのは貴方様のアイデアからお借りしたものなんですが、バスの大事故で(その時犯人と犯人の妻or恋人が一緒に同乗していた)妻or恋人だけが亡くなってしまって何故彼女だけ死んでしまったんだ!と勝手に逆恨みして連続殺人を犯した…って感じですねって書いてて思ったんですがこれ殆ど同じこと言ってますね笑 すいません笑
うわあああ良いですねモリアーティ教授!笑 ぜひぜひ登場させたいものです! レストレード警部も出てきて興奮しております。笑 )
63:
雪彦・H・芳賀 [×]
2017-01-10 00:34:05
( 編集長のずけずけとした辛辣な物言いに内心顔をしかめながらも我慢して聞いていたが、精神病なのではという言い草には閉口する。アッシュフォード夫人があまりにも可哀想になったからだ。しかし裏を返せばアッシュフォード氏はそれ程までに何かに追い詰められていたという事で。しかし実際に病におかされていた可能性も捨てきれないのかもしれない、などと考える。
ホームズにメモ用紙とペンを渡されると「うん。」と頷いて几帳面にメモ用紙のしわを伸ばすところから取り掛かり、すっかりしわを伸ばしてしまうと編集長の言ったことを出来るだけ書き洩らしのないように気をつけながらメモし始めて。
『何かが消えた、といえば』ホームズの質問に後押しされバーナード編集長は何か思い出したようで、言葉を続けた。『うちにはちょっとした資料室がありまして、社員なら誰でも閲覧可能なんですがね。しばらく前に資料室がひどく散らかりっぱなしになっていた事があったんです。荒らされたと言ってもいいくらいにね。で、資料をチェックさせたところ何点か紛失していたんですよ。紛失した資料は3年前にタワーブリッジの近くで起こったバス事故についての何点かでして。いやなに、重大な資料ではないんですがね。…こんな事は言いたくないが今思うとアッシュフォードくんが一枚噛んでるんじゃありませんかね。あれはちょうど彼が無断欠勤をする少し前の事でしたし。』編集長は下卑た笑みを隠そうともせずに唇の端に浮かべて早口でそう言った。
“3年前のバス事故 タワーブリッジ付近” とさらさらとメモ用紙に書き留めたところで顔は上げずにちらと目線だけバーナード氏に移して。彼の口ぶりに、己の資料の管理不行き届きと気の毒なアッシュフォード氏を無理矢理にこじつけないでいただきたいものだがね、と心の中で呟く。如何にも不愉快だったので一刻も早く暖かな我が家に帰ってホットチョコレートを飲みたくなり、ホームズに目で “まだ聞くべきことがあるのか?” と問いかけて )
( / ゲス編集長の描写が楽しすぎて止まらず、かなりのゲスになってしまいました笑 こんな上司嫌ですね笑
適当に3年前にタワーブリッジ付近で起こったバス事故、と場所と時間を設定してみました。事故の概要と犯人の動機は主様が纏めてくださった通りに行きましょう! 妻と恋人、どちらが良いでしょうかねえ。
モリアーティ教授を登場させた暁には、
ホームズとモリアーティの死闘→死闘の末モリアーティを倒し、ホームズも共に死んでしまう→と、見せかけて数年後ホームズがひょっこり帰ってくる
という流れを是非ともやりたいのですが…!!笑
レストレード警部を動かすのも何気に楽しみにしております笑)
64:
アルバート・ペンバートン [×]
2017-01-10 13:30:08
( バーナード氏の余りにも酷い言いように怒りを通り越して呆れを感じる。然し手がかりを見つける為にそんな事は言っていられない、と多少の事は目を瞑り。ワトソンから目線で問われると"まぁ落ち着け。そろそろだから。"とこちらもまた目線で返して。ふとバーナード氏に目線を戻すとある事に気がつく。帰る時にはそれを忠告しておいてやろう、と内心密かに決心して。それはともかく、タワーブリッジの事が気になった。確かにその事故は三年前に起こっていたのを覚えている。「アッシュフォード氏が必ずしも関係しているとは限りません。憶測で事実を決めつけてしまうと見えるものも見えなくなってしまいます。」ピシャリと冷静にそう言うと気に障ったのかバーナード氏は僅かに眉毛をピクッとさせ唇をギュッと結ぶ。そんな事は気にせず話を続けて。「バス事故…確かあれは、割と大きな事故だったと聞いています。然しその割には死者は1人だけで残りの18人は軽傷ですんだとか。」過去に報道や警部から聞いた話を思い出してポツリと言う。『はぁ。そうらしいですね。それで、まだ何かご用が?』若干投げやり、というかイラついた様子を見せ始めたところで、これ以上良い情報を得られそうにもないと判断すればワトソンに目配せして出よう、と合図を出す。バーナード氏の方を見れば「いえ、もう大丈夫です。お忙しい所失礼しました。」とニコリと笑い。立ち上がるバーナード氏に合わせてこちらも立ち上がり、応接室のドアの前まで歩いていく。ドアノブを回すとあ、と思い出したように「ああ、それから、」とドアを開ける手を止めてバーナード氏の方を振り向くと言葉を続ける。「奥様とはお熱い仲のようでらっしゃいますね。コンシーラーか何かで隠したつもりでしょうが、シャツの襟の隙間から微かにキスマークが見える。…ですが、失礼ながら貴方から香るのは若い女性が好んで使用する香水のようだ。…浮気か何かで?どちらにせよ、恨みを買われぬよう気をつけた方がいい。」じっと観察して気がついていた事を去り際に告げる。あくまで多くは推測のつもりだったが、目を見開き驚いた顔をしている様子が見られるのでどうやら当たりだったらしい。顔を真っ赤にして何か文句でも言ってやろうと思っているのか、口をパクパクと開閉していたのだが暫くして結局真一文字にキュッと結ぶのを見届けると「失礼。」と言い残して応接室をあとにして。店を出ると再び冷たい風が吹きつける。ブルッと身体を震わせ、足早に歩いていく。然し帰り道とは真逆の方へ向かっていて。「ワトソン、今の時間 図書館は開いていたはずだな?」そういうと胸ポケットから懐中時計を取り出して現在の時刻を確認し「…タワーブリッジのバス事故について調べよう。何か手がかりがあるかもしれない。」と呟くように )
( / うわあすごいゲスでしたね笑 でも確かに楽しいですねこれ、笑 こちらも最後にゲスさが出てしまいました…笑
いい感じに固まってきましたね!!ありがとうございます!かしこまりました!
うーん、個人的に思ったのは妻だと名字が一緒なので犯人特定しやすいかな?とふと思いまして…ですので妻よりは恋人の方が良いかなと思いました!
