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個人用・練習用
自分のトピックを作る
3:
璃星 [×]
2015-09-01 22:11:26
はい、と言うことで社会人設定の岩及でした!恋は盲目なんて言いますが、相手のことを思うばかりに…。と言う事皆様にもあるでしょうか?
私はこの後、岩ちゃんがまた男前っぷりを発揮して結局別れない展開を期待ですしおすし。((
お見苦しい文章ではあったとは思いますが、これからこのように書いていきたいと思っているのでよろしくお願いします。
4:
璃星 [×]
2015-09-02 03:41:37
*黒バス / 黄笠+黒子 / 黒子目線 テーマ「バカップルとそれに巻き込まれる黒子クンの日常」と言う事で。
…はぁ、
( どれだけ明るい人だってたまにはため息を吐きたくなる時がある。それがたとえ、今をときめくシャララモデルのキセリョでも。その憂いを帯びた表情をファンが見たらたいそう喜ぶだろう、ただ健全なフツメン男子高校生二年が見たところでイケメン爆ぜろ、くらいにしか思わないのだ。はぁ、と溜息着けば「 それで、今日は笠松先輩と一体何があったんですか? 」と切り出す。 自分が最近彼に呼びだされるときは恋人である笠松先輩とのトラブル案件が多いのだ。片思い時代からだからなおさらだろう。は目の前の彼と笠松先輩が付き合ってから早一年。先輩は大学へ入ってから会える時間が短い。電話一つ寄越してくれない、開いては寂しくないのか…というのが彼の悩みであり、訴えだった。__己は他校生だからあまり知る事はないが、黄瀬が言うにはカッコ良くて、完璧らしい。だからこそ弱みは見せたくないんじゃないかと先輩心を察し。ウンウンと涙目な金髪頭の彼をなだめながら彼の想い人である彼に連絡。 今日は講義が入っていたはずだがすぐに帰って来た、やはり彼は十分愛されているのだと思う。クスクスとその内容を見せると、脱兎のごとくマジバを出て行って。その姿を見送りながらシェイクを手に取りずずっ、とすすって毎回バニラシェイクでつられるのは自分でもどうかと思う、だって昨日もおごってもらったのだ誰にとは言わない。「 バカップル幸せでいてくれないと、怒りますよ。」ポツリ独り言呟きながら、自分も腹を空かしてあるだろう相棒の連絡先をタップし。 )
__テメェ、しょうもないことで黒子に迷惑かけてんじゃねぇ、しばくぞっ!今からすぐ来い、寂しいのはお前だけじゃねーんだからよ。
5:
璃星 [×]
2015-09-02 12:40:35
* 薄桜鬼 / 土沖 / 夢の中の約束。
…やっぱり、ここ。
( 薄桃色の桜に手を伸ばしてみる。その刹那ピリッと頭に刺激を感じる。これで自分が思っていた事は推測から確証へと変わっていった。__ 前世の記憶が自分にはある、そう思い始めたのはいつの話だったか。でも小さい頃から夢に見るのはだいたいその話だった。その夢の中に出てくるのは前世の自分をいつも大切にしてくれた恩人や、剣の稽古で同等の力を持つ今で言うとライバル、そしていつも悪役にてっして、よく怒られたけど前世の自分に対しては甘くて大好きな恋人だった人。 始めはこの夢を見ることにすごく戸惑いを覚えたけど、今は逆に会ってみたいと思う自分がいるのだ、前世の自分が深く愛した人に一目でいいから。夢の中では他の人の名前はわかるのに、何故かその人の名前はわからない。手がかりなのは、顔。桜、そしていつも夢が終わる前に聞く彼との約束だけだった。今日、ここに来たのは夢の中の桜が、ここ薄桜学園の中にあるからだ。この桜を見たいがために己は此処に入学した。この桜の下は秘密の逢瀬の場所、ここに来ればもしかしたら会えるかもしれないと思っていたもののやはりそう上手くいくはずなんてなくて。でも諦めるつもりなんてないけど、ふっと笑みを浮かべれば「 お前も桜好きなのか。」と唐突にかけられた声。相手を見よう振り替えれば眉間に皺をよせた教師、たしか…教頭先生だったはず。若いのに教頭先生ってすごいのねぇ、入学式で母親がそう言ってるのを覚えている目が恋する乙女だったのは気のせいだとおもいたい。にっこり、と微笑めば「 はい、好きな人が桜に似てるんですよ。」あれなに話してるんだろう、まぁ高一の男子が恋するのは別におかしいことじゃないからいいかと、呑気に考えて。そっくりそのまま質問返しすと、彼は何処か戸惑うような素振りを見せた後ふはっ、と吹き出して。「 ああ、この来世もし生まれ変わったら、またこの下で会おう。そう約束した奴がいてな。」__…えっ、なんかその言葉聞いたことある。思わず見開いた目からは涙が一粒こぼれ去っていった。なつかしい暖かい涙だった。 )
お久しぶりです、土方さん。
6:
璃星 [×]
2015-09-02 16:26:43
うわぁああ、なんじゃこりゃぁああ!( 頭抱え ) ロルのような小説のような、もう書いてるこっちもわけわかめですよ。( ふんす、 / 逆ギレ )
補足させてもらうと二個目の黒バスは、黄笠っプルを暖かく見守る、黒子君でごさいます!非似なのは承知の上でもどうしても書きたかったので…。あ、最後に黒子くんが電話しているのは天使かがみん、と言わなくてもお分かりでしょう。(/ いばるな )
三つ目は薄桜鬼の土沖です。沖田君も土方さんも前世の記憶は一応ありますが、年の分土方さんのほうがはっきりと覚えてます。総司、高1。土方さん教頭先生の現パロでございました。土沖も、沖土もおいしいです。ペロムシャァ。
一応ロル練ですが、文章力をあげられるようがんばりまっす!
7:
璃星 [×]
2015-09-03 07:09:46
小説 / 黒バス / 今花 / 設定のみ
・今吉さんと、花宮さんは大学、恋人設定。
・ある日、喧嘩してしまって飛び足してきてしまった花宮さん。そんな花宮さんを探す、今吉さん。
・と、とある工事現場のところを歩いていると上から鉄棒がバラバラと落ちてきて、冷静さを掻いていた花宮さんやばい、と思った瞬間誰かに突き飛ばされる。下敷きになったのは今吉さんだった。
・今吉さんは植物状態、花宮はそんな彼を献身的に介護するけどなかなか目を覚まさず一年。
・傍で泣いている花宮にゆっくりと、今吉は目を覚ます。
・誤解が溶けてhappyーend。
気持ち的な比率
今吉→→→→→→→→→→→→(←←←←←←←←)←←花宮
喧嘩の原因
今吉さんの浮気、ケータイを見てしまって怪しいメールを発見。その後その女と会っている所を見てそういう結論に至るけど。これは誤解、花宮に渡す指輪選びをしていた。
8:
YUKI [×]
2015-09-03 07:56:29
お初にお目にかかります。チャトピで小説書いている者です。
差し出がましいとは思いましたが、ご意見してもよろしいでしょうか?
