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日記…的ななんか変なトピ←/1642


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自分のトピックを作る
1201: 桜欄樂 [×]
2013-08-09 19:53:18

近くの浜に進撃の超大型巨人が砂アート(立体)が出来てたよね

今日見に行ったけどすごかった

1202: 桜欄樂 [×]
2013-08-09 23:44:01

初音家に産まれた私は昔から躰が弱かった
一日中布団の中から庭の景色を眺めるだけの毎日
つまらないとは感じなかった
だって楽しいというものすら何か分からなかったのだから
例え様態が良くても、もしもの為だとかで結局外へは行けない
庭には青々しく美しい苔が生え楓は緑に色づいており川の冷たい水が輝いていた
数少ない友人は口々に『広くて羨ましい』とか言うが
私に価値観は理解できなかった
庭が広くたって私には歩く力さえ無いのだから遠くの景色は見えないのだ
だから四季を楽しんだり跳ねる鯉を見たり花を一つ一つスケッチして過ごす

でも、暇だな-。
目線を別のところに向けるとふと、気になるモノが見えた
楓の木の後ろに黒い何かが居る
「…誰?」
声を発したのは何時ぶりか
恐怖心を抱きながらも自分じゃない人に会えるのかと期待してたとこもあった
びく、と黒いモノが動くと人と云う確信がつき嬉しかった
彼方から何も返事がないのでもう一度問う
「貴方は誰なの?何をしているの?此方においで」
小首を傾げると長いツインテールが揺れた
暫くし楓の木から出てきた者には驚きを隠せなかった
其の者は黒い羽を持つ烏天狗の妖だから

1203: 桜欄樂 [×]
2013-08-10 00:11:38

私と同じ色の髪は短く紅い瞳は怯えてるようだった
ゆっくりと此方に歩み寄り私の室の前に来た
歓迎するかのように微笑み訊ねる
「名前は何というの?」
「……狗和」
「そう、私は未來」
話すのが苦手なのか、会話は此で途切れてしまったが
私としては誰かと話すこと自体珍しいので構わず口を開く
「外は楽しいの?」
「…外に出れば分かるさ」
「私は足が弱くて出れないの」
悲しそうに自分の足を見てまた彼を見た
驚いたような表情をして私を見ていた
そんな彼に優しく微笑んで私は言った
「だから外のこと教えて欲しいな?」と

次の日から彼は毎日やってきてくれた
雨の日でも風が強い日でもどんな日でも傍に来て色々なことを教えてくれた
外の世界は楽しそうで、行ってみたいな、と思った
烏を連れ遊んでくれたり花を摘んできてくれたり小さな木の実をくれたり
彼は優しくて笑顔が可愛くて話すのが楽しかった
楽しい、と云うのは時が経つのも忘れてしまうほどと知った
本当に時が過ぎるのは早くて、庭の楓は紅く綺麗に染まり
栗や柿の実が木になりコケでは無くきのこは生え美しかった
私は秋が一番好きだ
からん、と下駄の音がし振り向くと黒い翼を閉じ彼がやってきた

1204: 桜欄樂 [×]
2013-08-10 00:32:15

「未來、見て」
「わぁ…」
広げる両手にはいっぱいにきのこやら栗やら柿やらを持っていた
全て私が今まで見てきたものたち
恐る恐るきのこに触れてみるとひんやりとしてて柔らかい感触だった
栗は鋭い刺のようなものに覆われていて此が食べられてるとは思えない
むむ、と暫く栗と睨めっこしてから狗和の方に向き
「狗和、此 美味しいのかしら?」
と言うとクスクス笑われた
「其れはね、殻だから此方を食べるんだよ」
私の手にあった栗を取り糸も簡単に殻を向き中から茶色い小さな実を見せてきた
「以外と小さいのね、なんだか狡いわ」
「確かにそうだね。でもこうして実を守っているんだよ」
「まァ、どちらにせよ固くて美味しくなさそうだけど」
次に見たのは柿
オレンジ色でこの中では一番美味しそうに見えた
指で触ると此方も固い。何だか固いのばっかね
「少し食べてご覧?」
「食べるの?」
にこり、と笑って頷く彼と柿を交互に見比べ躊躇いながらも一口食べてみた
「はにゃっ!?し、渋い…」
柿ってこんなにも渋いのね、と思ったら今度は甘みが広がった
どうして、と狗和を見ると笑って
「多分渋かったのは皮かな。甘いのは実、本体の味だよ」と教えてくれた

