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Get out!!『非募』/2844


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自分のトピックを作る
501:  [×]
2015-12-13 23:29:41

(何だか狼君に恩師を褒められたのが妙に嬉しく思い、振り返って「そう言ってくれてありがとう」と告げて。また藜さんを追っていく。彼はトランプやダイス、ルーレットなどのテーブルゲームの方にはおらず、今度はスロットマシンの所におり「藜さん、スロットマシンがどうかしたんですか?」と問えば「地下室や隠し部屋探し。ここら辺は見ていなかったからね。後はダイスやルーレットの方も見ていきたいね」と言って。かなり数ヶ月前に狼君と一緒に潜入した豪華客船の時の隠し通路を思い出しながら。自分も怪しい痕跡を見つけようと、ルーレットの方にでも行こうかな?と考えつつ彼らに視線を遣り)

僕は今から藜さんが言ったルーレット辺りで地下室や隠し通路の痕跡を探すけど、狼君達はどうする?

502:  [×]
2015-12-13 23:37:43

じゃあ、俺らは別の所探してくる。何か見つけたらこっち来る。見つからなかったら30分くらいしたら切り上げてくるから待っててくれるか?

(スロットマシンを観察している藜を見て、本当にそんな所に隠し部屋や地下室への扉があったら凄いなと思いつつ、四人で同じ場所を探しても非効率であるし、別の場所を探してくると告げ。しかし、やはり携帯電話が使え無いというのは痛い。もし手がかりが見つからなかったら相手達を待たせる羽目になってしまうが多少仕方ないだろう。自分としてはトランプのゲームテーブルの付近には恐らく人の出入りが激しい為に無いと思うが、コインを換金する場所や死角になりそうなゲーム台の裏や何かが怪しいと踏んでおり。虎牙も”俺は心配だから狼に着いていくよ。”と言っている為ここは組織ごとに別れ捜査すべきか。そう考えて朧の方を見て相手の意向を伺い)

503:  [×]
2015-12-13 23:59:49

うん、分かったよ。
じゃあ、また30分後にスロットマシンの付近でね。

(そう言って二人を見送っては。自身も藜さんにルーレットを場所を見てくることを伝えて、そちらに行き。人目を気にしながら台の下やルーレット自体を調べてみたものの何も無く。ハズレだったかと思いつつ藜さんの所に戻れば、何やら一台のスロットマシンの場所で止まっており「ああ、お帰り。ちょうど今、怪しい所を見つけてね。ここの一番端の壁際にあるスロットマシンだけ絨毯に引き摺ったような跡があるだろう?」と下の方を指差して言えば、確かに若干擦られたような跡があった。この人の先読みは凄いなと目を丸くして彼を見るが、しかしこの人混みの中でスロットマシンを動かして地下室や隠し部屋に行けば、周りにバレてしまうと悩んでいると。それを察したのか「あと数十分後に本日の賭けの目玉商品を披露するショーが前の舞台で行われる。暗くなる上に皆あちらの方に意識が向くからその間に動かせば大丈夫だ」と告げてくれ。そこまで計算していたのかと、最早さすがとしか言いようがなく。けれどやはりどこか違和感を覚えて)

……あの、藜さんは何でそんなにこのカジノに詳しいのでしょうか?

(そう問えば「ボスの元右腕を舐めないでくれよ」と笑いながら言って。けれど「それにしては詳し過ぎな気もしますが……」とつい自身が余計なことを零せば「朧君は私のことを信じてくれないのかい?」と少し低めの声で問われてしまい。慌てて「まさか!藜さんは僕の恩師ですし、貴方のことを疑うことはありません…!済みません、変なことを聞いてしまって…」と反省する。「なら、気にしなくて良いよ」と微笑まれ。そうだ、ただの杞憂だと思いながら狼君達が戻って来るのを待ち)

504:  [×]
2015-12-14 00:06:21

…ねぇな。見落とし、じゃねえよな?

