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_  パ ラ レ ル ワ ー ル ド  _  ( 3L / 特殊 )/26


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自分のトピックを作る
7: Caim [×]
2016-08-27 22:42:04


*己



( チーズケーキを食べ終えれば少し紅茶を飲んで口をさっぱりとさせる。アールグレイにミルクをたっぷりと加えた紅茶はまろやかで美味しく、口当たりも良い。明日はトライフルでも作ろう、そう思えばほっと一息つく。そろそろアフタヌーンティーをお開きにすれば、食器等は片付けずにそのまま何処かへと出かけていく。自身の城から少し離れた、更に森の奥深くへと歩みを勧めていく。ふらりと立ち寄った其処にあったのは魔界へ通じる悪魔のペンタグラムが刻まれた大きな扉。普通の人間には視認できないその扉はひっそりと佇んでいた。何百年前からそこにあったのか、少しでも触れば壊れてしまいそうなまでに古びていた。取っ手のついていない扉にそっと触れれば苦悶の表情を浮かべる。郷愁にも似た感情を心中に抱くとやがて決意したのか、濃い霧と共に闇の奥へと消えていって )



8: Caim [×]
2016-08-28 00:01:26


*己



( 暗闇を抜けると其処には荒廃した大地が広がっていた。懐かしい、魔界の最下層から最も遠い"入口"。長い一本道をゆっくりとした足取りで進んで行けば次の地下層の入口の門が見えてくる。門を開いて其処に入れば徐々に悪魔達の気配がしてくる。こちらの気配に気がつきだしたのか、ボソボソと密かに話し声が聴こえる。"___還って来たのか。" "何故奴が此処に…" 様々な言葉が聴こえる中、複数の悪魔が自身に話しかけてくる。 "ふ、カイム。魔界に還ってきてもお前の居場所は何処にもないぞ。" ニヤリと醜悪な笑みを見せる悪魔が挑発するかの様な言葉を発する。その言葉に合わせて周りの悪魔達が自身を嘲笑うようにクスクスと笑い声を忍ばせている。「 ____ …黙れ。薄汚い低級悪魔が。」静寂で鋭い殺気の篭った言葉を悪魔達に向ければ、ギロ、と底の見えない闇を抱えた瞳で睨みつける。そのビリビリと痛みを感じる鋭い殺気に怯んだのか、先程の悪魔達は息を呑んで後ずさった。格下である悪魔達を無視して、自身の目的としている場所まで行く為に歩みを更に進める。次の地下層の門が見えてくる。その門を開き、奥へ進んで行けば更に悪魔達の、そして強い力を持った悪魔の気配が増えていき )



9: Caim [×]
2016-08-28 01:47:09


*己



( "__ …カイムか。これはまた懐かしい同胞だ。" そう声を掛けてきたのは、嘗て己が魔界を離れる前に交友関係を持っていた悪魔、バラモスだった。額から突起した2本の大角は先端がぐるりと捻れていてとても凶悪だ。然し凶暴な外見とは裏腹に彼は知性に溢れたとても賢い悪魔だった。他の悪魔にはないその知的な理性が、自身の攻撃的な部分を抑えてくれていた。彼が居なければ悪魔達を激しく憎悪していただろう。"ある人物"に会うためだけとはいえ、再び魔界に足を踏み入れる気になったのも、彼の存在が大きいと言える。「__ …ふ、キミか。再び会えて嬉しいよ。」彼を見つめてそう一言告げれば少し笑みを見せる。バラモスはこれから自分が何をしに行くのか分かっているのか、困った様な、複雑な表情を浮かべている。その表情に苦笑すると、「すまない。だがキミの事は信じている。」と告げる。たったそれだけ伝えれば足早にその場を去っていき、再び最下層を目指す。途中、また悪魔達が冷やかしに来たり嘲笑う様子がみられたが、そんな事はどうでもいいという風に。その態度が気に食わないのか、再び絡んでくる連中がやってきて )



