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1対1のなりきりチャット
自分のトピックを作る
■:
И [×]
2015-12-09 23:54:59
「 綺麗 」
それは寂しさ
「 邪魔だ 」
それは強がり
背伸びをして、怖気付いて
ただ不器用なだけだったんだ。
『 だから、どうか神様
救ってあげてください 』
1:
И [×]
2015-12-10 00:38:06
□小話
----------
まず初めに、私の事はИと名乗っておこう
この家に生まれた純血の者だ。
時は現代---東京。
喧騒渦巻く都心から離れた郊外の森の奥に
大きな和風平屋の邸が見えてくる。
周りを立派な門に囲まれその威厳を示し、
庭には立派な日本庭園が広がっており、
四季折々の草花が出迎えてくれる。
そんな邸に住まう家系ははるか昔より、
日本の裏で支えべく動いている影の家系。
汚れ仕事等を請け負ってきた所謂----
悪の家系。
古い書物を漁ると、昔に妖…鬼を退治
した事から強さを持ち始めたらしい。
時代が流れるにつれ汚れ仕事は減ったが、
政治などに強い発言力を持っており、
重鎮としてあり続けている。
家系の名は『黒崎』。
そんな黒崎家は跡取り問題が勃発していた。
代々、女が代を継ぐことになるのがしきたり
先代、母が私を身篭った時現十六代目当主は
私になるはずであったが私は男であった
男は当主にはなれない、それが黒崎家。
生まれた私は何不自由なく育てられ
母は跡取りが居ないために十五代目当主
として立派に責務に努めていた。
男が生まれ跡取りが見つからないのは
稀なことではない。何度かあるのだ。
私も嫁を貰い受け、数年後嫁が身篭った
娘だと信じたが----生まれ子は男だった。
二代にも渡り当主となる子がいないのは
一族の恥だと、嫁は追い払われた。
私はそれに耐え切れず、息子を連れて
同じく家を出ていこうとしたが
息子は置いていけと言われ逆らえず
息子は置いて家を出た----
----------
それから数十年が過ぎて
あの置いていかれた子供は
忌み子とされた。
強い力と恐ろしい程の回復力、
黄金色の目に小さく覗く犬歯。
『鬼の子、忌み子----』
一族の強さの起源である
鬼の再来とされた。
畏怖の念と好奇な眼差し、
表に出してもらえず鳥籠で暮らす日々
それから数年後、
養子を貰うことになった。
また同じ事が繰り返さぬように
養子を取りその子を跡取りにすると。
拾われ連れてこられたのはまだ幼子、
まだ六歳の無邪気さ。
しかしそんなものは必要ない。
厳しく育てられ、幼子にしては
似合わない妙に大人じみたそれに
それに育てられた。
接点など殆ど無かったはずなのに
綻びはさらに糸を保釣らせた。
2:
И [×]
2015-12-10 00:46:02
□他
◻上級者向け
◻長文推奨(200文字~)
◻ストーリー
シリアス、恋愛、時にギャグ重視
◻バットエンド
◻展開等相談しあえる
---------
『化け物』×『幼子』
悲恋ストーリー
募集しました
お相手様↓
>>14071/さんかきぼう様
---------
遅くなりましたがトピ立て終了
致しました。
お相手様のpfを提出してもらい次第、
主の方のpfも提出致します。
↓pf参考/幼子
名前:(苗字は黒崎)
読み:
年齢:(六または七)
身長:
容姿:
性格:
