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オリジナルキャラなりきりチャット
自分のトピックを作る
88:
間宮 明月 [×]
2016-05-25 11:20:36
>右翼、左翼
(真似る拙い口上の不慣れな初々しさが又良いと、傍でそれを堪能できる現状に羨む人は多々いる事だろうと浸るのは充実感。右翼の坊ちゃんが告げれば続いて左翼の坊ちゃんが、謳うように紡がれる口上を堪能し、まるで獲物を捕らえた猛禽かと見間違う程鋭い眼光の右翼近づくこと恐るるなかれ、近づくその面に怯え後ずさること微々たると無く演者側からすればなんと詰まらない客人かと言う程に距離感を変えず、凛とその恰好を変えずにいて。それも束の間、左翼を始めと羽織りを脱いだその下を目の当たりにすると平生などと生温いこと言ってられる訳もなく、痺れるかのように引き攣る舌が喉奥に其の儘突っかかり呼吸が出来ず、呆気と取られ。何処か脳核の隅っこで、見世物とは過大評価の似非表現、嘘に塗れる口上と其れを上回る演出で阿鼻叫喚の地獄を描く嘘っぱちの夢物語と鷹を括っていた自身を恥じるよう二つの体の繋ぎ目の、その官能たる魅惑で麗らかなそれでいて奇妙なその様から目を背けることが出来ずにいて。数秒か数十秒か声を放つ事すらできず煩い程に饒舌な口がてんで回らないまま時間は行き行きて、煽るような右翼の言の葉がしかと耳奥へ届いているが今までに見たことの無いその姿に目を奪われている現状では貧相な言葉しか出ない気がして、目が乾くまでその姿を目にした後、こんな賜物見飽きる事が無いだろうと揺らめく蝋燭の火の相乗効果も合さり一目で心を奪われて。見る人によっては醜悪と貫く絶叫朽ちる悲鳴が浴びるほどに現れるだろうその姿形に漸くパチパチパチと両の掌を重ねる拍手を幾度と送り「こりゃ魂消た、単純な言葉を絶賛にするなんて勿体ない。嗚呼、勿体ない。――水鏡移る姿ただそれだけと見縊っていたよ。マー失礼、晒されたのは視た者の心を躊躇無く奪い去り夢幻の篭に閉じ込める魅惑のものだったとは」繰り返す拍手の音をピタリと止めれば「ああ気に入った、まるで夢見心地の桃源郷だ。期待以上の品を物ノ怪座は上手に隠していたもんだなぁ」くつくつ楽し気に笑い声を上げながら細める目じりのその隙間から二人の坊ちゃんを眺め、やあ気に入ったと与えられた衝撃の余韻に浸るよう独り言を一つ落とし。細める瞳を今一度しっかり開くと「よくわかった、ご名答、嘘吐き遊郭の羅紗緬孕む流るるべき幸福の飯事作りで何の因果か出来ちまった命が俺だ。果てる底など無き苦界で重ねた年齢ならば十分以上の法螺を見て来たと思ったが…なんと自惚れて来たか、こんな夢など視た事が無い」自慢げな彼は答える返事をわかっていての事だろう、しかし彼の想像通り自分の生涯では見た事が無い淫靡さえ纏う美しいその姿だ自信を持つのも頷けると否定せずに返事として)
89:
藍沢 彼岸 [×]
2016-05-25 15:33:02
>鬼蜘蛛
いい……こいつはいいやァ、もっと見せておくれ
(圧倒される。彼のたった少しの動きだけでそう感じて。本当に人間ではないような動き。それを見た時、何よりも先に感動が押し寄せて。が、同じ職業柄。その感動の中に少しの妬みが入っていて。どうしても彼の動きは自分には真似ることができない。彼が羨ましいと思ってしまう自分に自己嫌悪の情がわき。が、それを表には出さない。こういう時に顔半分を隠していると楽だ。そんなことを考えながら格子に手をかけどこか傷ついたような表情を浮かべた彼に微笑みかけて。もっと見たい、とほんの少しの我が儘を言い他にはどんなことができるのか、期待して。が、そこで彼の名前は聞いておいて自分を紹介していなかったことに気付き。「これは失礼、俺の名は彼岸だァ。赤い花弁で咲き誇り、死者の旅路を見送ろゥ。毒を持ったその花を背負った男でございます、なァんて。お前さんと同じく軽技で飯を食ってるよゥ」そんな考え等無いといってもいい適当な事をただ喋り名を名乗り。よろしく、と言って。)
90:
胡蝶 [×]
2016-05-25 22:18:37
>口喰
やったー!……それじゃ俺はその間アンタが何処へも居なくならない様、毎日会いに来る!
(もともと赤で溢れていた周りをさらに血で紅くそめた彼によって血の色が消えて行き。安心したように笑って。そうして彼の言葉を聞き、感情をそのままに叫んで。そうして嬉しがっているとふいに手を取られ、小指に痕をつけられて。それに思わず、驚いたように彼を見る。その形の良い唇から語られたのは、約束の言葉。それではこれは約束の印なのか、と赤い痕をじ、と見て。彼から漂ってくる血の香りに酔ったような気分になってくる。どこか現実から離れたようなふわふわとした気分になり、漠然とした不安に襲われて。まるで、親にしがみつく無知な幼子の様に彼にすがり。泣きそうな顔で「約束だよ、破っちゃやだからね!俺絶対アンタを手に入れるから、待っててね、嘘ついたら針千本どころじゃすまさないから」なんて言い。そんなことを言っても彼が縛られてくれないことは頭の片隅では理解しており。それでも不安はぬぐえず。すがりついていた体制から彼を抱きしめるような体制に変え、ぎゅ、と強く抱き締めて。)
91:
香具師 [×]
2016-05-26 00:30:30
>85様
(/遅くなってしまい申し訳ありません、化け猫のkeep承りました!期限の延長も可能ですのでお気軽にお申しつけください。素敵な息子様をお待ちしております!)
92:
小鬼 [×]
2016-05-26 00:33:48
>彩春
――でも。話せること、たくさん無い。生まれたのも死んだのも支那、それだけ。
(野次馬ならば即座に逃げ出す景色の中に相手につられて踏み込みながらも格子を後ろ手に引くと彼と己を座敷の中に閉じ込めて。答える彼の言葉にはクスクス肩を揺らしても、返すのはぶっきらぼうとも取れるあまりに素っ気ない身の上だけ。他の妖連中のように華やかな出鱈目を謡うにはあまりに語彙の足りない頭を痩せた男の肩へトンと乗せ、学帽がずれればまじないじみた札の向こうから二つの三日月がひたと彼の瞳を見つめて「生きて、死んで、コッチに来たのは僵屍になってから」こちらの言葉にすれば、きょうし、と聞こえる故郷の響きを操る時だけ、懐っこく弾む声は素面に戻ったかのように低く底冷えする。それでもじゃれつく犬の機嫌良さはそのままに、回した腕は解かぬまま倒れるように座り込んで「次はイロハ、貴方の番。死体小説身の上話、全部聞かせてヨ」生い立ち職業嗜好の全てまで余すことなく知りたいのだと言葉は拙くとも抱きしめる腕の強さでしっかりと訴え)
93:
野狐 [×]
2016-05-26 00:35:34
>葉一
(道行く旦那に老いぼれ小僧、お客を良く回る舌で絡め取っては小屋の中へと次々押し込み、中に外に阿鼻叫喚の宴を成すも餓鬼の吠え面やその他の汚い間抜け面などいくら見たとて胸が弾むものでもなく。己が見たいのはあの意地らしい坊やの顔ただひとつ。狐につままれた顔を今一度と欲し褪せた鳥居を仰いでは、ちょうど瞼に描いていた姿を遠目に捉え)
――嗚呼坊ちゃん、待ち詫びておりましたよ。もう、いらして下さらないのかと…
(目と鼻の先に居るというのにわざわざ提灯片手に小走りで迎えに行ってやると足の腕の耳の鈴がジャラジャラ品なくさざめいて。店番を放り出してまで一刻も早く貴方に会いたかったのだと、上擦った声や落ち着きなくやれ髪を直したりずれた羽織を引き上げたり動く手元などで心の機微をさりげなく現し商売向きとは言えない甘さを含んだ声音を紡いで)
醜き無礼失態を働いた身、愛想を尽かされたとて致し方ないとは重々承知しております。しかし…嗚呼、いけませんね。舞い上がるとつい、与太話ばかりしてしまう。
94:
右翼・左翼 [×]
2016-05-26 00:39:57
>明月
(片や己らの身体が神懸かる舌先三寸さえ黙らせたのだと甘美な悦に浸り、片や己らの歪はくるりくるりと巧みに遊郭を回しているであろう口車さえ錆び付かせるのかと暗澹たる忘我に沈む無言の間。蝋燭の蕩ける音さえ聞こえるほどの静けさがどれほど過ぎていっただろう、乾いた拍手を合図にようやっと男が感想を述べれば双方色合いの異なる笑みを見合わせて西洋奇術師さながらの道化めいた一礼を送り。それこそ水鏡よろしくクスクス声を揃えていても、驚嘆感嘆を集めて然るべきと構える右翼よりかは後ろ指さされようと致し方無しと諦観に身を置く左翼のほうが胸中に湧く喜びは大きく。自分もそっと男の傍へ寄り添うようにさりげなく前のめりになっては日差しの染み付く頬に手を添え、くいと僅かばかりの力をこめて右翼でも彼との繋ぎ目でもなく自分一人を映せとばかりに左右異なる瞳を覗き『――やっぱり。こっちの目だけは異国の緑だ、ここにも支那にもない緑。…格子の向こうからずっと見ていたんです。あんまり、綺麗だったから』縁取る赤紫の胡散臭さも指先でそっと一撫で、自分は初めからあなたの身の上に気付いていたとでも言いたげに、その癖たったそれだけ口にした後はただ静かに形良く微笑を作るのが図々しい右側との意図的な対比であり「――ま、売女だの間の子だのは不幸芝居の常連だけどさ。どうせ人間のすることさ、人の世の苦界をうろついたくらいじゃぁ物ノ怪の夢は見れないよ」左翼の読み通り、この世で最も讃えられるのも哀れまれるのも己一人とばかりに人の生い立ちをずけずけと踏み荒らした上に蠱惑的な表情ひとつを連れてドサリと相手の胸元に頭を乗せる右翼は『…僕らだって、うろつく処か通りもまともに歩いたことが無いじゃないか』左耳を刺すつまらない現実味を帯びた指摘など素知らぬ顔で)
95:
鬼蜘蛛 [×]
2016-05-26 00:41:14
>彼岸
(微笑み纏う一言に射抜かれたのは見開く両の目だけでなく。百目鬼顔負けのアチラコチラの目玉さえぎょろと布の下から相手を見つめ、今良いと言ったのか、己を求めたのかと視線の圧の内に問い掛けて。けれど目ばかりあっても口がなければ確かめることすら出来やしない、そしてたったひとつ顔についた唇は問いを投げかけるどころかじわりと腹の底から湧き出る熱情に弧を描くだけで手一杯であり「彼岸、彼岸ねェ…最期に毒の接吻をひとつ、共に墓に植われたら死出の旅路も夢見心地の極楽往生だろうな」まさしく夢見る眼差しで謡いながら手を伸ばしても短髪に光る偽の花には触れられず、宙をさ迷う指を格子へ纏わり付かせればほんの僅かばかりの隙間を空けて「これを軽業と呼んでくれるなら、あァいくらだって舞ってやるさ。だから彼岸、アンタももっと近くへ寄ってくれ。もっとずぅっと、この手のどれかがアンタの花に届くくらいさァ」声に眼差しに灯ったばかりの熱を滲ませながらも両腕を広げてじっと待つ、その様は獲物が巣へ潜り込んでくるのを今か今かと眺める毒虫そのもので)
96:
>85 [×]
2016-05-26 00:46:19
>主様
(/>85にて化け猫さんのお相手枠をkeepさせて頂いた者です!思っていたよりもpf作成が難航してしまい、早速お言葉に甘え延長の手立てを受けたい所存で御座います。申し訳御座いません…っ!遅くとも明日の夜には投下出来るかと。把握お願い致します!)