10: Caim [×]
2016-08-28 11:28:31


*己



( "__ …懲りない奴らめ。" そう心の中で呟けば足を止める。ようやくこちらの言葉に反応する気になった自身を見てニヤリと笑みを見せる悪魔達。"ようカイム。死ににきたのか?"1人の悪魔が言う。その言葉に合わせて周りの悪魔達が笑いだす。クスクスと笑いを忍ばせる者、或いは大声で態とらしく笑っている者。無表情のまま無言でジロリと冷ややかな目で見ていると、また口を開く者がいる。"此処にお前の好きな綺麗なもんなんてねぇぞ。" またドッと笑い声が響き渡る。「____ …下郎共が。」ボソリと呟くように言葉を発すれば、悪魔達がそれに反応する。"あぁ?今なんつった?" そう言って突っかかって来る者が多数だ。然し1人の悪魔が手を挙げ、静止の合図を出す。その者は嗤っていた。どうやらこの層のリーダー格らしく、その合図でピタリと笑い声が止んだ。ゆっくりとその者は自身に近づいてくると顔を近づける。"…人間の女は美味いのか?" 態とらしく耳元で囁き、ククッと笑いを漏らせば再び一斉に笑い声が辺に響いた。___その瞬間。ガッという鈍い音と共にそのリーダー格である悪魔がその場に崩れ落ちた。「エレナを侮辱するな。」殺意に満ち溢れたその鋭い瞳は、暗黒の闇を映し出していた。どよめきが一斉に広がる空間。自身の右手から放出した黒い光線は雷電を纏いながらその地と悪魔達を破壊していく。初めこそ応戦しようともがいていた悪魔達も次第に勝ち目は無いと悟ったのか、逃げようと必死に羽を広げる。然し、それよりも先に自身の方が力は上であり、絶対だった。魔界の大総裁である自身に、彼らは逃げることすら許されずその身を滅ぼした。痛いほどに溢れでる殺気に気がついた関係のない悪魔達も、滅ぼされてはならぬとその地を離れていった。たった1人でその地を破壊した自身は、右手に纏う雷電を抑えながら次の門を目指していき )



11: 匿名さん [×]
2016-08-28 12:13:16


名前 / カイロス

性別 / 男

年齢 / 約5000歳

性格 / 怠惰的で何事にも無関心。自分のしたい事しかやらず面倒な事は他人に押し付ける。怒ったり悲しんだりする事は滅多にないが、喜んだり楽しそうにしたりする事がないなど、喜怒哀楽に乏しい。常に全体を見る事が出来る素晴らしい才の持ち主なのだが、怠け癖が強く本来は発揮されない。恋愛感情も持ち合わせておらずとにかく無関心。

容姿 / 白髪を腰の辺りまで伸ばし、頭の高い所で一つに束ねている。前髪は目にかかるかかからないかくらい。М字。眉と目との間が少し広く、どこか間抜けに見える。目は切れ長で目の色は金色。病的なまでに白い肌を持つ。大きな1枚の布で体を覆っている。


種族 / 神


備考 / 時間を操る神。 千年前のアトラス戦争により力を弱めた。失脚こそしなかったものの神々の戦いに破れたカイロスは弱体化を進め、隠居する事になった。そもそも知名度も低く他の神よりも信仰の少なかったカイロスは元々権力が弱かった。時間を操るとされるその力は年々弱まってきており、数百年に1度しか操ることが出来なくなっている。現在は神の楽園から遠く離れた異郷の地で、何人かの天使を引き連れて暮らしている。


世界観 / 神が存在するとされ、信仰されていた世界。人々は毎日熱心に祈りを捧げ、神に幸福を求めていた。世界が一つになった今は人々の信仰も薄れ始め、他の神自体の力も弱まってきている。




( / 素敵なシステムのトピに惹かれてやって参りました…!参加希望なのですが不備がありましたらご指摘お願いします! )




12: Caim [×]
2016-08-28 13:01:20



>11


(  参加希望ありがとうございます! 不備は御座いませんので、これからご自由に出入りなさって下さい。 )





