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インストーラー【1人成茶/指示だけ/NL/戦闘あり】/68


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26: 宇治抹 [×]
2015-11-18 23:54:24

【不思議な出会い】Part2
登場伽羅 榊次狼/天峰誓/イヴ

 今日もまた、次狼はお気に入りの喫茶店に入り浸っていた。
 薄暗くて気味が悪いと避けられがちな喫茶店だが、この大人な雰囲気はごく限られた人間にしか分からないものだろう。
次狼「マスター、いつもの」
マスター「ああ……榊さん。かしこまりました」
次狼「あれ?どしたのマスター。なんか疲れてない?」
マスター「ええ、まあ。ちょっとした騒ぎがありまして」
次狼「なになに。俺に出来ることなら何でもやっちゃうよ。普段から美味しい珈琲を頂いてるわけだし」
マスター「ああ、いえ。ちょっとバイトの子のことで……」
次狼「バイト?そういや新しい人来るって言ってたっけねェ。なんか問題あったの?」
マスター「はは、大したことでは。では用意いたしますね」
次狼「ん」
 マスターの言葉は気になるが、本人が大したことではないと口にする以上、これ以上聞くのは逆に迷惑だろう。
 次狼が適当に時間を潰しながら待っていると、彼の元へ珈琲が運ばれてきた。
誓「お待たせしました」
次狼「ああ、ありがとさん。──ん?君、もしかして新しくバイトで来た子かい?」
誓「あ、はい。そうです」
次狼「ほほぉう」
誓「な、なんスか」
次狼「君、バイト初日早々に何をやらかしたんだ?」
誓「へ?」
次狼「惚けなさんな。マスターが愚痴ってたよ?」
誓「あ、いや……その。着替えを……」
次狼「ん、着替え?」
誓「女の子、に……」
次狼「お、おいおい。まさか女の子の着替えを覗いちゃったのか?そりゃマスターも頭を抱えるわ」
誓「いや、見られたんです。半裸を。で、気が動転しちゃって」
次狼「……どういう状況それ」
誓「俺も知らないっスよ。どうも同じバイト仲間らしいっすけど」
誓が視線を向けた先。そこには小柄な少女の姿があった。
次狼「ああ、イヴちゃんか。なに、彼女とトラブっちゃったの?そりゃ災難だったねぇ」
誓「本当ですよ。俺は何も悪くねぇってのに110番するわ、挙げ句の果てには俺の話も聞かず寝やがるし……!」
 彼女はマイペースだからなぁ、なんて。そんな事を考えながら、次狼は心の中で誓に同情した。
イヴ「……心外」
誓「おわっ!?」
 と、どこから話を聞いていたのか。突然現れたイヴは不服そうな顔を誓に向けていた、気がする。まあ、彼女は彼女なりに訳があったのだろう。
 それよりも──。
次狼「……君」
誓「え?──わっ!?す、すみません!」
 誓が驚いた拍子に、まだ彼の手元にあった珈琲が次狼の顔面にぶちまけられていた。
誓「な、なんか拭くもの……!」
イヴ「……これ」
誓「お、サンキュー(ごしごし」
次狼「君……これが何なのか分かって拭いてる?」
誓「え、タオルじゃ──雑巾じゃねぇか!なんつーもん渡すんだオマエ!」
マスター「イヴちゃんなら休憩入ったよ……」
誓「状況悪化させただけじゃねーか!」
次狼「悪化させたのは主に君だけどね」
誓「くっ、流石に文句の一つでも言ってやらなきゃ気が済まなくなってきたぞ」
次狼「ちょっ、君。濡れたまんまの俺を放置して行くの?──おおーい!」
 目立たない場所で、マスターはひっそりと溜め息を吐いた。陰気だ陰気だ言われていた喫茶店も、今日はやたら騒がしい。
 この喫茶店は、静かな空間ってところが売りだというのに。



(/これで三人の顔合わせは終わりました。榊さんのイメージが私の中ではこんな感じだったのですが、いかがでしたでしょう?
本来ならばシャオちゃんを登場させるつもりだったのですが、これ以上進展させると収拾がつかなそうなので別の形で出番を作りたいと思います。
以下がこの後のスケジュールとなります。これら以外にも「こんなシチュエーションで、あの伽羅と絡んで欲しい」などありましたら仰ってくださいね!)

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