あ、それ是非やりましょう!!!!笑 最後の事件!笑
レストレード警部、もう少しで出番です!笑 )
65:
雪彦・H・芳賀 [×]
2017-01-10 18:37:29
( ホームズが目で “もう少しだから堪えたまえ。”といったような事を言うので、話を切り上げてこの場から離れられるのはまだ先のようだと悟り、前のめりになっていた上半身をソファの背もたれに預けて。
ホームズの冷静な一言にそれまで饒舌だったバーナード氏が口をつぐんだのを見て思わず笑ってしまいそうになった。が、どうにか堪えて「可能性の一つとして仰るような事態もあるかもしれませんね。アッシュフォード氏の様子は相当におかしかったようですし。」彼が怒ってヘソを曲げる前に、とフォローを入れた。顔が笑っていないか心配だったがバーナード氏は不満げながらも納得した表情を浮かべたのでおそらく大丈夫だったのだろう。
ホームズの目配せを合図にメモとペンをポケットにおさめ、さてやっと出られると思ったところでホームズが静かな声でとんでも無いことを言った。こちらはと言うと、吹き出すのを堪えるので手一杯で。その時のバーナード氏の表情がこれからのちの二週間は思い出し笑いの種として自分を苦しめるであろう事は簡単に察しがついた。呆気に取られたバーナード氏が口を開く前に「どうもお騒がせ致しましたね。ご協力ありがとうございました。」と笑顔で言うとホームズの後に続いて急いで部屋を後にする。
外に出たところで我慢の限界がきて笑い出してしまった。「傑作だな、ホームズ。日頃僕は君の遠慮のない率直な物言いにハラハラしていたんだが、今日ほど感動を覚えたことはないね。」と言うと、来た時よりもずっと機嫌の良い様子で笑って。
図書館に着くやいなやオンラインデータベースと当時の新聞記事の縮刷版で例の事故について調べに取り掛かった。
事故についての情報は要約すると以下の通りだ。
【デイリイ・テレグラフ紙】
タワーブリッジ付近でバス事故。死亡1人、軽傷者多数。バスはタワーブリッジ付近の道路で道路脇に突っ込み、横転した。
【スタンダード紙】
バス事故で一名死亡、怪我人多数。×日の正午過ぎ、タワーブリッジ付近でバスが横転する事故が発生。死亡したのは26歳のクレア・ボスロイドさん。
【デイリイ・ニューズ紙】
タワーブリッジ付近でバス事故か。バスに乗っていた18人のうち女性1名が死亡、17人が打撲などの軽い怪我を負った。事故当時雨で道路は濡れていた。警察が詳しい原因を究明中。
【1日後のスタンダード紙】
タワーブリッジ付近で発生したバスの大事故について、警察の新しい発表。バスは対向車線を走っていた乗用車に接触し、雨によりスリップして道路脇に突っ込み横転したとみられる。
30分ほど調べると大体こんなことが分かった。データベースからコピーした数枚の紙をホームズに差し出し、小声で「僕の調査結果は大体こんなところだよ。君の役に立てばいいんだけどね。」と囁いて )
( / ホームズくんの言動に背後も思わず笑ってしまいました笑 非常にスカッとしますねえ笑
なるほど‼︎たしかにそうですね、では恋人にしましょう。犯人の恋人の名前とバス事故の概要を勝手ながら出させていただきました〜! 生存者のリストはさすがに警察じゃないと手に入りませんかね…。
のっていただけてとても嬉しいです!!!!是非いつかやりましょうね!!!笑)
66:
アルバート・ペンバートン [×]
2017-01-10 22:18:38
( 寒さに煽られて悴んだ手に息を吐きかけていると後ろから笑いながらワトソンが追いついてくる。「私は思ったことを口に出しただけだからね。」彼の言葉になんでもない、という風な口調でそう告げるのだがその表情は褒められて満更でもないといった様子で。図書館に着くととりあえず二手に分かれて事故について様々な事を調べた。司書らしき人物に声をかけて資料室に案内してもらい、暫くそこに篭って熱心に本や書類や、当時の新聞等を読み漁った。そこで分かったのは事故現場、死傷者の人数、被害女性の名前、当時の状況や事故原因等だった。まだ何かあるのでは、と思い執念で探してみたもののそれ以上の情報が書かれた資料は無く。作業に行き詰まっていると『何かお探しですか?』と白髪が所々に生えた人の良さげな初老の男性に声をかけられて。「ああ、いえ。大したものではないんですが…3年前に起きたタワーブリッジ付近のバス事故について調べていまして」そう言うと男性はほぉ、と声を漏らした。『あの事故は随分と悲惨なものでしたねぇ…お亡くなりになったのが女性1人。なんともまぁ、悲しい事故です。他の人達が助かったのは本当に運が良かった。』ぽつりぽつりと語る男性に何か知っているかもしれないと判断すると真面目な姿勢で質問をする。「あの事故について何か知っているんですか?…良ければお話をお聞きしたいのですが」そう言うと男性は『あぁ良いですとも良いですとも。』と何度もこくこく頷きながら近くの椅子に腰掛けて話し始めた。『実は私はあの日、そのバスに乗っていたんですよ。その日は大雨で視界が悪くてねぇ…バスもふらふらとしていて不安だったんですが、タワーブリッジに近づくとバスは対向車とぶつかってしまったんです。…本当に突然の事でした。』憂鬱そうな顔でそう語る。コートの内ポケットからいつの間にか取り出していたメモ用紙にペンで男性の話を記録する。「なるほど…失礼ですが、生存者方の名前とか覚えてらっしゃったりしませんか?あ、それと良ければ貴方のお名前も。」そう聞くと男性は首を捻り、うーんと唸る。『私の名前はハリー・ローガンです。…そうですねぇ、妻のマリア・ローガン、それから知り合いのフレッド・ウィルソンとアンドリュー・カイン。』知り合いの名前を出した瞬間、男性は明らかに肩を落とした。心配になってどうしました、と声をかけると男性は言う。『いえ…実はアンドリューはここ最近起こっている、連続殺人の犯人に殺されてしまったのです。』悲しげな表情を浮かべる姿に悲痛な思いを感じると「申し訳ない…そのようなことを知らずに。」と謝ると男性は『いえ、いいんです。』と言って。それから一通り聞き終わりその男性に別れを告げると丁度良くワトソンがやってきて何やら資料を渡され。目を通すとそれは自分が調べていたより詳しく情報の書かれていたものだった。「なんだ、君の調べていた場所の方がアタリか。まぁなんにせよ、助かるよ。流石私の助手だ。」周りのことも配慮して小声で言うワトソンにこちらもニッと口角上げながら小声でそう言って。「ところでワトソンくん。先程興味深い話を聞いたんだ。実はさっきある男性と話していたんだが…おっと、こんな時間だ。早く帰らないとレストレード警部を怒らせてしまうな。」話の途中だったが何となく目に入った時計を見ると時刻はすでに5時を過ぎていた。椅子から立ち上がるとつらつらと若干汚らしい字で書かれたメモ用紙を4つ折りに畳んで胸ポケットにしまいこみ )
( / そう言っていただけて良かったです!笑 バーナードさんには悪いですが一度痛い目を見てもらいたかった…笑
了解です!