(カジノを駆け回って色々と探してみたもののそれらしき手がかりは掴めず、腕を組んで険しい表情で虎牙に問うもののやはり彼もわからないようで首を捻っており。仕方なく朧達の下へと戻ることにして。それにしても、あの藜と言ったか、矢張奇妙ではないだろうか。幾ら過去にその事例を扱ったからと言って瞬時に宝石に麻薬が入っているとわかるものなのだろうか。それに、オーナーを捕縛しようと言った時のあの態度。又聞きしたにしては妙に自信満々だった気がする。それに、やはりあの男、何処かで以前見た気がする。しかも、合同パーティーだとかそういうレベルではなく、もっと重要な何かの時に。だが、やはり思い出すことが出来ず、悶々としたままスロットの方へともどると朧と藜の姿を見つけて近寄り)

こっちは見つかんなかった。そっちはどうだ?

505:  [×]
2015-12-14 00:18:00

あっ、狼君。こっちは藜さんが隠し部屋に繋がる鍵を見つけてくれたよ。このスロットマシンなんだけどさ。

(戻って来た狼君達を見ながら一番端の壁際にあるスロットマシンの下の方を指差し、絨毯に引き摺ったような跡があることを告げる。そして、あと数分で本日の賭けの目玉商品を披露するショーが前の舞台で行われ。そこで暗くなる上に皆あちらの方に意識が向くので、その最中にスロットマシンを動かして中へと入ることを伝える。「全て藜さんの案だよ」とまだ先程の違和感は拭えていなかったが、やはり恩師なので自慢に思いたい気持ちはあり複雑な気持ちでそう二人に言い)

506:  [×]
2015-12-14 00:25:09

へぇ…本当だ、凄いな…

(やはり。”凄すぎて怪しいとい”という言葉は流石に彼を誇りと思っている朧の手前避けたがどうにもおかしい。幾ら洞察力が鋭いとは言え、一発でそんな簡単にこんな小さい変化を見つけることができるのだろうか。更に、スロットマシンを動かして中に入る作戦までまるで最初からそう組み立てられていたかのように計画がきちんと練上がっており。まるで敷かれたレールの上を走っているような奇妙な感覚に襲われる。こんな事を考えているのは自分だけか、才能がないのを卑屈に思ってしまっているだけなのだろうか。だが、朧が推理をしているときとは明らかに違う違和感を彼には感じるのだ。気のせいだと良いが、と思いつつそのショーの開始を待ち)


507:  [×]
2015-12-14 00:39:00

(『レディース&ジェントルメン!』とマイクを持った司会者が舞台の上に現れればカジノの会場は一斉に暗くなり、本日の目玉商品を披露するショーが開催されていく。その間に藜さんはスロットマシンを一度手前に引いてから、再度それを押して行き。ズズズと重い音を発して動かすと地下室もとい隠し部屋への階段が現れ、こちらの三人に先に入るように促す。そして、最後尾の藜さんが中からスロットマシンを元の位置に戻しながら最後に階段を降りてきて。やがて、地下道のような奇妙な空間に辿り着き)

迷いそうだけど道は一本しかないね。

(そう言って蝙蝠でも出そうなカジノの地下の道を進んで行き)

508:  [×]
2015-12-14 00:54:22

(ショーが始まり、同時にスロットマシンを藜が動かしたのがわかる。促され階段を降りていくと確かに狭く暗い一本道が延々と続いており。ゆっくりと慎重に先へと進んで行く。カジノの地下に本当にこんな場所ああるなんて思いもしなかった。さらに進むと一つの扉に突き当たった。ここが隠し部屋なのだろうか。一応引いてみたもののやはりそう簡単には開かないか。一体どういう仕組みになっているのだろうか、見たところ鍵は無いようであるが。辺りを見渡すもののこれといってめぼしい、何か暗号やそれを解く手がかりになるようなものは見つからない。恐らくこの中に何かしらの物があるのには間違いないとは思うのだが、この扉の開け方がわからないのではどうしようもない。そこではっとして藜を振り返り)

藜さん、この扉の開け方、わかりますか…?

