TOP >
1対1のなりきりチャット
自分のトピックを作る
41:
雪彦・H・芳賀 [×]
2017-01-06 02:43:42
( 彼の低くて耳に心地いい声が自分の名前を囁くのは本当に夢心地であった。普段通りのホームズの返しに笑って「はは、まずいな、今すぐ君を熱い湯を張ったバスタブに放り込まなければ。……でも今は、もう少しだけこのままでいてくれ。シャツでもなんでも、君の好きなものをやるからさ」お互いの服越しにアルバートの体温を感じる。自分が触れれば全て壊れてしまうだろうと信じてやまなかったというのに。だからこれは夢だ。目が覚めればこの温もりも幸福も泡と消えるだろう。そう思えば悲しい気分に沈んで。その時、耳元でアルバートの苦悶に満ちた囁き声がして。はっとして預けていた身体を起こすと相手の目を真っ直ぐ見つめ。視界の靄は幾分か晴れてきて頭も少しずつはっきりして来たように思う。そうして一つの可能性が頭をよぎった。もし、…もしこれが夢でなかったのなら?
「君が謝るのが何故なのか僕にはわからない…。でも、もしかして君は…ああ、いや、でもあり得ないよ。これは夢に違いないんだ。君が僕と同じ気持ちだなんてそんな事」
かなり困惑した様子でそう言い、暫くの間黙り込むと再び口を開いて「君は治癒能力を高める薬だと偽って望み通りの幻想か夢を見せる薬を僕に飲ませたんだろう? 僕の推理は間違っているかな、ホームズ」そう言うとまだ残る薬の効果と自暴自棄になってきたのとで相手を抱き寄せ)…僕は自分で思っていたより君に心底惚れていたらしい。夢から覚めるのが辛いよ。
(ささやく声でそう言い。)
42:
アルバート・ペンバートン [×]
2017-01-06 18:01:22
( 目を閉じてしまえば肌の温もりとお互いの息遣いだけを感じる。いつから彼に対して特別な感情を抱くようになったのだろうか。こうして触れているだけで胸がギュッとなって苦しかった。自分がそう謝ってすぐにハッとしてこちらを見つめる相手。困惑しているその表情は、今のこの現状に驚いているからだろうか。それとも、今抱いている感情が薬によって出来た偽りのものだと分かったからだろうか。そんな不安を抱いていると突然抱きしめられて驚きの表情を浮かべる。まだ薬の効果が残っているらしい。「…すまないユキヒコ…いや、ユキヒコと呼ぶのも厚かましいのかもしれない。ワトソン、許してくれ。君は薬の効果が切れたらきっと私を軽蔑するだろう。偽りの感情を芽生えさせた私と、きっと縁を切るだろう。それでも私は、偽りでも良いから この瞬間を望んでいたのだ。」僅かに震える声を振り絞ってそう悲しげにポツリと告げる。「本当にすまない。…君が夢だと思っているならそれで良い。だからこれも、夢だと思ってくれ。」そう言うと首元に埋めていた顔を離してしばらく相手の顔を見つめたあと、一瞬唇にキスをしかけたものの躊躇したのち額にキスをして )
43:
雪彦・H・芳賀 [×]
2017-01-06 22:21:18
弱ったな。僕は“なんでも好きな幻覚が見られる薬” を飲ませたわけじゃなさそうだね。一体、僕が君を軽蔑するってどう言う意味だい? どうしてそんなに悲しい顔をするんだ。
( 腕に抱いた相手がこの上なく不安定な感情の元で心を揺さぶられているらしいことを感じ取ると、未だ魅惑的な睡眠欲と不思議な頭の中の靄が思考を邪魔する中で彼の不安と悲しみとをどうにか取り除こうとして。自分に彼ほどの観察眼と推理力があれば、もしくは心理学でも修めていれば何か少しでも手がかりが得られただろうか。困り果てて彼のくすんだ栗色の癖っ毛を梳くように指で撫で。
夢と思ってくれ、と彼は僅かに震える声でそう言って、
ーーー信じられないことに額にキスをくれた。突然の事に驚いて彼の事を見つめていたがはにかんで心底幸せそうに微笑んで。いつの間にかぽかぽかと温まった手で彼の頬に触れると)これが夢じゃなくて現実だったらどんなにかいいだろうね……。
( 語尾が小さくなっていったのは急にまたあの強い睡魔が襲ってきたせいで。瞼が重たく、視界を遮る。ふらふらと立ち上がると再びアルバートの指先に口付けて )
…すまない、睡魔に勝てそうもないよ。おやすみ、アルバート。
( 名残惜しげに手を離して覚束ない足取りで自室へ向かい。そのまま自室のベッドに倒れこみ深い眠りの世界へとおちていく)
( それから数時間が経って目を覚ました時、一番に頭に浮かんだのは果たしてあれが本当に夢だったのか否かについての重大な問題だった。夢にしては妙にリアルすぎるし、しかし現実だとしたらとんでもなく恥ずかしいことを山ほど口走り行動に移してしまった気がする。まずい。非常にまずい。そして何より!アルバートに僕の気持ちがバレてるじゃないか!!うわあと叫びたくなるのを堪え飛び起きるとホームズの部屋まで行きノックをして)
……ホームズ、いるか?
