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帝都に死す【ML/大正/喰い合い/入り乱れ】/79


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自分のトピックを作る
41: 雛鳥 [×]
2016-03-05 16:03:58

>人物[募集要項]

※全員リバ気質でお願いします。
 このトピは攻め受けをハッキリさせない喰い合いトピになっております。
 また、CPはハッキリと決めない方向で全員がCPのように入り乱れの傾向になっております。
 (※挨拶代りにキスやハグが当り前と言う事ですので、嫉妬深い方は向いていないかもしれません…)
 もし二人きりが良いと言う場合は此方にも顔出しをして頂けること前提で一対一への移動が可能です。


>男性A/柳 空蝉(年齢33)>No.19
・生粋の幼児性愛癖持ち、襖に穴明け時折通るお雛を見ては楽しむ日々を繰り返す。邸の主であり、皆の纏め役、帝である。
 この屋敷の家主であり幼女愛性癖を除くと少々螺子が足りない情緒不安定な精神病を患う起伏が激しい事で有名な物書き。
 幼女Aを拉致して「お雛」と名付け寵愛する本人。男性Bと共に下らない話をしながら月夜の晩酒を嗜むのが趣味の一つ。

>男性B/夜鷹(年齢28)>No.40
・死体性愛を拗らせる男性。愛しい物は愛しい姿のまま生涯自分の傍に置きたいと本気で考える毎日を過ごす。お雛ちゃんを殺めたい。
 屋敷に流れ着いた順では一番の古株に当たる。町に出向いての飴職人として飴細工の販売を行い収入を得ている。
 明るいが馴れ馴れしく飄々と触れ合いが多く隙有れば命を貰おうとする性質の悪い性分。拾ってくれたAに強き信頼を置いている。

>男性C/刹那(年齢29)>No.10
・重度の人形愛好を患う男性。生きている物は愛するに値しない、無垢なる人形にこそ愛が募ると本気で考える。
 奇人変人それらが集うこの邸の中で頭を取る様に変わっている。潔癖症で完璧主義と堅物を絵に描いた様子の彼は有名な人形職人。
 ある日連れて来られたお雛に心奪われ、お雛の中身を抜いて綿を詰めて人形に変える願望持ち。男性Dとは長きに渡る友人関係。

>男性D/紅(年齢25)>No.12
・目覚めたばかりの肉体的苦痛愛好者。愛しいと感じた者に殴られ蹴られ暴行される事に興奮を覚える癖を抱えている。
 愛想がよく一生懸命なのが伝わる犬系男児。ただ少々ヘタレで気持ちが空回りする事ばかり。お雛ちゃんに暴力を強要する事に興奮する。
 染め物屋として依頼が来ればその依頼通りに物を染めてくれると若手ながらに人気が有る。男性Cとは幼馴染である。

>男性E/祭(年齢28)>No.21
・異装症を長年患っている。女になりたい訳ではない、ただ、自分が一番美しくなれる姿が女装であると言うだけ。綺麗の追及者。
 初老の女装家と他の男性陣から言われると怒るが半面にお雛は自分を確り男と扱うので好き。底抜けの明るさと喧しさが特徴的。
 絵描きとして駆け出し中で有りこれから売れる事が予想されている。男性Fとは喧嘩友達のような賑やかな間柄。

>男性F/要(年齢33)>No.38
・霊体愛好癖の持ち主で有り、お雛を天の使いだと言って盲信し他の言葉を聞く耳持たない。元々何かに盲目になってしまう一直線。
 優しく温厚なみんなの母親的存在であり、癖が一つ二つと強すぎる彼らを纏める周囲を達観した様子を持つ人物。右足が義足。
 義足の為に動くのがぎこちなく、それでも自分に出来る裁縫などの自宅業務を行って邸の人を助けている。男性Eは兄弟のよう。


>雛鳥/お雛(齢5ほど)>No.2
・幼心に成長恐怖症を患う幼女。ワンピースは黄色に赤い水玉てんてんてん。


42:  [×]
2016-03-05 16:37:47

>>刹那

刹那に人形にされて痛み続けるのは素敵だねぇ…でも遠慮しとくよ。(刹那の口から紡がれる「気に入っている」、「今まで味わったことのない痛み」という単語は甘美な響きでついうっとりと目を細め。しかししばらくの後「でも血が出ないのは嫌だなぁ…。だってほら、刹那が心配してくれないだろう?」と言いつつ振り返り。「それにこうやって刹那の温もりも感じられない。刹那がぶったとしても一瞬の衝撃とその後のじんわりとした痛みもわかんないからな。」と甚兵衛で拭い、綺麗になった掌で刹那の頬に手を添えて。「このまま口吸ひの一つでもしたいところだが、生憎鉄の味しか今はしねぇ。機会があればまた今度。」と唄うように告げて。)

>>お雛

おやおや、それはなんとまぁ。さしずめ俺は赤鬼かい?(この邸が噂になっているのは知っていたものの子どもたちまで言うておるとはつゆ知らず。鬼っ子が住まうと言うのなら忌み嫌われる赤い髪を持つ己にはそれがピタリと当てはまる。「そんならお雛ちゃんは小さな鬼子かな?それとも童子の桃太郎かい?」顔色一つ変えないお雛はさてはて一体どちらだろうと意地悪げに笑みを傾けながら小さな彼女に問うてみて。「はは、そうかい?そいつはちょいと光栄だ。」いつもは顔色を変えないようなお雛の口からいじわるな言葉が出るとなんだか嬉しく、カラコロと弾むような笑いとともにそう告げ。「ケェキの前にきちんと手を洗うんだよ。」と付け足し。)

