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日記…的ななんか変なトピ←/1642


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自分のトピックを作る
1541: 狛枝凪斗 [×]
2014-09-27 22:09:28




それは違うよ(ネットリ、)



1542: 苗木誠 [×]
2014-09-27 22:11:50




それは違うよ!(キリッ、)




1543: 桜欄樂 [×]
2014-09-28 18:16:13

白カネキくんの爪が気になって気になって……
あれかな、赤黒いマニキュアを塗ってるのかな。
何其れ可愛い

1544: 桜欄樂 [×]
2014-09-29 20:27:15

小説読み終えたけど、すごく面白かったね。

特にホリチエちゃんは気に入った
月山とホリチエちゃんとの会話何だこれ!?wwって思わされた
あと、ヒデには感激した。ヒデは正真正銘良い人だなー、て思った

1545: 桜欄樂 [×]
2014-10-01 18:58:19

 私は約束した、彼女に。「何が有ろうと永久に一緒」だと。
 私は誓った、自分に。「貴女の為ならば何処までも堕ちていける」と。
 古より魔女に呪われていると疎まれてきた汚れた本は、少年により開かれ物語は再び、動き出す。

 西ヨーロッパ地方はキリスト教カトリック系への信仰が特に多かった。
 長く美しい緑髪を持つミクもまた神への祈りを捧げる修道女だ。
 色とりどりの繊細なステンドガラスは日に照らされきらきらと輝き、さらに綺麗な影を作り上げその中でミクは一人立っていた。別に彼女が立っているのには理由は無い、ただただ立ち尽くしてるだけなのだ。重たい扉を開けそこに一人の少女が現れた。
「ミク…?此処に居たのね」
「あら、リンじゃない」
 金髪に深い蒼色の眼、まだ幼さを残すもののこれまた美しい彼女の名はリン。ミクと同じく修道女。リンの可愛らしく高らかな声は鈴を転がしたものを連想させる。逆にミクのよく通る澄み渡った、リンほどではないが高らかな声は小鳥のさえずりを連想させる。
 完璧なほどに美しいその二人は周りからは神から授かった者、または神の子だと思われることも少なくない。しかし彼女たちには神にも言えぬ秘密があった。

1546: 桜欄樂 [×]
2014-10-01 19:22:14

「…場所変えましょうか」
「そうね」
 にこりと優雅に微笑み合い、二人は誰も居ない知る人ぞ知る小さな庭へと移動していった。途中に咲き乱れる小さな薔薇には刺がありいくらか刺さってしまうがそんなことお構い無しだ。誰にも見られない二人だけの場所に、速く…速く行こう。それだけを思うのみ。
「もう歩くの速いわミク」
「ふふ、ごめんなさい。早く貴女に触れたくて」
「慌てなくても私は此処に居るわよ?」
 リンが小さくからかうように笑うとミクは拗ねたような表情を浮かべつつ相手の腰に手を回し顔を近づける。
「そんなんじゃ駄目。…それよりもリン。二人しか居ないんだから素性出して?」
「まるで私が皆を騙しているみたいな言い方。でもいいよ、ミクになら…」
「私だけ特別見せてくれる、リンを愛してる。誰よりも…」
「私も愛してる」
 互いに愛を確認し唇を重ねる。それこそが彼女たちが犯した最大の罪であり最大の幸せ。罪と分かっていても、彼女たちは回り続ける。まるで円舞曲のように。
 臨んだ幸せと罪の意識が巡り合いやがて祝福は呪いになることにも気付けずに。
「私、どこまでも墜ちてゆける」
 ぽつりと放ったミクの笑顔はどこか寂しげだった。

1547: 桜欄樂 [×]
2014-10-01 19:51:33

 そうして彼女たちは幾度となく神を裏切り皆を裏切り愛し合っていた。罪悪感すら彼女たちを酔わさせるのだ。だが、その幸せもいつまでも続かない。愛ですぎると枯れる薔薇のように。

 光は蝋燭の火のみという暗闇の中、リンは俯いている。
「ついに暴かれてしまうのですか」
「神の羊たちは異端を許さないという訳ですね」
「良いですよ、裁きの時までは逆らい続ける。終末の天秤などこの手で壊してみせます。私はミクを愛してます」
 果たしてそれは神に対しての言葉か、はたまた自分に言い聞かせるためなのか。リンはただ蒼い瞳を暗く暗く濁らせ笑うだけだった。