( 強張った声で部屋の中の相手に問いかけて )
44:
アルバート・ペンバートン [×]
2017-01-06 23:47:42
( なぜ悲しい顔をするのか。そう問いかけた言葉に戸惑って答えられずにいた。その代わり弱々しい笑みを浮かべて彼を見つめた。彼の手によってされるがまま撫でられていると心地よさに思わず睡魔が襲ってくるような感覚がして。キスをすると驚いたような表情を浮かべるも、すぐに微笑みを浮かべる彼。ああ、なんて愛おしい表情をしてくれるのか。この表情を見せてくれるのも今だけなんだろうね。悲しさよりも愛おしさの方が上回ったように思った。愛おしそうに見つめながら両手で相手の頬を優しく撫でる。相手の言葉に"これが偽りでなかったら、と私も思うよ。"と声には出さず心の中で呟いて。すると突然ふらふらとし始めた相手を心配して身体を支えようとするも、自力で立ち上がり自分の指先にキスをした後自室へと向かっていく後ろ姿を見つめる。扉が閉まるのを見届けると共に「おやすみ…ユキヒコ。」と小さな声でポツリと呟いた。暫くその場に立ちすくしたあと、はぁ、と大きな溜め息をついてソファの上に横になった。___なんと言って言い訳すればいい。いや、真実を言うべきか。それとも、夢を見ていただけなんじゃないか、とシラを切るべきか。 まず考えたのがそれだった。もう彼に会わせる顔がない。どう接すればいい。苦悶に満ちた表情を浮かべてグルグルと回る思考を止めるかのように頭を抑える。___罵倒されるかもしれない。それも当然だ。私は彼に偽りの感情を与えた。恐らく、抱きたくもないであろう感情を。 とても落ち着かなくてソファから身を起こして立ち上がると部屋中をグルグルと歩き回った。それからまたソファにストンと腰を降ろし、指先を合わせて考えるポーズを取ったりした。何をどういうパターンで考えても結果的に訪れるのは"ワトソンからの罵倒" 又は "縁を切られる"という最悪の事態だけだった。不安に押し潰されそうになって顔面を蒼白させる。あれこれ考えているとドアのノックと共に彼が自分を呼びかける声が聴こえた。びくっと身体を震わせ、やや躊躇ったあとに「…あ、ああ、ワトソン。いるよ。」と震えた声で返事をして )
45:
雪彦・H・芳賀 [×]
2017-01-07 01:25:59
……………。
( 少々戸惑いの混じった相手の返事がいよいよあの出来事が自分の頭の中で起こったことではない事を裏付けて。軋む扉を開けたところでなんと切り出して良いのか分からず無言で相手をみやる。相手はいつものようにソファの上にいた。いつもと違うのは彼の顔色が真っ青であると言う事だ。実は一つだけ期待していたことがあった。それはアルバートの想いも全部含めて現実であること。しかし真っ青な彼の表情から察するに恐れていた事態が起こってしまったようだ、と地獄にでも落ちる様な感覚がする。アルバートのあの行動や優しい言葉はおそらく都合の良い夢によるものなのだ、と。そして彼は今怯えているのだろう。親友と信じていた男から予想だにしない形で裏切りを受けたのだからそれは当然だ。自分が眠っている間にさっさと荷造りをして姿をくらまさなかったのが不思議なくらいだ。いっそあれは全部冗談なんだと偽ろうかと思ったがそれは出来なかった。たとえ嘘でも言えやしない。 “君のことを好きだと言ったのは偽りだ” なんて。
たっぷり60秒間はお互いに無言の時間が続いたように感じる。ゆっくりソファの側まで寄ると鉛のように重い口を開いて。どうせ既に壊れてしまった関係なら、 本当のことを打ち明けても差し支えないはずだ、と。 「すまない。驚いただろう。しかし本当のことだ」すうっと小さく息を吸い哀しく微笑むと心の中で愛しい人にさよならを言って。)
僕の想い人は君だよ、アルバート。
( こんなことを言っても彼を困らせるだけだとは分かっていたが。これはこれから葬り去る自らの恋慕の情へのせめてもの餞けだった。 )
46:
アルバート・ペンバートン [×]
2017-01-07 08:01:03
( 扉が開かれると同時にどんな罵倒をされるのか、と怯えていたが予想に反して彼は押し黙っているだけだった。もしかすると呆れ果ててものも言えないのかもしれない。暫く痛い沈黙が続いて呼吸をするのもなんだか苦しくなっていく気がする。何か切り出そうか、そう思うもののなんと言ったらいいのか分からず結局その口をキュッと真一文字に結ぶだけで。"君は最低の人間だ。" "親友だと思っていたのに。" "君とはもう絶交だ。" どんな雑言罵倒をされても傷つかないように、と自分で予め酷い言葉を心の中で浴びせる。それでもこれから彼に言われるのだと思うと心底気分が沈んでいくのだった。そんな事を沈黙の間に考えていると、多くの予想とは遥かに違う、意外な言葉を耳にした。あまりにも意外すぎる言葉に一瞬フリーズし、きょとんとした表情で相手を見つめる。____まだ薬の効果が切れてないのか? 自分が作成した惚れ薬の効果は恐らく長くても2、3時間程度だ。彼に飲ませたのは通常よりも少なめの量であったはずだから効果はもって1時間程度だろう。強力なものを作ってしまったのだろうか。そんな疑問が頭をよぎる。