備考:
3:
14071 [×]
2015-12-10 12:30:49
確認が遅くなってしまい申し訳ありません。
募集板でお声掛けさせていただいた、さんかきぼうです。
素敵な小噺と共に、トピ立て有難う御座います。
ストーリーは当Cが養子として連れて来られてすぐの場面から開始になるでしょうか。
厳しい指導により性格が変容するようですので、PF作成にあたり確認させて頂きたく思います。
また容姿や性格、身の上の事などで指定や優遇設定などがありましたら教えて下さい。
4:
И [×]
2015-12-10 13:13:22
こちらこそトピ立ての方が遅くなってしまい申し訳ありませんでした。何とか完成したもののなんだか不備だらけのようにも感じて不甲斐ないですが…
始まり方としては養子として連れてこられて少し経過してからが嬉しいです。今までの環境の違いに戸惑い、厳しい育てにも耐えている…けれど周りは跡取りとして恭しく扱う…そんな中での始まりが宜しいかと。
接点の仕方と致しましては悩みながらも楽しさを見出そうとしている、でも上手くいかないと泣いている…時など如何でしょうか。
また設定に関しましては、幼さはまだ残しつつも大人びたような背伸びをするよう育てられている。
マセているわけではありませんが、その中でも年相応の子供さはまだ忘れていない。
上記のような事がだいたい残っていれば他は自由に作ってくれて構いません。
説明の方が下手くそで大変申し訳ありませんがもしご不明な所がありましたらまたお申し付けください。
より良いトピにできるよう努めてまいります。
5:
14071 [×]
2015-12-10 14:00:41
名前:黒崎真澄
読み:くろさきますみ
年齢:六歳
身長:百七cm
容姿:細く艶やかな黒漆色の髪は生まれてから片手で数える程度にしか切った事がなく、背を隠すほどに長い。前髪は眉上で切り揃えている。瞳の色は黒めの焦茶色。ふっくらとした丸い頬や小さな鼻と唇、興味を惹くものを見ると瞬きの増えるぱっちりとした二重瞼の目など、顔立ちは年相応の幼さを感じさせる。背丈は平均よりも少々小柄で、ストレスにより体重は減少気味。服装は買い与えられたものを着用。
性格:元来は活発な性格だったが、日々の教えにより落ち着きと年齢不相応な洞察力を持ち合わせるようになった。人の表情を見て自分に何を求めているかを察知して振る舞う事も。"次期当主"に相応しい静々とした行動を努めている。その実、好奇心旺盛で人目のないところでは格式張った作法は止め、無邪気な言動をとる。知識を得る事の喜びや若い女中から内緒で貰った甘いお菓子など、窮屈な生活の中にある小さな喜びや幸福を感受し、何事も良い方に考えて心を保っている。
備考:両親からの愛情に包まれて伸び伸びと育ってきたため、突然の環境の変化に戸惑いを隠せない。しかし幻滅され不要とされる事を恐れており、周囲の期待に応えるための努力は惜しまず、強いられた未来に疑問を覚える暇もなく日々奮闘中。厳しい指導の間には感情を抑えつけ、公の場では笑顔を絶やさず隙を見せないように愛想を振りまく事も本能的に理解して行うようになる。甘いものと可愛らしいもの、何より外で遊ぶことが好き。
6:
14071 [×]
2015-12-10 14:05:59
始まり方や設定に関する質問に答えて下さって有難う御座います。
いえいえ、とても分かりやすい説明で感謝しております!
