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愛しきプシュケの式日に、ルサンチマンは嘯いた__指名式、BNL/560


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367: リル=フィシー [×]
2021-02-16 00:04:53



>>皇子(>>361)

(ぬるい水の中にどっぷりと浸かっているような奇妙な心地良い暗闇の中、瞼を閉じているのか開いているのかも分からないままこれが夢であることは理解出来る。その確かな証拠にこの暗闇は鮮烈なまでの、歌声とも音色とも、嬌声や甲高い女の笑い声にさえ聴こえるまるで極彩色のような美しい子守唄に包まれている。いつになく間近に感じる子守唄は触れられる気さえし、そこで漸く自分が胎児のような格好で目を伏せていたことに気付き、空気とも水ともつかないまとわりつく感覚に腕を動かした。瞬間、薄らと開けた睫毛の間に見えたのは暗闇どころか青いまでに清潔な白のサテンのシーツ。二、三度瞬き手を伸ばした先には皇子様の影どころかぬくもりさえなく、のっそりと起きて見渡す部屋は昨晩の記憶通り招かれた第三皇子の私室だがやはり彼の姿どころか気配さえ感じず夜とともに消え去ってしまったかのようにも思える。「夜が明けてしまったから?」記憶が途切れる直前まで見ていた美しい顔を一番に見れなかったことは残念でならずつまらなそうに唇を尖らせて。ずっとここにいれば彼は戻ってくるだろうが退屈を凌ぐすべはなくベッドを抜け出そうと落とした視界にふとどこかに落としたはずの靴と籠がある事に気付き、続けて第三皇子からの置き土産を見付ければ「まあ、内緒って素敵」添えられたカードを手に取ると彼の字をなぞって小さく嬉しそうに呟くと籠の中に丁寧にカードと靴をしまい。脚が短く見えるので踵のない靴はあまり趣味ではないがこのフラットシューズは特別である、そろりと足を通してサイドテーブルまで歩いた履き心地も良い。水差しから一杯注ぎこくりと口をつけると皇子がいなければ綺麗なだけのつまらない部屋に居残る理由はなく贈り物のお礼もしなければならないからと扉へと身を翻してしゅるしゅると裾を引きずり「わたしの好きな色、わたしのドレスの色、わたしの髪の色、三番目の皇子様の髪の色」ぼんやりと歌うように口ずさみながら廊下に出ると、さて皇子様はどこかしらと見当もつかない行く先を考えながら暫し扉の前で長く続く廊下の先を眺め)


(/回収、そして素敵な初回交流をありがとうございました。次回指名ですが、ハインツ皇子と並んで気になっていたセス皇子をお願いしたく思います!簡潔にと思ったのですが交流文から長くなってしまいました…要約すると「第三皇子を探して廊下に出たところ」ではありますが、絡みにくいなどあれば修正しますのでご指摘、ご意見のほどくお願い致します。時間帯は午前中、朝というには少し時間が過ぎたあたりをイメージしていますのでロルの参考になればと思います。他にも不明点があれば補足しますので、よろしくお願い致します!)



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