困惑した表情を浮かべたまま相手の表情をじっと見つめる。____焦点は合っている。ぼーっとしている様子もない。顔の火照りもなさそうだ。 「…? まだ私のことが好きなのか?」疑問をそのまま口に出す。然し口に出したのはいいものの、何故彼がそう言うのか全く分からなかった。冗談かとも思ったが、こんな時に冗談を言うワトソンではあるまい。すると、ふと一つの可能性に気がつく。___彼の言っている事が本当なら? そう思うと同時に目を何度かぱちぱちさせ、顎のあたりを右手の指の腹で撫でる。謎が解けた時によく無意識にする行動だった。先程の可能性は妙に腑に落ちる所があった。まさか、とは思う。然しこの可能性に賭けてみても良いのではないか、と考える自分もいた。ソファから立ち上がるとゆっくりと窓際へ歩いていき、じっと外を眺める。「…ワトソン。もしかしたら私は、重大な勘違いをしていたのかもしれない。」そう言うと再び顎に手を当てて )
47:
雪彦・H・芳賀 [×]
2017-01-07 09:28:05
( てっきり彼は自分の言葉を聞けば鋭い眼光で冷ややかに見つめ、不快そうな表情でもしてみせるだろうと身構えていたので彼がきょとんとして押し黙っているだけなのには拍子抜けした。しかも彼の口から出たのは非常に不可解な言葉であった。彼の言う“まだ”とは一体どういう意味なのか? 薬と僕の言った言葉となんの関係かまあるのか? ホームズ流を模して自分なりに考えて見たが結局何も思いつかず眉間にしわを寄せ怪訝な表情でホームズを見つめて。「“まだ” もなにも“ずっと”さ。昼に必要悪の話をしたが白状するとあれは君への想いから犯してしまった事なんだよ。僕の言っている事が冗談でもなんでもないとこれで分かるだろう」
一つ分かったのは彼が何かしらの結論を出すためにその観察眼を発揮し推理に没頭しているらしい事だけだった。彼は事件の糸口を探し出して思索するときにいつもするようにじっと注意深く自分を観察し、そうして一つの結論に至ったらしいことが彼のいつもの癖で分かった。こうなってしまった以上もう共同生活は続けられぬことは決まっていたが荷造りという予期していなかった憂鬱な予定に取り掛かるのは彼の結論を聞いてからでも遅くはないだろう。もっともこの一連の自分にとっては事件とも言える出来事はいつものように文章にして発表なんぞ出来やしないが。彼が音もなくたちあがって窓際へ行き顎に手をやるのを見ていよいよ彼が何か話す気になったのだと悟ると小さく溜息をついて )
そろそろ僕に種明かしをしてくれよ。あの薬はなんだったのかとか、君の言動の真意とか。もう君は僕の秘密をほとんどみんな知ってるはずだ。僕は心身ともにボロ雑巾並みだけど。
48:
アルバート・ペンバートン [×]
2017-01-07 11:02:42
( まず第一として、惚れ薬の本当の効果を考えた。あれは確かに被験体に対して恋心を芽生えさせる事が出来る。実を言うとそれはマダムカルキンに対してこっそり使わせてもらったので実証済みなのだ __未使用のミス・コリンズから来たのは予想外だったが__。そしてもう一つ、隠された効果があったのだ。"感情の爆発"。これは自分でも気がつかない効果だった。何しろ、まさかそんな事が起こるとは思ってもみなかったからだ。自分で気がついていれば、と思わず眉に皺を寄せて。"ずっと"、"君への想い" という単語にずっと外へ向けていた視線を不意に相手へ向ける。やはり、そうなのか。自分の中で出した答えは殆ど正解なのだと確信していた。そう考えると思わず笑いが漏れる。「ふ…ふふっ…くくく…っ…そうか、そうなんだな。ワトソン、分かったよ。どうやら私と君は、本当に大馬鹿者同士らしい。」抑えようと思っても止まらない笑いに、少しでも抑えようと口元に手を当てる。そして軽く咳払いしたあとようやく笑いが収まり、彼の質問に答える。「そうだな、大いなる結果の前に、君の質問に答えるとしよう。」そう言ってまるで事件を解決する時のように腕を組んで部屋の中をゆっくりと歩き回り始め。「まず、君に飲ませた薬の事だ。あれは私が君に秘密で作成し、完成させた"惚れ薬"というものだ。…名前が有りきたりなんて意見は聞かないぞ。…効果は2つある。一つは、被験体に対して"恋心"を芽生えさせるというもの。君は先程、ミス・コリンズとマダム・カルキンから手紙が来たと言っただろう。あの2人のうち…マダム・カルキンのみだが、実は前にこっそりこの薬を使用させてもらったのだ。効果はご存知の通り、実証済みだ。」ここで一度一息つくと、今度は相手の方を振り返ってまた話し始める。「…そしてもう一つ。これは、私自身も気がつかなかった重要な効果だ。…"想い人に対する感情の爆発"。この効果は君自身が先程実証してくれた。普段は心の奥底にしまってある事でさえ君は理性で考えるより先に行動に移した。私はこれを、惚れ薬の前者の効果のせいだと勘違いしていた。だが、違った。君は後者の方だったのだ。」言葉にしていくともっと明確に状況を理解していっている事に気がつく。ゆっくりとした足取りで相手に近づいていき、一定の丁度良い距離で立ち止まる。「それから、私の言動の真意だが…君の言葉を借りると、冗談でもなんでもない。私の本心だよ。」そう言って微かに微笑む。「以上の事から、私はある一つの結果に辿り着いた。…というか、確信した。私達は簡単に言えば、あー…そう、両想い、というわけだ。」最後の最後に照れが出たのか、少しはにかんで鼻を擦り、僅かに赤らんできた顔を背けて )