助かります!!良い感じの概要でしたのでちゃっかり生存者を登場させちゃいました。笑
う〜んどうなんでしょうか?もしあれでしたらレストレード警部に協力してもらいますか??
いえいえ寧ろやりましょう!って感じですので!!!笑
そうですね!笑 今から楽しみです笑 )
67:
雪彦・H・芳賀 [×]
2017-01-11 00:04:44
お安い御用さ。
( “流石私の助手だ” というホームズの言葉に、にやっとうすく笑ってみせるがその表情は内心とても喜んでることがよく分かる、照れを隠した表情で。ホームズが何か有益な手掛かりを得たらしいことを聞くと、とても感心した様子で「君は僕がちょっと目を離した隙にも時間を無駄にすることなく事件を解く鍵を見つけてきてしまうんだな。…あぁ、そうだね。今から帰れば警部に二度も無駄足を踏ませずに済むだろう」そうして再び凍りつくような寒さの中、帰路につく事となった。
暖かな我が家についた時、随分早足で帰ってきたのでまだ時刻は18時を回っていなかった。また偶然アパートの入り口でバートン夫人に出くわし二、三言葉を交わしたがレストレード警部はまだ尋ねてきていないと言う。それならば、と思い立ち自室にコートと帽子、杖を置くと心を躍らせながら直ぐにキッチンに向かって。小鍋に注いだ牛乳を沸騰直前まで温めて刻んだビターチョコレートを溶かし、最後にラム酒を小さじ1だけ加えて完成。これから客人が来るのにラム酒、というのは少々気が引けていつもは小さじ2杯のところを1杯にした。この寒さを前にしては“いれない”という選択肢は存在しない。多少の背徳感を感じながら2人ぶんのマグカップに完成したほろ苦いホットチョコレートを注ぎ、それを持ってホームズの部屋へ向かうとノックをして扉を開ける。「ホットチョコレートを作ったよ。君も飲むだろ? まぁ、要らないというなら僕が飲むけどね。それからこれは君に頼まれていたメモだよ」と、マグカップと几帳面に折りたたんだメモ、ボールペンを彼に差し出し。
熱いホットチョコレートに幸せを感じつつホームズの方へ向き直ると「僕にはバスの横転事故とアッシュフォード氏の失踪とになんの関係があるのか分からない。こんな事を言うのは非常に癪だけど、仮にあの底意地の悪い編集長の言う通りにアッシュフォード氏が事故の資料を持ち出していたとして…、彼はどうしてそんな事をする必要があったんだろう。」一旦言葉を切って、ふっと微笑むと「いつもの通りに君は事件を解決するための駒を全部揃え終わるまで誰にも打ち明けないつもりなのかな? 早く全ての駒が揃うことを願うばかりだよ」と言って)
(/ ナイス司書さんですね!着実に真相に近づいていてとても良い感じですね。
そうですねえ…レストレード警部との会話は
・連続殺人事件の新しい被害者がアッシュフォード氏
・ダイイングメッセージがあって解読できない
・(ホームズがバス横転事故の生存者のリストを見せてくれと頼んで)関係ないのではと怪訝そうにするもリストを持ってくることを承諾する
大体こんな感じのやり取りですかね。
ところで、ダイイングメッセージはどうしましょう…。
ありがとうございます!!楽しみにしてます!!!笑)
68:
アルバート・ペンバートン [×]
2017-01-11 18:03:12
( 家の玄関を開けると暖かな空気が身を包む。温暖差でまた鼻水が出始めると急いでティッシュを1枚引っ掴み鼻を抑えて。ワトソンとバートン夫人の会話でレストレード警部はまだ来ていないという事を聞くと自室に戻っていき。コートを脱いで適当な場所に放り投げると椅子に腰掛ける。そして目を閉じると今日知った事を出来る限り思い出していく。失踪、おかしな言動、消えた資料、タワーブリッジのバス事故、事故の被害者で最近の連続殺人犯に殺害されたアンドリューという男性…バス事故、何か関係があるのだろうか。何か引っかかりを覚える。が、その疑問がなんなのかが分からない。そう考えているとノック音が響き渡り、マグカップを2つ持ったワトソンが部屋に入ってきた。マグカップとメモを受け取るとホットチョコレートを飲みながらざっとメモに目を通す。「…うん、よく書けてるな。助かるよ。」目を細めてふ、と笑いかけると自分が書いたメモとワトソンのメモとをマグカップと共に机の上に並べる。「そうだ、先程の話の続きをする前に君の質問に答えるとしよう。実をいうと私にもさっぱり分からない。だがあくまでこれは私の憶測だが…アッシュフォード氏は事故の資料を盗んではいないはずだ。問題は、まぁ君の言う通り誰が何の為に資料を盗む必要があったのか、ということだ。…盗むつもりはなかったのか、初めから盗むつもりだったのか…。」段々語尾が小さくなると無意識に指を尖塔の形にしていく。「いや、待てよ…盗まれた資料には何が書かれていたんだ?」ふと浮かんだ疑問を口に出す。すると次々とある"可能性"が思い浮かび、その顔には焦りを帯び始めていて。「アッシュフォード氏は盗人の何らかの意図に気がついてそれを止めようとしていた…?」ボソリと呟くも、その目は何処か遠くを見据えるように。「もし全ての事が関連しているとしたら…アッシュフォード氏、いや、アッシュフォード夫人の身も危ない。」厳しい表情でそう告げるとワトソンの方に顔を向ける。「ワトソン、今朝の新聞はまだ取ってあるはずだな?ああ、あと出来れば今週分全ての新聞を集めてほしい。連続殺人事件についての記事を確かめたい。」時計を見るとそろそろ警部が来る頃だろうか、と思うものの立ち上がってパソコンの電源を入れ、(あまり期待は出来ないが)バス事故についての生存者リストを探し始めて )
( / 良かったです!このまま壁にぶち当たったり華麗に解決していきたいですね笑
そうですね、レストレード警部との会話はそのくらいで大丈夫でしょう!ご提案ありがとうございます!!!
ダイイングメッセージ…そうですね、何か捻りのあるものがいいですよね。
えっと、私が考えたのはアルファベットのAから順に1、2、3と数字をつけて、Albert なら 1 12 2 5 18 11 、この法則(?)で犯人の名前或いは頭文字が書かれたダイイングメッセージなんてのはどうでしょうか??
