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少しだけ勿体無い娘【非募集】/532


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61: ニーナ [×]
2015-10-07 12:49:40

痛っ、…んぅ…は、あっ…
(鋭い痛みに襲われるとビクンと思わず海老反り気味になって。其の痛みは昼間よりも随分と強いものだった為堪らず相手の首筋に腕を回し爪を立てるものの次第に快楽となっていき、呼吸すらままならず途切れ途切れにぱくぱくと喘いで)
……ナンシアっ、死んじゃう
(暫くその痛みと快楽に耐え終わるのを待っていたが次第に視界がチカチカと白くなり始めると呼吸を荒げつつ苦しさ故に一筋涙を流し。今の相手に届くか届かないか分からないがそう言い放つ)

62: ナンシア [×]
2015-10-07 14:20:21

……っ
(背中に立てられる爪にも気付かない程、何かに掻き立てられるように貪っていた……ニーナの、叫ぶような声が聞こえた。その動作をぴたりと止める。)

…っは、あ……
(ゆっくりと、その口を離す。激しい吸血の為か、僅かに糸を引き。口元を手の甲で拭うと、ニーナから離れその隣へと座り込む。)

……………疲れただろう。湯船にでも入り休みなさい……

63: ニーナ [×]
2015-10-07 15:00:56

…っ、はあ
(声が届いたのかその行為が終わればややほっとしたように息を吐いて。快感の波が去っていくのを感じながらぼおっとした瞳で離れていく相手を追って)

……嫌、このまま寝たいわ。
(脱力感からか吸血が終わってからも暫くくてんと横たわったままで。相手の提案には珍しく甘えたような声で返すと相手の手首をゆるく掴み)

64: ナンシア [×]
2015-10-07 15:45:52

………はぁ

仕方の無い奴だ……少し待っていろ
(手首を離させて、空いた手でニーナの頭を撫でる。ベッドから降りないままドレスを脱ぎ捨ててビスチェ姿になると、ニーナの隣に寝転ぶ)

……ニーナ、お前は私が恐ろしくないのか…?

65: ニーナ [×]
2015-10-07 16:13:51

……最初は怖かったわ。でも、もう平気よ。
(同じ目線になると相手の方へ身体を向けて満足そうに微笑んで。いずれは食べられてしまうことが恐怖なのは変わりないが目の前の相手が怖いかと問われればそうではなく、相手の胸元に頬を擦り寄せて)

66: ナンシア [×]
2015-10-07 17:34:53

………平気、か

…………………
(喜ぶ、悲しむ、後悔する…色々な感情が入り混じった、それはとても難しい表情をする。それは月明かりの逆光で見えるかは分からない。
ニーナを抱きしめ、その頭を撫でる。それにより自らも落ち着き、ゆっくりと瞳を閉じて。)

67: ニーナ [×]
2015-10-07 18:38:35

……ナンシア、?
(ぽそりと呟いた相手の表情を見ようと視線を上げたが月明りの逆光で見ることは出来ず不思議そうに呟くも、然程気に留めなかったのか瞼を閉じ自らと同じようにどくどくと脈打つ鼓動が耳に入ると安心したように息を吐いて、そのうち穏やかな寝息を立てながら眠りに落ちていき)

68: ナンシア [×]
2015-10-07 19:49:23

……………

………おやすみ
(寝息を立てるニーナの耳元で、静かに囁く。誰かに言うのはいつぶりだろうとまどろみの中で考えて……ゆっくりと、眠りについた。)

(それから数時間後…キュッ、キュと部屋の外から窓を拭く音がする。それに気付くも気付かないもニーナ次第。)

69: ニーナ [×]
2015-10-07 20:08:25

んん、……なんの音?
(目を覚ますと見慣れない部屋、むくりと身体を起こし。昨晩のことを思い出しながらそっと首筋に触れて。気付けば部屋の外からずっときゅっきゅっと音が鳴っているのに気付き、ルームウェアを整えながら部屋を後にして)

70: ナンシア [×]
2015-10-07 23:09:20

…………
(窓を拭いていたのは、まだ幼い12〜14程の少女。由緒正しく裾の長いメイド服を着ており、高い所には背が届かないのか脚立を使って窓拭きをしているようで。
ニーナが部屋から出てきたのを確認すると、小さく礼をしてまた窓拭きに戻る。特に気にする様子もなくて)

71: ニーナ [×]
2015-10-07 23:29:04

御機嫌よう…あなたは、もしかして鴉さん?
(目の前の少女を見てきょとんと瞳を丸め。ナンシアの話によれば彼女以外は住んでいないとのことだったので驚きを隠せず、一先ず此方も挨拶をして。見当違いだとは思いつつも小首を傾げつつ窓拭きをする少女の背中に疑問を投げ掛け、違うと言われればナンシアへ真っ先に訊こうと心に決め)