43:  [×]
2016-03-05 17:51:27

>刹那

ひとたび湯水を注ぎたれば夜より黒く死の如く濃し。遠き灼熱地獄の國では大衆を堕落せし毒と評さるる……、あァ刹那、お人形遊びはもういいのか。
(陽光傾けば屋敷もセピアの光に染められ情緒ありげな顔をする夕暮れ。洋式の白いエプロンをつけ、カンバスの前ではなく台所に立つと白煙を吹くやかんから大輪の花が描かれた珈琲茶碗へそうっとそうっと湯を注ぎ。舶来品好きの洋画家から教わったこの珈琲なる飲み物は、苦く焦げ臭いけれども洒落た異国の味がする、と鼻歌代わりに誰かの受け売りを歌い上げながら居間まで茶碗を運んでくると朝から姿を見掛けなかった人形師の彼に出くわし揶揄うように声をうわずらせ。どうせ飯も食わずに人形を弄くっていたのだろう。白粉を叩かずとも白く透けるような頬にチラとだけ目をやると「そうだアンタも一杯飲んでご覧、甘い甘い洋菓子もある。そちらのガアルも是非ご一緒に、さあさあ、早く此方へお座んな。」ふと考えついて彼の分、そして彼が抱く人形の分、二つの椅子を引いて給仕のように恭しい仕種をもって思いつきの茶会へ誘い)

>お雛

――アハハッ、あァ、あァ、あの与太郎の言うとおり、お雛は天のお使いらしい。鬼は羽衣天女は般若、行きはよいよい帰りは怖い。美なるものこそ恐ろしい、この世の理屈を底の底まで見抜くとはねえ……いやはや参った。飴玉はぜえんぶ遣るからもう堪忍しておくんな。
(真黒いびいどろ、墨を塗りこめた雛人形の冷たいまなこ。血の通わぬものばかり思わせる童女の瞳は自分をじいと見つめるけれど、見つめ返せどそこに宿っているはずの感情を拾い上げることはかなわず。しかしそんな事よりも折角の洒落たスカアトが汚れぬかそればかりが心配で、チクリとも痛くない意地悪に吊り上げた唇の端だけで応えては少女が側へやって来るまでの一部始終を珍しく黙して見届けて。そして凍えたような菫色の唇――今しがた己を鬼と喩えたその口が羽衣さまと愛らしく紡げば瞬きひとつの間を置いてカラリと高らかに声を響かせて笑い。かの霊体愛好者の言葉を拝借しつつ出鱈目とも誠とも知れない世の理とやらを語ってみせ、白旗代わりに摘んだ羽織をヒラヒラ揺らすのも褒められて機嫌を良くした証。裾を気にしながらしゃがみ込み巾着を開くと飴玉ひとつつまみ上げ「そらお雛様、桃の味。」一言唱え、薄桃色の菓子を唇にそっと押し当ててやり)

(/私もお雛ちゃんの言葉遊びにずっと魅了されております、後ほど夜鷹さんに絡ませていただくのも楽しみで仕方がありません…!お二方とも仲良くしていただければ幸いです!)

>紅

――これは吃驚、貶せや笑えと言っときながら紅を見る目は一級品ときた。嬉しいねえご名答、上流のご婦人がた御用達の棒口紅も、今や男の身の上で扱える時代になったわけさ。ちぃと赤過ぎる気もするが……
(流れる血も心についた奇怪な癖も、自嘲する彼の声音に同じくお芝居のような他人事。わざわざ言われずとも怪我を案ずる気遣いなど見せずただクツクツ喉を震わせ面白がっていたが、その黒い目が唐突に赤く飾った唇へ向けばつい大仰に肩を竦めて。都市にてレエスの手袋やら細やかな美を好む女連中、己のシャツの皺や埃には敏感な男共でさえ他人の口紅の色など気にも留めないというのに。素直な喜びと感心とをよく回る舌で表せば、指を唇のふちへ添えてニイ、と悪童めいた顔をひとつ。「……"お似合い"と褒めてくれりゃァ紅師の坊や。些細な礼の一つや二つ、考えてやらんこともないがどうかな?ま、殴る蹴るだの此方の肌に痣がつくのは勘弁願いたいがねェ」それはほんの気まぐれの思いつき。相手の悪癖なぞさして理解してみたいわけでもないが、たった今自分が喜ばされたように、この男を少し喜ばせてみようかと薄く紅色の移った指を立ててどうだ、とゆったり首を傾げ)

44: お雛 [×]
2016-03-05 22:52:44

>紅

べには何方とおもう?――雛は未来を見て喜劇だって笑う人の子でいるより、今を謡って先には悲劇と笑う鬼の子でいるほうが最後に拍手を送れるわ(自らを赤鬼と称す彼の言葉に耳を傾けながら、淡い色濃淡の強い色と数々の染め物に交わるその赤はとても綺麗なのにと胸で落としつつ、問われるそれにパチ、パチ、パチと遅すぎる間隔の拍手を送り。手を洗うと言う言葉に彼が布を洗う際に泡立ちシャボン玉が一つ二つと浮び上がるのを思い出し「紅はいつもしゃぼんの香りがする」連想のままにすん、と鼻を動かすように息を吸い込んで)


>祭

―――(それはまるで綺麗な歌を聞いているような、カラカラとフィルムが回る音付映像を見ているような、目の前に人がいるとは思えぬ不思議な感覚。綺麗すぎる彼が爛々とした物腰雰囲気で呼吸をする様に自然な流れで幾つもの言葉の羅列を謡うからだろう、ただそれでも都合が良い、その様子をだんまりで見つめる切欠を彼は与えてくれたのだ。唇に当てられる透ける様な煌めきを持つ飴玉一つの感触を、少しだけヒヤリと冷えている固い駄菓子の重みを跳ね返す唇で感じながらそれを薄く開いて口内に受け入れて。口内の唾液と交わりスンと鼻を抜ける仄かな甘い疑似的な桃の香しき匂い、嗚呼なんて甘い。とじゅわと滲む甘さを目一杯に頬張り、カランと歯に飴玉が当たる音を立ててから飴を片頬に寄せて「雛は、赤色差すまつりが好きよ。今日は柘榴のように綺麗な唇ね」色白端麗な彼には映えるような赤色が良く似合う、柘榴の実、それよりも柘榴の華のような鮮やかさを持つその紅は誂えたように彼の為の色だと惚けて、自らの人差し指を先程彼が自分の唇に飴を宛がったように飴無きのままフニと触れて)

(/そう言って頂けて恐縮ながら本当に嬉しいです!此方こそ仲良くして頂けると嬉しいんです>///<!)


