TOP > 個人用・練習用

なんでもないただの部屋/13000


最初 [*]前頁 次頁[#] 最新 50レス ▼下へ
自分のトピックを作る
221: 奈落創磨 [×]
2017-01-15 00:09:53

あーね。

222: 黒猫 悠華 [×]
2017-01-15 21:53:25

「こ、ろす…?なにいってんの…」
〖殺すっていってるんだけど?刺せば血もでるようになってるから簡単じゃない?〗
軽々しく人を殺すなんていってケタケタ笑っている黒猫人形に無性に腹が立った。
「…ころす?ちがでる?だから、かんたん?なにいってんのよ!!」
〖そっちこそなにいってるの、だよ。ねぇ、殺さなきゃ〗
私は黒猫人形に飛びかかる勢いでいったけどそれは、虚しいことに過ぎなかった。
〖殺されるよ?〗
「……は……?」
〖僕は人間だったときさぁすっごーい暴力ばっかり受けてたんだよねぇ?小さい頃からずーっと。わかる?生きるか死ぬか、その狭間にずーっといたんだよ。殺さなきゃ、殺される。死ぬんだ。だから僕は主が僕に一度でも手を上げたら殺すように心がけたし、今の主はそんなことしないからこうやって従ってるだけ。僕にとっては当たり前のことをしろっていってるんだよ。息をしろ、っていってるのと同じくらい簡単なこと。ちなみに、悠哉くんはまた別の世界にいてレーナちゃんを殺すようにいってるから。まぁココでキミが死んだら、もしくは、あちらで悠哉くんが死んだらゲームオーバーだけどね。ほら、殺さなきゃ、殺されるよ?殺さなきゃ、消えちゃうよ?〗
そういって黒猫人形はいつものとおり、消えてしまった。
“殺さなきゃ、殺される”。その意味はそのまま受け取るものか、また少し回っての意味なのか。
でも、多分、そのままの意味だろう。
ドアを開けた音が聞こえた。ドアの方をさっとみる。
「レーナ。一緒に、遊ぼ?」
ユーヤ、いや…悠哉の形をした私のお姉ちゃんが刃物をかまえてそこにいた。

223: てるはる [×]
2017-01-15 22:16:03

そーまが聞いてきたんだから
しょうがない。

224: 奈落創磨 [×]
2017-01-15 22:43:36

あへー

225: てるはる [×]
2017-01-15 23:09:17

はい。

226: 艸黒猫艸 [×]
2017-01-16 19:08:57

はい。

227: 黒猫 悠華 [×]
2017-01-16 19:45:48


「ころ……っ!?」
〖殺すっていってるんだけど?刺せば血もでるようになってるから簡単じゃない?〗
そう軽々しくいってケタケタ笑う黒猫人形に無性に腹が立つ。
「んなこと簡単に言ってんじゃねぇよ!なに考えて…!!」
〖違う違ーう!僕じゃなくて主さまだよ!というか君こそなに考えてんの、だよー?〗
「…は…?」
〖━━君だって殺さなきゃ、殺されるよ?〗
そう真剣な声でいう黒猫人形はすごく、怖かった。いつもケラケラ笑ってどんな質問もひらりひらりとかわすうざったいやつの真剣なものは人一倍怖いものだ。
「……どういうことだよ。殺すなんてんなこといわれても無理に決まって…」
〖僕は人間だったときさぁすっごーい暴力ばっかり受けてたんだよねぇ?小さい頃からずーっと。わかる?生きるか死ぬか、その狭間にずーっといたんだよ。殺さなきゃ、殺される。死ぬんだ。だから僕は主が僕に一度でも手を上げたら殺すように心がけたし、今の主はそんなことしないからこうやって従ってるだけ。僕にとっては当たり前のことをしろっていってるんだよ。息をしろ、っていってるのと同じくらい簡単なこと。まぁココでキミがが死んだら、もしくは、あちらでレーナが死んだらゲームオーバーだけどね。ほら、殺さなきゃ、殺されるよ?殺さなきゃ、消えちゃうよ?〗

228: 黒猫 悠華 [×]
2017-01-17 19:53:22

そういって黒猫人形はいつものように消えてしまった。
“殺さなきゃ、消えちゃう”。
もう、消えているのも同然なのに。もう一回消えなきゃいけないの?
消えないためには、ユーヤのためには、今の偽物を、消さなきゃ。
…ちがう。殺すんじゃない。消すんだ。

