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オリジナルキャラなりきりチャット
自分のトピックを作る
25:
夜顔 [×]
2016-10-27 00:12:59
>緋月(№24)
(客入りを知らせるワンコール、プルルと受信の為の機械音がボーと何をするでもなく革張りのソファで膝を抱え座っていた自分に鳴り響く。たったそれだけの音、それでも客が入ったと言う事は金が入る、金が入れば雇い主である鼠に褒められるし愛して貰えると連鎖的に考えを紐付けして。顔だけを振り向かせては朧気なボンヤリとした眼で扉が開くのを待ち。そうして開いた扉の先、開くのと略同じにワンワンと吠えたてるような勢いの良い言葉の波に押しやられ、キーンと耳が痛む錯覚すら抱いては露骨な表情で顔を顰め「――うるせっちゃ」ぽかん、と薄ら開かれた唇からは本音が隠せずポロリと溢れ。止まることを知らないと雪崩れ込む言葉の霰に見えもしない、存在もしていない言霊に叩かれているような気持ちになると困惑にポカンと開いていた口は紡ぐ形となり、重なる問いかけが許容範囲を超える程の勢いであれば一先ずその言葉の波が留まったのを見計らい「金、――金だけ払ってくれんなら、絵でもなんでも、満足するまま気の済むよぅに此処で時間を過ごせば良か」無意識の内の警戒か、膝を抱える腕に少しばかり力を籠めると指先を少し折り曲げた頼りなさげの力加減で彼の立つ入り口付近を指差し「そこ、開けっ放しは寒いっち。お喋りすんならこっち」不器用な捻くれた言い回しでは有るがまずは彼を呼ぶように言葉を紡ぎ、その間も今夜時間を共に過ごすこの男の事を少しでも探ろうと言う思いからなのか、自身が無さげに伏せられる眼で確りと人当たりの良い笑顔を浮かべるその顔をジと逸らすことなく見つめて)
(/素敵なプロフィールとロルテを有難う御座います。不備見えませんので夜顔でロルテに絡まさせて頂きます!夜顔は下手惚れになると陶酔レベルで焦がれるのですが、そこに至るまでが長く可愛げのない事と思われます><!失礼な態度が有るかと思いますので先にお詫びさせて下さいませ!)
26:
。 [×]
2016-10-27 10:43:45
(/ すいません、野茨さんのkeepをお願いしたものですが期限に間に合いそうにないのでリセットして下さい。本当にすいません。 )
27:
鼠 [×]
2016-10-27 14:01:09
>。様
(/ご丁寧な連絡をありがとうございます。このようなトピに興味を持って頂けたことが大変嬉しかったです。一度リセットを行なわせて頂きますが、もし遅れる旨と共に胡蝶蘭をもう一度頂けましたら期限を一週間に延長させて頂きたく思います。ご検討の程、宜しくお願い致します。この度は小さくとも御縁を有難う御座いました!)
28:
緋月 華弥 [×]
2016-10-27 15:17:12
>夜顔
あ、ごめんね?口は災いの物ともいうし…喋りたがりは俺の悪い癖なんだ
(顔をしかめ、呟かれたその言葉をしっかりとひろい。やはり喋りすぎだったかと反省しつつ彼に導かれるままに扉の側から離れる。警戒したような雰囲気の彼に少し苦笑しつつ扉から離れた、且つ警戒が強そうな彼に近づきすぎないような場所へ行くとそこで腰をおろして。彼の視線を感じそちらを見るとパチリとあった目。それに嬉しさを全面に押し出したような表情で彼に微笑みかける。「嬉しいな、君とこうして話せるなんて。俺はなんて幸せなんだろう、なんでもいいから君のことを教えてくれないかな」と恍惚とした表情で囁く。喋りすぎてはいけない、と自分に言い聞かせるも普段それでその場の空気をいいように誘導しているため少しもどかしく。少しでも先程の失敗を取り返そうと思い彼の方に話をふる。それにしても、彼は綺麗だと改めて思って。人とは違うその容姿がさらにそれをきわだたせている。一つの芸術品のようだと考えながら細部まで記憶に残しておこうと怪しまれない程度に観察をして。)
(/参加許可ありがとうございます!失礼だなんてそんなそんな。そんな所も可愛らしくて素敵です!稚拙な文ですがどうか、よろしくお願いします)
29:
夜顔 [×]
2016-10-27 15:40:22
>緋月(№28)
(会話上手とは世辞にも言えない、勿論の事と自分で口下手であることも自覚をしているし人との交流だって率先と行えない程度には積極性の欠如が有るとも理解している。その上で、本当は彼のように話題のリードを取って貰えることはこの上なく助かる事でもありハラハラと肩を滑らせるように髪を揺らしてから呼んだことで傍まで来てくれたその姿を今一度確り瞳に焼き付けて。明るく、キラキラと、そんな陽の雰囲気を纏う微笑は自分にとって聊か輝きすぎて眩しいと目がチカチカとする思いを持って、数回だけ何語るでもなく、それでいて何かを語るように唇をもごもごと動かして。す、と冷たい酸素を肺に押し込めてから意を決した様子で膝を抱えていた腕を下して、少しだけ作られる自身のパーソナルスペースをちゃんと守るその距離を自ら無くすように距離を詰めて「えぇよ。化物の何が知りて?お金くれるっちゃろ、そんなら何でも教える」其の儘片手を伸ばせば跳ねる癖毛を撫で付けるように力はそんなに入らないがペタペタと触れて「でも一方的に話すのは嫌いだ、俺がいっこ教えたらお前もなんか一個俺に教えろよ」撫でつけていた髪を一房、ピンと張りつめるように引っ張ればその束を手放してから「俺ん名前は夜顔って言うんよ」再び事故の安心確保の為か両膝を抱き抱える様に腕を回して背骨を丸め)
(/そのように言って頂けて有り難く思います!次回からで大丈夫ですのでロルは500~からでお願い致します。)
30:
野茨 [×]
2016-10-27 15:50:56
「ほーらぁアンタ達、何しに来たのよ。品性なんて欠片もない下劣なショーを堪能しに来てるんでしょう?だったらその立派な両腕は何の為に着けてんのよ。アタシの羽とお揃いなのかしらぁ?使えないの?ただの飾り?マー役立たずね。違うんでしょ?ちゃんと浴びる位の拍手を送れって言ってんの。拍手の中で躍らせてよ、……駄目!全ッッ然駄目!何よその情けない拍手、男でしょう?もっと気分が盛り上がるくらい素敵な音を聞かせなさいよ。それが全力ぅ?馬鹿言ってんなよ、本トはやれるんでしょう?だったらやりなさいよ。――そう、それ、この音が欲しかったの。やれば出来るんじゃないの、最初からやれよ。手ぇ抜きやがって、犯すわよ。さ、野茨先生の愛有る授業は一旦終了、続きの参加がしたかったら無料な訳ないでしょ。世の中そんなに甘くねーわよ。アタシのこと指名してくんない奴に愛想振りまいたって仕方ないじゃない?でしょ。そうなのよ。だから、この熱が冷めない内にさっさと指名しなさいな」
(/現在、椿、雪柳、野茨の三枠が空いております。興味がありましたらお気軽にご指名をどうぞ!)
31:
緋月 華弥 [×]
2016-10-27 17:05:04
>夜顔
いい名前だ、夜顔クン。よーし、覚えた!花言葉は、確か夜の思い出、だったかな。じゃあ沢山思い出作ろうか、君と関わったどの客にも負けないくらいの!
(名前を改めて確認する。夜顔とは夜に咲く花だったなと思い出しながら目の前の彼と比較する。似合っているが、日の光の元で咲いてみてほしいという好奇心もわきあがってきて。夜でもこんなに美しいのに、日の光と共に咲いたらどれだけみる者を圧倒することだろうと想像しながら新しい質問を考えて。彼の事を知りたいという気持ちはどんどん強くなっていくばかりで中々しぼることができずに少し悩む。次は何を知りたいか。気になることが多すぎる。一気に質問したい気持ちもある。だけれどそれをしたら先程と一緒かと自分をとめる。考え抜いた結果、口をひらく。「君は絵は好きか?俺はこれを仕事にしてるくらいだからね、勿論好きなんだけれど。もし好きなら、どうか受け取ってほしいんだ。俺が帰ったら破り捨ててくれて構わないから、今だけは持っていて」と言えばさらさら、と持っていたクロッキーブックに夜顔の花の絵を描く。そうしてびり、とそのページを破れば彼に手渡して。今、彼と話した証として何か残しておきたかった。その衝動を押さえきれずにやったことだった。その後慌てて言葉をつけたし彼を圧迫しないように自分がいなくなったらどうしても構わないと言い。クロッキーブックをまた元あった場所へ置くと次の質問はどうしようかと考えながらも彼の反応をばれないように、怪しまれないようにこっそりとうかがって。)
(/何回もすみません!長さはこれくらいで宜しいでしょうか?気をつけます、ご指摘ありがとうございました!)
32:
夜顔 [×]
2016-10-27 17:25:07
>緋月(№31)
(膝を抱え込みながら指に纏わり付くような髪のサラサラと軽く柔らかい感触を思い出して、グーパーと二度ほど繰り返す様に指先を遊ばせて。どうも、今日の客は博識らしい。名を告げた所で花の種類と判断するだけではなく花言葉まで、加えてその花言葉なんて己は調べようと露ほど思ったことも無いし、今まで教えられたことも無いのだ。初めて知った、そういう様に驚きと知識の吸収を喜ぶような小さい発見に思わず目元を少しだけ細めて。何とも手慣れた様子で画用紙の連なる察しに筆を走らせるその様子をぼんやり眺めれば、こんなことも初めてだと頭の中で記憶の箱を開いてみて。あっと言う間に描かれたらしい千切られる紙を受け取ると動物の様な眼をパチクリと瞬かせ「これが、夜顔け?」上手い下手の感想は今更自分に求めていないだろう、そんな事を思うより先に口を付いたのは描かれる花についての疑問が一つ。この短い時間で描かれたと言う驚きもスパイスの一つに「おめ、すげぇな」サラサラと描かれたその一枚を食い入るように眺めては重ねて感想をぽつり、と落とし。「俺不器用やけ、描けんけど見るのは好ぃとーよ」紙にばかり向けていた目を紙を移動させてはソロソロとした伺うような控えめな動きで目線の先を彼へと戻して「…嬉し。どーも」と不器用ながら嘘は無い本音である喜びを伝える為に礼を一つ送り、ハとすれば頭を左右に一度ずつ揺らして唐突のプレゼントに流されちゃいけないと自分を戒めるように「これは支払いと無関係っちゃ。」口をへの字で固めて慌てて言い切るように付け加え)
(/いえいえ!此方こそ口煩くて本当に申し訳無いのですorzorzもちろん大丈夫です!文章表現も分かり易く綺麗な物ですので文句なんて付けようがありません!)