>ALL
(/夜鷹のレス頻度は低いですが出しておくので余裕が有る方は拾って頂けると嬉しいです。)

雨降れ、もっと降れ、――シトドの雨や、お雛を此処に閉じ込めておくんなし(ポツリポツリではない、バケツの水をひっくり返したような重たい雨雲の土砂降りの雨。ザーと降り続くその陰気になる音は止む事を忘れた自鳴琴のようにもう長い事鳴り続いていて、継ぎ接ぎだらけのリビングのソファーに猫のように体をコロンと丸めて寝るお雛、その横に腰を下ろして規則正しい寝息を立てる雛の頬を時折撫でながら「このままズート、ずっと、この狭い籠の中でヨタカに閉じ込められてしまえば――嗚呼、ヨタカは魔がサして…」頬を撫でる筋張る手の平を後半の言葉に合わせて幼子故に細い首に這わせて口元には歪に笑う吊り上げる口角を示しその首を今にも絞めてしまいそうな張り詰めるピリピリとする空気を、演者は自分、主演はお雛、観客は数多の雨粒達と言う様に愉しんで)

45:  [×]
2016-03-05 23:47:13

>>祭

…はは、紅を見る目だけだがな。朱と着物の色だけは任せておくんなせェ。なに、赤はキツけりゃキツい程衝動をかられる色だ。あんたにかかりゃ色あせちまうがな。(相手がどうやら心配してくれないようだとわかるとつまらなさそうに唇をとがらせ。しかし思っていたよりも自分の放った言葉に面白いように反応を示し、耳に優しく響く言葉を聞くのが楽しくなってきて。自分も好奇心からか親指に流れる血をちょいとつけるとびぃい、と口紅でも塗るように唇に赤を引き、目尻にも少しつけるとにまと笑い「どうだい?兄やんとお揃いだ。」とからかい。「おんや?いいのかい?あぁ、心底殴って貰いたいがそれは兄やんの綺麗な指が可愛そうだ。…そうだ、こいつを使ってもらおう!」うんうん、と唸ってどうしようか、折角相手が言ってくれたのだからと悩んでいたが腰から小刀を抜くと「ちょいと、ちょいとでいいんだ。どうか傷跡をつけておくんなさいな。」と肩甲骨がみえるように甚兵衛をはだけさけ)

>>お雛

お雛はどちらにもなれるんだ。どちらを選んでもいいんだよ。…と、まぁ言いたいが。(お雛の言葉は小さいながらも独特な正しさを秘め、いつまでも聞いていたくなる柔らかくも高い音に笑顔で返すも途中から表情を崩し、「俺のわがままとしてはお雛は汚れずずっと蕾でいておくれ。お雛の素直な声をいつまでも聞いていたいと思うよ。」と本心を語り。「おや?そうかい?」と自分でも驚いたように甚兵衛を嗅いで少し悩み。すん、となるお雛の鼻をちょん、と触れると「お雛は甘ぁい駄菓子の香りだ。」と自分もすん、と鼻を動かし。)

>>夜鷹

おやおや、夜鷹の大将さん。占めるならこちらの首にしやしゃんせ。(仕事もどうやら一区切り、持て余している静寂を誰に埋めてもらおうか、と自然に足の向くまま赴くままにリビングに漂いこむと目に入ったのは夜鷹とお雛。お雛の白い首にかかる同じように白く繊細な指は甘美な空気を織り成すも、お雛を失っては嫌だと思えば後ろからそっ、とその手に自分の手を重ね。「そりゃあ俺のは白くも細くもないけれど、お雛のはしめちゃ駄目ですぜ。」とそれとなくお雛の首から手をどけさせて。)

46: お雛/夜鷹 [×]
2016-03-06 00:36:11

>紅

お雛:(お天道様を見ているような暖かさ、朗らかな彼からはシャボンの清潔感が有る優しい香りと太陽の清々しさを与えて気持ちを落ち着かせる安堵感の強い香りが合さる、其処に刺激を添える風に混じる染め物の作られる香り。彼を表現するには語彙が足らないと言葉の羅列を脳内で懸命に廻りつつ、拍手の音を止めれば表情の薄いその顔にゆるりと小さな笑顔を浮かべ「雛は雛鳥でなくちゃだめなのよ、でないと…うつせみさまが雛を空に羽搏かせてしまうから」蕾と表現するその言葉の類似を選び、浮かべる笑みを元に戻すその際に鼻に指先が触れれば返事を返すよりも先にむず痒さに勝てずくしゃみを一つ)

夜鷹:(疚しい気持ちが有るからか、悪事を発覚された悪餓鬼のように唐突の声に肩を跳ねさせビクりと硬直し。すっかり乾いていた張り付く喉のせいで一言目がスルリと抜けず、重なる手の体温に浸る場合じゃないと叱咤しつつ意識をそこに向けてから彼の姿を瞳に映し。そこでヘラヘラと緩い笑みを面にすると「――あやや、生憎の雨ですモンね、そりゃそーです。今日はベニの坊ちゃんのお仕事はお休みってモンだ」彼の仕事を頭に、自分同様雨であれば休みで間違いないと今更ながらに気付きつつ変わらず音を立てる雨粒を背景にゆったりまったり紡ぎ、「ね、坊ちャん。此処はヨタカにゃ、ちーゐとばかし喧し過ぎてネ。向こうで暇潰しに付き合っておくれよ」お雛を起こさぬようにシイと潜める声、ヒソヒソ話等いつ振りかと面白がりながら首から離れた手をそのまま彼の手首を掴む事で落ち着かせつつ誘い掛け)