 魔女狩り。神を敬う者でありながら醜い愛に手を染め、それも同姓だったため罰が与えられた。行われるのは5日後。
 なるべくはミクの耳には入れさせたくない言葉もどうやったって結局届いてしまう。仕方が無いことだ。
 ぱたぱたと小走りに次の夜ミクはリンにいつもの庭で逢いに来た。
「リン…」
「ミク」
微かな涙を浮かべるミクに優しく笑いかけるリン。応えるように抱き締める。同時に温もりが伝わる。リンの温かみによって決意する。
「リンは私が守る」
 そう、私はとっくに魔女だった。

1548: 桜欄樂 [×]
2014-10-01 20:09:06

 たとえ、死刑囚であってもリンと一緒に逝けるなら幸せよ。
 小さく笑みを浮かべミクは目を閉じた。魔女狩りの内容はまだ知らされてない、その時まで分からないのだ。しかしミクは恐れることなく待ちかまえる。何故ならリンが傍にいるから。
 与えられた5日後、ミクはいつもの通り過ごした。死という恐怖も考えて不安に圧し潰されそうだったが、リンが黙って手を握ってくれたから乗り越えられたのである。
 かち、と聞こえた最後の時計の音。開かれる扉から現れる羊。明ける夜。
 ミクは目を細めて微笑んだ。
「いらっしゃい」



「大したことなかったわ」
 小さく溜息を吐きミクは呟く。
バッサリと切られたあの美しい長い髪はもう無い。髪は古来より魔女の象徴されていたため髪を切っただけで済んだのだ。
「リンなんて初めから短いから男の子か丸坊主になってしまうわね」
 くす、と愉快そうに笑う。
さぁリンのところに行こう。ミクはまだ近くにいた羊に話しかけた。
「ね、リンのところに案内してちょうだい」
 羊は黙ってミクを連れ外に出た。その違和感に気づかない者など居ない。
 暫ししてから町のとある場所に着いた。

1549: 桜欄樂 [×]
2014-10-01 20:33:34

 人だかりは全て教会関係の人たち、噎せるほどの煙、熱い風、中央に吊るし上げられてるのは紛れも無いリンだった。
 理解した瞬間絶望が溢れかえる。
「あ…あぁ、嘘だ。…いや」
 人をかき分けリンが見える位置まで行き届くはずのない手を伸ばす。
 ミクに気づいたリンは寂しそうに笑い小さく言った。
「一緒じゃなくてごめんね」
 焼けていく身体と香りが身に染みた。
 灰になる彼女は全ての罪を背負った。愛するミクを守るため、5日間逆らい続けたのだ。
 それにようやく気づけたミクは泣き叫ぶことしか出来ない。

 -魔女に幸せなど与えられないのだ。
 彼女以外を愛することは出来ない。それは貴方も同じ、いつかこの本が開けられたとき真実は暴かれる。子孫にかけた私の呪いは何時までも語られ続ける。同姓との契りは結ばれず、他の人も愛せず苦しみ続ける。それが私の復讐。-

 ぺらり、とめくられた埃まみれの本。
 緑髪の少年は偶然見つけた先祖の本を読んだだけ。
「誰に伝えればいいのだろう、この真実を」
 だが彼にとっては重い荷になった。
 金髪碧眼の少年が脳裏を横切る。
「神は尚有り続けるのか…」
 閉じられた本は静かに奥にしまわれた。


1550: 桜欄樂 [×]
2014-10-02 21:50:29

男女でお泊まりはな…ちょっと遠慮したい
何を言っても聞かないし、つかそもそも場所ないし
あーあ。
その時になったら断ろう

1551: 桜欄樂 [×]
2014-10-04 17:56:50

 全ての始まりは些細なことだった。

 たまたま良い匂いをしていた味噌ラーメンが目を惹いた。カヲルは少し気になり近くにいたレイに尋ねる。
「ねぇファースト。この醤油ラーメンというのはどういう味なの?」
「知らないわ」
「食べたことないのかい?」
「ええ。だってお薬さえ飲んでおけば後は何も必要ないから」
「そうなんだ、僕と少しだけ似ているね」
二人にとって何気ない会話なのだが、アスカは目を丸くし驚いた表情を浮かべる。
「あんたたち、ご飯を食べたことないの!?」
「そうよ」
「ああ、そうさ」
屈託なく頷く二人に対しアスカは更に有り得ないと言わんばかりに口をあんぐり開け見つめる。暫しした後、ふふんと笑って長い髪を持ち上げては
「仕方無いわね。食事してないなんて、なんて勿体ことしているあんたたちに料理というものをこのあたしが作ってあげるわ!てことで今日の夜はあたしの家に来なさい」
と胸を張り二人を招待した。
「私は……そうね。参加させてもらうわ」
 レイが返事してから少し時間が経った後
「よし、僕も参加させてもらうよ」
と頷いてカヲルも承諾した。大方アスカの家ということはシンジの家でもある、と考えていたのであろう。