いえいえ!こちらこそですから!!!笑 )
69:
雪彦・H・芳賀 [×]
2017-01-11 23:20:37
( はじめホームズの話はこちらの質問に答えようとするところから出発したがその語尾は次第に小さくなり、遂には彼1人だけの潜思の世界へ入り込んでしまったようだった。彼がこうなってしまうと此方に出来ることは只ひたすらに待つことだけだと分かっているので、ホームズの向かい側のソファに腰掛けて読みかけの文庫本を開く。が、間も無くホームズの表情が焦りを帯びたものに変わった事に気がつき文庫本を閉じることとなって。潜思の世界から帰って来たホームズの要望は意外なものだった。何故今連続殺人事件の情報が必要なのか? 今一つ要領を得なかったが「もちろん、必要なら。」と快く引き受けると早速部屋の隅に積まれた古新聞との格闘を始めて。1部ずつ新聞を検めて連続殺人事件の情報が載っている場所に付箋を貼っていく。今日の分の新聞までなんとか作業を終わらせ、どさりとテーブルの上に必要な新聞の束を置いて「こういう事があるからうちはいつまで経っても古新聞や雑誌が捨てられなくて散らかるんだ…探偵の家ではシンプルライフは無理らしい。…さあ、君から任された仕事は完了したよ。連続殺人事件関連の記事には付箋を貼っておいた。幾らか君の負担が減ると良いんだけどね。」今すぐにでも全ての古新聞と古雑誌を捨てたいと言わんばかりの少々苦い表情で愚痴をこぼす。しかし好奇心には抗えないようで。「うちで取ってる二社分の新聞はこれで全部だ。他の出版社の新聞も必要かい? 図書館はもうじき閉まるから過去一週間分のものを今日中に揃えるのは難しいが、今日の分ならまだ売店で買い揃えられるだろう。」何やらパソコンで調べ物をしているホームズの背中にそう問いかけて。
レストレード警部がようやく到着したのは午後8時を過ぎた頃だった。今朝会ったときよりさらに酷く疲れた様子で、彼の痩せた厳しい顔が一層厳しく見えた。
『遅くなってすみませんね。本当はもっと早くお伺いするつもりだったんですが、今日はとても慌ただしかったもので。…これはまだ何処にも発表されていない事で、ちょうどもうそろそろ発表される事なんですが、実は連続殺人事件の新しい犠牲者が出たんです。警察として本当に残念です。…止められなかった。』そこで一旦言葉を切ると、暗い面持ちで言葉を続けた。『連続殺人事件についてはもう既にあなた方はご存知かと思います。無差別なのではという指摘もある程、被害者には共通点がありません。強いて言えばロンドン在住って所ですね。で、新しい遺体が発見されたのは今朝未明のことでして、犯行の手口は今までと同じなのですが一つだけ違うところがあったんです。ダイイングメッセージが残されていたんですよ。犯人の手がかりもまるっきり掴めていないのに新たな謎が出てきて我々はお手上げ状態です。そこで貴方に助言していただければと思ったわけです。』悲痛とも言えるような表情でそう言い。)
(/ なるほど、良いですね‼︎ ダイイングメッセージは是非それでいきましょう。ありがとうございます!
さて、連続殺人事件の手口ですが連続というくらいですから何か統一感を持たせなければですよね。犯人の恋人が頭を強く打って亡くなったので全員撲殺とか、バスの窓のガラス片に見立てて遺体の側でいつも何かガラス製品か が割れているとか、何かバス事故を暗喩するものが遺体の側に置かれているなど、いかがでしょうか。
また、警察がまだ被害者が全員バス事故の生存者だという事に気付いていない段階なので今のところ被害者はアッシュフォード氏含め3〜4人程でしょうか。)
70:
アルバート・ペンバートン [×]
2017-01-12 18:52:25
( カタカタカタ、とキーボードを指で叩きながら液晶画面を前のめりになりながら覗き込む。インターネット上という事もあって嘘か本当か分からない情報がわんさかと出てきた。" ロンドン タワーブリッジ バス事故 "と検索すると最近起こった事故の記事やら全く関係のない電車の事故の記事やらがヒットした。マウスで画面を下にスクロールしていくとそれっぽい記事を見つける。それは"タワーブリッジ付近で起きた悲惨なバス事故の全貌"という記事だった。早速クリックして中を見てみる。2年前に作成されたその記事の中にはこんな事が書かれていた。«20××年○月△日 ロンドン市内にあるタワーブリッジ付近で大きなバス事故が発生した。午後4時28分の事だった。目撃者の証言によると、信号を無視した対向車がハンドル操作を誤り、雨で濡れた道路でスリップし勢いよく衝突、バスが横転したとのこと。衝突した対向車は大破、運転手は奇跡的に命は助かったものの右腕と左足の骨を折る重傷を負った。一方、横転したバスは一部破損、乗客のうち1名が死亡、残りの17名は軽傷を負った。この事故はニュースや新聞でも取り上げられ、大きな話題となった。私はこの事故について独自に調査をしてみた。殆どは新聞などで報道されたような情報しか得られなかったが、当時の被害者であるM.Jさん(仮名)にお話を伺うことができた。(以下、M.Jさんによる証言)『車が衝突してきた時は何が起こったのか全く理解できませんでした。そして、気がつくと私は横になって倒れ、ガラスの破片が頭に突き刺さり、血がどろどろと流れていました。私の友人は隣で気を失っていました。…死ぬんじゃないか、と本気で思いましたね。私の背後で見知らぬ男性が泣き叫んでいるのを聞きました。" K!K!目を覚ませ!死んじゃダメだ! " と…。今もその男性の叫びが頭に残って離れません。後でバス事故のニュースを見て知った話ですが、その女性ただ1人が亡くなってしまわれたとか…本当に可哀想でなりません。』M.Jさんは涙ぐんでそう発言した。今後はこのような悲惨な事故が起こらぬよう、祈るばかりだ。» ここまでで記事の内容は終わっていた。全てを読み終わると丁度ワトソンが多くの新聞を分別し終わっていた。丁寧に付箋も付けられ分かりやすい仕分けに思わず感嘆の声を上げる。「ああ、すまないな。助かるよ。…そうだな、なら頼んでもいいかい?心配しなくとも新聞の分のお金くらいは返すよ。」早速殺人事件の記事に目を通しながらそうお願いすると最後はふ、と僅かに笑いかけながら。
時刻が8時を回った頃に玄関のベルが鳴った。予想していたより大幅に遅い警部の訪問に嫌な予感が頭をよぎる。自室へと招き入れるとソファに座ってもらい、早速本題へと移る。警部の言葉にコクリと頷く。「なるほど…それで、そのダイイングメッセージというのはどんなもので?」そう言うと警部が懐から1枚の写真を取り出して机の上に置いた。写真を見ると " 19 2 12 " とだけ書かれたとてもシンプルなものだった。然しこの数字が何を意味するのか、というのが大きな問題である。『我々としても頭を捻りに捻ったのですが…いやはや、さっぱりで。』お手上げといった表情を浮かべてこちらの目をじっと見つめ、何かヒントをくれとでも言わんばかりの様子。レストレード警部から再び写真の方へと視線を向けるとこのダイイングメッセージのパターンを考え始めて )
( / ありがとうございます!早速ダイイングメッセージを出させて頂きました!ネタバレ?というか私が考えてみた犯人の名前なんですけれども、ショーン(Sean)・ノリントン(Bruno Lynton)というのはどうでしょうか? ノリントンの綴りを検索して最初にBが来たことに驚きまして…笑 割と思いつきにくいかな?と思ってあのメッセージにしちゃいました。笑
なるほど、確かにそうですね!その中なら私的には全員撲殺がハマり役かな?と思いました!