509:  [×]
2015-12-14 01:09:11

(「ああ、こう言うタイプの扉は別件で見かけたことがあるよ。開くかは分からないが試してみよう」と藜さんは狼君の問い掛けにそう答え。鍵のついていない扉の取っ手をまじまじと見ており、やがて何か分かったのか、その取っ手の少し奥の部分をまるで金庫のダイヤルロックみたいにカチカチと回していき。数分後にはカチャンと音を立てて鍵を解除してしまう。最悪開かなければ蹴破ってしまおうと考えていた自身としては驚きで、一方の藜さんは「どうやら合っていたようだよ。パスワードは適当にここのカジノの名前を入れたんだけどね。敵が単純で良かったよ」と零しており。パスワードがカジノの名前とは安直過ぎないか?と思いつつも、ここで彼が嘘を言ってもメリットなど無いと考え直し)

扉の中は慎重に入らないとね。誰かいたら厄介だしさ。

(そう狼君に視線を送りつつ言い)

510:  [×]
2015-12-14 01:17:36

(半ば、今の言葉は試す積もりだった。また、相手が簡単に施錠して見せるか否かを。そして、じっとその動作を見ているとやはりいつもの”言い訳”と共にした所作が一回の失敗も無く開錠に繋がったのを見てすっと目を細め。やはり、妙だ。疑念は徐々に確信へと変わりつつある。パスワードがここのカジノの名前?本当にそんな単純なものだったのか?彼は違うパスワードを最初から知っていたし、ここの開け方も最初から知っていたのではないか?そう思わざるを得ない。もし自分に秀でた頭脳があればここで何か謎かけを相手にして、相手の頭脳が本当に秀でているのかを試すこともできようが、生憎そこまでの頭脳は持ち合わせておらず。考え込んでいた耳に朧の声が飛び込んでくれば思考を中断し”ああ”と返事を返す。今は確かに目の前のことに集中しなければ。一旦藜の事を考えるのはやめてそっと扉を開き隙間から中の様子を見つつポケットの中に入っている銃に手をかけて安全装置を外し)

511:  [×]
2015-12-14 02:27:08

(タイミングを見計らい、一気にその部屋の中に入っていくが誰もおらず蛻の殻。構えていた武器の行き場が無い状況で。「鍵を解除している間は声が聞こえたんだが…」と零す藜さんを横目に、自身はまるで山賊のアジトのような部屋の中を物色していく。すると無造作に積み上げられていた麻袋の中から白い粉と宝石が出てきて。こんなに大量の麻薬は今まで見たことがないと少し冷や汗をかいて。一体この裏カジノはどれだけの金を生み出していたのだろうかとも思う。とにもかくにも藜さん達に報告しようと立ち上がれば、遠目にいる恩師を見るものの。しかし突然、室内にあったらしい隠し扉から数人の男達が出てきて銃を乱射し始める。跳弾が怖くないのか、無闇矢鱈に撃ち込んできて。咄嗟に自身は近くのテーブルを上げて盾にしたものの他の人達は大丈夫かと考えながら反撃の機会を伺い。敵の弾が切れたところでナイフを投げて数人の動きを止め。後は難を逃れていた狼君と虎牙君の援護のお陰でほぼ倒し、急いで藜さんの元へと駆け寄れば、彼も本棚を盾にしていたようで無事で。だが右腕のスーツは見事に破けてしまっている。理由を問えば「すれすれで避けたものの弾丸がスーツを破いてしまった」と言い、ビリビリになってしまった右袖のスーツを全部捲って右腕を露わにする。銃創は無かったが右腕の古傷の跡は酷く、切り傷に加えて何本も針で縫ったような跡がある。「ところで朧君。たった今、君達が倒したのが薬物バイザーだったようだけどどうする?」と問われてしまい。証拠品も押収出来たのでApatheiaの任務は終わったと感じているが、Ataraxia側はどうなのだろうと思ったので狼君に視線を向けて)

こっちはもう証拠品も手に入れたし薬物バイザーも見つけたからやることは無くなったけど、狼君達はどうするの?

512:  [×]
2015-12-14 07:47:14

(辺りを警戒しつつ部屋の中へと入り、麻袋の中身は全て麻薬か。ここの部屋だけでかなりの量の麻薬があるなと思った時、銃を乱射する音が聞こえ咄嗟に麻袋の影に隠れ虎牙の襟首を掴み引き寄せ。身を隠しながら朧達は大丈夫だろうかと視線をずらしつつ、隙を見計らって麻袋の影から飛び出すと確実に1発ずつで男達の手から銃を吹き飛ばし、追い打ちをかけるように腕のみを狙い弾を撃ち込んで行き。虎牙の方を見ると彼は彼で得意の蹴術で銃をものともしておらず。漸く全てに肩が付くと朧の姿を真っ先に探し、彼の無事を確認すると漸く安堵し。その時、本棚の影から出てきた藜の右腕の部分のスーツが破けてしまっているのを見て大丈夫なのだろうかとその腕を見た時思わず心臓が止まるかと思う程の衝撃を受け。その余りに特徴的な右腕の怪我はどう考えても人違いなどではない。あの時、母を殺した相手の右腕にあった切り傷。記憶の中のそれと目の前の相手のそれは完全に一致していた。更に、彼に会った時に感じた妙な既視感。あれはやはり。ぐっと拳を握り締める。そうだ、この日の為にこの世界で生きてきたんだ。朧と虎牙は巻き込めない。朧は藜を尊敬しているようだった。彼に言えば止められるに決まっている。少し黙り込んでいたが漸く決意したように顔を上げ)

