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1対1のなりきりチャット
自分のトピックを作る
5:
悪魔 [×]
2016-05-19 09:39:32
(/そうですね。どちらか一方に偏る、というのは少し自分の中では物足りなさを感じているので、どちらかと言えば「クールさもあり、やんちゃな部分もあり」というのも良いかな、と考えておりますね!)
6:
参加希望 [×]
2016-05-19 16:29:43
名前/アルジェント
性別/男
年齢/25
職業/無職、泥棒
容姿/身長183cmの長身。ダークブラウンの硬質でゆるくウェーブのかかった髪を丁寧になでつけている。たれ目だが眼光の鋭い瞳は深い夜の手前の青空のような群青色をしており、じっと見つめると吸い込まれそうになる。肌は白く、目の下に泣きぼくろがある。
黒のタイトジーンズにリボルバーを引っ掛けた革のベルトをつけている。白のシャツに黒いベスト、緩めた黒字に赤のチェックのネクタイをつけている。格式張った服をカジュアルに抑えた服そうを好み、全体的に黒っぽい服を来ている。
一般宅に盗みに入るときは水道管整備や工事現場の作業着、公共の場所であれば従業員に、と仕事時は場所に合わせて変装する。顔は下手に変装した方が、怪しまれるという経験則に従い素顔であったりメガネ程度にとどめることが多い。
性格/下町生まれにも関わらず学があり、雑学が豊富。年齢の割には達観している、大人びている、というよりは老獪と言った方が近い、そんな穏やかさを身にまとっている。その反面子供っぽいやんちゃでロマンの匂いを感すれば即座に行動するような行き当たりばったりな一面も併せ持つ。
一所にとどまらない、自由な生き方を好み、自分の今やりたいことを優先し束縛を嫌う、ひょうひょうとした猫のような生き方をしている。
仕事についてはこだわりが多く、成功することは第一条件として、自分で決めたマイルールを遵守している。
金を手に入れる手段、それ以上に盗みという行為自体を楽しんでいる。
備考/巷で噂の泥棒。怪盗のような派手さや華麗さはなくとも確実に仕事をこなすことで有名。裏ではまぁまぁ顔がきき遊びなれている。
親がいないため苗字がない。普段はラードゥロ(泥棒)とそのまま名乗り生活している。
泥棒に入っている間に、家主が帰ってきたり、見つかったりした時はさっさと逃げるのが心情。リボルバーはあくまで護身用。
セシルのことは顔と身分は把握しているがそれ以外は何も知らない
(/完成しました。悪魔さんの素敵な娘さんに見合うようなものになっているでしょうか……?
両方、とのことでしたのでやんちゃで達観した大人にしてみましたが……
もう少し……なんかイメージと違うなーってのがありましたらほんとおっしゃってくださいね!
あと世界観は近代よりのヨーロッパと言った感じでよろしいでしょうか?ロンドンをイメージして作ってみたのですが……。
不備などありましたら遠慮なくどしどしおっしゃってくださいな!)
7:
悪魔 [×]
2016-05-19 18:25:33
(/ぉぉおっ!すごく、自分の理想に近い、というより超えております!素晴らしい泥棒さんです!そうですね、自分も近代というよりは中世、約18世紀後期~19世紀をイメージしておりました!いろいろ、意見を取り入れて貰えて嬉しいです、ありがとうございます!
あ、こちらにも、何か意見や希望があれば仰って頂いてOKですよ!)
8:
参加希望 [×]
2016-05-19 19:31:32
(/そうですか!?良かったです!!きざな愚息ですが何卒よろしくお願い致します……!
では、絡みなのですが、城に盗みに行っているところを相手に発見される、というシチュエーションでこちらから振らせていただいてよろしいでしょうか?ほかに予定していたシチュエーションがあればそちらでやりましょう!
今はまだ始めたばかりでほかに意見とかはないのですが……やっていくうちに疑問や意見も出てくると思いますのでその都度相談しますね。
これから宜しくお願いします!)
9:
悪魔 [×]
2016-05-19 19:38:05
(/了解です!では、そのシチュエーションで行きましょう!よろしくお願いします!)
10:
アルジェント [×]
2016-05-19 19:54:35
ふぅ、(城に入って初めて使用人とすれ違い何事も無かったことに胸をなでおろす。王族の金を盗むということもあり特注した使用人の服を丁寧に着こなし、背筋を伸ばして歩く。従業員全ての顔と名前を覚えているような人間はなかなかいない、大きな施設になれば尚更だ。目尻にシワを寄せ柔らかく微笑めば疑う人間はまず、いない。経験と頭に叩き込んだ情報に従い目指すは資料室。)
ふふふ……(思わず楽しげな笑みが漏れる。資料室に泥棒が入るだなんて誰も予想していないだろうななどと考えていれば、案の定見張りのいない資料室のドアの前にたどり着く。そっとドアノブに手をかけ開けようとし)
(/では絡み文投下します。当方癖の強い文体となっております。指定がなかったので好き勝手書いておりますが、小説ロルなど、地雷があればなおしますし、そりが合わなさそうだと思ったら遠慮なくハネて頂いて結構です!
よろしければ返信お願い致します)
11:
セシル・アンシュバルツ [×]
2016-05-19 20:13:24
…かわいそうに、怪我してるのね
(庭先で本を読んでいると、小鳥が羽を怪我してしまったのか飛べずにバタバタと戸惑っているように見えて本を置いて近寄り、上記を言いながらそっと両手で掬い上げる。そして、このままでは、死んでしまうと思い、確か以前獣医として働いていた者がいた事を思い出して城内へと小走りで向かう。そして、見かけた相手が資料室に居たのでとりあえず声をかけてみて)
すみません、あのっ…以前獣医をしていた、リケルを見ませんでしたか?
(と、少し息を整えながら相手に聞いてみては、両手におさまっている小鳥を見せて「この子、酷い怪我をしているの、だから早く診せてあげなと……死んでしまう」と小鳥の怪我を心配してか、表情が暗くなっていって)
(/いえいえ、こちらも少し癖があると思うのでお互い癖者同士、ということで!ただ、描写などがよく分からない時は質問してください!こちらも、臨機応変に対応させていただきます!)