47: 刹那 [×]
2016-03-06 00:59:17

>37 お雛
夕焼けのその、赤が失われる刻になるくらいたくさん遊びましょうか、目の前にいる人が誰だか分からないような誰そ彼時……そんな不思議な時間に遊んだら楽しいでしょう
(遠回しに彼女に何かあったら人形にしてよい、と。その意味ととらえ満足げに目をほそめて。続く相手の言葉にうなずき上記を言って。黄昏時、誰そ彼時。目の前にいる人は本当にその人なのか、そして自分は本当に自分なのか。そんな全てが曖昧になるようなその時間帯は少々気に入っており。その時になるくらいたくさん遊ぼう、と。そう言うと何をするか考えはじめて。「さて、本当に何をしましょうか……彼女は貴女が楽しいならば何でもよいと言っていますが、もちろん俺もそう思っています…お雛が決めてよいですよ」と言い、相手の返答を待って。)


>42 紅
俺は貴方をぶったりなんてしませんよ、俺だけでなく貴方も汚れてしまうでしょう……
(相手の言葉にそう返答して。彼をぶつことで何かが変わるとも思えない。ただ、彼が傷つき己の母のように汚れるだけだ。そんな事を考えながら相手をじ、と見つめて。拭われ血がおち、綺麗になったその手はどこか人形を思い出させて。「それは残念、とでも言っておきましょうか……まぁ、構わないです、俺も鉄の味がする口づけは気に入らないですから……そのかわりこれで我慢することにします」と言うと珍しくフ、と微笑み相手の手をとるとそのこうに口づけをして。リップ音を立て顔をあげるとその表情はもういつもの通り無表情で。)


>43 祭
……えぇ、いただきましょうか
(相手のまるでからかうような、詩を語っているようなそんな言い回しはなんだかおもしろく。それに付き合うのもいいと思い相手の誘いにうなずいて。誘われるまま椅子に座り、また人形も座らせて。茶碗の中に入っている黒い液体は遠い異国のものだろうか。香ばしいようないい香りをたてていて。どこからこういうものを持ってくるのだろうと考えつつ最初の目的を思いだし。「ところで今は何時でしょう……ずっと集中していたもので、わからないのです」と話しキョロキョロと辺りをみまわしながら時計を探して。)


>44 夜鷹
魔がさして……殺 しますか?お雛のことを
(まるで劇を見ているかのようだ。部屋の中をのぞき見たときの第一印象はそれしかなく。それほど何か、作られたような印象を与えていて。が、とりあえず声をかけようと上記を話して。わざわざ殺すことをすすめはしないが止めることもせずに。「お雛を壊したら、体は俺にくださいね…綺麗な姿に戻しますから」とだけ言って。どうせ彼はお雛のことを殺さないだろう。そんなことを考えつつ彼のそばへ向かってもう一度、「殺 すのですか?」とだけ問いかけて。)

48:  [×]
2016-03-07 01:26:52

(/参加許可ありがとうございます。絡み文のある方には絡ませて頂いたつもりですが、見逃しがあるやも知れませんので、その際は私の絡み文を拾って頂けると幸いです。口うるさい小姑のような我が子ですが、どうぞよろしくお願いいたします。)

>お雛
おや、お雛。そんな所にいるとおべべが汚れちまうよ
(寂しさを感じる屋敷でもなにか音楽があればもう少し明るくなるか、そういえばレコォドが埃を被っていたなどと思い立ち。舞い散った埃が日差しでキラキラと光り、息を吸い込むだけで鼻がむず痒くなるような物置の中。ボルドー色のカーテンの傍らにおかっぱの少女が居るのを見遣ると、どこかの絵画のようなあまりに幻想的なその姿に思わず目を奪われながらも、不揃いな足音を立てながら近づき、着物の袖で口元を覆いながら声をかけ

>夜鷹
お前さん、何してんだい
(雨が降ると流石に古傷が痛み、お雛に撫ぜてもらえば多少は引くだろうと彼女の姿を探す中、リビングのソファに彼女と夜鷹の姿を見つけると、その光景にゴツリ、と義足の音を派手に響かせながらもかけた声はザァザァ降りの雨音に掻き消されそうな程か細く、顔には笑みはなく。「こんなに野次馬集めちまって」彼らの周りに集まる“それら”を見遣ると、やんわりと笑みを浮かべてお雛は寝ているだけで色んなものを引き連れるのかねェ、なんて考え。彼らに歩み寄るとお雛の生糸のような髪を手で梳き

>紅
…こりゃ驚いた。名前に違わぬ姿だこと
(静かな屋敷“それ”に話し相手になってもらおうかと思うたが、然りとて今日はつれない態度を取るので自分には面白くない。外に出るのは億劫だしせめてと、ふらり、ふらり、屋敷を歩き回っている中、ガラガラと玄関戸の開く音につられるようにゆったりと歩を進めると、所々紅く染まった彼を見つけ。彼が怪我をするのは然程珍しくもなく、言葉とは裏腹に表情はいつもの柔らかい笑みを崩さずに「帰ってこれたってんなら手前で歩けるね?手当してやるからこっちきな」と声をかけ踵を返し、奥の洋室へと進み

>祭
全く喧しいったらありゃしない…どうせならもっと淑やかに出来ねェのかい
(ギィギィと音を立てる揺り椅子に腰掛け、同居人の著書を読みながら穏やかに過ごす午後。暖かな日差しに微睡んでいると部屋を隔てていても聞こえる彼の声。次第に声は近づき大きくなり、遂には小気味良い音を立てて開いた襖に向かって思わず眉間にしわを寄せ、小言を呟く。

>all
あんまりおイタしちゃァ、ダメじゃないか
(彼の声のみが響く応接間。“それ”が遊んでくりゃれと言うもんだから、手を引かれる様に応接間に赴いたが、椅子は他の部屋の物と綯交ぜになっているわ、壁に掛かった絵画は悉く傾いているわで思わずため息を吐き。足の悪い手前にはこれは直せやしないよ、と手を焼き誰かに手伝って貰わねば、などと思いながらも半ば諦め手頃な椅子に腰掛け


