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大学生・社会人・主婦・大人チャット
自分のトピックを作る
121:
風人 [×]
2017-02-05 10:56:30
『相棒』シリーズのいいところは容疑者は悪人ではあるけど結果的に容疑者に関わった人物たちはある程度、良心がある人物として書かれている。
「せんみつ」の槙原、「名探偵登場」の八木、演出でコミカルになってるぶん笑える。
『相棒』シリーズが愛されるところのひとつにゲストキャラにもちゃんと人生が書かれている。
ただちょっとしたことで犯罪に関わってしまう不運や不遇がある。
ゲストキャラたちなりに右京や亀山たちと関わりながら変わっていく一面もある。
122:
風人 [×]
2017-02-05 15:19:05
小説『サイボーグ009 conclusion GOD’S WAR』の一巻の004のハインリヒ編は過去との対面、繰り返しとも取れる皮肉な内容ともいえる。
しかし生け贄になったのは敗者となったハインリヒではなく勝者となったカトウリス。
村の者たちは生け贄を差し出せば異界にいけると信じている一種の宗教じみている。
『009』の世界観を考えたらインターナショナルだから文化や価値観などは多様。いかなる習慣や文化があってもそこは不思議ではない。
だけど一巻で001から004までのゼロゼロサイボーグたちが出会った存在たちは本当の“神”なのかという疑問。
123:
風人 [×]
2017-02-05 17:04:07
『相棒』シリーズはゆっくりでいいけど読みたい本が多くある。
124:
風人 [×]
2017-02-06 05:39:09
小説『サイボーグ009 conclusion GOO’S WAR』一巻のあとがきによると息子の小野寺丈さんはもう少し父である石ノ森章太郎氏と話をしておけばよかったみたいな表現ある。
『サイボーグ009』自体は石ノ森先生のライフワークになってただけに本人は伝えなければならないメッセージがあったと思われる。
だけど他界する前に息子さんに託した。
石ノ森先生が亡くなった直後は丈氏も悲しみや衝撃が大きかったとうかがえる。
だけど小説の冒頭でいきなり現実の生前の石ノ森先生の前に『009』のギルモア博士が現れる展開は読んでて驚いた。
この発想はどこから生まれるのか。
125:
風人 [×]
2017-02-06 10:21:51
『サイボーグ009 conclusion GOD’S WAR』で001イワンから004ハインリヒが出会ったのは本当に“神”なのか。
イワン編はある種、独特な切り口で物語に入ってるからまた特殊。
だけどたまにテレビの怪異番組などでも神か天使に会った体験者やそれらしい映像が流れるのを見て小説『サイボーグ009』はそれに重なるところはある雰囲気。
イワン、ジェット、フランソワーズ、ハインリヒそれぞれが遭遇した体験。
だけど作品中の石ノ森先生はジョー編は一巻ラストの時点で考え中という。
これらも引っ張ってはいるから気になるところ。
実際に病に伏せてた石ノ森先生がどのように考えていたは本人にしかわからない。
それをアイデアノートなどから拾いあげ書き上げた息子の小野寺丈氏。
石ノ森プロの方々の協力あって書かれたともあとがきにある。
とてつもない労力の賜物と伝わる。
126:
風人 [×]
2017-02-06 17:45:18
小説『サイボーグ009 conclusion GOD’S WAR』二巻の冒頭は生前の石ノ森先生が病と戦いながら作品を書こうとする信念ある姿が書かれている。
ギルモア博士は一巻のラストから現れてはいないという。
だけど石ノ森先生にとっては『009』のキャラクターたちが自分の息子たちと同じように接してる姿がぐっと涙出そう。
病のなか書き上げようとするのはまさに作家。
漫画ではなく“萬画”を確立したひと。
本来なら009は小説を経て漫画になるはずだったけど……。
二巻ではじめに活躍するのは005のジェロニモ。
彼もまたふしぎな体験をしてる。南米の原住民のはかなくも哀しい歴史を語りながら彼の一族もまた滅びゆく一族であるかのようにジェロニモは語る。
それでも密猟者や金を採掘する盗掘者などと戦い故郷を守る。
だけど相棒はその最中に死んでしまう。
だが死んだはずの相棒は生きていて彼は語る。
ジェロニモたちの戦いの日々はなんだったのか。倒された者たちは“悪なのか?”と問う。
絶体絶命に陥るジェロニモを守るのは“精霊”と呼ばれる者たちか。
南米の広大な自然を舞台にしながら謎が謎を呼ぶ展開の新たな序章としてはふさわしい雰囲気。
