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1対1のなりきりチャット
自分のトピックを作る
41:
チョロ松 [×]
2016-01-10 16:14:09
な、お前っ…!( かあぁ、げしっ / 強烈な蹴り )はいはい、分かった分かった( 頭ぽふ、/ にっ )
…いや、それ何処の言葉だよっ
( 早い。今まで側で見てきたとはいえ彼の行動は一々早すぎた。なんだか今日は何もしていない気がする。自分が声を掛けるとまぁ分かりきっている事ではあったが、いつの間にか既に動いている者は僕達二人以外居なかった。暫くぽかん、と目を何度か瞬きさせるだけだったが状況を理解すれば小さく溜め息をはいて一言。アデューってなんだよ。格好つけか、何処ぞの次男ではあるまいし。全く何格好よく終わらせようとしているんだこの長男は。そんな事をしなくても既に格好いいというのに。というか自分も自分ではないか、普通ならば大丈夫?と心配の言葉を一つや二つを掛けるのが兄弟であり仲間であろう。しかしなんだ、そんな言葉無しにいきなり全く関係の無いことに食いついてしまった。まぁ、そういう気遣い等する必要はない。彼だからこそ、そんな事を言えるのだと考えれば丸く納められる様な気もする。それが他の兄弟だったら先に怪我の心配をしてしまう僕が言うのだから、大方間違ってはいないと自分に言い聞かせ一度頷く。にしてもどうしようか、シャツに血がべっとりとついてしまった。これ一回ついたら取れないんだよ、全く今まで何度駄目にしてしまったか。なんだか名残惜しい気もするがこれは家に帰ったら捨てなければならない。部屋が狭すぎるのだ、なんでこんな狭い部屋の中でこんな人数を相手にしなければならないのだ。それ程面倒な事はない、部屋が狭い分密集してしまっている。それなら返り血を浴びないように、だなんて至難の技だ。どうせ彼は自分以上に血を浴びているのだろう、なんて振りかえってみればなんと凄く綺麗なままではないか。いつもは真っ赤になって帰ってくる癖に、自分に気を使ってくれたのか。本当に、そういう所が彼はズルい。ふと頬に何かが触れ、一瞬ビクリと肩を揺らしそちらを見ればいつの間に此方に来たのか彼の手が頬に触れていた。掛けられた言葉にはっとすれば、服だけでなく頬にも血がとんでいたのか。今後気を付けなければ、と溜め息をつき間の抜けた声で話す彼にどうも、とだけ小さく呟いて。何やら端末で誰かと連絡をとりはじめた相手に迷惑にならない様にと一人部屋から出ては階段を降り彼の乗ってきたであろう車へと向かい。よいしょ、とトランクを開ければ二人で行動する事が多い為に予備にと置いておいたシャツとベストの替えを手に取って。流石にその場で着替える訳にもいかないので、持ったままもう一度中へ戻れば水道を見つけるなり顔を洗ってそれに着替え。何度も行き来するのは面倒だ、袋にいれトランクに直しては鏡で髪が乱れていないか等確認した後に車の鍵を閉めてまた二階へと。全く鍵は閉めておけといつも言っているのに、相変わらず不用心である。部屋に戻ってくれば何処か鼻につく鉄の臭いに思わず顔をしかめるが、何やら此方に説明を始めた彼。内容を適当に聞いていれば、ふと聞こえたファミリーの名に硬直し。いつも世話になっているそのファミリーから、此処の壊滅を頼まれた事は知っていたが。まさか今から其処に行くのか、なんてタイミングが悪い。行かなくていいものならば行きたくない、こんな事ならば先に連絡しておけば良かった。先日二人でそのファミリーに出向いた際、彼が一度退室した時にそのボスからうちに来ないか、と声を掛けられていた。もし此処でそっちに入る事が出来れば裏の顔も知ることが出来るだろう、しかしこのボスは以上にベタベタしてくる為気が引けてしまう。その時に考えておきます、だなんて答えた僕が馬鹿だった。その事はまだ彼にも、ましてや他の兄弟にも相談をしていない、サラリとその話題に向こうが触れでもしたらどうだ。確実にこの長男が黙ってはいない筈、しかも返事がない場合はどんな手段を使ってでもと言われていた。そういえば、あぁ。あれからほとんど音信不通だった。絶対に行きたくない。自分のせいで僕ならともかく、まぁ無いだろうが彼や兄弟に手を出されてしまったらたまった物ではない。しかし行かない訳にもいかないのだろう、なんとしても隠し通さなければといつも通りの笑みを浮かべ「良いよ、なら僕も行く」と一言。恐らく今から来いと頼んだのは僕の事もあるはずだから。此処で行かなければ自分のせいで何か大変な事に巻き込まれる気がしたから、なんとかけりをつけなければと刀を強く握って。)
え、だから格好いいのは嬉しいけど可愛いは嬉しくないから…( じと、)よっし、格好いい…!やった、格好いい!( ガッツポーズ、にっこり / やめ )
42:
おそ松 [×]
2016-01-10 19:37:10
っぐふ!?...ぐうっ、ナイス蹴り...。( お腹抱え / プルプル )ほんっとうにわかってんのかよー?お前クソ童貞だからなー。( じと / お前も )
◆
チョロ松...。
( 自身とお揃いである武器の刀。それを握りしめる力が強くなったのを見逃さずに今は何も手にしていないほうの腕を引いて抱き寄せる。相変わらずしっかりと食べているか心配になる身体つきだ。ほぼ体型は変わらないと思っていたのに触れてみたら自身よりも細い腕に鍛えられているにも関わらず細長くてしなやかな脚。この脚は己でさえも敵わないほどの強者だ。腕の中にすっぽり収まってしまうその身体。不意に抱き締める力を強めた。確かに今から出向くファミリーの者たちには大変お世話になっている。彼方も此方も互いに両者を信頼しているし向こうのファミリーは極端に金持ちだ。主な収入源といったっておかしくはないだろう。いつも有り余るほどの報酬に困ってしまうほどだ。でもだからと言って我が弟の一人でも、ましてや今抱き締めている特別な弟を奪い取られてしまうのとは話が違う。お世話になっているといったって苛立つものは苛立つしその場で撃ってしまいたいと思ったことだって何度もある。きっと自分が見えぬところでもベタベタと気安くしつこく触れているんだろう。彼が魅力的なのはとうの昔から己が知っているから手を出してしまうのもわからなくもないが自分が触れるのと他者が触れるのは全くもって意味が異なる。以前彼方へ行ったときだってわざわざチョロ松の隣へ座ろうとするしふとしたことで退室した際に密着したのを横目に見たのも知っている。そのときは思わず端末へヒビを入れてしまった。あからさまな行動からにじみ出る好意に独占欲の塊といったって過言ではない己が腹立たないわけがないであろう。ずたずたに斬って跡形もなく燃やしてしまおうかと思った。それでも今までこうして我慢できるのはやはり使い物になるから、手を切られたって別に構いわしないが多少は不便になる。定期的な収入源も失くしてしまう。それは困るだろう。武器にしたって人を雇うにしたって作戦を立てるときにしたって金がかかる。だから何とか笑顔でやり過ごして平静保ってやれてきた。まあ兄弟誰かしらに傷又は手を出した時点でぶっ潰す気は満々ではあるが。彼方のボスのやつに気に入られてしまったのがよりによって彼だなんて。何とも遣る瀬無い気持ちでいっぱいである。抱き締める力を弱めて頬に触れては此方向かせるように優しく上へと誘導した。己よりも少しだけ小さな黒目と白い肌に薄い唇。他の誰でもない彼の全ては自分のもの。瞳を見つめていれば唇を重ねる。それから強引に唇の間をこじ開けて乱雑に舌を入れた。腰を抱き寄せて頬に触れたまま舌を絡める。まるで彼は俺のものだというように、見せつけるように。まあそんな見せつける相手、この生臭い地の香りが漂う部屋には誰一人としていないというのに。無意味だとわかっているも求める本能は止めれずに。)