1552: 桜欄樂 [×]
2014-10-04 18:36:57

「ところで貴方、料理出来たのね」
「な、失礼ね!それくらい出来るわよ」
 レイの一言に必死に突っ込むアスカの顔は何処か引き吊っていた。

「うーん、そうねぇ。どれにしようかしら」
 家に帰ると早速ヒカリから借りたレシピ本をぺらりとめくりつつ視線を這わせる。ヒカリにオススメされた中から簡単で尚かつ豪華なものを選んでいく。
「頑張ってね、か…」
 ヒカリに言われた言葉を思いだし小さく笑う。誰かのために料理を作るなんて何時ぶりだろうか。
「決ーめた!さ、早く買い物に行かなきゃ」
 窓からは夕日が差し込んでいる。財布を持って嬉しそうにスーパーへと向かった。
 アスカの居なくなった家は暗くがらんとしていた。

 買ってきたものはを机に並べてから夕飯を作っていく。途中、失敗することは多々あった。お米を炊くのを忘れていたり、調味料を入れすぎたり、煮崩れしたり、手を何回も切ったり、それでもめげずにアスカは作り続けたのだ。二人の為に。
「やっと…出来た!」
 明るい笑みを浮かべ達成感を味わう。時刻は7時前、時間指定は言わなかったものの一般的夕飯の時刻には来るだろう。

1553: 桜欄樂 [×]
2014-10-04 19:16:05

 何時来ても良いように部屋を綺麗にし3人分の食事を盛りつけ机に並べる。冷めないようにちゃんとラップまでかけておいたのだ。
「ふふ、シンジにも劣らない私の腕前に驚くといいわ」
 上機嫌で椅子に座って待つアスカ。
 しかし、1時間経っても彼らは来なかった。
「…遅いわね」
珍しく心配そうに眉を寄せ呟く。夕飯がそろそろ冷めてきてしまう。
 2時間後。心配を通り越して今度は腹立たしくなってきた。
「何よ、来るって言ったくせに!」
それでも夕飯は捨てなかった。心の何処かで来てほしいと期待をしていたから。
 3時間後。腹立たしさも治まり机につっぷして寂しそうに呟く。
「…期待したあたしがバカみたい。喜んでくれると思ったのに」
どうやらアスカの手料理を拒んだんだと思ったらしい。冷めきった夕食を一人で食べる気はしなかった。

「完璧もう遅刻だね」
「そうね…、道草を食っていたのがよくなかったのかしら」
「うーん、まだ料理残ってるかなぁ」
「どうかしら」
 眉を八の字にして困り顔のカヲルと、悠々としたでもどこか気まずそうな顔のレイがアスカの家に着いたのはもう10時30分のことだった。夕飯の時間にすればかなり遅い。

1554: 桜欄樂 [×]
2014-10-04 19:29:49

 おず、とインターホンを押す。暫く経っても何の返事も無かった。
「…どうしたのかな」
「もう一度押してみればいいと思う…」
「そうするよ」
 再度鳴らしてみても何の返事も無いどころか物音すら聞こえてこない。
二人は顔を見合わせた。
「おかしいね」
「おかしいわ」
「部屋を間違えてもないし電気の光は漏れてる…」
「あ、…開く」
 真剣に考えるカヲルを余所にレイはすでに扉を開けていた。
「ちょ、人の家に勝手に入って良いのかい!?」
「既にシンジくんは勝手に入ってきたからお互い様よ」
「此処がシンジくんの家でもあるけど今はセカンドが居るじゃないか」
「いいから行きましょ」
 躊躇い反論するカヲルと靴を脱ぎ始めるレイ。とうとうカヲルは折れ渋々と入っていった。
 リビングに居たのは机につっぷし寝ているアスカ。インターホンにも出ない訳だ。
「寝ている…」
「起こさないであげましょ」
「そうだね」
 他の部屋から毛布を持ってきて優しくアスカに掛けてあげた後、夕飯の方に目が行く。
「あ…。もう冷めきってる」
「…もったいないわね」
「レンジでチンしようよ、まだ食べられる」
「!、え、ええ…」