12:
アルジェント [×]
2016-05-19 20:47:28
は……い?(危うく、は?と叫びそうになるのを抑える。バレたのか、と冷や汗が背中を伝うが、どうやらそういうことではないらしい。すぐになんとかここを切り抜けて取り敢えず逃げるのだ、と取り直す。引きつっていた表情金を緩め、にっこりと笑い)
さぁ、見ていませんねぇ。(慣れない敬語で最低限の内容を口にし。ふと、傷心に顔を歪めた少女の顔を見れば、ずいぶんとこの国の姫君たるセシル・アンシュバルツに似ているなどと思い至る。)
……え、本人?(おもわず口にしてしまい、慌てて口を噤む。聞こえていなかっただろうかと相手を見やり)
(/お優しい言葉、ありがとうございます!はい、遠慮なく聞いてください!よろしくおねがいます!)
13:
セシル・アンシュバルツ [×]
2016-05-19 20:57:26
そう、ですか……
(使用人に聞けば、きっと自分が望む答えが返ってくると思っていたのだが、それは外れてしまい相手は知らないという。相手の返事を聞いては表情がまた暗くなりながら上記で返して、掌にいる小鳥を見て「……必ず、私が助けますね」と小鳥に向かって優しい口調で言えば微笑みかけて)
すみません、お仕事中でしたよね。私、いつもお仕事中の皆さんに声をかけたり、構ってもらったりしているので、父上や母上に怒られてばかりで…
(ふと相手の顔を見直しては、資料室に何か用であったにも関わらず勝手に仕事を中断させてしまったことが申し訳なくなって上記を言って謝ってその流れで「名乗り遅れましたが、私、アンシュバルツ王が娘のセシルと申します。まだ、城に入って浅いのですか?」と少し笑いながら名乗って)
14:
アルジェント [×]
2016-05-19 21:29:49
えぇ?まぁ…そうですね、最近入りまして…(相手が都合よく勘違いしてくれているらしい。歯切れ悪く返事を返すとバツの悪そうな表情を浮かべ、幾ら何でも信用しすぎな不用心過ぎる姫君に若干いわれのない心配をを覚える。おそらくリケルとやらは、そばにはいないだろう。なんせその時間を狙ったのだ。そして小鳥は助からない。そんなことを考えれば目の前の使用人風情にも優しく接する少女に申し訳なく思えてきて)
オ、いや私が見ましょうか?その、小鳥を(まだ、盗んではいないが盗む予定の場所、なにか親切をしておいてもバチは当たらないだろうし、なにより自分のルールの中に困っている女性を放置してまで仕事をするような記載はなかったはずだ、そんな考えから一つ提案をする。腕をまくると手先が器用であることを伝えるようにひらひらとふり)
15:
セシル・アンシュバルツ [×]
2016-05-19 21:43:59
本当ですか!?ありがとうございます!
(このままでは、小鳥が死んでしまうと絶望していたが、幸運なことに相手が診てくれると言う。その言葉を聞いて嬉しそうな表情で上記を言えば小鳥にも「良かったですね、これできっと怪我は治りますよ」と話しかけてから相手に見直ってその場に座り小鳥を膝の上に乗せて)
ここに、ある程度の応急処置道具は持ってきたんです。
(と小さな鞄を取り出して「何か使えそうなものはありますか?」と相手に中身を見せながら首を傾げて問いかけて)
16:
アルジェント [×]
2016-05-19 22:09:26
ええ、ありがとうございます。では、拝借して(嬉しげな相手の声を聞きながら相手に習って自分もその場に行儀よく、座り込むと消毒液と綿糸、ピンセット、包帯を手に取る。手際よく傷口に消毒液を塗りこみ、傷口のゴミを取り除く。最後に優しく包帯を患部に巻き付けていく姿は、明らかに素人の手つきではなく、むしろなんとも繰り返してきたような手練れたものだった。)
……こんなもんですかね?(丁寧に包帯を巻き終え、小鳥の呼吸が落ち着いたのを見届けると相手の顔を見つめる。初めてやったんですけどなかなかうまくできるもんですね、と嘘をつくと照れたようにはにかみ、相手の手のひらにそっと寝息を立てる小鳥をおき。)
17:
セシル・アンシュバルツ [×]
2016-05-19 22:29:29
すごく、上手なんですね。私には、ここまでできません。
(手際良く幹部に治療を施しているのを見ては、上記を呟いて「父上や母上は、王は玉座に座って統治すれば良いっていうので、私は、あまり知識がありません」と付け足すと相手から小鳥を受け取って寝息を立てる小鳥を見ては「フフ、怪我が治るまで、私の部屋で一緒に過ごしましょうね」と微笑みかけてはふと我に返り「あ、お仕事のお邪魔をしてすみませんでした…あの、お名前は?」と口元を緩ませながら首を傾げて、相手の名前をまだ知らないと思い問いかけては)
今度、お礼をさせてください
(と、仕事を中断してまで鳥の看病をしてくれたのだ何かお礼をしなくてはと思い付け足して)
18:
アルジェント [×]
2016-05-19 22:49:47
優しいんですね(小鳥に優しく話しかける姿を見ては端的な感想を脳裏に浮かべ、そのまま発音する。いままでの対応や小鳥に対する熱心な姿からもとれる優しげな姿に惹かれながら)
アル……ベルトと言います。アルとお呼びください。(名前を尋ねられまさか泥棒として名を轟かせる本名を教えるわけにも行かず、即座に作った適当な人名を述べる。少女のぼやきを聞きながら、お姫様もなかなか大変そうだ、などと他人事のような感想を抱き。)
お、お礼などそんな……私のようなものに(突然の爆弾発言を慌てて取り消そうとする。本音を言えば、生活費をくださいとでも言いたいところだがそんなことをすればまず首が飛ぶ。)
そろそろお戻りになられては?陛下が心配なさいますよ?私も外への使いがありますから(口八丁手八丁スラスラと流れ出た嘘に身を任せこの場を乗り切ろうとし)
19:
セシル・アンシュバルツ [×]
2016-05-19 23:00:11