そうですね、それくらいが丁度良いと思います! )
71:
雪彦・H・芳賀 [×]
2017-01-12 23:21:19
いや、新聞代はいいよ。僕に出来るのはこれくらいの手伝いだけだからね。
( 自分のささやかな仕事にホームズがいい反応をしてくれたので微笑んで。彼と出会う前、自分はそんなに頭の使い方が下手な方ではないという自負を持っていたが、ホームズの隣にいるとまるで何もわからない子どもであるような気持ちになる。しかしそれは決して不快な事ではなくて、複雑に絡み合った糸を魔法のように解いてしまうホームズを近くで見られるのは役得であるとさえ思うのだ。そんなわけで新聞を買いに行くことを快諾すると、コートを着込んで近所の小さな商店まで出掛けた。
その商店は日用雑貨やちょっとした食料品の並ぶ無愛想な初老の男が主人の店で、上手い具合に今日の分の各社の新聞が一部ずつ売れ残っていた。レジにどっさり新聞を持って行くと店主は隠そうともせずに怪訝な表情をする。会計を済ませる間、なんとなくレジ奥の小さなテレビを眺めていると急に場面が切り替わりニュースの速報が始まった。『速報です。今日未明、連続殺人事件の新たな犠牲者が発見されました。被害者の男性はーー』その名前を聞きいた瞬間、危うく受け取った新聞を全て落とすところだった。お釣りを受け取ると小銭入れにしまう手間も惜しんでコートのポケットに突っ込み急いで帰路に着いた。)
ホームズ、大変だ!! アッシュフォードさんが……!
( 大量の新聞を脇に抱え、ドアをばたんと勢いよく開けて部屋に飛び入るとひどく焦った様子でそう言い。レストレード警部の方が自分より一足早かったようで、何事かと言いたげに驚いた表情でソファに座っている。テーブルの上には一枚の写真。どうやら既に2人は仕事の話を始めていたようだ。こちらが固まっていると、レストレード警部が口を開いて。『アッシュフォード? もしやあなた方のお知り合いだったんですか? いかにも、ジェド・アッシュフォード氏がこの事件の一番新しい犠牲者ですよ。』彼は苦虫を噛み潰したような表情で続ける。『ちょうど今、彼が遺したダイイングメッセージの謎についてペンバートンさんに相談していたところです。……ペンバートンさん、彼の見つかった状況についてはまだお話していませんでしたね。お聞きになりますか? 』ホームズにそう問いかけて。)
(/ おおお!なるほど!不思議な綴りですねえ、これは混乱しそうでとても楽しみです笑
では犠牲者は全員撲殺、ということでよろしいでしょうかね。アッシュフォード氏の最期ですが、
散々探しても見つからず諦めかけたとき、遂に深夜の街で犯人を待つける⇨ひとけの無い奥まった通りで犯人を説得しようとする⇨一瞬の隙をつかれて鈍器で撲殺される⇨最後の力を振り絞ってダイイングメッセージを遺した
流れとしてはこんな感じでいかがでしょうか。少々無理やりですかね笑
他に案をお持ちでしたら是非お聞かせください…! )
72:
アルバート・ペンバートン [×]
2017-01-13 18:08:24
( アッシュフォード氏の遺したメッセージがどういう意味を持つのかと無言で考えていると、その静かな空間に下の階から慌てたような騒がしい足音が聴こえてくる。するとその足音は自分とレストレード警部のいる部屋へと向かって、それからすぐあとにバタンッと扉が開いたかと思うと"大変だ"と焦りの表情を浮かべたワトソンが息を切らして立っていて。突然の出来事に思考が中断されるのも構わず警部と共に驚いた顔で彼を見つめたまま固まり。それからハッとした様子で警部が苦々しい表情を浮かべて信じられない事実を告げる。「くそ…気がつくのが遅かったか。」小さな声でボソリと呟くと下唇をガリッと力強く噛み、血が滲み出るのも構わず悔しそうな表情を浮かべる。警部の問いかけにyesと答えるとでは、と話を始める。『アッシュフォード氏が見つかった場所はトゥーティングにあるレコベリー通りの人気の無い公園付近でした。第一発見者は散歩途中にたまたま通りかかった一般男性です。アッシュフォード氏の死因は多数の打撲傷から、鈍器か何かを使った撲殺によるものと見られます。前の犠牲者と同じく特に脳内出血が酷いため頭部を執拗に狙った犯行だと思われます。近くには争った形跡もあり、殺される直前にアッシュフォード氏は激しく抵抗していたものと考えられます。』そこで一旦区切ると警部は一度重い溜め息を吐いた。『…遺体が発見された付近に証拠となるものは何も残されていませんでした。恐らく犯人が隅々まで確認して持って帰ったのでしょう。そして代わりにアッシュフォード氏は我々にこのメッセージを遺していってくれたというわけです。全くもって謎ですが…』最後にもう一度溜め息をつくと警部の話は終わった。「なるほど、ご説明ありがとうございます。ではその写真はこちらで預かってもよろしいですか?詳しく分析したいので。」こちらがそう言うと警部は少しばかり表情を明るくさせて『勿論ですとも。』と快く写真を渡してくれた。「それから警部、こちらも少し気になっている事がありまして。3年前に起きたタワーブリッジのバス事故について覚えてらっしゃいますか?」そう問いかけると警部は不思議そうな顔をした。『? ええ覚えてますとも。あれは大きな事故でしたからな。』そうですか、と一言言うと一瞬迷ったものの警部にある事を頼み。「実は警部に当時の事故の生存者リストのコピーを持ってきていただきたいのです。今日中に、と言いたいところですが流石にそれは無理でしょうし…なるべく早く…可能なら明日には。」何故今頃バス事故なのだ、といった疑問を隠しきれていない表情を浮かべる警部を真剣な眼差しで見つめて )
( / おお!そう言っていただけて良かったです。笑
良いですね!その過程でアッシュフォード氏と犯人が言い争っててアッシュフォード氏が気持ちを落ち着かせるために後ろを向いた瞬間背後から襲われる…といった光景が思い浮かびました笑
あ、こちらとしては特にいい案が思い浮かばないので貴方様の案でいきたいと思っております!! )
73:
雪彦・H・芳賀 [×]
2017-01-13 21:06:45
( 信じられない、という気持ちが大きかった。二つの事件が思いもよらなかったところで、最悪の形で交差したのだ。酷い気分だった。新聞の束を机に置くとホームズの隣に腰掛けてレストレード警部の話に耳を傾けて。レストレード警部とホームズの一通りのやりとりが終わったあと、ホームズが話題に出したのはあのバス事故についてのこと。レストレード警部の目が疑問で揺らぐ。