小説ではあるが石ノ森先生の漫画版を読んでいるかみたいな雰囲気。
フランソワーズの章でもでしたが“神”と名乗る者たちは死人に憑依しなにかを成そうとしているふしぎかつ不気味感……。
127:
風人 [×]
2017-02-06 19:45:49
小説『サイボーグ009 conclusion GOD’S WAR』二巻。
006張々湖は彼のキャラと相まって文章や表現はギャグだけど根底はシリアスさが見え隠れする。舞台がチベットから彼もまたふしぎな体験をする。
007グレート・ブリテンは彼が役者だからいろいろなモノと関連させている。
「ハムレット」「劇場」「録音」などそして彼もまた奇怪な現象に巻き込まれる。
雰囲気としては石ノ森先生後期の漫画『仮面ライダーblack』にも似る。
あとがきによると007主役の物語はタイトル『幽霊劇場』とだけあってこれは生前石ノ森先生が書くことなかった物語らしい。
ラストはちょっとしたホラーでこわい。
008ピュンマは火星探査と海底探査と一見、異なる事柄のように見えながらピュンマは深海へ彼の親友ボーマンは宇宙へと向かいながらここでもふしぎな体験をする。
ピュンマは改造された身体を生かすことに喜びを感じながらではあるが。
ピュンマもまた過去とわずかに向き合い再び現実で哀しみと出会う。
ピュンマ編が一巻二巻のなかでは一見するとふつうにSFしてるようだけど、宇宙で孤独に苛まれるボーマンの身は実に恐怖。
ピュンマは海底にあるピラミッド群を目にする。しかし行き着いた先はなぜか火星。
ピラミッド群は火星の大地とその大地にいるボーマンを攻撃する。
なにもできなかったピュンマは叫ぶ。
そして考える。
ピュンマもまたピラミッド群を放った者たちは神ではないかと。
個々のスケール感が凄すぎ。
128:
風人 [×]
2017-02-07 05:36:48
小説『サイボーグ009 完結編 conclusion GOD’S WAR THIRD』三巻。
日本に集結する00ナンバーたち。
平和に生きていたのに皆が集まる時は戦う時ということでフランソワーズは葛藤の描写がつらい。
しかも00ナンバーが負けてゆく描写はこれでもか思うくらい残酷。
蘇生と更なる改造手術を受けて生身の部分がなくなってゆく者たちの悲哀。
イワンにより新たな力に目覚めてゆく。
009ジョーだけは二巻の後半で単独で活躍する際にイワンによりわずかに促されてたらしい。
だけど“神”の精神支配により00ナンバーたちの彼らにも悪の心がおもてにあらわす描写もドキドキする。
彼らにも“悪の心”あるというのも実はある伏線。
イワンにより覚醒する00ナンバーたち。
006張々湖や007ブリテンは新たな力に覚醒しても覚醒直後はコメディに扱われてる(笑)。
ハヒンリヒが出会った村の長たちは他惑星から来た者ではないかと長から示唆される。
ジェロニモもまた精霊たちと言葉を交わしながら仲間と集まる。
世界各地に現れる“天使”と対峙する00ナンバーたち。
“神”と戦うなかでジェットと張々湖の会話で名前だけ出てくる仮面ライダー”。(ここは小説『仮面ライダーEVE』と真逆になってる)
ブリテンのギャグによる敵の戦意を喪失させる攻撃もまた笑みする。
しかしそんななか裏切るピュンマとギルモア博士は驚愕する。
展開が怒濤すぎる。
129:
風人 [×]
2017-02-07 06:33:51
『サイボーグ009 完結編 conclusion GOD’S WAR THIRD』三巻。
イワンにより語られる真実は凄まじすぎる。
遠い過去の別次元の別の宇宙の話。
太古に“天使”と呼ばれる者たちはたしかにいた。しかし彼らのなかに“異端児”が現れたのがすべての発端。
異端児は悪しきことを振り撒き同族を増やすことで争いを広げていった。
“天使”や“神”がしたことは“闇”の者たちの身体に憑依することが唯一の抵抗。
そして地球は闇の者たちを罰するための流刑地だったという。
そこで肉体を創り寿命を作った真実。寿命が途切れた時に光と闇の者たちは肉体から解放されそれぞれ分かれるという。
人間誰しも善悪ふたつの心があるのは“光”と“闇”の者が生まれながらに憑依しているから。
物語は最後になにが正義か悪かを問うくだりはほぼ哲学。
00ナンバーのたちが各個に出会った者たちも善悪ふたつに分かれた者たちのそれぞれふたつの姿。結果的に彼らは悪に取り込まれた。
神と崇められている者たちもまた利用されているかもしれない哀しい事実。
だけど“神”である者がふつうに生きている者たちまで苦しめるだろうかと語るジョー。いまも苦しんでる者たちは多くいる。