此方の理解力不足で色々とお聞きする事もあると思いますが、宜しくお願いします。
解釈が甘いかもしれませんが、PFを作成致しましたので一度お目通しをお願いします。
不備や主様の理想と程遠いものでしたら、修正致しますので何なりと仰って下さいね。
7:
И [×]
2015-12-10 14:34:39
とても可愛らしい幼子が出てきて当方驚きを隠しきれませんがありがとうございます。素敵過ぎてなぜバットエンドにしてしまったのかと今更長後悔していますが奥歯を噛み締めて頑張ります。
不備等見当たりません、幼さのまだ残る可愛らしい性格、それを隠したような大人びたような容姿はぴたりと想像と合います。
ありがとうございます。ありがとうございます。
最後は見えていますが素敵なトピにできるように努めてまいりますので、何なりとお申し付けください。
こちらのpfも提出致します後にロルの提出をお願い致します。
8:
И [×]
2015-12-10 15:11:21
名前:黒崎臣
読み:くろさき じん
年齢:二十六歳
身長:百八六cm
容姿:指通りの良い黒髪は襟足が肩につく程度、横の髪は顎の辺りまであり前髪は目の下辺りまであるために右側から適当に左右へ分けている。その為左目は少し隠れがち。切れ長の僅かな二重の涼しい目元は睫毛が短め、色は日本人にしては色素が薄く少し鈍めの黄金色をしており瞳孔はやや細め。通った鼻筋に薄い唇、口を開くと尖った小さな犬歯が覗く。外にあまり出してもらえず邸に篭りがちな為に色白で着痩せをする方だが脱げば細マッチョ体型、男性的に全体的に骨張った体格。服装は基本としてシンプルな物が多く色も落ち着いた暗めのものが多い。
性格:思った事や感じた事は良くも悪くも口にしてしまう事が多く良く言えば素直だが悪く言えば無神経。しかしそこに上手く表情が付いていかず、物静か、また感情を表に出す事が殆どなくその為に誤解を生みやすい。だが感謝の言葉などは上手く伝える事も出来ずに空回りしてしまう不器用さ。それでも根っ子は意外と優しく面倒見も良かったりするがそれを殆ど発揮しない。忌み子として扱われてきた故に近寄る者を酷く拒む傾向にあり、その見た目からとして周りからは恐れられている。
備考:一人称「俺」二人称「お前、呼び捨て」
望まれなくして生まれ、その昔一族の始まりとされる鬼の血を引いているとその異常なまでの身体能力が忌み子として呼ばれるようになる。
強さも速さも、聴覚嗅覚ですら人間を越えたそれは一族が危機に晒された時の盾として、両親に家へと置いていくよう言われその生家で育つ。
外に出ることを禁じられ、中学を卒業してからは家から出ることもなく友人もいない。
怒らせては何をされるか分からないと皆、腫れものに触れる扱いをしている。
9:
14071 [×]
2015-12-10 16:33:56
跡取り(女性)を欲していたということで、容姿は誰が見ても女の子だと分かるように意識してみたのですが良かったです。
性格はまだ幼さが強いですが、ストーリーが進むにつれて変化を付けていく所存です。
主様のキャラの"化け物、鬼の子"と相対した人間みの溢れる性格や、孤独さを引き立たせる精悍な顔立ち諸々がドストライクでときめきを抑え切れません…。
募集板で記載のある小噺を読む限りメリーバッドエンドのようですので、二人の本当の幸いのために頑張りましょう。
それでは今から接触ロルを作成致しますので、少々お待ちください。
10:
И [×]
2015-12-10 17:07:50
幼さが残りつつも背伸びした大人さがその小さな体にはとても重いでしょう。しかしそういった面でも理想をはるかに超えてまいります故にこちらもドキがムネムネしております()
バッドエンドだとしてもその中にある小さなそして当たり前の幸せが見つけられればなと思います。
互いに意見を出し合い満足のいくものができればなと思いますのでよろしくお願い致します。
ゆっくりで構いませんのでお待ちしております。
11:
黒崎真澄 [×]
2015-12-10 17:12:07
(今日の礼儀作法の指導鞭撻を受け、その厳しい手解きと儘ならない自身に胸の奥が軋むのを堪えながら、玄関先に立ちまだ少し不自然な微笑を顔に張りつけて家庭教師を見送る。待ち望んでいた自由時間だがいつものように屋敷の探検に行くような気力も残っておらず、お茶を淹れると此方を気遣う女中の声を振り切るように身を翻し一人になれる場所を求めて駆け出し。古風ながら手入れの行き届いた広い邸宅の中の廊下を無心に走り抜けた先、辿り着いた閑静な書庫に足を踏み入れ、戸の締めが甘い事にも気付かず室内いっぱいに広がる古い紙の香りを吸い込みながら奥へ奥へと歩を進めて。自分の足音がやけに大きく聞こえるほどの静寂は人の気配すらも感じさせず、それが心に張り詰めていた線を徐に緩めていくと両の瞳からは一粒二粒と涙が零れる。無意識の内に溢れだすそれに濡れる頬を掌で擦り泣いている事を自覚すると、その場に両脚を抱えてしゃがみ膝を隠すスカートの布に口元を押し当てて情けない嗚咽を殺しながら肩を震わせて。)
