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桜。 ( キャラ練、ロル練、書けたら小説、)/53


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自分のトピックを作る
■: 璃星( りせ ) [×]
2015-09-01 20:50:48 



文章力がなさすぎだろ、どうしYOOO!( 机バシィいい / ご近所迷惑 ) そうだ!練習しよう。( きりっ、)と言うことでこのトピを立てました。←

*この部屋を閲覧する時の注意事項。*

・文章力?へ何それおいしいの、というくらいないので見る場合心してみるようにお願いします。
・荒らし様はお口ミッフィー、でお願いします。
・もし、アドバイスしてやんよ。と言う方がいらしたら是非お願いします。


1: 璃星 [×]
2015-09-01 21:03:24


*キャラ練で扱う作品。 / 現時点

ハイキュー / 黒バス / 弱虫ペダル / 銀魂 / 名探偵コナン / 七つの大罪 / 家庭教師ヒットマンリボーン
ぬらりひょんの孫 / クロガネ / テニスの王子様 / るろうに剣心 / 長谷川さんのいる野球部 / ディーグレイマン / 薄桜鬼 /

*小説 / blが大半を締める割合高し。



2: 璃星 [×]
2015-09-01 22:04:21


*ハイキュー / 岩及 / テーマは「 別れ話 」及川目線

( ゆっくりと家への帰路を歩いていく。高校を卒業して早十年。高校三年生の時おじさんだと思っていた時期に差し掛かっていた。 己は大学でもバレーを続けプロになり、2年前には日本代表への招集も掛けられ順風満帆な人生を送ってこれた、これも幼馴染みコーチ兼恋人の岩泉の影響が大きいと思ってる。男同士なんていうものは関係ない、お互いが愛し合っていれば良いんだと思っていたのだと__今までは思っていた。 同じくバレー部だった花巻から「 子供が生まれた、」と連絡をもらったのは先日の事。二人でお祝いに行きたかったが岩泉は仕事で忙しく及川一人で地元の病院へと向かったのだった。 赤ちゃんは、顔の整っている両親二人に似てとても可愛い女の子。「 おめでとう_すごい可愛いねっ!大事にしなよマッキー、」 なんてに、と笑いながら口にすると花巻とお嫁さんは恥ずかしそうにでも、幸せそうに見つめあって。「ああ。」と力強く頷くその姿はすごく眩しくて、そして自分には痛い光景。その後は何を話したのかイマイチ覚えていない。__子供が欲しいなんて思わなかったし、彼も言わなかった。だた相手がいればいいと思っていた。でもそれは自分だけが思っていたことじゃないのか、岩ちゃんは言わないだけで無理して付き合ってくれているのじゃないか、なんて考えが、ぐるぐる回ってしまう。そして人並みの幸せをあげられない自分が悔しかった。人前で恋人だということも、キスやハグするのも普通のカップルとは違い人前でするのは目を引いてしまうから。 彼をそんな好奇な目にさらしたくなくて。でもあの人前で幸せそうにしている同輩の姿は、なかなか脳裏から離れることはなく。様子のおかしい自分を心配してくれた相手と喧嘩したのが数刻前。 自分でも酷いことをしたのは重々承知の上、でも今は一緒にいることが何よりも辛かった。都会の街をフラフラ歩いている中で腹を括った、己が求めなければきっと男前で優しい彼の相手なんてすぐ見つかるだろう。それで2人のクラスマンションの前まで戻るとベンチに座っている相手、優しいななんて思いながら声をかけると眉を潜めて近寄ってきて。 その表情にふふっ、とわらってしまいそうになるものの何か言われる前にきゅっ、と抱きしめ。最後だからイイよねなんて自嘲気味に呟けば続く言葉は一つ。 )

__…岩ちゃん、別れよっか。

3: 璃星 [×]
2015-09-01 22:11:26



はい、と言うことで社会人設定の岩及でした!恋は盲目なんて言いますが、相手のことを思うばかりに…。と言う事皆様にもあるでしょうか?