朧と虎牙は先に帰っててくれ。俺は藜さんに二人きりで少し話があるから。少ししたら本部に戻る。虎牙は先に戻ってさっきのmicroSDの中のデータを取り出してくれ。

513:  [×]
2015-12-14 09:33:20

……話? 藜さんと?

(さすがに訝しむように相手を見て。敵組織同士なのに二人っきりにさせるのは少々危険なような気がする。どちらかと言えば心配なのは狼君の方なのだが。ただ、藜さんのことだからきっと妙なことはしないと思うけれど。そんなことを思いつつも恩師を見れば「話をしても良いが、この薬物バイザーを本部に送り届けてからだ」と言っており)

さすがに人数が多いので応援を呼びましょうか? 諜報班に教えれば上手くここから運び出してくれると思いますので。

(そう藜さんに言えば「ふむ、そうだな」と頷いており、一旦彼は連絡の為に外へと出る。残った狼君を見ては何だか先程の発言に妙にざわついた気分になるものの考え過ぎだと思考を振り払い。
ーー暫くすれば、諜報班が来て麻薬や宝石、薬物バイザーを回収していくとこちらを振り返り『お疲れ様でした』と労いの言葉をかけて立ち去っていく。外に出て自分達もApatheiaの本部に帰ろうと思ったが、藜さんは狼君と話があるだったっけ?と思いながら心配そうに恩師と彼に視線を向け)

……狼君も藜さんも話は早く終わらせて下さいね。藜さん、自分は先にApatheiaの本部に帰っていますから。

(そう告げて、虎牙君と一緒にカジノから出て帰路につき)

514:  [×]
2015-12-14 10:02:15

ああ、わかった。ありがとう。

(流石に敵組織の、それも今日初めて顔を合わせた人と二人きりで話だなんて怪しまれてしまうだろうか。しかし、本人は案外すんなりと受け入れてくれるようで一度連絡のため部屋を出て行き。これが嵐の前の静けさという奴なのだろうか、親の仇を漸く見つけた自分の心境は案外落ち着いており。一つ深呼吸をして朧の言葉に頷くと相手の背中を見送り。これから相手の恩師を殺すのだ。申し訳無いとは思うが、この男が母親の仇である以上、殺す他に手段は見当たらない。漸く二人きりになれば相手と向き合いポケットに手を突っ込み何時でも銃を抜けるようにして)

…二人で話だなんて呼び止めてすみませんでした。
俺、どっかで貴方の事を見たことがあるなって最初会った時から思ってて、その腕の傷を見て全部思い出しましたよ。
藜。Apatheiaの元首領補佐。そして、お前が俺のお母さんを殺した奴だって事も。

(言葉にするにつれて増してくる怒りを押し殺し、相手を睨み付ける。瞬時にポケットから銃を抜き銃口を相手に向ける。逃がしはしない、言い訳だって聞いてやるものか。引き金に指を掛け、しかし相手が次にどのように反応するのか、泣き喚いて言い訳するか、しらばっくれるか、謝罪して命乞いをするか、其れが気になってじっと相手の返答を待ち)