“ホームズの頭の中では二つの事件と一つの事故が何らかの形で繋がっているのだろう”と思う。が、その繋がりは自分には何も見えず、レストレード警部と同様にもどかしい思いで。警部はしばらく迷っていたようだったがホームズの真剣な眼差しを受けて決心したようで『分かりました。引き受けましょう。明日の正午までにリストを持ってお伺いしますよ。』そう言って弱々しく微笑むと疲労の重なった険しい表情で帰って行ってしまった。)
( レストレード警部が帰ってしまうと部屋はがらんとしてさ感じられて。しばらく黙って座っていたが、ぱっとホームズの方を見て「ホームズ、こんなこと分かりきっているだろうけども、自分を責めてはいけないよ。残念な事だけど今日アッシュフォード夫人が君のところに相談に来た時には、彼はもう既に……。」濁した語尾をはっきりと言う勇気はなくて。夫人の泣き崩れる光景が脳裏にはっきりと浮かんで離れない。ホームズを諭す言葉は自分自身に向けたものでもあった。冷静を装ってはいるがかなりの衝撃によって動揺は収まるところを知らないようだった。「人ひとりを医療で救うのは本当に難しいのに、殺すのは至極簡単なんだな」と、目を伏せて半ば独り言のように苦悩を漏らして。)
(/ なるほど!良いですねっ!更に詳しい情報がこれで揃ってきましたね。あと他に何か決めておくべき事はありますでしょうか?)
74:
アルバート・ペンバートン [×]
2017-01-14 09:55:58
( 最終的にこちらの依頼を承諾してくれた警部に感謝の念を述べ、警部が帰っていくのを見届けるとワトソンと共に自室へと戻っていった。もっと早く動いていれば。そんな後悔の念に苛まれ壁に寄りかかって窓の外を意味もなく眺めていた。2人きりだというのに醸し出される空気はどこか暗く、息苦しかった。沈黙が暫く続いたあとワトソンが口を開いた。苦悩を漏らす彼の弱々しい言葉に暫くは黙って聞いていたが、少ししてこちらも言葉を発する。「…ああ、そうだな。こうなってしまった以上、私達がするべき事は次の被害が出る前に犯人を捕まえることだ。」窓の外を見つめる視線を外すことなく自分に言い聞かせるかのように放たれる言葉。僅かに冷たい声色なのは自分への叱責からなのかもしれない。それから暫く焦点の合わない目で外を見ているとぼんやりと先程のダイイングメッセージの事について思考を巡らせ始めた。"19 2 12" たったこれだけのシンプルな数字の羅列。考えられるパターンは色々あるが、そこから絞ってみよう。シーザー暗号ではなさそうだ。レールフェンス暗号でもなさそうだし。というかそもそも英語ではなく数字___英語? 「数字を英語に置き換えるのか?いや、だがそのパターンも幾らか存在するな。一体どれなんだ?」疑問を無意識に口に出すとブツブツと独り言を呟き出して。警部から預かった写真を取り出しやや上に掲げて電気で照らして。それからゆっくりと部屋を歩き出すと再び思考を巡らす。「パイエム…いやそれはないな。それともこれは自己流で考えたのか?」ふと立ち止まり"19 2 12"の数字を何度か反復して読み上げる。「ビルゲイツの暗号という手も考えたが、死の間際にそんなものを考える余裕があるだろうか…もっと簡単でシンプルなもの…そして恐らく自己流のはず。」そこから暫く無言になったあと、ハッとして手に持っている写真を見つめる。「単純過ぎて見落としていたよワトソンくん…これは至極簡単な暗号だ。」ワトソンの方を振り返って半ば独り言気味に告げるともう一度写真の方へと視線を向ける。「答えはS.B.Lだ。」目を僅かに光らせてそう言うと写真を机の上に置き )
( / そうですね!
うーん、殆どは決められたので特に重要なことはないかと!何か決めておきたいことが思い浮かんだらまた相談します!)
75:
雪彦・H・芳賀 [×]
2017-01-14 13:06:45
うん、そうだね。……すると君は、犯人の目的がまだ全て遂行されきっていないと踏んでるんだね? 大変だ。犯人は一体なんの志があって人を殺めたりするんだろう。
( “次の被害”というホームズの言葉に、この一連の惨劇がまだ終わらないという意を汲み取って。純粋な疑問を呟くが口にしてみても答が浮かぶことはなく、言葉は虚しく部屋の沈黙に消えていってしまう。ホームズは沈鬱な表情でじっと窓の外を見つめていた。彼が何か推理を始めたらしい事を悟ると、眠るにはまだ時間が早すぎるしどちらにせよ眠れそうもないので買ってきた新聞の整理を始める事にした。ざっと関連の記事に目を通し、分かった情報をメモ用紙に丁寧に書き出していく。
・最初の犠牲者の名前はアンドリュー・カイン。遺体は彼の勤める商社の駐車場で発見された。
・次の犠牲者はその僅か2日後。名前はアザレア・マクアードル。遺体は彼女の自宅の玄関で発見された。
・三番目の犠牲者は二番目の被害者が発見された一週間後に殺害。名前はチャド・ビリンガム。公園の茂みで発見。遺体がランニングウェアを着ていたところからランニング中に狙われたとみられる。
・何れも鈍器で頭部が執拗に殴られている。
・被害者同士の接点、共通点は無し。
・目撃情報、手がかりとなる遺留物共に一切無し。防犯カメラにも怪しい人物は映っていない。以上から計画的な犯行との知見あり。
そこまで書か終わった時、ホームズの推理もまとまったようで彼は足を止めてこちらを振り返った。
「S.B.L?」眉根を寄せてホームズの言葉を繰り返す。「それが例のダイイングメッセージの意味なのか? ……何かの頭文字なのかな。素直に考えると犯人の名前とか特徴を示している文字列なんだろうけど、アッシュフォード氏はどうしてS.B.Lと書かずにわざわざ数字で書いたんだろう? 」新たに浮上した疑問点にうーんと唸って。事件の概要を新たにまとめたメモ紙を台紙から丁寧に剥がしてホームズに手渡すと「アッシュフォード氏以外の三人の犠牲者と状況は大体こんなところらしいよ。他に僕に手伝えることはあるかい?」と言って。)
(/かしこまりました! 連続殺人事件の他の被害者について大まかに提示させていただきました〜。バス事故の生存者のファーストネームを一文字ずつ数字におきかえたときその数字の若い順から殺されている(ごちゃごちゃ書きましたがこれって要するにアルファベット順ですね)という事にアッシュフォード氏は気づいていて、だから犯人の名前をわざわざ数字で書き遺した…というのはいかがでしょうか。
また真犯人が上手く入れ知恵したために、犯人は初めての犯行にも関わらず完全犯罪になり得るほど証拠も目撃情報もなく監視カメラ網からも逃れられた、というのもいかがでしょうか!)