ははっ、だから可愛いって褒め言葉よー?あ、そうそう!んね、この後さチョロちゃんにモブボスがセクハラして俺がガチ切れするっていう展開はどーう?( 首傾げ / 俺得物語 )...んー、やっぱ超絶可愛い。( じー / おい )
43:
チョロ松 [×]
2016-01-10 21:38:46
…どうも( じと、見下し / こら )なっ、分かってるよ!童貞童貞言うなっ( くわっ、/ しかし事実 )
っ…おそ松、にいさっ…
( あぁ、彼は本当に意地悪だ。どう誤魔化そうとしてもバレてしまう、きっと先程刀を握る力を強めたのに気付いたか、もしくは浮かべた表情を間違ってしまったか。不意に腕を引かれ抱き締められれば、身動きが取れなくなってしまった事に顔をしかめ。しかし嫌ではないのだ、寧ろ嬉しいと思ってしまう。何よりも誰よりも愛しい彼の言うことならば、例えそれがどんな物でも従うのが自分だ。それは彼がボスだからだという理由ではない、紛れもない自分の意思である。理由なんて分かりきっている、それは勿論彼が好きだから。そんな事本人には言えないが。彼に抱き締められるだなんてこんなに幸せな事はない、六つ子の筈なのに彼はどうしても違って見える。何処か力強くて、まるで父親の様で。しかしタイミングが悪すぎる、今なんてあのファミリーのボスと顔を合わせなくてはならないという事実に絶望しつつも覚悟を決めたところだったのに。ふと抱き締められる力が弱まったと思えば、大きくて暖かい彼の手が頬に触れて。上を向けと言っているかのようで誘導されるがままに少しだけ首の角度をあげ。ふと強引にも唇を重ねられれば思わず目を丸くして体が固まってしまう。無理矢理唇をこじ開けて入ってくる彼の舌が自分の舌に触れれば慣れない感覚に体がビクリと反応してしまって。しかも腰を抱き寄せられてしまえば、力では彼に勝る訳がなく完全にされるがまま。本当にズルい。こんな事されてしまってはあんな所等行きたくなくなってしまう、彼から離れたくなくなってしまう。息苦しさからなのか、それとも彼奴の側になんていたくないという自分の意思なのか目尻にたまった涙が不意に頬を伝えば、体から力を抜いて彼に身を委ねる様に背に手を回し。ずっとこうしていたい、このまま彼に触れていたい。あぁ、何故僕なんだろう。何故あんな奴に好かれてしまったのが僕だったのだろう。わざとらしく僕に触れる彼奴に、どうして嫌でも笑顔を向けて居なければならないのだろう。そんな事考えはじめれば最後、頬を伝う涙が止まらなくなってしまって。こんな事じゃ彼どころか、いつかきっと他の兄弟にも迷惑掛けてしまう。そんなこと絶対に許される事ではない。僕は兄弟達の為に我慢しなくてはならないのだ、だから涙なんか流している場合ではない。そう言い聞かせれば、息が続かない事もあり相手から離れなければと彼の服をぐいと引っ張って。 )
嬉しくない!え、モブボスにセクハラって…マジか。別に良いけど、ちゃんと助けてよ?( じ、/ あら )…は( ちら、ぽかん )
44:
おそ松 [×]
2016-01-10 22:47:20
...ってぇ。もうツンデレさんなんだからぁ。( うりうり / 懲りろ )ほら怒んないでよ、13話で大活躍だったシコ松君。( 手ひらひら / おい )
◆
んっ...ごめん。そんじゃ、行くぞ〜。
( 彼に服を引かれやっと正気に戻った。唇を離して名残惜しくも身体からも離れる。生理的な涙が意図的な涙か。彼の頬を伝うその涙を指で拭ってやればいつもと変わらぬ笑みを浮かべ緩んだ声音で告げると腕を引いて階段を降りていく。しまった、やりすぎた。己の本能のままに行動してしまったことを今更ながらに後悔をしてため息を吐いてしまう。未だに彼に対する特別な感情を伝えてもいないのによくもまあこんなにも独占欲丸出しな口づけが出来たものである。彼、チョロ松のことになるといつも歯止めがきかない。否自分でもやばいと思いつつきかなくなってしまう。高校時代のとき、一度会ったのだ、その典型的なことが。確か同じクラスの男子生徒だったろうか。彼奴は昔っから異性ではなく同性から好かれることが多かったような気がする。それでその男子生徒が彼に恋心を寄せているとそんなことを知ってしまった俺はチョロ松の靴箱にあった置手紙を勝手に読んで勝手にそこへ行ってまだ抑制も出来ない思春期だったからか赴くままに気絶するまで殴った。だってあからさまなアピールをしていて彼奴も嫌がってた。何しろ俺のものという意識が強くて周りに兄弟の一人もいない空間はストッパーがいないわけで心置きなく殴った、そんな黒歴史になり得る思い出がある。今はもうある程度年も食ったしこんな社会で生きているのだ、抑制くらいできるようにもなった。それなのに今回は抑えもきかせないで。加えて十年以上の片想いのこの気持ちも伝えていやしないのに。まあ背中に手を回されたときもしかしてとも期待したけれども。柄にもなく深く考えながら黒塗りの車へ向かいドアを開けようとすれば突っかかった。ああ、きっとまた閉め忘れて彼が閉めてくれたのか。こういう世話焼きなところも好きな理由の一つである。何故だかそれで緩んだ表情浮かべながら鍵を受け取れば車内へと乗り込んだ。勿論運転席に座るもなかなかエンジンを切るのが億劫である。誰が好き好んで己の好きな子を好きだという所謂恋敵とでもいうべきか。その相手の元へ仲良く二人揃って出向かなければならない。また自分はあのベタベタスキンシップを目前で拝まなければいけないのか。本当に今日という日は何の厄日であろうこと。でも仕事は仕事。そろそろ車を出さないと彼にも疑われてしまう。全く乗り気ではないが仕方のないことに渋々エンジンをかければおもむろに目的地を目指す。その片手間苛々を少しでも減らすように煙草を吹かし。)
おっし!これで心置きなくセクハラできるな!( ぴーす / てめぇ )...兄ちゃんを誰だと思ってんだ!お前大好きチート長男!松野おそ松だぞ!だから大丈夫、安心しろ。( にひっ )レイカのときもそうやってはしゃいでるお前のが何倍も可愛いと思った。( にへ / にゃーちゃんだって )
45:
チョロ松 [×]
2016-01-10 23:59:36
誰がツンデレだっ、絶対違う!( むす、/ )っあぁぁぁぁぁ…、くっそコラ長男てめぇ…!( べしっ、/ 頭はやめろ )
…ううん、大丈夫
( 唇が離れれば乱れた呼吸を整えようと大きく息を吸い込み。情けなくも頬伝う涙を拭おうとするも先に彼がそれを拭えば目を丸くし相手をぽかんと見つめ。いつも通り笑みを浮かべ腕を引かれれば引っ張られる様に着いていき。力が抜け手から落ちそうだった刀をぎゅ、と握りしめれば先程の事を思いだし薄く頬を染め。この気持ちには気づかれているのであろうか、いきなりあんな事されてしまっては期待してしまうではないか。ぶんぶんと首を左右に降りつつ階段を降りて。車の前に辿りつけばドアを開けようとするもそれがあかなかった事に気づけば、そういえば鍵を閉めていたのだと薄く笑み溢してしまい。彼に鍵を手渡しては助手席に乗り込み。はぁ、と小さく溜め息を溢せばなんだかまだ唇に何か触れている気がして指でゆっくりなぞってみる。相手が隣にいる事を思いだしハッとすれば手を膝の上に置きあからさまに焦った様に背筋をピンと伸ばして。それにしてもなかなか車が動かない、どうかしたのだろうか。ちらりと相手を見ればなんだか苛々している様で声を掛けるのも気が引けてしまい静かに車が動き出すのを待ち。ふと車が動きだせば相変わらず荒い運転だなぁなんて薄く笑いつつ窓の外眺め。煙草を蒸かす相手に「…体に悪いよ、おそ松兄さん」だなんて自分も喫煙者である身でありながらからかう様に口にしてみて。ふと自身の端末が震えれば何事かとジャケットから取りだし電源をいれ。メールが一通だけ届いているらしく、まさかとは思ったが恐る恐る開いてみれば予想通り。やはり例のボスからではないか。内容等読みたくもないが渋々目を通せば勿論君も来るよね?だなんてそんな一文。あぁ行ってますよ、というか今向かってますよ。全く面倒だ。怒りから危うく端末を握り潰しそうになったが、それを抑え小さく舌打ちして。隣の彼に内容を見せる訳にもいかず、それを削除すれば隠す様に電源を落としもう一度ポケットへ忍ばせ。全くあのボスの相手はなにより扱いが面倒である。というか一体いつの間に僕のアドレスを入手したのだ、そういえば以前勝手に端末を奪われた事があった気がする。本当に嫌だなぁ、なんて内心思いつつも此処から彼処迄そう時間は掛からない。もう直ぐにでも着いてしまう距離で、そんなことに絶望しつつも座席にもたれかかって。 )