13: Caim [×]
2016-08-28 16:54:23


*己



( 最下層に近づくにつれて不穏な空気が漂う。薄暗く光さえも届きづらくなっている魔界の構造は何とも形容し難い。先程の騒ぎを聞きつけていた悪魔がすでに何体かいるのか、自身の姿を見るなり足早にその場を離れていく。自身に近づく野蛮な連中は居なくなったが、代わりに陰でヒソヒソと話し声が聴こえるようになった。少し歩くと高等悪魔が集う城が見えてくる。他とは違い、少し清潔感の溢れた品のある建物で、大きな門をくぐると玄関の前はかなり開けていて、庭には噴水が置かれていた。玄関を抜け、中へ入るとまるでヨーロッパの宮殿を思わせるような造りになっている。その昔、まだ自分が魔界に権力を掲げていた頃、随分とこの城には出入りしたものだった。この城の中では、悪魔達による会議が行われていた。何故今更こんな所にきたのか、理由はその会議に再び自分が招待されたからであった。自身に何の用があるのか、甚だ疑問に思ったまま会議の行われる大広間へ歩みを進める。小綺麗な床を右に、左にと歩いていけばようやく目的にへとたどり着く。ふぅ、と大きく息を吐けばその重く閉ざされた扉を開く。ギィィ、という古びた音と共に既に着席している高等悪魔達がこちらに視線を寄こす。"嗚呼、カイム殿。待ちわびていたぞ。" 誰かから発せられたその言葉に反応もせず、無表情で空いている席に腰を下ろす。"此度の出席者はアシュタロス閣下、ベリアル公爵、アミー総裁、ビフロンス伯爵、ナベリウス大公爵、そしてカイム大総裁の6体で宜しいな?" 今会議の指揮、ナベリウス公爵が発言する。皆がその言葉に頷くと悪魔間での会議が始まり )




14: カイロス [×]
2016-08-28 17:35:00



主様>

( / 参加許可ありがとうございます!では早速語らせていただきますね! )


(己)


はぁ、面倒だ。

( どこか疲れた表情でぼそりと呟く。一応神様にも仕事があって、今はちょうど書類に追われている所だった。「カイロス様!夕刻までに終わらせて下さらないと私達のお暇がありません!」そう説得するように声をかけてきたのは智天使であるアリエルだった。む、と頬を膨らませてそちらへ向き直すと「じゃあアリエルがやってよ」と無茶苦茶をいう。「それは神である貴方様の仕事です!」アリエルがビシッと厳しい口調で言えば、己ははーっと大きく溜め息を吐き、机に再び向かって )

15: Caim [×]
2016-08-28 19:38:26


*己



( ナベリウス大公爵が早速話を進めていく。"此度、集まってもらったのは他でもない、近頃の皇帝陛下の容態に伴う次期皇帝の選定だ。" 大公爵の言葉にその場にいる全員が耳を傾けるとアシュタロス閣下が発言する。"それなら王位を獲得している者がなるのが適切かと思います。" 淡々と冷静に述べるその姿勢は、悪魔とは思えない高貴な印象を纏っており。閣下の発言に続いてビフロンス伯爵も意見を述べる。"然しそれでは力を持たない者が皇帝になりうる可能性も出てくる。やはり実力で判断すべきだ。" 続いてアミー総裁も発言する。"フフ…では僕達の中で支持している者達を挙げていく、というのはどうかな?" 他の数人が成程、といった表情を見せる。1人納得のいっていない様子の者をチラリとナベリウス大公爵が見つめれば、何か言いたそうだな、と発言を促す。先程まで口を一切開かなかったベリアル公爵がその口を開く。"…皇帝の玉座を空にしたそうにしているね、カイム。" 己の意をついたかのような口ぶりに思わず警戒心を高める。少しざわつきが生じるも直ぐに大公爵がパンパンッと手を叩き静粛に、と合図を出す。ざわつきが静まれば己の方を向き、発言を促す。「 …今会議は次期皇帝の選定だ。余談は会議が終わってからにしていただきたい。」冷たくそう言い放つとベリアル公爵はふぅ、と諦めたように視線を逸らす。相変わらずの洞察力だな、と公爵の方へ視線を暫く向けつつ心の中で呟くとこちらも視線を外して )