33:
匿名さん [×]
2016-10-27 17:49:01
「そんじゃぁね、お言葉に甘えてお客としてのハジメマシテをしようかネ。紙切れ一つで説明つくなら安いモンさね……それにしたって牡丹、富めるものを愛す君なら好いてくれると思ったさ。槿花一日、ちっぽけな花は泡銭みたく一夜の命。花でも夢でも長生きさせるにゃ金が要る、けれどネ野鼠一匹生まれて死ぬまで飼い馴らすだけの夢を買う金はこの懐に――ハイハイ出来た、さぁ出来た。さぁさぁ鼠、今宵の俺は上客さ。電気仕掛けの睡蓮花咲く極楽浄土へ連れてっておくれヤ」
名前/林 金蓮(リン キンレン)
指名/鼠
年齢/二十代後半
性格/頭の中は極楽浄土とばかりに明るく華々しく、無意味で賑やかなお喋りと図々しいほどの懐っこさで人の懐へするりと入り込む。素かわざとか、カタコトと言わずとも異国情緒あるイントネーションのズレる不格好な口調は軽視と紙一重の親しみ易さを他者に抱かせ、少々の無礼や我が儘さえ許容させてしまう根っからの世渡り上手。美しいものこそ醜く、醜いものこそ美しいと捉えるねじくれた美的感覚のままに異形を収集し愛を注ぐ欲望に忠実すぎる男。
容姿/黒檀色というのか、血を一滴垂らしたような黒髪はサイドが顎まで後ろが耳の中ほどまで伸びた前下がりのワンレン。片耳には赤の飾り紐ピアス。いかにも東洋系の涼やかな顔立ちでいつもニコニコ愛想良く、元々細い瞳などきゅっと糸のようになっている。目つき自体は三白眼の切れ長とまるで蛇、虹彩も金とも琥珀とも言えるほど薄い茶色なだけにぎらつく眼差しは異様に鋭い。身長179cmで細身、チャイナカラーの黒いスーツの下には首筋から下に刺青の牡丹が咲いている。赤い布を巻いて隠した片足の先は異形と呼ぶ程では無いが奇妙に歪んでおり、杖を片手にそちらの足のみやや引きずるようにして歩くためやはりずるりずるりと蛇を思わせる足音が鳴る。
備考/本名も国籍も不明、異形の売買で生計を立てる紹介屋。自身も過激かつ悪趣味な高級妓楼「牡丹燈楼」を営みあらゆるルートから商品を仕入れ、時には自ら"用意"した者のうち表へ出せる美品は電気睡蓮へと売り付けている。
紛い物人工物様々な異形を目にしているだけに決して人の手では生み出せない、いわば生粋の異形である歪な精神を持つ鼠に惹きつけられアレコレ商売を持ちかけていたが、とうとう辛抱たまらずもっと彼を知り手に入れたいという欲のままに客として電気睡蓮を訪れる。
ロルテ
――イヤイヤ、しかしね?アノ子らを持って来る度とんだ安宿と馬鹿にしていたけれども、コイツは案外胸の弾む……やっぱりねェ、アパートって媒体が良いんだ。日常と紙一重の背徳ってのが、なぁんて、これじゃあ助平な親父だネ。
(ヒラヒラ飛び交う客引き文句も花咲くネオンも今日も今日とて皆安い。何とも薄っぺらい、紙に描いた春だと一瞥嘲笑するのは容易いけれど、今宵のその絵には自分だって妙ちきりんの客として描かれているのだから相応しくニヤニヤ笑ってやりゃならぬ。なんて考えながら、悪いほうの足でドアを押さえつつ管理人室の入口からのけ反るようにアパートを見上げてあちこちから漏れ出る明かりに今日も元気にやっているようだと縁ある彼らの安否に上機嫌を一層色濃くして。それから、さてここからが本番と顔だけは幾度となくつき合わせた彼のほうにゆっくり向き直る。いつもの通り賑やかな挨拶代わりに下らない軽口を二つ三つ、くっくと楽しげに喉を鳴らしてまずは秋の夜長のピンと冷たく張り詰めたような空気を解きほぐし、凍えていた舌先も程良く温まってきたところで「さて鼠君。俺と君とは切っても切れぬお得意様という訳だけれども、今夜ばかりは訳が違う。ウチの人豚がヒィヒィ言いながら稼いだ金をパーッと貢がせて頂いたんでネ、ちぃとばかし、上手に出さしてもらいますよォ」冷静に考えれば商売相手へ更に別の関係を上書きするだなんて実に面倒だ。昼は品物の売買夜は互いの売買、頭がこんがらがっちまうなんてわかっていても止める気など最初から更々無く、わざとらしく顔の前でパンと両手を合わせ深々と頭を垂れるお道化でせめて後に残る軋轢を些細なものにしようと試みて。実際の所、大枚を叩いた以上何をしようと彼が文句を言うはずがないとは重々承知していたけれど、あくまでパフォーマンスとしてそんな大仰な真似をしては「それじゃぁ早速、部屋に案内していただこうか」心から危惧などしていない証拠にさっさと頭を上げ、自分から室内へ入れば良いものをもてなしてくれと言わんばかりに平然と図々しい口を利き)
(/期限に間に合わず申し訳ございません!まだ受理していただけるようであれば、不備等ないかご確認をお願い致します。かなりお喋りな息子になってしまったのでやりづらい等のご意見もありましたらご指摘ください!)
34:
春月 瑞樹 [×]
2016-10-27 17:54:53
>沈丁花
(撓むソファと共に降ってきた言葉。丁と呼ばれるのが好き、そう言った彼には強制するような声色も素振りもなかったが自然とそう呼んでみたいと思わせる何かがあり、ふと気づいた時には声が零れていた。「ちょう、丁、素敵な響きだな…それに、ぴったりな名前だと思う。」勝手な感想だと言われても仕方ないが、ただ純粋にそう思ったから。子供のような己の言動に恥ずかしさを覚え、とっさに勧められた珈琲に手を伸ばしひと口、ふた口と喉を潤せば外の寒さと緊張で固まっていた頬が心地良い暖かさに緩むのを感じ、恥ずかしく思ったことさえ泡となり消えて。「丁、珈琲とても美味しいね、淹れるのが上手いのかな…すごく優しい味がするよ」紅い瞳を細めた笑みは普段なら出るはずもない表情、それを見せるほど会ったばかりの隣の彼にだいぶ惹かれ始めている自分がいることにどこか片隅では呆れていた。珈琲をよく味わいテーブルに戻し軽く会釈をしたところで、安心しきったように背もたれに背を預ける、深く座ったソファのスプリングが軋んだ空虚な音が鳴った時。「知ってるとは思うけど…俺、春月って言うんだ。丁には…ハルって呼ばれてみたいかな」彼のように上手くは言えず願っているようになってしまったが、彼に向かって遅れた自己紹介と極上の笑みを捧げて。)
(/ロル数が少なくてすみません!以後気をつけるように致しますのでよろしくお願いします)
35:
鼠 [×]
2016-10-27 18:34:10
>林(№33)
今日も今日とて昼夜を問わず――相も変わらずにその口は黙ると言う事を知らなんだ、やぁ、いいこと。貴方様が一人宅にいるだけでテレビもラヂオも何も要らないと言う事でしょう、電気が要らぬ金が掛からん。嗚呼、なんと夢か(出逢い頭に止まぬ言葉の羅列、その一つ一つを聞き零す事なんて勿体ない真似はしないが良くも悪くも己も彼も詰まる所自分の事しか興味が無いのだから会話なんて成り立つようで聞く耳を持たない。でも、それがいい、それで良いのだ。道化を連想させる動きにパチパチと数回の拍手を送り、金さえ発生するならばこの腰も頭も重さも意味も価値だって無くなるようで。重々しく座っていたその体躯を起こして一層と目元を細めて釣り上げる嫌らしいまでにニコリとした笑みを浮かばせて「今宵は素敵な悪夢へどうぞいらっしゃいました。心行くまでご堪能くださいよ」足を掛けられ開かれる扉を無駄に長い腕を伸ばして支えれば近づく体を其の儘に秋風纏う冷たいその頬へ自身の頬をピタリと密着させて"嗚呼しゃっこい。しゃっこい。"とカラコロ笑い、温かい室内に招けば「只夢夢夢と売り払った未熟な子は此処にゃあもう溺れて死んじまってね、既にいないんですよ。ア~いえいえ、折角金を払って貴方様から買ったもんですから。無駄に殺しちゃいませんよ、初心なあの子は勉強不足が祟り安い春の夢で金を稼げるウチの子に墜ち腐っただけのこと。――タラレバともしもの話ですがね、何もそんなアノ子等の抜き打ち検査をするだけの為に金と時間をこの碌で無しばかりの溝に素敵に来た訳じゃあ無いんでしょう。」商品売買、斡旋する為の商品は彼の後ろについてはいない。客人として態々手前で売り払った子に未練がましく会いに来るのも可笑しな話と薄気味悪く皮肉掛ける言葉を投げつつ覚束ない足を見れば彼の足代わりで有るだろう杖をコンと足癖悪く一度蹴り「さあさあ、チュウチュウと鳴き喚く鼠の巣へご案内としましょうよ。極上の愛を楽しんでやってくださいね」杖なんて要らないと足で小突いたそれをそのまま、お姫様抱っこと言うには少々雑だが風に冷える彼を抱き上げて。革張りの月が反射するソファへ運び、そこへ座らせては遠慮も何も有ったもんじゃなく座らせたその膝の上に足を跨らせるように絡め自身も腰を下ろして)
(/いえいえ!何も何も!ほんの少しの過ぎですので勿論受理させて頂きます。魅力的な同業者様ですので鼠が早速ロルテに絡みに向かいました…!金以外全部嘘っぱちばかりの法螺出任せの固まりです鼠なので遠慮なく懐に喰らいつく事が有ると思われます…!失礼を先にお詫びさせて下さいませ!)
36:
沈丁花 [×]
2016-10-27 18:52:43
>春月(№34)
ありゃまあ、嬉しい。丁はそうやって甘やかされるのが大好きです(教えた呼び名を早速と彼の声で伝えられるそれだけでも嬉しいのに、加えてと名を褒められ珈琲までも褒められれば鈴を転がしたようにカラコロ笑い声を上げて。「ハルさま、こっち。それは首が痛くて敵いませんから、えぇ、どうぞどうぞ。丁の膝は女性と違って柔くはないです、でも、他の男性と違って香りだけは一級品ですから」始めの緊張から逃れ、ソファに身を沈める様子を見ればトントンと己の膝を叩いて示し。中で自然とその名を呼んで「丁はハルさまの事をなぁんにも知りやしませんよ、ハルさまの情報は受け付けの主人が神隠しに合わせてしまうんです。だから、ゆっくりと、丁にハルさまの事を教えてくださいな」薄暗い部屋の中でも凛と輝く赤色は濃淡目立つ夜に一匙の差し色を与えるように美しく、魅せられる極上の笑みもまた端正な作り物のように麗しく心に焼き付いて。先程少しだけ、我慢できずの味見の如く手を出した時にも感じたが香水とは少しばかり違う仄かな花の香りを先の己の発言から思い出して「嗚呼、でも、他の男性とは言っちゃいましたが――ハルさまは丁と同じ。丁と同じで花の香りがしましたよ。」垂れがちに開いていた瞳を再び微笑に細めてから心を安らげるほど細やかな、自分のように濃厚で長時間は毒にもなるだろう程胸焼けを起こさせる強い香りじゃない、彼のほっと胸を撫で下ろさせる優しい微笑と同じ暖かさすら与える香りを楽しむため首を伸ばして顔を寄せ"すん"と息を吸い込めば「あぁ、やっぱり。丁はハルさまの匂いが好きです」鼻孔を擽る優しさに体内を撫でられるような心地よさを覚えて)
(/いえいえ!口煩く申し訳ないですorzorz対応有難う御座います!それではPL会話を蹴って大丈夫ですので何か有れば声掛けしてくださいませ!)