私はこの後、岩ちゃんがまた男前っぷりを発揮して結局別れない展開を期待ですしおすし。((

お見苦しい文章ではあったとは思いますが、これからこのように書いていきたいと思っているのでよろしくお願いします。

4: 璃星 [×]
2015-09-02 03:41:37


*黒バス / 黄笠+黒子 / 黒子目線 テーマ「バカップルとそれに巻き込まれる黒子クンの日常」と言う事で。

…はぁ、

( どれだけ明るい人だってたまにはため息を吐きたくなる時がある。それがたとえ、今をときめくシャララモデルのキセリョでも。その憂いを帯びた表情をファンが見たらたいそう喜ぶだろう、ただ健全なフツメン男子高校生二年が見たところでイケメン爆ぜろ、くらいにしか思わないのだ。はぁ、と溜息着けば「 それで、今日は笠松先輩と一体何があったんですか? 」と切り出す。 自分が最近彼に呼びだされるときは恋人である笠松先輩とのトラブル案件が多いのだ。片思い時代からだからなおさらだろう。は目の前の彼と笠松先輩が付き合ってから早一年。先輩は大学へ入ってから会える時間が短い。電話一つ寄越してくれない、開いては寂しくないのか…というのが彼の悩みであり、訴えだった。__己は他校生だからあまり知る事はないが、黄瀬が言うにはカッコ良くて、完璧らしい。だからこそ弱みは見せたくないんじゃないかと先輩心を察し。ウンウンと涙目な金髪頭の彼をなだめながら彼の想い人である彼に連絡。 今日は講義が入っていたはずだがすぐに帰って来た、やはり彼は十分愛されているのだと思う。クスクスとその内容を見せると、脱兎のごとくマジバを出て行って。その姿を見送りながらシェイクを手に取りずずっ、とすすって毎回バニラシェイクでつられるのは自分でもどうかと思う、だって昨日もおごってもらったのだ誰にとは言わない。「 バカップル幸せでいてくれないと、怒りますよ。」ポツリ独り言呟きながら、自分も腹を空かしてあるだろう相棒の連絡先をタップし。 )

__テメェ、しょうもないことで黒子に迷惑かけてんじゃねぇ、しばくぞっ!今からすぐ来い、寂しいのはお前だけじゃねーんだからよ。

5: 璃星 [×]
2015-09-02 12:40:35


* 薄桜鬼 / 土沖 / 夢の中の約束。

…やっぱり、ここ。

( 薄桃色の桜に手を伸ばしてみる。その刹那ピリッと頭に刺激を感じる。これで自分が思っていた事は推測から確証へと変わっていった。__ 前世の記憶が自分にはある、そう思い始めたのはいつの話だったか。でも小さい頃から夢に見るのはだいたいその話だった。その夢の中に出てくるのは前世の自分をいつも大切にしてくれた恩人や、剣の稽古で同等の力を持つ今で言うとライバル、そしていつも悪役にてっして、よく怒られたけど前世の自分に対しては甘くて大好きな恋人だった人。 始めはこの夢を見ることにすごく戸惑いを覚えたけど、今は逆に会ってみたいと思う自分がいるのだ、前世の自分が深く愛した人に一目でいいから。夢の中では他の人の名前はわかるのに、何故かその人の名前はわからない。手がかりなのは、顔。桜、そしていつも夢が終わる前に聞く彼との約束だけだった。今日、ここに来たのは夢の中の桜が、ここ薄桜学園の中にあるからだ。この桜を見たいがために己は此処に入学した。この桜の下は秘密の逢瀬の場所、ここに来ればもしかしたら会えるかもしれないと思っていたもののやはりそう上手くいくはずなんてなくて。でも諦めるつもりなんてないけど、ふっと笑みを浮かべれば「 お前も桜好きなのか。」と唐突にかけられた声。相手を見よう振り替えれば眉間に皺をよせた教師、たしか…教頭先生だったはず。若いのに教頭先生ってすごいのねぇ、入学式で母親がそう言ってるのを覚えている目が恋する乙女だったのは気のせいだとおもいたい。にっこり、と微笑めば「 はい、好きな人が桜に似てるんですよ。」あれなに話してるんだろう、まぁ高一の男子が恋するのは別におかしいことじゃないからいいかと、呑気に考えて。そっくりそのまま質問返しすと、彼は何処か戸惑うような素振りを見せた後ふはっ、と吹き出して。「 ああ、この来世もし生まれ変わったら、またこの下で会おう。そう約束した奴がいてな。」__…えっ、なんかその言葉聞いたことある。思わず見開いた目からは涙が一粒こぼれ去っていった。なつかしい暖かい涙だった。 )

お久しぶりです、土方さん。

6: 璃星 [×]
2015-09-02 16:26:43



うわぁああ、なんじゃこりゃぁああ!( 頭抱え ) ロルのような小説のような、もう書いてるこっちもわけわかめですよ。( ふんす、 / 逆ギレ )

補足させてもらうと二個目の黒バスは、黄笠っプルを暖かく見守る、黒子君でごさいます!非似なのは承知の上でもどうしても書きたかったので…。あ、最後に黒子くんが電話しているのは天使かがみん、と言わなくてもお分かりでしょう。(/ いばるな )

三つ目は薄桜鬼の土沖です。沖田君も土方さんも前世の記憶は一応ありますが、年の分土方さんのほうがはっきりと覚えてます。総司、高1。土方さん教頭先生の現パロでございました。土沖も、沖土もおいしいです。ペロムシャァ。
一応ロル練ですが、文章力をあげられるようがんばりまっす!