49: お雛/夜鷹 [×]
2016-03-09 21:51:54

>刹那

お雛:まあ、まぁ、自由は難しいのね。やりたいことが沢山…ねぇ、お雛はあやとりがしたいわ(散々と迷った挙句、この暖かな空の下で行う遊戯ではないそれを選び。彼の裾をくい、くい、と呼びかけるように数回引いてからゆったりとした声色で自分が行いたいと思うその遊びを強請るそんな口振りで続けて)

夜鷹:――あっちゃア、ばれちまった。魔がサしちまったんならしゃーないです。ヨタカにゃ悪気はねーんですもん(ザアザア音だけが響く冷たい部屋でもう一つ新たな声が届くと止める訳じゃ無いその言葉に悪びれる様子もなくあっけらと笑い声を上げて。その後今一度問いかけられるその質問を受けるとゆるやかと弧を描く笑みを浮かべて「ヨタカが雛娘を殺めたら、あややザンネン。その亡骸もぜんぶヨタカが独り占めしちまいます。でも、そいでセツに嫌われるの嫌だア」ぶうと文句を垂れる様な、迷いを見せる様な、そんな事を控えめな声量告げて)

>要

お雛:(まるで舞い落ちるかのような優しい声、埃臭いこの場所には不釣り合いな暖かさを纏うその空気に反応するようにゆらり、顔を振り返らせて「――かなめ、猫がいたのよ。隠れん坊がおじょうずなの」今し方自分の両目で見届けた風景、それを伝えるように拙い口振りで言葉を紡ぐと他の荷物を蹴飛ばしてしまわぬように気を配りつつ彼の元へ歩み寄り「かなめは何をしにきたの?貴方も隠れん坊?」少しだけ頭を拉げつつゆったりと問いかける様に続けて)

夜鷹:ヤジウマ、ありゃりゃ。ヨタカにゃあ見えやしねぇんですが、此処には雨粒以外にもたっくさんの観客がいらっしゃるよーだ(普段暖かな声がひやりと低温になる事ほど恐ろしいことは無い、彼の優しい声とは程遠い土砂降り雨同様の背筋を震わせて自分を自分じゃ無くさせる魔法を持つようなその声色に手に入れかけていた力を抜いてから雛の首に這わせていたその手を反射的に外し。表情には気が緩むようなへらりとした笑みを浮かばせて「そんな観客が多かったら照れちまいます。今日は止めだい、やめ!」パッと両の手を開いては胸元で興産の意味を示すように広げて見せて)

50: 刹那 [×]
2016-03-11 21:01:49

>48 要
これはすごいことになっていますね
(休憩中の気まぐれに応接間に足を運ぶと相手の声が聞こえて。誰に向かって話しかけているのだろうなんて考えながら扉をあけるとそこにはぐちゃぐちゃになった部屋が。思わず上記の言葉を口にし呆れたようにため息をついて。部屋には彼以外の人間はいない。また見えない何かと話していたのだろうと考えるとそこらへんに転がっていた椅子をもとの位置に戻しはじめて。「俺には見えない何かが貴方には見えている、少々羨ましいような気もします」なんて言い相手を見て。)

(/絡みます!素敵な要さんに本体はもう悶えております……!これからよろしくお願いしますね)


>49 お雛
それではあやとりをしましょうか
(彼女が選んだ遊び。それに否定の感情など持つわけがなく。相手と共にいる。そのことを考えると胸が温かく感じて。そしてそんな彼女のことを人形にしたいという強すぎる欲望も。それを隠し優しく彼女の頭を撫でてはなにかあやとりができそうな紐を探すが持っておらず少し困ったような表情になり「すみません……紐を持っていませんでした、貴女はなにか持っていますか?」と問いかけて。)


>49 夜鷹
俺が貴方を嫌う?そんなこと、有り得ませんよ……ええ、絶対に有り得ません
(相手の言葉とその声色に不思議そうに少し首をかしげるもすぐに理解したように頷き。なんだかとても面白くクスクス、と笑うと相手の元へと向かって。彼の事を見下ろすと琥珀色の瞳と目があって。嗚呼、彼も人形にしたら綺麗だろうなんて考えつつその頬を両手で包んで。耳元に顔を近づければ「俺はただ、貴方から奪い取るだけです……その時はお雛だけでなく貴方も人形にしてあげましょう」と暗く濃い闇の様な熱をもった欲望を隠しきれない声色で彼の耳元でささやいて。)

51:  [×]
2016-03-12 22:51:58

>お雛
おや、そうかい。鬼に見つからないといいね
(鈴の音のような愛くるしい声で拙い言葉で、そんな風に彼女に言われたらこの屋敷の住人は誰しもが笑みを溢さずにはいられない。濡羽色の髪を揺らし自身に歩み寄る少女の姿がそれこそ猫の様で、目線を合わせるようにしゃがむと毛並みを整えてやるように彼女の頭を撫ぜて「隠れん坊?…そうさね、あたしゃ探す側だねェ。お雛も一緒に探してくれるかい?」とは言ったものの自身だけならまだしも、彼女と探すにはこの部屋は些か埃が舞い過ぎるやも知れない

>夜鷹
(“それ”がこちらを見据え、そんなにも彼等に執着しているのかと訴えかけてくるのを苦笑いしてやり過ごせば、悪びれる様子もなくへらりと笑みを浮かべながらも手を離した相手を見やり、呆れたようにいつもの笑みに戻し「まったく、寝込みを襲うなんて野暮なことすンじゃないヨ。」と彼を揶揄すると足が痛むのか立つのが辛いのか、彼と少女で満員のソファの肘置きに腰を落とし義足の付け根を軽く撫ぜて