1205: 桜欄樂 [×]
2013-08-10 01:14:23

秋は終わり冬が来た
一面真っ白な雪の中の赤い椿はとても美しい
今日は少し寒かったので羽織を上に着た
彼はまだか。庭を見つめていると突然咳が出てきた
「っ…げほ、ごほっごほっ…げぇ……」
狗和が採ってきたくれたものは私の体には害していたのか
涙目になりひゅーひゅー、と呼吸が乱れている
「未來、今日は僕が支えるから外に行こう。行きたがってたでしょ?」
ハッ、と庭の方を向くと狗和が立っていた
手の平にと溢れた血を見られないよう拳を作り隠し
「本当? 嬉しいな」と言った
嫌われたくない。そう、私は彼に恋していた
彼には足が弱いとしか言っておらず躰が弱いことまでは知らない
布団の近くに来て私をお姫様だっこすると軽やかに足を宙に浮かせ翼を広げ飛ぶ
「しっかり掴まってるんだよ」
「う、うん…」
ひんやりと冷たい風が頬に当たり髪が靡くのが気持ち良い
顔を上げ狗和の顔を見てみると紅い瞳が光り凛々しい格好の良い表情をしていた
どうせ死ぬなら…出来ないことをしたい

着いた所は松が沢山生えている彼の故郷
烏が飛び回り私たちを歓迎しているようだった
私の手を取り転ばないように支えてくれると足が地に付き雪が冷たかった

1206: 桜欄樂 [×]
2013-08-10 01:44:10

「つまらない場所でごめんね」
「ううん、そんなことない。とても…とても綺麗よ」
凍った川が私たちを映した
足元にはスイセンが咲いており黄色くてとある友人を思い出した
ぼけ、という花は椿とは違う可愛らしさがあり気に入った
梅の香りをかいでみると上品な香りがした
狗和に出会って沢山のことを知れた
花に夢中になっていると狗和がくいくい、と軽く手を引いた
「此方来てみて」
此方、と差すところは崖がありよく意味が分からないので一応訊いてみる
「其方は崖よ?」
「崖の下だよ」
またもやお姫様だっこすると崖の下へ飛んだ
其方に一面に咲いてたのは雪では無く百合だった
「百合はね、冬には咲かないんだ」
「じゃあ何故?」
「さぁ?僕にも解らない」
くすり、と笑って百合を踏まないように降りる
狗和と目が合い何となく恥ずかしくて顔を逸らした
絶対、不自然だって思われてるだろう
でも仕方がない。今の私は真っ赤な顔してるから


唯でさえ寒い此の冬の季節に雨が降る
しとしと、と降る雨を見ると憂鬱な気分になった
私の躰はそろそろ限界に近づいてきた
だから彼に伝えたかった、好きだということを
けれどもやはり人と妖の間の恋など許されるはず

1207: 桜欄樂 [×]
2013-08-10 02:16:36

無い



私が妖と一緒にいることを婆たちに知られてしまった
いつもは私は放ってくせに“彼の妖とはもう居てはいけない”と言われた
けど残り僅かな命なんだから最後は好きにしたかった
でも、ある日狗和は私の前から消えた
待っても待っても来ることは無かった
まだ好きだと言ってないのに
寝る前になると何時も会えるように祈った
庭を眺めたり、もしかしたらって有り得るはずもないのに襖を眺めた
会いたいよ、伝えたいよ

目が覚めてしまい辺りを見るとまだ暗かった
どうやら深夜に目が覚めてしまったらしい
寝ようとしたけど寝れなくて何度も寝返りを打った
庭に目がいきほんの少し見つめてみる
明日は狗和、来てくれるかな
そんなことを考えながらいつの間にか瞼が落ちていった
どれぐらい経っただろう。からん、と下駄が鳴る音がした
耳元までに近くなり狗和の声がしたけどなんて言ってるかは解らない
頭を撫でられ最後頬にキスされた気がした
狗和、やっと会える!
目を覚ますと朝で狗和は居なかった。代わりに黒い羽が散らばってた
其の瞬間、狗和が死んだと何故か分かった
大声で泣いて叫ぶ
羽さえも私から離れるように風に乗り消えた
私の小さな恋だった

1208: 桜欄樂 [×]
2013-08-10 02:19:38

いつもは私は放ってry

じゃなくて

いつもは私を放ってry

よ。←

1209: 桜欄樂 [×]
2013-08-10 11:04:32

さwwいwwwごwwwwww

終わらせかた雑やんwwwwww

1210: 桜欄樂 [×]
2013-08-10 12:57:50

コミケなうwww

友達が。あーあ良いな行きたかったな
行くとしても3日目だけど。

1211: 桜欄樂 [×]
2013-08-10 13:32:15

…、冬コミ行こうかどうか悩んでる(・ω・`)


