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個人用・練習用
自分のトピックを作る
1121:
桜欄樂 [×]
2013-07-29 18:46:31
鏡音リンは今お仲間を探しています
何の仲間だって?
「レンカちゃん!美術の補習行く!?」
其れは授業内に作品を終わらせられなかった人の夏休みの補習です
「え、うーん、完成してるし夏期講習やら吹奏楽部もあるから…」
「そっかぁ…」
レンカちゃんはそうだと分かってたよ、うん
へなぁ、と頭のリボンが萎れたが、一人当てが入ることに気付いた
「因みにリントは行くの?」
「リントくんも終わらせてたよ」
「はぁぁっ!?ふざけんなッ」
彼奴は補習に行くと思ってたのに何で!?
チッ、と舌打ちすると苦笑してレンカちゃんが訊いてくる
「一緒にやりたかったの?」
「無いわーマジ無いわー無い無いー」
「え゛」
死んだ目で手を左右に振り否定するとさらに苦笑してきた
「だって作品や制服に絵の具つけらりたり、水ぶっかけてきたり、クロッキー帳で殴ってきたりしそうだもん」
ふん、と鼻を鳴らすあたしを見てはレンカちゃんは顔を真っ青にした
あたしを指さすと「口は災いの元だよ?」と言ってきた
あれ、なんだか後ろから恐ろしいオーラがするぞ
レンカちゃんが指していたのはあたしじゃなくあたしの後ろに居る
リントだった
あ、此れあたし死んだ。
1122:
桜欄樂 [×]
2013-07-29 19:03:36
「やっくーんッ!」
「ん、リン……頭どした?」
「気にすんな」
次に声をかけたのは幼馴染みのグミヤくんことやっくん
大きく手を振り相手に駆け寄った所先ほどリントにやられた
頭のリボンが変に伸びきってるのに気付いたらしい
「で 何の用?」
「美術の補習行くよね?」
にっこり、と笑う営業スマイルにやっくんは失礼な事を言ってきた
「ごめんなさい脅しですよね?」
「うわ、営業スマイルなのに」
「じゃあ俺の襟元を掴んでる手と顔の前に在る拳は何ですか?」
だらだらと冷や汗を流してはひきつった笑顔を見せたやっくんが
可哀想に見えたのであたしは襟元を掴むのを止め拳を降り下ろさないであげた
「くそっ…」
「うん、まァ補習は行くぜ?」
「だよねー、リンも行くから一緒に行こ!」
「おう」
くすっ、と笑いあたしの頭をわしゃわしゃ撫でてきた
「ぐみやんは行かないっぽい?」
「終わってるらしい」
「美術得意だったよね」
ぐみやんと言うのはやっくんの双子の妹のグミちゃんの事
ハキハキしてて可愛く風紀委員長をつとめている
「双子なのにこうも違うのかねぇ」
「ね、やっくんかなりの面倒臭がり屋だし」
「うるへー」
1123:
桜欄樂 [×]
2013-07-30 00:09:21
「ま、楽しみだな」
教室の窓の柵に凭れ掛かっていた体をパッ、と起こし伸びをする
やっくんは此方を見てはすぐに目線を戻し「何が?」と言った
「美術の補習」
「何で?」
「…何でも」
あたしの気持ちを見透かしたかのように目を細めた後
「ふぅん?」と頬杖を付きニヤニヤ笑った
見透かしたかの時に目を細める癖が可愛いって思うと同時に腹立たしい
あたしはやっくんの考えてる事分からなくて何もかも面倒臭そうにしてる
だからハッキリ云って
「狡い…」
むす、と頬を膨らまし凸ピンを喰らわすも勝ち誇った笑みを浮かべ言う
「リンは素直じゃないよね」
「はぁ?」
ビンゴと指を銃の形にして向けてきた
其れに噛みつくよう相手の方に振り向く
小さくリップ音が鳴り額にキスをされた
頬を紅く染まってくのが自分でも分かった
「ちくしょー、やられた…」
恥ずかしくって俯きついつい乱暴な口調になってしまった
そんな事さえも解りくすくすと笑われる
「そうやって照れ隠しするところが素直じゃない」
「うるさい、てか此処教室」
「知ってるよ 続きは美術室でする?」
「続きなんか無い」
「え~」
ムカついて愛しくってずっと一緒に居たいって思った
1124:
桜欄樂 [×]
2013-07-30 11:32:53
幼馴染みのやっくん
幼馴染みであり彼氏のやっくん
元々はミヤリンでやるつもりなかったからこんな事になったのね
1125:
桜欄樂 [×]
2013-07-30 13:51:46
tk美術の補習全く関係ねぇ!wwwww
此れもまた途中でストーリー変えたからなwwww
1126:
桜欄樂 [×]
2013-07-30 13:59:27
ミヤリンに萌え禿げるッ...!!