>刹那
おや、ありがとさん。悪戯好きが居て参っちまってたんだ
(いつものどこか気難しさの混じる凛とした雰囲気をや纏い部屋に入ってきた彼がさも当然かの様に椅子を元に戻すのを目にすれば、子を見守る様な心持ちになるが「刹那に見えちゃあ、あたしだけの“こいつら”じゃなくなっちまうから、ダメだよ」と彼の言葉には些か過剰に反応するのは、目鼻立ちの整った彼にそう言われ“それ”が浮き足立つのを感じ取ったからで

(/絡んで頂きありがとうございます!こちらこそ刹那くんにときめいてしまいます…!どうぞよろしくお願い致します)


52: 雛鳥 [×]
2016-03-15 15:34:07

まぁまぁ。あたらしいアニさんがいらっしゃる。
そこゆくアネさんの好みのアニさんはいらしたかしら。
もし、いらしたら、さぁさ。手でも叩いてさぁさ、まざりましょ。




>男性G(年齢29~)
・食人性愛を患う狂人、お雛の柔らかな肉に歯を立てて仄かに苦く、甘酸っぱいであろう血液を余すことなく啜りたい。
 紡ぐ言葉は支離滅裂、何処までも自分主義で人の言葉など聞く耳持たず。楽天的で生きるこの世は全てが遊び、そうして舞台!
 元々風来坊、町を渡る芸達者。男性Aに見初められ連れて来られたその邸にてお雛に胃を掴まれる。男性Hが悪友的存在。

>男性H(年齢29~)
・強い自覚の有る窃視性愛を基盤に持つ。誰かがお雛に手を出し各々の望む方法でお雛がお雛では無くなるその過程を見ていたい。
 少々卑屈で嫌みたらしく根暗と言う例えが良く似合う。外が嫌いで引きこもりがち。邸では簪を作り、町へ出る誰かに委託をし販売する。
 お雛の事は年の離れた妹か、将又年の近い娘か、肉親のように可愛がる半面で彼女の朽ちる果てを待つ。男性Gが悪友的。

>男性I(26~)
・綺麗な物を収集する癖が有り、気付いた頃には眼球性愛に目覚めていた。小さくて深い黒を持つお雛ちゃんの眼球をぺろぺろしたい。
 甘いものが好きでいつも飴玉を舐めている。ゆったりマイペースを極めたぼんやり気質の青年。自己の世界が確立しており惑わされない。
 この邸に住まう事を隠し、町の菓子屋にて販売を行い金を得ている。男性Jの行き過ぎた行為を心配しつつ止める事はしない。

>男性J(25~)
・水に沈む事を好み、水に沈める事を好む溺水性愛の持ち主。お雛に沈められるでも、お雛を沈めるでも、そのどちらも叶う無理心中を望む。
 社交的で人当たりが良く、少々口は悪いが頼れる青年。とは言え、水辺に彼を近づけると一転し、途端に哲学に染まりこの世に絶望してしまう。
 血気盛んな粗々しさ、力強さを使い、町では人力車を営み収入を得る。男性Iの菓子屋で休憩を取ると名目の元、菓子を強請るあざとい青年。


(/新しい子を追加します。レスは今日の夜にでも返しますねー!)

53: お雛/夜鷹 [×]
2016-03-15 22:32:43

>刹那

お雛:(出した要望を否定の色無く受け入れられれば満足に、彼方此方で響き渡る風の音も木々の揺らめきも全てがやんやと囃し立てる拍手喝采にも似ていると思いつつ。頭を撫でるその手つきに心地よさを覚えながら「えぇ、もちろん。お部屋に戻ればうつせみさまから貰った毛糸があるわ。赤色で可愛らしい、その毛糸でやりましょう」両の手をパと開きながら空にてあやとりを行うように指先を動かして)

夜鷹:―― 。(嫌う事が無い、そう話す彼の顔の端麗で麗しいこと。凛とした佇まいも端麗な容姿も安易に手が出せない高貴さを表す白百合のようだとその毒気にやられんばかりに頭がくらり、それは単に彼の魅力にやられて酸素を吸い込むことを忘れていただけかもしれないが今となればどちらでもどうでも構わなく。耳元で謡われる言葉で我に返ると心臓を引っ掻き傷つけるかのようなその声色に目尻を細め「嫌ァだよう。ヨタカはみんな独り占めしたいんですもん。ヨタカが誰かのモノになるなんざ御免です」アハと軽い笑い声を一つ落としてから近付くその顔に自身の顔を近づけてトンと頭を触れさせ「此処じゃあヨタカは腹抱えて眠りゃァしねーんで、あっちに行きましょ」場所の移動を促す言葉を一つ)

>要

お雛:鬼は雛、でもだめよ。雛の負け。(結局は見失ってしまった現状を思えば之がかくれんぼだったとして見つけられなかった自分の敗北だと言葉を選び、彼から向けられた誘いにも近いその内容に頭を少し傾けると「えぇ、もちろん。でもお雛は隠れん坊がとくいじゃないわ」誘われれば嬉しくて、その誘いを断る考えが無いように受け入れて、然し舌の根が乾かぬつい数分前の出来事を思えば見つけられる自信が無いと黙り)

夜鷹:雨が煩イのが悪いんです。ヨタカは人と比べてちーっとばかし流されやすいモンで(変わらずにザーザーと止まないその雨音を耳にしつつ雨が煩いから、雨が煩いせいでそんな浅はかな考えに身を投じてしまうのだと清々しい言い訳にもならない内容を高らかに謡い。隣に座る彼を見るようにツイと顎を少しだけ上げると「あやや。ヨタカなんかの近くにも要サンのあの子やその子が今この瞬間だっていらっしゃる?」彼が先ほどから周囲を気にする素振りを向けるからこそ不意に気に成ったそのことを問いかけるように言葉を向けて)

54:  [×]
2016-03-15 22:40:22

(/長らくお返事ができずすみません。今週中には時間がつくれると思いますので、申し訳ありませんがレスはもうしばらく待ってくださると幸いです…!)

