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匿名吸血鬼 [×]
2017-11-16 02:35:15
【(!)閲覧注意】
[ダークファンタジー/吸血鬼/歳の差/サイコ/刑事もの/退廃/堕落/共依存]
「嫌だ──畜生、畜生っ、俺はしたくないんだ、望んでないんだ──君に──こんなことは──」
「……良いの。貴方は、貴方だけは……私を殺して、喰べて、良いの……」
吸血鬼が存在する架空西欧。その超人的な五感や血に対する敏感さ、身体能力を評価され、凶悪な殺人事件の捜査に協力する吸血鬼たちがいた。
同族からは「人間のイヌに成り下がった裏切り者」と罵られ、協力相手の警察からは身分保障のためにGPS付きの「首輪」や「腕輪」を強制され……それでも彼らがその立場に甘んじるのは、合法的に若い処女の血を吸うことが出来るからだ。
身寄りがない。親が犯罪者で、真っ当に生きていけない。社会の最下層に生きる、そんな先の暗い少女たちのことを「血袋」と称して、警察は秘密裏に吸血鬼たちに与えていた。
おぞましい程に非人道的ではあったが、それで人間のシリアルキラーや暴走吸血鬼の逮捕が一気に捗るのだから安いものだ。政治家や金持ちの命に、何一つ持たぬ少女たちなど換えられない。
かくしてまたひとり、血袋の少女が吸血鬼の刑事の元に贈られた。既に少女は人生に絶望し、死を望むようにすらなっていた。いっそ、血を全て吸い尽くされたいとすら願うようになっていた。
ところがその吸血鬼、実は長年断食……ならぬ断血をしている、風変りな吸血鬼であった。見返りなしに刑事務めをしているのであり、血袋を贈られたのはどうやら手違いであったらしい。
「侮辱だ!」と彼は激怒するが、1度吸血鬼に贈られた血袋の少女に帰るアテなど、所詮どこにも存在しない。結局彼は、少女を引き取って自分の家に住まわせることにした。
しかし断血をしていた筈の、長年誰よりも本能を封じ込めてきたはずの吸血鬼は──何故か、この少女だけにはタガが外れてしまった。
自分を激しく呪いながら、それでも少女の首筋に死なない程度に吸いつかずにいられない、少女に堕とされた吸血鬼の刑事。彼に強く依存しながら、彼を受容し、支えていく生贄の少女。
どろりと歪んだ絆を結ぶ、ふたりの物語。
募集……血袋の少女。凄惨な過去を経て警察に保護され、血袋として相手のところに贈られる。意外にも優しく、自分を人間として扱う相手に困惑するが、彼が理性を失い血を吸うことにほっとしてしまうほどには歪んでしまった。しかしそれ以外は、吸血鬼と暮らすうちに少しずつ健全に回復していく。
提供……壮年の吸血鬼の刑事。吸血鬼の能力もあるが、それ以上に犯罪者を捕まえるという強い執念のために敏腕で、人間の刑事たちからの信用も厚い。しかし結局吸血鬼にも人間にもなりきれない孤独を抱え、故に少女に依存してしまった。刑事をする理由が、次第に「少女を守るため」に変わっていく。
──目が覚めたか?
(信じられない“贈り物”を自宅の玄関先で受け取って普段の落ち着きなどあとかたもなく吹っ飛び、「お前の頭はどうなっている?」「血袋の制度が大嫌いな俺にこのような真似をするなんてどういう了見だ!?」等と電話口で散々上司に怒鳴り込んでから一夜明け。自身も睡眠をとってから冷静に考えれば、わけも分からないまま生贄にされた彼女を全く気遣うことなしに、ひたすら上司に荒々しく怒りをぶつける姿を見せて良いはずなどなかったのだ。さぞ不安にさせただろう。そう思い、ソファーから起き上がって自室に向かうと、軽く扉をノックしてから、己のやや古びたベッドに横たわる華奢な少女に声をかけ)
……安心しろ、俺は確かに吸血鬼だが、今は血を吸う趣味を持たん。きちんと帰してやるから、暫く大人しく待っていろ。
(/壮年の吸血鬼とうら若い少女が共依存に陥りつつ、相互救済を経て絆を築いていけたら……また、ベースとして刑事ドラマのような要素も取り込んでいけたらなと。細かい展開は相談にて。参加希望の際は、これに続くテストロルを下さると幸いです。良縁願って……!)
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