16: Caim [×]
2016-08-28 21:50:52


*己



( 暫く物議を醸しているとこの城に属している執事が何処からともなく現れ、1人1人に紅茶とデザートを配っていく。香りの良い紅茶はどうやらセイロンを使っているようだ。デザートは甘いブランマンジェだろう。アーモンドが使われているお菓子のためか香ばしい風味が漂う。しかし誰もそれには手を付けず、再び口を閉ざしたベリアル公爵だけがお菓子を一口、また一口と食べ始めた。ナベリウス大公爵が話を進める。"では一先ず、次期皇帝に相応しいと思う者を1人ずつ挙げていってもらおう。まず、アシュタロス閣下。" 名指しされ、小さく頷けば閣下が口を開く。"私はベルゼブブ王を支持します。" 大公爵はコク、と頷くと次はアミー総裁に発言を促す。総裁も少し頷くと"僕はバエル王を支持するよ。"と。その言葉に頷けば次はビフロンス伯爵へと視線を移す。"俺はストラス君主を支持しよう。" 鋭い視線でそう告げる伯爵。またコク、と頷くとベリアル公爵に目線を移す。公爵は少し口をもごもごさせ、やがてゴクリと喉を鳴らす。そしてようやくその口を開く。"…そうだね、誰でもいいけど…ダンタリオン公爵でも推しておくよ。" 何か企みでもあるのか無いのか、その"公爵"を支持すると発言する。ナベリウス大公爵はコク、と頷くと最後に自身の方へと視線を向ける。スッ、とこちらも視線を返すと軈て自身も口を開く。「__ …私は…自分自身、カイム大総裁を支持する。」発せられたその言葉にどよめきが広がる。普通、会議に出席した者は次期皇帝となる者を支持する特権が与えられているが、自分自身を支持することなど異例であった。その場にいる1人を除いて動揺を隠せないでいると、ベリアル公爵がふ、と笑って自身に声をかける。"__やはり、そう来ると思った。カイム、キミの狙いは知っているよ。" お菓子をゆっくりとその小さな口に運びながらそう告げる。その様子に冷ややかな視線を送ると同時に席を立ち、広間を出る扉へ向かう。「…端から信用はしていない。なら私が行動を起こすまでだ。」去り際にそう言い放つと扉を開けて出ていき )



17: 焼きソーば [×]
ID:f9e4b1cb2 2016-08-29 00:20:44

名前 / カリン・イース
性別 / 女
年齢 / 16
性格 / 自由気まま
種族 / 人間
備考 / 焼きそばが書いてる小説の主人公(笑)

世界観 / 途轍もない"理不尽"がいくつも存在する異世界。カリン含めた友人達は元の世界への帰還を試みている。
実はカリン、転移前は男子。そして転移した世界も自作の「ボツ」ゲーム。