97:
柴倉 伊織 [×]
2016-05-26 01:16:14
>羅刹君
では貴方、私を喰らうおつもりですか。
(相手が距離を保とうと身を引いたのを見れば、今度は自身の前の床に両手を突きまたもう少し身を乗り出して。相手の言葉を拾い上げると、取りこぼすまいと一々反応し。真剣な眼差しでじっと相手の目を見上げるが、それはほんの少しの間のことで。次の瞬間には、何がおかしいのかふっと、堪え切れずについといった様子で笑い。相手の名を聞けば、まさか向こうから名乗ってもらえるとは思わなかったのだろう。眼鏡の奥の双眸を丸くした後数度瞬きをし、それから満面の笑みを浮かべては「羅刹、羅刹君、ふふ、そうですか。ぴったりな御名前じゃあありませんか」上機嫌で相手の名を繰り返し、納得するようにうんうんと何度も頷いて。さて、いざ話すとなればこれといって面白い話浮かんでこず、特別不思議なこともない自身の日常を思い返しながら何か話題は無いものかと探し。そこでふと自分がまだ名乗っていないことに気が付くと「私の名は柴倉伊織。普段は私塾で……っと、興味ありませんよね。あぁ、そうそう、因みにれっきとした男ですよ」名前と共に職を教えようとするも、きっと相手は興味を示さないだろうから教えるのは最低限の情報だけでよいだろうと口を噤み。先程女と呼ばれたことを思い出せば、おどけた様子で言葉を付け足し)
98:
口喰 [×]
2016-05-26 02:05:29
>胡蝶
――はは、物ノ怪とはいえ針地獄は御免だ、せいぜい大人しく迎えを待つとするか。
(親代わりに縋るにはあまりに相手を間違えているとしがみつく背を見下ろして仄かに苦い表情を見せ、体制を変えたところでやはりひしと引っ付いているとしか思えない子供の背中をあやすようにトン、トンと撫でてやりながら初めて声を上げて笑えば意地悪はもう終いとばかりに低く穏やかに宥めてやり。それにしても、幼子少年の類は何故こうも温かいのか。細いけれど引き締まった肉の硬さを感じる背に腕に流れる血は蛇のそれとは比べられぬほど熱く甘いのだろうと瞬きの間に夢想してはつい喉が鳴り、視線まですぐ隣の首筋に引き寄せられていき「…そんなに張り付くと大事なもんが潰れちまうぞ」ふと我に返ったのはヒヤリと冷えた硝子が胸元に触れたせい。小蛇にさえ触れさせなかったのだから宝物には違いあるまいと彼の紐でくくったそれを指に引っかけ、カラカラ鳴る中身を覗き込んで呟きはて一体何を閉じ込めているのやらと目を懲らして)
99:
香具師 [×]
2016-05-26 02:13:02
>85様
(/ご報告ありがとうございます!延長了解致しました。明日とは言わず二日ほどの延長も出来ますので、どうぞゆっくり作成してくださいませ…!)
100:
羅刹 [×]
2016-05-26 04:07:35
>伊織
(悪鬼羅刹の文字こそ己を表す全て。ぴったりだと笑う男にここへきてようやく同意というものを覚えては身を引いた分だけこちらへ寄ってきたのも奇妙に吹き出したのも見逃してやる事にして、片側の口元だけ歪ませ皮肉めいた形を作ると「そんな成りだ、いっそ女と名乗った方が相応しいとは思うがな」ここは幾らえぐったところで大した傷にはならない、そう判断したのか侮辱と呼ぶにはあまりにおざなりに相手の言葉を突っついてやり。そんなことよりも気に留まるのは尻切れ蜻蛉な話の続き。きな臭く淫猥な蝋燭の火も知的な光と映す眼鏡の奥へ斜に構えた視線をちらと送り「…教師というのは見聞を広める為ならこんな小屋にも足を運ぶものなのか」問い掛けというより吐息ついでといった様子で呟く。元より品のない野次馬にも命知らずの阿呆にも似つかわしくない清廉を纏う彼、そんな男が何故猥雑とまやかしから成る見世物小屋の、よりにもよって一瞥以上の価値なぞ無い鬼に固執するのか。始めから奇妙であったその一点の答えになりえる可能性に静かに食いつけば「俺は見ての通り学などというものには縁が無い。私塾というものが何を教えるべき場なのかは知らないが、近代教育では子供らに鬼の扱い方でも教えているのか?」今度こそはっきり問いとわかる形で、それでいて胸の悪くなるような揶揄の色も忘れずに塗り込めて尋ね)
101:
鏑木 彩春 [×]
2016-05-26 08:56:15
キミには死んだ時の記憶はあるのか?