55: 雛鳥 [×]
2016-03-15 22:56:34

アニさん、アネさん、案ずる事はひとつと無いのよ。日が昇り暮れる都を繰り返すのを待つのは難しいことじゃないもの。(ふー、と漏れる吐息が一つ、手に握られる風車をカラカラと揺らし)
御二方の御戻りをゆぅくりまっているわ

(/ご連絡ありがとうございます!私生活優先トピですのでお時間ある時にで大丈夫です!)

56:  [×]
2016-03-15 23:42:31


>>お雛

お雛にも怖いものがあるんだね。どれ、赤鬼さんがその怖ぁい成長とやらを食べてやろう。(この屋敷にお雛が来た理由、家主の悪癖を知っているとお雛の言葉は頷ける。悪癖は人のことを言えないか、と苦笑いを浮かべるとけして綺麗ではないが大きな手でゆるりとお雛の頭を撫で。その後言葉に合わせてお雛と視線を合わせたまま空いた左手をわざとらしく虚空で舞わせ、そのまま空想の成長という鬼を掴み取ると見えもしない獲物を誇らしげにお雛に見せ。「はは、可愛らしい嚔だ。埃のせいか、俺のせいか。ははは。」小さなくしゃみをお雛がすれば、なんとも愛くるしい姿に自然に笑が溢れ出し。すい、とお雛の手を引けば廊下にギシリ、と歩を進め。)

>>夜鷹

こんな天気じゃ商売上がったりだ。乾燥させた草だって駄目になっちまいそうだ…。そんな時には気分転換をしたくなるもんだろう?(びくり、と跳ねた白い肩。これを見て楽しまない者がいるものか、とにやりと笑った欲が心の中で鎌首もたげ、上記を語りながらつつ、と夜鷹の背骨をじんわりなぞり。「おや、俺も暇を持て余していたんだ。そう言ってもらえると嬉しいねぇ。」掴まれる手首から伝わる他者の熱は酷く熱く、体を内側から溶かしてしまうのではないかと錯覚してしまう程心地よく、目尻をとろりとまどろませ。)

>>刹那

汚れてしまっても刹那だったら良いのさ。しかし刹那が汚れるのが嫌だと言うのならそれは仕方ないことだ。(じと、とした視線を感じると微笑みを浮かべながらそう告げ。刹那が自分に傷をつける、痛みを残すというのは汚れには入らないと思っているが口には出さず、ただただ笑うだけで。「…おやおや、刹那がそんな事してくれるなんて珍しい。ありがとう。」手に落ちた唇の感触に目を丸くしているとこちらと合った黒い眼に、とくんと胸を踊らせ。すぐに礼を述べながらすいと耳元に綺麗になった方の手を添わせ。)

>>要

へへ…いつもすみません。(玄関を開いた後に聞こえてきた声はあたたかい母のような彼のものであり、少しの安堵感を感じて。はは、と苦笑いをしながら行き場のなくなった手を後頭部にあて。「ありがとうございます要さん。ちょいとお土産もあるんです。よければ後ほどどうですか?」ひょいと奥の洋室までの廊下に足を運んで礼を述べ、所々自分の血がついた袋には団子が数本入っており、気遣い故に「お茶でもいれますよ?」とおどけてみせて。)

(/なかなか顔出しできなくて申し訳ございません!これからも亀更新だと思いますがどうかよろしくお願いします!)

57: お雛/夜鷹 [×]
2016-03-16 00:52:14

>紅

お雛:――まぁまぁ、優しい鬼さん。そんな鬼さんは此方と手を叩きましょ(当り前と言う顔をして時間と言う物は進み行くもので、それは嫌と駄々を捏ねた所で変わりはしないと思うからこそ彼の言葉は子守唄を聞くかのように優しい気持ちにして貰え。男性らしいその手で頭を撫でられれば続く動作にまじまじと目を向け、そうしてその優しさにどっぷり浸りぎゅうと抱き付いて前述を。埃臭さが嘘のように体が廊下へ踏みでれば先程とは違いスウと澄んだ空気に変わり「夕暮れ色したハンケチがほしいわ、雛はたくさんお手伝いをしてお小遣いをもらうの。そうしたら、お気に入りのハンケチを夕暮れに染めてちょうだい」引かれる手をゆらゆらと揺らして)

夜鷹:(ジジジ、と今にも切れてしまいそうな電球の音と交じり合うザアザア雨の音が閉鎖的な空間を作り上げており。そんな中で響く声は熱に溢れていて背骨をなぞるその手つきに冷える部屋とは不釣り合いと体温が上がる様で、目の前の彼を独占したいと思いが浮上。何処か薄暗さを残す古い邸の中で揺らめくように見える彼の官能的な面は嫌と目を惹き、そうして手放さず「やんや、ヨタカも嬉しいですよ。紅の坊ちゃんはめんこいめんこい」喉が下に落ちるように息苦しく心地よいその感覚を抱きながら歪に上がる口角を隠すように意識して、椅子から体を起こすと掴んでいた彼の手をそのまま引っ張るよう引き連れて「坊ちゃんの部屋の塗料の匂いで良からンことを考えるヨタカのおつむを冷ましてくりゃしゃんせ」連れて行くのか連れてかれるのか曖昧な物言いで言葉を選び、次ぐ行き先を述べて)

(/全然大丈夫なので本当にお気に為さらないでくださいね!私も仕事の合間になるので人の事を言えませんので!)

58: 雛鳥 [×]
2016-03-24 22:52:02

ようこそアニさん、ようこそアネさん、此処はユメの都市よ。

あちらにもこちらにも、魅力に溢るる螺子の足りない素敵な方々がたぁくさんと御座います。

http://www.saychat.jp/bbs/thread/595096/res/52

あちらの名簿にてまだまだ募集をしているみたい

四人並んだお顔は狸が化けたか髑髏か、小鳥の囀る鳥籠におかえりよと金糸雀が鳴くの。


59: 雛鳥 [×]
2016-04-01 20:32:56

まぁまぁ、たいへん。行灯の明かりがなければ埋もれてここの場所はどこへ?いずこと見失ってはもう貴方と貴方と夢の都市でしか会えやしないわ

60:  [×]
2016-04-01 23:43:09

(/長らく顔を出せず本当に申し訳ありませんでした…!今後も遅レスになるかと思われますが、よろしければまたお相手をお願い致します!)