いいえ、私なんて庭で本を読むか、使用人の皆さんに声をかけるか、こうして動物たちと会話したり、あまり時間は取れませんがそれくらいしか出来ませんから…
(相手の優しいという言葉に首を軽く横に降っては上記を伝えて。それ以外はほとんど、王になるための教育に1日を持っていかれるのでたまにこうして何か別のものに触れることはそんなに多くなく)
アルベルト、良き名前ですね。アル、という名も素敵です。では、アル。今日はありがとうございます。
(と、相手の名前を聞いては嬉しそうに相手の名前を呼んでは、ゆっくりと立ち上がって深々とお礼をして「いつか、またお礼をしますね」と確かに父上が探している様子を見ていたので流石にこのままではマズイと思い「そうだ、今晩、バラ園に来てください。そこで、改めてお礼の内容を考えましょう」と告げてはもう一度お礼をしてその場から離れようとして)
20:
アルジェント [×]
2016-05-19 23:50:35
(1日の大半をおそらくは城の中でいそがしく過ごしているのだろう、そう検討をつければ、優しさの後ろに垣間見える寂しさのようなものの理由もわかったような気がして)
今晩……ですか(口先では渋い声を出したものの、内心では行く気満々であった。どうせ盗むためにまた来るつもりだったのだ、それが少し早くなっただけ。なにより、彼女自身がこうした、人との関わりであったり、日常のささいな変化であったりを求めている、そんな気がしてならなかった。)
少し遅れるかも知れませんが、(返事をしながら口の中で悪くない、と唱える。バラ園でこの優しき姫君とあれやこれやと話す時間はきっと美しい、そんな気がした。口もとに自然な笑が浮かべ、さりゆく姿に視線を投げかけ)
21:
セシル・アンシュバルツ [×]
2016-05-20 02:36:47
はい、お待ちしておりますねアル。
(振り向きざまに嬉しそうに相手に向かって言いながら、軽く手を降って。だが、一つ気になっていることがあったがそれは、あとで確認しようと考えているが「あの方、どこかで見たことがあるような……」という、他人の空似というような感覚でしかないが初めて顔を見た時、どこかで見たような、初めて見た気がしなかったのはなぜだろう、と思いつつもそれも、今晩確かめてみればわかると思い、あまり気にしすぎてはいない様子で廊下を歩き)
(──時間が過ぎて夜。/勝手に飛ばします!)
……また、街に行きたい
(昼間のスカートとは変わり、肩が見える薄いブルー色のドレスに身を包み、髪を結い上げた姿のまま、約束したバラ園の小さな噴水の淵に腰掛けながら、あまり明るいとは言えない表情で呟けば、満月が雲から出てくるとその月光がバラ園と噴水を照らしてキラキラと水面が輝くのを見ては「綺麗…」と呟いて、水面にそっと細い指先を入れて)
22:
アルジェント [×]
2016-05-20 08:44:48
(/了解です)
(使用人の服をそのままにバラ園へと足を向ける。次はしっかりと仕事を終えた。懐には資料室から盗んだブツがしまってある。あとは姫君と仕事終わりの談笑でもしてさっさと変えるだけだ。昼間は少し動揺してかなり怪しかった。正体がバレたらまず、衛兵を呼ばれること間違いなしだ。咳払いをして呼吸を整え、ネクタイを直し)
お待たせしてしまい、すみません(姫の姿を認めれば控えめに声をかける。なにやら沈痛な面持ちで水面に向かう姫君2気遣うような目線を寄せ)
23:
セシル・アンシュバルツ [×]
2016-05-20 10:20:37
アル!来てくれてありがとうございます。
(不意に横から声が聞こえ、そちらにら向き直ると昼間に出会った相手の姿だと分かると表情を明るくさせて上記を言う。仕事が終わったばかりなのかと思いながらも相手に近付いてからもう一度、昼間のことにお礼をするため深々と頭を下げてから小さく微笑みかけて)
昼間は、本当にありがとうございます。おかけで、小鳥は元気も取り戻してご飯も食べれるようになりました。
(と嬉しそうに小鳥の近況を報告する様子は、まだ世間の一つも知らない壁の中で蝶よ花よと育てられた姿そのもので「今日は、隣国の王族の方々を招いた社交パーティーなんです……でも、私は息苦しさを感じていて、出るフリをして抜け出してきたんです」と少し暗い表情で言えば何かをおもいだしたかのようにパッと表情を変えては下記を言って)
そうだ、お礼をさせてください。私に出来ることであれば、何でも仰ってください
24:
アルジェント [×]
2016-05-20 13:37:13
いえ、そのようなお礼だなんて……そのお言葉だけで充分ですよ(心の中で御代はいただきましたから、と付け足し。盗んだものがあるあたりを撫でる。相手の様子を見て昼間の自分の失態も軽く流した理由に納得するようにうなずく。王族が華やかなパーティーを抜け出し泥棒と密会なと、普通はありえない。身分柄自由に行動することができないのだ。束縛される生き方は自分の最も嫌うことだ。自由のきかない体を箱の中に閉じ込められて、まるで棺桶のようじゃないか。そう考えれば相手の表情にもなんだか意味があるような気がしてきてならない。)
あなたは小鳥のみならず私にも、森羅万象に与えてばかりじゃないですか。時には自分が望んでみてはいかがでしょう?お礼を、というのなら、あなたの望みを聞かせてください(にっこり、上品な笑みを浮かべ上記を述べる。昼間の親切心と、気まぐれな感情とが後押しし、何なら手伝いますよ、と付け足す。姫君は何を望むのか、そんなことを考えながら返答を待ち)
25:
セシル・アンシュバルツ [×]
2016-05-20 16:46:13
私の望みですか……そうですね、
(相手に何かお礼をしようとしたが、逆に望みはなんだと聞かれ少し複雑な表情をして俯いて、足元を見ては「外に出たい」という自分の望みをそのまま口にしていいのかどうか迷って言葉に詰まってしまいギュッと胸元で手を握って)