37:
鼠 [×]
2016-10-27 21:31:44
「さぁさぁ皆様方寄ってらっしゃい、見てらっしゃい。さぁさぁ、ドーゾお近くでご覧あれ。今宵は人にもなれず獣にもなれず彼方からも此方からも邪険にされた中途半端の出来損ない、嗚呼。でもこの子はとっても可愛らしい生物です。単純でね、生の肉さえ食わせておけば文句の一つも言いやしないで働いてくれるんですから。可愛くない筈が無いでしょう。ああ!だめだめ!それ以上安易に手を伸ばしたら、――ほら言ったでしょう、飼い犬だって手を噛む物だと。……続いてね、こっちの青年なんて如何?愛想は良いんですが、如何せんア~その、なんと言いますか、吐いてばかりいるせいで饐えたネ。匂いが少しばかり嫌と鼻につきやがる。それさえ我慢出来りゃ人と会話するのが大好きで懐っこくて気立ての良い男ですよ。ちょっとだけ、他のコと比べりゃ目ンたまが多いって言うだけで。……まだお気に入りは見つかりませんで?最後は少し問題児のご紹介になっちまいますねぇ。えぇ、そうなんですよ、見た目は華やかでかのヴィーナス象のように美しく両腕がズトンと切りっぱなされてるんですが、どーにもこーにも口が達者で敵わねぇんです。マー煩いのなんのってネ、黙ると死んじまうんでしょうよ。この子を連れてきてから今に至るまでズートあの口が塞がったのを見た事ありゃしません。まぁ、華やかさと言うのは存在するだけで正義ですから。目を瞑ってやってくださいヨ。」
(/現在、椿と雪柳と野茨の三名の指名主を探しております。お気軽にお声がけくださいませ。)
38:
緋月 華弥 [×]
2016-10-28 00:20:23
>夜顔
嗚呼、そんな風に喜んでくれる人がいる。そんなこと、なんて久しぶりなんだろう、喜んでくれてありがとう!そうさ、その花が君の名と同じ名をもつ花だ。本物は君と同じくもっと綺麗だよ、いつか見せてあげよう
(笑顔の裏で内心、嫌がられないかと緊張していたが返ってきた反応は予想外のもの。それに何故か照れが隠せず熱が集まった顔を隠すように少しうつむき言葉を紡ぐ。そうしているといつもの調子を取り戻し言い終わるころには先程とかわりない様子になっていて。それにしても、と思考をはせる。本当になんて久しぶりなのだろう。かきはじめのころは、皆に喜んでほしくて始めたことだったのに、いつのまにかファッションのかわりになっている。そのことに自分が気づかないわけがない。そのせいで世間の反応というものに絶望していたからこそ求めていた反応をしてくれた彼により好感を持って。そうして喜色満面の顔で彼を見ているとなにかを葛藤するかのようにゆるやかに首をふる彼。どうしたのか、と心配そうに見ていると口を開いたその内容は代金のこと。「うん、大丈夫!俺がただ君に贈りたかっただけ。受け取ってくれただけで俺はとても満足なんだよ」と愛を囁くような優しい声で話して。本当にこれで代金を少しでもいいから安くしろなんて、それなもね求めてはいない。高い金を払うからこそ信頼できるのだと考え。彼の不安や警戒をはらうかのように笑顔で再び話しかけて。「それじゃぁ、次。君は愛されることは好き?おれはどちらかというと与えたい、愛したいって思う人間だからね。」と問いかけた言葉で彼かどんな反応をするか楽しみにしながら笑顔で彼をみやって。)
39:
夜顔 [×]
2016-10-28 01:08:24
>緋月(№38)
――気色悪いで良か(再びツラツラと留まる事のない彼の言葉は箱に閉じる事の出来ない宇宙のように己にとっては摩訶不思議と形容しがたい存在で、紙の中に存在する夜顔の絵は写真じゃないのに色づいて確かに目の前に存在すると思わせる美しさを持っているが、それと同じ褒め言葉を自分に向けられれば照れ臭いと思うよりも先に有り得ないと言う捻くれが顔を出し、リアクションとしては可愛らしい物じゃ無く床を見るように視線の先を落としてモゴモゴと歯切れの悪い喋り方で、彼が自分に対して抱く情報を訂正し。絵を貰った事なんてこの生涯でただの一度も無い訳で、だからこそ嬉しく大事にしたいと言う思いが生まれ折れては嫌だとソファ前のテーブルへそっと置き、そこで向けられる言葉に図らずとも動きを止めて。上唇を少しだけツンと尖らせて数秒の間を生んでから「なら、俺は愛される方が好ぃとーよ」再び口を開けば彼が愛したい人なら自分は逆に回るだけ、本音を上げるなら愛されているという実感が欲しくて雇い主に縋っているのだからこの返事に間違いはなく。それでも可愛げのない言い回しで答えた自覚が有ればトン、と背中をソファでは無く彼へ凭れかかる様に預けて「……もう要らんっち言うくらい、愛をくれんか」少しだけ顎を上げて見上げればハラハラと彼に自身の髪が触れるのを横目に捉え、白が彼に交わる姿はまるで自分が彼に侵食している様で不思議な感覚を持ち。甘え上手とは決して言えない自分にとってこれが限度の接し方のようで頭をトンと寄せれば小突くように頭部に生える角で突いて)
40:
林 金蓮 [×]
2016-10-28 01:25:59
>鼠
(口を開けば金金と、追加料金をばら撒いて金銭にまつわる言葉を一切禁じてみれば他に一体どんな話がその口から出てくるのか気にならない訳では無いが、その人を人たらしめる食欲性欲皆金銭欲に振り替えてしまったような可笑しさこそ自分が彼を良い可愛いと気に入っている理由の一つ。茶化して虐める事もせず、自らも西洋人を相手取るようにくっついた頬へ頬を寄せながら唇と手の平とでリップ音付きの挨拶を送りひょいひょいと室内に着いていく、その姿は何と都合の良い客かと自らの間抜け具合さえ楽しみながら「いやァね、案外タラレバと馬鹿に出来るモンでもなくてネ。アノ子らは腐ろうがウジが湧こうがどうにも可愛いモンだから、俺の悪趣味にゃイマイチピンと来ないんだけれども、中も外も表へ出せん程使い潰れたその日にはウチが買い取ろうかってんで今か今かとネ――おっと、」不気味な皮肉さえこの耳にとっては美辞麗句。自由になった片足をぶらつかせ、サイズの合わない靴からかっぽかっぽと阿呆げな音を零しつつ皮肉の中にも商談のタネを見つけては卸した異形らをリサイクル品的に扱う性悪な言葉を。しかし言い終えるより早く寄り掛かっていた杖が蹴飛ばされ傾いた体を運ばれるとひょうきんな声を最後にあれほど喧しかった口を閉ざして。何も抱え上げられた事に驚いた訳じゃない、ただ金さえ払えば極上の愛を一晩分、その謳い文句がインチキパチモンの類ではないらしいと理解したお陰でニヤつく口元をぎゅうと噛んで堪えていただけで。「……いやはや、泣く子も黙る金蓮の旦那を抱え上げたのは後にも先にもこの溝鼠一匹だけサ。前々から思っちゃいたんだがねェ何がどうして、そんなに立派なナリをしている癖にこんなキナ商売に身を落とすのか。中身がどうあれ五体満足ならば是非ともウチで雇いたいくらいなんだけれども。勿論店の方でなく用心棒だとか店主のお抱えだとか、そういう楽々な仕事でネ」行儀良く座らされた自分の膝へ行儀悪く乗る長い足も膝掛けにはちょうどいい。と言いつつももっと側へ寄れと招く手の形で示しながら、浮かれて緩んだ口元からいきなり身請け話を匂わせて。店主は身請けなどしないと聞いたことはあれど世の中の大抵の事実は金でひっくり返せるものなのだ。下手をすれば命より金を重んじそうなこの男なら尚更だろうと陽気な笑みのまま鼠色の頭が頷くかどうか反応を待ち)
(/参加許可ありがとうございます!鼠様のその喰えなさに惹かれたのでどんどん噛み付いてやってくださいませ…!こちらこそ鼠様にも異形の皆様にも無礼ばかりの同業者ですので不快でしたら仰ってください、改めてよろしくお願い致します!)
41:
春月 瑞樹 [×]
2016-10-28 01:33:27
>沈丁花
匂いが好きだなんて…嬉しいことを言ってくれるね。
(彼ほど強い香りではなく分かりはしないだろうと考えていたが、気づかれることは、好きと言われることはこんなに嬉しいものだったかと思うほど、胸にじくりとほの暖かいものが広がり、その擽ったさにくしゃりと笑って。「丁と同じだと思うと、さらに好きになりそうだよ」もともと好んで吸っていた煙草、喫煙量が増えたらどうしてくれようなんてくだらない考えが頭をよぎるのは花に、彼に酔ってしまったから。彼に勧められたからといって所謂膝枕という体勢をとるのは些か抵抗がある…はずなのにどうしてだろうか、素直に受け入れてしまいそうな、癒されたいと思ってしまう自分はすでに自分ではないような気がした、そして膝枕について自分の人生の中でこんなに考えるとは思わなかったと理性が笑った。「一級品の花の香り…頂いても?」そう問う間も無く彼の肩に寄りかかり、ズルズルと膝に頭を着地させて。下の目線から見る彼はなんだか新鮮で、右目から生えた葡萄色の花…沈丁花につい目がいくが左目の垂れた瞳は引き込まれるようなビターなブラウンを、ハルさまと音を紡ぐは己の目と同じ色をした唇を、と彼の細部までじっくりと観察し思わず、手を伸ばし躊躇うように空を掴んで)
42:
鼠 [×]
2016-10-28 02:30:55
>林(№40)
珍しいじゃぁ無いですか。面白くない冗句をその口が落とすとは…嗚呼!珍しい珍しい、勘弁して下さいよ。日がな一日餌を貰うのを待つ畜生に堕ちれとは…生きているのか死んでいるのかわかりゃしない。可愛い可愛い愛玩ハムスターじゃ有るまいに(室内にてホコホコと温まっていた身体にとって少し冷たすぎる触れ合いは頭を冷静なものにしてくれると丁度良く、くつくつと喉奥を震わせてくぐもった笑い声を鈍く上げつつ身請け染みた提案をスルリと躱し。印象強い赤を残す飾り紐に指先を伸ばして人差し指に絡めては遊びつつ「第一、貴方様は玩具を手に入れりゃそれで満足する性質でしょう?。えぇ、違うとは言わないでくださいよ。だって俺がそういう性質なんですから」欲しい物は手に入れてしまえばそれで終い、手に入れたら後は唯々飽きるまでの時間を繰り返すだけで有り延々と永久に掛かり物を求めるなんて有得る事では無いのだと、指先に絡める飾り紐をクイと引っ張れば「退屈と言うのは妙なもんでね、姿かたちは無い癖に心に勝手に居候して宿主を死に陥れちまうんです。マ~おっかない存在でね、これ以上は口を慎みますが。嗚呼、でもやっぱり一寸だけ…俺も貴方様もこうして時々顔を合わせる位で丁度良いんですよ、ズート一緒なんて退屈が直ぐに顔出してあっと言う間にお陀仏だ」パと離した手を戻せば手遊びのように狐を作りコンコンと言わせるか如く口をパクパクとさせて。絡めるように行儀悪く載せていた足に力を籠めれば勢いを乗せて体を寄せ、跨る様に向かい合い座り込む体制を取り「終わらない春を望むより時間制限のある春の方が愉しい。それで良いんですよ、ただの娯楽なんだから」頬に掛かるワンレンの前髪を無骨な手で頬ごと一撫で、胡散臭い安い笑顔を浮かべたまま手探りで指を這わせて、そのまま下瞼を親指の腹でなぞり。「気を悪くしないで下さいよ、以前からね、そりゃあ、まぁ。色んな癖の人がこの世には蔓延っていると十分に知っていたつもりなんです。此処に住んでりゃ尚の事、奇特な螺子の足らないのも見て来ましたし…それにしたって、ああ!だめだ、笑ってしまう」真っ当の事でも述べるような口ぶりで何色とも説明の難しいその目の色を覗きながら言葉を並べ、それも途中に堪えきれない笑い声でハハハと止めて。数回肩を揺らして笑い切ってから「溝鼠に金を掛けるなんて道楽者も、後にも先にも貴方様だけだ」嗚呼、可愛らしい可愛らしい、幼子を宥める様な戯れの手つきでその後頭部を自分へ引き寄せて先の彼の喋り口を真似てはからかいを一つ)
(/いえいえ!寧ろぼろくそと形容して貰えた方が何とも私のツボですので大丈夫です…!それではPL絡みは蹴って頂いて大丈夫ですので、何かありましたらお声がけくださいませ!)