229: 黒猫 悠華 [×]
2017-01-18 19:59:45

(228は間違えました、すみません。登場人物が狂ったぜい)
そういって黒猫人形はいつものように消えてしまった。
“殺さなきゃ、殺される”……“殺さなきゃ、消えてしまう”。
嫌だ。もう、消えたくなかった。
殺されないためには、消えないためには、レーナの形をした偽物を、殺さなきゃ、消さなきゃ。
俺はもう、間違ったことをしない。殺しなんてしない。ただ、このまた違う狂った世界のレーナを消せばいいだけだから…。
唐突に扉が開く音が聞こえた。レーナが入ってきたのだ。
レーナはレーナだ。今はレーナであってレーナじゃない。俺の知ってるレーナじゃない。
だから、消せばいい。俺の知ってるレーナに、レナにして、謝って、またいつも通りどうやってココからでるか、探せばいい。
俺はレーナの部屋に出向く。
偽物は刃物をもっていた。俺に、ソレを向ける。
「…ほら、こっちにきなさいよ、悠哉」
レーナ…いや、レーナの形をした俺の育てた方の母さんが俺を呼ぶ。
俺は咄嗟に手に刀をてきとーに想像して出す。
「だから…もう俺に命令すんなっていってんだろうが!!」
俺は、偽物のレーナに飛びかかった。
偽物は素早く、包丁のようなものから俺と同じ刀へと武器の形を変えた。
「ふっざけんな…っ!!なんで、今になって…っ!!」
刀と刀がいい音でぶつかり合う。もちろん、俺は刀なんて使ったことない。少し、重くて振り回しにくい。
「……くっそ……っ!!」
いろいろ考えていると左の手で攻撃をかばったせいで負傷した。血が出る。痛い。
痛い痛い痛いいたいいたいいたいイタイイタイイタイ。
「っああああああああああっっ!!」
全部を振り絞って全力体当たり。
偽物がもっていた刀が割れ、俺の攻撃が偽物に当たった。
すると、レーナに異変が起きた。
「っ!?や、やだっ…!!ゆーやっ!!」
レーナの周りがユラユラと揺れ、何かが変わった。
そう、一番恐れていた、“何か”が、現実でおきた。

230: 黒猫 悠華 [×]
2017-01-18 20:00:40

(12.13行目は無視してください。)

231: 黒猫 悠華 [×]
2017-01-19 20:03:45


「…ほら、おいでよ、ユーヤ…」
私は刀を構えたユーヤに刃を向ける。
「うるさいなぁ、レーナは」
ユーヤの形をしたお姉ちゃんが私に飛びかかってきた。怖い。
刀はずるいなーと思ったので私も同じかんじの刀にする。ちょっとかっこいい。
「ほら、反撃してきなよ……!!」
刀と刀がいい音でぶつかり合う。
もちろん、私は刀なんて振り回したこともなければ、握ったこともなかった。だから、少し私もユーヤもぎこちない。
「……もう……っ!」
私のてきとーな攻撃がユーヤの左の手に当たった。
少し嬉しかった。大丈夫。きっとあとでユーヤに会って、自慢できる。
私はユーヤに会いたくてココに来たんだよって。
「っああああああああああっっ!!」
ユーヤが叫ぶ。私は刀で受け止めたものの、刀が、割れた。
偽物ユーヤの全力攻撃が私に当たる。胸あたりに痛みを感じる。実際は言葉で言い表せないくらい痛い。痛い痛いいたいいたいイタイイタイ。
せっかく、会えると思ったのに。せっかく、また…!
「っ!?や、やだ…っ!!ゆーやっ!!」
咄嗟に名前を叫ぶ。すると、ユーヤに異変が起きた。
ユーヤの周りがユラユラと揺れ、何かが変わった。
━━━私を、攻撃したのは、本物のユーヤだった。

232: 黒猫人形 [×]
2017-01-19 20:13:51

主の命令を僕が忠実に行った結果これだ。
僕が2人を偽物の2人と勘違いさせて、僕が発した言葉を少し(でもないけど)変えて、殺意を生み出し、殺させる。このセカイで1人きりにさせ、どう壊れていくか観察しようという、主の趣旨が入った命令だった。
僕自身、結構楽しかった。簡単に騙されてくれる。
僕自身、結構悲しかった。家族なんてやっぱり見せかけか、と落胆した。
見れば見るほど滑稽だった。
僕が用意した舞台の上で僕の思い通りに動いてくれる2人は、それこそ人形のようだった。
僕は言われれば、報酬があれば、気があれば、なんでもする、操り人形みたいなものだ。
操っている側は、こんな気持ちだったのだろうか。それとももっと軽い気持ちだったのだろうか。
わからないけど、まぁ、いいや。
さてと、うまくいった、と主に報告してこよう。
ついでに質問してみようか。
“あなたは命令をどんな気持ちで言っていますか”と。
“あなたは舞台で踊る馬鹿どもをどのような目で見ますか”と。

233: 黒猫悠華(リアルの読者さまとこちらでの読者さまへ) [×]
2017-01-20 23:12:10

今までほんとうにありがとうございました!
ここでもよろしくです。
ちゃんとオチは作るよ、こっちも!
面白いとかいわれるのすごく嬉しいw

こちらでよんでくださっている方、ほんとにありがとうございます!
2日に一回ペースで更新しよーかなと思います。
これからもよろしくお願いします!

