TOP >
1対1のなりきりチャット
自分のトピックを作る
561:
刃 [×]
2015-12-15 10:35:38
ハイジャック……!? 朧先輩、やっぱり巻き込まれていて……。
その、狼先輩も巻き込まれたんですか…?
(ゆっくりと紡がれる相手の言葉を聞いて、本当にハイジャックに巻き込まれていたのかと冷や汗をかき。なら、ハイジャックの犯人達にやられたのか? それとも誰かを庇ったのか? 疑問は渦を巻き。見るからに憔悴し切った狼先輩に質問を重ねるのも憚られたが、今は少しでも情報が欲しく。おずおずと上記を小声で聞いてみて)
562:
狼 [×]
2015-12-15 10:48:53
…俺、違う、俺、が、悪くて…
(変な汗が額から吹き出てくる。駄目だ、混乱しきって何もわからない。だが、元を正せばきっと全ては自分の所為だ。この気持ちを誰にぶつければいいのだろう。刃が困っている。ちゃんと答えないとと思うのに脳がうまく働かない。その時、不意に手術室の扉が開いた。反射的に立ち上がって医師に泳いだままの双眸を向ければ医師は小さく首を横に振り"最善は尽くしたいけれど、まだ色々と不安要素だらけだ。後は彼の気力次第だね。"と。その言葉目眩がして。その後はそのまま人工呼吸器を付けられたまま朧は病室へと移されることになり、そのまま自分達も病室へと移動をして)
563:
刃 [×]
2015-12-15 11:13:18
(途切れ途切れの言葉に、今はそれ以上聞くのは止め。何だか今にも潰れてしまいそうな狼先輩を見て、敵とは言え協定時には朧先輩とパートナーになっていた仲だから堪えているのかと思い。とにかく彼のことも心配になったので、後で龍さんにメールで連絡でもしようかと考え。
ーー刹那、手術中のランプが消えて手術室の扉が開かれる。担架に乗せられた朧先輩を見遣り、医者の言葉を聞くがその内容に何も言えなくなり病室へと入る。運ばれた先は一般病棟ではなくICUで、いわゆる集中治療室。通常の医療設備では十分管理出来ない重症疾患や大手術後の患者を対象としていて、24時間連続監視の元に、必要に応じて迅速な救急処置を出来るよう病院内に設定された特殊治療施設だ。ここに運ばれたと言うことは命の安全が確証出来ないと暗に示しており。本当に死んでしまうかもしれないと言う最悪の結果が頭を過ぎった。この状況をボスに連絡をしないと。そう考えて一旦、病室から去ろうとし)
少し席を外します。
……狼先輩は、朧先輩の側にいてあげて下さい。
(そう言って二人を残して病室を出て、外で連絡を取ろうとし)
564:
狼 [×]
2015-12-15 11:29:24
(刃が出て行ったのをぼんやりと見送った後に再び朧に視線を戻し)
朧…頼む、目を覚ましてくれ…
(点滴の繋がれた腕。その掌を両手で包み込む。伝えなければいけない事が沢山あるのだ。なのに、どうして自分はこんなに無力なんだろう。あんな史上最低の毒を吐き、彼の大好きな人を殺して、それでも彼はあの時自分の膝の上にナイフを置いた。一時的な物だとしても、あれだけの事をした自分に信頼を寄せて戦ってくれていたのだ。なのに、自分の過信は何だったのだろう、朧は大丈夫だと心の何処かで思ってはいなかったか。大丈夫な筈がない、幹部とは言え、あの時の朧もまた相当憔悴しきっていた。それは間違いなく自分のせいだ。自分が守ってやらなければならなかったのに。あの時の光景が脳裏に蘇る。自然と相手の手を包む手にも力が篭った。なんて馬鹿なことをしたのだろう。こんなに苦しいほど後悔すると、どうして気付かなかったのだろう。朧を傷つけたくないから話さないだなんてただのエゴでは無かったのか。自分を守り、朧を傷つけてしまっていたのではないか。大馬鹿者だ。自分の頬を自分で殴りたい。全ては自分の責任だ。だから、朧が居なくなるその時は。かちゃりとポケットの中の銃の安全装置を外し)
565:
刃 [×]
2015-12-15 11:45:36
あっ、先生。先程は有難う御座いました。それで彼の容体のことなんですが……。
(病院を出る途中、先程の医者と会ったのでそう聞き。ボスが根回しをしてくれたお陰か、家族ではないのにも関わらず更に容体を詳しく教えてくれ。『今晩から明日の夜にかけてが山場』『危篤の状態になった時は覚悟を決めて欲しい』など全く良い情報を貰わずに話は終わる。例え命が助かっても、寝たきりの植物状態になることだって有り得る。嫌な考えしか浮かばない。この報告をボスにすれば重たい溜め息をつきたくなり、龍さんにもメールで狼先輩についてのことで連絡を入れる。そうして、用事を済ませば病室の通路まで戻り。部屋の中に躊躇いつつも入って行き)
……済みません、狼先輩。戻りました。
(そっと声をかけて。ベッドで静かに眠る朧先輩を一瞥して、向かい側の椅子に座る。詳しい容体を狼先輩にも話した方が良いのだろうか? しかし、あんなことを聞けば益々憔悴してしまうのではないか? そんなことを考えていれば自然と自身の視線は落ちていき、彼の顔を見れず)
566:
狼 [×]
2015-12-15 12:02:55
(不意に、ガラリと扉の開く音がしたのでポケットから手を出した。どうやら刃が戻ってきた様で。ピリピリとした強い緊張感が病室を包んでいた。瞳を伏せたまま徐に口を開き)
なぁ、刃。この一週間、朧はどうしてた?