>お雛

(童女はそこいらの女子供よろしく菓子ひとつで笑みを咲かせてくれやしない。けれど何か孕んだようにぽこりと膨れるまぁるい頬はそれだけで背が痺れるほど愛おしく、赤く染め上げた爪の先でツンと小突いてやればちょうど相手も己の唇に指をあてがったところであり「――あァ、あァ、お雛の指も紅化粧、か。柘榴はお雛、人食いの実だ。可愛い七つの赤子をかじって腹から湧き出る血を啜る、そうしてまつりは毎朝紅を差しているのさ。」自分の紅が剥がれることより何より、無垢な白い指が汚れてしまうことに耐えかねふつりと声音を落とせば"柘榴"の一言を大きく膨らませたおどろおどろしく陰惨な虚構を語って脅かし「さァさァお雛、お雛も紅を引いてみるかい?」自身も節くれ立った指の腹に紅を移すと紫の唇にスゥと近づけて)

>夜鷹

――哀れ少女は夢の中、常夜の闇へとねんころり。目暗の小鳥は何処へ行く。まぁるい鳥目じゃ極楽奈落もわかりゃァせん。哀れ小鳥は闇の中、少女のぼんぼり二度とは燃えぬ、夜鷹堕つりて世にも哀れな物語、これにて終劇――……と。
(長雨に湿る障子の穴から覗くのは、幼き日に見たからくり芝居よりずっと奇怪で面妖なるもの。今にも童女の首を締め上げんとする男の姿にざわりざわりと雨も騒げば古ぼけた居間は不気味な芝居小屋へと姿を変えて、歪に笑う男の唇がこれまた陳腐な台詞を零せば見世物役者の血がたぎり。台詞の余韻に震える空気を吸っては演者は男、主演はお雛、やかましい雨粒が観客の舞台へ語り部として踊り出て、ただ舌が動くままに不吉な予言めいた出鱈目を並べ立て。雨音に掻き消されるほど小さく小さく歌っていたのは眠るお雛がいたからか。ぴしゃり、と乱暴な唐突さで彼の芝居を終わらせてしまえば「――さァさ三文芝居は終いだ。お雛は此処へ閉じ込めておこう、お前がこっちへ出ておいで。」障子の隙間から手だけ差し込むとゆぅらりゆらりと手招きをして。その声は悪戯めいて弾んでいるものの、穴から彼を見据える瞳は愛想笑いのひとつも見せず)

>紅

あァあァ、何て可愛い坊やだろうねェ!鬼に取って食われやしないか心配だ!あんまり華を持たせちゃァ妙な虫が寄ってきちまう。
(歪に引かれた紅はまるで母親の真似事をする幼子を思わせ、己もまたままごとめいた――元より模すべき一家の風景なぞ知らぬため、やはり芝居がかった"母"になってしまうのだが――親のように可愛い可愛いと紅い頭を撫で回し。それでいて親であれば決して浮かべないような笑みを彼の目尻に寄せると余った赤色を舌先で軽くぬぐってやり。「――何だ、俺の名前でも掘り込んでやりゃァいいのかい。良いねェまるで遊女花魁の再来だ、たまには古きを尊ぶも悪かァないな。」受けとった小刀をしばしくるりと弄んでは、全くどこでつけてくるのか痣に擦り傷にと賑やかな背中にズリ、と一度刃を入れて)

>刹那

今――そうさね今は魍魎死霊が跋扈する、奇々怪々の逢魔が時だ。箪笥の影にゃァ濡れ女。椅子の下にはのっぺら坊。確り抱いてなきゃァ可愛いその子もとられちまうよ。
(湯呑みをどす黒く満たしつつ、背中の向こうで問い掛ける彼へひゅうどろどろと声を震わせて答えてやるが伏せた瞳に時計はちらとも映っておらず。ただ塵を透かして差し込む光の甘やかさ、ほんのりと熱の失せた金色を頼りにほらを吹いただけとはいえあながち見当違いでも無かろう。そもそも朝な夕なお人形さんを弄る相手に確かな時間など要らぬはずだと当人の前に珈琲と焼き菓子とを並べてやりながら「さァさ、ボォイもガァルも召し上がれ。毒の冷めぬ間に、死人にヒョイと摘まれる前に食っちまいなァ」言っている己が赤い爪でクッキーをひとつ奪いながらもパンパン手を打ち愉快な茶会の合図として)

>要

――静かなる美をお求めかい、そんならお人形さんでも抱いてりゃいいさ。囀り騒ぐは人の性。性を忘れちゃァ"これにて終い"だ。
(振り仰いだ先には部屋に満ち満ちる陽光に似た、
埃臭いくせにほうと溜め息を吐きたくなる懐かしき装いの男がひとり。今度ばかりはカラリと鳴るは人力車でなく己の喉で。ぬくぬくと椅子に揺られる様へヤイ老いぼれと野次のひとつでも飛ばしたくなるが、いっそ呪術めいて赤い唇はお馴染みの小言に食ってかかるのに忙しくパンと手を鳴らし礼をしてやれば垂れ下がった髪が紅に張り付きひっそりと眉の根をひそめ。「それとも何だね。あんまりお岩姉様がたとよろしくしすぎたモンで、死んだような別賓にしか興味が沸かなくなったのか。そいつァ哀れ、さァさ皆様、この哀れな阿呆に泣いてやってくださいな!」見せに来たはずの顔を椿油に艶めく髪で覆ったまま手首を折って突き出すと、あァ恨めしや口惜しやァと一言歌い、今度は彼の"見えない取り巻き"を煽るように花柄散りばめる袖を振って)

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