……まぁ、あとあと設定は追加して行きます(笑

18: Caim [×]
2016-08-29 00:35:16


*己



( 城を後にすると皇帝のいる玉座の間へと向かう。最下層、"コキュートス"と呼ばれる其処には皇帝しか住んでいない。否、皇帝しか住む事が許されないのだ。最下層へと続く最後の門を通ると、其処にはまるで神殿のような建物が眼前に広がる。コツコツと靴音を鳴らしながら皇帝の居る玉座の間へ足を運ぶ。自身が触れる前に扉が勝手に開くと其処にはやはり、悪魔皇帝"サタン"の姿。身体全体を覆う大きな両翼は、天使だった頃の名残だろうか。立派なその翼は元は白だったとは思えぬほど黒く染まり、堕天し悪魔になった事を何より物語っていた。サタン、又の名をルシファー。神の意味を持つ"エル"の称号を奪われ悪魔皇帝となった、目の前の堕天使。礼儀を重んじ、片手を胸に当てて軽く礼をする。"___… 嗚呼、会いたかったよ。我が眷属たる大総裁、カイム…。" 脳内に響き渡るような、透き通った、それでいて重々しいその声。礼をした態勢を保ったまま、目だけを皇帝に向けて口を動かす。「…滅びゆく王よ、私は貴方の手駒になるつもりはない。」そう冷ややかに言い放てば強く睨みつける。皇帝の顔は未だ見えず、その表情は確認できない。自身は気にせずそのまま続ける。「然し、私の領地を再び戻していただきたい。この条件を呑んでもらえるなら、貴方の命令に従ってもいい。」淡々と意見を述べれば皇帝の返答を待って )



19: Caim [×]
2016-08-29 00:37:31



>17

( / おぼぼwww本当に来てくれたのかw いや、有難うございます← まぁ分からないことがあれば何でも聞いてくれさい! )



20: Caim [×]
2016-08-29 12:50:27


*己



( "__ …ふぅ。お前の狙いも分かっているよ、カイム。" 何処か呆れたように溜め息をつくとそう告げる。"…だが、まぁ良い。お前の要求を呑んであげよう。" 続いて言葉を紡ぐと片手を自身の前に突き出す。フ、と口角を上げて笑うとその手を取る。「…私の狙いを分かっていたとして、老いぼれた貴方では私を止める事は出来ませんよ。」口元こそ笑っているものの、目だけは冷たく異様な鋭さを放ちながらそう呟くように応える。次の瞬間、光が放たれたと思われれば一瞬にして2人の姿は消えて。目を開けると其処には元々自分の領地であった場所。広大ではあるが今では更地となり、荒れ果てた土地と化しているだけだった。皇帝が口を開く。"___ …さぁ、お前の領地を返してあげよう。" 皇帝が右手を前に差し出す。そして1点を指さすと一瞬にして嘗て栄えていた頃の姿が呼び戻された。美しいせせらぎと共に流れる大きな川。架けられた石橋。豊かな木々、草花。そして何より、来たるべき主を待つ、自身の城。見上げるように高い城は気品に溢れた美しい大理石で殆ど形成されている。巨大な門をくぐると其処には花園と表現していい程の大きく広い庭がある。小さな噴水が瑞々しく、まるで最初からそこにあったかのよう。その懐かしい景色は人間界で自身の手で造った"居城"に酷似していた。「感謝します、皇帝。…貴方の首を殺る、その時まで。」皇帝を横目に口だけ動かせば感謝の言葉と共に宣戦布告と取れる言葉を発する。その言葉に皇帝はクス、と笑うとその場から消えた。ゆっくりと歩き出し、自身の城の中に入っていく。"___カイム、無事だったか。" 庭の奥から突然出てきたのは唯一の友人である悪魔、バラモスだった。心配そうなその表情にフ、と柔らかな笑みを浮かべる。「嗚呼、勿論だ。」先程とは違う穏やかな声に戻ると、常に取っていた警戒心を解く。還ってきたのだ。友人も、自分の居場所も。そして今度は新しく加わる。玄関の大きな扉を開けると中へと入っていく。階段を登っていけば独り言のように呟く。「___ …やっと覚悟が出来たんだ。キミを迎えにいくよ… ____ エレナ。」 )