76:
アルバート・ペンバートン [×]
2017-01-14 17:18:04
ああ、恐らくだが犯人はまだ殺人を続けるつもりだろう。
これは推測というより探偵の直感と言った方が良いな。
( 謎の失踪から始まった依頼だったが、次第に大きな犯罪へと繋がっていくこの展開に感じた恐れと憤りと犯人逮捕への責任を言葉にしたかのように上記を告げながら彼のいう犯人の志についての疑問を同時に考える。「ありがとう。…ふむ、わかり易くて良い纏め方だ。」ワトソンからメモを受け取り褒めながらざっと目を通す。図書館での男性から聞いたようにアンドリュー・カインという男が被害者であるという事実も確認できた。次にアザレア・マクアードルという女性。そして次にチャド・ビリンガムという男性。そして新しくジェド・アッシュフォード。「被害は今のところ4人か。まぁメッセージの意味は犯人の名前を書いているんだろうな。…という事はアッシュフォード氏は犯人と面識を持っていたんだな。夫人に聞けばアッシュフォード氏の友人関係を調べられるかもしれないが…ちょっと気が引けるな。」夫が殺されたというのに夫人に生前の友人関係について無遠慮に聞くのは如何なものかと思うと最後にそう言い足したのち、レストレード警部に頼んだリストがあるからいいかと判断して。「その点については幾つか考えられる事がある。だがまだ確信しきれないから…また追って話すよ。矛盾点や証拠を整理したい。」なぜ数字で書いたのか、という疑問にそう返す。何か手伝えるものはあるか、と聞かれると少し考えてから相手の方に向き直ってこう告げる。「いや、今日はもう休んでいい。随分と助かったよ。…ああそうだ。明日は朝早くに少し出掛けるつもりだから朝食は用意しなくていいよ。」実際に現場に行ってこの目で確かめてこよう、と考え流石に朝早くからは迷惑になるだろうと1人で行くことを告げて。受け取ったメモを机の引き出しに入れるとパソコンを立ち上げ画面を覗き込んではもう一度ワトソンの方を振り返り「おやすみ。」と一言言ったのち視線を画面に戻して思考に没頭していき )
( / 良いですね!計画的なのがよくわかります!!
真犯人の目的は心理を用いていかに犯罪行為に走らせるか、とかそういう感じの人体実験とかでしたら末恐ろしいですね…笑
なるほど!それ良いですね!モリアーティ感溢れる黒幕…!それでちょっと思いついたんですが、警察からも上手く逃れられたのですがある場所で一箇所だけ足跡を消し忘れていた、というのはどうでしょうか?犯人逮捕への一歩に繋がる感じで…! )
77:
雪彦・H・芳賀 [×]
2017-01-14 19:01:48
( ホームズに礼を言われ褒められると気恥ずかしくなって少し微笑んで。この男は遠慮なく物を言う方だが、こちらの嬉しくなるようなこともさらっと言ってのけるので敵わない。“あれ、もしかして手玉にとられてる?” なんて、今更ながらに一つ重要な発見をして。
アッシュフォード婦人が話題に上がると憂鬱な気分が思考力を奪っていく。「たしかに、今頃彼女は相当に取り乱しているだろうね。そっとしておくのが一番だろう。」今朝の彼女も相当な取り乱し様だったが、愛する人の最期を知った今の彼女の絶望と悲しみは計り知れない。想像することすら憚られる。人生で最も経験したくない悪夢の一つだ。
朝食は要らない、という言葉に一度頷くと「わかった。じゃあ僕はうちで留守番しているよ。もしかしたらレストレード警部が早くに訪ねてくるかもしれないし、都合よく明日は一日非番だからね。何かあれば連絡する。……じゃあ、おやすみ」そう言って。彼はまだ眠らないらしい。おやすみを告げるとパソコンの画面と向き合って思索を始めたようだった。ソファから立ち上がって部屋の扉まで向かいドアノブに手をかけたが少し迷った挙句思い直して彼の側まで戻る。上半身を屈め、椅子に座るアルバートの背後からそっと腕を回して抱きしめて。「……邪魔してすまない。少しだけ。」“頼むから無理はしないでくれ”とか、言いたい事は沢山あったが言葉にするのは難しい事だった。ほんの少しの間だけ彼の存在を腕の中に確かめたのち、すっと離れると「ごめん。じゃあ、今度こそおやすみ」寂寥感と不安の混じった目で微笑んで。)
(/ 悪どくて良いですねえ〜っ、ホームズさんにぴったりの好敵手だと思います!黒幕の目的は是非それにしましょう!
おおっ、良いですね。それを目ざとく見つけて淡々と犯人を追い詰めていくホームズさんが目に浮かぶようです!)