(まるで鳥籠に閉じ込められた無力な鳥のように座敷の格子を閉じられても、チラリと一瞬其方に目をやっただけでどうでもいいと言うように目線を彼に戻し。余りにも簡単な身の上話はあっという間に終わってしまい札の向こうの彼の綺麗な三日月がこちらを見つめているがふと気になった事を唐突に聞き。冷たく響く殭屍の言葉に少し引っかかるものを感じても特に何も言わず引っ張られるままに座り込んで。「そうか、今度は僕の番だな。しかし何も面白い事は無いのだがな。そこそこ金を持った家に生まれ何不自由なく過ごして元々好きだった小説を書くようになっただけだ。」全てを知ろうとする彼の言葉に顔を緩めて話し始め。その内容は凡庸なものだがつまらなくは無いだろうかと思うが顔には出さず「あぁ、そうだ。僕が死体に興味を持ったのはな、友人が死んだ時だ。病気だったのだがとても美しい死体だった。まだ生きているようだったのだ。」ふと思いついたように今度は自身の死体に興味を持った時の話をし、先程とは違いそれは狂気を含むような内容で。キラキラと輝いていた瞳は話す言葉のように穏やかな光の中に一筋の狂気を灯し)
102:
夏目 葉一 [×]
2016-05-26 10:32:43
> 野狐さん
──ま、確かに無礼だったかな。俺が見たかったものとは全然違ったからねぇ。でもまぁ、ちゃあんと修行してきたみたいだし、今日は帰らないよ。朝まで狐と戯れる事にする。
( 鳥居を潜りいざ、というそこで走り方、紡ぐ言葉のどこまでもわざとらしいような相手が近付いてくれば、先刻の事もあり一瞬だけ複雑そうな表情を浮かべ。されどそれも一瞬。瞬時に口元笑みを浮かべると変わらぬ戯言をさらさらと紡ぎ。一歩、足を進めると共に至極自然な動作で以て相手の腰辺りに腕を回そうとし )
さぁ、行こうか。わりと待ちきれないんだよねぇ、俺。貴方からは面白い話も聞けそうだし。
( そうやって自ら距離を縮める動作を全面に。果たしてそれが心からのものなのか、それとも単に面白がっているからなのか。結果がどうであれ、もし近付いたそれがあろうものならばきっと突き放すような仕草を見せるのも容易いであろう。いつもの己では考えぬような思考に内心苦笑いを浮かべては、それを悟らせまいと笑みを浮かべ続けて )
103:
間宮 明月 [×]
2016-05-26 17:58:52
>右翼、左翼
(予想を遥かに超える見世物をサァサご自由にとでも言いかねる、ご覧あれと披露されれば拍手喝采せざるにおれず。然し今の今まで距離感を図るように後ろにて落ち着きを纏い静かに佇んでいた左翼が前へとその身を動かし、自身の頬に触れればその手の体温に当然と言えば其れまでだが温かみを見出して。同じ外見、それも年の若き美青年。自分から言えば美少年でも良い位に年齢が離れていれば一層と、美しく若い外見の端正なその顔作りも加わって彼が動く人形のようだと錯覚すらしてしまい、頬に触れる温かく柔らかい指先の感覚に生きているのだと言う生を感じ。真っ直ぐに自分の視界に入るその麗しさは陶器作りの高級品、その違和感すらも虜になるには十分で。品の有る微笑みを至近距離にて堪能すれば「坊ちゃん、お前さんは気品が有り過ぎる。綺麗過ぎて人形とくっちゃべってる不思議な気分だ」褒め言葉と言う訳じゃない、それだけ自分に強い印象を残しているのだと言う事を伝えたいばかりに今触れられていた目元に自身の無骨な指先を軽く添えて。その後一拍と無い内に右翼が自身の胸元に降り立つと此方も同様、されど雰囲気は少し違うと先ほど先に左翼を近くで見ていたからか僅かながらのその違いに幼子が嬉々と行っている間違い探しの様だと口角を上げ、目元に添えていた手を下し。右翼の言葉は的確にこのご時世を物語ると笑い声を上げずには居られない、楽しげな笑い声を上げていれば続く左翼の言葉に"ホー"と安い興味関心を纏う相槌を、気付けば吸えない冷め切った煙管をトンと置き「坊ちゃん等は籠の中が居場所かぁ?――違うんなら、この籠から出してやるよ」目の前にいる右翼の髪をサラサラと指通し手遊びつつ、浮かべる面は悪巧み。そう、ただ出すだけだと物語る。ヒソめる声は悪知恵でも与えるように外に吹き荒ぶ空風の音にすら消えてしまいそうに「坊ちゃんが籠から出たいなら、俺がお前さん等を買ってやるさ。その後は何処へ行こうと勿論、自由。その身を安全に守られる優しい優しい籠の中が良いならこの話は白紙だ――」撫でていた手の動きをハタと止めて、勿論選択肢の中には買い手である自分が連れて帰るというのも有るがそれを今出すのは不公平だと飲み込んで。金に物言わせ彼らを連れて帰れど籠が変わっただけで何の意味もない、そう思うからこそ自由にした彼らが自ら来るようにしないと面白くも何ともない。玩具を買うには回りくどく確実性もないその提案に「――さぁ、どうする」と選択肢を与えて)
104:
藍沢 彼岸 [×]
2016-05-26 18:08:32
>鬼蜘蛛
ここはまるで蜘蛛の巣のようだなァ、そうしたら俺はお前さんに食われちまうのかねェ?
(妖しげな雰囲気の誘いの言葉と共に開かれる僅かな隙間。ゾクリとした物が背に走り。やはり少し躊躇いの気持ちが出てくるがそれでもあの軽技を見せてくれるというその言葉につられ、隙間に身体をすべりこませ彼の近くへと寄っていき。上記の感想のような言葉を言い。入ってきたからにはもう恐怖も何もない。縄に興味を持ち触れていたがふいに彼に顔を近づけ「さぁ、お前さんが望んだ花だァ……どうぞォ、ご自由に」なんてふざけたように言いながらも、じっとしている気はさらさら無く。何かの物語であるようにうやうやしい行動で彼の手を適当に一本取れば軽い音をたてて口付けして。そんなことをしたのに関わらず照れることなく、まるで悪戯が成功した子供のように笑い。)
105:
胡蝶 [×]
2016-05-26 20:44:50
>口喰
……中が知りたいの?いいよ!本当は誰にも知っちゃ駄目なんだろーけどへびは別だよね!
(心地よい温もりを持つ彼をけして逃がさぬように、しっかと抱きついているとふと彼が気にしたのはいつも首にかけている硝子の小瓶。彼のその行動にこれの中身が何か気になっているんだろう、と、そう気づいて。初めて彼の心の内を読めた喜びが溢れ。が、笑みを浮かべるのを抑えて。彼が人に話すことはないだろうかと観察するように彼に顔を寄せ無表情でじっ、と見る。そして先程までの無邪気な笑みとは違う、年に似合わぬ妖艶な微笑みを顔に張り付かせて上記を言い。彼の指に引っ掛けられている紐をそっと外し。そして手の中にそっと閉じ込めて。同じように目の前にいる彼も閉じ込められたらいいのになんて考えながら「これはね?俺の父さんと母さんだよ、いっつも一緒にいるんだ!いいでしょー、離れることなんかないんだよ!でもこれを言うと沢山怒られるだろうから言っちゃやだよ、誰にもだかんね!」と。ただそれだけを言い。しっかりと口止めをすると言うことはそれだけだというように再び彼にじゃれつき始める。そのあまりにも幼い、まだ死というものを理解していないような幼子の様な言葉を彼は受け入れてくれるだろうか。そんなことを考えながら狂気をはらんだ瞳で彼を見つめ、うっそりと微笑んで。)
106:
名無しさん [×]
2016-05-26 21:26:19
「 なに、此処。意味解ンねェ…。早く帰んなきゃ。 」
「 こんな奴に言われても困るだろうけど…。お前が俺だけの物に成れば良い、って思ってる。 」
名前/ 花車 伊綱 ( カシャ イヅナ )
年齢/ 18歳
希望の演者/ 化け猫・赤猫
容貌/ やや猫背気味な背は179cmと若干の高身長。発展途上とも言える身体は筋肉が程よく乗った物で、自身曰く未だ伸び代がある様子。肌は病的と迄は行かずとも白く、眼の下は薄っすらと隈。垂れ目な瞳は二重瞼なものの重たげで虹彩は赤墨色。瞳は丸で生気の感じられない濁った物であり、薄気味悪い印象を周囲に与える。烏羽色の髪は乱雑に整髪されたミディアムヘア、襟足は少々刈り上げており、耳は横髪に因って半分程隠れている。前髪は、人目を憚る様に毛先が双眼に振り掛かる長さを保つ。行動の際に着用する服装は主に真黒の詰襟の学生服。私服は暗色の物が多く、明色を自棄に避ける傾向にあり。足元は焦茶色のローファー。
性格/ 端的に表すならば、暗く卑屈。鬱屈とした思考を持て余した挙句の果て、結果的に脳内に歪んだ思考回路を宿した難有りの面倒臭い人物。感情の波はよく動けど、後ろ向き思考が足枷となり如何にも良い方向へ向かう言動を自主的に行わない。故に自身を取り巻く事象が良い方向へ傾く事は稀であり、大方根暗を助長させる結果となる。本心を外側へ露出させる事に非常に躊躇いを覚える性質であり、建前だけは一丁前に作り上げて嘘で塗り潰す。卑屈が功を奏し、最早どうにでもなれという思考故に行動力はある。
備考/ 一人称は「俺」、二人称は「お前」。ぼそぼそと木枯しの様な口調で語る為に、確りと耳を澄まさなければ聞き取れ無い。基本的に自室に引き篭もりの出不精で、書籍に思いを馳せ大半の時間を過ごしている。とある富豪の次男坊、優秀な長男と相対する様に存在する自分を非常に軽蔑視している。真反対に輝く長男と両親から逃げる様に家を後にし、彷徨っていた所に行き着いた場所が物ノ怪座。らしくもなく袖を引かれる様に興味を唆られ踏み入れた。
(/>85にて化け猫さんのお相手枠をkeepして戴いていた者で御座いますっ。何とお優しいお言葉…!!主様の暖かな思い遣りに打ち震えつつも、想定していた依も早期に作成を終えられましたので投下させて頂きます!可能であればスタートは出会いの場面から、展開としましては甘め暗めを入り混ぜた日常を送りつつも距離を詰めていければと思っております。根暗卑屈意地っ張りと何とも難ありな息子です故覚悟は出来ております…!不備や訂正点など御座いましたら、遠慮なくご指摘頂ければ幸いに御座います!!)
107:
香具師 [×]
2016-05-27 00:33:07
>花車様
(/お待ちしておりました!明治大正さながらの退廃的な魅力を持つ息子様に不備など一切ございません、お名前もまた化け猫のお相手様にぴったりの素敵なもので感激しております…!それではお手数ですが、出会いの場面から絡み文をお願い致します!)
108:
花車 伊綱 [×]
2016-05-27 01:11:38
>主様
(/重ね重ね素敵なお言葉をかけて頂き光栄の限りです!!そして名前の件、赤猫様の台詞から戴きひっそりと遊んだのでお気付きになって下さって感激するばかりで御座います…!早速絡み文の方を投下致しますが、絡み辛い等訂正点等発見されましたらご指摘下さいませ!)
