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22464:
匿名猫 [×]
2017-12-08 18:18:34
「あの憂鬱な獣が好きでしゃうがないのです。芸をおぼえないのだっておぼえられないのではなく、そんなことはばからしいと思っているので、あの小ざかしいすねた顔つき、きれいな歯並、冷たい媚び、なんともいへず私は好きです。」
時はデカダンに沈む大正末期。人嫌いの物書きがこの世で唯一愛したのは、ちっぽけな雄の黒猫だった。
けれども猫畜生の命など人間のそれに比ぶればさながら砂糖菓子のよう。黒猫はあくる日ぽくりと命を落とし、物書きもまた後を追わんばかりに嘆きに暮れた。
「先生」。
と。そんな物書きの元へ現れたのは、まだ年若き一人の少年。書生になりたいのだと語る彼は奇しくも猫と同じ名を名乗り、にまりと同じ笑顔を浮かべ、八重歯を覗かせこう語る。
「先生があんまり泣くもんで、俺は浄土にものぼれやしない。本当に仕方の無い人だ。仕方が無いから帰ってやった。さぁ先生、いつものように頭を撫でてくださいよ」。
馬鹿馬鹿しい。キチガイめ。なんと不愉快な冗談か……そう一蹴できなかったのは、愛猫によく似た琥珀色の瞳のせいか。
かくして物書きは元愛猫を騙る少年を受け入れ、少年は書生として彼の屋敷に居着いてしまう。そんな御伽噺にしては気味の悪い、歪な二人の物語。
【概要】
愛猫家の物書きと、死んだ愛猫を名乗る少年が送る奇妙な共同生活。少年は化け猫かはたまた悪趣味なただの悪童か、猫の死につけこむ異常なファンか。得体が知れぬ相手にもいつしか依存し愛してしまう、切ないような不気味なような怪談めいたBML。
【募集】…小説家(男性/年齢25〜初老)
人間嫌いであれば陰鬱な芸術家でも表面的には好青年でもやさぐれたおじ様でもご自由に。どんな性格でも結局気を許せるのは愛猫だけ、少年を怪訝に思いつつも愛した者の面影を重ね突き放せはしない弱さを持つ哀れな男。
【提供】…猫を名乗る少年(男性/年齢10代〜20程度)
小憎らしく小生意気、それでいて小賢しく懐にするりと入り込む猫によくにた性質の餓鬼。ふてぶてしいようでいて"先生"を深く愛しており、言葉でいたずらに転がしてみたり僅かにいじめてみたり、かと思えばべったり愛でてみたりと様々な愛情表現を見せる。
※双方の性格は仮のものです。最終的にはお相手様と相談しつつ決められるよう考えております。
※攻め×攻めを想定しておりますが、どちらかといえば少年×物書きです。攻め気味少年に抵抗のあるかたはご遠慮ください。
【その他】
・ロルは200〜無制限。緻密な描写や確定、小説ロルも大歓迎です。
・不要な空白、記号は×。
・置きレス推奨。こちらもレス頻度にムラがあることをご了承ください。
・萌え、萎えについてはスレ建て後に相談。
妙な設定ですが良縁に巡り会えますよう願っております。スペースありがとうございました!
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