49:
雪彦・H・芳賀 [×]
2017-01-07 18:38:09
( 彼はついに1人で結論にたどり着いたらしく、くつくつと笑う。自分はというと初めから終わりまで全てにおいてさっぱり訳がわからないし、何よりこの人生の末路まで隠し共に心中しようとしていた想いがよりにもよって当の本人にすっかりばれてしまい喪心者同然であった。ロンドンでの気ままな暮らしももう既に思い出のようで、懐かしい日本行きの明日の航空券は今からでも取れるだろうかと虚ろな目で考えて。安楽椅子の肘掛けに腰掛けると憮然たる面持で、彼の笑う気がすむのを辛抱強く待つ。軽い咳払いの後、ようやく導き出した結論を教えてくれる気になったのだと踏むと顎に手をやり彼の言葉を待った。それからは驚くべき事実がつらつらと彼の口から語られた。あのワインレッドの液体の正体が惚れ薬と知るとやや呆れたような顔つきで相手を見遣り。マダム・カルキンに盛ったと知ったときは思わず「ホームズ!」素っ頓狂な声が出た。そういえば、と頭の片隅に追いやっていた記憶を思い出す。ホームズを初めて紹介された時、紹介してくれた男は “研究によって正しい知識を得るためなら新発見の植物性アルカロイドを親しい友人にちょいと一服のませてみる、なんてこともしかねないような人物” と、ホームズのことを説明していた。その時はまさかと笑ったが今は全くと言っていいほど笑えない。…惚れ薬と知らなかったとはいえ自らすすんで飲んだようなものではあるが。
彼がある距離で歩みを止めたことに気づいてうな垂れていた顔を上げて。それからの彼の言葉は理解するまでに少々時間を要した。“本心” “両思い” という言葉を10回は頭の中で反芻した。「まさか。だとするとあの出来事は君の言動も含めて全部現実だと言うのか?」雷に打たれたみたいに顔色を変え、譫言のように上記を述べて。そして不意にギロリとホームズを睨むと立ち上がって彼に詰め寄り「大体君が惚れ薬なんぞを僕に盛らなきゃ、僕も君もあんな思いをせずに済んだんだ!君のあの悲しそうな顔、僕は忘れもしないぞ! 惚れ薬を使わなければならない程僕は君からすると冷たく見えるような人間だったのか!? 」彼の事をそう叱って。一通り言いたいことを言ってしまうとついと目を逸らし。「……でもこんな事でもなければ僕は君への想いを胸中にしまい込んだままだったろう」再び彼の目をじっと見つめると彼の腕を引き寄せてキスをして。)
……君は僕に惚れ薬を盛ったんだからこれくらいの事で怒れないだろうね?
( ふっと意地悪く笑ってそう言い )
50:
アルバート・ペンバートン [×]
2017-01-07 19:46:26
あ、あー、すまない。いや、そうじゃないんだ。
…君は僕をあくまで"親友"としてしか見ていないと思っていたものだから…。
( 不意にギロリ、と鋭く睨まれ思わずびくっと身じろぎすると、突然の叱責に先程の自信満々な姿勢はどこへやらショボンと項垂れるようにボソボソと小さな声で上記。語尾になるに連れてどんどん声量が小さくなっていくのは反省とバツの悪さからか。すると突然腕を掴まれ、彼の方へと引き寄せられたかと思った瞬間唇に柔らかな感触がして。一瞬、何が起こったか分からないままフリーズしていると彼の顔が非常に近いところにある事に気がつく。悪戯っ子のように意地悪い笑みを浮かべる相手を見てようやく何が起こったのかを理解するとじわじわと身体が熱くなってくるのを感じる。ふと照れ臭そうに微笑んで腕を背中に回し首元に顔を埋める。「ああそうだな。これじゃ怒れない…次からは君に気づかれないように盛ることにするよ。」本気とも冗談ともとれるような、笑いを含んだ言い方でそう言う。服越しに伝わる彼の体温がとても心地よかった。最初から私達は想いが通じ合っていたのだ。そう考えるとまた、幸福と安心感で心が満たされていく。「ユキヒコ、はっきり言おう。私は君の事が好きだ。」ちゃんと言葉にして伝えなければ。ふとそう思って彼に気持ちを伝えた。彼を抱きしめる腕にキュッと力が入る。奈落の底から一気に天空へと上がったような、最高の気分だった。あれだけ悩んでいた事が今となってはなんだか馬鹿らしく感じて。ふふ、と思わず笑いを漏らす。すると突然パッと首元に埋めていた顔を上げて相手の顔を見つめれば「…私だけされるがままなのは如何なものだろうか。」なんて呟けば相手の両頬を両手で包み込むようにして固定し、相手の唇に自分の唇を押しつけるかのような、不器用ながらも熱い口づけをして )
51:
雪彦・H・芳賀 [×]
2017-01-07 21:42:08