7: 璃星 [×]
2015-09-03 07:09:46


小説 / 黒バス / 今花 / 設定のみ

・今吉さんと、花宮さんは大学、恋人設定。
・ある日、喧嘩してしまって飛び足してきてしまった花宮さん。そんな花宮さんを探す、今吉さん。
・と、とある工事現場のところを歩いていると上から鉄棒がバラバラと落ちてきて、冷静さを掻いていた花宮さんやばい、と思った瞬間誰かに突き飛ばされる。下敷きになったのは今吉さんだった。
・今吉さんは植物状態、花宮はそんな彼を献身的に介護するけどなかなか目を覚まさず一年。
・傍で泣いている花宮にゆっくりと、今吉は目を覚ます。
・誤解が溶けてhappyーend。

気持ち的な比率
今吉→→→→→→→→→→→→(←←←←←←←←)←←花宮

喧嘩の原因
今吉さんの浮気、ケータイを見てしまって怪しいメールを発見。その後その女と会っている所を見てそういう結論に至るけど。これは誤解、花宮に渡す指輪選びをしていた。


8: YUKI [×]
2015-09-03 07:56:29

お初にお目にかかります。チャトピで小説書いている者です。
差し出がましいとは思いましたが、ご意見してもよろしいでしょうか?

9: 璃星 [×]
2015-09-03 10:27:13


YUKIさん

ふぉおお?!こちらこそ始めまして璃星と申します。はい、貴重な意見是非是非聞かせてください!

10: YUKI [×]
2015-09-03 12:01:42

失礼ながらロル読ませていただきました。ただ、もし小説に興味があるなら短編を書いてみてはどうでしょうか?
璃星さんのお話は、良く出来ているとは思いますが、始めと終わりがハッキリしていないせいか、まとまりがあまりないように感じました。
小説はやはり全体がまとまっていないと解りにくくなってしまうものだと思うのです。
解りにくいと意見も、感想も述べにくいのではと思いました。
個人の物にそこまでいうのが失礼に当たることを承知しています。
私自身未熟ですのであまり参考にも、説得力もありませんが御役に立てればと思い意見させていただきました。

11: 璃星 [×]
2015-09-03 12:40:44


yukiさん

まとまりがないのは、自分でも痛感してます。やっぱりその場思いつきで書くのがいけないんだと。よく考えてから文章にしてみようかな、と。(^_^;)

小説…いつか書ければいいなと、思っています。でもその前にまずは今の課題を克服出来るように頑張りろうと思います。貴重なご意見ありがとうごさいました。((

12: 璃星 [×]
2015-09-03 22:40:02


今日も1日いろいろあったけど、いい日だったから良かったな。なりちゃ大好きだからもっと文章力あげてお相手様に喜んでもらえるように、なりたい。

とりあえず今日は疲れたので寝ます。おやすみなさい!

13: 璃星 [×]
2015-09-05 08:14:00



おはよーごさいます。( 小声 )

やっぱり小説書いてみることにしました、前に設定だけ考えた今花を書きたいと思います。

ゆっくりと上げていくので更新速度は亀ですが、宜しくでーす。

14: 璃星 [×]
2015-09-05 14:44:40


恋して、すれ違って、また恋して / 黒バス 今花

注意※

・まずblが苦手な方は今すぐUターンお願いいたします。
・花宮があまりゲスくありません、むしろ乙女
・ほぼシリアスで最終的にほっこり予定です。


それでもよければ、どーぞっ。☆〜(ゝ。∂)

15: 璃星 [×]
2015-09-05 15:32:08



グレーを基調とした丸テーブル、そこには二人の男が向き合って座っている。1人はにっこりと笑みを浮かべ、もう一人は苦々しく表情を歪めている。

「 花宮…違うんや、これは。」

普段は腹の底では何を考えているかわからないような、胡散臭い笑みを浮かべ飄々とした雰囲気を纏う彼。今はその糸目の瞳を右往左往させている、明らかに動揺しているのだ。まぁ、それはそうだと向かいに座っている花宮真は思った。今吉は浮気の証拠を恋人である自分が突きつけているからだ。