……私は、外の…外の世界を見てみたいんです
(静かに目元を綻ばせて、水面を見ながら口元に笑みを浮かべてそう言っては相手の顔を見て「…実は、こっそり、何度か城を抜け出しているんです……でも、あまり遠くには行けなくて……それでも、もっと外の世界を知りたいって思うんです」と静かに言ってはわがままですね、とまた水面を見て)
26:
アルジェント [×]
2016-05-20 19:57:47
外の世界……(そんなにいいとこじゃないけどな、と喉元まででかけた言葉を飲み込む。外に出たいだなんてずいぶんと贅沢て、そして悲しい望みだ。一国の姫君が外で暮らす、その難しさやかなわないであろうことさへ、わかっていていっているのだろう。)
いつか……かなうといいですね(聞いておいてなんて無責任な返事なんだろうか、自己嫌悪に陥りながらも無難な返事を返す。おそらく彼女は自分の正体を知らない。仮に連れ出してやろうとしても、泥棒だと知った時点で衛兵を呼ばれお縄にかかるのがオチだ。なんとかしてやりたい、と思う反面どうにもできないのが現実だ)
……セシル様、そろそろお戻りになられなくては(パーティーを抜け出したと言っていたはずだ。それにそろそろ見回りが来る、見つかったらことだ。そんな考えから己から別れを切り出し)
27:
セシル・アンシュバルツ [×]
2016-05-20 20:35:26
……この狭い世界ではなく、もっと広い世界で星を眺めてみたいんです。
(夜に抜け出したことはないから、いつも窓からしか星を見たことがなく、城を囲む壁を超えてその先に広がる世界で星を眺めることができたら、きっと感動するのだろうと思いながらも、夜に一人で抜け出す勇気はない、と伝えては相手の言葉に「はい、いつか叶うことを願っています。ずっと、その日まで待ち続けます」と自分でもうきっと、訪れることはないかもしれない願いだと分かっていながらも、優しい笑みを浮かべながら前記を言って)
最後に一つ、願いを言っても良いですか…。
(と、相手に戻るよう促されふと、笑い声や音楽が響いてくる窓が開けられたテラスを見上げながらポツリと言うと、相手の方へと向いて「私を……外の世界に────」言葉を遮るように風が吹くと、切ない表情のまま目を伏せては、微かに見回りの声が聞こえて)
28:
アルジェント [×]
2016-05-20 21:59:08
星、ですか(この城壁の中にはすべてがあるくせに、夜空の星は与えられなかった。優しき姫君は無償の優しさを振りまく癖に、星空のひとつすら満足に与えられていなかったのか)
……(相手の言葉は風で遮られ聞き取ることができなかった。だがその寂しく切実な言葉の響きは確かにこの耳に届いていた。そんな気がする。本気のことばはひとの鼓膜を震わさずともひとの心を揺さぶるのだ。本気には本気で応じなければならない。)
あなたは、無知だ。ものを知らなさすぎる。私は……(と、重大な事実を言いかけたところで間近にまで近づいてきた見回りに気がつく。うかつだった、小さく舌を打つと隠れ場所を探すが目の前の相手は箱庭の姫君、隠れたところですぐに突き出される。万事休すか、とつぶやき隙を見て逃げようと周りに視線をやり)
29:
セシル・アンシュバルツ [×]
2016-05-21 07:59:29
…確かに、私は何も知りません。だから……世界を知りたいんです。
(自分が世界を知る媒体は、せいぜい本ぐらい。本には、確かに様々な知識が入っており読めば、読むほど自分の意識は吸い込まれ、その知識を自分の世界に想像して夢を膨らませるが、きっとそれは現実とは違うものになっていくのだろう。だから、自分の中にある知識は理想郷に過ぎない、真の世界を知りたいと思うのはきっとそこからくるのかもしれない)
……出口は、あちらですよ。
(相手の様子を見て、何かを感じ取ったかのようにふとポツリと呟いては近づいてくる見回りの所まで行くと「お疲れ様です。私は、少し外の空気を吸いたくて……すぐに戻りますね」と優しい声で労いの言葉を見回りの兵に声かけすると、兵は反対の方向へと歩いてき「……西の壁に、裏口があります、どうぞそこを使ってください」と、相手の元まで戻ってくると微笑みかけて)
30:
アルジェント [×]
2016-05-21 11:07:24
!!(見張りを追返す姿を見て、目を見開く。口からでかけたた驚嘆の声を慌てて飲み込む。)
セシ……いやアンタ、わかってたのか?俺がその……(泥棒だってこと、と付け足しオールバックに撫で付けられた頭をゆびでくしゃりとする。ここまで来たらもう隠すことは無い、くずれた口調に格好で問いかける。そして、アンタは泥棒に何を頼もうとしたんだ、そう声にだし)
俺は、正体を知ったアンタを殺すかもしれないんだぞ(ベルトに挟めた小銃を取り出し脅しかける。内心、これでおじけずくだろうと勘ぐる、いくら本での知識を持っていようと拳銃を見るのは初めてのはずだ。なにも外に出て失望することはないしそんな顔を見たくはない、ここで少し怖い思いをして諦めた方が希望がある。そんな考えから小銃のグリップを握り直し相手の胸に銃口を向け怖がらせるように睨みつけ)
31:
セシル・アンシュバルツ [×]
2016-05-21 12:45:01
リケルから聞いたんです。「小鳥を助けて下さった方がいるんです」と。でも、リケルは「そんな名前の使用人にはいませんよ」と言いました。
(相手が己の正体を以前から知っていたことに驚く様子を見れば、静かに優しい声色で上記を言うと相手が「自分は泥棒だ」と言うがそれはしらなかったのか「いえ、それは……知りませんでした、でも、貴方がこの城で働く方ではない、と出会った時から分かっていました」と表情を柔らかいものに戻して言う。初めて会った時から、わかっていた。それでも、声をかけたのはその時は分からなかったが、相手の拳銃を取り出して自分を脅してくる。拳銃を見ては驚いた表情で少し背後に下がるが)
殺しますか?