43:
沈丁花 [×]
2016-10-28 02:44:47
>春月(№41)
遠慮なんてしないでくださいまし、言ったでしょう。丁は優しくされるのが好きなんですよう(腿に乗る頭部の重みが心地よく、少しばかり顎を引き上から見やるその顔を堪能し。自分の事を見る二つの赤色は見られるだけで命を削られるほどに凛とし美しく、気高いとすら感じ。思ったその事を隠さずに言葉に変えて伝えようと口を薄らと開いたが、それより先に彼の腕が伸びてきて、そうして何をするでもなく止まってしまった為に小さく息を漏らすように微笑んでから背を丸めるようにして顔を近づけて、空を掴むその手へちょん、と少しだけ掠るほどの頼りない力加減で触れさせて「丁はハルさまの赤にすっかり心を奪われました。もっともっと、その赤に丁を映してくださいな」今度はじゃれるように確りと手の平に頬を寄せて顔を近づけたことでより一層と堪能できる赤い瞳に焦がれるように、水鏡に姿を映すときのように彼の瞳に自身の姿を反射させて。そこに映る己の姿は、何とも醜く背筋をゾワリと震わせる奇妙な物。何度見ても見慣れない、余りにも毒々しいその花は主張が強くて何方が本体か分からなくさせると呼吸が詰まり。スと短く息を止めて伸ばされる手に只、甘えて無条件の庇護を受けるように瞳を閉じて)
44:
椿 [×]
2016-10-28 17:28:53
「ぶッ飛んだ計画でいいように遊ばせておくれ!ねえねえ愉しい事だけヤらせてよう!例えば鼠の旦那じゃ出来ないくらい柔らかい体躯が俺にゃあ有るヨ、夜顔の兄やんより口が上手だし沈丁花の兄やんより愛嬌があンだョ。雪柳の兄やんよりお客人と一緒に遊べるし、野茨の兄やんみてーにアソコまで喧しくもないぜ。ほらほら、よく見てョ、聞いてョ、ア~なんてこったないさ!ちょっと遊ぶのに手ごろな春だよ。イカした色仕掛けでも見せてやるからご褒美にその命を喰らわせて。命懸けの遊戯が舞台!セオリーなんてちゃっちゃと捨てちゃえ。一緒に羽目を外してさ、だいたいそんなの面白かったらドーでもいいんだ。さーさ!ほら、早く。俺とあそぼ!」
(/現在、椿、雪柳、野茨の三枠が空いております。興味がありましたらお気軽にご指名をどうぞ!)
45:
緋月 華弥 [×]
2016-10-28 17:41:35
>夜顔
(気色悪い、彼は自分のことをそう評価しているのだろうか。自信がないのであろう。そんな彼に先程よりも強く、可愛い、と少し歪んだ思いを抱き。ここで普通の人間なら彼に前を向いてほしいと思うのだろう。だけど、それでは駄目なんだ。そのまま彼自身の闇に溺れて、何も見えなくなってしまえばいい。そうしたら、必ず側にいて駄目になるほど甘やかして自分しか見えなくなるようにするのに。なんて、表情と正反対の暗い欲望をおさえて彼の言葉を聞き。そうするとその口から出てくる言葉はとても魅力的なもので。本心を隠した言葉。でも、そこに嘘はないように感じて。嗚呼、なんて綺麗なのだろう。触れた、彼の角に優しく口づけをして。「よかった、嬉しいなぁ!君に会えてよかった、俺は幸せ者だよ」と満面の笑顔で言って。気持ちは溢れんばかりだが言葉がうまく出ず、もどかしい思いでいっぱいになり。ただ、あえて好き、や愛しいという言葉は使わずに。それをいってしまったら何故か駄目な気がして。口にするのは簡単だろうが試しに言ってみるかと声を出そうとするも何かがつっかかったように声は出なかった。それを取り繕うようにまたつらつらと言葉を並べあげて。「綺麗、君を幾ら描いてみてもきっと本物にはかなわないんだろう、俺は君の虜だよ」不自然に少しあいた間をうまく誤魔化せただろうか。怪しまれなかったかと彼の様子を見て。)
46:
通りすがりさん [×]
2016-10-28 18:03:41
(/素敵な雰囲気に惹かれて!野茨さんのkeepお願いします。撫子の花を贈ります!)
47:
夜顔 [×]
2016-10-28 20:59:24
>緋月(№45)
(指先や骨の様に突起した角は感覚自体が鈍くしか伝わらず、何やら触れられたようだと感触は有れど視線に映していなければそれが口唇とは思わずに、指先で軽く触れただけに過ぎないと思い込み。もしも気付いていたならば羞恥に顔を赤らめただろうか、将又再び警戒心を高めただろうか。意識は何かが触れる擽ったい角よりも、形の良い綺麗な唇から一つずつ大切と大事な宝物を取り出す様に送られる言葉に、角砂糖をカリカリと削りながら食べるように止まない甘さを与える言葉に向いていて。そんな並び立つ言葉がふと途切れればその違和感に気が付いて、その疑問から落としていた視線を上げ。それでも些細な違和感を残しながら再び明るく砂糖漬けの言葉が続けば少しだけ頭を傾けて。その疑問を確りと伝える自信が無ければ口は噤んだまま代わりと寄せていた頭を匂いを付けるように擦り付け「おめの言葉は擽ってっちゃ。綺麗な夢は甘すぎて胸焼けするっち」何処までも甘やかすような優しい言葉に対して返事を紡いでは寄せていた頭部をズルズルと移動させ、彼の肩口に顔を潜り込ますように近付けて。鏡に映るだけでもゾッとする気味の悪い佇まいの自身に近付かれて嫌がられるだろうか、そんな不安は彼の甘さに薄められ。)
48:
鼠 [×]
2016-10-28 21:04:34
>通りすがり様
「嗚呼!よくいらっしゃいました。撫子とはまた可愛らしい花を…何度見てもこの愛らしさとは良いもんです。えぇ、えぇ、それじゃぁ此方の記入用紙に貴方様の事を沢山綴ってやって下さいね。もう十分と言うまで綴ってから俺に戻して下さいませ。ア~本当に、撫子の花と言うのはどうしたってこんなにも可愛らしいんでしょうねぇ、奥ゆかしい美しさとは心の隅にひっそりと印象を残していきます。小ぶりな形も要因の一つでしょうか。大和撫子と例えに有る通り、その名の気品がこの小さな花に目一杯詰め込まれているってもんです。」
(/撫子の花を有難う御座います。野茨のkeep承りました、プロフィールをお待ちしております!)
49:
林 金蓮 [×]
2016-10-28 23:32:24
>鼠
(のらりくらりとかわすだけでなく現世の万物は消耗品、人も欲も手に入れてああ満足と溜め息吐いたらそれにて終了という飽き性まで暴かれれば"イテテ"と引っ張られる飾り紐への悲鳴で肯定も否定もはぐらかし。実際のところそんなことはないと言いきれなくもないかもしれない、なんてまだ手に入れていない品物への執着の消費期限など自分でさえわからない分下手な講釈も垂れ流せず、はぁだのへぇだの呑気な相槌だけ打ちながら普段のんびり聞くこともままならない相手の声をたっぷりと堪能して。春も花もすぐに死ぬから愛おしいなんて所詮凡人の負け惜しみ。次に巡り会う時を焦がれて身悶えしながら過ごすより、たとえ夜しか咲かない春でも花でも金で咲くなら食い飽きるまで咲かせて貪りたい。「愉快なのは口先舌先三寸ばかり、腹の底からの願い事なんて大概つまらんさもしいモンさ。あぁねェホラまた戯言が一つ。日がな一日こうして鼠にモゾモゾ纏わり付かれてサブイボ立てるだけのお仕事、ありゃァ良いのになあ」目元を滑る指のこそばゆさに細めた瞳もスゥと開いて重ね重ね面白くもない冗句を、そして目を開いたまま前のめりに鎌首もたげて笑う口元の歪み一個も見逃さないよう見つめていればその姿は時折蛇と揶揄される言葉そのもの。子供を扱うぬるい手つきで引き寄せられると遠慮なく腕を絡めてひしと抱き着き「――それはね鼠君、道楽者でなく見巧者と言うんだ。半獣も脳足りんも安い映画で腹一杯。フィルムにゃ映らん本当の本当に醜いものを、札束を天高く積み上げたってままならん君の価値を俺のこの目は確と見抜いてやったのさ」親愛を感じさせる素直なハグには似合わない、下卑た声音で語りかけながら「そりゃァ俺だって客に成り下がるとは阿呆らしいと、幾らか君の贋作を作ろうと足掻いた夜もあったけれどもネ?こうグーッと、鼠になぁれ鼠になぁれと念を押しながらやってみたって皆駄目なんだ、君の形に歪むより先に頭か体がパァになっちまう。全く鼠の性は人の身には有り余る醜さらしくてネ――そうだから、ココへ来るまでに俺は随分と損をしているんだからあんまり笑っちゃ嫌ヨと言いたかったのサ」派手な色のスーツの背中に指で棒人間を描き、その頭部をポカポカ叩いたり手足へ罰点印を上書きしたり、彼に似た異形を作ろうと努力した奮闘記を一転情けない声音で訴え。しかしいくら強い想いを伝えたところでそれに絆される馬鹿はこの商売にはいないとは勿論知っていて、「そうやって俺が君へ費やした金額をちょいとばかし前金へ上乗せしてネ、サービスしてくれりゃ万々歳。もう我が儘言いマセン、夜毎の夢で我慢しますから」パッと再び起き上がり向かい合わせになっては結局は彼の愛する金の話、相手欲しさに無くした金銭を安売りの愛で埋めておくれと嘘臭いほど満面の笑みで彼を求めて両腕を広げ)
(/本体会話は蹴らせていただこうと思ったのですが、ロルがやたらと長くなってしまったのでお詫びの言葉だけ言わせていただきます!読みづらい文をだらだらと申し訳ないです…!もしこのくらいというロル上限がありましたらそちらに合わせますので教えてくださいませ!)
50:
通りすがりさん [×]
2016-10-29 00:06:18
「はぁ、いいなぁ!その言葉…ゾクゾクする、美しいものには棘があるというけれど、おれはそれがたまらないんだ」
名前/鷹花 浮火(たかはな うきび)
指名/野茨
年齢/28
性格/社交的で場の空気を読むこともできる、言うならば生きていくことに器用な人間。優しく辛抱強くて、明るいという、基本的に誰からも好かれるような性格をしている。が、一枚皮をはがすとその裏に隠れている顔はマゾヒストという性癖を持ったもの。ただ、基本肉体的にいたいのは嫌。精神的なものが好き。それをなんとか隠しているが滲み出るものはおさえきれない。
容姿/脱色した少し暗めの茶色の髪。ほんの少しくせっけであとがついている。瞳の色は髪よりも少しだけ暗い茶色。二重。いつもその顔には笑みが浮かんでいる。基本的になにもアクセサリー類はつけていない。服装は大体ピシッ、としたスーツ。身長176cmというまぁまぁな高さ。身長のわりには細身で筋肉もあまりついていないため多少貧弱な印象を与えがちなところも。
備考/職業は普通の会社員。この店へは知り合いに紹介されて試しにと来てみただけだったがそこで野茨に会って一目惚れ。一人称はおれ。二人称は色々。
ロルテ
お、お邪魔します…?