「 別に隠さなくたっても良いんですよ、男の今吉さんが女性を選ぶことはごく、普通のことですから。 」

今、花宮の腹のなかのイライラは最高潮に達していた「人の不幸は蜜の味。 」自他共に認めるゲスな性格をしている自分が高2から大学2年生と四年間付き合ってきた恋人に騙されたことに。しかもさっきから今吉は違うといって肯定しない。でも何が違うのか説明もせずにさっきから同じやり取りの繰り返し。もう何も聞きたくないと、今吉が女性と肩を組んでジュエリーショップに入っていく写真をぐしゃぐしゃにしすっ、と立ち上がって玄関へと続く扉を開けようとドアノブに手をかけると今吉がそれを遮るようにドアの前に立つ。

「 ちょお待ちや、どこ行くん? 」
「 ウルセェなぁ…あんたには関係ないでしょう。」
「 なぁ花宮、ワシの話聞い…。」
「 アンタならうまい言い訳を聞いてあげても良いですが、今は一人にして下さい。」

掴まれた腕をぶん、と振り払うとそのまま振り返らずにぴしゃりとそう言い放ち。今吉を残して花宮は外へと飛び足した。

16: 璃星 [×]
2015-09-05 18:51:20




飛び足してきたは良いものの、昼飯を食べてきてからにすりゃよかった、しかも今は12月下旬セーター1枚だけではさすがに寒い…自分の無計画さにちっ、と舌打ちをし。両方満たせるところはないかとあたりを見回すと黄色と緑で装飾されている見慣れた喫茶店を視界にとらえ。中に入ろうと扉を開けばカランコロンと可愛らしい鈴の音、店内には芳ばしい豆の匂いと焼きたてのパンの香りがふんわりとだたよっていて。高1の時から一人暮らしを始めた花宮は家の近くのこの喫茶店に通っている。今吉とも付き合い始めてからちょくちょく来ていた。

「 いらっしゃい、花宮君。あれ…?今日は今吉君いないのかな? 」

奥から出てきたのはこの店のマスターだ。 もう5年も此処に通い詰めているうちにすっかり仲良くなってしまった。花宮の性格も今吉と花宮の事ももちろん知っているが、別に何も言わず時には相談にも乗ってくれるお人好しだ。にっこりと会釈し。

「 知らないですよ、今吉先輩は同じ大学ではないし。それにたまには一人で食べたい時もありますからね。」

優等生スマイルをかましながらさらりと嘘を吐き。いつも座るカウンターの一番奥に静かに座って。何か言いたげなマスターの言葉を遮って「 いつものでお願いしますね。」と注文を伝えると、相当花宮の機嫌が悪いのを察してくれたのか頷きゆっくりとその場を離れて。調理場へと向かう彼を尻目にスマホの電源を入れれば、今吉からの着信が何件か入っており、また顔をしかめてはメール作成画面を開き。「 探さないで下さいね、もし探しに来ようとしたら今すぐ出てきますから。 」と送り電源を落とし。


17: 璃星 [×]
2015-09-06 11:33:38



今回の発端は、今吉の携帯に花宮がお風呂に入っている彼の代わりに出たことからだった。 電話の相手は「葉咲」という人で花宮だと気づかずに「今週の日曜日わかったわ。」と言ったらすぐに切られてしまった。

なんだったのだろうか、でも今週の日曜日は確か…花宮が今吉を映画に誘って断られた日。この人と会うのかとこの時は不審には思わなかった。風呂から出てきた今吉に「 葉咲さん、って人から電話来てた。」と自分が言った時いきなり何もないところでこけた、いつもなら馬鹿じゃねェのと嘲笑ってやるがなにかおかしいそう感じ、どうせする事がなく暇だったので尾行しようと決めたのだ。

しかし、当日尾行を始めてからすぐに帰りたい衝動に駆られた。花宮が観たいと言った映画を見て、仲良くオシャレなカフェで昼食し極め付けにはジュエリーショップに入ったからだ。さらりと黒髪をなびかせて今吉と腕を組む彼女さながらその姿は美男美女カップルに見えた。__「 浮気 」その2文字が頭をよぎる。 確かにあの人は器用だから二股くらい余裕だろう。だとしたら捨てられるのだろうか、いつの間にかポロポロと目から溢れる涙をぐしぐしと拭いながら家への家路を急いだ。 捨てられるならその前に捨ててしまえば良い。いつもの冷静な思考回路が完全にショートした。