(と微笑みかけるように言っては、きっと、この壁の向こうの世界では簡単に人の命を奪うことができる恐ろしい武器を持っている人は多いのかもしれない。それは、今の自分では想像に過ぎないもので現実はもっと恐ろしいのかもしれない。それでも、相手の瞳をまっすぐに見つめて上記を言うが、その声には、少し恐怖を感じているが一国の次期女王としての屈しない強さも含まれていて)
32:
アルジェント [×]
2016-05-21 22:01:26
なるほどな、俺がうかつだったわけだ。ばれてたのにいいように踊らされてたわけだ。(自嘲気味に片頬を上げふっと息を吐きだす。はじめからとは大したものだ。全く、侮れない。グリップを握る手が、汗で染ぬれるのを感じる。)
そうさ、殺すさ。怖いだろう?俺は犯罪者だ。人を殺すくらいなんてことない。ほんとはあの小鳥だって殺してやろうと思ったんだ。今逃げたら見逃してやるから、今日のことは忘れるんだな、あんたは俺が泥棒だと知らなかった。だから仕方がない、望みはもっといい人にいうんだ(内容は凄惨極まりないが、穏やかな口調で相手を諭す。畳みかけるように言い切ると撃鉄を上げる。誰かにこれを見られたら打ち首決定だな、と苦虫をかみつぶしたような顔をする。女王の風格を漂わせる人間に若干気圧されながらも続ける。これでもうあきらめるに違いない、彼女は俺を過大評価しすぎている。これでもうわかったはずだ、あきらめて去るに違いないだろうと勘ぐり)
33:
セシル・アンシュバルツ [×]
2016-05-22 03:56:55
……貴方の目は、人殺しの目ではありません。
(殺す、という言葉を聞くと少し悲しい表情になって目線を落とす。だが、再び顔を上げて相手の顔を、瞳を見つめては上記をはっきりと、凛とした声で言うと、相手の目を見つめていると、とても不思議な気持ちになる感覚に少し、胸の奥が何とも言えない感覚を覚えていくのを感じていると、相手は逃げれ馬見逃すという、だが決して首は縦に降らずパーティードレスを少しキュッと掴んで)
私が望みを打ち明けたのは、貴方が初めてです……なぜ、貴方がこの城の者ではないと分かっていてたのに、声をかけたのは必死だったのは事実です。ですが、助けを求め願いを言ったのは…貴方が“良い人”だと確信したからです。
(初めてあった時から、相手が城の関係者ではないことは分かっていた。それでも、声をかけたのは相手が言う「人殺し」には到底思えなかったから、「悪い人」には思えなかった。言葉を一つひとつ確かめるように言っては「貴方は、とても優しい方です。今だって、こうして私を殴るなり、それこそ、拳銃で殺せばこの暗闇なら逃げ切れるのに……そうはしない、貴方は貴方が思うほど「悪い人」ではありません」と優しい声色で言えば拳銃をにぎる手に、そっと右手で触れて)
34:
アルジェント [×]
2016-05-22 09:18:48
……ったく、よくいうよ。泥棒がいい人かよ(厳しい表情を和らげるとふっと息を漏らすように笑う。いくら脅しても動じない、半ば呆れたような笑みを浮かべ、手を添えられた右手に視線をやる。箱庭の小鳥かと思っていたがこいつはずいぶんとじゃじゃ馬だ、姫君と甘く見るのはよくないな、と内心反省する。)
……まぁ、悪くないな(たまには派手なことをするのも悪くない、月夜に姫君をさらう泥棒だなんて最高にクールじゃないか、そう考えれば自然にいたずらっ子のような幼い笑みがうかんでくる。ぐい、と拳銃を持っている手を手前に引き、相手を自分の胸元まで引き寄せようとし)
35:
セシル・アンシュバルツ [×]
2016-05-22 09:30:23
泥棒全員が、良い人というわけではないと思いますが……それでも、貴方は「良い人」です。私には、そんな気がします。
(自分の言動に半ば諦めがついたようなことをいうので、上記を言うと。その言葉が、ストンと心におちてくるのを感じて、やはり間違いはないかもしれないと思い。自分の中で、きっと良い人も悪い人もそこまで、境目がはっきりしている訳ではないかもしれない。それは、まだ外に出た回数も少なく、身分がバレないように人と関わらないようにしているからかもしれない。そんな事を考えていると、相手が何かを考えているのか笑を浮かべたので、キョトンとしていると右手が引っ張られ、視界が激しく動くと触れたことのない体温と、服の肌触りを感じて相手の顔を見上げれば異様に近いと感じて、初めて相手の胸元に自分がいると分かったが、どうしたらいいのか分からず、だが、間近で見た相手の顔と瞳に頬を少し赤くしながら目をパチくりさせて)
36:
アルジェント [×]
2016-05-22 17:50:04
外に出てから、俺がとんでもない悪人だとわかって、やっぱり戻りたいですって言っても遅いからな(戸惑う相手の様子などいざ知らず、懐から取り出した盗んだ本を本を押し付けるように相手に持たせる。まるでフィクションのようだな、とぼんやり思う。まさに事実は小説より奇なりといったところか、今時泥棒が姫君をさらうだなんて、売れない作家ですらやらないべたな話だ。わからないもんだな。などと、顔を赤くしている相手には微塵も気が付かない様子で一人思考し)
それもって、ふりおとされるなよ(右手で相手の腰当たりに手をやりながら、ロマンチックな抱きかたげできなくて悪いな、と今までの中で一番、本当に申し訳なさそうにひかえめにこえをかけ、勢いよく肩に担ぎ上げ俵のような持ち方で抱き上げようとし)
37:
セシル・アンシュバルツ [×]
2016-05-22 20:05:41
えっ……これって…
(相手の言葉に対して何か言おうとしたが、その前に懐から取りだされた本が押し付けられるとその本を見てその本が何なのか詳しくは知らないが、この本は確かに城にあったものだとそれだけは分かり本に対しても何か言おうとしたが、その前に相手が「振り落とされるな」と言われたのと同時に、視界が大きく揺れると、何やら逆さまのような下向きのような世界が広がっておりびっくりしたのか体を抱き上げられる時に小さな悲鳴がもれて)
ぇ、ま、まさかっ……このまま行くのですか?