(一見何の変哲もないアパートの一室の扉の前にたつ。少し緊張ぎみなのか、小さく深呼吸をすると扉をノックして。知り合いにかなりの迫力で推されたから来てみたものの、やはりこういうところに慣れていなくどうしても戸惑いを隠せなく。ええい、と覚悟をきめて。だが勢いよくあける勇気はないため上記を言いながら恐る恐るその扉をあけ、中へと入っていて。目をあけると、そこにいたのは相手。その姿から一瞬天使、なんて思ってしまい。なんと綺麗なのだろうかと彼に見惚れながら思考をどこか遠くへととばして。が、すぐに意識をこちらへひきもどす。改めて相手を見つめてみるとその両腕はなく。そこにあるべきもののかわりといっていいのか、そこから翼が存在し、そのせいで先程天使かと思ったのかなんて緊張しすぎて逆に冷静になっている頭で判断して。「えっと、今日貴方を指名させて頂きました。鷹花浮火です」といつもの仕事である営業の癖で自己紹介とともに礼をひとつ。彼は一体どんな人なのか。それすら理解していなかったためどんな声なのか、どんな性格かとどきどきしながら彼の返事を待って。)
(/>46の者です!pfができたので提出しにきました。不備などありましたらお願いします)
51:
鼠 [×]
2016-10-29 01:24:51
>林(№49)
(凛とした顔立ちに比較して異国のイントネーションの混じる声はビードロを擦り合わせたように不思議な感覚で耳に馴染み、抱き着かれる腕の力強さを受けても羞恥を見せる程初心さの欠片なんて持ち合わせておらずに尚尚と途切れる事のないビードロの音に意識を向けて。右から左と適当に流しているつもりは無いが、それでも言の葉を全て拾い上げていては朝日がアっと言う間に背後に迫ると言う様に普段は一匙分程しか拾い上げる事のない彼の声。にも拘らず、そこには興味を引く話題が有り、異形の産まれを教えられるようなその情報に食い入りせがむ様に普段得られない情報を聞いてみたかったが、まるで危険区域と侵入者を咎めるように声は喉奥にて燻り米神が動機を打って痛み。これ以上の踏み込みをしては商品を商品以上に思いを抱いてしまうとミジンコ程の可能性に恐れを抱いているのかとセセラと自嘲し、ゴクリと生唾を飲み込むことで抑え込み。代わりと言っては何だが、握り締めれば唸り声をあげるゴム人形のようにゲーと少し耳障りな程嗄れた声で嫌がる音を漏らし「そりゃ、ア~、素敵で詩的なことですよ。チープな鼠を数多く作ったってそんな物ただの張りぼて、空っぽです。溝臭い鼠はヤア簡単!そんな風に作れるほど量産型にゃあ出来とらんのです。――えぇ、えぇ、でも、貴方様の財力を持って俺と同じくらいの紳士を量産出来たなら一匹位首根っこ掴んで御裾分けに来て下さいね。とどの詰まりで頭も体もイカレちまった自分を見て飲む酒はさぞや甘露、そんな日の喉を焼きながら流れる度数の高い酒は――想像するだけでも涎が出ちまいます、アぁ。美味しかろう。」紛い物とは言え己を真似た存在を作り上げてると云ったのか、この蛇はなんと面白い事をするのか。結果的に失敗したと聞いたその上でハハハと愉快そうな笑い声を高らかと上げて「ついでと言っちゃぁなんですが、その技術が整ったらオマケに可愛い可愛い蛇も付けて下さいよ。そりゃー勿論可愛がります。何も貰って直ぐに手籠めにして腹を鎌で縦一文字、切り刻んで祀り上げるなんて野蛮な真似はしやしません。マーめんこい、こりゃめんこい、さあ、お前さんの立派な頭脳を見せておくれと強請るだけ。浮世の高潔、苦悶に浸した知恵、創世を目抜きに変えたその蛇をじっくりじっくり嬲ってみたいもんですよ。さぞや酸っぱいか、あるいは甘いか。ア~答えのない疑問程マヌケな事はありゃしません。」嘆くように奮闘記を語る声を聴きながらその頭部をヨシヨシと軽く撫で叩き、己の言うまま使い勝手のいい玩具になる彼を思えば愉快と演技を掛ける声色でこの世の憂いも哀れも何も全てを知らないと語る白々しいまでの明るい声色で強請り、言葉の流れに合わせて蜂蜜の様にドロリとした甘ったるさを含んだ動きでベロリと下から上へ頬を舐めるように舌を這わせて、開腹すると言い切る頃には引き締まる彼の腹をツーウとなぞり手の平に柔らかく張りつめた肉の感触を残し)
(/長くなる分には全然問題ありませんのでご安心くださいませ!ご丁寧に確認を有難う御座います!鼠もダラダラと語りが多い為に此方のロルも長くなってしまいがちなので、PL様のご負担にならない程度に削って頂いて全然大丈夫ですので!返しやすいように綴って下さいませ!)
52:
野茨 [×]
2016-10-29 01:30:28
>鷹花(№50)
(今夜も今夜と罪始め、受信音は直ぐに途切れて電話なんて受信も発信も出来ないのだから意味がないと近付くことも無く細めた眼で一瞥するのみ。それから暫くし扉一枚隔てた向こうに人の気配、嗚呼なのに何で扉は開かないのか。怪訝がるように両目を細めて表情を顰めた苦い物に変えて鍵の開く鉄の音を今しばらくと待つことにして。漸く、時間にしてはほんの数分かもしれないが目の前にいるのに見えないと言うのは歯がゆくて時間が無限にも思えてしまい苛々と、控えめな挨拶を共にその姿が見えれば「遅い!なーにグダグダやってんのよ。鍵を貰ったらちゃっちゃと来る、時間だって限られてんでしょう?。アンタはこの夜をバカ高い金で買ってんだから一秒だって無駄遣いすんな」ガーと勢いよく捲くし立てるのは叱咤の言葉、器用に羽を揺らし「ほら、ドアは直ぐに占める。風で落ちた羽が舞うんだから。」扉を閉める事を促してから赤い紅引く唇をにいと笑みに変えて「ご指名アリガト、金額分の天国見せてやるから安心しなよ」先ずは何方が商品か、品定めをするように目の前の彼を頭から足元まで瞳に映し。夜の町には似つかわしくない真面目な風貌に物珍しい人が紛れ込んだものだと悪い感情がふつふつ浮かび、嗚呼愉しい事になるぞとにやつきが抑えきれず「ねぇ、ちょっと。そっちに冷蔵庫が有るのよ、素敵な出会いなんだから乾杯しなきゃ勿体ないわ。美味しいワインを飲みましょ」その言い方は準備をしてよと言う命令染みた物、顎を使いグラスや自分の為のストローの置き場所などを簡易的に説明し己はと言えば一人足早にソファに座り、足を汲んだリラックスする体制で「ほぉら、時間は待ってやくれないの。ちゃっちゃと動くぅ」宛ら暴君な女王様気取り、アハハと楽しそうな笑い声を纏いつつやれ優雅に急かす注文を添えて)
(/素敵なプロフィールを有難う御座います!早速野茨でロルテに絡みに向かわせて頂きました!喧しく自分勝手な野茨ですので失礼は当然とご迷惑ばかり掛ける事と思われます…!先にお詫びをさせて下さいませ!)
53:
鼠、夜顔 [×]
2016-10-29 18:14:10
「鼠、鼠、入っても良か?」
「――ハーイどうぞぉ」
「お金、持ってきたけ。今日分ちゃ」
「御疲れ様、今夜も良く頑張ったねぇ、お前は本トに良い子だよ」
「…!」
「ほォら、ちゅーしてやろうか。抱きしめてやろうか。頑張った子にはご褒美をやるよ」
「要らねから、もっかい。頑張ったねって褒めて」
「…お前は本当に可愛いねえ、見てるだけで笑いが来るよ。嗚呼!俺の可愛い夜顔、お前は本当に偉いね良い子だ、ア~皆お前みたいに俺のイイ子だったら良かったよ」
「もっと頑張るけ、次はもっともっと褒めて欲しいっち」
「そりゃぁ、どうだか。お前の働きぶりによるさ、――そこに有るチョコレート持ってけよ。今日の俺は機嫌がいいもんだから。ほら、目が覚めりゃまた仕事、今は夢の世界に浸っておいで。…………、ホー!こりゃ凄い凄い、ひーふーみー…と金払いの良い上客に当たったか、えぇと?この客の詳細は…アァ!これか、マー実際問題業界じゃぁ使い物にならないお前も騙されてる事にすら気づいてない愛すべき脳足りん君、アンポンタンな君も溝の中なら一級品の嘘を着飾れるってもんだ。何かにつけて縋ろうと、即席の愛に溺れちまう楽さを知らないなんて脳足りんも哀れな生き物か。ハハハ!シビレがくるねぇ」
(/現在、椿と雪柳の指名相手を募集しております。)
54:
鷹花 浮火 [×]
2016-10-29 18:30:29
>野茨
(完璧。相手の唇から出てくる厳しい大量の言葉の羅列に圧倒されながらも気持ちの高ぶりを感じそう思う。そしてその後の笑顔でさらにその感情は高まり。かぁ、と顔に熱が集まる。それを隠すように少しうつむき。美しい姿と、堂々とした態度。誰にもいえなかった、描いていた理想通りの相手が目の前にいる。なんて素敵で、幸運なことなのだろうか。そう考えながら返事をして身体は彼の指示の通りに動き。ワイン、グラスや彼のストロー等を持ってくると言われた場所において。ワインを手に持てば「おつぎしましょうか?」と一言。余計だったかと心配に思いながらも少しでも彼の役にたち少しでも彼の記憶に残れればと思い言わずにはいられずに。その葛藤を顔には出さず、彼の様子を伺うがやはり空気にたえきれずワインを机におけば照れたように笑い視線を下にやって。「やっぱりキザすぎましたかね、すみません」そう言い、その場を誤魔化そうとする。が、心の奥ではまた、先程のような言葉が出てこないかと思ってしまい。その思いから彼をばれないように盗み見る。諦めが半分入りかけてしまっているがそれでもやはりどうしても諦めきれずに期待を胸に密かに持ちながら彼の反応をうかがって。)
(/参加許可感謝します!こちらこそ、なかなかの変人ですがよろしくお願いします)
55:
林 金蓮 [×]
2016-10-29 18:51:55
>鼠
(自慢ではないが腐ってもお客でお得意で、上玉の異形ばかり提供する良いパイプであるはずの自分にもまるで小馬鹿にした態度を見せる彼。でもそれが良いしそれで良いとぽんぽん頭を撫でる手つきにヘラリとちょろく機嫌を良くして。オマケに玩具の蛇を一匹なんてついで呼ばわりされても何のその、いつ会いに行っても金金自分の彼がその思考を自分に費やしているというだけで充分得だが、味見のように頬を這う舌と這い上がってくる手の平の温さにゾワッとすればその途端体を丸めてやっぱり蛇のような息だけ漏らす笑い声を吐き「――ヒャァおっかない、おっかない。鼠が蛇の味見かネ。おぉ馬鹿馬鹿しい、違う、コワイコワイ。全く止しとくれヨそろそろこの、丁度君が目を着けた辺りにゃちぃこい獣でも丸呑みしたみたいにポコッと脂身がついてきてんだからサ」そのままこそばゆさに耐え、身を震わせながら蛇の脳髄の味を予想する彼を嘲笑っぽく味見と例えつつ中年親父のようにのんびりした冗談でその毒っ気を中和して。ひとしきり笑うと一粒も零れていない笑い涙を拭いながらドサッとソファーへ倒れ込み「あぁ愉快愉快。でもネ、幾らお得意様でも鼠の横流しはちょっとねェ。古今東西誰だって、そりゃ野鼠や薮蛇だって自分が一等賞に可愛いんだからそんなにしちゃァ君らは蛇なんざポイと放って自分らだけでヨロシクやるに違いないんだ、金も手間暇もかけて一人ぼっちはゴメンだネ……そンなら手ずから腹を暴かれる方がずっと魅力的ってモンさね」多大な犠牲を払って作った鼠モドキも、そうまでして欲しかったオリジナルの鼠も全部奪われるなんて真っ平御免。と、実際はどちらの鼠も手に入れていないのに皮算用で考えては嫌々と首を振り。にしても言葉遊びに言葉遊びが積み重なってキリがない。いつもの短いやり取りなら交渉を円滑に進める美味なオブラートになる言葉も、今夜は手に入れたはずの相手との間に延々溜まっていきどんどん本当の彼に触れ難くなっていくような気さえして。だからこそ腹を暴くの一言に自分でポンと丸めた手を打ち「その通り、君は俺の腹を暴く代わりに君の腹も俺に暴かせておくれ。――あぁイヤイヤ、ひょんな思いつきなんだけども。いやネ、君との会話は嫌という程弾んでしまうキライがあるから……それは良い事としてもだね、それじゃァ俺は明朝ココを出た後に君との思い出でなく、無意味無価値な君の鳴き声だけをたっぷり抱えて帰るハメになるじゃないかな。それぁどうにもボッタクリだろう?今夜はなぞなぞごっこをしたって一円の得にもならんしネ」はたして思いつきか元々胸の内で暖めていた提案かは自分でも知らないが、実に良いとニコニコ身振り手振りをつけてその提案を彼に押し付け「ではさて早速、今後の当店の技術発展の為に、大枚分の寝物語に聞かせておくれ。君の資金主義の成り立ちから性悪の源泉、いつから君は鼠に落ちた?異形でありながら異形を飼うその観念は、――そりゃぁ要らないな、お涙頂戴の人情なんざ見せつけられた日にゃあまりの羨望に焼いてしまう。詰まるところ、君の話なら何だって良いからとっととチュウチュウ語っておくれ」読み聞かせでもせがむような横暴な無邪気さで、掴んだ相手の手にチュウと口づけをしてみたりしながら有無を言わせず糸目を爛々と輝かせて)
(/ご回答ありがとうございます!こちらも見返してみた所、長ロルと言いながら大半が台詞でお恥ずかしいです…!そして前回のロルで鼠様のスーツの色を間違えてしまいましたorz本当にすみません!!