1127:
桜欄樂 [×]
2013-07-30 14:38:06
「リンちゃん」
彼の笑顔はとても暖かくて柔らかかった
優しく撫でてくれる大きな手も好きだけど
「リン」と呼ぶカイトくんより高くレンより低い声のみーくんは
あたしのことを抱き止めてくれる安心する大好きな人であり
カイトくんが絶対に勝る筈が無いのだ
「全然解らないよぅ…」
「頑張って、リンちゃん」
目の前に在る教科書とノート、そしてワーク 此奴等が憎い
何時もの日常
全く解けずうだうだするあたしに励ましの言葉をかけるカイトくん
しかし残念ながらカイトくん、そんな言葉じゃやる気は出ないのだよ
「はぁ みーくん会いたい…」
何気なく呟いた言葉が禁句と気付き息を潜めた
カイトくんの前でみーくんの話をすると何故か悲しそうな顔をする
ちらり、と顔色を伺うとやはり悲しそうに此方を見つめていた
其れを取り繕うみたいにあたしは「べっ、勉強…し直そうか」と
笑顔を作りだるそうにしていた体を起こしワークに手を付ける
今、どんな表情をしているのか視たくなくて分かりたくなくて顔を上げないでいた
ふいに優しく彼の手があたしの頬に触れ撫でた
少し擽ったくって小さく笑みを洩らしついカイトくんを見てしまった
擽ったいよ、と言いたくて
1128:
桜欄樂 [×]
2013-07-30 14:55:39
「此が終わればクオに会えるからね」
意外だった
カイトくんの悲しそうな表情は晴れて優しく微笑んでた
つい言葉を失い彼の顔を見つめていると視線に気づいたのか
微笑んだまま小首を傾げてくる
その反応にいきなり触れられた猫のように驚き
「ああ、うん…頑張るよ……」と何処か気まずそうに答えた
「リンちゃんは本当クオが好きだね」
「…うん」
伏せ目がちになりあたしの頬を撫でてた手を引っ込める
カイトくんからみーくんの話を振ってきたのはあたしとみーくんが
付き合ってから初めてかもしれない、珍しい
それに調子に乗ったあたしが悪かった
嬉しくて勉強など何処か行きカイトくんにみーくんの色々なことを話した
優しいところ照れ隠しなところさりげない気遣いとかデートとか
一旦話し終わり苦笑して頷いてたカイトくんの手が
あたしの頭をぽんぽんと撫でる
そして小さく呟いてきた
「僕も何時になったらリンちゃんの視界に入るのやら」
どういう意味か分からなかった
でもまた悲しそうな表情をするカイトくんに慌ててあたしは言う
「カイトくんだって好きだよッ?」
「其れは違う好きでしょ」
1129:
桜欄樂 [×]
2013-07-30 15:13:22
否定は出来ない
けれども好きというのは本当だった
分かってほしくて必死にあたしは言う
「そうだけど、優しいし頼りになるし…格好良いし!」
「…」
急にカイトくんが黙り込んだ
ほとんど誰も居ない学校では異常なほど寂しく感じた
がたん、と席を立ち机越しにあたしの方へ身を乗り出し
威嚇するような声で言った
「好きなら僕とキス出来る?」と
まさかカイトくんから出る言葉だとは思えず体が硬直した
少しずつ近付いてくるカイトくんの顔に無意識に震えた
鼻が付き唇が重なり合う距離がほんの僅かになった時やっと体が動き
「嫌っ!!」と顔を背け彼を拒絶してしまった
あたしの叫び声だけが此の部屋に響き渡る
顔を離したカイトくんは一瞬だけ見せた事の無い冷たい顔に変わった後
にっこり、と笑って
「試すような事してごめんね」