12:
黒崎真澄 [×]
2015-12-10 17:17:30
そう言って頂けるととても嬉しいです。
此方こそ宜しくお願いしますね。
初回ソロルという事で少し短めですが、文章量の増減は可能です。
どうしても小説風になってしまい申し訳ないのですが、形式などは主様の描写に精一杯合わせていく所存です。
貴Cが邸宅内を自由に歩き回る事が出来るのか、もしくは何処かの部屋に軟禁状態にあるのか分からなかったのですが、大丈夫でしょうか。
もし後者であったり、接触しづらいとの事でしたら差し替え致しますので仰ってください。
13:
黒崎 臣 [×]
2015-12-10 17:47:45
(現代にしては珍しい和風平屋の大きな邸は無駄に広くその大きさと広さは威厳を示しているかのようで、一歩門の中へと踏み入れるだけで息苦しさを覚えてしまうもので。邸の奥、影のあるその奥に広い部屋が一つ、窓のない暗い部屋『鬼の間』と記されたその部屋で低いテーブルに広がった娯楽の本、自分で買ったものではなく買え与えられたものだが暇な長い時間を潰すのにはちょうど良くて座布団の上であぐらをかき、片手でテーブルの上に頬杖をつきページを捲り本を読んでいれば遠くにある玄関が開く音と、車が走り去る音をその異常に良すぎる耳で聞き取れば微かに聞こえてきた足音からにして跡取りの家庭教師だろうと推測し。やっと家の者以外の人物が居なくなったと本を閉じては壁に並んだ本棚に戻し、すっ、と静かに襖を開けては廊下へと出ていき。時折軋む廊下を進んで台所へと向かえば夕食の準備で動き回るそこに入れば気づいた家中が驚きと恐怖の顔でこちらを見つめられしかしそんなのは慣れたもので広いその台所を進み、コップに水を注いでは一気に飲み干し、流し台に戻してはそのまま静まり返る台所を後にしていき。廊下へと戻れば、先ほど読んでいた本は何回も読んだもので飽きていた、しかし次のものが来るまでまだ日がある為に古い書物を置いてある書庫にでも行こうかとそちらへ足を向けて。寒さが厳しい中でも、外に出ることが殆どないために服装は薄着なもの、黒いYシャツにジーンズというものだがさして寒さなど感じもせず、書庫となる少し古びたその部屋の前までやってくればぴたりと足を止めて。その部屋の奥にある気配に気付き、僅かに眉を寄せ暫く考えるも静かに扉を開けて中に入り)
(/とても素敵なロルをありがとうございます。こちらのロルが下手くそ過ぎて泣きそうですが精進してまいります。当cは邸内は自由に歩き回れますが自室が少しばかり人目につかない邸の奥になりますね。
ロルの長さは200文字~となりますので最低限それがなっていればそれに合わせて短くとも大丈夫ですので無理をなさらない範囲でお願い致します。)
14:
黒崎 真澄 [×]
2015-12-11 12:44:21
(日本家屋特有の仄かな檜の香りは身体に染み渡るように穏やかだが、厳しい規律や高い矜持を持つ者が出入りするゆえに安楽とは程遠い緊張感を抱く。荘厳たる外観に気圧された日も記憶に新しい。無我夢中で駆け抜けた縁側の側には広大な庭園が見え、専属の庭師により丁寧に剪定された木々や小まめな手入れによって季節の花々が咲き誇っていて。いつもなら植わった椿の枝についた蕾が徐々に膨らむのを観察し開花を今か今かと待ち侘びているが、気持ちの余裕のない今はただ陽の光が入る書庫で膝を抱えて泣き声を押し殺す事しか出来ず。丸襟の白いブラウスに上質な布で拵えられた膝下丈の無地の黒いワンピース、薄墨色のカーディガンという飾り気のない装いは夕刻に差し掛かる頃の薄暗い室内で存在感は薄い。しゃくりあげるような声を飲み込んでいると、自分の声とは似つかない床が軋むような控え目な音に身体を強張らせて。声をあげてはならないという本能的な緊張感と恐怖心にとめどなく溢れていた涙も止まり、慌てて涙を拭うと立ち上がってスカートの裾を払い。本棚の影から顔を覗かせて見覚えのない長身の男を観察し、自分と揃いの黒い髪とシンプルな服装とは裏腹に現世離れしたくすんだ金の瞳に丸い眼を見開いて。一番に抱いた感情は恐怖よりも好奇心による高揚、昔読み聞かせて貰った西洋のお伽噺の登場人物を思わせる貌から目を離せず、興味を惹かれるまま何歩か歩み出ると胸の位置でぎゅうと自身の手を握り込みながら相手を見上げて。)…あの。おにいさん、ここの人…ですか?