おい、今何つった( じ、)…うわ、なんか怖い。まぁそれなら良いんだけどさ( はぁ、/ こら )にゃーちゃん( 半ギレ、にっこり / おい )っ、可愛くなくていい…( ふいっ、)
46:
おそ松 [×]
2016-01-11 00:40:37
ああ、そっか。チョロ松の場合はツンツンツンデレだな!( 手ぽん / 違う )いったいって!俺が馬鹿になるのはお前のせいだぁあ...うぅっ。( 頭抑え / ざまぁ )
◆
...吸わなきゃやってらんねーっての。
( 体内へ煙草の煙を吸い込めば隣の助手席へ座る彼の顔へ白い煙を吐き出す。愛しい人物へ煙草の煙を浴びせるのは今夜お前を抱く、とかそういった類の意味があるらしい。自分はそれをわかってわざとかけたがさてはて案外鈍感な鈍いところがある彼が気づいてくれるかどうかなどさも知れず。しかしこういうときに限って今朝のような渋滞が起こってくれやしない。止まりもせずにどんどんと車は目的地へと進んでいく。本来ならば嬉しいこの他ないことだろう。自分だって待つのは嫌いだ、こんな幸運があってたまるかと思いたいの山々なのだ。信号が赤色になり止まる度に渋滞になってくれないかとこのまま赤信号が続いてくれないかとただそれだけを懇願する。なるべく目的地へ着く時間を遅らせたくてならないし隣に座る愛くるしくて仕方がない彼を連れて行きたくない。もういっそこのまま二人で何処か遠くまで行ってしまおうかと思った。何処かの駅で降りてそのまま知らない街まで二人で行って。まあそんなことは考えるだけ。父のファミリーを受け継ぐのは皆が同意の上で自分。というかほぼ今もボス状態だが。作戦も指示も行うのは自分。自然と兄弟のことは自身がいなくたって大丈夫だろうと思った。自分は連れ去ることが出来ない。いろんなものを背負ってしまっている。でもきっとそれは彼も同じでもしかしたら自身よりも背負うものがあるかもしれないし。自分達が此処へ離れる理由はあまりにも小さすぎるだろうか。そんなことをふと思いながら走行しているとついに止まったのは目的地へ辿り着く前の最後の赤信号だった。この信号が青に変わってしまうと車内から降りてあの彼に汚い好意を寄せる彼奴の元へ嫌でも行かなくてはならなくなる。自分は別に害はない。ただヘラヘラ笑って報酬を受け取れば良いのだから。でも彼はチョロ松は違う。多分自身は金を受け取り次第何らかの理由付けをされて退室を強いられるだろう。その間に汚い手で彼へ触れるのだろう。想像しただけで、ああ、腹立たしい。苛々が収まらない。間違って出会った瞬間に撃ってしまうかもしれない。もう本当に今日は何かしたらただじゃおかないようにしてやろうかと考える間も無く車はすんなりと目的地へと着いてしまった。適当な場所へ車を停める。蒸していた煙草を吸い殻入れへと捨ててから身を乗り出して二度目の口づけを彼に落とした。苦い味がしてしまったら申し訳ない。かぷりと下唇を噛んでから唇を離す。マーキング、とでもいうように口角あげれば微笑み一足先に車内から降りた。彼も出たのを確認すれば建物の中へ進む。何人かとすれ違いながら目的の相手の部屋を二、三度ノックして顔を覗かせ「いやぁ、ご無沙汰っすー。」と笑みを浮かべる。彼は自身の背で護るように隠し。まあきっと相手にはいることなどばれているのだけれど。)
いいや、なにも。( しら / な訳 )信用してよー?格好良く助けちゃうから!( ウインクばち / ... )わあ、ドルヲタ怖ーい。( 両手上げ / 失礼 )俺、可愛いっていうのチョロちゃんだけの特別な言葉なんだけどなー。( ふふん )
47:
チョロ松 [×]
2016-01-11 02:12:10
それも違うって、なんだよその変な割合!( ぎゃん、)いや違うだろ、おそ松兄さんは生まれつきだろ( じと、/ は )
うわ、ちょっと馬鹿っ…けほっ
( いきなり煙を浴びせられればいきなりの事に咳き込んで煙のせいで涙ぐんでしまいきっ、と相手睨み付けては頬膨らませ。何度か信号にあたる度にこのまま停まってしまえば良いなぁだなんて考えてしまう。暫く連絡を取っていなかった為、何か言われる事は分かりきっており。なんて考えていればもう既に着いてしまっており思わずマジか、と呟いて。仕方ない、此処まで来てしまったのだから降りなければ。小さく溜め息をつけばふともう一度唇が重なり目を丸くして。突然の事で動揺を隠せず固まってしまい、しかも下唇を噛まれれば今まで感じたことのない痛みに体を揺らし。唇が離れたかと思えば微笑み浮かべる彼にぼん、と効果音がつきそうな程の勢いで顔を赤く染めあげ。暫く固まったままだったが彼が降りたと同時に唸り声もらしながら頭をわしゃわしゃと乱し。しかし髪がボサボサになってしまう事に気付けば直ぐに元に戻すように何度か撫で付け。刀を一度抱き締めては、覚悟したように自分の頬を軽く叩き。自分も車から降り、彼の後ろに着いて歩き時々すれちがう相手と目を合わせない様にわざとらしく下を向いて。とうとう着いてしまった彼奴のいる部屋だが、彼が躊躇いなく扉をノックし始めると大丈夫だと自分に言い聞かせ刀ぎゅっと握り貼り付けた様な笑みを浮かべ。彼奴に言われるがまま部屋に入れば後ろ手に扉を閉め嫌々ながらもそれを表にださぬ様彼の隣に並んではお久しぶりです、だなんて笑ってみせて。彼が少しばかり話をした後に報酬を受け取るのを後ろでぼんやり眺めていれば目の前で気持ち悪い笑みを浮かべる彼奴の隣に立つボディガードの様な男と目が合い睨まれた気がしてさっと視線逸らし。報酬を受け取り終えた彼が隣に戻ってくれば、さっさと帰らせてくれだなんて無意味にも祈願しつつ次の言葉にピクリと眉動かし。いつもならば何らかの理由をつけ長男である彼を一度退室させる様に動かすであろうが、今日は違ったのだ。なんの捻りもなくただ彼と話がしたいから少し部屋を出てはくれないか、だなんて口にし黒い笑みを浮かべ此方を見るそいつ。視線が合ってしまえば相手が相手だという理由で逸らすことが出来ずに困った様な笑みを浮かべて軽く会釈して。今コイツと二人きりになるのは嫌だ。なんだか嫌な予感しかしないのだ、どうしても避けたい。あんなに大丈夫だと自分に言い聞かせても、あんなに覚悟を決めて此処に来たというのにも関わらず今の彼奴の表情は自分にとって恐ろしい物であり。今まで何度容赦なく人の命を奪って来たんだ、何故こんな事で怯んでしまっているのだ。変な汗が背中を伝う感触が気持ち悪い。自然と刀を握る手が汗ばんでしまい、帰りたいと思ってしまう。こんなに人が怖いと思ったのはいつぶりだろうか。