____……赤?、…こんな所に神社なんてあったのか…。
( じっとりとした宵闇に程良く双眸が慣れ始めた頃合い、革靴の脚底で満足に整備されていない歩道拠り宛ても無く進んでおり。周囲の闇が伸し掛る肩は重たく脚取りも同様で、緩徐に夏へ近付く気配をみせる生温い風が頬を撫でる度に更なる厭気が差し込んで。普段拠り大して歓楽的な感情を浮かばせる事は少ないのだが、今日は一貫してとある事柄に因って鬱屈とした気心を持て余していて。服装故に可笑しな時間帯にて学生が遊興していると勘違いでもしたのだろうか、前方から歩み寄る紳士にまじまじと見据えられれば居心地が非常に悪く視線から逃げる様に瞳をゆるく伏せつつ早足で細道に入り込み。憐れ己は人一倍他者の視線に敏感。それも原因は“彼奴”にある訳で。狭まった視界の隅に鮮明な赤を見つけ、此れは彼奴の様だと鼻で笑い。使用人達の噂話を小耳に挟んだ為に確かでは非ずとも、又もや彼奴__長男が大学院にて賛美されただとか。一体今度は何を理由に譽れを戴きに預かったのかは想像すらつかないが、屹度彼の事、凡人には成し遂げられない様な事を安易にやって退けたのだろう。あゝ、回想に身を委ねれば飲み込んだ筈の歪み辛みが再び顔を覗かせ始め。振り飛ばす様に頭をぶんぶんと左右に振れば、カランと音を立てた脳内にて先刻見た鮮明な色合いが思い浮かび上がる。こんな襤褸道に赤とは不吉な香しかしないのだが、一度着火した興味の導線を止める事など手遅れで視線を其方へ向け。正体は鳥居、その横に佇むのぼりはより鮮やかで目を瞠る。奥に見えるは古びた境内。何かに袖を引かれる様に段を登り、上がった先に正体不明の極彩色を見つけ、場違いな色味に思わず瞳を擦り。)
109:
柴倉 伊織 [×]
2016-05-28 01:23:05
>羅刹君
嫌でしょう、こんな細いばかりの女がいたら。
(漸く身を引いて姿勢をきちんとしつつ、自身の着物の袖から覗く男にしては少々頼りない印象の手首を一瞥し。自身に男らしさといったものが殆ど感じられないのは重々承知、かといって女の様な軟らかさを持っているかといえばこれもまたそうとも言えず。僅か眉を寄せ、唇を尖らせわざとらしく気を損ねた様な態度をとってみせ。しかしそれもほんの冗談のつもりであり、すぐにまた笑みを貼り付けまたクスクスと笑い。ふと相手が何か呟いたらしいことは、先程から相手の顔を見つめていることもありすぐに気が付き。しかしその内容まで聞き取ることはできず、独り言の内容まで気にするのも妙な気がして疑問を感じつつも何も言わず、ただ不思議そうな表情を浮かべ。次に聞こえた相手の言葉は自分に対する問いかけで、一瞬質問の意図を汲み取りかねて言葉に詰まり。少ししてその内容を呑み込むと、苦笑を浮かべ「私はそんなに仕事熱心な人間ではありませんよ。此処を訪ねたのは本当に偶然で、気になったから少し寄ってみたという、それだけなのです。あぁ、でも、そんな風に妖についてのあれこれを教えられる場があればきっと面白いでしょうね」相変わらず少しも機嫌を悪くする様子が無く、少しばかり困ったように眉を下げるのみで。それでも最後の方になれば、相手の言葉からの想像を膨らませてまた楽しそうな笑みを浮かべ)
110:
小鬼 [×]
2016-05-28 02:06:41
>彩春
――なにもない。
(問いへの答えは彼が綴る半生の合間にさらりと滑り込ませるだけ。記憶が無いとも、語るに足る死に際では無いとも取れる漠然とした五文字ではぐらかすとあとは身を乗り出して至極楽しげに相手の過去へと耳を傾けて。幼い彼が育った豪奢な屋敷や部屋を埋め尽くす本箱を思い描いてみるだけで静かな胸が躍るような心地になるが、無邪気な子供さながらに煌めく瞳が孕んだわずかな狂気を捉えれば徐に熱のない指を伸ばして「…その人のこと、好きだった?」どこか的外れに尋ねると共に、自分ではなく思い出の内にある死体を見つめているのが気に食わないと言わんばかりにぐいと瞼を下ろすように撫で。「動く死体より静かな死体のほうが、美しい?」それだけであれば意図の読めない行動だろうが、相手の言葉を真似て再び尋ねた時には微かに眉さえ寄せてどうしたものかと悩ましい顔つきを浮かべており、もう片方の手を唇に添えて"そうならば静かにするネ"と声を潜める様は相手に気に入られたくて仕方がないのだと雄弁に物語っていて)
111:
野狐 [×]
2016-05-28 02:10:46
>葉一
(昨晩は捕らえようとしたところでするりと逃げていってしまった彼の、今宵は自ずと懐に潜り込んでくるような素振りは不可思議で小芝居にさざめく鈴の音さえ止んだのも束の間。腰へと回る腕にシャラリ再び驚いた音を上げては高下駄をほんの僅かに後ずさらせて、己の言葉通り彼が上等な坊ちゃんならば自分はしがない使用人とばかりに滑らかな手つきで腕ではなくその手のひらをそっと自身のそれに乗せ)
――此度こそはご期待に添うて見せましょう。ええそうです、今宵は舌先三寸口八丁を固く喉元のそのまた奥へと封じ、ただ真摯に語らう夜と致します。
(何事も無かったかの如く朗々と言葉を紡ぎつつ、寄ってきたからといって浮かれてこちらも詰め寄ったのではまた逃げ仰せてしまうやも、と逡巡すればまるで猫でも扱うようだと吐息混じりの笑みが漏れ。決して欲張りはせず、エスコォトとしては申し分ない歩調とさりげなさを以って温い血の匂いを纏う小屋へと誘いながらひとり頷きを繰り返し。そうしながら相手の言う面白い話とやらの算段を立てるべくさほど小さくはない声でいやはや、と何やら呟き始めては)
…しかし私めはしがない野良狐。小賢しき奇術妖術口車の類だけが唯一取り柄の小悪党、出鱈目抜きで坊ちゃんの心を満たす噺など出来るかどうか…
112:
右翼・左翼 [×]
2016-05-28 02:34:09
>明月
(あまりに唐突な誘いに右翼左翼は笑みに叱責に歪めていた眼をふっと大きく見開いて。そうしてしまえば表情の端に宿しただけのささやかな個性などたちまち消え失せ、ただ合わせ鏡の顔がじぃと狡猾に吊る男の目を見つめるばかり。謀らずとも揃う仕種はからくりめいて薄ら寒く気味が悪いとぼやいたのは化け猫だったか鬼だったか。とはいえどれほど見てくれ仕種を揃えたところで胸中に沸く思いは全くの別物。まず堪え切れずに吹き出したのは右翼であり「――流石は遊郭の親父さん、綺麗ならみぃんな籠の鳥に見えるのか!」今さっき半身にかけられた称賛さえ我が物として揶揄えば思慮のないまさしく鳥らしい猥雑な笑い声を上げ。好事家に成金に奇妙な演者を嗜好品として買い付ける客は多けれど、求めるでもなく逃がす為だけに金を払うなど聞いたことがない。これが流行りの人道主義かとひとしきり喉を震わせた後に残るのは新しい玩具を得た歓喜と高揚、紫煙の残り香にクラクラしつつ頭に触れる手を彼を惹き付けた歪な体へと持っていき「この世なんてどこまで行っても籠の中さ。狭いか広いか、面白いかの違いだけ。――あんたの嘘つき華屋敷はさぞ楽しい鳥籠だろうなぁ」話に段取りも説明もつけず自分勝手にさっさと語り、次に飛んでいくと決めたかの場所のまやかし極彩を夢見始めて。そして、たとえ望まずともそんな右翼の言葉を補うのが左翼の言葉。『――籠と言うならこの身が籠です。ここに居ようと外へ出ようと窮屈な事には変わりない。…兄さんの言う通り、僕らに選べるのは身を置く場所だけ』大人しく閉ざしていた口をようやく開いて右翼の言葉を親切丁寧に噛み砕く、その顔は微笑を保っているものの、更けてきた夜のせいだけではない陰欝な影を宿しており。それは呑気に浮かれる右翼が笑っている間中、目の前の男が己を綺麗と評して触れてもなお"お前達を身請けする"とは言わなかったことに悲しみとも怒りともつかない濁った想いを燻らせていたせい。卑俗な兄さえいなければ、否、毒々しい華のある彼一人ならばこの西洋東洋極楽地獄、身の内に全て備えたような男を捕らえることが出来たのか。根拠のない負い目はどす黒く渦巻けどそれに呑まれてやる気は毛頭なく、人形らしい印象は崩さぬよう淡々と唇だけを動かして『何処へ行こうと自由なら。――僕は、あなたの処へ行きたい』求められぬなら求めるまで。礼儀正しく良いでしょうかと付け加えるのも忘れずに、目ばかり獲物を見据える鷹さながらに光らせてはもうその他に余計な口など叩かず「――さぁ、どうする?」兄が投げかける鸚鵡返しを自らも眼光で物語り)
113:
鬼蜘蛛 [×]
2016-05-28 02:37:07
>彼岸
(彼がその身と共に滑り込ませた言葉には、声でなく絶やさぬ笑みで答える。是も非もアンタ次第さと宙ぶらりんに構えた姿勢はしかし、軽い音を鳴らして触れた唇にあっけなく崩されて。空へ体を放った時の、逆さになった血と肉がぐらりと地へ吸い寄せられるあの眩暈が手の甲から骨の髄まであっという間に染み込んでいくと思慮も配慮も情動の内に消え失せて「――そう、そうか、ならお言葉に甘えて貰っていくさ。お代にしちゃァ十分だ」熱に浮かされたまま一息に言い切り、金屬の花ごと手折るようにその頭をグイと引き寄せてはたった一瞬噛み付くような接吻を。それから耳元へふっと掠れた笑声を残せばあとは風を切る音ひとつ立てずに宙へと躍り出て、縄を伝えば蜘蛛舞、刀手鞠を投げれば品玉、飛んで手繰って身を翻せば西洋東洋入り混じる籠抜け空中ぶらんこと持ちうる芸を一時に全て花開かせ座敷をひとつのサアカスの如く一心不乱に賑やかせる。手を首を振り乱すそばから解けていく布も気に留めず、あっちの腕で引き寄せる縄とこっちの手がたなびかせる巻き布、落ちては投げ飛ばす刃の残像が蜘蛛の巣さながらの幾何学模様を大きく描いて「…さァさ、どうかな。もっと、もっとと彼岸、アンタが望むんならこの腕皆千切れるまで舞ってやるけどさァ、どうする?」どれ程そうして舞ったのか。痺れる手指と忙しなく昇っては引く血にチカチカ眩む頭のせいで小刀一本拾い損ねると、その僅かな誤差が均衡を崩し品玉も皆駄目になって、諦めて荒い息を吐きながら全ての動きを止めそれでもなお焦点のぼやけた眼で問い掛けて)
114:
香具師 [×]
2016-05-28 02:48:17
(/本日は纏まった時間が取れなかったため、書き上がった分だけ先に投稿させていただきます…!胡蝶様、花車様、柴倉様には大変申し訳ありませんがなるべく早くお返事ができるよう頑張りますので今しばらくお待ちいただけると有り難いです…ご迷惑をおかけしてすみません!)