9:
璃星 [×]
2015-09-03 10:27:13
YUKIさん
ふぉおお?!こちらこそ始めまして璃星と申します。はい、貴重な意見是非是非聞かせてください!
10:
YUKI [×]
2015-09-03 12:01:42
失礼ながらロル読ませていただきました。ただ、もし小説に興味があるなら短編を書いてみてはどうでしょうか?
璃星さんのお話は、良く出来ているとは思いますが、始めと終わりがハッキリしていないせいか、まとまりがあまりないように感じました。
小説はやはり全体がまとまっていないと解りにくくなってしまうものだと思うのです。
解りにくいと意見も、感想も述べにくいのではと思いました。
個人の物にそこまでいうのが失礼に当たることを承知しています。
私自身未熟ですのであまり参考にも、説得力もありませんが御役に立てればと思い意見させていただきました。
11:
璃星 [×]
2015-09-03 12:40:44
yukiさん
まとまりがないのは、自分でも痛感してます。やっぱりその場思いつきで書くのがいけないんだと。よく考えてから文章にしてみようかな、と。(^_^;)
小説…いつか書ければいいなと、思っています。でもその前にまずは今の課題を克服出来るように頑張りろうと思います。貴重なご意見ありがとうごさいました。((
12:
璃星 [×]
2015-09-03 22:40:02
今日も1日いろいろあったけど、いい日だったから良かったな。なりちゃ大好きだからもっと文章力あげてお相手様に喜んでもらえるように、なりたい。
とりあえず今日は疲れたので寝ます。おやすみなさい!
13:
璃星 [×]
2015-09-05 08:14:00
おはよーごさいます。( 小声 )
やっぱり小説書いてみることにしました、前に設定だけ考えた今花を書きたいと思います。
ゆっくりと上げていくので更新速度は亀ですが、宜しくでーす。
14:
璃星 [×]
2015-09-05 14:44:40
恋して、すれ違って、また恋して / 黒バス 今花
注意※
・まずblが苦手な方は今すぐUターンお願いいたします。
・花宮があまりゲスくありません、むしろ乙女
・ほぼシリアスで最終的にほっこり予定です。
それでもよければ、どーぞっ。☆〜(ゝ。∂)
15:
璃星 [×]
2015-09-05 15:32:08
グレーを基調とした丸テーブル、そこには二人の男が向き合って座っている。1人はにっこりと笑みを浮かべ、もう一人は苦々しく表情を歪めている。
「 花宮…違うんや、これは。」
普段は腹の底では何を考えているかわからないような、胡散臭い笑みを浮かべ飄々とした雰囲気を纏う彼。今はその糸目の瞳を右往左往させている、明らかに動揺しているのだ。まぁ、それはそうだと向かいに座っている花宮真は思った。今吉は浮気の証拠を恋人である自分が突きつけているからだ。
「 別に隠さなくたっても良いんですよ、男の今吉さんが女性を選ぶことはごく、普通のことですから。 」
今、花宮の腹のなかのイライラは最高潮に達していた「人の不幸は蜜の味。 」自他共に認めるゲスな性格をしている自分が高2から大学2年生と四年間付き合ってきた恋人に騙されたことに。しかもさっきから今吉は違うといって肯定しない。でも何が違うのか説明もせずにさっきから同じやり取りの繰り返し。もう何も聞きたくないと、今吉が女性と肩を組んでジュエリーショップに入っていく写真をぐしゃぐしゃにしすっ、と立ち上がって玄関へと続く扉を開けようとドアノブに手をかけると今吉がそれを遮るようにドアの前に立つ。
「 ちょお待ちや、どこ行くん? 」
「 ウルセェなぁ…あんたには関係ないでしょう。」
「 なぁ花宮、ワシの話聞い…。」
「 アンタならうまい言い訳を聞いてあげても良いですが、今は一人にして下さい。」
掴まれた腕をぶん、と振り払うとそのまま振り返らずにぴしゃりとそう言い放ち。今吉を残して花宮は外へと飛び足した。
16:
璃星 [×]
2015-09-05 18:51:20
※
飛び足してきたは良いものの、昼飯を食べてきてからにすりゃよかった、しかも今は12月下旬セーター1枚だけではさすがに寒い…自分の無計画さにちっ、と舌打ちをし。両方満たせるところはないかとあたりを見回すと黄色と緑で装飾されている見慣れた喫茶店を視界にとらえ。中に入ろうと扉を開けばカランコロンと可愛らしい鈴の音、店内には芳ばしい豆の匂いと焼きたてのパンの香りがふんわりとだたよっていて。高1の時から一人暮らしを始めた花宮は家の近くのこの喫茶店に通っている。今吉とも付き合い始めてからちょくちょく来ていた。
「 いらっしゃい、花宮君。あれ…?今日は今吉君いないのかな? 」
奥から出てきたのはこの店のマスターだ。 もう5年も此処に通い詰めているうちにすっかり仲良くなってしまった。花宮の性格も今吉と花宮の事ももちろん知っているが、別に何も言わず時には相談にも乗ってくれるお人好しだ。にっこりと会釈し。
「 知らないですよ、今吉先輩は同じ大学ではないし。それにたまには一人で食べたい時もありますからね。」
優等生スマイルをかましながらさらりと嘘を吐き。いつも座るカウンターの一番奥に静かに座って。何か言いたげなマスターの言葉を遮って「 いつものでお願いしますね。」と注文を伝えると、相当花宮の機嫌が悪いのを察してくれたのか頷きゆっくりとその場を離れて。調理場へと向かう彼を尻目にスマホの電源を入れれば、今吉からの着信が何件か入っており、また顔をしかめてはメール作成画面を開き。「 探さないで下さいね、もし探しに来ようとしたら今すぐ出てきますから。 」と送り電源を落とし。
17:
璃星 [×]
2015-09-06 11:33:38
今回の発端は、今吉の携帯に花宮がお風呂に入っている彼の代わりに出たことからだった。 電話の相手は「葉咲」という人で花宮だと気づかずに「今週の日曜日わかったわ。」と言ったらすぐに切られてしまった。