何かいつもと違うところはあったか?
(静かな声で質問をする。なにかちがうところがあったかなんて答えはそうだに決まっている。それでも、どうしてもそう尋ねずにはいられなかった。どれだけ自分が朧を傷つけたか、それを全て知り尽くさなければ謝らせてもらう事すら許されることではない。幾ら辛くてもその現実から目をそらす事を自分は許されていない。朧が負った体の傷も心の傷も同じものを負うことは自分にはできないが、それを知ろうとしなければいけないのだ 。誰かが怒って、自分を怒鳴りつけて、殴ってくれればいっそ楽なのに。そんな事を考えつつ暗い瞳で刃を見つめ)
567:
刃 [×]
2015-12-15 12:26:53
(相手と視線が合い、その淀みに息が詰まりそうになるが。どうしても答えてあげなければいけない気がして、重たい中で口を開き)
そうですね……朧先輩は、普段の仕事場ではにこにことしていて穏やかな雰囲気だったんですが、最近は全く笑わなくなってピリピリしていて心ここにあらずと言うか……あまり上手くは言えないんですけど、どこか生き急いでいた気がします。
……親しい人が亡くなったからかもしれません。オレには詳しいことは分かりませんが。
(ぽつりぽつりと言葉を零し。本当は朧先輩の元教育係で尊敬していた藜さんと言う人が亡くなってしまったからかもしれませんと言いたかったが、Ataraxiaの彼に迂闊に情報は渡せないと考えて。そこだけはボカして伏せていき)
568:
狼 [×]
2015-12-15 12:48:04
…そう、か。
(刃の口にする事実が胸の傷を抉る様だ。やはり、自分のしたことは本当に朧の事を傷つけてしまっていたという事実を目の前に突きつけられる。何て最悪な奴なんだろう。少しでも自分に信頼を寄せてくれていた相手を裏切るような事をして、その信頼を踏み躙るような言葉をかけた。幾ら謝っても許される事ではない。例え、藜を殺した事に裏切りではない正当な理由があったとしても、彼の中では自分は裏切りものであることに変わりはなかった。いつも優しくしてくれて、ちょくちょく人をおちょくるような言葉を掛けてくるけれど、何処か憎めず、何度も命を助けてくれた大好きな大好きな相手を此処まで追い込んでしまったのは自分だ。お願いだから謝らせてくれ。それで、お前の気が済むまで俺を殴ってくれ。だから、目を覚ましてくれ。声にならない言葉を胸の中で反芻しつついれば、不意に病室の扉が開き。見れば龍が息を切らして扉のところに立っており)
龍…さん…?