本体会話は蹴っていただいて構いませんのでまたよろしくお願い致します…!)
56:
野茨 [×]
2016-10-29 18:56:23
>鷹花(№54)
足りない足りない、そんなんじゃ落第点も良いトコロ。少しは頭働かせてみなさいよ(指示を出した通りの物を持って彼が傍まで戻ってくると向けられた言葉に最初は満悦と目元を細め、結局自分で出した提案を引っ込めるその様子に眉間に皺を寄せてヒステリーを。「あのねぇ、アンタには立派な腕が有るんでしょう?私に地べたに這いずって見っとも無く酒を浴びろって?ハーァん、良い趣味だこと。」腕が使えなければ必然と足先が器用になるようで、足先を彼へ向ければ注意をするように言葉を雪崩掛け。目一杯に酸素を蓄えると「アタシのオートマティックグラス置きになれって言ってんのヨ」向ける眼差しは凛とし宛ら猛禽類のような鋭さを持ち、他の従業員に施される化粧は顔立ちをよりハッキリと見せる為に纏う雰囲気の鋭さは二倍三倍と跳ね上がり、指をさす様に向けていた足をストレッチ交じりにンーと伸ばしてから再び組んだ体制に戻して。喧しいヒステリーもその場で済むのが未だ長所か、言いたいだけ言葉を向ければ胸の鉛は取り除かれて「聞いたと思うけど――アタシは野茨。可愛く茨ちゃんって呼んで良いわよう」姿形真面目な坊ちゃんが、きっと上司か何か目上の人間に無理やり連れてこられただろう電気睡蓮にどんな思いを残していくか、がなり切ればそんな余裕も生まれるよう「ほら呼んでごらんよ」けらけら、と愉しそうな笑い声を混じらせてまるで犬でも相手にするようにチッチッチと呼びつけるように舌を鳴らし)
57:
緋月 華弥 [×]
2016-10-29 19:56:30
>夜顔
甘すぎるのは嫌いかい?ただ、俺は加減が分からないんだ。溺れさせる程甘やかしたいし、他が目に入らなくなるほど君のことを愛したいんだ。こんな俺を許してくれる?
(やはり少し違和感を残してしまったか。視線をこちらに向け首をかしげる彼。その仕草はとても愛らしいものだったが今だけは苦い思いが胸に広がって。自分もまだまだだと胸中で静かに反省しながらこちらへ身体をよせる彼を受け止め。今なら許してくれるかと、そんな期待が滲んだ感情が沸き上がり。拒絶されるか、されないか。その緊張のなかおそるおそるだが彼の頭に手をのせ、優しい手つきでその質のよい髪を崩さないように気を付けながら撫でて。が、それは短い時間。やはり彼からの明確な拒絶が怖くなりやめて。幾ら、これが金によるただの一時的な時間だとしても拒絶というものはされたくないと、そういう恐怖には勝てなかった。そもそも勝とうとも思っていなかったが。臆病な自分に自己嫌悪の情が沸いてきそうだがそれは後で沢山できるだろう。まずは謝ったほうがいいかと判断する。「ごめんよ、嫌だったかい?」と問いかけて。本当に、何故そうしたいと思ってしまったのだろう。浮かれていたのだろうか。彼に問いかけると同時に自分自身にも問う。が、答えは出ない。結局、考え込むわけにはいかないため浮かれていたのだと結論づけて。反省した雰囲気を全面に出しつつ彼に微笑んで。)
58:
鼠 [×]
2016-10-29 19:56:34
>林(№55)
(中身の無い伽藍の会話を繰り返していれば腐る様な根が似た己と彼は互いの心根を見せぬ内に朝が来ると思っていたのに、こりゃやられた。苦い薬か魚の内臓か喉奥に粘っこく絡みついたように露骨な嫌悪を目元に浮かべ、別段映写機に移すような取り立てる物語なんてこの鼠に有りはしないと払い除けた所で蛇がアーそうですかと納得する未来も見えず、やれどうした物かとヒョットコのように口先を顰めツンと尖らし。何でも望むがまま手に入り言う通りになる魔法とは己のこよなく愛する金であり、そこには情も何も有ったものじゃないのだ。支払いとして得るのならば己に出来る事は彼の望む物語を一夜の夢だと語るのみ、そんな事経営者なのだ頭では理解しているがそれを誤魔化し払い除けていた事実を突っ込まれたばかりに嗚呼真髄を付かれちまったと無邪気な蛇が寝転がるその様を見下ろして。手に受けた口付を皮切りに剽軽にも歪めていた顔を悪童と普段の胡散臭さに戻して「――お宅は本当に良い趣味をしてらっしゃる。溝鼠の腹を開いた所で出て来るもんなんざ鷹が知れているでしょうよ」口付を落とされた手のその箇所を自分の口元へ運べばガリと歯の痕を残す様に噛み付いて、その手を使い腹を括ったと普段からボサつく清潔感の無い髪をガリガリと掻き毟り横になる彼の膝元に変わらず腰を下ろしたまま背凭れに背を預けて「――じゃぁ面白い話でも聞かせてやりましょ。一切合財胡散臭いこの身の正体でも、傍観決め込む貴方様へ……ちょっと待った!ア~こんな話するんじゃ無かったと明日の朝に羞恥で死ぬやもしれんでしょう、酒で脳みそ一つ溶けるまでの時間位待ってやって下さいよ」座り落ち着くのも瞬きの間、よいせと体を起こせば「チープな話に高給な酒も摘まみも勿体ない、チープな酒も偶には嗜んで御覧なさい。口の肥えた貴方様なんて、ホラ、こんな安い酒飲んだ事ありゃしないでしょ」小さい一人暮らし用の冷蔵庫から安売りの缶ビールを数本取り出し雑な手つきでテーブルに並べ、内一本を彼の頬へヒヤリと向ければ「俺はね今がこうして楽しけりゃそれで良い男なんです。自分より劣った生き物を見て自分は未だマシだと思い込む、えぇ、そりゃあ滑稽な事でしょうとも。でもね、最底辺じゃないと下らないチッポケの自尊を付けてこーして安くて不味い酒を貴方――金蓮、お宅と呑むことが出来る。ア~楽しい、お気楽そうで良いでしょう。悩みなんてこれっぽっちも無いもんでね、」丁寧交じりの胡散臭い喋り口も自身の缶ビールに口を付けた事で無礼講だと割り切り呼び直し、ただただ苦いだけの炭酸を一口流し込めば寝転がる彼の顔元の床にしゃがみ込み「俺ぁね、お宅の名前を愛してるよ。――至る所から風に乗ってやって来るお宅の噂話にゃ飽きちゃってんのよ、噂話が蓄積されるより先に縁起のいいこの面を拝みたくて堪らねぇってもんです」感情も何も見つけられない掬えない爬虫類の、その蛇に似たこの男はどんな言葉をチューと鳴けば喜ぶか、そんなことはもう如何でも良くて。一夜の夢を売るのなら、きっちり対価を払いましょうと口先三寸は得意でもそれ以外は得意じゃない口を動かしては一つ一つと語りを始め。それでいて無意識の防衛線か、詰まる所己と彼に関与する事だけを掻い摘み語り、己だけの話など何をくっちゃべれば良いのかを模索し諦めて)
59:
夜顔 [×]
2016-10-29 21:58:49
>緋月(№57)
――(肩口に顔を潜り込ませていれば濃厚と感じる彼の温かい体温と鼻孔を擽るような香水だろうか彼の香りに酔いしれて、密着する体を跳ね除けられなかった事を少なかれ嬉しいと感じてしまえばもぞもぞと不器用な甘え方でくっ付いたまま、少しだけ触れた撫でる様な手の動きに驚き少しだけ息を飲み込んで。その手が直ぐに引っ込んでしまえば元来、頭を撫でて褒めて貰い己の存在を認めてもらうその為に得た金を丸々雇い主に渡しに行くのだから撫でられるのが嫌な訳がなく。髪が擦れサラリと落ちる感覚も、優しい手の平で包まれるような感覚も、依存し欲してしまうのは甘やかしに弱いせいかゾクゾクゾクと背筋を震わせるほど嬉しくて心臓がビリリと刺激に跳ね上がるような動機をバクバクと産んで。なのに、どうして、その手を引っ込めるのか。理不尽にも眉間に皺を寄せれば拗ね腐る様に瞳を細め、肩口に沈めていた顔を起こし上げ言葉は下手だからか黙ったまま今まで恐る恐ると伏せがちだった眼をちゃんと合わせるように向けて離さたその手を自らの手で押さえては自分の頭部へ移動し「嫌だったら最初っから近付いてねぇけ、止めんで」甘える、強請ると言うにはぶっきら棒にモゴモゴと口の中に溜める様な声色でそれでもハッキリと己の要望を言葉に変えて彼に向け、撫でられる事を待つように掴み己の頭に誘導させたその手から自身の手を離し)
60:
春月 瑞樹 [×]
2016-10-29 22:27:46
>沈丁花
…自分の瞳に嫉妬する日が来るとはね。
(ぽつりと呟くと、この赤に焼きつけようとせんばかりにジッと見つめて。掌に感じる体温と圧力、これをぬくもりと呼ぶのだろうなとぼんやりとした意識が動く。きめ細やかな肌は男性のものとは思えずいつまでも触れていたいような、赤い唇が緩くほどけるたび手から肩までが同じように動くと彼と繋がったような気がしてただ嬉しくなり。焦げ茶の瞳は閉じられ全てを預け渡されたような感覚を味わうと静かに興奮の火を揺らし、ついと固く閉じた左瞼に親指を走らせて。「なぁ、花に触れてもいいかい?」耳元で遠慮するよう囁くと、そっともう片方の手で右頬を触れて。否応もなく目が引き寄せられるその花は、今まで誰にも触れられたこともない、そんな風に思わせる慎ましやかで貞淑な姿を見せており、それがまた人を惹きつけるのだろうと現在進行形で惹かれている自分を嘲笑うように葡萄色が揺れた、「凛と立つか儚く零れるのか…どちらにしろ、愛したい」この部屋にいると言葉が溢れやすくなる、呟きは我ながら嘘だろうと思うほどで)
61:
緋月 華弥 [×]
2016-10-29 23:23:44
>夜顔
……本当に君は、なんて愛らしいんだろうね。俺でよければいくらでも、こうやって甘やかしてあげられる
(今までふせていた顔をあげ、こちらを見る彼。やはり無理だったかと、思うよりも先にその瞳の美しさに魅了されて。その目に、自分がうつされている。それだけで興奮し、背筋に何かがはしって。その欲望の色を必死で隠しながらも彼の行動を一瞬たりとも見逃さぬようじい、と見る。そうしていると、彼は自分の手を先程と同じ位置に導いて。嗚呼、なんと愛らしい行動をしてくれるのだろう。先程のものとは比べ物にならない程の熱情が沸き上がる。頬があつくなるのを感じながらも上記を口にして。可愛い、愛らしい、綺麗、美しい。……愛しい。そう思ってしまった自分に焦りを感じて。そう思ってしまってはダメだ、きっと不毛で報われない。辛くなるだけだ。と自分を戒めようとするもそうするとそうするだけ逆にその感情は強くなるばかりで。とりあえず、今は彼が望むことをやろうと先程よりもしっかりと、そして優しく撫ではじめて。「よしよし、君は本当に可愛いなぁ。そして頑張りやさんだね。俺が君を愛させてと頼んだから、それにしっかりと応えてくれてる。とっても嬉しい、ありがとう」とまるで幼い子供に言うようにゆったりとした、暖かい言葉で彼を包み込むように声を発して。その間も撫でる手をとめない。そうすることで、彼が少しでも満たされればいいと思いながら彼の目をしっかりと見詰めながら礼を言って。)
62:
鷹花 浮火 [×]
2016-10-29 23:41:51
>野茨
すみません、今おつぎしますね