なんだったのだろうか、でも今週の日曜日は確か…花宮が今吉を映画に誘って断られた日。この人と会うのかとこの時は不審には思わなかった。風呂から出てきた今吉に「 葉咲さん、って人から電話来てた。」と自分が言った時いきなり何もないところでこけた、いつもなら馬鹿じゃねェのと嘲笑ってやるがなにかおかしいそう感じ、どうせする事がなく暇だったので尾行しようと決めたのだ。
しかし、当日尾行を始めてからすぐに帰りたい衝動に駆られた。花宮が観たいと言った映画を見て、仲良くオシャレなカフェで昼食し極め付けにはジュエリーショップに入ったからだ。さらりと黒髪をなびかせて今吉と腕を組む彼女さながらその姿は美男美女カップルに見えた。__「 浮気 」その2文字が頭をよぎる。 確かにあの人は器用だから二股くらい余裕だろう。だとしたら捨てられるのだろうか、いつの間にかポロポロと目から溢れる涙をぐしぐしと拭いながら家への家路を急いだ。 捨てられるならその前に捨ててしまえば良い。いつもの冷静な思考回路が完全にショートした。
18:
璃星 [×]
2015-09-07 22:38:51
ああああ、小説の途中ゥうう!((
取り敢えず、下がっちゃったからあげます。
そしておやすみっ。
はぁ、ハイキュー第2期早く始まらんかなぁ。舞台も見に行きたい。
19:
璃星 [×]
2015-09-07 22:50:14
そして、本当にごめんなさい。
20:
璃星 [×]
2015-09-08 10:41:38
※
「 は…花宮君!大丈夫ですか? 」
そう肩を揺すぶられる。どうやら自分はいつの間にか眠ってしまったようだ。なかなか起きない自分を心配してくれた彼に「 すいません。 」と返事をして運ばれてきたものに視線移せばゆらりと一筋の湯気を立てているコーヒに、こんがり狐色のトーストにお好みの卵がついたセット。此処までが花宮がいつも頼むものだか、今日は更にふんわりとしていそうなスポンジの上にカカオの匂いを漂わせたチョコレートケーキがちょこん、と置いてある。どういうつもりなのかと見上げた花宮。
「 マスター、僕はチョコレートケーキなんて頼んでませんよ? 」
「 花宮君は5年、通いつめて下さっているので、このケーキは当店からのサービスですよ。だから今吉君と何があったかなんて知りませんが、早く元気出してくださいね。 」
やはりこの人にはなんでもお見通しらしい。困ったようにふはっ、と苦笑いを零し「 はい、ありがとうございます。美味しく頂きますね。 」と礼を述べた。ぱくりとトーストに齧り付き外の景色を眺めているとカランコロンと鈴の音。今日は店内に花宮だけで、貸切状態だったのに誰だろうと扉方面を見た。
すると其処に立っていたのはこの前一緒に今吉といた彼女が雨露を払っているところだった。ここの喫茶店は今吉の大学と近い距離にある。しかも先程からぱらぱらと雨が降っているから、きっと雨宿りに来たのだろう。 このまま今吉と別れる前に一度彼女と話してみたいと思っていたのだ。 ラッキーと口元を歪ませればちょうど彼女と目が会う。
「 あの、な「 もしかして花宮真さんですか!ですよねっ。私今吉翔一君の同輩の<葉咲琴子>と申します。今吉クンにはよくお世話になっているんですよ、あサークルも一緒なんで。花宮サンの話はよく伺ってます。W大に通ってて満点首席で合格したんですよね、すごいと思いますっ、…あれ花宮サン? 」
話しかけようとした花宮の言葉にかぶせたかのようにいきなりペラペラと喋り出す葉咲。その勢いに思わず目を見開いて固まってしまう。この間尾行した時のイメージは、クールでハキハキしていたと思う。口数も少なくどちらかと言えば今吉がしゃべって、そこに彼女がつっこんでいた。なのに、この一瞬でだいぶイメージが変わってしまった気がする。
「 すいません、いきなり喋り出されたもので少し驚いてしまって。葉咲さんですよね。こちらもよく今吉先輩からよくお話は聞いています。もしよかったらしゃべりませんか? 」
とっさに猫かぶりで返し、誘ってみた。すると案の定彼女は嬉しそうに頷いた。専攻している学部の話や、バスケの話などをした。小学校から高校まではPGとしてプレイし今は大学では今吉のいる男バスのマネージャーをしているらしい。ここで話がひと段落つき、彼女は少し前に注文したコーヒーを飲んでいる。さてそろそろ本題にうつろうか、さぁて…一体どーいう反応をするのだろう。
「 葉咲さん。」
「…はい、なんでしょ? 」
「 この前今吉先輩がシャワーを浴びてる時に、電話なってて俺が出たんですけど。日曜日どこに行ったんですか?」
あくまで優等生スタイルは崩さない。その問いかけにはっ、と此方を見る彼女。どうやら思い当たる節があるらしい。もししらばっくれることなんて出来ないから、自分がやるとすれば上手い言い訳を考えて弁解するか、泣いて謝るか。しかしその何方でもなくにっこり、と口角をあげれば「 もしかしてっ、指輪まだもらってないんですか!」と問い返してきた。噛み合っていない返答にに思わず、「はぁ?」と低い声で返すも彼女は気にせず喋り出す。そして花宮は気付いたのだ自分が大きな勘違いをしている事に。
21:
璃星 [×]
2015-09-08 16:54:50
※
簡潔に言うと「 今吉 翔一 」は浮気をしていない。という事が分かった、勿論帰って張本人ににもう一度聞かなければいけないのだが。先週の日曜日、彼女は今吉に頼まれ指輪選びを手伝っていたらしい。 葉咲は大学で唯一気の許せる異性の友達なのだそう、だから花宮と今吉の仲も知っていていつも酔うと写真を見せながら「 かわええやろ?ワシの恋人。 」と惚気ていたらしい。浮気相手は実は被害者だった。全てを聴き終わった自分の顔はきっと真っ赤に染まっていたことだろう。
「 葉咲さん、それ、本当なんですね。 」
「 うん、私が嘘ついたって1円のとくになんないしね〜。それに2人の事応援してるっていうか、逆に元気もらってるよ。ていうか花宮君可愛い、顔真っ赤か。 」
言われたくなかったことを指摘される、しかもいつのまにか君づけだし。…日曜日尾行した事をばれたくなかったので、浮気相手だと思っていたことは言わなかったのにあの人のように見透かされたような気がする。あは、と笑いながら「 私は恋人にゾッコンだし、今吉クンとはだだの悪友だから安心してね? 」と言われた。まったくあの人の周りにはろくな奴がいない。まぁ、その最たる人物が自分なのだが。