72: ナンシア [×]
2015-10-08 07:23:02

………
(再びニーナの方に向くと、こくこくとうなづく。ぼんやりとした瞳で暫くニーナを見つめていたものの、また窓拭きに戻る…サンダルじみた靴で脚立の上で爪先立ちをしたり、危なっかしいものの慣れているのか落ちたりはせず。近くにある工具箱と思しき箱にはレンチから剪定鋏まで色々とぴっちり収められている。窓拭き以外にも色々と仕事があるようで)

73: ニーナ [×]
2015-10-08 10:09:01

……またナンシアに訊きたいことが増えたわ。
(頷く少女はどう見ても先日案内してくれた鴉とは姿かたちが違っており、疑問符を頭の上に浮かべながらもそういうことなんだろうと半ば無理矢理納得して。やや危なっかしい少女をハラハラとした目で見つめつつもふと工具箱に剪定鋏が入っているのを見つけると)
鴉さん、私薔薇の剪定をするように言われてるの。窓拭きを手伝うから終わったらお庭を案内してもらえないかしら?

74: ナンシア [×]
2015-10-08 12:41:08

…………

(今度は少し間があってから、こくりとうなづく。脚立からそろそろと降りてニーナに向き合えば、指で口の端を上げて笑って見せて。
また近くの鉄のバケツにしゃがみ込むと、横にかかっていた雑巾を取りニーナへと差し出す。よく使い込まれているようで少しぼろっちい。)

75: ニーナ [×]
2015-10-08 12:58:13

ふふ、有難う。
(指で笑みを作ってみせる相手を可愛らしく思い此方もつられてにっこりと微笑んで。未だにルームウェア姿なのが気になりつつも外に出る前に着替えれば良いだろうと納得すると渡された雑巾を受け取りバケツに入った水で一度濯いでからぎゅっと絞って。自分の袖を捲くると少女に倣ってキュッキュと窓を拭き始めるものの、きちんと手入れが行き届いている為か然程汚れていないように見え)
…――ナンシアが、貴女がこのお屋敷の掃除してるって言っていたわ。本当に綺麗好きなのね。

76: ナンシア [×]
2015-10-08 13:23:33

……………
(また、こくりとうなづくと窓を拭く手を止めて窓に指をつけて。何をするかと思えばハートマークを描いてみせて。キュッキュと心地よい音がする。
…暫くして、食堂の前の真ん中あたりに差し掛かった所で窓拭きを止める。どうやらここから始めて一周したようでその目印か椅子が置いてあった。
雑巾絞りを済ませると、剪定鋏を差し出して小首を傾げて。)

77: ニーナ [×]
2015-10-08 14:08:14

(綺麗になった窓に指を付けて何をするかと見ていれば描かれたハートマークに思わず口元に手を持っていきながらくすくすと笑みを零して。一通り窓拭きが終わると"ふぅ"と一息ついて)
次は薔薇の剪定ね。ごめんなさい、着替えてきてもいいかしら…?
(剪定鋏を受け取り頷くと、中庭に向かう途中、使わせて貰っている部屋の前を通りかかると相手に確認をとって)

78:  [×]
2015-10-08 14:24:47

(うなづいて了解すると、まだ暗い外を眺め暫し眺めて。いつもなのか工具箱を持って、倉庫に入って行く。出てくるまでは暫くかかりそう。)

(ニーナが着替えて出てくる頃にはランタンを用意して待っていて。)

79: ニーナ [×]
2015-10-08 16:08:02

(相手を外に待たせると早足で部屋に向かい、部屋の蝋燭に火をつければクローゼットを開け。ドレスやワンピースの様なものばかりだったが、その中から比較的動きやすそうなワンピースを手にとると着替えを済まし懐中時計を首からぶらさげて。時計を見れば普段なら眠っていてもおかしくない時刻だが昼間眠ったせいか目は冴えていて。部屋の外で待つであろう少女の下へ向かい)
お待たせしました。…さあ、行きましょう?

80:  [×]
2015-10-08 19:32:26

………ん

(ニーナが出てきたのを確認すると、くるりと背を向け裏庭への出入り口へ。内側の横に工具箱を置いて、両開きの扉を開く。ランタンに火をつければ、左右に白い噴水、そして正面に咲き乱れる薔薇。血のような赤がランタンの光を浴び輝く。
ずんずんと進んでいけば、その薔薇の生垣が左右に大きく広がっていて奥行きもある…入ったら出てくるのは一苦労だろう。
そこで振り返って、小首を傾げる。「入るよ?」の意だが伝わるか…)

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