1555: 桜欄樂 [×]
2014-10-04 19:59:49

 それぞれのお皿をレンジにいれ温めていくうちにアスカが目を覚ました。
「ん…」
「目覚めたのね、遅くなってごめんなさい」
「おや…、おはよう。折角誘ってくれたのに本当にごめんよ」
 同時に起きたことに気付くとアスカに近寄り申し訳無さそうに謝る。
 アスカは驚いた顔したあと嬉しさから涙目になりぽつりと小さく言う。
「何で、今頃来たのよバカ…」
 今の彼女にとっては勝手に入ったことはどうでもいいらしい。
 温められた料理たちとレイとカヲルの優しい微笑みがアスカの気持ちをゆっくりと溶かしていった。
「もう…、後片付けが遅くなっちゃうじゃない。…早く食べましょ」
 己に掛けてあった布団を見ては小さく微笑み涙を拭ってアスカが二人に心からの笑みを見せた。
「そうだね、食べようか」
「手間をかけて作ったものよね」
 アスカの手についた沢山の傷を見てから二人は小さく頷き席に着く。そして三人声を揃えていただきます、と言った。
「ど、どうかしら?」
 少し焦げた秋刀魚、煮崩れしてしまった肉じゃが、シンジほど上手ではない。

1556: 桜欄樂 [×]
2014-10-04 20:16:00

 でも、ドイツ暮らしだというのにお味噌汁と白米もついた日本料理というところ、レイにはちゃんと肉じゃがのお肉が抜いてあるところからアスカの食べさせてあげたいという思いと一生懸命さは伝わってきた。そういう部分も含め
「美味しいわ」
「うん、美味しいよ」
と二人はにこやかに笑った。
 さぁ食べましょう、とレイに促されアスカも夕飯を口に運ぶ。シンジと比べ全然劣ってしまったものの美味しくって温かくて楽しかった。誰かと食事するのがこんなにも楽しいものだと3人は今分かった。
「料理というのは美味しいね、初めて食べたのがこれで良かったよ」
「そうね、貴方の料理。今度また食べたいわ」
「いつでも作ってあげるわ!そしたら…また…」
 アスカの言いかけた言葉をレイが繋ぐ。
「また一緒に食べましょう」
穏やかに微笑みながら。
「今日遅れてしまったのは少し寄り道をしてね…セカンドに渡したいものがあるんだ」
 此処でカヲルが立ち上がりラッピングされた袋を持ってくる。
「開けてみてちょうだい」
 レイの言葉にこくりと頷いてから丁寧に袋を開ける。中からは赤いリボンの髪飾り。
「これ…」
「二人で選んだの、貴方のために」

1557: 桜欄樂 [×]
2014-10-04 20:33:21

「そしたら予想以上に時間がかかってしまったんだ」
 優しさに胸がきゅうと締め付けられる。
「あんたたち、ほんっとバカね。遅れるなら、連絡しなさいよ」
 言葉とは裏腹に穏やかな声色で嬉しそうに頬を緩める。
こんな時間を過ごせるなんて。ママ、今すごく幸せだよ。


 そうだ、シンジは?シンジが居ない。
 ふと気付いた疑問。やがて周りは暗闇に覆われていく。
 そこでアスカはやっと理解した。今までの幸せの時間はただの空想だと。
 そうだ、あたしは…、エヴァシリーズに殺られたんだ。シンジ、結局最後まで来なかったわね、恨んでやるわ。KAWORUって、フィフスのことじゃない、此奴も恨んでやる。
 シンジもファーストもフィフスもミサトもママも!!皆恨んでやる!あたしを見なかった!あたしを見捨てた!許さない許さない許さない許さない許さない許さない!
 でも、本当に?本当は…。シンジを恨むんじゃない、フィフスを恨むんじゃない、ファーストにやっかむんじゃない。本当は…あたしがあたしを一番嫌いで恨んでるんだわ。
 だったらあたしはあたしでやっていく。誰かとなんか一つにならない、人類補完計画なんて馬鹿みたい。

1558: 桜欄樂 [×]
2014-10-04 20:41:10

「アスカ!」
 誰かに呼ばれた気がした。
 気がつくと砂浜に居た。赤い赤い海にアスカと、目の前にはシンジがいた。
 ぐ、と首を締め付けられる。苦しくて息が出来ない。泣きそうな顔でシンジはアスカの首を締め続ける。
 ファーストにもミサトにもフィフスにも愛されていたあんたがあたし恨めしかった。あたしを見てほしかった。でも、違ったのね。シンジが求めるものと。あんたはあたしが恨めしいのね。バカみたい、やっぱあんたバカシンジよ。シンジ…。
 アスカがそ、と頬を撫でるとシンジの力は抜け涙を流しそのままアスカに倒れ込んだ。
 重たくて温かいシンジの体温。
 アスカはただシンジに一言呟いた。
「気持ち悪い…」

1559: 桜欄樂 [×]
2014-10-04 20:41:48

途中誤字ったww

1560: 桜欄樂 [×]
2014-10-05 20:25:47

うおおおおおおおおおおああああああああああああああああああああああああああ

明日!!!学校おやすみ!!!いよっしゃあああああああああああああああ

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