嫌だ、と。行かないで、と訴える様に隣にいる彼の服の裾を引っ張る。お願いだから一人にしないでくれと、こんなことならば先に以前持ち掛けられていた話をしていれば良かった。もっと早く連絡をしていれば良かった。頭によぎるのは後悔だけ、しかしこんなこと考えていても仕方がない。僕が撒いた種だ、自分でなんとかしなければ。もう一度最後の覚悟を決め、息を吸い込んでは「…勿論良いですよ。ちょっと二人にしてよ、ボス。」と彼に笑い掛ける。恐らく彼には作り笑いだという事は簡単に見抜かれてしまう、だからそれさえも隠す様に心の其処から笑ってみた。それでもきっと違和感しか感じないであろう、彼の裾をぎゅっと引っ張っているのにも関わらずこんなににっこりと笑っているのだ。なんて気持ちが悪い。先程端末を手にした際に、もしこんな事になればと想定して幸いにも彼宛にメモを残していた。心配いらないから先に帰ってて、とただ一文。袖口に隠していたおいたそれを、裾から手を離し彼のポケットへと忍ばせる。何かあれば、もしもの時に備えていた予備の端末がある。僕だってこれでもボスである彼の右腕なのだ、そう簡単には負ける事はない。大丈夫だから、安心してという意味を込めてもう一度彼を見ては微笑み浮かべほら、と。 )
嘘だ、絶対何か言ってた( じと、)…ん、じゃあちゃんと格好よく助けてね?ボス?( ふは、)ドルオタ言うなっ…っ、なんでだよっ!恥ずかしいからっ…( 視線きょろ、/ チェリー )
48:
おそ松 [×]
2016-01-11 19:02:00
まあ、良いじゃん。ツンデレ。可愛い可愛い。( にっ / ふふっ )いやそれお前らもだから!てかお前な!ちっせぇ頃は俺と一緒に悪ガキしてたくせに!( 指びし / 昔ね )
◆
えー、また俺仲間外れっすかー?...まあごゆっくり。
( 何が二人っきりだ。何が話がしたいだ。今すぐにでも殴りかかってもしくは撃ち抜いて顔がわからないくらいにぐちゃぐちゃにして微塵にも跡形が残らなくして燃やしてこの世から存在していたという事実を消してやりたい。マフィアさながら考えることは末恐ろしいと自分でも思ってしまった。そんな腹の底見せるわけにもいかず少しの皮肉を込めてからかうような言葉をかける。彼にはわかってしまっただろうか、こんな分かりやすい皮肉の言葉。まあ目の前のボス様は自身の言葉などどうでもよくすぐさまにでも二人きりになりたいだろうから気づきもしない。はぁ、と気づかれないようにため息を吐いて立ち上がろうと力を込めたとき、不意に何か掴まれたような気がして一度視線を落とす。己のコートの裾をチョロ松が掴んでいた。どこまでこいつは可愛いんだと悶えたい気持ち、このまま連れ去ってやりたいという気持ちが交差する。そのままあと数秒でも掴まれていたら手をひっつかんで走り出してしまうところだった。徐々に力が抜け名残惜しくその手が離れポケットに何か忍ばせられた。かさりと音がしてその正体がメモだということに気がつく。二人にたもされ自身は余儀なくこの部屋からの退室を強いられてしまった。仕方がない、一度彼の手を隠れるようにしてきゅっと握り立ち上がって渋々と退室しようと扉の方へ向かった。ドアノブに手をかけたところでわざとらしくあーっと大きな声を出して見せた。退室する際の最後の意地張り。くるりと振り返って何かを企んだ不敵な笑みを浮かべ「"俺の"チョロ松なんでちゃんと返してくださいね?」と言い放ちその扉から部屋の外へと踏み出した。相変わらず性格の悪い、特に俺のというところを強調するだなんて次男でもあるまいし何処の格好つけだ。むしゃくしゃしたままにすれ違う者からの挨拶も全く無視して車のある場所へまで移動した。もしかしたら彼の隣へ彼奴が座り込んだかもしれない。そこは俺の特等席だよというよう苛立ちを晴らすように転がる小石を蹴る。勢いよく転がって誰かの車へ当たった。もしかしたら肩とか抱き寄せてるかもしれない。ふざけんな、触れんじゃねぇ。乱雑に車の扉を開けた。それで、肩を抱き寄せたらうちに来ないとか言って断っても断らなくても押し倒すんだろうか、あのむかつく対象でしかない相手は。カッとなって苛立ち募るが所詮は想像だと落ち着くことにした。煙草を取り出そうとしてマナーモードにした端末に着信が入っていることに気がつく。出てみれば末弟のトド松からだ。さてはて、本部で問題でもあっただろうか。話に耳を傾ける。聞けば今日三男のジャケットのポケットに先日使った盗聴器が入りっぱなしだった、それでずっと電源入ってたから暇だし聞いてたんだけど、ねぇ、チョロ松兄さん何されてんの?と。百発百中、こういうときだけ当たって欲しくないのに。詳しく教えて貰えば自身が想像していた通りじゃないか。先ほどまで湧いていた明らかな苛つきではなく静かな怒りが浮かび上がる。末弟へと感謝をしてから再び車を降り、鍵も閉めずに同じ場所へと向かった。また怒られっかな、車閉めてないって。見張りでいるであろうものたちを無意味に撃つ。絶好調だ。ああ、だから俺のものだと念を押したのに。苛ついてるからこその浮かび上がる笑顔を見せつつ寄ってたかる彼奴の部下である者たちを物ともせずに撃ち抜いていけば目指すのは一室のみ。)
んー...セクハラするとか言ってモブを動かすのが苦手だったわ、俺。( けろ / 力不足 )だから俺が想像したこと全部されたと思ってちょーん。( ウインクきらっ / ... )
49:
チョロ松 [×]
2016-01-11 20:47:24
良くない!綺麗に終わらせようとするな!( びしっ、)いや、あれは…その、昔の事だろっ!昔の事だから関係ないっ( くわっ、/ それは違う )
…分かりました
( やめておけば良かった。彼が退室して間もなく、というより瞬時と言っても間違いではない。彼奴が立ち上がったかと思えば僕の隣に座り、いきなり肩を抱いてきた。まぁこの位ならまだ良いのだ、今までずっとこんな事され続けてきて慣れてしまっている。暫し沈黙が続いた、何か話題を振らなければならないだろうか。しかし話題と言えばあの話しかないだろう。だなんて頭の中でぐるぐる考え事をしていれば、ふと耳元で声が聞こえ思わず体が強ばってしまった。あぁ、やはりその話題ですよね。前回と全く同じ質問、苦笑いを浮かべ遠慮しますと一言。そいつも同様に笑みを浮かべれば、思った通りそう簡単にその話が終わる訳はなかった。もう何分位経っただろうか、何度断ってもうざったい程に同じ言葉を重ねてくる。もううんざりだ、何か理由をつけて退室しようか。不意に腰に手が回され、ヤバいと冷や汗が頬を伝う。やっぱりね。絶対そうだと思ったよ、僕がどれ程断っても何か策があるとでも言うように笑みを浮かべていた理由。それはもう明らかだったから。そいつは一言、君達の仲間がどうなっても良いの?と。逃げられなかった、そんな事言われてしまえばもう終わりではないか。正直、奴のファミリーに等行きたくもなかった。しかし考えてみれば流石に僕でも、兄弟の中で一番話の通じない五男でも分かるのではないだろうか。自分のせいで仲間に迷惑を掛ける訳にはいかない。結局そうなってしまった。まだ僕が断る様なら、きっと彼は僕達のファミリーとの縁を切るだろう。そうすればどうだ、そりゃあ目に見える通り抗争が起きる。コイツらには金もあるし権力だってある。僕達が負けてしまうだなんて目に見えた答えだ。だが、僕が此処で大人しく了承すればそんな事にはならなくてすむだろう。ぎゅっと握り拳を固め、ゆっくり顔を上げて隣のそいつに薄く貼り付けた笑みを向ける。ただ一言お世話になります、と。あぁ、終わった。こんな事が許されるのか、仲間達を切り捨てて良いのだろうか。