TOP >
オリジナルキャラなりきりチャット
自分のトピックを作る
47:
櫛引 絃 [×]
2016-03-19 00:45:14
>倉重看守
…そっか、うん…ふふ、そっか。じゃあお話し相手になってもらおうかな?
(相手の立場を考えれば素直に聞き分けよく檻の中で大人しくしているのが一番"いい子"と取られる態度だと分かっている。それでも滲み出てしまう寂しさに我儘を口にしてしまったことを今更ながら後悔し始めるものの、相手のことだからきっぱりと突き放されるものと思っていたのに返ってきた言葉は此方に希望を持たせるようなもので。思わずその言葉に顔を上げゆっくりと意味を理解し始めた様にじわじわと表情に安堵したような、込み上げる嬉しさを堪える様な小さな笑みを浮かべると何度か頷きながら相手に話し相手をと頼んで。とはいえこうしていつまでも相手を檻の中に居させるのも悪いと思ったのだろう、車椅子を操作しそれとなく相手に退出を促すように手を差し出してから鉄格子の傍に寄ると、格子越しの目の前に相手が回ってくるのを待って。)
>ルーツ
…変えさせないよ、私が居るからねぇ。お姉さんにとっては地獄でも、私にとっては世界で唯一私を必要としてくれる場所なんだから。
(相手の反論にぴくりと肩を反応させたかと思えば後ろに控えた看守の隙をつくようにして車椅子を回し相手の目の前に今一度近づき、相手と自分とを隔てる鉄格子をがつん、と拳で叩いて。この施設に不満を持つ相手が此処を変えるということは恐らくそれはこの地の壊滅を狙うもの、施設の中の世界しか知らない自分にとって世界とはこの施設そのものであり、唯一自分を必要とし褒めてくれる居場所を壊そうとする新参を野放しになど到底出来るはずもなく。先ほどまでの態度はどこへ行ったのか、静かに怒りを湛える様に冷たく低い声で言葉を漏らすと相手に対する敵対心を孕んだ瞳のまま形だけ口角を上げて。)
>稀宮研究員
…大丈夫だよ、私はいい子なんだから。そ、ッの…実験を受ければ、もっといい子になれるんだろ、う…?
(相手から伝えられた次の実験施行の知らせ、それに応える様に酷く重たく感じる体を鉄格子に掴まりながらずりずりと引き摺り起こし。しかしそこで普段の相手からすれば意外とも言うべき猶予の持ちかけに驚いたように目を丸くするものの、そこから自分が得るものは安堵などではなくむしろ背筋をぞわぞわと這うような酷く不快な恐怖感であり。自分のこの施設での価値はどれだけ実験を施行しどれだけそれに耐えられるか、耐えることでどれだけ研究員たちに"いい子だ"と褒めてもらえるかというものに尽き、それに応えることが出来ないということはすなわち自らこの身の存在意義を揺らがせるようなもので。そんな言い知れぬ不安感に唾を飲み下しながらまるで頭蓋骨に釘でも打ち込まれているような痛みに汗が浮かぶ額を鉄格子にごり、と押し付けながらか細い声で返事をすると熱に浮かされた頬に伝う涙やら汗やらの雫を手の甲で拭って。)
…じゃ、あ…悪いんだけれど、私を車椅子に乗せてくれないかな…そした、ら、自力で移動できる、から…。
>所長さま
…辛いなんて、悪い子だけが言える甘えだもの。甘ったれ、脆い、出来損ない、失敗作。…私、いい子だから。
(辛くないか、そんな相手の問いは本来ならば純粋な心配や上司の気遣いとして取るのが正しいのだろうが異常な環境で人生を歩んできた己にとってそれは例とは別のものに感じられてしまい。今まで辛い、苦しいと足掻いた実験体は助けの手など現れるはずもなく拒否反応で死んでいってしまい、その拒否反応に歯を食いしばり耐え抜くことで自分は今まで命を繋いできた、その差に意思の強さが関係しているかなんてワクチンを投与されるだけの己には分からないけれど弱音を吐くことが少なくとも研究員たちを不快にさせることくらいは察していて。自分はそんな研究員たちにとっての"悪い子"ではない、死んでいった出来損ない達とは意思の固さが違うと自分自身が思い込むことで自分を崩さないようにしているのだろうか、表情も無くし機械じみた淡泊な声を吐き出しながら相手を見上げると僅かに瞳には怯えにも似た不安が窺えて。)
【お勧め】
・初心者さん向けトピック
[0]セイチャットTOP
[1]オリジナルキャラなりきりチャット
[9]最新の状態に更新
お問い合わせフォーム
(C) Mikle