21: Caim [×]
2016-08-29 19:47:43


*己




( 自分の領地をバラモスに預けると人間界へと戻る。再び森の奥にある魔界へと通じる扉の前に姿を現し辺りを見渡すといつの間にか空が暗くなり始めている。暗闇に包まれ始めた森は何処か薄気味悪い雰囲気を纏う。もう用はないと来た道を戻っていく。城に着くと片付けていなかった食器やケーキスタンドを片手に玄関を通って中へと入っていく。厨房に入り食器を洗って丁寧に皿を拭く。シルバーやカップは元の位置に置いてケーキスタンドは適当な場所にそっと置いた。自室へ戻ると其処は比較的他の部屋よりも多少狭い造りになっている。無駄なものは倉庫や別室に置いているせいなのか、狭いはずが何処か広く、寂しく感じられる。閑散とした空気にふと孤独が蘇ればハッと息を呑む。ベッドに腰をストンと下ろすと同時に頭を抱える。そして数ヶ月前に風の噂で耳にした事を思い出す。" エレナ=フランエドワーズが年老い、もう半年の命しかない。" 彼女への想いは完全に断ち切っていたつもりだった。だがその噂を耳にしてから、心が揺れた。もし今契約しなければ、彼女とはもう永遠に会えない。分かっていた事だ。自分より彼女が先に死ぬ。だからこそ何も言わず彼女の前から姿を消したのだ。然し唯一自分を愛し、孤独を癒してくれたのは紛れもない、彼女だけだ。勝手に離れておいて、勝手にまた会いに来て、契約してくれと懇願する。余りにも身勝手過ぎる行動だとは自分でも十分に理解している。だが、時間が無い。答えを出すのに随分と無駄な時間を費やしてしまったが、彼女を自分の眷属にすると決心した。その為に自分は先程魔界へ行き、皇帝の元へ自分の領地を返すよう要求したのだ。スッと立ち上がりクローゼットを開けて中を漁る。キチッとした礼服を着なければ。まるでデートをする前の時のように少し頬を緩めながらどの服がいいか選んでいき )



22: 匿名さん [×]
2016-08-29 21:09:48




( / 素敵なトピですね…! 質問なのですが、他トピで創作したキャラを使ってもいいのでしょうか? )





23: Caim [×]
2016-08-29 21:33:35



>22


( / お褒めの言葉、感謝致します! 全然構いませんよ。どうぞお好きなようになさってください。 )





24: 匿名さん [×]
2016-08-30 00:07:06



名前 / Gilleaul Allantoin ( ジルオール・アラントイン )
本名 / Gilleaul de Gérard-Allantoin ( ジルオール・ド・ジェラール=アラントイン )

性別 / ♂

年齢 / 24


性格 / どこか飄々としたオネエ。物事を軽く捉えているかのような言動が目立つが、実際は慎重に深く考えている。冷静沈着な判断ができるのも特徴で、緊急時においては頼りになる。誰に対してもフレンドリーであり、誰彼構わず話しかけたり激しいボディタッチ(←)を加えるが、ある一定のライン以上は親しくしようとしない。心の奥に入り込んでこようとする者には遠回しに拒絶する。ずる賢く腹に一物を持っている印象を受けるが、僅かながらではあるが騎士道精神を持ち合わせており、多少の礼儀は重んじる。女子力が異様に高く、赤のネイルを塗ったりメイクをしたりするなど、男子らしからぬ行動をする。非常に好戦的であり、売られた喧嘩は必ず買う主義だがその際に衣服が汚れたりネイルが剥がれたりすることを嫌う。恋愛においては人一倍一途であり、一生をその者に捧げる。然しその一途さは時として狂気となりうることも。

容姿 / ツバの長い白の帽子。髪は薄紫色で腰まで伸ばしているが、巻いているため胸辺りまで上がっている。前髪はアシメにしており、右が短く左になるにつれて長くなっている。右耳には黒いハート型の小さなピアスを1つつけている。元の瞳の色は黒だが、カラコンを入れているため青色。鼻筋は高く、薄い唇をしている。左頬には悪魔のペンタクルの様な模様が刻まれている。一見、ゴスロリやロリータファッションを思わせる服装を多く持ち合わせており、日によって様々な服に変わる。基本はフリルのついた黒のロングコートの中に白いフリフリのブラウス、その上に上品なジャボを付け、膝が隠れる長さのレースのついた黒いパニエに黒のピンヒールを履いている。気分でコルセットやミニハットをつけるときも。たまに汚れるのが嫌なせいか、白い手袋を着用。身長178cmと長身。