18: 璃星 [×]
2015-09-07 22:38:51



ああああ、小説の途中ゥうう!((

取り敢えず、下がっちゃったからあげます。

そしておやすみっ。

はぁ、ハイキュー第2期早く始まらんかなぁ。舞台も見に行きたい。

19: 璃星 [×]
2015-09-07 22:50:14



そして、本当にごめんなさい。

20: 璃星 [×]
2015-09-08 10:41:38




「 は…花宮君!大丈夫ですか? 」

そう肩を揺すぶられる。どうやら自分はいつの間にか眠ってしまったようだ。なかなか起きない自分を心配してくれた彼に「 すいません。 」と返事をして運ばれてきたものに視線移せばゆらりと一筋の湯気を立てているコーヒに、こんがり狐色のトーストにお好みの卵がついたセット。此処までが花宮がいつも頼むものだか、今日は更にふんわりとしていそうなスポンジの上にカカオの匂いを漂わせたチョコレートケーキがちょこん、と置いてある。どういうつもりなのかと見上げた花宮。

「 マスター、僕はチョコレートケーキなんて頼んでませんよ? 」
「 花宮君は5年、通いつめて下さっているので、このケーキは当店からのサービスですよ。だから今吉君と何があったかなんて知りませんが、早く元気出してくださいね。 」

やはりこの人にはなんでもお見通しらしい。困ったようにふはっ、と苦笑いを零し「 はい、ありがとうございます。美味しく頂きますね。 」と礼を述べた。ぱくりとトーストに齧り付き外の景色を眺めているとカランコロンと鈴の音。今日は店内に花宮だけで、貸切状態だったのに誰だろうと扉方面を見た。
すると其処に立っていたのはこの前一緒に今吉といた彼女が雨露を払っているところだった。ここの喫茶店は今吉の大学と近い距離にある。しかも先程からぱらぱらと雨が降っているから、きっと雨宿りに来たのだろう。 このまま今吉と別れる前に一度彼女と話してみたいと思っていたのだ。 ラッキーと口元を歪ませればちょうど彼女と目が会う。

「 あの、な「 もしかして花宮真さんですか!ですよねっ。私今吉翔一君の同輩の<葉咲琴子>と申します。今吉クンにはよくお世話になっているんですよ、あサークルも一緒なんで。花宮サンの話はよく伺ってます。W大に通ってて満点首席で合格したんですよね、すごいと思いますっ、…あれ花宮サン? 」

話しかけようとした花宮の言葉にかぶせたかのようにいきなりペラペラと喋り出す葉咲。その勢いに思わず目を見開いて固まってしまう。この間尾行した時のイメージは、クールでハキハキしていたと思う。口数も少なくどちらかと言えば今吉がしゃべって、そこに彼女がつっこんでいた。なのに、この一瞬でだいぶイメージが変わってしまった気がする。

「 すいません、いきなり喋り出されたもので少し驚いてしまって。葉咲さんですよね。こちらもよく今吉先輩からよくお話は聞いています。もしよかったらしゃべりませんか? 」

とっさに猫かぶりで返し、誘ってみた。すると案の定彼女は嬉しそうに頷いた。専攻している学部の話や、バスケの話などをした。小学校から高校まではPGとしてプレイし今は大学では今吉のいる男バスのマネージャーをしているらしい。ここで話がひと段落つき、彼女は少し前に注文したコーヒーを飲んでいる。さてそろそろ本題にうつろうか、さぁて…一体どーいう反応をするのだろう。

「 葉咲さん。」
「…はい、なんでしょ? 」
「 この前今吉先輩がシャワーを浴びてる時に、電話なってて俺が出たんですけど。日曜日どこに行ったんですか?」

あくまで優等生スタイルは崩さない。その問いかけにはっ、と此方を見る彼女。どうやら思い当たる節があるらしい。もししらばっくれることなんて出来ないから、自分がやるとすれば上手い言い訳を考えて弁解するか、泣いて謝るか。しかしその何方でもなくにっこり、と口角をあげれば「 もしかしてっ、指輪まだもらってないんですか!」と問い返してきた。噛み合っていない返答にに思わず、「はぁ?」と低い声で返すも彼女は気にせず喋り出す。そして花宮は気付いたのだ自分が大きな勘違いをしている事に。


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