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自分のトピックを作る
■: 秋篠槞鴉 [×]
2014-07-31 13:17:49 

【短文・中文・長文】
一回のロールの文字数による分け方です。
どこまでが短文でどこからが長文なのかという絶対の基準は存在しないので、自分のロールが普段何文字くらいなのか数字で把握しておく方が望ましいでしょう。

一例としては、100字以下なら短めとされることが多く、300字を超えると長めとされることが多いようです。
一般的に長文とされる長さよりもさらに大幅に長いようなロールを「超長文」と呼ぶことも。
あまり文字数が一定せず、状況次第で短文も長文も使うような場合「ムラがある」といった表現を使います。

ロールの長さにおいて「必ずしも大は小をかねない」ということには注意してください。


【終止形と進行形】
終止形ロールか進行形ロールかの違いは描写部分の文末の違いです。以下はそれぞれの例文。

終止形ロールの例
おはよう、早起きだね。(新聞配達のアルバイト中、前から歩いて来る人にすれ違いざまつい反射的に声をかけた)
進行形ロールの例
おはよう、早起きだね。(新聞配達のアルバイト中、前から歩いて来る人にすれ違いざまつい反射的に声をかけて)

この様に一文字違うだけで終止形か進行形かが分かれます。
なお終止形、進行形という名前ですが、それぞれの文章の印象で、前者は行動が終わっているような感じを受け、後者は行動が進行しているような感じを受けるから、のようです。
終止形、進行形という言葉の本来の意味とは違う使われ方なので注意がいります。

いくつかマナーサイトなどを見てまわると「終止形ロールは嫌われているので使用を避けるべき」とされていることが多いようなのですが、それだとちょっと正確ではありません。「終止形ロールを嫌う人も多数いるので使いたい人は相手の好みを確認すべき」とでもするのが、おそらくいくらか正確であろうと思います。
普通に考えて、終止形ロールを使う当人は相手が終止形ロールを使うのもなんとも思わないのでしょうし、自分では使わないものの相手が使うのは気にしないという人もいるでしょう。
ロールの形式も好みの一つですから、その好みが合う人を探すのは個人の自由です。


【小説ロール】
上の例文のように、基本的にロールは括弧の外にキャラの台詞を書き、括弧内にそれ以外の説明のための描写を書きます。
その描写において、なりきっているキャラの主観視点以外からの、ナレーションのような描写を含むのが小説ロールです。

小説ロールの例
おはよう、早起きだね。(早朝、まだ空は薄暗く、通りから少し入った路地では烏がゴミバケツを荒らしている。時折飛び立つ烏の羽音に驚かされながらの新聞配達のアルバイト中、前から歩いて来る人にすれ違いざまつい反射的に声をかけて)

好む人の場合、情報量が多くどういう状況なのかを伝えるのに向いている、また単にこういった文体を好むから、などが理由のようです。
嫌う人の場合、ナレーション部分が余計に感じられる、などが理由のようです。

心情ロール・テレパシーロール
これもロールの描写の中の特徴での分類で、言動に表われていない心情をも描写するのが心情ロールです。

心情ロールの例
おはよう、早起きだね。(新聞配達のアルバイト中、前から歩いて来る人に、綺麗な人だな、この近所にこんな美人住んでたっけ?と思いながらすれ違いざまつい反射的に声をかけて)

好む人の場合、これも情報量が多いのでそこが便利であるというのが理由のようです。
嫌う人の場合、こちらに伝わるはずの無い相手の内心が(テレパシーのように)分かってしまうのはおかしい、というのが理由のようです。


【確定ロール・決定ロール】
自分がした描写によって自分の状況だけでなく相手の状況も決めてしまうというのは、ある程度ならば全てのロールが持っている要素ですが、それの 度が過ぎてしまっている ものがこう呼ばれます。

ここまでに説明した各種のロールは個人の好みの問題で、直接マナーに関わるというものではありません。ですがこの確定ロールという分類はそれらとはやや異なると考えておいた方が良いでしょう。

非確定ロールの例 1
おはよう、早起きだね。(新聞配達のアルバイト中、前から歩いて来る人にすれ違いざまつい反射的に声をかけて)

確定ロールの例 1
おはよう、早起きだね。(新聞配達のアルバイト中、前から歩いて来る人にすれ違いざまつい反射的に声をかけ、無言でだがぺこりと会釈を返してくれた相手に思わずぼうっと見とれてしまい)

上の非確定ロールとした例文でも、「挨拶をされた」という相手側の状況は確定させてしまっています。しかしそれに対する「行動」は相手に選択を任せているので、この程度なら相手を困らせてしまうことはまずありません。
その点、下の例文では挨拶に相手がどう反応したかを勝手に決めてしまっています。

次に別の例です。

非確定ロールの例 2A
この野郎!(相手の失礼な態度に思わず声を荒らげ殴りかかって)
確定ロールの例 2A
この野郎!(相手の失礼な態度に思わず声を荒らげ殴って)
非確定ロールの例 2B
この野郎!(相手の失礼な態度に思わず声を荒らげ殴りかかったが空振りし、その勢いで転んでしまい)
確定ロールの例 2B
この野郎!(相手の失礼な態度に思わず声を荒らげ殴りかかったがあっさり避けられ、その勢いで転んでしまい)

例文2Aですが「殴りかかって」ならば現時点で確定しているのはこちらの行動だけで、それに対し相手は避けるという行動を起こす事も選択できます。しかし「殴って」と書いてしまうと相手にその自由がなくなります。
例文2Bも「空振りし」なら本人の行動だけの描写ですが、「あっさり避けられ」だと相手が行動を起こしたことになってしまっています。


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