和傘次第だよね←
いや、同人誌だと和傘以外興味ないから←
嘘です。ばりっばり買ってます←
よし、そんなことはおいといて勉強しよう。

1212: 桜欄樂 [×]
2013-08-11 19:08:25

クオミクなんて嫌だあああああああああああ←

ミクオにはリンちゃんなんだよぉおおおおおおお

鏡ならクオミクだけどデフォはクオリンなんだよぉぉぉおおお←

1213: 桜欄樂 [×]
2013-08-11 19:39:31

だっ…、クオリン描いてる!って思ったら……

本命はクオミクな人がほとんどなんだもっ…ふぅぅぅ…うぇ……ずず…←

一部クオミク許せるけどさぁ……

1214: 桜欄樂 [×]
2013-08-11 23:18:02

ふは、/

進撃リアルタイムで見たいのに母が居るから無理や。w

あー、我慢我慢...

1215: 桜欄樂 [×]
2013-08-12 00:03:50

今日のニコ生怖いんすけど...;;

隙間男めっちゃ怖かったw

1216: 桜欄樂 [×]
2013-08-12 00:12:18

うわあああああああ

本当怖いよ...死ぬ死ぬ死ぬ←

1217: 桜欄樂 [×]
2013-08-12 11:30:13

んあ、今日友達と遊ぶの忘れてた←

ま、時間はまだまだありますから!!

1218: 桜欄樂 [×]
2013-08-12 20:33:17

友「雷怖いって言うの許されるのって幼稚園児までだよねwww」
桜「Σな、そんなことねぇぞ!!怖いし!!!←」
友「ちょwwwww桜、全然怖そうにしてないじゃんwww」
桜「でも、雷の所為でpcが落ちたら描いてた絵が1からになる!」
友「た、たしかに!!雷怖ぇ←」

て会話をしたw
実際、前にあって本当泣きたい気持ちになったorz
まァ雷が怖いんじゃないんだよね、此れw

1219: 桜欄樂 [×]
2013-08-12 23:17:07

あたしの彼氏のカイトは浮気性だ。最初の頃はまだ構って貰えるだけマシだと思った。けど徐々に彼はあたしに飽き構ってすら貰えなくなってきた。寂しくなったりあたしにしか頼めないような時だけ来た。別に何も感じはしない。カイトにとってあたしの存在を例えるなら音楽を聴きたいが何時ものイヤフォンが無く取りに行くのも面倒臭いので近くにあった誰も使ってないイヤフォンを使うような事だ。そしてあたしを例えるならやっと使ってくれるのね、などとは一切思わない。寧ろ使いたければ使えば?みたいな上から目線なイヤフォンだろう。
 でも、そんなあたしもブチ切れる事はあるようで。
 今日はあたしが夕飯を作る日。まだ光輝くオレンジ色の夕焼けの中スーパーで買い物を済ませ帰ってる途中、大好きな親友のミクから電話が入った。あまり重くはない食品たちが入ったレジ袋を片手に持ち、もう片手でスマホを耳に当てた。スマホ越しに聞こえた彼女の第一声は消え入りそうな震えた泣き声で『ごめんなさい』だった。訳が分からず脳裏に間違え電話か?と掠ったと同時にまた喋り出す。
『ごめん、リン。本当にごめん』
「一体何のこと?どうしたの?とりあえず落ち着きなさいよ」

1220: 桜欄樂 [×]
2013-08-12 23:38:13

『私っ…、そんなつもりじゃないの…』
「だから…」

言い欠けたときだった。皆まで言えずミクが半分叫ぶように言う。

『カイトにっ…カイトにキスされたのッ!!』

 彼女の声の大きさの所為か、頭の心がジン、と痺れる感覚に陥った。違う、声の大きさなんかじゃない。ミクには彼氏が居る、其の彼氏に一途なミクがカイトとキスをするか?答えはNOに決まっている。神様はどうやら知らない間にやらかした前世の罪を許してくれなかったようだ。

「今何処!!?傍にカイトは居るの!?」
『学校前の商店街の裏…ッ…』

 今行く、とも何も告げずに其処へ向かって走り出した。最低最低最低最低最低。あたしの家は少し商店街から遠く、連絡があったのはもう自分の家が見えるほどの距離。更に全速力で走るのを否定するのは今日の夕飯となる哀れな食品たち。何だ、食われたくないってか?残念ながら夕飯となるとは決定のことであり今はそんな事を考える暇すらない。
 ぜぇはぁ、と煩いのはあたしの乱れた呼吸で早くも疲れてきた。しかしあたしは勉強がかなり出来ない代わりに足は速い方なんです。見えてきた商店街を真っ直ぐにつっきり、途中裏へと続く道を駆け抜ける。

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