(自分に向けられる彼からの叱咤の言葉を再び正面から受け止めて。そのひとつひとつの言葉がそれぞれ大小様々のひとつの刃となって自分に突き刺さる。その刺激はなんて痛くて気持ちがよいのだろう。ゾクゾクと背中に快楽のような何かが走るのを感じ恍惚としたような暗くて深い欲望が渦巻いているような笑みをひっそりと浮かべる。もしも言霊というものが本当にあるのなら、もっと気持ちいいのかと考えながらもワインをあけグラスにそそいで。そうしていると改めて彼から自己紹介をうける。それの後の相手の態度にも先程高ぶっていた熱を再度あげつつもしっかりとその名を記憶して。野茨、あの鼠と呼ばれている男性からも聞いてはいたが、本名なのだろうかとぼんやり考えるがそれを聞くのは野暮というものだろう。こういうところにあまりこずに馴染みのない自分でも流石にこれくらいは察することが出来て。わざとそのことを聞いてまたああいう気持ちがいい言葉を貰うのもいいが、それで嫌われては元も子もないという考えに至り聞かないでおいて。「茨さん、でよろしいですか?…先程も言いましたが俺は鷹花浮火といいます。よろしくお願いします」と言うとペコリと頭をさげて。)
63:
沈丁花 [×]
2016-10-30 00:47:28
>春月(№60)
それだけハルさまの瞳は宝石みたいなんです(己の目ですら嫉妬をすると言う彼の言葉の要因が自分に有るとは思わずに、そんな自惚れは恥ずかしいと言葉を飲み込んでやんわりと微笑みながら返事を返し。閉じていた目をゆぅるりとした鈍い動きで再び開き、花に触れたいと言うその願いに対し、と言うよりも続けられるそんな自分を愛したいと言う言葉を真に受けていないからこそ小さくも確りとした悪戯心を存在させて「えぇ、どうぞ、どうぞ。丁は夜の女と違いますから、お高くなんて留まりません。ハルさまの心のままに好きなだけ触って下さいな」ニコリと口角を釣り上げた微笑みのままにまずは許可を促す返事を返して、いざ彼の指が花に触れるその瞬間に再び唇を開けば「嗚呼!でも、待ってくださいね。丁の花に触ればきっと丁の中に埋めく毒がハルさまに感染しちゃうことでしょう。その毒はハルさまに少しずつ染み渡り、最後にはこの心臓にたどり着いて根を張り蛇みたいに巻き付いて丁の思うがままにハルさまの命を貰ってしまう事です。…それでも?」からころ、と楽しそうな笑い声を交えながらツラツラと止まる事無く続けるのは冗談ばかり。その冗談をさして真実の様に悪気も無く続けては「――なぁんて、嘘ですよ。どうぞ、どうぞ、触るだけで感染なんてしませんから、安心してくださいな」意地悪は言い終えれば満足し、これ以上の意地悪は止めるように言葉を止めて花の咲き誇る顔を触れやすく近付けて)
64:
夜顔 [×]
2016-10-30 01:01:07
>緋月(№61)
(愛して欲しいと愛に飢えている自覚は有るが、本当のところ自覚しているその何倍も貪欲で欲深く自己の欲望に正直で本能的であると言う事に気付いていない。愛して欲しいと言うざっくばらんな願いを何処までも執着して追い求めている身は何も与えられていない時とほんの少しでも愛を与えられた時では対象の人物に抱く思いも丸々変わるのだ。何も無ければ期待もしない、でも少しでも優しさを与えられればそれを糸口としてそこから貪り尽くそうと次々止め処なく欲が生まれてしまい、撫でられる手の優しさに浸れば心地よいと言う様に、それでいて未だ足りないぞと強請るような目付きで目を細めうっとりとして。それも暖かな言葉が耳に届くと同時に部屋の窓が薄らと色づき、紫色に成って居る事に気づいたことで動物的に瞳孔を開き「もう来てくんねなら、会えないっち言うなら喋んな」スルリとすり抜けるように優しい手の中から頭を退かし、言葉は刺々しい言い方で、同時に自分にも期待をするなと言い聞かせるみたいに再び目線を下に落して。束の間の夢とは覚めるもの、そう理解しているからこそ彼がもう此処に来なくなるだろう事実を受け止めるには愛を貰い過ぎたのだと寂しさすら心に住まわせて。本音を言うならばもっと愛してくれと、もっと彼の描いた絵を見たいのだと、もっと撫でてと、浮かぶ欲は底知れず。その全てを飲み込んで誤魔化すことで浮かぶ寂しさをギリリと下唇を噛みしめる事で堪え、己の頭を撫でてくれていたその手を両手で慈しむみたいに触れれば己の頬へ宛がって"ちう"と控えめなリップ音を鳴らす口づけを添えて「今夜は素敵な夢をありがと。離したくなくなるけ見送りはしねっちゃ」本能に生きるからか、不器用では有るが嘘もつかない。本音の言葉をちゃんと伝えてその手を離し)
65:
野茨 [×]
2016-10-30 01:11:23
>鷹花(№62)
ふぅん、立派な名前ねぇ――勿体なぁい。鷹なんて強そうな面じゃないわよう?アンタなんて子犬ちゃんよ、子犬ちゃん。(大金を払って此処に来ていると言うのに受けているのは理不尽な扱い、本来ならばこの時点である程度の文句や苦情が出て指名の変更だって良くある事なのに。どうしたものか、この男は余程夜遊びに成れていなくまぁそう言う物なのかと間違った常識を受け入れているのかもしれないと考えを巡らせた所で文句も出ずに自分の言う事を聞いてくれるならマー良いかとあっさりその考えは終わらせて、教えられたその名前を耳にすれば口に出すのは可愛げのない駄目出し一つ。挙句には勝手にあだ名を決めて「じゃぁ、ワンちゃんとの出会いにかんぱーい」語尾にハートを付ける様な言いっぷりで出来ない乾杯は言葉だけ、彼が準備してくれたワインへ顔を伸ばしてストローを咥え。一口分飲めば癖の様にガジガジとストローの咥え口を数回噛んで「そんなに緊張しないでよ。男なんだから此処に入った時点で腹括りな。だぁいじょうぶよ、何も取って食いやしないから。アンタみたいになよっちい男なんてタイプじゃないの、安心して頂戴」何処か遠慮がちのその佇まいに顔を引けば必要以上の言葉を続けて)
66:
緋月 華弥 [×]
2016-10-30 08:46:45
>夜顔
そうか、もう時間がきてしまったのか!それじゃあ、さよならだ。こちらこそ、今日はいい夢をありがとう、ばいばい
(自分から離れる彼と、その言葉を不思議そうに見るが窓を見ればそこに闇はなく。嗚呼、夢から覚める時間だ。そう考えると彼に別れの言葉を言おうとするが、それよりもはやく彼が動いて。そうして紡がれる言葉。そこに嘘はなかった。それを感じると頷き上記を。そこにあるテーブルの上へ代金をおき、扉の方へ行けばあえてまた会おうという意図の言葉は伝えずに。来たときの笑顔で手をふり別れの言葉をつげて。ふりかえらない。辛くなるだけだから。あそこから離れるとまたいつも通りの日常がはじまって。嘘だらけ。虚勢をはって自分の絵を買う者ばかりで誰もその絵に興味はない。なんて、気持ちが悪い。だけど、そうやって嘘をついている人間に気づいていないふりをするということは自分も嘘をついているということになって。だから嘘は嫌いなのだ。嘘は連鎖する。そうして壊れない頑丈な鎖になって、自分をがんじがらめにして動けないようにしてしまう。消え行くもの等弱い者だと、頭の中からこだまする声をききながら冷ややかな目で世界を見つめて。疑心暗鬼でいっぱいになりながら夜顔の花の絵を練習する。限りなく、本物に近く忠実に。他の人間は何も絵じゃなくても、本物をもっていけばいいだろうというだろう。だけど、違うのだ。自分は彼に本物の花を見せるべきではない。それで彼を変えてしまうのが怖い。だから、描く。そうしているといつの間にか数日がたっていて。今まで絵に没中していたためおさえきれていたが一気に彼に会いたいという気持ちが浮かんで。夜、絵を片手に再びあの場所へ足をはこぶ。彼はまた会ってくれるのだろうかと思いながらも前回と同様に鼠とよばれる彼に夜顔がいるかどうか問う。いると言われれば今宵も彼を指名して。前歩いた道を辿っていくように行けばトントン、とノックを軽くして。扉を開けば抜けたような笑顔で彼に笑いかけて。「また来ちゃった」と一言。彼はどう言うのだろうと反応を待って。)
67:
夜顔 [×]
2016-10-30 20:32:53
>緋月(№66)
(覚めてしまうから夢なのだ、現実を迎える為の雨宿りとして簡易的な宿の提供でしかないのだ、頭の中ではこれ以上無い位理解をして聞き分けよくしているのに。何度も聞きなれたはずの扉の閉まる音にパズルのピースがころりと落ちて無くなったような何かの欠如を覚えて。ポッカリとした空虚の中、夜はまた巡るのだ。最初の一日、二日はもしかしたら来てくれるかも。なんて期待もしたが、そこに立つのが彼じゃないと見ては諦めた。繰り返される夜の夢も業務的にやり過ごし、そうして今日も仕事のワンコールが部屋に鳴り響いて。今日の客はどんな人だろうか、当たり障りなく適当に必要以上の距離を詰める事無くやり過ごせればそれで良いと商売人らしからぬことを思いつつ、お決まりの様にソファの上で膝を抱えながら扉が開くのを待ち、鍵の空いた音に合わせて顔だけを振り返させるとそこに佇む彼の姿に最初は思わず信じられないと言う様に瞳孔を開き、阿呆面の様に唇をぽかんと開けて。次第にじわじわと込み上げる嬉しさを噛みしめるように歯に力を込めてから緩みそうになる表情を俯くことで隠して「――遅ぇっちゃ」口にするのはやはり可愛げのない返事、その癖で待ち侘びた餌をやっと与えられたように心臓は煩い程に高鳴り、ドロドロと溶けるような表情で目元を細めて)
68:
春月 瑞樹 [×]
2016-11-01 01:49:47
>沈丁花
はは、俺の命でいいんなら染めてくれよ
(乾いた笑いは空虚に響く、己は今うまく返事を返せたのだろうか、相手にとってはただの戯れにすぎない些細な言葉も自分にとっては甘美な誘惑に聞こえ、じくり、と胸を引きつらせて。ifを考える、もし触れた途端彼の言う通り毒が感染ったら?もしそうなればじっくりと彼の毒に囚われて…なんてもしもを振り払い、少しは誤魔化しになるだろうとなんとか悪戯っぽく笑みを浮かべたら、そっと花に手を伸ばし。恐る恐るちょん、とひとひらの花弁に触れたときじわりと何かが滲むようなそんな感覚が走った、一瞬その感覚に戸惑いつつもガラス細工に触るような手つきで撫でればその滲みはもう感じることはなくなり。固く閉じているように見えた花は思ったより柔らかく繊細で、同時にしなやかさと力強さもあり、思わず手折り他の人に見せたくなるほど、いや敢えて見せず自分だけのものにしたくなるほど蠱惑的な花であって、その印象は彼と重なっているなぁなんて思わず微笑みを零して。「あと何時紡ぐとこの夢は終わる?…野暮なことはわかってるけど、リミットまでは丁と充分に語り合いたいからね」腕時計は持っていたが自分で確認するのは真っ平御免で素知らぬふりして聞いたタイムリミット、もうじきに日は上るはずだろうからそんなに余裕はない、彼の前ではまた来ればいいなんてそんな悠長出来るほど大人にはなれないので)