115:
鏑木 彩春 [×]
2016-05-28 07:58:19
>小鬼
好き、だったのであろうな…そうで無ければそのような興味は持つまいよ。
(彼のはぐらかすような答えに言いたくないなら無理に言わせる必要もあるまいと楽しげに自身の話を聞く彼に何も言わずに話し。話に出てきた死体を好きかと聞かれれば少し悩んだように上記言い。別に話した死体の事はただの発端であり彼の人生の分岐点なだけであったがその友人に確かな好意を寄せてはいたのだったなと胸中で思いつつも「まぁ、もう遠い過去の事だ。今は思い出にしかなっとらんよ。」と言いながら下ろすように撫でれるままに瞳を閉じ。「む、それはどういう意味だ。」まるで自身の思い出の友人に嫉妬するかのような言葉に思わず目をぱちくりと開けば飛び込んでくる彼の表情にまた驚いたように目を丸くさせて。「キミは、キミだろう。それに今の僕にはこうやって喋って動くキミの方が魅力的に見えるがね。言ったろう、僕は小鬼と話したいんだ。黙っていられちゃ困る。」まるで自分本位な言葉だが珍しくオロオロとして普段の飄々とした表情を崩し。)
116:
間宮 明月 [×]
2016-05-28 10:43:01
>右翼、左翼
(何処へ飛び立とうと彼等の自由、自由が枷になるのか華になるのかその動向は風に乗り噂話として人と人を伝い自身の元へ届くだろう、それ程までには冗句に塗れ嘘吐き蔓延る電気睡蓮を脳裏に浮かべ。重ねていた手を再び対の体が一つになるその箇所へ宛がわれれば先ずは分かり易く耳に残る笑い声を伴った右翼の言葉に耳を傾けて、続く左翼の細く染みた言葉に顔を向けた所で述べる言葉は同様で有れ、浮かべる表情のその違いに今更ながら気が付いて。底冷えする苦を孕み隠し切れぬと浮かべるのは若気の至りか、浮かぶ毒は右翼との行先違いの物だろうかと予測を一つ。片翼が再び籠の中を願えば自由を願えどそこに連れられるばかり、連帯的に引き摺られる事に対する不服やもしれんと繋ぎ目に触れる手を引いてその内面では餌を撒いて連れた麗しき鳥をそう易々と逃す訳が無い等と自分にとって一番いい方向に進んでいる現状に意識せずと忘れてしまいそうな呼吸を静かにスウハアと数回繰り返し。浅い知識の適当予測が的外れだった事を知るのはその数秒後、流れるままに片翼の言う通りと付き添うのかと思っていた左翼の口を通じ自分の元へ来たいと言われれば凛と高潔とも思える美麗な陶器人形染みた彼が堕落、地を這う自分を選ぶと言うその事実にハハハ!と堪える気もない笑い声を上げて「日がな一日飽きる事無い色狂いばかり、羞恥こそ娯楽と倫理に欠けた延々の春。」右手は右翼、左手は左翼、二人の顎へ指先添えて鏡越しのように瓜二つのその面を見やすいようクィと上げさせ「誑かしと気づいて俺を選ぶ云わば愛玩、空けの鳥だ。――やい兄さん、この子等の値は幾らだ?連れて帰るから仕度をしてやってくれ」触れる肉の柔らかさ、少年のあどけなさと青年の色を合わせる指先を離せてから近くを通りかかる店の者へ話す内容を、先程自分が向けたその問いかけに対する返事として彼らに告げて)
117:
夏目 葉一 [×]
2016-05-28 12:00:23
> 野狐さん
ははっ、これでも楽しめてるんだよ俺。それしか取り柄が無いのなら尚更。それを封じた狐がいったいどんな話をするのか。─あぁ、でもそうだなぁ、話に詰まったら助け舟を出してあげない事もないかな。
( 相手のその態度を言葉にするとしたら妥当なものはなんであろうか。さりげない仕草、そうして深く入り込んで来ない駆け引きのようなものを少なからず心地よく感じていれば"クール"という単語をぼんやりと思い浮かべすぐ様消し去り。今宵の楽しみは相手の新たな一面、あわよくば困ってる姿を見る事。出鱈目、と自ら豪語する辺りくすりと笑えるもので。一歩、また一歩と並んで小屋へと向かう姿は傍から見たらどう⋯、どちらが溺れているように見えるのだろう。今まで退屈で退屈で仕方が無かった日常が一夜にして180℃変わる感覚に浮かべる笑みは当人にしては珍しく至極楽しげなもので。だからだろうか。珍しく提案した言葉には小さな優しさも含まれており )
118:
藍沢 彼岸 [×]
2016-05-28 16:38:25
>鬼蜘蛛
あァ……お前さんは本当に蜘蛛なんだねィ
(いきなり唇を奪われ、驚きで目を見開き。普通は怒るだろうそれも不快な気分は無く。何故だろう、と。そう考えるのも一瞬の事。目の前で広げられる日常をかきけすような軽技の数々に目をとられて。無意識に上記を口にすると力が抜け、その場にペタリと座り込み。くしゃ、と髪を乱し自嘲めいた笑みを浮かべ。先程はもしかしたら彼と同じような事が練習をつめば出来るのではないか、と希望がまだ持てた。だけれども、ここまで見せられてしまったらそんな希望はすぐに打ち砕かれて。彼だからこそ、これは出来ることなのだと理解する。もうひたすら見ているしかできなくて。そうしていると小刀が落ちて。そこから次々崩れていくのを残念に思うが少し安心して。これ以上みたら、自分の中が滅茶苦茶になりそうだと。そうして問いかけてくる彼に笑いかけ、横に首を降って。「もう………もう大丈夫だァ、充分見せて貰ったよォ」と力無く言って。そうして彼を見上げると先程まで布に隠されていて見ることが出来なかった場所に無数の目があることに気づいて。その異様といえる姿に魅了されて。先の軽業とその姿。それを思いだしどうしても彼を手に入れたくなり。「鬼蜘蛛……お前さんはここが気に入ってるかィ?自由になりたいとは思わないかァ?もし……もしもそう思っているなら俺がつれ出してやるよォ、そうじゃァないならこの話は無し。俺は諦めるよォ」と立ち上がりながら言って。もし嫌と言うのならここにはもう来ない方がよいかと。そんなことを考えながら上記だけを言うと大人しく彼の返答を待ち。)
119:
口喰 [×]
2016-05-29 01:22:38
>胡蝶
…ああ、無粋な連中に教えてやるのは勿体ない。これはお前さんと俺との秘め事にしておこう。
(たとえば空蝉であったり硝子玉であったり、童の大切にするものというのは大人には理解し難いものと相場が決まっている。この小瓶とてその類だろうと気軽に覗き込んでいただけに、まさか骨壺とは思わずつい喜々として語る彼の顔をまじまじ見つめてしまうものの既に先刻の妖しげな表情など幻のように邪気なく笑う姿にふっとひとつ息を漏らせば囁くように声を潜め、悪戯ぽく唇の前に人差し指を添え。けれど再び爛々と輝き出した狂気には確と目を留めて「お前さんはひとつも間違っちゃいねえよ、胡蝶。離したくない奴はそうして捕まえちまうのが一等良い。そうすりゃあ極楽にも地獄にも、何処にも行きやしねえ。お前さんが死ぬまでずうっとそこに居る」狂気を一層膨らませてやるように、柔っこい頬を髪を撫でてやりながら優しく言い聞かせ。己とてこの小瓶と何ら変わりはない、かつて好いた彼奴も此奴も皆この血肉の中にいる。自分にも父母というものが居たのなら彼らもまたこの身の一部と化しているのだろうと愛した者を喰らわずにはいられぬ性を目の前の少年に重ね見つつ「さて、お前さんを喰う時は親父さん等も一緒に喰ってやるかねえ」さも冗談のようにわざとらしく声音を揺らがせ、手の内の紐を再び首元へとしっかり引っ掛けてやって)
120:
赤猫 [×]
2016-05-29 01:23:29
>伊綱
――哀れ火達磨猫の顔、そのお顔だけでも覗いてやって下さいな、さァさ今宵お目にかけますは――嗚呼、また消えた。
(初夏をゆるりと流れる風は妖の吐息めいて生温く黄燐燐寸をも湿気らせる。爛々と灯るべき提灯もまた然り、蝋燭の火が小ぶりに萎んだと思えばふっつり事切れるかの如く消え小屋の姿を薄闇の中に溶け入らせ。狐の客引き口上など我関せずと屋根の上で涼んでいた己だが、ふいに濃さを増した宵闇にしめたと白目を光らせて火付け棒を翳してはふうっとひとつ吐息を吹きかけ赤く鮮やかな炎を散らし。やはり火は、極彩ひしめく小屋の中より暗夜に燃えるのがよっぽど映えると気ままに火遊びを続ける眼下で蝋燭片手の妖狐が喚くが「化け猫、芸のタダ売りは止せとあれ程…おや、おやおや坊ちゃん、こんな夜更けによくぞお越し下さいました!」真昼さながらに照った境内に自分とよく似た装いの少年を見つけるや否や、蝋燭などポイと放ってそちらへ向かって駆けて行き。自分もまた火付け棒を松明代わりにそちらを睨み、見つけたのは陰鬱に湿気たような顔。ぼうっと弱く灯る瞳に、顔色に、その気は無くとも嗜虐の匂いを嗅ぎ取ってしまう。ぴりりと高ぶる火傷を学帽を引っ張ることですっかり隠せば狐の後を追うように彼の元へと静かに降りて「――今晩は。世にも恐ろしい見世物地獄へようこそ」掛ける声音に揶揄の色をほんの一匙滲ませつつ、唇の端だけ持ち上げる余所行きの薄っぺらい笑みを向け)