(主様のロルは読みやすく分かり易いのでとても有り難いです。風景描写などは主様のロルを参考にしつつ勝手に設定をはやしてしまっていますが、違う部分がありましたら容赦なくご指摘ください。
臣さんの行動範囲についても了解致しました。邸の奥となるとまだ探検は済んでいないと思うので、お部屋訪問はまだ先の事になりそうです。真澄の部屋は臣さんの部屋とは反対側にあるということにしても宜しいでしょうか。
黒崎家の人達は彼を隠しておきたいと考えていると思うので、まだ幼く跡取り修行(?)の身である真澄には彼の存在を伝えていないという体で書かせていただきました。)
15:
黒崎 臣 [×]
2015-12-11 19:14:33
……嗚呼。
(書庫の香りはとても心が落ち着く香りをまとっていてざわめいている心が鎮まるようなそんな感覚。入る前に感じた気配、何か情緒不安定なのか揺らぐ気配に眉を寄せながら入ればその気配は室内の奥から感じており。誰だろうか、もし投手である祖母であったなら会いたくない、さっさと立ち去ってやろうまた後日来れば良いと踵を返そうと片足を引いた時、そっとまるで好奇心と怯えをまとった子猫のように物陰から出てくるそれに視線を奪われて。黒髪の絹のような如し、幼さのある瞳はまだ本当に幼いだろうにシンプルなスカートとシャツを着たその幼子は誰だろうかと一瞬思考が止まり。しかしこの邸にいる子供と言えば跡取りでしかないだろうと僅かに目元を細め、何と不幸な事かある日突然見知らぬ人物に連れて来られ身勝手な教育を受けさせられ不自由は無いと言えど息が詰まりそうで。ぼんやりとその姿を眺めていれば問い掛けられたそれに徐々に意識が戻ってきて、この姿を見ても怖がらないのか否、ただ知らないだけかと一つゆっくりと瞬きをすれば短く返事を返し)
(/お好きなように想像しあれやこれや設定を持ち込んでくれて構いません。それに関しても相談しながらいけたらなと思います。
部屋は反対側の方が良いでしょう。そして祖母や家の者は会うことを禁じていた…という方が良いですね。ある意味禁忌、会ってはならない…みたいな。
しかしそれを伝えれば子供の好奇心故に会いに行くかもしれないと恐れた家の者は、存在を伝えていなかったという、そんな感じは如何でしょうか)
16:
黒崎 真澄 [×]
2015-12-12 15:07:01
…勝手に入ってごめ、なさい。何もわるいこと、しない…から、おばあさまには、内緒、に…っ。
(広い書庫には沢山の本が分類別に保存されており、壁を背にしてびっしりと配置された背の高い本棚はまだ小さい自分にとって圧迫感を感じさせる。それでも心が落ち着くのは古い紙の香りや静謐を約束された空間によるものだろう。年相応に旺盛な好奇心によって足を踏み出したは良いものの、幼子とはいえ見知らぬ顔を合わせた事のない自分との対面に警戒しているのか、思考するような間を置いて淡泊ながら悪意のこもっていない穏やかな声が室内に吐き落とされると先程の緊張感も解け。この人はまだ自分をこの家の跡取りだと知らないのだとの解釈をすると、鼻の奥がつんと痛み再び溢れ出しそうになる涙を堪えて唇を噛み締め俯き。肩を震わせて嗚咽を飲み込み喉を鳴らすと小さく鼻を啜る。何ともみっともない姿だが一度決壊してしまったものは容易に抑えることも出来ず、ほんの少し見えた此処から立ち去ろうとする相手の姿を思い出して必死に伝え。)
(お優しい言葉を有難う御座います。そうですね、ストーリーに無関係に見える微細な設定まで話し合うのも楽しいので、そう言っていただけると嬉しいです。