69:
沈丁花 [×]
2016-11-01 17:38:43
>春月(№68)
(痛覚が有る訳じゃない花弁に彼の指先が伸びて来ると触れる様子を瞳に写し、感覚は無いが推測は出来ると花弁の揺れや彼の手つきから愛しむ様に優しく触れてくれていると察して。そうは言っても己は華奢な少女じゃない訳で、ちょっとやそっと乱雑に扱われたぐらいで泣き喚くような弱さは無いのだ。それを踏まえて優しい手つきを思えば目の前の彼の性格に触れることが出来たような気がして少しばかり嬉しくて。そんな余韻に浸る間もなく時間のことを思い出すと眉尻を情けなく少し落として「外は薄らと紫色になってしまいました。きぃっともう少しだけ、もう少しもしたらハルさまは目を覚まさなきゃいけません」自らもと強請る様に彼の頬へ片手を伸ばし、そっと撫でるように触れれば「今夜は、丁にとって素敵な夜でした。ハルさまにもっと沢山、丁の名を呼んでほしいと目が覚めるのが嫌になるくらい…えぇ、本当に素敵な夢。」悪あがきをするように、少しずつ明るくなる部屋を見たくないと瞼を落とせば静かに目を瞑り。それでも時間が進むのを受け入れる事しかできなければ諦めを瞳を開くことで表に出して、初めて向かい入れた時と同様にニコと口角を吊り上げる微笑を浮かべ「お見送り、させて下さいな」と頬に触れていた手をスルリと滑らせるように手放して)
70:
鷹花 浮火 [×]
2016-11-02 00:08:12
>野茨
(こんなに色々言われて自分が何故、怒らないのか。不思議に思っていることだろう。もしかしたら変だとも考えられているかもしれない。接客業で、人の考えることを大体読むことが鍛えられていたのか。彼の思考をぼんやりとだが想像して。怒るわけがない。ましてや、この夢のような夜を自分から終わらせるなど言語道断だろう。だってこんなにも気持ちがいいのだから。背徳的な悦楽で口が不気味な三日月に歪むのを隠すようにワインを一口。その味に何度か瞬きをして。「美味しいです、今までで一番ぐらい」と言う。嘘ではない。あまり酒を飲まないほうではあるが、ワインは何回か飲んだことがある。その中でもこれは飛び抜けて美味で。何故か感動しながらまた開かれたその唇の動きをおい。彼のタイプではないと言われると流石に少し残念な気もして。「そうですか…残念です。おれはあなたのこと好きですよ、綺麗だし、堂々としてて」自分はまあまあ酒は飲める方と思っていたのだが、この場の雰囲気もあいまってか、アルコールが少しまわりやすく。素面なら言うかどうか迷うことも言ってしまい。ハの字眉毛の気の弱そうな笑顔で彼に笑いかけて。「あ、こういうこと言うの駄目なのかなぁ。それだったら気にしないでください」と慌ててつけたす。やはり知らないというのは怖いとしみじみと思いながらまたワインを一口、口へとはこんで。)
71:
緋月 華弥 [×]
2016-11-02 00:22:32
>夜顔
ごめんごめん。うん、君は相も変わらずに可愛いね!
(こちらを見た時の驚きに溢れた顔。それが何よりも愛らしく思えて。その後の誤魔化すような無愛想な態度といったら!目は口ほどにものを言うとは正にこのことなのだろうかと考えながら今回は遠慮なく上がり込めば彼の遅いという言葉に軽く謝って。そうして手でカメラのシャッター画面のように枠を作れば早々に思いが口に出る。茶化したように言ったから、本心はばれないだろうと考えて。あれから何日もたった。一夜限りだろうとたかをくくっていたが、どうやら本当に惚れてしまったらしい。そうでなければ基本的に無関心が多い自分があんなにも会いたいと思うわけがなく。でも、だからこそ怖い。彼がいつか、誰かのものになって、他の人の手で変えられて、嘘をつくようになってしまったら?勿論、それが幸福というものなのだろう。自分ではない、もっといい人に見初められて変えられる。なんというハッピーエンド。それは理解しているのだけれど、受け入れることができずに。す、とその問題は頭の片隅へとおいやりこの前の場所へ行って。さぁ早速絵を見せようと思う。だけど、何故か手と口が動かずに。緊張だ。彼は待っていてくれたのだろうか、嫌がってはいないだろうかと様々な不安が頭によぎる。だけど、それでも渡したいと決心すれば絵を彼に差し出して。「はい、またあげるー。夜顔に色、つけてみた」と自然を装い言って。少しでも喜んでくれたら、と願うが緊張のあまり彼の顔を見れずに。ぐ、と手をつよく握る。そうして彼の反応を待って。)
72:
春月 瑞樹 [×]
2016-11-05 03:04:03
>沈丁花
…丁が望むなら、いつだって俺はこの夢を見るよ
(ガバリと起き上がり丁も同じことを思っているのかと胸を高鳴らせる、だがそんな想いを卑屈な感情が否定し、つばを飲み込む。勘違いしてはいけない、己のような客は何人だっているのだ、素敵な夢だなんて誰にでも言うサービストークなのだろう、なんて言葉で蓋を閉める。しかし忘れていた、この部屋では言葉が零れやすくなることを。ぽろりと零れ落ちたのは相手に全てを押し付けた身勝手な言葉で。彼には選ぶことはできないと知っているのに選ばせるような素振りをして小賢しいことはわかっている、だから彼の焦げ茶色に向かうことはできず伏し目がちで。先ほどの言葉を取り消すように無理やりニカリと笑えば、すっくと立ち上がりスタスタと何事もなかったように扉へと向かって。「お見送りって、いってらっしゃいのキスとか?…我ながら古いな」冗談を言う口はカラカラに乾いている、でも留まればもう外には出れない気がして雑に代金を置いた。最後まで彼の瞳は見れなかった、本当に囚われてしまう前に外に出なければ…俺からの好意なんて彼にとっては何の意味もなさないから。蓋をした容器はもうギチギチで、気持ち悪くなるくらいの愛したい・愛されたいが悲鳴をあげている、そんなことは己が1番よくわかっている、だからこそ、今振り向いたらその向かう場所のない愛が全て彼に向いてしまう気がして、重すぎる愛に嫌われたくなくて)
73:
野茨 [×]
2016-11-05 12:57:25
>鷹花(№70)
そーォう?でもこれ安いやつなのよ。そうだ、今度来るとき一級品のワインを買ってきてよ。アンタの口に合う高いやつ。――ああ!もちろん、赤ワインね(欲しい物を欲しいと思ったところで気軽と買いに行けるような身形をしてなければ欲しいと思ったものは鼠に頼むことが多々、どれだけ金があるからと良い品をと強請ってみても守銭奴の男が選ぶものは安い粗悪品ばかり。そんな安いワインを今までで一番おいしいと言われると酒の冗談だとして面白いと笑い声を上げつつ、見た目は真面目なその外見でも冗句が言えるのかと勘違いでは有るが"美味しいツマミなんかも有ればさぁいこう"とちゃっかりと強請り。向けられる褒め言葉は美しい花、褒められる事が嫌いな訳が無い。褒められたところで顔を赤らめ羞恥に黙るなんて思春期の少年少女なんてことは全くなく、寧ろ栄養分を与えられたと言う様に一層と元気になりながら「やーん、もっと褒めなさいよ。気分イイわぁ。アタシに腕が有ったなら今頃首が折れる位力強く抱きしめていたのに残念ネ。良かったわねぇアタシが腕なしで」褒められる事、これ当然。とばかりに目元口元へご機嫌というように愉し気な笑みを乗せ、笑い声をケラケラと上げながら、自嘲を交える捻くれた嫌味を一つ向けて)
74:
夜顔 [×]
2016-11-05 13:08:48
>緋月(№71)
気味悪いでよか。めんこいっち言うのおめぇだけっちゃ(向けられる言葉一つ、それが自分からかけ離れている褒め言葉であればモゴモゴと居場所がないような心持で向けられる謝罪の拗ねるより続く褒め言葉に対する文句を向けて。その癖で皮膚の裏側に有る心臓とは何処までも正直者で有り、彼が再び此処に来てくれたことを喜び嬉しみ、動きを速めるのだ。つらりつらり、絵本の読み聞かせの如く止まらずに綴られる文章が彼の口に手止められると疑問符を浮かべて頭を傾げ、そうして渡された絵を受け取り視線の先を動かせば爛々と瞳を輝かし「すげー」と殆ど反射的に声が漏れて。パッと嬉しさの滲む笑顔を浮かべればソファに丸めていた身体を下ろしてバタバタと忙しなく、自分の荷物を纏める棚へと足を向け、そこから一つの額縁を持って来れば「こっちも好ぃとお、でも、こっちもきれぇ。……嬉しっち」二度目ともなれば人見知りも少しばかり緩和されるようで、ほこほこ。と満たされるような嬉しさを隠すことなく言葉尻や表情に滲ませつつ「ひつき、アリガトぉ」と前回来店時に教えられたその名を口にしつつ少しばかり気恥ずかしさを残した雰囲気で礼を述べ、額縁に入るものと、今貰ったばかりのものを再びソファの上に腰を下ろしては嬉しそうににまにまと見比べてソロソロと控えめな動きで視線の先を絵から彼に向ければ「俺、おめぇの絵が好ぃとぉよ。ふぁんやけ、本当にうれしい」絵を折ってしまわないように気を配りつつ片腕を伸ばせばこんな素敵な絵を描くその腕を見せてと言う様に彼の手を掴んでにぎにぎと握ってみたり指の腹で手の平をなぞってみたり戯れて)
75:
沈丁花 [×]
2016-11-05 17:23:47
>春月(№72)
丁は今夜の夢をずっと望みます。思い出が夜になるみたいに、丁の夜はずっと今夜です(腿に預けられていた彼の頭部が置き上がりそこに熱の余韻だけを残して離れてしまえば、察しの良い頭は彼が今何を思い葛藤をしているのかが薄らと理解してしまい。だけれども、束の間の夢に溺れる彼に依存してしまっては見放された時己の居場所はどこにもなくなると、阿呆ながらに先を見据えてはそれ以上引き留める事などできなくて。扉に向かうその姿を数歩後ろから追掛け、目を合わす事無く送られる言葉を耳にすると談笑のように柔らかな笑い声を上げ。その姿が消えてしまう前に、初めて出迎えた時のように抱きしめれば彼の首元、項辺りにがぶと歯を立てて「丁はキスなんかで我慢できるほど聞き分けの良い子じゃなかったみたいです。ハルさまを此処に閉じ込めてしまいたい。」自分が今馬鹿な事を口走っていると自覚はあるのだ、知っている。それでも思い出を夜にするのが憚られてふわりと香る優しい彼の花の匂いを吸い込んでから抱きしめる腕を離して、それ以上余計な事を口走る前にと彼の背をトンと前に押し、扉の外明るくなった現実へ送り。これ以上彼の声を聴いてしまってはもっと手放すことが出来ないと一方的に扉を閉めれば鍵をかけ、部屋の中に残る微かな優しい花の匂いだけを求めて耳を塞げばソファに横たわり、また夜に備えて瞼を落とし)
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