“神”に対抗できるのはイワン発案により一瞬の隙をつく一度きりのチャンスのみ。
結ばれるジョーとフランソワーズ。
そして戦いは終わる。
善悪ふたつの心を持って生まれるのは肉体が“魂の容れもの”ということ。若干、手塚治虫先生の『火の鳥』にも似る。
輪廻転生、天国などの描写。
あまりに後半が壮大すぎて理解はできるけど頭が追いつかないorz。
エピローグで救いがあるのが救いか。
130:
風人 [×]
2017-02-07 09:48:05
『サイボーグ009 完結編』のあとがきもそれぞれ深い。
息子小野寺丈氏の父石ノ森章太郎氏を亡くされた哀しみと『009』という作品を託された思い。
002ジェット・リンク以外にもいくつかそれぞれの人物の原稿もあった模様。ただし大半は未完のままという。
いくつか小野寺丈氏による加筆や修正もあるようですが大幅に変えてないと思われる。
最終巻三巻には石ノ森章太郎原作と根っこを同じとする『仮面ライダーシリーズ』にも触れられてましたね。
特に平成一期ニ作品『アギト』もまた神々名乗るアンノウンとそれに対する“(仮面ライダー)アギト”と人間の物語と説明されている。
『アギト』の人物たちもまたアンノウンとは対比させながらよく食べよく生きる人間として演出されている旨が記されている。
直接ではないが平成二期ニ作品目の『オーズ』の“欲望”という言葉であらわしている。
神々のような絶対的な否定ではなく肯定も必要としてある。
あとがきもおもしろいので興味ある方は小説『サイボーグ009 完結編』を手にしてみてください。
131:
風人 [×]
2017-02-07 15:08:45
『∀ガンダム』の福井晴敏版をようやく手に入れてまだ序盤。
序盤の雰囲気はさほどアニメや角川スニーカー版と変わらない。
132:
風人 [×]
2017-02-07 19:06:37
『∀ガンダム』福井晴敏版は冒頭こそはアニメや角川スニーカー版と同じだけど途端にムーン・レィスと∀ガンダムが出現したら急に印象が変わる。
ムーン・レィスで最初にミリシャに攻撃したのはアニメだとポゥ少尉でしたが福井晴敏版ではテテスになってたり早くから“ガンダム”の名称が出て宇宙移民者を迫害した存在として早くに出てきてる。
福井晴敏版はググったら『∀ガンダム』の初期案をもとにされたらしい。
133:
風人 [×]
2017-02-08 05:43:50
『∀ガンダム』福井晴敏版はいつの間にかディアナとキエルが入れ替わっている。
いくつかの描写は細かい。
機械人形(モビルスーツ)を発掘するシドじいさんや発掘してゆく描写。
グエンはキースに助けられながが逆に賓客扱いでもてなしながら画策をしている。
ある程度はアニメや角川スニーカー版と同じだけど表現はやや硬めな雰囲気かな。
私が福井晴敏さんの表現に慣れてないのかも。
134:
風人 [×]
2017-02-08 17:33:36
少し福井晴敏さんの表現に慣れてきた『∀ガンダム』。
角川スニーカー版にくらべたら機械人形(モビルスーツ)についてはカプルとボルジャーノンはわずかに設定に触れられてそれぞれ型式番号やボルジャーノンがザクと明確に記されている。
だけどグエンは一度は落ちたものの楽観的かつ前向き。端からみれば能天気にもみえなくもないが。キースに助けられ賓客待遇ではあるものの彼にもまた考える機会を与えて強制はしてないのは好感。
ロランはソシエやキース、フランたちを心配しながら∀ガンダムを動かさざるえない。
ムーン・レィスと地球人の立場に立っている複雑さ。かんたんに線引きはできないむずかしさ。
ディアナと入れ替わったキエルもまた同様かそれ以上に悩む。
作品中のフランが書く新聞記事の内容もまた丁寧に書かれている。
135:
風人 [×]
2017-02-09 06:20:44
テテスはどうあっても『∀ガンダム』では悲劇的な道をたどるのがなんともいえない。
福井晴敏版でもディアナ暗殺を実行しようとするものの彼女や彼女の母親の悲劇的人生を背負いながらも自らが暗殺しようとしたことへの間違いや後悔。
キエルと入れ替わったディアナに心打たれながらも核の爆発に巻き込まれるのは凄惨すぎる。
例によって『ガンダム』シリーズにとって禁忌の兵器である核兵器を目覚めさせる人類。
アグリッパからギンガナムに渡されるもうひとつのターンタイプターンX。戦争の外側と内側に生きるフランとソシエの対比、仲はよく書かれていますがさりげない表現に戦争の在り方を記してある。
136:
風人 [×]
2017-02-09 09:33:35
福井晴敏版『∀ガンダム』はニュータイプについても触れられている。