( アルバートに抱きしめられると珈琲のような彼の香りがした。夢だと思っていたあの時と同じ香り。しかし感覚を麻痺させ思考力と自制心を低下させるあの靄が今はもう無いため、あの時よりも更に彼が近くに感じられて。“ああ、思っていたよりもマズイなこれは。” と1人そんな事を思いながら応えるようにそっと彼の背中に腕を回し、身体を此方に預ける彼を愛おしく思う。今まで親友という呪縛のもと心の奥底に気持ちを封じこんでいたがその呪縛が失われた今、自分が彼に溺れていくのを自覚する。彼が “次からはは気づかれないように盛る” と、冗談か本気かわからないことを言うのでどうにも可笑しくて、「アルバート!」なんて叱ってみたがその声は笑い混じりで。
彼の口から好きだという言葉を聞く日が来るとは夢にも思わなかった。しかも相手が幸せそうにしているものだから尚更の事である。案の定、というかそれをも通り越してもはや必定だが破壊力は抜群で息を飲んで固まり。彼が突然ぱっと顔を上げたので何事かと思っていると少し不器用な彼なりの愛し方を知った。唇の感触がまるで線香花火のようにばちばちと脳内を貫く。どうしようもなく愛おしくなって少々強めの力で片方の手首を掴むと背中を抱え込むように腕を添えてぐいと押さえ少し仰け反らせるような形で抱きとめて。)
僕は惚れ薬の効果があったときは大層しおらしかったかもしれないが、素面のときはそう優しくないよ。君はどちらがお好みかな。
( ふふ、と心底楽しそうに(但し純粋にではなく、腹黒さを多量に含んでいるが)微笑みそう言って )
52:
アルバート・ペンバートン [×]
2017-01-07 22:59:25
( 叱られているというのに全く顔に浮かべた笑みは崩れることがなかった。笑い混じりだと全く威力が無いな、なんて心の中でそう呟き。あまりにも幸福すぎるこの時間に、本当は夢でも見ているんじゃないかと錯覚する。然しこの肌の温もりや、唇の感触や、目の前で優しい笑みを浮かべている彼の存在が、これは現実なのだと自覚させてくれた。自分がキスをすると突然ぐいっと抱きとめられ、思わず腰を反らせる態勢になる。あれ、本来の彼はこんなにも積極的なのか。なんて思う暇もなく気がつくと若干腹黒さを含んだ笑みを浮かべた彼の顔が近くにあった。先程の純粋なワトソンは何処へやら。驚きの入り混じった表情を浮かべるも、彼のそんな質問に苦笑いしながら「いやあ、私はいつものワトソンで頼みたいかな。」なんて言う。まずいぞ、ワトソンって腹黒い一面も持ってたのか とやや丸め込まれている感じのこの状況になんとかしなくては、と考える。いや、というかこの態勢が若干恥ずかしいのだ。腰を反らせてなんだかヘタレているみたいだ。「…まぁ確かに素面の君も積極的でとても魅力的だが…薬を含んで本心をぶつけてくる君は何倍も可愛らしかったよ。あー、なんだったかな。"もっと僕の名前を呼んでくれ"、"君は僕にとって大きな存在なんだ" とかなんとか…」わざと考えるポーズをとってそうやって冗談混じりにからかい )
( / またまた背後から失礼致します!
お互いの想いが通じ合っておめでた♡← になったところで
そろそろ事件なども組み込んで行きたいなと思っているのですが、↑の出来事から何日後とか何週間後とか時間は進めますでしょうか?事件内容とか相談しつつそちらの方も決めていきたいです! )
53:
雪彦・H・芳賀 [×]
2017-01-08 00:33:47
…ふっ、あはは。すまないね…君があんまり素直だからつい、押してみたらどうなるのか気になって。…それにしても僕は幸せだな。いつもの僕が良いなんてさ。ふふふっ、良いことを聞いたよ。ああ、いや、本当にすまない。
( 彼がたじろいでいるのを見てどうしても堪えられなくなってぴんと張った綱がぶちりと切れたように急に笑い出して。ぐいと彼を引き起こすと「でもね、今のは大袈裟過ぎる演技だけども僕が多少荒っぽくて腹の黒いのは恐らく本当だよ。なにせ長年叶わぬと信じて恋心を数え切れないくらいに殺していたし、僕はこんな形で人を好きになった事なんてないんだ。気をつけるけど、大目に見てくれると嬉しいね」まだ少々可笑しくてたまらないといった声音と表情を残したままそう言って。しかしどうやらホームズもただ黙ってやられる様なタイプでもないようで。耳の痛い反撃に思わず顔に熱を帯びて、うっ…と呻き声を漏らし。「……もう寝る。あー、煙草吸って寝るぞ僕は。禁煙なんぞ知らん!」照れ隠しでムスッとした様子でそう述べて。)
( / おめでた!笑 違いありませんね笑
こちらもそろそろ事件について相談したいなと思っていたところでした。そうですね、数日後くらいでいかがでしょうか。
事件についてですが原作の事件を少々現代風にアレンジして使うのがやりやすいかなとぼんやり考えておりました。主様は何かご希望はございますでしょうか)
54:
アルバート・ペンバートン [×]
2017-01-08 14:31:06
ああ、全く。ほんと、君には敵わないかもしれないな。
( 大笑いする相手にムッとするもすぐにこちらも釣られて笑い上記。"かもしれない"なんて付けたのはほんの少しの強がりで。顔を赤らめ、ムスッとした様子でそう言う彼。あまりの可愛さに思わずふふ、と笑ってしまえば口元抑えながら「あー、すまない。怒らないで。…ふふ。」と終始笑い混じりに謝った。