その設定が自然ですね。祖母の方がこの家で一番発言力を持っていて、幼いながらそれを理解していると判断しお名前を出させていただきました。
真澄は臣さんの存在を教えてもらえず、臣さんは真澄の存在自体は話に聞いていたけれど「絶対接触するな」と言われていたかもしれませんね。
ということは秘密の逢瀬を重ねるんですね…ドキドキです。)
17:
黒崎 臣 [×]
2015-12-12 22:41:02
…泣くな。鬱陶しい。
(静寂にそれを消すように鈴を転がしたようなか細い声は、次第に強弱をつけながら許しを乞う言動へと変わり。空気が微かに震え嫌な予感がすればそれは的中し嗚呼と思っていれば、空気に伝わって濡れた声は泣いているとすぐに分かり。あの祖母に言うなとそれはきっと何かの約束を破ったと言うことでそれが何かは何となく分かってもいるし薄々感づいてはいて。跡取りとして連れて来られ、忌み子として育てられた自分と幼子は接点なんて必要ない。ただ跡取りの為に生き、ただ一族の切り札として生きその生涯を終えるだけならそれ以外の障害物はいらないのだから。泣いて、すすり泣く幼子を見下ろしてはその鋭い目を細め、冷徹に淡々と一言上記告げ「---じき夕食だ。早く戻れ」書庫の壁にかけられた時計を見ればそろそろ夕食の支度ができたと家中達が部屋を訪れる時間だろう、それなのにこの幼子が居なければ嫌でも探しに来るのは分かりきっていて。自分は部屋に運ばれてきて勝手に済ませて廊下に戻しておけば良いだけ、ここに居て見つかってはきっとこの幼子への仕打ちは酷いものだろう、否この幼子には手を挙げぬかと僅かに肩眉を釣り上げてはくるり、と踵を返して先に書庫から出ていき)
(/細やかな設定を盛り込んでいくのがとても好きなのでそれをストーリーにも反映させていければなと思います。ちなみに祖母、現当主の名前は「黒崎薫-かおる-」となります。
接触してはならないと言われてい秘密に会って、いつかそれがバレて…
仕方ないと会わしてくれているが何か魔の手が…もしくはバレてしまい魔の手が…
この魔の手がきっとエンディングへと繋がりますがどんな感じが宜しいでしょうかね。
それとももう少し登場人物を増やしてみましょうか。モブ的な感じでpfは出さなくとも。)
18:
黒崎 真澄 [×]
2015-12-14 18:22:38
…っ、うん…。ごめ…――あ、の…
(初めの頃、指導中の叱咤につい溢れてしまった涙が"隙を見せ憐憫を誘うだけの不毛な行為"と一蹴された事により、家の者の前で涙を流してしまう事は久方振りで。初対面の相手だからこそ気が抜けてしまった事もあり、無愛想かつ非情な一言に喉がきゅうと閊え、我に返るようにぴたりと涙は止まる。濡れた頬を拭いながら小さく鼻を啜ると、泣き止んだ事を示すように面を上げて潤んで歪む視界に相手を顔を映し。見間違いではない日本人離れした美しい瞳は身長差ゆえに遠く、謝罪を口にしかけると事務的な言葉に遮られてしまう。部屋の時計を探し壁に掛かったそれを見つけると、仕事以外で家に居る者が一同に会し静粛の中に行われる食事の時刻が差し迫っており。この家の者ならば彼も来るのだろうか、ふと過った疑問を尋ねようとしたその時には既に相手の姿は無く、無意識に伸ばしかけた腕をゆっくりと下して。相手の言葉は淡泊で突き放すように冷たいが、他の者のような期待や悪意を含むものは感じられず、ぱっと駆け出し廊下に出ると相手の姿を探すように辺りを見回すも歩幅の関係か足音すらも聞き取れずに眉を下げて。先程の尤もな指摘を思い出すと、女中の迎えを待つべく後ろ髪をひかれる思いで自室へ戻り。)