しかし前から思っていた、恐らく僕一人いない位どうってことはない。だって彼等は強いから。だからもうこれで良いじゃないか、だって向こうから離れ此方のファミリーにいれば僕は必要とされるから。それならその方がいいと言い聞かせる。此方の道を選ぶ事が、僕にとっても仲間達にとっても良い選択だ。何度も何度もそう言い聞かせ、喜んでくれているのか目の前の新しいボスが口にする言葉すらも聞こえない。自然と無理して貼り付けていた笑みが、自分に対しての呆れた様な笑みに変わっていくのがわかった。結局僕はこる程の人間だと、なんだか自分を嘲笑いたくなった。なんて、感傷に浸っている間もなくいきなり反転する視界。目の前には彼の顔。状況を理解するのにそう時間は掛からなかった、そういう条件だったからね。抵抗出来ない。普通なら抵抗する筈だが、相手が相手だしこの間の約束も忘れていない。僕が此方のファミリーに入ったら、どんな事をされても抵抗してはいけない。逆に喜んでいろだなんて。意味分からない約束だったっけ。今更になって後悔した。既に頭が真っ白になって、今自分が何を考えているかすらわからなくなった。さぁ、これは僕の決めた事。目の辺りが熱くなってきた。それを抑える様に、ぎゅっと目を瞑っては覚悟を決める。すると不意に耳に入ってきた銃声。まさか、と思わず目を見開いた。一度聞こえた銃声は止むことなく、何度も何度も聞こえてくる。それが誰の手によるものかなんて嫌でも分かってしまう。本当に彼はタイミングが悪い。しかしもう遅い。目の前のそいつの言葉に耳を疑った、彼奴は敵だろ?なんてさ。鬼かこいつは、もう少し彼が動くのが早ければ。もう少し僕が答えをだすのを渋っていれば。彼を押し退けて立ち上がる、刀を握れば扉を見つめ小さく息を吐いた。まさかこんな日がくるとは、こんなの勝ち目はない。場合によっては、コイツを裏切ってしまえば良い。だがそれは今此方へ向かっているであろう、元自分のボスだった彼の考え次第。なんなら、僕は彼に終わらせられても構わない気がする。好きな人に殺されるなら、それもいい気がしてきた。というより、もう何もかもがどうでも良くなった気がして。扉が開くのを静かに待ちながら彼はどんな顔をするだろうか、なんて呑気にそんな事を考えて。)
はいはい、というかごめん。凄い展開になっちゃったよ、本当ごめんっ…( 深々、/ 土下座 )変えた方が良いなら教えて、直ぐに訂正するから。というか勝手に展開に暗くしちゃったから申し訳なくて…( 頬ぽり、/ 土下座 )もしこのままで大丈夫なら、後の展開には任せるよ。おそ松兄さんが命令してくれればそれに従うからさ( 苦笑、)
50:
おそ松 [×]
2016-01-11 22:36:36
あ、ばれた?( たはっ / クズ )根本的にはお前も変わってねぇはずだ!ほら、金儲けの悪戯なら乗るだろ?( 銭ポーズ / やめろ馬鹿 )
◆
あっちゃー、チョロ松そっちのもんになっちゃった感じですか?いやぁ、ひっじょーにキビシー。
( 殴りかかってきたやつはひとまず全員撃ってしまったはずだ。己の進む足も止められないなんて、数だけ寄せただけのファミリーかと唾を吐き出した。質より量を求めてるならそこらへんの奴でも勧誘しとけとでも言うように死体を蹴り転がしさっさと部屋まで歩進んだ。片手は銃で塞がれてるし先ほど蒸した煙草がもう片手に存在している。あまりにもほぼ本気で切れたに近い状態の己にとって下っ端相手など退屈にもほどがあった。銃を打ちながら煙草を吸えるくらいには暇があったわけである。そんなこんなでなんの可もなく不可もなくまるで散歩でもするように両手を塞ぎながらきた、手が使えない。なら足がある。力だけでなら次男が一番強いが力と技では己が一番強いと自画自賛している節があった。勢い込めれば難なくその扉を蹴り飛ばす。大きな破壊をした扉は見た目でもその質からも木ではなかった。誰にも咎められず、否咎めることができずに入室したその部屋で待ち受けていたのは刀を構える三男だった。どういう風の吹き回しか、なんとなく今までの状況の前半部を末弟に教えてもらったがため理解することはできる。向こう側についたんだろう。兄弟に迷惑かかるからとかそういう類の理由で。だからあまり動揺はしなかった。ふぅん、と鼻を鳴らして口から煙草を吐き出す。さてはて、自分の意思には無駄に固いところがある目の前の彼、チョロ松。よく言えば意思を貫き通すことが出来るそれでいて努力家だ。だが悪く言えば意地っ張りだろう。溜め込んででもそれをやり抜こうとする。そんな彼を取り戻すのは至難か、否そんなの自分には関係ない。だったら求めるままに自分のものにしてしまえ。暫しの沈黙。この部屋にいる誰もが話そうとはしなかった。憎いそいつはチョロ松の横にべったりで離れる気配を見せない。この距離なら頭を狙って撃つことができるが、何よりも綺麗な彼にそれだと嫌でも血が飛び散る。ならばやはり強引に自分らしく、振る舞えば良い。なんにせよこういう空気は嫌いだ。自分が支配している感じがしない。わざわざ向こう側を煽るような言葉を選び選んで自分から口を開いた。自身の持つ渾身のギャグも添えて。狙いは百発百中で勿論そのボス様は怒り出した。だけど君の言うことも一理ある、と。そうさ、彼はもう僕のものさ、と。潔く手を引きたまえ、と。だから、話の展開が見えていないのだろうか。この馬鹿なボスは。手を引けないからこうしてやってきちゃったんだろう。勿論取り戻すというか返してもらいに来た三男のほうへ制止の声も聞かずに歩み寄る。刀を取り出す前に引き寄せて片手でしっかりと抱き締め己の腕の中へ。喚くボスににっこり微笑めば「ばぁか、だからちゃんと返せって言ったろ。チョロ松は俺のもん。折角生かしてやったのに...まあ、また来世で。」と引き金を引いた。それから満足気な表情浮かべ腕の中の彼にちらりと視線向けるとシャツのボタンがいくつか取れている。舌打ちしてはそれを蹴り飛ばし大した役目を果たしてない自身のコートをかけて顔を覗き込んだ。今度は彼だけに向けて本心からの笑顔を浮かべる。頭を撫でながら「怖かったなー。ごめんごめん、遅くなっちゃって。」と。)
ううん、ぜんっぜん平気!なんか臨場感?っつーの?あって面白かった!( にぱっ )展開決めてないから面白いってのもあるだろう?だからお前は大正解だよ!よーしよし!( 頭わしゃ / 犬か )
51:
チョロ松 [×]
2016-01-11 23:14:45
ばれた?じゃねーよこのクソ長男っ( じと、)、っ…そ、それはしょうがないじゃんっ…( 視線きょろ、/ そんな事ない )
…ごめん、なさい