あれから数日が経ち、毎日浮かれた気分で過ごしていたところに1人の依頼人が私たちの元へ訪ねてきた。ワトソンとの折角の2人きりの時間が、なんて内心思いつつ"エマ・アッシュフォード"と名乗る彼女が纏う重苦しい雰囲気にすぐ様探偵としての血が騒いだ。自室へ招きソファへと座らせると自らも目の前のソファに座り、彼女の話を聞こうとまずは真剣な眼差しで見つめ )
( / それなら良かったです!丁度良いタイミングで…笑
私も数日後にした方がやりやすいと思ったので、ちょっと無理やりだったかな?と思ったのですが早速時系列を飛ばして依頼人を作り出しました!この依頼人はお好きなように動かしちゃって下さいませ。
なるほど!それもイイですね。こちらはオリジナルで考えたり、他の推理系作品等からアイデアを貰ってやっていくのも面白いかなぁと思っておりました! )
55:
雪彦・H・芳賀 [×]
2017-01-08 16:01:35
( それからの日々は穏やかで夢でも見ているようだった。しかし我々は1人の女性によって現実に引き戻される事となる。その女性は素人目にも分かるほど何かを思いつめていた。落ち窪んだ眼光は鈍く、暗く、その目の下のクマがおそらくここ数日の不眠不休の結果なのだろうとなんとなく想像がつき。エマ・アッシュフォードと名乗ったその女性は20代後半か30代前半でひっつめ髪にした亜麻色の髪ときっちりとした身なりのご婦人で、生真面目そうな人だとは思ったが、自分にはそれ以上の情報は得られそうにないと悟って。普段のほとんどの依頼人はホームズの横で突っ立っている自分を見て声に出さないまでも出ていって欲しそうな視線を飛ばすのだが、彼女は気にも留めていない様子でホームズをじっと見つめていた。
『こうしてお伺いしたのは貴方のお力を信じての事です』そうミズ・アッシュフォードは切り出して言葉を続け『実は5日前に失踪した私の夫を探して欲しいんです。警察にも行きましたが家出と見なされて相手にしてもくれなくて…ほら、最近巷では連続殺人の話題でもちきりですから、警察も忙しいのでしょう。でもあの連続殺人事件に比べたら事件性は低いかもしれませんがこれは家出なんかじゃないんです。事件なんです』彼女の言葉を聞いて最近紙面を騒がせている連続殺人事件を思い出し。『何故と言われると女の勘だと答えるほかないのですが、強いて言えば失踪した晩に夫の部屋が散らかっていたんです。荒らされたのか夫が自ら散らかしたのかはわかりませんけど』そこで視線をミズ・アッシュフォードからホームズに移し、彼はどんな反応を示すだろうかと様子を伺い )
( / 場面転換ありがとうございます!お言葉に甘えましてとりあえず動かしてみました。オリジナルやアイデアを貰うのとても良いですね!今回は初回ですし試験的に色々盛り込んでみるのはいかがでしょうか。
夫の失踪事件と連続殺人事件が実は関連していて…という構成をざっくりと提示させていただきました。
その詳細ですが
・夫は連続殺人事件を止めようとしていた
・連続殺人事件の犯人と夫が知り合いで、次のターゲットは自分だと悟った夫が姿をくらました
・連続殺人事件の犯人が実は夫
などなど、色々と考えてはみたのですが主様のお考えをお聞きしたいなと思っております!)
56:
アルバート・ペンバートン [×]
2017-01-08 18:24:45
( 静かな視線で彼女を見ながら両手の3本の指先を合わせ、口元に持っていく。話を聞いている限りでは特にこれといった重要そうなフレーズも出てこない。強いていえば考えられるのは彼女の夫が既に殺されているか、監禁されているか…という事だけ。まぁ今の時点ではあまり断定できないのだが。「なるほど…最後にあなたの夫を見たのは何時でしたか?日付や場所や…なるべく細かくお願いしたい。」不安や不眠からか、微かに身体を震わせている彼女が顔を上げてこちらの言葉にゆっくり小さくコクリと頷くと、暫くしてから口を開いた。『はい…私が最後に夫を見たのは失踪した前日の真夜中でした。夫は仕事柄、いつも夕方の6時には家に帰ってくるのですけれど、その日は違いました。なかなか帰ってこない夫を心配して、私はリビングで1人待っておりました。すると夫が何やら慌ただしい様子でうちに帰ってきたのです。…確か、12時半過ぎだったかしら…。私がどうしたの、心配してたのよ、と声をかけると夫は止めないと、止めないと、という言葉だけ繰り返して、まるで私が見えていないみたいにそのまま自分の部屋へ籠ってしまったんです。』そう言い終えるとアッシュフォード夫人は両手で顔を覆い、糸が切れたように泣き崩れてしまった。その様子を見てソファから立ち上がり、彼女の隣に座ると背中をよしよしと撫でる。泣きつつも彼女は何があったのかを知りたいのか、嗚咽を漏らしながら話を続ける。『っ…わ、私…そのまま寝てしまったの…っ!朝起きた時には、夫の部屋はもぬけの殻で…っ…一体何があったのか…分からなくて…っ』そう言う彼女に慰めの言葉をかけようと口を開く。「…辛かったでしょう。気持ちは痛い程にわかります。」静かに語りかけるような声色。____それにしても。と心の中で言葉を続ける。"止めないと"、とは一体どういう意味なのか。難しい顔つきになり、情報を集める必要があるな、と考え )
( / いえいえ!素晴らしい動きで驚きました!笑 物凄く繋げやすくて助かりました。笑
事件内容の提示ありがとうございます!
