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小説 ~花火の音と君の声~/1


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■: 紅葉 [×]
2015-04-02 05:33:31 



私が一人でいると いつも話し掛けてくれる貴方。

私が不安で押し潰されそうになったら助けてくれる貴方。

私が寂しくて泣きそうになれば手をさしのべて優しく微笑んでくれる貴方。


そんな貴方が大好きです_…。


__あの日、貴方の声は花火の音でかき消された。


…最後の言葉だったのに。
優しく微笑んで言ってくれた言葉だったのに。
何も私は聞こえない。


「さよなら、真桜…いや、

______。」


1: 紅葉 [×]
2015-04-02 06:12:18

事の始まりは小学6年生の5月15日。

「えぇと…どういう事…?」

「だから…真桜の事、好きなんだよ」

放課後、少し暑い教室の中でいつも明るくヤンチャな虎彦はそう言ってきた。


"好き"


そう言われた私の脳内は爆発寸前。驚きと嬉しいという感情が心の何処かにあった。

「ん…私も」

そんな重く考えいなかった。だって大好きな虎彦が私の事を好きだと言ってくれたから。

付き合う事になった私たちはその日に甘いkissをした。小学生はまだ子供?それぐらい分かってる。だけど虎彦からだったから受け入れた。これがアイツだったら拒んだと思うけどね…。


___

「何コレ…」
「はぁ…こんなのも分かんないの?どう見てもお弁当でしょ」

"アイツ"というのは今私の目の前に座っている新の事。ちなみに新は学年トップの運動◎な男の子。その代わりに頭は悪いけど。まぁ何だかんだ言って面白い奴なのダ

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