(良かったです。薫さんですね。真澄が呼ぶ事はないですが、その名が出てきた時には祖母の方だと認識します。
接触してはいけないと言われているからこそ焦がれてしまうのは、ロミオとジュリエットの頃から変わりませんしね。
女中さんなどは見て見ぬふりをしてくれそうですが、祖母にばれた時には真澄よりも臣さんが酷い仕打ちを受けてしまいそうで恐ろしくはあります。
現時点では接触してはいけないという事にしておきましょうか。魔の手とは黒幕の事になるんでしょうか。自然な流れでは祖母でしょうが…黒崎家に恨みを持つ外部の人間が居ても面白いかもしれませんね。
個人的には真澄付きの若い女中さんをモブとして取り入れたいです。臣さんの事を聞いても渋々教えてくれて逢瀬に関しても黙っていてくれるような、優しい方だと接触しやすいと思うので…。
あと、夕食ということで別れてしまったので、お好きな場面まで飛ばしてくださって構いません。宜しくお願いします。)
19:
黒崎 臣 [×]
2015-12-14 19:57:48
---一体、何の用だ。
(跡取りと出会ってから暫く経ち数週間、あの跡取りが大人しく黙っているのか何も音沙汰が無いと思っていれば珍しく邸の奥薄暗い自室の襖を軽く音に、時計を見やればまだ明け方の4時を少し回った頃でまだ微睡みの残る眼を開け布団から出れば寝巻きは黒い和服を着ていて肌蹴ているそれを軽く直しては誰だろうかと襖を開けては目下にある上品さを思わせる僅かに銀色を帯びた白髪にまだ家中しか目覚めていないというのに襟元まできっちりと糊の立ったその重みのある着物は一切の油断や隙も許さない。しかし今はそんな事などどうでも良く、何故こんな所に、否自分に会いに来ているのだろうかと上記眠りを妨げられた苛立ちと会いたくもない顔を見たための苛立ちにその声には憤怒の重みがあり。しかしそんな苛立ちも気にしていないのか、紡がれた言葉はあの跡取りと会ったかどうかと言うことで僅かに眉を顰めては話したのかどうかは分からないが、それがバレては面倒で。どうせ仕打ちを受けるのは自分だけ、あの幼子は蝶よ花よと育てなければいけないのだから。「知らないな…拾ってきた跡取り何ぞに興味もない------だから、とっとと失せろ」やや寝癖のついた頭を掻けばその瞳は普段の色と違う真紅へと変わりそれは、化け物、『忌み子』の本来の姿。それを見た相手、薫は僅かに眉間へと皺を寄せそのまま立ち去っていき。それを見送る前に襖を閉めればどん、と壁を叩き早く鳴る鼓動を片手で抑えては瞳の色はゆっくりと黄金色へと戻っていき)
(/きっと会っていたとバレたとしても真澄は部屋での謹慎程度で済むでしょうが臣はそれだけでは済まないでしょう。
魔の手は色々と考えていますがやはり身内か外かのどちらかにしたいと思っています。モブの方はもちろん取り入れてくれて構いません。その方が話の方向もさらに膨らんでいきましょう。
また臣の本来の姿は鬼です。右側の額から生える1本の角、真紅に染まる瞳、腰よりさらに伸びる髪と伸びた爪…何かあれば切り札として使われますがいつ暴走してもおかしくはありません。
真澄、基歴代当主と当主となる者にはその暴走を止めるための何か『術』などを受け継いても面白いかもしれません。その『術』は自分の何かと引換に発動できるものとか…)
20:
黒崎 真澄 [×]
2015-12-14 21:41:59
…あの、金色の目のお兄さん…どこにいますか?ご飯、持っていってあげてほしいの。きっと食べていないから。