515:  [×]
2015-12-14 10:59:53

(ーー時間は少し遡る。
藜と言う中老の男性は非常に裏表のある人間だ。そんなことを自分で言うのも何だが、今まで数十年間ボスや身内を欺いてきたぐらいである。
ーーしかし、こんな自身でも最初の内はApatheiaに忠誠を誓っていた。ボスのことも一人の人間として尊敬をしていた。それが憎しみに変わったのは自分が“ちょっとした失敗”をしたことで。苦労してボスの右腕になったのに、そのたった一つの失敗であっさりと一端の幹部にまで下げられた。ボスから裏切られた気分だった。それ故に、ならばこちらも裏切ってやろうと、彼の組織を潰す計画をしていき。この裏カジノはその計画の資金源だった。だが今朝ボスに呼ばれてこのカジノの潜入調査を任されたのだから、一瞬で自身への当て付けかと考えた。幹部を二人も寄越しておいて、ボスの口からは敢えて主犯格を捕まえろとは言わなかったので。遠回しに自分がここの“オーナー”であることがバレていたのか? それともこの任務で己の出方を伺っていたのか? どちらにせよ、そろそろこのカジノは潮時かと思いながら任務では面倒な年下三人の子守をしていた訳だが。疑ってもすぐに信じてしまう元教え子には笑ってしまえた。組織内では特に用心深い方だと聞いていたが、懐に入った人間には甘いと言ったところか。お陰でスムーズに今回の任務を終えることが出来そうだ。昔に嫌々コイツに色々なことを教えた甲斐があった。一層のこと罪を全部被せてしまおうかと考えたが、残念なことにあのボスは頭が切れる。すぐに見破られてしまうだろう。早々に計画を実行してさっさと海外逃亡でも図るかと思いながら任務を終えると、何やらAtaraxiaの構成員に“話がある”と呼び止められる。確かあの朧と仲が良さ気だった狼と言ったっけか? ついに本性でも現したか? 欲が出て一人でApatheia幹部の首を取ろうとするなど馬鹿だな。返り討ちにしてやろう。そんなことを思い、早く済ませたいので一足先に朧には帰ってもらい隠し部屋に留まるが。しかしながら狭いと感じ、場所でも移動するかと考えていれば。呼び止められた理由は『手柄欲しさ』ではなく『親の仇』。全く身に覚えがないのだが、もしかしたら自身が右腕から外される原因となった“ちょっとした失敗”で殺した一般人だったかもしれないなと呑気に思い)

……ふむ、それで理由は分かったが。生憎とそんな“小さいこと”はあまり覚えていなくてね。
まあ、君の母親が私に殺されたのはそれはそれで運が悪かったね。可哀想に、君には申し訳ないことをしたね。ーー……とでも言っておこうか?

(銃口を向けてくる相手に対してにこりと笑いかける。しかし全く興味の無い声色で、悪びれも無くさらっと言って。
ーーそして、ポケットの中で瞬時にピンを引き抜いて閃光手榴弾を利き腕では無い左手で投げれば。隠し部屋の中にあった隠し扉を使って、先程のカジノの会場とは違った別のホールに出る。くだらないが少し仇打ちにでも付き合って飽きたら殺せば良いかと考えながら、逃げずにそのホールで朧の師匠ゆえに彼と似た仕草でナイフを構え)

516:  [×]
2015-12-14 11:26:06

(12年前の、クリスマス。枕元に置いてあったプレゼントに喜んで一通り母に自慢した。それを置いたのが母であるとも知らずに。母は優しく微笑んで"狼が良い子にしてたからサンタさんが来てくれたのね"と言って幼い自分の頭を撫でた。その日の午後、二人で街に買い物に出かけた。手を繋いで、クリスマスの歌を歌いながら。悴んだ手は母が温かい手で包んで息を吹きかけてくれた。とても幸せな気分で家に帰ろうとした時事件は起きた。不意に銃撃戦が街中で始まったのだ。当時の自分はただ困惑して泣き喚く事しか出来なくて。銃の音が近くなり、必死に走っているものの辺りを銃を持った男達に囲まれた。その男達は恐らく母を標的だと間違えていた。母は"違う、私は…"と否定したにも関わらず、一人の男に撃ち殺された。右腕に傷のある、冷たい瞳を持った男。降り積もった雪に赤い血が滲んで行くのを冷徹に見下していて。わんわんと泣き叫ぶ自分を一瞥すると男達は去っていった。先程自分の手を温めてくれた母の手はもう冷たくなっていて、一生懸命小さな両手で母の手を包んで息を吹きかけたけれども、母の手が二度とぬくもりを取り戻すことはなかった。あの日以来、あの右腕に傷のある男を探し続けていた。わかっていたのはあの男がApatheiaという組織のボスの右腕であること、そして腕に特徴的な傷を負っていること。Ataraxiaに入って接触を図ってみたもののその時には既にその男はボスの右腕では無くなっており、行方が分からなくなってしまった。しかし、此処で見つけたのだ。やっと、12年間探し続けて来た男を。絶対に殺してやる。母を殺した方法と同じ方法で。その為に銃を練習して来たのだから。しかし眼前の相手には以前焦った様な様子は見られず、その言葉は自分の抑えていた怒りを解放するには十分で)

…小さい事、だと?