その後、連絡先を交換させられ例の恋人から連絡が来た葉咲は台風のように去っていった。ふぅ、と一息つきながらサービスで付いてきたチョコレートケーキを一口。口の中にぶわりと苦味が広がった。どうやらカカオ100%のチョコレートを使ってくれたらしい。
「 花宮君、そろそろ帰ってあげたほうがいいんじゃないですか? 」
「聞いていたんですか?相変わらずいい趣味してますね。わかってますよ、そろそろ帰ります。」
マスターが声をかけてきた、 さらりと嫌味を返す。でもそこには刺々しさはなく優しさが含まれていた。
22:
璃星 [×]
2015-09-08 22:19:37
※
「 はぁ、花宮遅い。葉咲になにもされてへんやろか。 」
小さいため息が寂しく自分一人の部屋に響く。花宮が飛び足していってから今吉は暇をもて余しベットに寝転んでいた。ごろり、と寝返りをうつと、机の上の隅に置いてある小さな箱に目をやる。今回の喧嘩は全て此れから始まったのだ。付き合い始めて早4年来年はついに5年目、 大きな喧嘩も何度かあったけど持ちつ持たれつ生活してきた。最初は自分がかまって、かまって、構い倒していたが最近ではでれてくれる回数が増えた。今吉は、中学生の時も含めて花宮といる時がとても幸せだ。 だからこそこれからもずっと一緒にいたい。
誕生日に渡そうと思って買ったのに、アホ宮ときたら__ワシが浮気なんてするわけないやろ!お前にぞっこんやっちゅーねん。でも、勘違いさせてごめんな?そう言ってやりたかった、なのに話すら聞いてもらえなかった。少しショックを受けていたのもつかの間、マスターからの電話でそんな陰気臭い考えは一瞬でふっとんだ。
「 あ、もしもし今吉君、花宮君が耳まで真っ赤になって顔覆ってますよ、恥ずかしくて死にそうです。 」
「 えっ、あのどーいう事…? 」
彼の唐突すぎる第一声により、思わず標準語で返してしまったが…どうやら葉咲が弁解してくれたようだとほっ、と胸をなで下ろす。どうやら自分が酔うとのろける癖もばれてしまったようだが。そして その後マスターとたわいも無い話をした。
長身が6を指している。現在午後6時、今日の夕食の当番は今吉だか、作る気力もないのでコンビニで済まそうかと考えていると玄関の方からガチャガチャと鍵を開ける音。そして小さく「 ただいま。」と花宮の声。いつも今吉が迎える時は玄関までとんでいって迎えるのだが、あいにく少しイタズラしたい気分。ゆっくりと目を瞑るこれで狸寝入りの完成。きっと探しに来るであろう彼の事を待って入れば案の定寝室に入って、自分の方に近づいて来る足音。今吉の顔がある方にとすんと座る。
「 なんだ、寝てんのかよ。折角帰ってきたのに。」
と言葉とは裏腹に少し寂しそうな花宮。
「 ごめんなさい、今吉さん…なんて言うと思ったかバァカ。そもそもの原因はアンタにあるんだからな、女と仲良く腕組みながら歩きやがって。 」
今回は、全面的に俺が悪いから言い返せへん。お前の言い分は最も__でもな?
「 でも疑った俺も悪かった、すいません。あんた俺にぞっこんなのになのに、浮気するはずないのに。 でもンな事わかってますけど…たまに不安なんです、アンタがどっかに行っちゃいそうで。 」
うすうす気付いていた花宮の気持ち、男同士の恋愛だからこそ不安になることも多いのだ。その気持ちに気付いていながらワシは…尻つぼみになっていく花宮の声に胸が痛い。
「 でもよ、今回の件でよーくわかった。アンタが俺なし じゃ生きられないようにベッタベタに惚れさせれば良いん だって。だから覚悟しとけよ、ふはっ。」
花宮の言葉に思わず頼もしいわぁ、と口元が緩む。貴重なデレは少しくすぐったい。このまま狸寝入りしてやるのも良いが、今の言葉に修正を入れなければいけない。
「 残念やなぁ、もうワシは花宮にベタ惚れや。 」
花宮の頭をぐい、と引き寄せて触れるだけのキスをしてやった。キスされた当の本人はパチパチと目を瞬かせているなにがおこったかわからない様子。
「 花宮、大丈夫か? 」
あまりの反応のなさに首を傾げながら、目の前で手をひらひらと振ってみせる。するとやっと気づき睨むようにして此方を見る。「 ふざけんな!バァーカ!! 」と言う声が家中に響き渡った。
23:
璃星 [×]
2015-09-08 22:23:43
※
次の日、それぞれの大学では薬指に指輪をつけた今吉と花宮が噂になりましたとさ。めでたし、めでたし。
__終わり。
24:
匿名うさぎ [×]
2015-09-08 22:26:20
密かに見させてもらってました|ω・)←
花宮と今吉の関係が
ウマウマ過ぎましたねはいw
とても面白かったです!!
花宮のツンデレっぷりやばかったです!
サイコーでした!
また楽しみに待っております|・x・)ノシ
25:
璃星 [×]
2015-09-09 07:10:46
匿名うさぎさん。
きゃー!ありがとうございます。そう言っていただけでうれしいです。(≧∇≦)書けたらまた、頑張ります。( きりりっ / 敬礼 )
__________
今回はあまり、はなみゃー、にゲス要素入れなかったので次書くときは入れてみようかなぁ、と。でも書いてて楽しかったー。妖怪と悪童さいこー!
26:
璃星 [×]
2015-09-09 17:29:08
帰って来たので取り敢えずあげとく。
27:
璃星 [×]
2015-09-09 22:38:18
ああ、眠いぃいいい、もうマジで睡眠が愛おしいです。春眠暁を覚えず…。私は春以外でも眠たくなりますね。
さて、次はハイキューの月島君のお話を書こうかと思案中ですので、ひっそり見てくれるとうれしいです。あ、なんかこの伽羅のこんな話を描いて欲しいとかもあったら是非に!
28:
璃星 [×]
2015-09-10 20:27:53
雷の怖い月島君のお話。 / 一応「 月日。 」
○アテンション!!○
・捏造いっぱい、夢いっぱい!
・bl苦手な方はすぐさまUターン
・月日です。もう一回いいます。月日ですん!!