“ガンダム”そのものについても宇宙移民者を迫害した存在として歴史に名が残る。
だけどロランやディアナは歴史の真実を隠した黒歴史について疑問を持ち始め宇宙に向かう。
グエンが宇宙船ウィルゲムを手に入れてからやや雰囲気が変わり始めるのは従来と同じ。
基本的なところはアニメや角川スニーカー版とは差異はないけど福井晴敏版は細かく根深く書いてる感じ。
アグリッパ・メンテナーの暗躍、ギム・ギンガナムの復活。
テテスの話は可哀想でした。地球人との混血というだけで差別された者の苦しみ。
だけど最期はディアナの思いが伝わり母親の気持ちを理解する。
137:
風人 [×]
2017-02-09 15:25:54
小説『仮面ライダークウガ』はテレビシリーズの物語から十三年経った後の物語というのは少々、驚いた。
『アギト』『龍騎』などはアレンジを加えられて物語を再構築している。
一条薫刑事を通してのかつての過去の邂逅と現在進行形の物語が進む。
未確認生命体を彷彿させる事件が再び起きて一条刑事と刑事になった夏目美加が事件におもむく。
そして目撃情報が相次ぐ未確認生命体二号=白いクウガ。
一条さんがクウガ=五代雄介を再び戦わせたくない思い『サイボーグ009 完結編』三巻の集結する00ナンバーのサイボーグ戦士たちの気持ちと重なる。
一条さんやギルモア博士とて戦士だった者を戦わせたくない秘めた思い。
『009』では003フランソワーズが三巻でかなり葛藤してたのがある。
“ひと在らざる者”のぎりぎりの境界線に仮面ライダーもサイボーグ戦士たちも立ってることの意味が伝わる。
彼らはぎりぎり人間として踏みとどまり戦っている。
138:
風人 [×]
2017-02-10 06:19:13
『∀ガンダム』福井晴敏版、ディアナがなりゆきからとはいえ自分と同じ姿のキエルがいることにわずかに不快感を示す場面があったことに驚いた。
ロランにはふたりの瞳の色で区別がつくようだ。
福井晴敏版『∀ガンダム』はある程度、事細かに書いてる雰囲気。
フィル、ギンガナム、グエンなどそれぞれの野心が絡み合う感じ。
“ガンダム”“ニュータイプ”とかつてのシリーズから繋がってる雰囲気を持たせることで長い歴史の積み重ねで月や地球にあらためて何があったのかと問いてる。
角川スニーカー文庫版ではディアナは罪を背負うことで戦いのなか亡くなり代わりにキエルがディアナとして存在することで世界に安定をもたらした。
はたして福井晴敏版はどうなるのか。
139:
風人 [×]
2017-02-10 15:06:15
福井晴敏版『∀ガンダム』を読むと思わぬ展開。
月と地球の和平が成されるのか。
『竹取り物語』『とりかえばや物語』をモチーフにしながらも時代が戦争になっていく悲惨さ。
ただいくつかはアニメや角川スニーカー版とはちがいを見せている。
フランは月には同行しないしキースはパン屋を営みながら自分の軽率な行動を反省しながらもパン屋のお嬢さんを守りながらもパン製造工場をムーン・レィスに反発する地球人から焼かれる。
ディアナやキエルの思惑は錯綜しフィルたちは地球の黒歴史を発掘し半ば暴走気味。
140:
風人 [×]
2017-02-11 06:16:45
福井晴敏版『∀ガンダム』をざっと読んだけどいろいろなことに触れられている。
アグリッパ・メンテナーは実はひとりの人間ではなく何代もの人間が整形を重ね別人が何人もの彼を演じていたらしいこと。
シドじいさんはこのひとはいい人物。黒歴史を知りたい歴史的な事実を知りたいだけであって忌まわしい過去の歴史の重みを黒歴史発掘人としてちゃんと理解している。
だからグエンの暴走にはついていかない良心がある。
だけどディアナはムーンバタフライなる機体を使って戦いを挑むも敗北する。ハリーもまた彼女の真意に気づいておらず散る。
先鋭的に書かれている点もあるけど人間としては鈍感に書かれている描写が前編もだけど後編は目立つ。ある意味、人間らしくはある。
福井晴敏氏なりに人間の業や闇をえぐり出して書いてる雰囲気。
それはラスト戦いを終え焦燥しきったロランにもあらわれている。死にそうになりながら聖痕を持った聖者と行く先々で勘違いされながらも死にそうになりながらもぎりぎり生きかつての∀ガンダムの操縦者や再び∀ガンダムが再生されるであろうことに思いをはせる。
最後の最後にソシエと出会うことでようやく救われるという感じで物語は終わりを告げる。
業やエゴに引っ張られる人間の愚かさを福井晴敏氏は書いてた感じ。
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