( ふと扉が蹴り倒されればどんなに身構えていても驚いてしまうもの。あんなに頑丈そうなのに一撃でっ、て。なんだか呑気に言葉を並べる目の前の彼に、何処か絶望と同時に安心感を覚えてしまい。どうしても彼には手を出したくない。かといって逆らえば彼奴は黙っていない筈。刀を抜くことが出来ずに二人の会話をぼーっと聞いていればふと此方に近付く彼。いきなりの事に思わず身構えてしまうも抱き締められればえ、と間抜けな声をもらし硬直して。あぁ、この長男は何処まで僕の邪魔をするのだろう。何処までタイミング悪く、こうも手出し出来ない行動を取ってしまうのだろう。しかも俺のもの、だなんて聞いてしまえば一瞬頭が真っ白になった。そういえば先程も同じ事を言っていた気がする。このまま彼の腕の中にいても良いのだろうか、しかしこのままでは彼は確実に彼奴を撃つだろう。そうなってしまえばどうだ、僕のせいできっと大変な事になる。それだけは阻止しなければ、となんとか腕から抜ける様にじたばたと暴れるもやはり抜け出す事は出来ず。彼は自分より遥かに力が強い。脚に関してはともかく、腕や他の事に関しては自分とは比べ物にならない。どうする事も出来ずにぎゅっと目を瞑ればタイミング良く聞こえた、聞き慣れた乾いた音。終わった。僕のせいで、自分が不甲斐ないばかりに恐れていた事が現実になってしまった。それと同時に安心すら覚えてしまった。これでは他の兄弟たちに合わせる顔も、ましてや目の前の長男に何と言えば良いかも分からない。呆然と立ち尽くしていれば、自分のコートを掛けて此方を覗きこんできた目の前彼に目を丸くして。話したくとも声が出ず、ただ何か言われるのではないかと恐怖で体が震える。不意に今まで何度も見てきた様な明るい笑み向けられればふっ、と体から力が抜けてしまい手から刀が滑り落ちた。頭を撫でられれば最後、何かが崩れたかの様に先程から堪えていた涙がとめどなく頬を伝い。相手にすがりつく様に抱きついては何度も何度もごめんなさい、と謝罪の言葉を口から溢して。あぁ、なんてだらしない。この歳にもなって、こんな世界で生きていたのにも関わらずこんな姿を見せるだなんて格好悪い。一度彼等を裏切ってしまったこと、彼の前に立ちはだかったこと、自分のせいでこのファミリーとの縁を切ってしまったこと。謝らなければならない事が沢山ある、自分でも歯止めが効かない程にぷつりと切れてしまったそれは収まることなく。そのままその場に崩れ落ちてしまえば、地面に膝と手を着いて。何度も何度も謝罪の言葉と嗚咽をもらし、子供の様に泣きじゃくって。)
はぁ、良かった…凄い事になっちゃったから心配してさ( ほっ、)うわ、髪が乱れるっ( あわあわ、/ 素直になれ )
52:
おそ松 [×]
2016-01-12 00:13:38
いやはや、これが今流行りのテヘペロってやつですか?( てへっ / もう古いから )ねぇ?ほらほら、楽にお金稼いでみなぁい?( にたにた / 悪い顔 )
◆
またトド松に色仕掛けでも頼めばほいほいボス様なんて釣れるしどっちにしろ俺が潰しちゃったから、大丈夫って。
( 泣き崩れてしまう彼を追うように自分も屈んで膝をつき抱き締めてやった。昔今では面影もなくむしろありえないとまで言うほどに泣き虫だった五男の十四松に母から教えてもらい、母のいなかった際に自分がよくやっていたことである。抱き締めてやったら背中をぽんぽんしてやるとそれに合わせて呼吸をしようとするからだんだんと泣き止むらしい。それに加えて自分特有の慰めの言葉も忘れなかった。この会話はきっと彼のポケットの中の盗聴器で筒抜だろうから、きっとネタにされた彼奴は怒っているだろうな。まあそれは後で謝ればいいし、まぎれもない事実。彼の確かな情報と魅惑の色仕掛けは面白いくらいにこの世界のお偉いさんたちに定評があるらしいから。そのため困ることなど何もないし逆に清々しているくらいだった。邪魔なやつは消えたしこれで当分チョロ松に手を出すやつはいなくなる。うちの三男に手出したらこうなりますよ、とトド松に情報広めとくように報告もするつもりだ。それにこんな奴よりももっと権力のあるもっと金持ちなファミリーと手を組めばなんの問題もないだろう。もしかしたらここのファミリーを潰したことで手を組んで欲しいと言い寄ってくるかもしれないし。そのときはそのときに臨機応変に対応すれば良い、今回も己の行動に後悔は微塵もない。もともと報酬はもらってあったし潰すこともできたしこれが俗に言う一石二鳥ってやつだ。だから自分のせいにするなと言うように何度も何度も大丈夫を繰り返して背中をさすってやった。いつぶりだろうか、こんな大声で泣く彼を見たのは。もうずっと一緒に過ごしているのになかなか泣かなかったから泣き顔も泣き声も記憶にあるのはいつも十四松だ。昔から悪巧みだけは得意だった自分の隣をいつも一緒について回ってくれたのはチョロ松だった。何をするのも悪戯するのも、今となっては仕事をする上では自身の右腕とも呼べる。そんな彼の涙を人差し指でまた拭ってやった。次から次へと零れ落ちるのを拭う。彼の涙が止まってくれるまでこうしようと思った。頬を染めるのも泣かすのも触れるのも自分だけで十分であろうに。涙を拭いながらふと思う。そういえば今はこんな場所ではあるが二人っきりの空間。他の兄弟は誰もいない。まあトド松は聴いてるかどうかになるが飽きて聴いてないを望もう。それにそろそろ潮時だ。もう十年以上の恋心をどう隠そう。口づけもしたし当の本人は意味など全く気がついてないが煙草も顔に吹きかけた。ほらもっと彼の心の中、俺でいっぱいにしてやろうぜ、と悪魔の自分と天使の自分が同じことを言ってるような気がする。てかお前ら天使と悪魔なんだから同じこと言うなよと思うが、まあ事実だ。有言実行、本当に俺のもんにしちゃおうか。ぽんぽんと慰める手は止めずにそっと優しく語りかける。「俺ねー、チョロちゃんのこと愛してるのよ。ね、だからさ。俺の隣あげるからお前の隣俺にちょーだい。」と最後にはお得意の歯を見せにかっと明るい長男スマイルを浮かべ。)
うん、すごい事になってすごい面白かった!チョロ松天才かと思ったけど、あれか。お前は女神だったな。( うんうん / はて )っお!アホ毛出た!俺とお揃い!( 指差しくす / おま原因 )
53:
チョロ松 [×]
2016-01-12 01:08:56
いや流行ってないから、寧ろ古いから( 首ぶんぶん、)っ、な、内容によっては…( しらー、/ おい )
…僕の、隣…?
( 自分と同じ高さになる様にか、それとも違うのか。理由はともあれ自分を抱き締めて大丈夫だと口にする彼に、しがみつく様に身を寄せる。背中をぽんぽんと何度も軽く叩かれれば、なんだか母親にそうされている様な気がして更に涙が止まらなくなる。彼のお陰かなんなのか、暫くすれば呼吸が落ち着いてきたし涙も渇れかけた様だ。少しだけ相手から離れれば、彼の冗談混じりに口にされた言葉にトド松が怒るよ、なんて薄く笑ってみせて。しかしきっと今顔は涙でぐちゃぐちゃであろうし、目も赤くなってしまっただろうか。相手の服を掴んだまま小さくもう一度ごめんなさい、と呟いた。彼は許してくれた。それも軽く、冗談も交えて。なんて格好いいんだろう、これが自分の憧れていた唯一の存在である。しかしもう彼の様にはなれないなぁ、なんて少し寂しそうに笑みを浮かべ。不意に耳に入った彼の言葉に、思わず目を見開き彼を見上げる様に首を上へ向ける。歯を見せてにっかりと微笑む彼、その彼が口にした言葉。今、確かに愛してると言った。それも恐らく僕にであろう。あぁ、これ程幸せな事があって良いのか。初めの内は何の事だか理解出来ずに口をぱくぱくさせていたが、正気に戻れば渇れかけていた涙がもう一度頬を伝う。さっきのせいで涙腺が緩くなっているのかも知れない、なんて情けないのだろう。彼の笑顔に答える様に精一杯作った明るい笑顔を向け、「…うん、あげる。おそ松兄さんが欲しいのなら、何でもあげる…僕も、おそ松兄さんが大好きだから」となるべく明るい声色で。もう十数年伝えきれなかったこの想いを、まさかこのタイミングで告白するだなんて思ってもいなかった。こんなに嬉しいと思ったのは、一体何年ぶりか。彼の背に手を回し、飛びつく勢いで彼に抱きついては胸辺りにぐりぐりと額を擦りつける。今は二人だけだし、何より彼の気持ちも聞くことが出来たからこの位別に良いだろう。僕は世界一恵まれているのかも知れない。優しい父と母の間に生まれて、六つ子である兄弟達は自分の事を大切にしてくれて。何より長男である彼に愛してる、なんて声を掛けられて。もしそれが嘘だとしても構わない、それ程嬉しくて嬉しくて。小さい頃からずっと彼に着いてきた。それも隣を独占しているかの様に、毎日一緒に悪さして。それでも彼に着いていくのは楽しかった。もしかしたら、その頃から僕は彼が好きだったのかも知れない。絶対に伝える事はないだろうと思っていた気持ちを伝えられた事に嬉しさを感じ、小さくありがとうと呟いては相手を見上げにっこりと笑みを浮かべ。)