これでも宜しい、と言う方はどうぞっ、☆〜(ゝ。∂)
29:
璃星 [×]
2015-09-10 21:01:39
さっきのに付け加え。
高校2年設定です。
30:
璃星 [×]
2015-09-10 21:22:37
月島蛍には、小さい頃から大嫌いなものがある。それは、「 雷 」オカルトや虫など一般的に人が苦手とされてるものは大丈夫だった。目で見えないものは信じないし、虫も殺されたらかわいそうだと逆に避けてあげたりもした。…家に出る害虫も毎回駆除していたのは自分だ。なのにどうしても一瞬光る、稲光を見たりすざまじい落雷の音を聞くとすくみあがってしまう。また、そのせいで雨が降ると頭痛がするのが、何より厄介だ。
幼い頃、雷がなると兄に抱きつき「 大丈夫だよ〜、蛍。怖くない、怖くない。 」とさすってもらっていたものだ。しかし、自分は17歳、180㎝の大男。よしよしと宥めてもらうお年頃ではない。ヘッドホンで最大限の音量にして音楽を聞く、それが対処法だ。宮城は雨が少なくてありがたい、もし反対の日本海側に住んでいたら…考えるだけでもゾッとする。 そして雷恐怖症なんて女子みたいな事を友達にいえるはずもなく、月島家だけの「 秘密 」となっていた。
31:
璃星 [×]
2015-09-11 17:19:14
※
「 嘘…デショ? 」
体育館の小さな小窓から、そろりと外をみやると眉間のシワが深くなる。ザーザーと横振りに窓を打ち付けてくる大雨。木々を揺らす風。そして今にもくるのではないかと雲行きの怪しい空、小さくだがゴロゴロと唸っている。とある金曜日の体育館。その空を睨みつけながら月島は苦々しいため息をついた。
今日の朝のローカル番組天気予報を思い出す、確か…「 今日は一日中晴天でしょう。洗濯物も干しやすいと思います。 」
確かに午前中は晴れたものの、午後からはすでにこの状態だ。笑顔を浮かべてそう言っていたアイドル天気予報士に訴えてやりたい。「 大外れでしたよ。 」と。しかも両親が海外旅行で家には誰もいない、最悪だと頭を抱えたくなる月島の気持ちなんてつゆ知らず隣にいた山口が喋り出した。
「 雨の日って憂鬱だよねー!! 」
「 うるさい、山口。 」
「 ごめん、ツッキー! 」
「 はぁ、やっぱり今日はダメ。 」
32:
璃星 [×]
2015-09-11 18:11:11
ズキズキと山口の声が頭に響く。おきまりのやりとりもキレがなくまた溜息が出てしまった。山口はきょとり、と首を傾げているので自分が体調悪い事には気付いていないだろう。もし今体調が悪いなんて言ったら家につきっきりで看病しに行くと言い出しそうだ、それだけは絶対にやめてもらいたい。たわいない会話を続けていると、もっとうるさい2人がやって来た__日向と影山だ。
「 二人とも何の話してんだ? 」
「 バレーの話じゃね? 」
「 ちょっと、どこかのバレー馬鹿2人じゃないんだからね。 」
「 な…にゃにおう! 」
「 ちょっと三人とも落ち着こうよ。 」
煩い、本当に煩い。何時もなら此処でもう一蹴してやるところだか今はそんな元気なんてない。日向が噛んだのもスルー。こちらを今年入ってきた一年がチラチラ見て笑っている、入ってきたばかりの時はこのような場面に出くわすと青い顔して「 えっ、喧嘩!? 」とオロオロしてたのだか、三年生に「 あれはじゃれているだけだから、気にしなくていいよ。 」と言われてから慣れたらしい。今年の一年は順応性が高い。
「 ?…月島体調が悪いのか。 」
下から感じる視線。声の主は首をひねりながらこちらを見る日向だった。彼はいつもは****なのにたまに勘のいい時がある、その瞳は試合の時のような威圧的なもの。耐えきれず月島は逸らしてしまった。
「 えっ、大丈夫ツッキー? 」
「 風邪か? 」
この一年で初めはピリピリとしていたこの四人の仲もよくなって気がする。「 王様 」と自分が呼び、犬猿の仲だった影山まで心配してくれるのだ。その成長に来ないだ練習を見に来てくれた菅原さんは感慨深く頷いていた。自分自身も少し丸くなったと感じている。 心配してくれるのは嬉しいがなんて返そう…、そう思った時主将の縁下が「集合」と声をかけた。残りはミニゲームのみだ、終わったら早足で帰ればなんとか間に合うだろう。頭痛も薬を飲めば後できっと治るはず。ははっと鼻で笑って否定した。
「 別に大丈夫だからサ、ほら練習するんでしょ。みんな待ってるよ 。 」
三人ともコクリと頷ずく、どうやら納得してくれたようだ。チームの振り分けをしている三年生のもとへ急いで向かう。 この時訝しげにこちらを見るオレンジ頭に僕は気づかなかった。
33:
璃星 [×]
2015-09-12 06:48:45
※
「 今日も楽しかったなぁ、月島!ていうかこのカレーマジうまい。今度、山口とか影山とか呼んでカレーパーティしようぜっ。 」
「 うん、そんだけ喜んでくれるのは嬉しいんだけど、一つ聞いて良い? 」
「 何だ? 」
自分の反対側の座席に座って月島お手製カレーをほう張っている日向をじとり、と見ながら問いかける。
「 なんであんな嘘ついたのか、聞いても良い? 僕の為ってことは分かったんだけどサ。 」
その言葉にぴくり、とオレンジ頭が揺れた。現在の時刻20:10。今、うちには何故か日向がいるのだ。何故こうなってしまったのか、それは_いつものように部活が終わるってみんなが一緒に帰る時まで遡る。
今日は三年生が坂ノ下商店で何か奢ってくれるらしい、しかし月島は今猛烈に「 帰りたい。 」という衝動に駆られていた。今にも雷が鳴り出しそうだからだ、恥ずかしいところを皆に見られてたくない。集団の最後尾を歩いていた月島は坂ノ下商店に着くとすぐに「 すいません、今日は早く帰って来いと言われているのでお先に失礼シマース。 」と前を歩いていた三年生に声をかける。他の三年生がお疲れーと声をかける中一人だけそれを許さないものがいた。
「 おいおい、遠慮すんなよ月島!折角なんだから先輩に奢られとけ。 」
田中がわっはは!と笑い肩をバンバン叩く、この人には雨風なんて関係無いようだ。 だか確かに先輩が奢ってくれるのを断るのも悪いと思う、でも早く帰りたい…ぐらぐらと気持ちの揺れる中。思わぬ救世主が月島に現われた。
「 田中センパイ!今日俺月島の家に泊まりに行くことになってんです。明日休みだし、だから今日はお先に失礼しますね。 」
そう言ってぺこりと頭を下げているのは、日向。何言ってるの?という視線を投げかければぱちんと片目閉じる彼。どうやら話を合わせろということらしい、その仕草に笑ってしまいそうになるもののコクリと頷いて
「 そうなんですよ、腕を振るうから早く帰ってこいって言われてて。 」
そう付け加える。田中も納得してくれたようだ、「 月島の母ちゃんの料理味わってこいよ。 」と日向の肩に手を置いている。そうして無事に抜けれることが出来たのだ。
34:
璃星 [×]
2015-09-12 14:17:27
その後、なぜあんな嘘を着いたのか聞きたかったかのだが話をそらされてしまう。本人はうまく逸らせていると思っているのだろうが、物凄く不自然だ。
「 ねぇ。「 なぁなぁ、今日さぁ影山の来てたシャツ裏表だったよなぁ! 」
こんな風に自分が話そうとすると、被せてくるのだ。でもグイグイ自分の腕を引っ張る姿が可愛かったので、このまま連れ帰っていいだろうと思った。それに日向の家はここから一山超えていかないといけないのだ、土砂崩れなど事故にあわれても困るのだ。そして家に帰り、練習でベタついた汗を流して今に至る。
「 えっ、だってさぁ。」
「 ん…? 」
