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2：
ソトノヒト [×]
2016-09-21 07:16:00
>◤World◢
+『鳥籠』
政府が犯罪者を隔離する為に設置した治外法権地帯。あらゆる犯罪が許されており、息を吸う事と同じくらい、日常的に犯罪が横行している。まだ憲法が適用されていた時代に伝染病によって壊滅し、地図上から忘れ去られてた都市をそのまま利用しており、建物等はそのまま残っている。周囲には5m程の鉄柵が張り巡らせているが、一つ一つの棒の間には大きな隙間があり、一見脱獄可能にも見える。それでも彼らが脱獄しない理由には、圧倒的な力を持つ『猟犬』の存在がある。
器物破損を趣味とする罪人の影響で、まともに住める建物はほとんど無い。また、ここで産み落とされた子も、ここから永遠に出る事が出来ない。
+『咎人』
通常の世間において、盗難や器物破損、万引きから猟奇殺人まで。あらゆる犯罪を犯した者を指す。『鳥籠』に入る際にボーダーのアイテムを身に着ける事が条件にある以外、服装や理念は自由。大体の者が今の世界に不満を持っているが、鳥籠の束縛に苦しめられている。罪が重くなるにつれて性格に猟奇性が増し、性格も難のある者ばかりになるとか。
あまりに強大な猟犬の力に屈していたが、『ソトノヒト』によって、能力を行使できるようになる。
+『猟犬』
政府が『鳥籠』に派遣した『咎人』を監視する看守。空きあらば脱獄しようとする咎人を監視し、力で捻じ伏せる役目を持つ。一人一人が固有の武器を所持しており、武器に付随する能力によって反抗する咎人を容赦なくいたぶる。しかし、咎人同様に自由に外に出る事は構わず、許可制で外出出来るのは看守長のみ。実は彼らは、咎人の残された家族や親戚関係にある者ばかり。身内に犯罪者が出た事で居場所を無くした者で形成される為、過剰なまでに犯罪者を恨んでいる。
+『ソトノヒト』
本名【タト・1・λ】。教養の無い咎人が間違えてソトノヒト、と読んだ事でその名前が定着した。正体不明の謎の存在で、100年前から容姿が変わらず、名前以外は何も分かっていない。自称研究者であり、咎人に能力を発現させ、外へ出る力を与えた張本人。引き摺る程の白髪に、人間味の無い白い肌。糸目。白のTシャツに下は履かず、上から白い白衣を羽織る。全体的に白く、性別も判別がつかない。多重人格者であり、一定の感情を必要としない。
※一応、ナリには登場しません。こいつと友達とか、家族とか、お好きにして貰って大丈夫です
+『贖罪』と『断罪』
能力のこと。咎人の能力を贖罪、猟犬の能力を断罪と呼ぶ。能力としての素質は贖罪の方が上だが、猟犬は武器を使い能力を最大限に活用出来るものが多い。両者とも能力名は本人の罪、または憎悪を表した熟語で表記される。
+『入れ墨』
犯罪者が鳥籠に来る時に必ずいれるもの。自分の名前、性別、罪状、鳥籠に入った年月が英語で表記される。新入りはこれをまず見られ、そこから力関係を決められることもある。
+『狩り』
猟犬達の隠語。咎人を殺すことを指す。猟犬は基本的に咎人をいくら殺しても罪にはとられない。無差別に殺すこともまた然り。しかし、まれに恋愛感情のようなものを抱いてしまったりしなかったり………
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