(初の対面を果たした後の夕食時、腹の内を探り合うかの如く張り詰めたような緊張感の中で行われる義務的な会話と政界に関する他愛のない雑談。薄々と感じていた通りに先程出会った男は姿を見せず、ほんの少しの落胆が心に圧し掛かる。言葉を交わす表情や声のトーンから好からぬ事であると本能的に察し、斜め向かいに座る現当主に男に関して尋ねる事も出来ず。持ち方を正されて間もない為にまだ拙い箸使いで煮物をつまみ、大凡子ども舌には苦手とされるような精進料理とも言えるものを口に運んで。夕食を終えると女中を伴い宛がわれた自室に向かい。新しい畳の香りがする空間に入ると、その場を後にしようとする彼女を引き留める。嫌な顔一つせずに目線の高さを合わせるよう正面に屈む相手の目を見て伝えると、みるみるうちに顔を青くし畏怖に似た気まずそうな表情を浮かべる彼女を不思議そうに見つめ。もう会ってはいけないという事と、その事は現当主様には秘密にする事を声を潜めて告げる女中の言葉が好奇心の火を燻らせる。執拗に強請ると渋々と教えて貰えた事は彼の名のみ。誤魔化すような笑顔を残して立ち去っていく彼女を見送ることしか出来ず、教わった名を一人小さく呟いて。)…じん。
(それから数週間、日に日に厳しさを増す教育指導を熟す合間にあれから一度も遭遇出来ていないあの男を探し邸の中を探索する日々を送っており。女中の言いつけを守ってはいるものの、大人の目から見ると何かを探している事は一目瞭然。それを不審に思った黒崎の家人が推測を含めて当主に告げ口をしたようで、ある日の夕食後に引き連れられるまま彼女の自室に足を踏み入れ。家具は少ないものの統一感があり、文机や箪笥など一つ一つが高価な調度品である事はその色艶から幼い観察眼でも理解でき、仄かに漂うすっきりとした香が緊張感を刺激する。促されて正座した座布団の上で背筋を伸ばすと腿の上で両手を握り締めながら、穏やかな口調ながらも有無を言わせぬ威厳を感じさせる言葉に小さく息を呑み。要約すると、この家には鬼が棲んでいる事、それは恐ろしい力を持っているから近寄るなという事。何故か頭に浮かぶのはあの日会った男で、まるでその思考を見透かしているような目線に言い訳も誤魔化しも不毛だと理解し、了承の言葉と共に小さく頷いて。仕事で邸から出る相手に玄関まで付き従い見送ると、先程の話の真偽を確認するべく部屋とは逆の方に向いて廊下を歩んでいき。)
(暴走を恐れて手出しがしづらいという点が唯一の救いではありますが、不意に力が暴走して跡取りの命を奪ってしまうデメリットを考えたらどんな手段でも使ってきそうですね…。
外部と強固な繋がりを持っている身内の人間というのもありだと思います。薫さんのやり方に反対していたり、はたまた臣さんの鬼の力を悪用しようと企んでいる人間でも良いかと思いますが、ストーリーが進むにつれて絞れていくのではないでしょうか。
鬼の力を抑え込む力というのは面白いですね。確かに普通の人間、しかも真澄は黒崎の血筋ではないのでその術を使用するには相当のハンデが必要だと思います。普通に考えるなら寿命…でしょうか。
二つにわたって長々と書いてしまいましたが、上はストーリー上に必要な要素としての意味合いしか持っていませんので、下にのみお返事を下されば有難いです。時系列で言うと、薫さんが早朝に臣さんの部屋を訪れて一日か二日後だと思って頂ければ…。)
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