面白かったなら良かった( にへら、)て、天才は言い過ぎ…って待って!女神じゃないっ、あれは忘れて!( あたふた、/ あれか )え、折角隠してたのにっ…はぁ、お揃いって( むす、)…じゃあはい、これでお揃いじゃない( 頭軽く叩きアホ毛抑え、/ こら )
54:
おそ松 [×]
2016-01-12 22:52:15
うんうん、テヘペロもモノにしちゃうなんて流石俺。( こくこく / どこから )ほら...また末弟様がパチンコ勝ったってよ?( こそ / 悪人面 )
◆
...っと。やばい、俺今超幸せー。
( 腰を屈めてしゃがみ込み抱き締めたり撫でたりしていたためか突然の反動に抗うことができずそのまま後ろへ尻餅をつき。しかししっかりと彼は受け止める。そして受け止めればこちらからもめいいっぱい、苦しくないくらいに力を込めて愛情を表すかのようにきつく強く抱き締めてやった。いつも以上に素直な彼の一つひとつの行動に幸せを噛み締めると自然とそんな言葉が口から出て、こぼれ落としのないようにゆっくりと呑み込んでいく。彼からの言葉で彼の笑顔で最高の返事をもらっただけでも充分なのに、まさかの抱擁と額を擦り付けてくるおまけまでついてくるとはまさにこれを俺得だの自得だのいうのであろう。胸いっぱいに広がる幸せを感じまた優しく梳くように指に髪を絡めながら撫でて。相変わらずなんの手入れもしていないというこの黒髪は艶めきを一切失わないし、同じ遺伝子からできているはずなのに毛先の傷みも髪特有のパサつきも全く感じられなかった。まるで絹糸に触れているようだと言ったら大袈裟だろうか、でもそのくらい例えたくなるほどに触り心地は最高である。それから流れるようにして指を滑らせると今度は頬に触れた。白くて滑らかで朱がよく映えるような肌白さ。そして再び指を滑らせて今度は瞳らへんに触れてみる。自分よりも少しだけ小さな瞳に下がり気味の眉が目に映った。何もかも好きになってしまえば愛おしく映るものか、もとより瞳の大きさはあまり気にしないタイプではあるがこればかりは美しいと思うし困ったように垂れ下がった眉ももっと困らせたくなってしまう。瞳をしばらく合わせて、微笑んでから目を離した。次に触れるのは最後に残しておいた一番艶やかで触れたくて触れたくて仕方のなかった、唇。顎を持ち上げるように指を滑らせ今度は親指で触れた。唇など女性に比べれば全く気にしないところである。乾燥してしまったのか、かさつきがあるがそれがまたなんとも言えぬくらいにそそられた。思う存分に唇に触れ撫で終えればふと瞳と瞳がぶつかり合う。暫くその綺麗な瞳を見つめておもむろに口を開いた。「...っはは、ねぇ、ちゅーしていい?」口調こそヘラヘラとふざけたようだが頭の中では葛藤が起きている。それほどに今は目の前の彼が欲しくて欲しくてたまらず。)
え、可愛かったよ、チョロ松。俺的にはやっぱり食べられるほうの阿修羅像がいいと思うんだよなぁ。( うむ / やめたげてよ )っう、わ。( きゅうううん / 何がきた )これだから!これだからお前はずるい!本当よくない!お前のそういうの本当よくない!( だんだん / お静かに )
55:
チョロ松 [×]
2016-01-13 00:01:56
ちょっ、意味わかんねぇし!テヘペロは物じゃねぇし!( ずびしぃ、/ 流石 ) へぇ…それ、マジ…?( じ、/ 乗り気か )
っ…うん、良いよ
( なんだか彼は可愛いというよりは格好いい、という方がしっくりくるだろう。勢い良く抱きついてしまった為か尻餅を着く彼。少し心配になるも、それでも幸せだと笑ってくれる彼が本当に愛しい。ふと髪に彼の細い指が触れれば、心地よくて静かに瞳を閉じ。こんなことならばもう少し手入れしていれば良かったか、しかしこれでも自分は男だし末弟ではあるまいし。優しく髪を撫でる彼の指が、そのまま頬に滑る様に触れればぴくりと肩を揺らし。少しくすぐったいが、それでも嫌な気がしないのは相手が彼だからだろう。お返し、と言わんばかりに彼の頬に触れてみる。柔らかくて、思わず摘まんでしまいそうな程だったがそれを抑え撫でるだけ。今度彼が眠っている間に少しだけ摘まんでみようか。あんなに力が強く、誰よりも強気でリーダーシップが得意な彼の頬がこんなに柔らかいとは思っていなかった。意外な部分を知れた事に薄く笑みを浮かべ手を離し。すると同時に彼の指が次は瞳の辺りに触れる。なんだか焦らされている様な手付きに、触れられる度に肩を揺らしてしまう。視線が交じり合えば逸らす訳にもいかず、段々熱くなっていく頬が赤く染まりはしないかと心配しながら。不意に微笑まれれば思わずクラッとしてしまう。今そんな顔で笑い掛けられたら、もっと触れられたくなってしまうではないか。もう限界だとぎゅ、と目を瞑り。するとまた下に指が滑っていく。顎を持ち上げる様に、唇に彼の指が触れては必死に理性を保つ様に握り拳を固め。何度も唇をなぞられればその度に我慢が効かなくなりそうで視線を泳がせる。ふと視線がぶつかってしまえば目を離す事が出来ずに硬直し。次の言葉を耳にすれば、無意識にも体が反応してしまう。何処かへらへらしていて何時もの調子で言葉を紡ぐ彼だが、瞳はじっと此方を見つめており。暫し黙りこむも、ゆっくり唇を開けば良いよ、と静かに微笑んでみせて。まだ彼に触れていたい、僕だってあんなに焦らされる様に顔をなぞる指に耐えきった。少し位御褒美を貰っても良いだろう。それにしても、今更だがこの場面を見られているか。会話を聞かれているか、なんて心配になってしまう。まぁ誰もいる訳は無いのだが、チラリと部屋内を見渡して。もし誰かが聞いていたら、誰かに見られていたら。それが兄弟だった場合、僕のたち位置が危ない。こんなに彼に対してはデレデレなのか、なんて問い掛けられればおしまいだ。四男や末弟にでも聞かれてみろ、一生からかわれるに違いない。まぁそんな事は有り得ないだろう。今は少しでも長く彼に甘えていたい。子供が母親に構って貰いたい時の様な感覚。懐かしい気もするが、あんまり母の事は好きじゃなかった気がする。彼の服の裾をくい、と引っ張っては緩く笑みを浮かべて。)
っああ、言うなっ!やめてっ!( 首ぶんぶん、/黒歴史 )?!っちょ、いきなりどうしたの…?( びく、ぽかーん / 鈍感 )
56:
おそ松 [×]
2016-01-13 22:00:53
いや、今さっき俺のもんになりましたー。( 腕組みうむ / は? )あ、やっぱり出動しちゃう?パチンコ警察出動しちゃう?( くふふっ / 活き活き )
◆
...んっ。
( 彼の愛くるしくて仕方のない瞳に吸い込まれるようにして唇を重ねた。本日二度目の口づけである。あの時、己の衝動で口付けたときは貪ることに夢中だったため気づかなかったが彼の唇は想像以上に柔らかい。女性とこそ口づけなどしたことは数えるほどしかないが今までの誰よりももっと味わいたいと思わせるほどだった。まあ唇を合わせるだけのメルヘンなもので終わるはずもなく、すぐに上唇を食むようにして角度を変えながら求めていく。そうすれば薄く開いたわずかな唇の隙間に舌を捻じ込ませて口内へ舌を進入させた。彼の舌が逃げてしまう前に捕まえて唾液を送るようにねっとりと舌を絡ま、何度か繰り返してから次は上顎をなぞって歯列をなぞる。それはまるで彼が自分で満たされるように、自分でしか満たされないようにするための表れとも思えるほど。ちらりと彼のほうを伺うと細くて白い首が目に入った。酷く赤が似合いそうだと以前思ったような気がする。映やしてみようか、その首筋に。名残惜しくも唇から離れ、一度舐め上げてから下へとずれる。首元に顔を寄せれば首筋を舌でなぞってから、吸い付いてみる。見事に赤い華、己の所有物という証がつく。満足気に微笑んでからもう一度その痕のある部分へと噛みついた。歯型を残す勢い、少々鉄の味がするのは少し強く噛みすぎて血が出てしまったか。己のつけた痕が如何なものかと確認するも血はほんの少しだけ。唇が切れたときに鉄の味がするような気もしなくない程度だ。後でどうにかなるか、と適当に済ませては今度は鎖骨のところへ唇を寄せ、口付ける。一体、いくつ痕をつけるつもりか。痕の数は独占欲の強さだと聞く。あながちそれも間違っていないだろうと思いながらに再び鎖骨へと吸い付いて。)