(相手の顔が見えずどんな表情をしているのかは分からないが相手がなんだか申し訳なさそうな声で言うので相手に聞こえない程度で小さく笑うと「……はいっ……でも、落とさないでくださいね」と高いところが少し怖いのか相手に念を押すように言って)
38:
アルジェント [×]
2016-05-22 22:21:04
ああ、善処するよ(落とすな、という相手の言葉を笑いを含んだ軽薄な口調でからかうように返事をし、わざと揺らして見せた後、目つぶっておけ、という。浮足立ったような楽し気でふわふわとした気分だ、絶賛誘拐され中の相手をからかいながら、自分自身でそう感じる。)
さて、行くか…………っと!(危ない危ない、と振り返ると残った左手で、懐からペンを取り出す。キャップを口でくわえて外しインクがあることを確認すると、足元のおぼつかない夜のバラ園で何か書くものを探す。テラスのテーブルを見つければそのテーブルに何事か書き始める、さらさらという音が周辺に響き)
39:
セシル・アンシュバルツ [×]
2016-05-23 08:57:57
はいっ…瞑っておきます。
(相手が何だか楽しんでいるような言動をとるので、本当に落とされないか心配になりながらも相手に言われた通りに目を軽く瞑る。相手が外に出ることを宣言したかと思えば、何かを思い出したかのように何かを書く音が聞こえてきて、何をしているのだろうと思い)
あの、何をしているんですか?
(と、目を開けたが後ろ向きなので相手が一体何をしているのか分からず上記のように問いかけて。だが、心の中では外の世界に出ることへの期待と不安が凄まじい勢いで交差して、正直な所胸が張り裂けそうになっている。だが、深く深呼吸をしてなんとかその感覚を抑えて)
40:
アルジェント [×]
2016-05-23 15:09:53
泥棒が自宅に入ってきたら人はまず不安になる(誰かに恨まれているのではないか、他にもなにか盗まれたのではないか、どうやって入ってきたのか。口にキャップをくわえたまま器用にそう続けつつ、ペンを走らせる。)
だから、理由と盗んだものと侵入経路を書いておくのが俺の流儀だ、例えそれが姫でもな(あまり話すことのない内容を話しているからか不思議と得意げな口調になる。ふと、相手の体が強ばっていることに気がつき相手の方を見やる。不安と期待で綯交ぜになっている様子を見て、少し気遣いが足りなかったかな、と反省する。)
大丈夫か?(と気遣うような口調で伺っては返答を待ち)
41:
セシル・アンシュバルツ [×]
2016-05-23 15:58:30
私は、盗まれる対象なんですか…?
(相手の流儀とやらを聞いていると、自分が盗む対象であることに初めて気づいたのか上記をポツリ言う。そして、手にしている本へと視線を移すとてっきり、この本だけなのかと思っていたのか少し拍子抜けしたような表情になっていると、相手から「大丈夫か」と言葉がかかり、体が強ばっていたことがバレてしまったことに気づいて)
ぁ、はい、大丈夫です……ただ、こういった形での抜け出しは初めてだったので……すみません
(となるべく明るい表情と声色で慌てて上記を言う。城からはこれまで指折り数える程だが、抜け出しをしているから抜け出すことに関しては、そこまで緊張もしていないが、自分が知らない世界を見せてくれる人と一緒に抜け出すのは初めてで、どこか緊張もしているが「でも、楽しみなんです……それに、今の貴方は私と一緒です」と相手の肩に手を添えて少し体を起こして相手の顔を少し見下ろす様な形になって微笑んで)
貴方も、この城から抜け出すんですから、ね。
(と目を細めて微笑んでは風が吹くと薔薇の花びらが可憐に舞い「私を盗んでください」と先ほどとはまた違った大人びた笑みと瞳の奥にキラキラとした輝きをもった笑みを浮かべて)
42:
アルジェント [×]
2016-05-23 20:51:42
そうだな、まぁ盗む。しばらくは帰れないからな(連れていくっていうよりはやっぱり盗んだ方がかっこいい、なんてことを頭の片隅に置きながら、相手の言葉に耳を傾ける)
謝ることはない、なんせあんたは盗まれてるわけだからな。(冗談めかして茶化すとふっと笑う。怯えているのかと思ったがかなり高揚しているらしい、随分と太い姫君だと考え思わず笑いが漏れる。世間慣れしているのかしていないのか、読めない小娘だ、全く呆れたものだが面白い、嫌いじゃない、今までで一番の高揚を感じる。楽しい、この瞬間が一番生を実感する。生きている、その実感が確かに右肩に確かな重みとして存在している)
そうだな、そうだ、見つかったら打首獄門だ(今更のように思い出し、それがなおさらいっそうスリルを引き立てる。1枚の絵のようにたおやかで優しげな姿を見ながらにやりと口角を上げ、了解だぜ、オヒメサマと茶化すと城壁にむかって静かに颯爽と駆け出し)
43:
セシル・アンシュバルツ [×]
2016-05-23 21:16:38
はい、お願いします。
(相手の返事嬉しそうに微笑み返しては、相手が駆け出すと夜風が、今まで感じたことのない風圧で体全体を包み込むのを感じては期待に胸踊らせる。だが、相手が城壁を向かっている間にふと、背後を見る。そこには、美しい薔薇園と城、テラスの窓が開放されそこから聞こえてくるワルツの曲。楽しげな笑い声や歌声、話し声が段々と遠くになっていくのを感じては、どこか寂しさのようなものもあって少し、物思いにふけた表情でその光景を目に記憶に焼き付けるようにじっと見つめては、再び視線を戻して「……私が選んだんだから、後悔はしない」とポツリ、自分へでも誰かに言うでもなく呟くと、外の世界が待っていることにワクワクしながらも、胸の奥に感じたチクリとした妙な痛みを少し気にはしたが、それがいずれこの先自分を苦しめる災いになるとはつゆ知らず、気のせいと思い小さく笑って)
44:
アルジェント [×]
2016-05-23 21:35:17
のぼるぞー(城壁が近づき、助走しながら形だけ声をかける。相手はなにやら物思いに耽っている様子、聞こえていなくてもいいかな、というような心持ち。長年暮らしてきた城であるし、思い入れなどもあるのだろう、ここはまぁ、泥棒がなんとか出来る話ではない。自らの中でケリを付けさせるのが一番だろうとわかってはいても言わずにはいられず、大丈夫だ、と無責任に口にする。自分でも驚くほどあたたかく柔らかいひびきだった。)
怖いなら目、瞑っとけよ!!(城壁の取っ掛りに片手手をかけるとまず、相手を壁の上にのせその後に両手を壁にかけると自力でよじ登り)
45:
セシル・アンシュバルツ [×]
2016-05-23 21:59:32
はっはいっ…!