言いずらそうにもじもじしている日向に、優しく問いかけてみる。
「 月島さっきは大丈夫って言ってたけど、やっぱり調子悪そうだったし。今日一人だって言ってたから心配でさー! 」
あの後のミニゲームでも隠せてたはずなのに、ばれていたのだ日向には。しかも家族が今日いないことを言っていたらしい。 月島と日向が付き合い始めて半年、出会ってからは1年以上付き合っているから本人曰くなんでもお見通しなのだそうだ。 でも恋人に心配されるのも悪くない気分。
「 ありがと、日向のお陰でさっきよりはよくなったと思う。 」と礼を述べると後ろから抱き締めた。ははっ、と笑いながら「 やだー、月島君デレ期なんですか。 」なんて言いやがるからすぐに離したけど。
35:
璃星 [×]
2015-09-12 18:37:14
よしっ、頑張るぜっ☆〜(ゝ。∂)すいません、ただ気合い入れたかっただけです。
この後も見てる人がいたら引き続きお楽しみください。((
36:
璃星 [×]
2015-09-12 20:06:51
でも日向と話したら本当に気持ちが軽くなったような気がする。ガンガンと頭に響くような頭痛も、さっきの事が嘘のように鎮まった。 日向はソファーにごろんと寝転がり月バリを呼んでいる、全くこっちの気も知らないで呑気なものだ。
始めは気にくわないやつだって思ってた。チビのくせに食らいついてくる変人だし、バレー馬鹿。でもそうやってずっと視線で追っていくうちにいつの間にか好きになっていた。山口やバレー部の人に抱くのは違う気持ち、月島の性格上言わないほうが良いと思って自覚してからも黙っていた。そんな時だ日向が告白してきたのは、物凄く驚いたが、今ではいい思い出として自身の胸にしまっている。食べ終わったらかまいに行こうときめてまだ残っているカレーを口へ運んだ時。__突然家の明かりが消えて、一筋の稲光の後。
『 ゴロゴロゴロー! 』
「 っ…や。 」
落雷の音。さっきまで正常に動いていた思考が止まり、頭が真っ白になる。すっかり雷のことを忘れていた。ぎゅっと身をすくめる、日向にこんなとこ見られたら、絶対引かれるよネ…嫌だよ。なんて意志とは裏腹にガタガタと震えだす体。幸いにも停電で真っ暗なのが月島にとって唯一の救いだった。
「 月島?真っ暗なんだけど懐中電灯とかないの? 」
そんな月島の様子に気付いていない日向はつかつかとこっちに向かって歩いてくる。そう思った瞬間月島は叫ぶ。
「 来ないでっ! 」
こんな姿見られたくないそう思って言った一言だったが、この一言だけではわかるはずもなく。ぴとその場に止まった日向は暗くて表情は確認できないが、明らかに動揺していた。さらに追い討ちをかけるように雷鳴が轟いた。「 ひっ、」とひきつった情けない声。ああ、もうばれてしまっただろうか月島の意識は傾く身体と一緒にまどろみの中へ落ちていった。
37:
璃星 [×]
2015-09-12 21:02:31
バレー勝ったぁああ!山内選手100%すげぇ((
でも皆強かった!凄い元気でたよ。
イタリア戦も頑張って!!
38:
璃星 [×]
2015-09-13 04:56:02
※
今の自分より少し幼い僕はテレビを見ている。録画してあった日本代表男子バレーの試合だ。外の大ぶりの雨にも気づかず真剣に。きっと夢の中なんだろうと思った。だってこの光景今までに何回も見て、この後の結末も知っている。だってこの日から自分の中で雷は恐れの対象に変わっていったのだから。
試合が中盤に差し掛かった頃突然「 ぷつり、 」とテレビが最初に消えて、その後どんどん消えて真っ暗になってしまった。その頃まだ小学校に上がったばかりだった僕は、だだただ怖くてあたりをキョロキョロしたが勿論、誰もいない。その時ピカッとあたりが光ってすぐに大きな音が来る…! いつもはその雷鳴の音で目がさめるねだか今回は違った、誰かが自分の名前を呼んでいる。また自分の意識が急浮上したのがわかった。
「 月島…つきしま! 」
「 ん?日向。 」
瞳を開けば射し込んでくる光、どうやら無事電気は復旧したようだ。そして自分を覗き込む顔、心配そうにこちらを見る双眸には涙が溜まっていた。ふっ、と笑うと日向の頬にするりと手を伸ばす。
「 なんで君が泣いてるの。 」
「 だって、月島いきなりぶっ倒れるからびっくり、して。 」
「 そっか…。」
確かにそれは驚くよね、目の前でぶっ倒れられたら。じぶんのおでこには濡れたタオルがちょこんと置いてある。きっとこれも日向が魘されている自分のために必死で探しておいてくれたものだろう、迷惑を掛けてしまった。
「 僕は雷が苦手なんだ、小さい頃にトラウマになるような出来事があったから。…かっこ悪いデショ。 」
そう独り言のように呟き、自嘲気味に笑う。雷が嫌いになってからそう思っていた、だからずっと誰にも話さずひた隠しにしてきたのだ。日向だってきっとそうおもうにきまっている。
39:
璃星 [×]
2015-09-13 05:30:47
しかし月島の予想は大きく外れることとなる。
「 えっ、なんで。別にかっこ悪くないじゃん。 」
そう言う日向は首を傾げながらケロリとしている、本心から言っているようだ。思わず驚いてまう、絶対からかわれると思ったのに。月島は人に弱みを見せるのが苦手だ。勉強も運動もできると思われているからこそよりそう思ってしまう。面倒ごとも誰かに話すより自分の中に抱え込んでしまった方が楽だからだ。 高校に入ってバレー部で「 頼る事。 」をおそわってもなかなか性格上意地を張ってしまうことが多い。
「 それにどんなお前でも、俺は好きだぞっ。 」
ああなんか、秘密としていた自分が馬鹿らしくなって来た。なにそれ最大の殺文句ダヨネ、好きな人にそんな事言われて嬉しくないはずがない。彼の顔が真っ赤に染まるに連れて、自分の顔もきっとそうなっているのだなと思う。
「 月島が雷怖いなら、俺が守る…月島? 」
僕はきっと日向のこういうところが好きなんだ。明るくて照らしてくれるような、暖かさが__と抱きしめながら月島は思う。口元はゆるみっばなしだ。これはやられっぱなしじゃいられない、とニヤリと口角あげれば、
「 もう、君。可愛い過ぎ。 」
そう言ってデコチューをおみまいしてやった、どうやら効果は抜群のようだ。月島のデレに、さっきまでの頼もしさは何処へやら「 可愛い、かわいい、カワイイ。」と完全にフリーズしている。そんな日向の手を引いて月島は階段を登っていった。
いつのまにか雷はやみ、だた静かな雨が地面を打ち付けている。きっと明日は綺麗な虹が出ることだろう。
__終わり
40:
璃星 [×]
2015-09-13 08:57:22
後書きと言う名の大反省会。
さて何故こうなった。( ずぅううん / 反省。 ) 本当はもっと日向を頼れるお兄ちゃんぽくしたかったのに!ツッキーを弱らせることには成功。
結局またバカップルでオワタ\(^o^)/でもカップルはラブラブしてて欲しいですネ。現実では爆ぜて欲しいけども。
さてさて、次はシリーズ物で行きまっせ。黒バス再熱の私でございますが、三年生組を中心に書いていきます。頼れる先輩うまいよね(( と言う事で。頑張りますっ!d( ̄  ̄)
41:
璃星 [×]
2015-09-14 06:19:31
おはようございます…。泣きすぎて目が痛い((
次から次企画しているシリーズ物となりますので、更新遅くなるとは思われますが、暇な人は立ち寄って見てください。
42:
璃星 [×]
2015-09-14 14:07:46
彼等はヒーロー!! / 黒バス三年生組 / モブ目線。
あてんしょん!!
