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2018-10-08 09:01:17 

なりきり練習部屋
ソロル投下部屋


1: R [×]
2018-10-11 20:56:56

[ザーーー]( まず入ってきたのは音。ただひたすらに雨が地面に打ち付ける音が耳に入ってきた。砂嵐のテレビ画面でも見ているのだろうか…そんな感覚はあまり好きじゃない。目を開ければ、ぼやりとした頭で僕は寝ていたのかと思った。起き上がって時間を確認する。今は…四時か。結構な時間寝ていたらしい。が、寝る直前、僕は何をしていたのかまったく分からなかった。まぁいいか、それよりお腹空いたな…………冷蔵庫の中身を確認するべく、立ち上がってふと疑問が浮かんだ。今、ここには誰もいない………とてつもなくしんと静まりかえっている。もしかしたら一階?そっと襖を開けて階段を下りて確認するが、どこにもいない。まさかこんな雨で出かける訳ないだろう。いや、でも雨が急に降ってきて雨宿り中とか…?ぐるぐる考えるが、ひりひりと冷たい感覚が伝わってきてそんな上手いことを考えられなかった。どうしても、この家には人が住んでいない気しかしない。)

2: R [×]
2018-10-11 20:57:26

( やっと頭で理解すれば、一気に寒気がした。…………ガラガラと玄関から戸をあける音がした。)…………なんだよ。( ただの思い違いかよ。恥ずかしい。肩の力が一気に抜けた。机に倒れこんではあーもう今ので疲れた。また寝ちゃおっかなー…なんて、いつもの僕らしくないことを考えてくすりと笑ってしまった。襖が開いた先の濡れた足を横目で確認すれば、)おかえりー、風邪ひくからはやく服を………( “変えてきなよ”。それが出ないのは、しっかりと本人を視界にとらえ、刃物を持つ右手を確認したからだ。顔を見れば、赤のあいつがこちらを見ている。辛そうな、切なそうな、悲しそうな、恋しそうな…………いろんな感情が混ざっているようにみえる目だったが、そこには殺気があるとは思えなかった。ゆっくりと近づいてくる。怖くて僕は後ずさりする。一歩、また一歩と…………ゆっくりと追い詰められては、壁まで追い込まれてしまった。ただひたすらに見つめあう僕達。かすれる声を懸命に出す。)ね、ねぇ、どう、したの…?右に、何持ってるの…?ちょっと、頭打っちゃった…?デカパンにでも、見てもらったら…?( 何をいっても無反応だった。目はずっと、僕の目を見ている。)

3: R [×]
2018-10-11 20:57:54

( おそ松はゆっくりと僕の前に膝をつき、顔の隣の壁にぶっさした。それからはたくさん言われた。なんか意味わかんないこと呟かれた気がする。言い切ったかと思えば、“こうすればいいんだ、皆、こうしたら…”と言いながら、僕の首にぷすぷすと刃物を入れていく。ぐちゃぐちゃにされる感覚。その感覚やあいつのぐるぐるとした瞳だけが頭を焦がす。刃物を持つ手を、かたかた動く腕を動かしてそっと支えては、一気に僕は落ちていった。)

4: R [×]
2018-10-11 20:58:16

[やり直し][はじめから]( またこの選択肢か。毎度毎度この選択肢を見ると呆れる。だってそんなもの必要ないじゃん。僕が望んでしてるんだから。)…さっきの目は、どの目よりもよかったなぁ…( 思わずにやけてしまう。あんな目で見つめられたことなんて、今まであっただろうか?あんなに愛してくれる彼奴を、狂ったあいつに殺してもらえることなんて、今まで体験したことがあっただろうか?今回だけでも、前回の何十倍も嬉しかった。でも、やっぱりいくら殺してくれても、心は満たされない。あの日の、冷たい線引きをする目線を忘れることはない。もっと、もっと受け入れてもらえる世界を、殺してくれる世界を僕は探したい。)

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