と何時もの声のトーンで言った
そんなカイトくんが怖くなって今は此れ以上一緒に居たくなく
「ごめんね、あたしもう帰る!」
と乱暴に教科書やらを鞄に詰めそそくさと教室を後にした
鼻の奥がつーん、とし涙が溢れてきた
下駄箱に着き念の為みーくんの靴を確認してみる
やはりまだ残っている
みーくんと一緒に帰ろう。
1130:
桜欄樂 [×]
2013-07-30 15:37:08
「あれ、リンちゃん?」
美術部の扉を開け顔を出すと真っ先に気付いたのは大親友のミクちゃんだった
「ミクちゃん」
「泣いてたの?」
にへら、と笑みをこぼすもミクちゃんは目をじっ、と見つめ訊ね
あたしの応えは聞かずに抱き締めてくれた
こうして慰めてくれる優しいところが大好きだ
体を離して「リンちゃんは泣いてちゃ駄目だヨ!」と頭を撫でてくれる
小さく頷いて応えた
「クオちゃんなら彼処に居るよ」
「ん、有り難う」
当然の用に分かりきる彼女の指す方向に向かう
「リン…」
作業に集中してたのだろう
あたしの事に全く気が付かなかったらしい
そこら辺にあった椅子をあたしのところに持ってきてくれた
すとん、と椅子に座りみーくんの描いた絵を見る
「綺麗だね」
「そ? てかリンは勉強会終わったのか?」
眉を下げ肩を竦めるみーくんに小さく首を振った
「また抜け出してきたのかよ…」
「違うもん」
震えた声で否定し堪えてた涙がまた流れた
「えぇっ!?」
冗談を真に受け泣いたと勘違いしたみーくんは驚きそして優しく抱き締めた
「おい、ミクオー何泣かせてんだよ」とか
「格好良いーwww」とか
野次にみーくんは困りながら答えてく
1131:
桜欄樂 [×]
2013-07-30 16:07:53
オチがどうすればいいか分からないなら
終わり\(^O^)/
1132:
桜欄樂 [×]
2013-07-30 16:10:24
勉強したいのだけれど
母が部屋で寝てるから出来ない
1133:
桜欄樂 [×]
2013-07-30 17:12:50
鏡音の中にも色々な
もじゅみねが居てさらに中にも
色々な性格が居て其の中だったらメラコリが一番好きよw
1134:
桜欄樂 [×]
2013-07-30 17:24:53
あああああああああ!!!!
勉強しなきゃぁぁぁぁぁぁorz
1135:
桜欄樂 [×]
2013-07-30 17:27:45
カイトの衣装が分からない件について(′・ω・`)
とりあえず資料探そ
1136:
桜欄樂 [×]
2013-07-30 18:36:44
ね、カイトって描く人によって
性格と容姿が変わるよね
イケカイトにもパターンが二つあるよね
1137:
桜欄樂 [×]
2013-07-30 23:28:28
あ、 明後日じゃん…
面倒臭ッ…
1138:
桜欄樂 [×]
2013-07-30 23:31:15
期待して馬鹿みたい...
彼奴なんて大嫌いって思ってるくせに
1139:
桜欄樂 [×]
2013-07-31 14:15:58
「やることないな」
つぶやいた瞬間 溜まりに溜まってる宿題を思い出した
よし、現実逃避のため絵を描こう!!←
1140:
桜欄樂 [×]
2013-07-31 14:16:34
というよりさァ、PSPの充電器が
壊れてるから充電できないんだよね…
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