種族 / 人間


備考 / フランスのとある地方の貴族の息子として生まれた。貴族であり軍人。男爵という地位と所領の名前レイを合わせ、レイ男爵と呼称されていた。父であるジェラールはジルオールが幼少の頃に実母と離婚、数年後に中等貴族の娘と再婚した時に姓を「レファル」と改姓し所領を拡大する。その際に父は実家を離れレファル家に住み、ジルオールは山一つとその周辺の二つの川を跨る広い領土を受け継ぐことになった。アラントイン家には捻くれた、そして問題のある人物が多く、その中でも特別酷かったのがジルオールの祖父であった。祖父の素行の悪さは目に余るものが多く、その悪行の数々は幼少期のジルオールに影響を与えるのはそう難しいものではなかった。歪んでしまった性格を治す事ができないまま成長していったジルオールは悪辣な行動を好み、一時期荒んだ生活を送るも14歳の時、実母の死によって少し落ち着くこととなる。それからは母を捨てた父や異母を心の中で激しく嫌いながら、金や権力だけでなく、力も手に入れたいと強く願う。何故かオネエになってしまったのは本人でもよく分かっていないが、この様に過ごしていると落ち着くのだという。何故か頬に刻まれているペンタグラムは生まれつきのものであり、悪魔に魅入られたのだと噂する者も居て現在も少なからず不気味がる者が僅かに存在する。アラントイン家は代々サヴォワ=ヌムール領主に仕える家柄であり、アラントイン家現当主となったジルオール自身もサヴォワ=ヌムール家現当主であるシモン・ド・サヴォワ=ヌムールに仕えている。仲はそこまで良好とは言えないものの、険悪という訳でもなく、友人のような関係を保っている。シモン子爵はジルオールを信頼しているようだが、当の本人は己よりも年下である主人に忠誠を誓ってはいなく、あわよくば己が爵位を上げられる機会を狙っている。


世界観 / 西欧の貴族が権力を掲げ、国同士が騎馬戦争を起こしている時代の世界。貧富の差が激しいその時代では爵位の高さが重要とされる。現在は世界が1つとなった影響か、貧富の差はあまり無くなり、爵位もそれ程重要視されなくはなったが、それでもやはり強い影響力はあるようだ。


( / 22の者です!質問にお答えいただきありがとうございます!! pfを少し修正&追加した物を提出させていただきます!不備がありましたらご指摘お願いします! )



25: Caim [×]
2016-08-30 13:09:08



>24


(  / 素敵且つ斬新な設定に惚れ惚れ致します…!! 不備はありませんのでこれからはご自由に出入りしてくださいませ。 )





26: Caim [×]
2016-08-30 13:46:29


*己




( 着る服を選び終わると早速その服に着替える。珍しくジャボ付きの礼服スタイルに身を包めばマントを羽織る。肩から踝まである長いマントはさながら騎士の様。手袋をしていて見えないが、左手の薬指に嵌めている指輪を上からそっと指でなぞる。目を細めてキュッと口を結ぶとマントを翻し自室を出ていった。玄関を抜けて外へ出ると森から町の方向へ足を運ぶ。英国はそろそろ秋風が吹く季節になってきたせいか、夜は少し肌寒く感じる。フゥ、と自身から出す息も微かに白みを帯びている。彼女は自分を受け入れてくれるだろうか。僅かに残る不安を取り除くかのように頭を横にブンブンと振れば、空を飛ぶ。悪魔特有の力なのか、翼を広げずにその身を空中に浮かべられる。そのまま浮遊し移動すると町が見えてくる。久しぶりに見る多くの人の気配、夜の光。自身にはその光は少し眩しいと感じる。然しこの町に彼女は居ない。もう少し遠くの、小さな町にある民家で暮らしていたはずだ。残り僅かな命の彼女、ゆっくりしてはいられない。そう思い直すと飛力を上げるため、自身の穢れの証であり象徴とする大きな両翼を広げて )




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