(こんな抜け出し方は初めてだ。まさか城壁の上に乗せられるとは思ってもいなかった。あまりの高さに恐怖が全身を支配する。地上とはまた別に強風にあおられガタガタと体が少し震え、目を瞑っていたがふと、目をゆっくりと開ける。そこに見えたのは、街中の明かりが暗い夜の空間に幻想的に灯され、一つの色だけでなく様々な明かりが見えてその美しさに一瞬だけ静寂が訪れたような気がして美しさに、頬を少し染めて「綺麗です……とっても」と少し弾んだ声で言うと隣によじ登ってきた相手の顔を見て)
とても、綺麗です……こんな、こんな美しい世界があったんですね
(と感動しているのか興奮しているのか、はたまたそのどちらでもあるのか目を輝かせてその光景を見て)
46:
アルジェント [×]
2016-05-24 00:13:46
(城壁の上によじのぼり相手の隣に腰掛けると、同じく眼下の景色を眺める、とつぜんの光にまぶしそうに目を細める。夜景を美しい、と表現することは知っていたが心からなかったように感じる。夜景は人間が夜中にも休むことなく忙しなくはたらいている証だ。この明かりの中で人間の生活の営みが行われている、そんなことを感じても純粋に景色としての美しさを感じたことはなかったように思う。自分にとって価値あるものは生きるためのお金とご飯で、景色なんて眺めても腹は膨れない、そう思う。ふと横を見れば虹彩一杯に夜景を映し、夜景色の瞳で弾んだ声を上げる姫君がいる。このただの灯りの集まりに、綺麗ということばをあたえるその心が美しいとおもった。この時だけ、景色に美しいと感じる心が欲しいと思った。そのくらい、景色に魅入る姫君の顔は安らかで穏やかで、そして美しかった。)
そうだな。(わかったような声をだし、景色を見る。この人は自由を持たなかった代わりに自分にはないものを持っているのだと改めて実感した。この人に外の世界が必要だったように自分にはこの人が必要なのかもしれない、そんなことをぼんやり思った。)
そろそろ、見つかる(はっ、と時間のことを思い出し軽やかに城壁を飛び降りる。しなやかに着地し振り返ると、受け止めてやるから降りてこい、と言う旨のジェスチャーをし)
47:
セシル・アンシュバルツ [×]
2016-05-24 06:05:52
こんなに綺麗な、景色を父上や母上は守っていたのですね。
(景色を眺めながらポツリ呟く。両親のことは、心から尊敬していたが、自分を城の外に出すことを許さない言動に、嫌気がさしていたことも事実で、まるでそれに反抗するかのように城をこっそり抜け出していのかもしれない、と改めて自分の言動を振り返る。だが、外の世界への好奇心と興味が絶えることはなく、どちらかと言うと募る一方で、いつかは堂々と城から出ていきたいとも願っていた)
……わがままだな。
(自分のことを、まるで客観的にみたかのような口調で言うと相手が飛び降りて見事、着地するとそれも新鮮なのか嬉しそうに眺めている。と、相手が飛び降りるよう促すので、最後にもう一度背後を見る。そして、再び顔を戻すと同時に目尻にあった涙が風に運ばれていった気がした。何かの決意のようにぎゅっと拳を握り、城壁から相手のもとへ飛び降りて)
48:
アルジェント [×]
2016-05-24 11:51:20
(上から降ってきた相手を軽くキャッチすると丁寧に優しく地面に下ろす。あいての心中などいざ知らず、前だけを見る。過去を振り返るのは好きじゃない。執着はしない、過去にすがり失ったものを求めるのは苦しい。姫君を外へ連れ出すそんな芸当をやってやる高揚の底に、ふかく関わるまいとするどこか冷えた自分がいるのを感じる。そういう複雑な感情を体ごと夜の闇が溶かしてくれるような錯覚におちいる。夜の闇が自分をいちばんいやしてくれる。夜は自分の時間だと思う)
目立つし、冷えるだろ(相手を見れば、きらびやかなドレスに身を包み見るもの全てに興味を示している。眩しい、昼間の人間だ、と思った。夜の闇に一人だけ浮いている。自分の外套を脱ぎ相手の肩にかぶせ)
49:
セシル・アンシュバルツ [×]
2016-05-24 13:28:57
…ありがとうございます。
(軽々とキャッチされ地上にゆっくりと降ろされると相手にお礼を言って。暫く黙り込んでいた相手が不思議に思ったのか相手の顔を見上げて首を傾げたが「目立つ」と言われ自分の身なりを見る。今も尚開かれているパーティーに出ろと言われ、新しく新調したドレスを渡されそれを着ていたが確かに、この格好は浮いている。街の夜にいても溶け込むことはせずむしろ行き交う人々からの視線が少しだけ痛い)
ぁ、ありがとうございます。
(肩に被せられたものを見てお礼を言うと「……ぁ、あれは何ですか?すごいですね!」とふと視線を運んだ先には、路上で玉乗りを披露する道化師を見ては、初めて見るもので目を耀かせて)
50:
アルジェント [×]
2016-05-25 08:59:04
アンタは、子供か(仔犬や子供のようにはしゃぎ回る様を見て、呆れたように苦笑いを浮かべる。ピエロなんてどこでも見れるだろ、と言いそうになったが何を見るのも初めてらしい、常に新鮮なおどろきがそばにあるのか、それはそれで楽しいのかもしれない、なんてことを思いながら相手を微笑ましく見守る。暖かい気持ちになるのを感じる)
あれは、道化師、ピエロだ。ああやって人を笑わせるんだ。(目を細めてピエロに視線をやる。白塗りに真っ赤に笑った口、目元に星の滑稽なメイクと頓狂な動作だ。玉乗りを観た見物人がチップを投げる。もう少し、近づくか?と言いたいところだがそういうわけにも行かない、バレたらもうそれどころじゃない、軽く相手の腕をひこうとし)
51:
セシル・アンシュバルツ [×]
2016-05-25 09:34:26
誰かを笑顔にすることができるんですね。すごいです。