(何故彼が此処に。彼は自分の顔を見て、朧の様子を見るとすぐに険しい顔をして此方へと歩いてきて、刃に軽く会釈し。それから再び自分に向き直り、”何故お前がそんなに死にそうな顔をしているんだ、しっかりしろ。”と開口一番叱咤され。思わず泣きそうになって、もっと叱って欲しくて、誰かに朧の代わりに自分の罪を責めて欲しくて、複雑な表情になってしまい。そして小さく溜息を吐くと刃に朧の容態を尋ね)
569:
刃 [×]
2015-12-15 13:09:05
(病室に来た龍さんに安堵し「来てくれてありがとうございます」と礼を言って。そして朧先輩の容態を問われたので、先ほど医者から聞いたことも併せて説明していき)
……かなり出血をしたらしいので非常に危険な状態です。危篤になった時は覚悟を決めて欲しいとまで医者に言われました。今晩から明日の夜にかけてが山場です。けれど、その峠を越えても意識を取り戻すかは分かりません。最悪、寝たきりの植物状態になることだって有り得ます。
(淡々と言ってはいくものの、心中では不安に駆られており。人工呼吸器で何とか命を繋いでいる彼を一瞥して、また元気になって欲しいと思いながら説明を終えていき)
570:
狼 [×]
2015-12-15 13:15:47
そ…んな
(刃の口から聞かされる言葉は自分がまだ知らない情報で。更に絶望的な表情になった自分にを見ると龍は少し瞳を閉じ、それから自分の頬を思い切り叩いて。"もう朧が死んだとでも思っているのか、貴様は。何をそんなに後悔してるんだか知らないが病室でそんな葬式のような表情をしているなら組織に帰れ。刃だって心配な筈だがしっかり自分のすべきことをしているだろう。今お前が本当にすべきことはうじうじと其処でそうやって悩んでいることが?"とこれまでにない強い口調で言われはっとして。違う、自分は朧がもう死んだとは思っていない。後追いをしたいのではなく、朧に目を覚まして欲しいのだ。どうしてそんな当たり前のことに気づかなかったのだろう。また利己主義を繰り返すのか。目を伏せ小さな声で謝罪し)
ごめん、なさい…
571:
刃 [×]
2015-12-15 13:33:36
(二人の一連のやり取りに、少しびっくりはしたものの龍さんらしい喝の入れ方だと感じ。小さく謝る狼先輩を見て。……朧先輩、早く目を覚まして安心させてあげて下さいと声をかけたくなり、視線を落とし。ふと、二人のことだから大丈夫だとは思うが念の為に。真っ直ぐ彼らを見て)
……龍さん、狼先輩。Ataraxiaの貴方方に敵組織であるApatheiaのオレが、こんなことをお願い出来る立場ではないことは分かっていますが……どうか朧先輩がここに入院していることは、Ataraxiaの組織には言わないでいて欲しいんです。このことが知られたらこれを機に、幹部の朧先輩を殺そうとする人達が出てくるかもしれませんので。
だから、お願いします…!
(バッと頭を下げて了承を乞い。今はこれぐらいのことしか出来ない不甲斐ない部下で済みませんと思いながら頼み込み)
572:
狼 [×]
2015-12-15 14:51:45
("わかったなら良い"と簡潔に返事をした龍のいつもと変わらない態度に若干安心させられ。その後のことは刃の言う通りだ。隙あらば相手方の幹部の首を取って手柄を立てようと言う輩は何人もいる。そんな輩の耳にこの情報が入れば、朧は更に危険に晒されることになる。無論それは自分は絶対に阻止したいし、龍も"彼には狼が世話になっている。恩もあるし、誓ってそのような事はしない。"ときっぱりと告げたいた。上司は根が真面目な人間だ。歪んだことは大嫌いで、コツコツと真面目に謙虚に出世を重ねてきた。今回も敵だとか味方だとかよりも今までの温情を優先させると彼が言うならばその言葉には必ず嘘はない。龍は直ぐに刃の頭を上げさせた。自分もやりきれないようなどうしようもないほどの絶望感は和らいでおり、先程よりは多少落ち着きを取り戻して刃に言葉を返し)
絶対に口外しない。朧が目を覚ますまで1年かかったとしても2年かかったとしても10年かかったとしても俺が必ずずっと傍に居て何かあっても朧に手出しはさせない。
573:
刃 [×]
2015-12-15 15:28:02
あ、ありがとうございます……!
(敵組織だが確かに信じることが出来る二人の言葉に泣きそうになり。しかし、堪えて感謝の言葉を述べていく。
ーーそして、その狼先輩の強い眼差しと意志の硬さにこちらの情が動きかけ。この人になら任せても大丈夫かもしれないと考えて)
……狼先輩、貴方と貴方の今の言葉を信じて“これ”を渡します。朧先輩への面会許可証です。ボスが根回しをしてくれたので、今後この部屋は朧先輩が目覚めるまでApatheiaの許可無く立ち入ることが出来なくなります。……ですが、これを持っていればいつでも入ることが出来ますので。
(「なお、この許可証は特殊な物なので病院に返す必要はありません」とも付け加えて。先ほど病院の関係者から貰った面会許可証を渡す。バレたら大目玉を食らうかもしれないが、けれどボスは電話の時に刃の判断に任せると言っていた。既に病院から連絡が来ていた時にAtaraxiaの、いや狼先輩の名前でも聞いていたからだろうか? とにかくそう言われた以上は自身の意思で動こうと思い、彼をしっかりと見据えていき)
574:
狼 [×]
2015-12-15 15:51:18
…ッ、これ…良いのか?