78:
アルバート・ペンバートン [×]
2017-01-15 11:59:28
…おやすみ、ユキヒコ。
( 寂しそうで、不安そうな声が背後から訪れる温もりと共に掛けられる。パソコンから目を伏せその腕を右手で優しく撫でると何も言う事はなく。これ以上は望むまいと彼が離れていくのを素直に受け止めると呼び止めることなく、背後で扉か閉まる音を聞いて。その後でふと扉の方を振り返り、彼が居なくなったあとの扉の向こうを見るかのように暫く見つめればそう呟いて。 結局眠りについたのは午前3時のことだった。1時間だけ睡眠を取ろうとベッドに横になったが、やはり調査を進めたいという思いのが脳と身体とをハッキリと覚醒させていた。太陽の明かりのない部屋は暖炉の温もりと灯りだけが頼りで、メモ用紙とペンと懐中時計とカメラとをコートの内ポケットにしまいこんだ。寒さに耐えられそうにないな、と考えればシャツにカーディガンにコートにマフラー、そして手袋をつけ帽子をキッチリと被り冬用のブーツの紐をしっかりと結ぶと自室の扉を開けて廊下へと出た。今頃は寝ているであろうワトソンを起こさないよう足音を立てない程度に歩みを進めて玄関の扉を開けた。辺りはまだ暗く、闇が濃かった。いつの間にか雪が降り始めている事に気がつけば急ぎ足でチャド・ビリンガムが殺害された現場へと向かって行った。公園へ辿り着くと幸運にも雪は全く積もっていなかった。然しこれから積もらないとは限らないので急いで作業に取り掛かった。目的はやはり痕跡が残っていないか確認することだ。遺体が発見されたと聞く茂みへと足を運んだ。辺りにはごく僅かにビリンガム氏のものであろう血痕が残されていた。雑草があちらこちらで踏み倒されているのを見る限り、恐らく逃げようとして抵抗を続けていたのが分かる。ふと土の部分を見ると足跡らしきものを見つけた。確かビリンガム氏は当時ランニングウェアを着ていたとワトソンのメモに書かれていた。この跡はランニングシューズではなく明らかに革靴の跡だった。恐らく27cmから29cmくらいの大きさだ。もう少し跡が残っているはずだと周りを確認すると幸いな事に薄らと足跡が残されていた。同じ人物の足跡だと直ぐに判断できた。次に歩幅を見た。1つ1つが割と離れている事から少なくとも身長は180から185cmまでだろうと推測した。メモ用紙に犯人の特徴として身長と足のサイズを書き込んだあと、懐中時計を見て午前5時になっている事を確認するももうここに用はないと次の場所へと向かっていき )
( / おおっ!賛同頂けて嬉しい限りです!!笑
ありがとうございます!あ、勝手に犯人の特徴とか書いてますけど大丈夫ですかね?私的にホームズのように解決してみたいなと思いましたので…! )
79:
雪彦・H・芳賀 [×]
2017-01-15 19:20:13
( 彼がいる世界が正しいと思っていた。いや、未だにそう信じている。そこに自分の存在は必ずしも必要ではないのだ。
着替えを済ませて冷たいベッドに入り、明かりを消す。 どのくらいの間か、眠れずにいたがようやくうつらうつらとし始めた浅い微睡みの中で隣の部屋の扉がギィと開く音を聞いて。続けて玄関の扉の開閉する音。“やけに早いな” と、深い藍色の暗闇の中でぼんやり考えて一度寝返りをうち、眠りの世界に引き戻す抗い難い力に身を委ねた。
目覚まし時計の音で飛び起きた。デジタル時計の示す時刻は午前5時45分。どうやら午前診療がある日と同じ時刻にアラームを設定してしまったらしい。もう一眠りしようと思ってもどうにも寝付けない。一先ずシャワーを浴びる事にして。その後簡単に朝食を済ませて今朝の朝刊に目を通す。粗方の予想通り、2社とも連続殺人事件の新しい被害者についてあれやこれやと書き連ねていた。ネットも同様で憶測と事実とが混沌と入り混じった情報が際限なく垂れ流されている。目新しい情報が無いと知ると、机の引き出しの一番奥から未開封の煙草を一箱とマッチ、ガラスの灰皿を取り出して。煙草のパッケージは白地に細い茶色の縦縞模様。斜めに描かれた錨とその上には“ARK ROYAL”の文字。片側だけ銀紙を剥がすとカスタードの甘い香りがして。一本口にくわえ、片手で火を覆うようにしてマッチで火を点けると懐かしい香りが広がった。
管理人のバートン夫人は室内で煙草を吸った事を知ったら怒るだろうか。しかしそれも大した問題ではないような気がした。
椅子に深く腰掛けて、紫雲を薫せながらひと時の間だけ“待つ事”を忘れようと努めて。)
(/全然大丈夫ですよ! むしろ、先の展開がどうなるんだろうかと楽しみです!是非自由に動いてくださいね。足跡と歩幅から犯人像を割り出す描写が原作のホームズを彷彿とさせてワクワクしました!
話の流れ上、ホームズさんが捜査に出ている間はワトソンが1人寂しく日常生活を送っているだけの描写が続きますがどうぞご容赦ください…!笑)
80:
アルバート・ペンバートン [×]
2017-01-15 21:54:41
( 次に目指した場所は1人目の犠牲者であるアンドリュー・カインという男性が殺害されたという駐車場だった。相変わらずしんしんとゆっくりと着実に地面に降り積もっていく雪が証拠を消してしまわないかとヒヤヒヤしながら足早に現場へ向かっていく。まず駐車場についてから最初に目にしたのはカイン氏のものだと思われる血痕だった。丁寧に掃除され、もう既に何日も経っていることから発見には時間がかかったが、僅かに赤みを帯びたコンクリートがそれを知らせてくれた。注意深く観察していると遺体が発見されたすぐ横のコンクリート製の少し背の高い塀に、小さな窪みと薄れた血痕がある事に気がついた。窪みと血痕のある位置は自分の目線と同じくらいの場所にあった。先程自室で書籍やパソコン等で調べていて分かった事だが、カイン氏の身長は174cmと少し低めだった。この事から犯人はやはり身長は180cm程度、そして犯行時にカイン氏と争い頭か何処かをこの塀に打ちつけ負傷していた事が判明した。メモ用紙を取り出すと先程の内容に恐らく頭に負傷した形跡あり、と書き加えて。そしてそこからも立ち去ると今度はアザレア・マクアードル____ではなくバス事故の被害者であるミス・クレア・ボスロイドの両親の家を訪ねた。時刻は既に9時を回っていた。ベルを鳴らすと人の良さそうな、にこやかな表情が印象的な清楚な夫人が扉を開けて出てきた。「突然の訪問失礼致します。雑誌記者の者なんですが、実は会社の企画で身の回りで起こった事故についてお話を伺っているのですが…よろしければ何かお聞かせ願えますでしょうか?」少々強引な嘘に怪訝そうな顔を浮かべた夫人だったが、それ以上疑おうとしなかった彼女はすんなりと家へ上がらせてくれた。家の中はスッキリとして無駄がなく、とても綺麗にされていた。自室とは大違いだと密かに思った。ソファに座るように促されれば「失礼。」と腰を下ろす。『うちの人は既にお勤めに行っておりまして…私しか居ないのですけれど、それでも良いかしら?』夫人が珈琲とお菓子を盆に乗せて帰って来ながらそう言うのに対し「ええ、構いません。…ああ、お気遣いなく。」と返して。夫人がソファに座るのを見届けると早速話を切り出す。「まずお名前をお伺いしても?」夫人が言う。『ケイティ・ボスロイドですわ。』「ボスロイド夫人ですね。では早速ですが、貴方の身の回りに起きた事故や事件などを聞いてもよろしいですか?」そう言うと夫人はコクリと頷いて口を開いた )
( / ああ、そう言って頂けて救われました!
ありがとうございます!ではではお言葉に甘えて色々証拠集めに取り掛かりますね!おおっ!それは大変光栄です!!
いえいえ!こちらとしてはワトソンくんの日常描写を見るのがとても楽しくて仕方がないです笑 こちらの方こそ1人情報収集がもう少し掛かりそうですのでもう暫くお待ち下さいませ!汗 )
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