そうですねぇ、では一番初めと2番目を少し合わせて、
夫と犯人は知り合い→犯人とアッシュフォードの間に何らかの確執があった→夫は次のターゲットが妻だと知る→そしてそれを止めようとしていた→けど何らかの理由で妻から離れないといけなくなり失踪
なんてのはどうでしょうか?? あ、犯人の背後に真犯人とかが居ても面白そうですね!笑)
57:
雪彦・H・芳賀 [×]
2017-01-08 20:30:42
( ホームズはいつもの調子で両の手の指先を口元でつきあわせ静かに彼女の話を聞いていたがアッシュフォード夫人が堰を切ったように泣き出してしまったのを見ると彼女の隣に座りなおしてその背を撫ぜ、慰めた。
御婦人の泣き顔はどうにも気持ちがざわついて仕方がない。机の上の書類や手紙や新聞、薬品の山の中からどうにかティッシュの箱を探し当てると彼女に差し出して。彼女が震える手で何枚かティッシュを受け取り、ホームズが静かに語りかけるような声音で彼女に慰めの言葉をかける。なるほどこういった彼の無意識の行動によって世のご婦人方はこの探偵に惹かれるのか、とこの場ではやや不謹慎ながらもここ最近の謎がひとつ解けて興味深げな表情をし。ホームズの邪魔はするまいとすっと身を引いて窓際の椅子に腰掛けて。
しばらくするとようやく落ち着いたアッシュフォード婦人が涙声でまた話し始めた。『…夫は小さな出版社勤務の真面目な人で、酒も嗜む程度ですしギャンブルも女遊びもしません。友人も時々週末に飲みに行く親友が数人いるだけで、決して恨みを買うような人ではないのです。……でも、胸騒ぎがおさまらなくて…何かに巻き込まれて…もしや、こ、殺されたのではないかと心配で夜も眠れないんです』彼女は思いつめた表情であった。)
(アッシュフォード婦人との今日の面会は上記の通りだった。面会中は遠慮して黙っていたが彼女が帰って2人きりになった今、ようやくホームズに話しかけて)
それで何か分かったかい? 彼女の思い込みとも言えるかもしれないけど、女の勘はこういうときにはよく当たるから馬鹿にできないね。
(/そう言っていただけてとても良かったです!笑 場面展開サクサクやっちゃいましたが大丈夫でしたでしょうか…。
おおおなるほど、とてもうまい具合に繋がりましたね、素晴らしいです!ありがとうございます!
エマ・アッシュフォードと犯人の確執について候補を考えてみました。
・過去になんらかの事故(バスの事故等?)があり、犯人の大事な人だけが亡くなった。犯人はその人だけが犠牲になるのは間違っていると信じ、事故の生存者を全員殺そうとしている。夫は犯人の親友で、アッシュフォード婦人が事故の生存者のうちの1人だということに気がつき犯人を止めようとしている。
・アッシュフォード婦人の父親は医師であり、犯人の肉親の手術よりも娘の手術を優先したために犯人の肉親が亡くなった。犯人の目的はアッシュフォード婦人の殺害だが捜査を撹乱するために連続殺人に見せかけている。
ぱっと思いついたのはこんなところですが、いかがでしょうか。真犯人というのも面白そうですね!犯人に入れ知恵をして焚きつけた奴がいて…みたいな感じですかね笑)
58:
アルバート・ペンバートン [×]
2017-01-08 22:40:57
( 涙をハンカチで抑え、悲しそうな表情を浮かべながら帰って行ったアッシュフォード夫人を2人で見送り、自室へと戻っていく。そのままソファに座ると、これまでの気の抜けたような顔とは打って変わって、眉を寄せ難しそうな表情を浮かべたままずっと思考を巡らせていた。第一に考えられるのはやはり失踪した夫が既に殺されている、という可能性か。これまで経験した中で失踪した人物が既に遺体となって発見されるのは(不謹慎ではあるが)よくある事だった。今回もその可能性は高いが、どうだろうか。そう1人で考えているとワトソンに話しかけられ、ハッと我に返り顔を見上げて。「うーん、そうだな…まだ少し情報が少ないから分からないな…。」足を組むと顎に手を当てる。「…だが、確かに気になる点はあった。彼女の夫は何を止めようとしていたんだ?」疑問を口にすると、今日の面会で何を聞き何を知ったのかを思い出す。すると突然立ち上がり、机の引き出しから一枚の真っ白な紙とペンを取り出すと何かを書き出していく。"エマ・アッシュフォード夫人の夫、ジェド・アッシュフォード氏、五日前に失踪、部屋は散らかっていた、最後に見たのは失踪する前日の午前12時半過ぎ、" つらつらと書き連ねると最後に"止めないと?"という言葉を書き足して。その紙を4つ折りにして畳み胸ポケットへしまい込むとワトソンの方を振り返る。「アッシュフォード氏は小さな出版社に勤務していると言っていたな。ここから近い出版会社は確か…ああ、ケーベリー社があったはずだ。よし、ワトソン。情報を集めよう。」そう言うと掛けてあったコートを片手に、活き活きとした目で颯爽と部屋の外へ出ていく。袖を通しながら階段を降りるとたまたま通りがかったこのアパートの女主人であるリリー・バートンにあからさまに怪訝そうな顔をされて。まぁ何週間も部屋から出てこなかった人物がいきなり生き生きとした表情で外へ出て行こうとしているのだから当然といえば当然なのだが。そんな事も気にせず当の本人は「ああバートン夫人。今日は夕方まで家を空けるから来客が来たら留守だと言っておいてくれ。」とだけ言って )
( / 大丈夫ですよー!寧ろ進めやすいのでありがたいです笑
そう言っていただけて本当に良かったです!笑
おおお!良いですね!
個人的には一番初めの案がとても犯人像にハマってて好きです!あ、あとアッシュフォード氏の生死はどうしましょうか??止めようとして必死に格闘するも、惜しくも殺されてしまい何かダイイングメッセージを残していったパターンか、生きているけれど止めようとしたことで自分も殺されそうになってしまったから妻に逃げろ的な事が書かれた手紙だけ残して消えた(のちに見つける)パターン等々ありますが…!