(相手に手渡された物をじっと見詰め、驚いたように声を上げ。それは本来敵組織の構成員に渡して良いものではない。露見すれば彼が怒られてしまうのではないか。しかし、正直有難かった。これを手渡されていなければこの後自分は追い出されていたかもしれない。素直に相手の善意に感謝して礼を言い)
…本当に有難う。
(再び相手と瞳を合わせた時の双眸は先程の様な暗い色を灯した物ではなく、しっかりと相手の目を見つめていて。龍に叩かれて、怒鳴られて、モヤモヤと自分の中でしていたものを強制的に追い出されたみたいだ。罪悪感だとか、謝罪だとか、それは朧の目が覚めてからで良い。今はただひたすらに朧の容態の回復を待つことしか自分には出来ないが、もし彼の目が覚めたらその時はきちんと全部話して全部謝ろう。彼にはもう二度と許してもらえないとしても、自分が好きだった気持ちもちゃんと伝えよう。決意を胸に秘め、落としていた視線を上げて)
575:
刃 [×]
2015-12-15 16:08:29
こちらこそ、どう致しましてです。
(相手の瞳に確と生気が宿ったのを見届け。龍さんの喝が効いたのだと感じ、自分の方までホッとして安心をする。朧先輩の容態は、今夜と明日にかけてが山場と言われているので不安は残るものの。とにもかくにも今自身が出来ることをしようと思い。おもむろに椅子から立ち上がり)
では、オレは朧先輩の私物を取って来ます。目が覚めれば必要なりますから。
一旦、失礼します。
(そう一礼をして。必ず目覚めると信じた気持ちを言葉に含めて病室を出て行き)
576:
狼 [×]
2015-12-15 16:25:24
ああ、そうだな。
(立ち上がった相手を目で追い、その言葉に深く頷き背中を見送り。その後に龍が此方を見て言うには、”…徐々話せるか?飛行機の中で起こった事を。”と。そうだ、あの時は混乱して何も話していなかった。警察には恐らく組織の方から手が回されている為に事情聴取の手がまわってこないのだろうが、恐らく皆心配しているのはそこだ。一度大きく息を吸い詳細を話し)
俺、龍さんに貰った旅券で旅行に行こうと思って今日の昼発のロサンゼルス行きに乗ったら、本当に偶然朧が隣の席で。離陸してから一時間ほどが経った時、ハイジャックが起きて、男達に飛行機が占領されたんです。俺はどうにかしなくちゃと思ったんですけど武器とか持ってなくて。そしたら、朧がナイフを一本貸してくれたんです。それで二人で何とかハイジャックを制圧しようと試みたんです。客室管理をしていた二人は容易に倒せました。その後、操縦室に居た三人を倒して機長と副機長の無事を確保したのですが、その後にどこに隠れてたのかもうひとり出てきて。朧は攻撃を避けたんですが、恐らくその男はナイフだけでなく銃を所持していて、朧は至近距離でその男に撃たれたんです。
(生々しい程に記憶が蘇る。龍はそれを全て黙って聞き、”つまり今回は本当にお前達が個人として巻き込まれた事件だったという訳か…”と呟き。それから龍はゆっくりと立ち上がり自分の手に軽く肩を置き”恐らくApatheia側も経緯の詳細は欲しがる。これ以上思い出すのは辛いだろうから俺から話しておこう。俺は仕事があるから本部へ戻るがお前は朧の傍に居てやれ。今に目を覚ますかもしれないからな。”と恐らく彼の中の目一杯の励ましなのだろう、それを告げて部屋を出ていき。本当に龍が自分の上司で良かったと改めて心から思った。深く龍に感謝しつつ再び朧に瞳を向け、少し乱れていた彼の前髪を指で梳くと今すぐにでも抱きしめたいのをじっと我慢し、優しく頭を撫でて)
朧。俺、お前にまだ言わなきゃいけないこと沢山あるから。だから、ちゃんとまた目を覚ましてくれよ。
577:
刃 [×]
2015-12-15 16:47:23
(朧先輩の部屋から着る物などの私物を取り出し、バッグに入れれば急いで高層マンションを出る。しかし、ボスの方にも顔を出さなければと思い途中でApatheiaの本部に立ち寄り、今の状況と今後のことも含めて話し終えればすぐに病院へと戻る。病室に戻ると既に龍さんはおらず、仕事に戻ったのだろうと考えて、後でお礼の言葉を言おうと決めて。持って来た荷物を置き)
ただ今、戻りました。これが朧先輩の私物です。
(そう言って待機してくれていた狼先輩に話し掛け。そして、そのままベッドに視線を向ける。朧先輩は目を閉じたままでいつもより顔色は白く、見ているだけで不安を煽られる。だが、そんな気持ちではいけない。首を横に振って気持ちを切り替え、再び狼先輩を見遣り)
狼先輩はこれからどうしますか?