・妄想いっぱい、夢いっぱい。☆
・モブ目線です、ご注意ください。
・今回は腐要素はありませんが、作者が腐って居ますのでご注意を。
以上を読んで大丈夫だという方は、お進みください!☆〜(ゝ。∂)
43:
璃星 [×]
2015-09-15 15:27:15
《 海常高校山田さんの体験談。 》
* モブ紹介。
山田 雅 ( 17 )
黒髪を高い位置でポニーテールしている、バレー大好き少女、バレー部。黄瀬のファンで雑誌もよく買っているし、バスケをしている彼も好き。
そして今回出てくるのは勿論、笠松さん、森山さん、小堀さんです!お三方が大学一年設定なのでご了承ください。
44:
璃星 [×]
2015-09-24 06:10:03
うわわぁ、だいぶ更新してなかった。すいません、もう一回練り直してからこの話出します。
45:
璃星 [×]
2015-10-01 21:16:20
うーん、とりあえず書きかけの小説ほっといて…。
岩ちゃんマジ岩ちゃんー!( きりりっ、) もう、男前でオカンで可愛い岩ちゃんだいすきですね!はははっ、( どした。 ) あぁ、岩ちゃん不足でやばい、17巻でほぼ出番終わってしまって悲しい。(つД`)ノ ああ、あの男泣き岩ちゃんに私も思わず涙してしまった。及岩書きたいなぁ。
ということで岩ちゃんの出番を願ってあげ。
46:
璃星 [×]
2015-10-02 16:24:52
ただいまー!昨日、及岩書きたいなぁ、ってぽそっと行ったんですけどあの後本当に設定考えて出来ちゃいました!そのお陰で学校ではぐっすりお休みタイムでしたけどねっ。お腐れ頑張りました!( どやっ、 / ただの馬鹿 ) 取り敢えず今電車の中なんで本編は夜上げよう。ちなみに3話か4話に別れたシリーズものですよ、もし暇な方は暇つぶしにでも見てくださると嬉しく思います。((
________________
青空から垣間見えるのは、きっと君の笑顔。 / 及岩
あてんしょんぷりーす!!
死ネタ / 及川さん幽霊。 / 最初は及岩未満 / 安定の阿吽コンビ : 切なさ 4: 6
以上を呼んで大丈夫と言う方はお進みください。☆〜(ゝ。∂)
47:
璃星 [×]
2015-10-02 17:12:15
追記 : 及岩ちゃんは、東京でルームシェア他大学設定です。
48:
青空から垣間見えるのは、きっと君の笑顔1 [×]
2015-10-02 18:12:36
3月 28 日 午後9時。東京のとあるマンションにて。
「 …ただいま。 」
バレーの練習で疲れた身体を引きずりながら中に入る。今は一人暮らしなのについつい挨拶をするのが癖になってしまった。玄関横のスイッチを入れる、先程まで暗かった廊下が一気に明るくなった。が、二人で住むために借りたこの部屋はやっぱり一人で使うには広すぎる。_そう苦々しいため息を零すのは来年の四月から大学三年生となる、岩泉一だった。どすどすと足音を響かせながら向かうのは黒地でお洒落なソファのあるリビング。こんな疲れている日は何もする気が起きない、そして扉を開ける。その時窓の方からふと視線を感じ振り向くと__。
「 あ、久しぶり岩ちゃん! 」
朝出てきたとき、しっかりと閉めてきたはずの窓は開け放たれカーテンがゆらゆらと風にたなびいている。そして外の柵に座り、パチパチと瞬きして自分を認識したそいつは1年前と同じようにふわり、と微笑してそう自分を迎えたいるはずのない幼馴染。__''及川徹''その人だった。
*
驚きと状況が掴めず固まっている岩泉に「 しょうがないネ。 」と呟きながら柵からひょいと降りたその幽霊は、すすすっと近づいていくと顔の前でひらひらと手を振ってみせる。
「 おーい!!折角幽霊になっても会いに来たのにサー。無視しないでよう。 」
そうしばらく呼び掛けること数分、やっと我に返った岩泉。ずささとその幽霊から距離を取ると片手にほうきを持った。じっ、と見つめる瞳には明らかに警戒の色がやどっている。
「 お前、本当に及川か? 」
この目の前の奴が幽霊だということは分かる、足がないし何しろ浮いているからだ。そして顔も、声も及川とそっくりでなにしろ事故当初着ていた服を身に付けているが、霊感はない。目に見えないものは信じないという岩泉は、頭では理解していてもやはり半信半疑だったのである。そしたら目の前の偽及川は誰だよと言う話になってしまうのだが。 少しの間が空いた後ふふふ…と不気味に幽霊が笑いゆっくりと口を開くと、
「 こんなイケメンな幽霊なんて他にいるわけないでしょー、長年一緒にいた超絶信頼関係の及川さんの事忘れちゃったの?ヤダー、岩ちゃんたらその歳にして痴呆が始まっちゃったんだねドンマーイ!」
「 あ、うん。ウ ザ川に間違いねぇな。 」
嫌味ったらしい口調で自分に突っかかってくるのはこいつしかいない、正真正銘 及川徹だと岩泉はすぐに警戒を解いた。はやれやれと首をすくめ「 やっと信じてくれたー? 」と及川。はんっと鼻で笑い飛ばせば「 男の部屋に出る物好きな幽霊なんてお前しかいないわ。 」と先程のお返しの一言。'' ちょっと、どーいう意味っ!'' と後ろでギャンギャン騒いでいるが、岩泉は気にすることなく遅い夕食の準備に取り掛かった。
49:
青空から垣間見えるのは、きっと君の笑顔1 [×]
2015-10-02 18:18:22
うわわっ、早速誤字だわ、最後のところのやれやれの前、及川って入ります!ほんっとすいませんんん。((
50:
青空から垣間見えるのは、きっと君の笑顔1 [×]
2015-10-02 18:20:45