(怒気が滲み出ている様な低い声音。瞬間、閃光弾が炸裂した。この方法、完全に朧と一緒だ。朧の攻撃方法は全てこの男に由来しているのか。だが、それが仇となったのか、朧の閃光弾を使用した目眩ましと同時に攻撃するといく作戦を自分はもうかなりの回数繰り返していた。即ち、障害はほぼない。相手の姿を目を凝らして見つけ隠し扉に身を滑り込ませその後を追いかければ、相手は逃げることなくホールで自分を待っていた。殺されるつもりは無いということか。その構えを見て一瞬非難するような朧の顔がチラついたがこればかりは諦められない。母親を殺したことを死を以って償わせてやる。再び銃を構え数発を躊躇いなく心臓を目掛けて撃ち込み)

517:  [×]
2015-12-14 11:48:20

(怒り狂った者の攻撃など単調。銃を使ってくる者なら尚更だ。目の前の若者はあの様子と言葉から察するに、確実に自分を殺す気であろう。ならば、初めに狙って来るのは頭か心臓辺りかと思っていれば読みは的中して、その軌道は心臓に。素早くスロットマシンの陰に入り躱していけば。構えていたナイフを腹部と足に向かって投げ付ける。
ーーせっかくの復讐劇だ。それにすぐこちらに殺されるのは哀れなことである。自身を殺すと言う絶対に成し遂げることの出来ない意趣返しに人生を棒に振ったのだから、少しぐらい最初は手加減をしてあげようか。そんなことを思いながら今度はルーレットの台の方に移動していき)

518:  [×]
2015-12-14 11:55:35

(間違いなく軌道は完璧であったと思う銃弾は、しかし読まれていたのか相手がスロットの影に隠れたせいで跳ね返され。もう片手で素早くナイフを取り出すと腹部のナイフを自分のナイフでいなして足のナイフは右に飛んで回避した。この部屋には盾となりそうな機械が沢山並んでいて銃撃戦には不向きだ。だが、どうしても、この男だけは銃で殺さなくてはいけない。その為だけに銃を使い続けてきたのだ。ルーレットの台へと移動していく相手を追うように軌道上に銃を撃ち込んで行き、其方へと駆け出す。少しずつ、少しずつ、バレないように部屋の角まで追い詰めていけば良い。焦って殺す必要はない。寧ろ楽に殺してやる積りは今、この瞬間に毛頭無くなった。部屋の隅まで追い詰め逃げられなくなってから甚振って甚振って殺してやる。左手のナイフを強く握りしめルーレットの台の上に登れば上から即座に照準を合わせ射撃して)

519:  [×]
2015-12-14 12:07:21

(ダンッと言う音に相手がルーレットの台の上に乗ったことを察する。異様にあの若者は銃に使うことを拘っているようにも見え、今度も銃での攻撃だろうと思っていれば案の定。しかし今回は相手との距離が近い。それは逆にこちらの好都合でルーレットの台の上からの死角に身を押し付けつつ。銃撃が一瞬止んだところで彼の銃を壊してやろうと一歩踏み出し。手ではなくその銃身にナイフで切り掛かり)

520:  [×]
2015-12-14 12:15:36

(上手く死角に入り込まれればチッと舌打ちして弾の装填をしていれば不意に相手が切りかかって来たのを見て避けようとし、しかしその瞬間に狙いが腕ではなく銃にあることに気付き。確かに腕には当たらないがこのままでは銃が壊されてしまう。咄嗟に左腕で銃をナイフから庇い。鈍い痛みが左腕に走り、手からナイフが離れる。だが、右手の中の銃は無事で)

甘ぇんだよ。

(至近距離、しかも相手は銃を壊せると思って油断しているはず。更に彼の手が握っているナイフは自分の左腕に刺さっていて防御までに時間もかかるだろう。すっと瞳を細めると照準を定め相手の右肩を狙い引き金を引き)

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