(/もしやと思ってはいたのですが…!小さなネタまで拾っていただけるなんてと喜びのあまり震えております!こちらこそ花車様の美文に釣り合うようにと見栄を張り、結果読みづらくなっている事が多いと思われますのでそういった場合は遠慮なく仰ってくださいませ…!)
121:
羅刹 [×]
2016-05-29 01:26:56
>伊織
それであれば…丁度あれのように、座敷でくつろごうとは思わんだろう。…いや、思うのがお前という人間か。
(ああ厭だと、己に得がない話と決めたからには声には出さず胸中で呟く。人間なぞ皆脆けれど、掴めば折れる細さなど、女など殊更疎ましい。吐き捨てながらも耳は相手の語る言葉の方へと傾けて、それこそへし折らぬよう指に挟めた煙草の先でついとさすのはまさしく興味本位物見遊山でやって来たらしいやに下がった面の男。品なくにやつく目元も砕けた格子の残骸と、流し目に抑えたところで鋭さを欠くことなどない己の眼差しを映せばたちまち強張りそそくさ早足に過ぎていく。その様を悪戯っぽく、と言うにはやはり尖りすぎた目配せで相手に示すと反応を待たずにひとりごち。そして、他にすることもなしと瞼に描くのは相手と同じ絵空事。「…妖物ノ怪の類であれ、何であれ。餓鬼に知恵ばかり吹き込まれてはこちらが困る。己の知らぬ者を恐れるが人の性、恐がる餓鬼さえ居なくなれば此処も俺達も落ち目だ。化け物は闇に帰る他ない、そうだろう?」暗く恐ろしいとされる夜さえガス燈洋燈が煌々と照らしてしまうこの時代。きな臭い商売もそろそろ潮時かもしれぬと、先の客を捕まえたのか遠くで奇怪な双子の無邪気な笑声が響くと珍しく険のない声音で身の上話にしては味気ない言葉を語り「…ともすれば。教師というのは存外、妖の商売敵かも知れんな」またもや自身にしては珍しく、他者の胸を傷つけんとする意図のない軽口をぽつりとひとつ)
122:
小鬼 [×]
2016-05-29 19:55:00
>彩春
(好き。形の良い唇がやはりそう紡いだ途端、あからさまに歪めた目つきは幼子が拗ねる真似をした本人なりの茶目っ気やも知れぬが。ただでさえ人より細い、小刀で切り裂いたような切れ長の目では洒落にならない鋭さを孕む一瞥となり彼の瞳の奥を刺し。けれども今の今まで飄々と保たれていた顔つきを自分の駄々で崩せたとあれば指を乗せた唇はみるみる上機嫌の笑みに曲がって「――イロハは可愛いネ。謝謝。ならたくさん話す、頑張る」今度ばかりは遠い故郷の言葉を使っても声音はニコニコ華やいだまま。「喋る死体は皆怖がって近づかない。買ってくれたのもイロハが初めて。――だから俺も、イロハのことが好き」拙い言葉遣いではそれが親愛の類なのか情愛の類なのか判別をつけることは難しいけれど、今までこれほど客に目を留められたことは無いのだと説明しながら、僅かな恥も見せずに真っ直ぐ相手への好意を示して)
123:
右翼・左翼 [×]
2016-05-29 19:58:53
>明月
――いやはや流石はハイカラの旦那様、お目が高い!これは二人揃ってようやく一羽、されど我が物ノ怪座の隠し玉に御座います故、…
(カラコロ機嫌良く下駄を鳴らして格子を開くのはこの小屋きっての性悪狐。呼び付けた男の身なりにチラと一瞥くれるや否や、染み付くきなと金の匂いでも嗅ぎ取ったのか調子の良い文句を並べ立てながら女郎であれば一人買い取ってなお有り余るような額をひっそり耳元へ囁いて。潜めたとて届く声にそれほどまで掛かるのか、とたった今浮かべたばかりの安堵の笑みを硬くするのが左翼なれば「あぁあ、お前がくっついてなきゃ半分の値で済んだのになぁ」ほんの冗談と言うにはあまりに尖った揶揄を楽しんで待ち切れぬ間をやり過ごすのが右翼。こちらには自らに付属していて然るべき、いわば手足と同等の半身を疎んじる意図など無いにせよそれが一層左翼の劣等を煽る。そのまま静かな睨み合いを始めるのが双方お決まりの流れだが、荷物を纏めてきた鬼の手で薄っぺらい風呂敷包み、それから唯一の私物である本とミルクキャラメルの箱が座敷に投げ込まれるといそいそとそれらを拾い始め。握手は拒まれたものの鬼に礼と共に二言三言挨拶を送るのも忘れなければ後は各々大人しく話が纏まるまで待って)
124:
通りすがりさん [×]
2016-05-29 21:07:50
(/空きはありますでしょうか)
125:
胡蝶 [×]
2016-05-29 21:42:21
>口喰
本当に……?俺、おかしくなんてないよね、そうだよね!嗚呼、一緒に喰われるなんて嬉しいな
(彼が発した優しい言葉。それは初めて言われた事で。今までは可笑しいとばかり言われてきたため一瞬何を言われたのかが理解できずに、不思議そうに彼を見つめ首をかしげて。が、数秒後。一気に感情が溢れ涙がこぼれて。嗚咽をおさえながら上記を言い。目元を乱暴に拭って。再びこの首にかけられた小瓶を見て。その後、暗い瞳で彼を見る。そしてふいをつき勢いのまま彼を押し倒して。そのまま起き上がられぬ内に相手の上に馬乗りになり彼の首に手をかけて。「ねぇ、俺はおかしくないよね…アンタが捕まえておけばいいって言ったんだもん!じゃあ俺がアンタを捕まえていい?」なんて涙をぬぐうこともせず言って。きっと彼が抵抗しなくても、この手は彼を殺める事はできないのだろう、そう頭の中で理解しながらも問いかける事は止められずに。嗚咽を殺 し無理矢理笑って。そのまま、少しずつ少しずつ手に力をこめてゆき。)
126:
間宮 明月 [×]
2016-05-29 22:17:57
>右翼、左翼
馬鹿を言う、何方も魅力的だから買うんだよ。――それでも少ない位だ(耳元で告げられる額は安くないが今心奪われたあの子等の値だと踏まえれば話は変わる、冗句の様に告げる軽口に出会う場が違えば別々に彼等に会っても印象は違ったかもしれないが狂宴の最中に出会うならば二人が一つでなければ此処まで憑りつかれる事は無かったろうと手続きを踏みながら何方に言うでもなく言葉を落とし。暫くして話は付いたのだろう被る山高帽を整えて、羽織りを数回手でアイロンをする様にハラハラと皺を整え立ち上がり「さぁ帰ろうか。槿花一日、ボウとしていりゃこれが夢かと錯覚してしまう」待たせた彼らが荷物を持つことを確認し、クと喉奥をくぐもらせる低く掠る笑い声を一つ上げ当初の予定よりも随分と長く佇んだ事ですっかり慣れてしまった生臭い血の匂いを吐き出す為長く息を吐き出して。今だって彼方でも此方でも血生臭い事この上ない、それでいて誰しもを魅入らせる拍手喝采雨霰を背後に背負い幾つかの鳥居を潜り風に靡く暖簾を薄める横目で見届けて。耳に残る喝采の音が滔々と徐々に消え入り時折吹く風ばかりになった頃、夭夭と雲に隠れまた姿を現す気紛れの月を背景に漸くと落着いた勢い任せの行動に一区切りをつける為坊ちゃん等に向き直り目尻を細める胡散臭い、卑しさすら拭えないそんな安い笑顔を蓄えて「――行きはよいよい、帰りはこわい。捕まりゃ終いと諦めはいいか」二つの顔を捉える目玉は細めている癖に爛々と高揚とする感情を隠せずに「右翼の坊ちゃん、左翼の坊ちゃん、お前さん等はこのマミヤに捕らわれた。さぁさ、長いか短いか見えない先の事は何処かへ置いて…飽いるまで愛でさせておくれ」細めていた瞳をゆぅるり開き体の力を抜いて両の手を幼子一人分の感覚で開いて見せて、述べる言葉は彼らが自分の場所を飽きるその時まで生涯暇潰しを手伝いを申し出るもので。宵闇の中再び歩みを進ませると、今後彼らの家になるだろう嘘を売るなり煌びやかな電気睡蓮へと向かって)
(/無事に右翼さん左翼さんをお連れする事が出来、安堵の息を漏らしております。なんとも愛しく凛とした御二方の雰囲気と本体様の産む文章に魅了されつつ、電気睡蓮に到着したその後で場面転換をしたかったのですが大丈夫でしょうか…?あっ、勿論、このまま帰路を続けるのも全然大丈夫ですので!)