一旦、家に帰りますか? 服も血で濡れていますし……。
578:
狼 [×]
2015-12-15 17:00:21
(部屋の扉が再び開き、荷物を手に持った刃が戻って来る。そして言われて漸く未だ自分が血塗れのままであることに気づいた。だが、今は片時も朧から離れたくはなかった。特に今日と明日が山場だと言われているなら尚更。ゆっくりと首を横に振り)
…いや、俺は此処に居る。…ほら、いつ朧が目ぇ覚ますかわかんねぇし。
(半ば自分に言い聞かせるように。そうだ、朧は目を覚ます以外無いのだ。死ぬだとか、目を覚まさないだとかは無くて、ただ今はまだ目を覚ましていないだけなのだ。しかし、取り敢えず容態が安定するまでは隣に居た方が良いだろう。恐らく今の状態で彼から離れていたら上の空になって自分の方が何かとんでもない事をしてしまいそうだ。そして再び朧に目を落として口を開き)
なぁ、刃、聞いてくれ。
凄く大事な人が居て、その人にその人が傷つく様な最低な事をして、最低な事を言ってしまったんだ。
謝って許される事じゃないことはわかってる。
でも、どうにかしてその人に許してもらうことは、その人の傷を少しでも塞ぐ事は出来んのかな。
579:
刃 [×]
2015-12-15 17:22:24
……分かりました。
ですが、さすがに後で服は着替えましょうか。朧先輩が起きたら心配しますから。服はオレが近くで買って来ますから、貴方は朧先輩の側にいてあげて下さい。
(深刻そうな面持ちで話す彼の気持ちを汲み取って、そう告げ。近くにはショッピングモールがあったから、そこで適当な服を買ってこよう。ここは病院なので衛生に厳しい上に血だらけのままでは気分も沈んでしまう。そんなことを考えていれば、おもむろに狼先輩から相談事をされる。一瞬だけ朧先輩のことに対してかと思ったが、いやまさかと微かに首を振り。難しい問いかけだったので、どう言う言葉を掛けようか考えていき)
……出来る、出来ない、と言うのは部外者の口からは勝手に決められませんが、今の狼先輩は謝りたいとか償いとかそう言う気持ちを持っているんですよね?
なら、飾らない言葉でその気持ちの全てを相手の人に話してあげて下さい。どう感じるかはその相手の人次第ですが……少なくともオレは先程の貴方の“絶対に口外しない”などと言ってくれた本音に心を動かされましたよ。
580:
狼 [×]
2015-12-15 17:36:07
…ありがと。
(刃の気遣いが身に染みる。確かに、起きて血まみれのままの自分が居たらさすがに朧も驚いてしまうかもしれない。素直に礼を言って問いかけに対しての相手の答えを待ち。さすがに相手が朧だとは言わなかったが、バレてしまうだろうか。その時はその時だと思いつつじっと待っており)
…飾らない言葉、か。…わかった、有難う。
(相手の返答に思い当たる節は何個もあった。いつも強がりばかりが先立って朧に本音をぶつけた事は無かった。好きだという気持ちは突き放されるのが怖くて言わなかったし、謝りたいという気持ちも結局は自己保身の為に言わなかった。朧はこんな自分の話を聞いてくれるだろうか。こんな自分を許して欲しいと心の何処かでは思ってしまう。お互いに軽口を叩きあっていたあの日々に戻れたら、どんなに幸せだろう。例え、戻れなかったとしても、朧にだけは幸せになってもらいたい。その為には、まずは全てを謝罪しなければ。今の自分なら言える。変な強がりに振り回される事なく、ちゃんと相手に全てを伝えることが出来る。そろそろ日も落ちて辺りはすっかり暗くなって。一番危ないのは夜だと一般に言う。今晩さえ持ちこたえれば幾分か容態も安定するだろう。ぎゅっと朧の手を握り小さく声を掛けて)
ちゃんと俺は此処に居るからな。待ってるからな。頑張れよ、朧。
【お勧め】
・初心者さん向けトピック
[0]セイチャットTOP
[1]1対1のなりきりチャット
[9]最新の状態に更新
お問い合わせフォーム
(C) Mikle