234: 餓ッ鬼ー☆ [×]
2017-01-21 00:59:18

あらたと何かあった?
(233は関係なく)

235: 黒猫 悠華 [×]
2017-01-21 21:04:59

ううん、なにもないよー?
まぁでも最近ちょっと、ねぇ…。察してー。

236: 黒猫 悠華 [×]
2017-01-21 21:09:28

私、ユーヤにいいたいこと、あったのに。
私、 ユーヤから言われたいことだって、あったのに。
「っ!けほっ、っあ……!!」
私は生まれて初めて血を吐いた。
胸のあたりを触る。手に血がべったりついた。痛い。怖い。
「っ!?ごめん、レナ、レナ、死ぬなよ、大丈夫だから、ごめん、ごめんな、レナ、お願いだから、死なないで」
ユーヤは私に必死に呼びかける。
包帯を出して私のおびただしい血を止めようとしてる。目には涙がいっぱいあって、ぼろぼろ大きい雫を流して。


237: 黒猫 悠華 [×]
2017-01-24 18:06:17

━━まるで、あの時の男の子みたい。
…あれ?なにこれ。こんなの、私の記憶じゃない。私は交通事故なんか、遭ってないのになんで。
なんでこんな記憶が私の頭の中を駆けめぐるの?
私が交通事故に遭って、そのときの私と同じくらいの男の子がこんな感じで…ユーヤみたいに目には涙、大きな雫をぼろぼろと。
もう、私、死ぬっていうのに。
「…黒猫人形。おい、出てこい。なぁ、生きる意味以外ならなんでも出せるんだよなぁ?」
ユーヤが低い声で黒猫人形を呼ぶ。私の顔の隣に黒猫人形が現れた。
〖ふふっ…それは君の意志次第さ。さぁ、やってごらん。こういう事態はたまにあったけど、本当に助けたいって思ってた人はいなくて、ここで死にかけて、生き残った人間はいないよ〗
「っ…んなことどーでもいいんだよ、レナが助かれば!!もう、もう、あんなこと…」
私はその会話を聞いて、聞いてからこそ、最後に言おうと思った。
「ユー…ヤ…も、いー…いま、まで…あり…と…!」
口の中は鉄の味しかしない。気持ちが悪い。死ぬなら早く死んでしまいたい。
「…やだ。絶対、死なせねぇ。お前が死にたいってほざいても俺は死なせねぇ。絶対に」
そういった瞬間、痛みが少しひいた。

238: 黒猫 悠華 [×]
2017-01-25 17:33:49

まず、黒猫人形が驚いた。心底驚いてるようだった。
〖…わぁ……すごい…!〗
次に、目を閉じていたユーヤが目を見開く。口をポカーンとあけて。すこし面白くてふふっと笑う。
「……れ、な、レナ、レナ!!」
口の中はまだ鉄の味がするけど血が巡っている気がする。いや、血が、ぐるぐるまわってる。私の中をぐるぐる。
「…ゆーや、ありがとう」
少し落ち着いて私は声を出す。
もう、いつもの私。私は、生き延びちゃったようだ。
赤色した私の服。いつもは白い服なんだけど。
「レナ…レナ!!」

239: 黒猫 悠華 [×]
2017-01-25 17:48:53

私の名前を何回も、何回も呼ぶユーヤ。
それがなんだか愛おしくて。こんな気持ちになったのは人生で初めてだと思う。ここの場所で生きている間、私の人生に加担されるのかはわからないが。
「…俺、言っただろ?お前を、守るって。だから」
「ごめん、ごめんね、ユーヤ。大丈夫。こっち向いて」
血だらけで申し訳ないとは思ったが私はユーヤの顔に手をあて、こっちを向かせる。
「大丈夫。捨てないし、忘れない。ずっと一緒いるよ。できれば、戻ったあとも、いたいな」
“いかないで”
そういえたら、あの時も、お姉ちゃんと一緒に笑いあえていたのだろうか。もう、後悔したってしょうがない。
だから、今は、言いたかった。ずっと、隣にいたいから。いてほしいから。
「……戻ったら、いなくなっちゃう?いってしまう?」
私の消えそうな声。少し躊躇いながらだったから。
「…ありがとう、レナ」
ユーヤは私を抱き寄せた。鉄のにおいのなかにユーヤのにおいが混じる。
…うがいしたい。
「……でも、それは、無理だ」
「…え…っ!?」
「お前は、お前でこれから生きてかなきゃいけない。俺になんか、頼るな」
「……なん、でよ…」
「昨日は、ごめんな。感情的になって。風呂にでも入ってこい。きもちわりぃだろ」
ユーヤは私から離れ、黒猫人形を握って部屋を出て行った。
今までにない失望感を味わった。
それと同時に疑問。なんで。なんで。
私はあなたを捨てないのに、なんであなたは私を捨てようとするの…っ?!
私はあなたを忘れないのに、なんであなたは私を忘れようとするの…っ?!

240: 黒猫 悠華 [×]
2017-01-25 17:50:04

相変わらず矛盾してるなぁ
(ひとりごと)

最初 [*]前頁 次頁[#] 最新 50レス ▲上へ

名前: 下げ

トリップ: ※任意 半角英数8-16文字
※画像を共有する場合は、外部の画像アップローダなどをご利用ください

規約 マナー
※トリップに特定文字列を入力することで、自分だけのIDが表示されます

【お勧め】
初心者さん向けトピック



[0]セイチャットTOP
[1]個人用・練習用
[9]最新の状態に更新
お問い合わせフォーム
(C) Mikle