ええー、だって女神チョロ松可愛かったもん。いいじゃんよ、恥ずかしくないって。( ははは / お前はな )お前が可愛すぎて悶えているだけ。( 両手で顔覆い / ぐぬぬ )
57:
チョロ松 [×]
2016-01-13 23:05:19
待て待て待てっ、ちょっと勝手におそ松兄さんの物にすんなよっ( ぎゃあぎゃあ、/ 煩 )よし、出動しよう。…後でね( ふむ、指ぴん / は )
っ、あっ…
( 本日何度目か、唇が重なればぎゅっと目を瞑り。先程酷く動揺しており感触等感じる暇もなかった気がする。だからこそ、此方からも求める様にずいと顔を近付けた。彼の性格からは予想出来ない程柔らかい唇、心地よくて自然と体から力が抜けていく様な変な感覚。何度も何度も角度が変えられて、唇が少しだけ離れた隙に僅かだが酸素を取り込む。自分に負担が掛からない様に、彼のペースに合わせる様に。しかしそれこそ彼のペースであるが為に彼は自分のタイミングで息を吸っているのだろうが、それが分からず上手く呼吸をする事が出来ない。我が家の四男ではないが、唇を重ねる度に呼吸が乱れて苦しくて堪らなくなるのも、暫くすればそれさえも気持ちよく感じてしまう。それが彼の行動による事であれば、もっと苦しませて欲しいだなんて可笑しな事を考えてしまう。ふと唇の隙間から進入した彼の舌が、自分の舌を逃がさないとでもいう様に絡めてくる。同時に生暖かくてぬるりとした彼の唾液が移る様に此方にくれば此方からも求める様に唇を絡めて。それから貪る様に自分の口内をかき回していく舌に、感じた事のない気持ちよさを感じてしまえば何度か意識が飛びかけるも彼の服の裾を握りその度なんとか持ち直して。ふと唇が離れれば、とろんとした瞳で何処か遠くを呆然と見つめつつ上手く呼吸をする為酸素を取り込んでは吐きだして。だらしなく開いた口から垂れるどちらの物かすら分からない唾液を拭う力すらなく彼の服の裾を握っていた手をするりと離し。しかし気が付けば首筋辺りにざらりとした柔らかい物が触れ、感じた事のない感覚にびくりと体が反応する。なんとか必死に声を押し殺し、声がもれない様に。しかしチクリとした痛みに思わず小さく声をあげて。痛みの理由を理解するのにそう時間は掛からなかったが朦朧とした意識の中、彼の付けた痕が残るのは良いのだがその辺りにつけられてしまっては隠し様がないだろう。それはヤバイ、と彼の肩辺りを押す様に力を込めるも先程とは違った痛みに悲鳴を溢しびくりと体を揺らし。噛みつかれたという事は直ぐ分かったのだが他の部位ならともかく首筋に噛みつかれた事なんて今まで一度もなくずきずきと残る鋭い痛みに眉をしかめる。血は出ただろうか、どうせなら血が流れだす位強く噛みついて欲しいなんて願望が出来て。どうしたんだ僕は変態なのか、自問自答するも結局はそうなのかも知れないなんて結論に辿りついてしまい。不意に唇が離れたかと思えば今度は鎖骨に柔らかい物が触れる。其処は駄目だ、絶対に痛い。少しの恐怖心と混ざって期待がうまれもう何がなんだか分からなくなってしまう。再び感じた小さな痛みにまた肩を揺らすも、訴える様に彼の背の辺りの服を引っ張ればほぼ無意識に自分の欲のまま「っねぇ、もっと強く…、」なんて呟いて。)
もう忘れて、あれは十四松が…( うあぁ、/頭ぶんぶん )恥ずかしいよっ!それ言うならっ、おそ松兄さんだって一松に追い返されてたじゃんっ!なんだよあの上目遣いっ( ぎゃん、/ 可愛かったよ )っ…なんか恥ずかしいからっ…あぁもうっ、じゃあ逸そもっと悶えてろ馬鹿っ( ぎゅう、/ あら )
58:
おそ松 [×]
2016-01-14 22:18:37
チョロ松、悪りぃ!まじごめん!今日と明日はすっげぇ忙しいらしくて。あ、俺がじゃないよ?後ろがだよ?( 背後クイクイ / 申し訳ない )まあそんなこんなで返事できんの明後日になっちまいそうなんだけど必ず返事すっから!だからちょーっと待ってて欲しいんだよ。本当悪りぃ!ごめん!( 両手合わせ / ごめんごめん )
59:
チョロ松 [×]
2016-01-14 23:39:28
え、忙しいならわざわざ教えてくれなくて良かったのに( あわわ )でも連絡ありがと、全然大丈夫だよ。ちゃんとのんびり待ってるから安心してよ、僕も少しこの月は返信が遅くなっちゃう事が多いかも知れないからさ( 頬ぽり / 謝っ )気にしなくて良いからね、あと体調には気を付けなよ?( にっ / オカンか )
60:
おそ松 [×]
2016-01-16 18:10:10
いやっほーい!やっと自由だぜ!忙しいけど全部終わらせてきたからしばらくは暇になるだろ、待たせて悪りぃ。( 頭わしゃ / にぱっ )でも待っててくれてありがとう。だーい好き、チョロ松!( ぎゅむ / にへっ )
◆
...っはは、仰せのままに。
( 蕩けた瞳と火照った頬。それを作り上げたのは全て自分だと思うとひどく興奮した。嗚呼、これほど良い表情をするならば大事にしすぎずとっとと手を出しておけばよかったのではないだろうか。そうすれば変な虫が付くこともないし自分が予防線を張ることだって出来たはず。何はともあれ結ばれることができたから今更どうこう考えるつもりはないが、もっと前から恋人やら甘い関係になっていたら艶やかで色めき立つ表情を観れていたかと思うと少しばかり惜しい気もした。そんなことを思いつつ鎖骨に吸い付いていれば何かに引っ張られる感覚がありまぎれもない彼からの合図にどうしたものかと顔を上げ首を傾げる。口の端から垂れるどちらかの唾液さえ色っぽさを演出していて自分の興奮剤になり得なかった。指で拭って自分で舐めとって、彼からの言葉を待っていた。さてはて思い返してみればきっと彼は口づけしたのは自分が初めてのはず。先ほどの己の本能のままに奪った口づけが初めてで、車内での口づけが2度目。そして今のは3度目の口づけだ。確かに艶っぽい表情をすると思ってはいたが、これまでとは。3度目の口づけにもかかわらずドロドロに溶けてくれるなど自得でしかない彼を良いことに噛み付いたり吸い付いていたりしていたがまさか求められるなんて思ってもおらずにかけられた言葉には情けなくも呆然としてしまい数秒の沈黙が訪れる。まあ可愛い可愛い己の恋人様の言うことに従わないはずがないだろう。それを行動で伝えるように遠慮もなしにがり、と痛々しい音を立てながらに噛み付き。鎖骨に噛み付いた痕がくっきりと残れば満足そうにそれを舐め上げ。)
やだ、チョロちゃん俺の体調まで心配してくれるとかなに。結婚する?お嫁においで?( こくり / は )とりあえず疲れてはいるけど今日からまたチョロちゃんに会えるから今はめちゃめちゃ元気でーす!( にひっ / ぴーす )
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