127:
鏑木 彩春 [×]
2016-05-30 12:03:37
>小鬼
(自分が紡いだ言葉によって鋭く光った彼の瞳に射抜かれてどこかゾクリと感じてしまい。しかし自分の狼狽えた態度を見た途端に上機嫌になった様子を見て先程までの背筋を駆け登るような感覚は無くなっており内心小首をかしげ。「可愛くは無いだろう。今までそんな事言われたことないぞ。」そう不満げに言うがその後に続く言葉にもう機嫌はなおったのだなと安堵し。「ふむ、キミは今まで買われた事が無かったのか。キミのように珍しい存在を怖がるなど馬鹿ばかりだな。」ふんと一つ鼻で笑い今まで買わなかった客達を不遜な態度で貶し。「しかしそのおかげで僕がキミと出会えたのだから感謝するべきかもしれないな。」好きと伝えてくる言葉に少しの照れも見えない事に不服そうに片眉を上げるが「そうか、僕も小鬼が好きだ。」と今はまだ興味ゆえの好意を相手に伝え。)
128:
香具師 [×]
2016-05-30 22:45:45
>124様
(/お声を掛けていただきありがとうございます!申し訳ありませんが、今現在は全ての枠が埋まっております。後ほど新たな枠を追加する事もありますのでその際は是非ご参加ください!)
129:
野狐 [×]
2016-05-30 22:57:46
>葉一
それはそれは…坊ちゃんが楽しんでくださるのは、何物にも代え難き幸福では御座いますが…
(相手の望みを知ってか知らずか、昨晩の饒舌はどこへやら、実に歯切れ悪く会話を続けながら提灯の火に赤黒く照る金糸の髪をくしゃりと撫でつけて。困ったようなと呼ぶにはまだどこかに余裕が伺えるものの人間らしい揺らぎをちらちら狐面の隙間から覗かせては、夜気にひんやりと湿る垂れ布を相手に掛からぬよう持ち上げながら小屋の中へと入れてやり)
――嗚呼、ならば早速舟に乗せていただきましょうか。私が宛てもなくお喋りに興じるよりはそちらの方が賢明というもの…坊ちゃんが問い、私が答える。それで如何です?
(押し寄せる喧騒と淀み、鉄錆の匂いを掻き分け何かの体内めいた赤い路の奥へ奥へと向かいながら、ふいに声の張りを取り戻せば自ずから語るのではなく彼が聞きたい事だけを話すとシャラリ散らす鈴の音と共に楽しげに提案し。その時ばかりは彼の方へと顔を向けるが、言い終える頃には行き止まりに現れた格子に向き直り座敷へ招く用意を整えて)
130:
鬼蜘蛛 [×]
2016-05-30 23:11:15
>彼岸
…小屋も自由も要らねェよ。俺が欲しいのは彼岸、アンタだけ。
(腕らを使って音も無く降り立てば、もう無数の目に怯えられるやも知れぬとは案ずる事さえなく布はだらりと垂れ下げたまま。彼の提案にそれらの目玉全てをニィと細めて何の躊躇いもなく答え、擦れ違い様に片側3本の手で絡めとるように髪を、体を撫でると酔いにふらつく足取りで赤々と伸びる道の奥へと消えて行き。妖狐へ一方的に出ていくと告げたあとは少ない荷物をさっさと纏めて"…そうは言ってもお前、どうせまた…"ぼやく声など気にも留めずに相手の元まで戻ってくれば早く行こうと巣窟めいた座敷の外へぐいと手を引き「さァさァ、早いとこ連れ出してくれ。アンタに手を引かれていくなら異国だろうとあの世だろうと喜んで着いて行ってやるさ」心底幸福そうに顔を綻ばせる、その様を見れば狐もあれこれ言う気が失せたようで「…いやはや、蜘蛛をお気に召していただけて何より。お代はまたの機会で結構に御座います…ええ、またのお越しを心よりお待ちしておりますとも」そろりと蜘蛛の背中へ寄っていき、心なしか紅で描かれた面の笑みを曖昧にぼかして二、三度頭を下げてみせると願掛けのように"また"と繰り返し、最後に深々と腰を折って蜘蛛と絡めとられた客とを見送る一礼を)
131:
花車 伊綱 [×]
2016-05-30 23:47:53
>赤猫
( 漸と宵闇に免疫のついた双眸が新たに映す景色と云えば、この世の物とは到底思えずに一匙の不気味さ迄漂う極彩な色味と一つの小屋。確実に剣呑の香が薫る建屋の雰囲気に圧倒されると同時に、己の核より滲み遂には湧き出るは凄まじい迄の探究心。今世生きれど感じた其事も無い感覚にぶわり昂り、極彩色と建屋以外は視界は霞掛る。革靴の底をじゃりりと擦り、一歩踏み出すと現状を遮る声高な台詞に意識が引き摺り戻されて。ギュルリと瞳孔が開いた儘其方へ顔を向ければ、不可思議な雰囲気を醸す人物。端正な顔立ち為れど相対した瞬間に違和感を齎す姿にあゝ、人成らずモノだと見受け、刹那背筋が粟立って。此処は己が訪れる冪場所では無かった。そう脳裏が刻む後悔の念を奥歯で噛み締め、一歩後退り。「…お、俺は違う。客なんかじゃ無いから」唇を少し開き絞った言葉は短文為れど現状の思いを満帆に詰めた物で、目の前の人物の言の葉を真っ向に否定する物でもあり。下手に歯向かえば喰われるのかも知れない_、次第に恐怖心が煽られ更に一歩後退__する間際何処から現れ出たのか、己の同じ様な詰襟の学生服を纏った青年が眼前に居り。学制帽が翳り顔は確りと認識出来ないが、年齢も匆々違わない気もして少しばかり安堵が顔を覗かせて。然し彼の口上は、彼自身が見世物地獄に属するという事実を明白にし安易な恐怖感が植え付けられ、ぽつり、思ったが儘徐に彼に問い掛け。 )
…アンタも『見世物』なの?
(/美文…!?勿体無きお言葉に震えが止まりません…!言いたい事を詰め込んだだけの文章ですが、主様からお褒めに与れるだなんて此れからの糧に成ります、有難う御座います!然し乍ら主様の文章が驚く程に美しく、この様に聡明な文章を綴る方に出会ったのは初めてで御座います!故に興奮で長ったらしい描写になってしまいました…、絡み辛い等御座いましたらご遠慮なくどうぞ!)
132:
匿名さん [×]
2016-05-31 03:18:15
>トピ主様
(/すいません了解しました!その時があればおじゃましたいと思います。)
133:
夏目 葉一 [×]
2016-05-31 14:29:55
> 野狐さん
随分と早い降参だね。まぁ、いいけど。だったらそうだなぁ⋯──手始めに、アンタ何者?