(初めて見たその芸当に心踊らせて笑顔でその光景を眺める。子供から大人まで、老若男女問わずに道化師の動きを見て笑顔になっている。その様子がなんだか自分にとっては、遠い世界のように思えてそこに送る視線は、どこか羨ましそうな自分が関わることができない世界のように思えて)
夜でも、人が笑顔になれるんですね。
(相手の方へと向き直ると、ピエロだけでなく小さなバーで踊る人達やストリートライブをやる人達が見えて、自分が知るよりもとてもキラキラしていることが分かり、相手が手を差し出しているように思えてその手をとって微笑んで)
52:
アルジェント [×]
2016-05-25 20:46:33
逆だよ逆、「人間はこの世で苦しんでいるので、笑いを発明せざるをえなかった」んだ。
夜ほど物悲しく、不安な時間はない(だから笑うんだ、そう付け足す。羨むような視線を疑うことなく自慢げに鼻を鳴らす。彼の言動は何処かキザで格好つけだが、それは自分の行動に対する揺るぎない自信からきている。ほら外に出たのは間違いじゃなかった、外はこんなに美しい、俺に連れ出してもらって正解だな、そうとでも言い出しそうな誇らしげな評定を浮かべれば、相手の手を引くはずの手が相手の小さな手に優しく包み込まれている。)
ふふ、仰せのままに、エスコートしますよ、姫(控えめな微笑を浮かべながら自らの手をとった相手を見て、小さな動揺をかんじ、相手をというよりは自分をごまかすようにおちゃらける。その気分のままあいての手の甲に口付けを落としてみせ)
53:
セシル・アンシュバルツ [×]
2016-05-25 21:39:56
……夜は悲しいのですか。
(相手が言った言葉が、ストンと心に落ちてきた。自分も、「悲しい」とまではいかないのかもしれないが、夜になると足元から滲み出たような不安に陥っていたことを思い出す。幼き頃から、広い部屋で一人で寝ていて、怖くても両親の部屋には行けずに、一人ベッドの中で泣いていたことを思い出しては、そんなことはきっと民の皆からしたら「情けない」と言われてしまうかもしれない、そう思っては苦笑いを浮べては、相手の手に手を添えると、ゆっくりと少しだけ持ち上げられて手の甲に、柔らかい感触が走って目を瞬かせては)
よろしくおねがいしますっ…
(と、少しだけ声が上ずったが、バレないようになんとか誤魔化して嬉しそうな笑みを浮べては、ふと何かを思いましたように「そうだ、貴方のお名前は?」と、城で聞いた名は本当かどうか分からないので問いかける。本当の名前を教えてください、と付け足して)
(/一つご相談があるのですが、私の個人としてのストーリー性で、姫が世界“真実(=愛し、愛される素晴らしさ、尊さ)”を知ってしまい、悪魔によって呪いをかけられる“誰かを愛し、愛されれば永遠に苦しみ続ける”というのを前提としているのですが、まだ姫は真実を知っておらず、これから恋をして真実を知ってしまい、悪魔によって呪われてしまう、という流れでいこうかどうか悩んでいるのですが、何かご意見や希望などありますか?)
54:
アルジェント [×]
2016-05-26 22:32:55
あなたの銀の騎士、アルジェントですよ(また、冗談めかした軽い口調で巫山戯る。相手の手の甲から口を放し、にまっと笑い、ちらりと白い歯が除く。ふわふわとした酔っぱらいのよな熱に浮かされた足取りで相手を導く。これからどうしようか、などと考えてやめる。寝る場所さえあれば生きていけるんだ、人間は。へへ、と思わず口の橋から笑い声が漏れてくる。思慮深さは吹き飛んだ、まっさらな思考だ。おそらくこれは人生の分岐路なのだと、後からも今からも思う。退屈に殺されないように神様がくれたプレゼントだ。そしてこれから自分の人生は素晴らしいものになる、そう思った。後から自分は神に人格が歪むほどの怒りを感じることになるのだが、当然知る由はない)
さ、そろそろつきまっせ(砕けた敬語で話しかけると、歩むペースを上げ、待ちきれないとでもいうように相手の手を強く引き)
(/これから真実を知り悪魔に呪いをかけられる、ということは、姫が恋をして人を愛する喜びを知る→真実を知ってしまったので悪魔に「愛し愛されると永遠に苦しむ」呪いをかけられる→すでに恋をしてる=人を愛してる→永遠の苦しみ
これって悪魔に呪いをかけられた瞬間効果くる気がするのですが……。呪いノータイムすぎませんかね?それとも遅効性の呪いでじわ、じわ、ときいていくのでしょうか?)
55:
セシル・アンシュバルツ [×]
2016-05-27 00:28:35
アルジェント……良き名前ですね。「アル」とお呼びしてもいいですか?
(相手の名前を聞くと、嬉しそうに微笑んで何時しか呼んでいた呼び名を口にしては小さく頷いて、街中を眺める。夜の帷はもうおりているがこの街にはまるで昼間、とまでは言わないが夜は夜の活気があり、城の中にいては知ることができないものだったと思う。人々が支えあって生きていることが、こんなにも素晴らしいことなんだと考えては、何だか嬉しくなって少し緊張していた体も力が抜けて表情も柔らかくなって)
どちらに、向かっているのですか?
(相手が少し強く手を引いたので、そういえば何処に向かっているのだろうと、ふと思い立って相手の顔を見上げながら問いかけて)
(/そうですね、確かにノータイムかもしれません。私としては、これはあくまで「切ない恋愛」というのをイメージしているので、決して結ばれるわけでもなく、かといって結ばれないというわけでもない、その辺りはこれから話し合っていこうかと思っています。あとは、「相手を好きになる」ところから入って→悪魔が来て「呪い」をかけ、好きから「愛」に変わると呪いが発動する→それを知っていしまい相手をどこか遠ざけようとするが、想いが募ってしまい「呪い」にかかる、というような流れにしますか?
呪いの効果的には、最初はジワジワとしたもので段々苦しみが増していく、みたいなものをイメージしていますね。)
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