良いですねそれ!笑 個人的にはその真犯人を使うとしたら、今回の事件では捕らえ損なってしまい、次の何かの事件が起きた際にその人が関連しててその時ようやく逮捕するみたいな展開にしてみたいです笑 )
59:
雪彦・H・芳賀 [×]
2017-01-09 00:46:01
( ホームズの言葉でアッシュフォード氏がしきりに “止めないと” と言っていたらしい事を思い出す。椅子に深く腰掛けて頭をひねってみるも要領を得ない。「すると彼は何かを止めるために部屋を引っ掻き回して準備して出て行ったのかな? それにしたって、出かける前に妻に何か一言声をかけても良さそうなものだけどね」そう呟いてみたが声に出してみると益々不可解に思えて。するとホームズが突然立ち上がって何かをメモしだしたのでその様子を面白そうに見つめ。彼の “情報を集めよう” という言葉を合図に、にっ、と笑って立ち上がると自室からコートと帽子、御守り代わりの杖を取る。ホームズに続いて足早に階下へ駆け下りるとバートン婦人が怪訝そうな、少々呆気にとられた表情でホームズの背中を見つめていた。帽子のつばにちょっと指先を触れて挨拶し「お騒がせしてすみませんね。ちょっと留守をお願い致します。もしかすると警部が訪ねて来るかもしれませんので」にこやかにそう伝えて。
冬のロンドンはかなりの冷え込みだった。ポケットに片手を突っ込んで足早に歩き、ホームズに追いつくとふと今朝のことを思い出して彼に告げる。「そういえば今朝レストレード警部が訪ねて来てね。君は寝てたから起こしましょうかって聞いたんだが、今夜改めて来るそうだよ。なんでも例の連続殺人事件の事で相談があるらしい。……失踪に連続殺人、世の中物騒なものだな」物憂げな表情を浮かべ寒さに肩をすくめてロンドンの街並みを歩く。ケーベリー社は我らが住処から歩いて20分足らずの場所に建っている筈だから、それまでの辛抱だと考えて)
(/ 良かったです!ではサクサク行きましょう!笑
それでは最初の案をベースに肉付けて行きましょうかね。
アッシュフォード氏の生死ですが婦人には申し訳ないですけども一番目のダイイングメッセージの案が繋がりやすいかなと思います。
6日前: アッシュフォード氏が親友である犯人と会い犯人の計画を知る
5日前: アッシュフォード氏、犯人を止めるべく探しに出かける
4日前〜1日前: アッシュフォード氏、家にも戻らずにあちこち犯人を探し続けたが見つからず
今朝未明: ついに見つけたところで犯人に殺される→死ぬ寸前にダイイングメッセージ
今朝: レストレード警部、ダイイングメッセージについてホームズの意見を聞きに来るが結局夜に出直すことに。遺体の身元はまだ特定中。連続殺人の新しい犠牲者についてはまだメディアに取り上げられていない段階。
昼: アッシュフォード婦人の訪問、ケーベリー社に調査
夜: レストレード警部の再訪、遺体の身元特定、メディアで新たな犠牲者のニュースが流れる。
時系列でまとめるとこんな感じですかね!昼以降はまだ不確定ではありますが。
おお、真犯人が絡むとより燃える展開になりますね、ぜひそれやりましょう笑 )
60:
アルバート・ペンバートン [×]
2017-01-09 14:10:41
( 真冬のロンドンの寒さと早く情報を集めたいという両方の気持ちのせいか、自然と歩く速度が速くなる。すると後ろからいつの間にか置いていってしまっていたワトソンが足早に追いかけてきて。彼の姿をチラリと見ると、あ、帽子を被るのを忘れてしまっていたな、なんて呑気に考えて。彼の話を聞くと少しおどろいた表情を浮かべる。「レストレード警部が?…それは悪い事をしたな。それなら素早く情報を集めるとしよう。…殺人事件の方も、探偵として見逃せないからね。」白い息を吐きながらふ、と笑ってそう言う。胸ポケットから年代の古い懐中時計を見ると針は既に4時25分を指していた。パチッと音を鳴らして蓋を閉じ、再びポケットの中に時計をしまい込む。痛いくらいの冷気が身体を打ち付けて若干涙目になりながら、コートのポケットに手を突っ込んで少しでも寒さを凌ぐ。「ああ、やっと着いた。全く、今の季節のロンドンは寒すぎるな。」そう小言を呟くとカランコロン、と来客が来たのを知らせるベルの鳴るドアを開けて暖房の効いた店の中へと入っていく。冷えた身体に暖かい空気が触れ、その温度差に鼻水が垂れてくる。その感覚が不快だと感じれば店の受付に置いてある使用自由のティッシュを一枚引っ掴み鼻をかんで。その行為を見て若干嫌そうな顔をした受付の中年女性に「すいません、アルバート・ペンバートンという者ですがここの出版部の編集長か誰かおられませんか。」と聞いて )
( / そうですね!笑
なるほど、了解です!
おおお、なんて分かりやすい…!わざわざ纏めて下さりありがとうございます!大変助かります笑
ところで何も考えず編集長呼んじゃいましたが、この編集長に何か仕事させますか??アッシュフォード氏が行方不明になった事について何か知ってる、とか、数日前から様子が変だった、とかなんとか…
本当ですか!?笑 ではお言葉に甘えてやっちゃいましょうか!笑 )
【お勧め】
・初心者さん向けトピック
[0]セイチャットTOP
[1]1対1のなりきりチャット
[9]最新の状態に更新
お問い合わせフォーム
(C) Mikle