あ、ちゃうやん。は、が入ってるのがおかしいんだ。全く私が痴呆デスネー。( 頭抱え )
51:
青空から垣間見えるのは、きっと君の笑顔1 [×]
2015-10-06 16:27:56
※
「 ところでお前、ウチに来るまで何やってたんだよ。 」
部屋に帰る前コンビニで買ってきた唐揚げを一つほうばりながら、及川にそう問いかけた。ぐわっと大きな口を開けて待機していた事には特に触れない。
「 幽霊になったのが病院。その後お葬式を見てから思い入れのある処全部回ったよ。 」
スルーされたことに、むぅと唇を尖らせながらぶうたれていた及川だったが、岩泉が鼻先に唐揚げを近づけてやればすんすんと匂いを十分に堪能してから話し始めた。
「 自分の葬式見てたのかよ…。 なんか複雑な感じだな。 」
「 ふふ、そうでもナイよ。みんな泣いてたから申し訳なかったけど、それ以上に嬉しかったから。 」
そういうものなのだろか、生きている自分には分からない。その時ふっと意識が1年前に飛んでいた。
__「 及川徹が死んだ。 」その突然の訃報にきっと関わりのあったものは驚いていただろう。通夜には大学の友達、高校のクラスメイト、バレー部。更に自分たちの代からライバル関係にいる烏野。及川に忌み嫌われていた牛川などたくさんの人が参列した。ボロボロと涙をこぼしていた人、静かに泣いていた人、そして泣くまいと唇を噛み締めて堪えていた人。皆19歳という早すぎる死を悼んだ。何時もは粗雑に扱われていた及川だったが、やはりその存在は大きいものだったのだと遺影を眺めながらどこか他人事のように思った。 自分はまだいつものようにヘラヘラと帰ってくるのだと、コイツは死ぬはずがないのだと何処かで信じていたのだ。自分はコイツの最期を看取っていたのに。
52:
青空から垣間見えるのは、きっと君の笑顔1 [×]
2015-10-08 13:25:53
※
「 い、わ、岩ちゃん! 」
ハッとして我に返った。目の前に心配そうな顔な及川がふよふよと浮いている。
「 わ、悪い。 」
「 ううん、大丈夫ならいいんだけど。岩ちゃんの所最後に回しちゃったから拗ねちゃったのかと思った。 」
「 はァ!?別に拗ねてねぇッ。もうとっくに成仏したと思ってたわ。 」
「 うわっ、ひっどいなッ!本当は嬉しいんでしょ?ねぇ〜ねぇ〜。 」
うっせぇと口ではそっけない返事を返すものの、こんなやり取りも1年ぶり。思わず頬が緩んでしまいそうになるバレないようにきゅっと真一文字に口を結び直す。
「 ねぇ。 」
「 なんだよ。 」
暫くたわいのない話をしていると真剣な顔で及川が問いかけてきた。こういう顔をする時は馬鹿なことか頼み事をする時だ、きっと今は後者だと判断した。
「 いやー、岩ちゃんてばやっぱりゴ…。」
「 ア? 」
「 ごめん、冗談。だから塩だけはだめだって! 」
コイツが折角何か言おうとしたのに茶化そうとする時は、よっぽど話ずらいことらしい。でも、言いかけられて止めるのは一番嫌いだ。こんな時は力尽くでも聞き出さなければいけないのだが、相手は幽霊。さっき試してみたが、どついたり、殴ったりは身体を通り抜けてしまう。ならばと近くにあった塩を掴めば、やはり及川も観念したようだ。
「 実はサ、超絶信頼関係の岩ちゃんに幽霊の及川さんからどーしてもお願いがありまして。 」
「 何だよ。 」
そう問い返すと、少し俯き気味になった及川。
「 俺が成仏できなかったのは、強い心残りがあるからなんだって。 」
「 おう。 」
この先に続く言葉なんとなくわかったような気がしたが、話の腰を折ると拗ねてしまうだろうと分かっている。コクリと頷き先を促した。
「 たぶんその原因は、突然死んじゃって産まれてから、死ぬまでたっくさんの人にお世話になったのに有難う。が言えてないからだと思う。 」
「 そうだな。 」
「 大学で一緒になった黒チャンや菅クンは、一年だけだったけどすごい楽しかったし。_マッキーやまっつんだって近畿の大学に行ったのに東京まで今もちょくちょく遊びにてくれるじゃん。澤クンも次期主将で頑張ってんでしょ?」
「 ん、てか御前そんな事まで知ってんのか。 」
「 当たり前でしょ、及川サンの力見くびっちゃだめだよ、もう! 」
黒チャン、と菅クンは元烏野の菅原孝支と、黒尾鉄郎の事だ。バレー部入部後久しぶりに再開し、黒尾と及川どうように面識がある菅原が中を取りもち仲良くなったそうなのだ。オフの日は此処に近畿の方の大学に行った花巻や松川。岩泉と同じ大学の澤村を加えて遊んでいた。
53:
璃星@休憩中 [×]
2015-10-09 18:55:45
あと一レスで終わるんですけど、休憩します。←
…一徹コンビ難しい( むむ、) でもハイキューのキャラの中で特に好きなのがこの二人なんですっ。あ、一つここで訂正を入れると岩ちゃんは四月から三年生ですね。48レス目の表現だと来年から三年生です。((
切なめ系の話を書きたくて思いついたのがこの話だったんですけど、ハイキューの中で適任はきっとこの二人だと思ったんです。( 私のひいき目もありますが、 ) まぁ、これからどうなるかは所詮璃星クオリティというくらいの目で見ていただいている人は見てほしいなと。
そんな事より!ヘタリアにハマってしまいまして、今ものすごく幸せでありますッ( 敬礼 ) いつかはヘタリアも書かせていただきたいです。( 勉強してから ) リクエストなどがありましたらぜひ受け付けまーす!
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