( 狐面の隙間から覗く揺らぎの色を目敏く感じては内心楽しげに笑み。促されるままに小屋の中へと。はてさて、得意分野を封じた狐がいったいどんな話をしてくるのか珍しく期待の色を浮かべるも、早急に助け舟を求められれば小さく肩を竦めつつ笑い声を漏らし。しかし助けてやると言ったのは紛れもなく己自信。座敷の用意をするその姿を感情のこもらぬ瞳でじぃと見つめては、少しばかりの沈黙を以てして静かに口を開き。"手始め"という単語はこの場合間違いであろう。後に続く質問も何もかもをこの問に答えてしまえばないものになってしまいそうで )
134:
藍沢 彼岸 [×]
2016-06-01 00:18:21
>鬼蜘蛛
あァ、哀れ蜘蛛の子は人の手に。巣から離れてどこへ行く…それは俺の所と決まっているんだよゥ、俺以外なんて許さない
(奥へと消えていく彼。その姿をぼんやりと見つめて。未だにあの彼の一人舞台の余韻が残っており。それを演じた相手を手に入れることが出来るなんてなんと幸福なことだろう。その感情にひたっていたがそこでふ、と我に帰り。彼の値段は一体いくらなのだろうと。こうして見世物になっていたということはかなりするのだろうと思っていたが彼と共に奥から現れた男の言葉に安心して。素直にまた来ると頷くととたんに引っ張られる腕。よほど外が恋しいのかなんて考えながら見送っているどこか狐を思わせる男にさよなら、と手をふって。そうして外に出る。数刻前まで見ていたその太陽の暖かい光がまるで久しぶりに見たように感じて。横を見れば彼。その事に気分が上がり、上記を歌うように口にしては彼を見て悪戯に微笑んで。「さて、どうしようかィ?このまま家へ行くかァ、それとも少し周りを案内するゥ?」とこれからの動きを彼に聞いて。彼の容姿から考えるとそのまま家に帰る方がいいかもしれないが案内した方がいいと思うのもひとつ。彼に最終判断を任せることにして。)
135:
口喰 [×]
2016-06-01 05:24:18
>胡蝶
(大きな目からはらはら涙が散るのに合わせて、ああ、お前は真っ当だと囁いてやるその最中ですら頭はしんと涼しく冷めきり、己の言う正気は人の世においては紛うことない狂気であろうと哀れみにしては淡々とした心で思考する。だからこそ唐突にぐるりと目の前が引っくり返ろうとさして驚きはせず、重みより息苦しさより唇に滴り落ちる雫の塩辛さにほんの少し眉をひそめて「…ああ。そうしたいんなら、そうすりゃ良いさ。ただなあ、胡蝶…」首を締められるほど薄紅色に霞む視界で相手の泣き顔を見つけると、その頬を先ほどと何ら変わらない手つきで優しく撫で。息が足りずに心臓が荒々しく騒ぐ。頭の中が熱く燃える。それでも語りかける声はひんやりと落ち着いたまま、頬に添えた手をするする喉元へ滑らせて「――捕えたいと願うのは…お前さんだけじゃあ、無い」触れた小瓶ごと握り潰すように、その首を濡れた手のひらで一思いに締め上げ。片腕だというのに息の根を止めるどころか首ごともぎ取らんばかりの力を込めれば肌越しに血の流れを感じて鼓動が一層躍り出し、自分こそこの愛らしい狂人を喰ってしまいたい、否、喰ってやるのがこの子の為だと本能に囁かれ、いつの間にやら牙を覗かせて薄らと笑ってさえいて)
136:
右翼・左翼 [×]
2016-06-01 05:29:05
(何方も良いというのは何方でも良いと言うのと同じではないのか。二人揃ってふて腐れても寄り添い歩き出す姿はまさしく仲睦まじき比翼の鳥。誰がはなむけに放ったか、嘲笑と呪いに似た忍び声、結局何を隠していたのか分からず終いの狐の笑みに送られながら小屋の外へと踏み出せば初夏だというのにヒヤリと尖った夜気が血の匂いの温さしか知らない肺臓をぴりぴり震わせて「…寒いな」『寒いね』「それに暗い」『僕らは目も鳥目かな』この時ばかりは仲の良い兄弟らしく声を揃えて虚ろに灯る月を仰ぐが、感慨もそこそこに相手の姿が鳥居の彼方の闇へと溶け入れば不慣れな下駄をカタコト言わせてまた小走りにその背を追いかけ。地獄と名の付くかの小屋よりも、ポンチョ姿を見失ったが最後何処へも行けず何処へも戻れぬ夜道のほうが余程楽しく恐ろしい。二人揃ってそんなことを考えていたせいか、振り向いた彼の瞳の異様な明るさにも不信ではなく安堵を覚えて「――物ノ怪がせっかく捕まってやったんだ。あんたが飽いて、骨になっても遊ばせとくれ」まずは右翼がにんまり口真似でじゃれついていき、荷物を抱える右腕の代わりに左翼が緩んだ褐色の手に自分の手を押し込むと『あなたが捕えてくれたんですよ。だからあなたが飽きたって離れられない。…離さない』ぎゅうと、骨まで軋むような力を込めて指の一つ一つまで握り締め、欲を剥き出して歪む表情を暗がりに隠し。そのまま雛鳥のようにくっついて行く最中どちらともなく最後に一度振り向けど、遥か鳥居の彼方には極彩ののぼりも赤色もなくぽっかりと宵闇が口を開けているばかり。見つめていては飲まれそうだとやはりどちらともなく目を逸らし、路傍に灯り始めたガス燈の橙さえ霞むであろう電気仕掛けの遊郭へ向けてぴったり一人分に重なる軽やかな足音を響かせ)
(/こちらこそ問宮様の一つ一つの言葉に台詞に胸が震え、これほど素敵な方に引き取っていただけて感無量でございます…!帰路も名残惜しいのですが、やはり以前から待ち望んでおりました電気睡蓮へ場面転換をお願いできたらと思いますのでよろしくお願い致します!)
137:
間宮 明月 [×]
2016-06-01 16:32:45
>右翼、左翼
(良い子は眠れと通る町は皆死んでいるかのように音が無く只々静かであり、幸せ家族が眠りつく街中を抜けたその先に東洋文化を詰め込んだ、煌びやかな電飾が嗚呼少し煩い程の、夜こそが昼と言わんばかりにレコードの音が鳴り謳う遊郭電気睡蓮へと辿り着き。此処の案内をしようとした所で不慣れな泣き顔、水揚げ直後の幼子がパタパタと衣類が肌蹴ることも厭わずに電気睡蓮から飛び出してきて。泣きじゃくり嗚咽塗れのその幼子を追いかけて来るのは電気睡蓮に相応しい煌びやかな衣装に身を包み、赤い紅が嫌と目を引く女性が一人。駆け出す幼子を動じることなく捕まえればそのまま抱きかかえ「泣くな、嗚咽塗れの咲かない蕾は間引くだけになるぞ」叱咤する言葉は幼子にはまだ辛い現実、これ以上どう墜ちようが有るだろうか。それを知らないから通じる上げ足取り、呼吸の落ち着かないその背をトントンと叩き赤子をあやすよう自身に寄せれば一張羅が汚れてしまったと頭の片隅に浮かべつつ、口先だけはお前は良い子だと林檎飴のような甘い言葉。落ち着く幼子はこれで暫く守られ生きるために仕事に励む事だろう、そうして気づいた頃にはネオンの華として自分の生涯を悟り客を紡いで其処に佇む女のように駄目なまま果てなく落ちているのだ、落ち着いた幼子を地に下してはその女性の元へ帰して「牡丹、俺の部屋のその隣に空きが有るだろ。そこに布団を――ああ、違う。商品じゃない、客人でもない、…俺の鳥だ」幼子連れた女へ背に釣れる彼等の事を余りにも簡易に説明しつつ、どちらにせよ、電気睡蓮に囚われたことを諦めるような憐れむような、先ほど幼子に向けた瞳と同じ表情で二人を見やり、一礼後にその場を後にして。店内のレコードが繰り返す音をご機嫌と口遊んでは「出鼻を挫かれた、――案内でもしてやろうか?それとも朝に道を聞いて夕まで探検の方が良かったか」前述は小さな息を漏らしつつポンチョに沁みる涙をパッパと払いながら、後者はからかいを含ませた声色でこれから時間は幾らでもあるのだ何も急いだ事じゃないかと考え直して電気作りの、目に痛い遊郭を背景に問いかけて。落ち着いて電気の下で見る彼らの顔の愛しいこと、時折風に靡く髪の動きにすら愛らしさを持ちながら見やる目つきは宛ら品定めか、楽しそうに口角を釣り上げて)
138:
胡蝶 [×]
2016-06-02 00:34:55
>口喰
俺は間違ってない、間違ってない
(彼の肯定の言葉と共に自己暗示をかけるよう、呟いて。どれだけ気にしないようにしても、さらに狂おうとしても僅かに残る理性と倫理感が訴えかけくる。それに疲れていたのか、心を満たすように目を閉じ聞こえてくる言葉に小さく笑みがこぼれ。そのまま頬にある彼の体温をただ感じていて。が、それも束の間。彼の言葉を聞き、目を開く。そして不思議に思い理解しようとするよりも先に彼の手が己の首にあることに気付き。早くに彼の意図を感じとり慌てて体を離そうとするがもう遅い。彼の手に一気に力がこめられて。先程の自分が彼の首を絞めた時とは比べ物にならない位の力。それが分かり。少しの痛みとそれをはるかに超えた息苦しさ。その腕の何処にそんな力があるのかと問いかけたくなる様なそれに驚いて。気道がせまり息が出来ない。その事で段々酸欠になりはじめたのか次第に手に力がはいらなくなり思わず彼の首から手をはなし。そして自然に身体の力も抜けて脱力する。そうすると彼に体重を預けることになり余計に首がしまり。頭に酸素が行かず朦朧としはじめた意識とぼんやりとした瞳で彼を見て。すると彼が笑っていることに気づく。「へ……び……たのし…?」なんて意識が無くなる寸前の所でなんとか保ちつつこちらも笑い、問いかけて。)
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