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ロル練 / /1


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■: ♦︎ [×]
2016-08-11 07:03:18 




ふむ、では始めよう。



小説 / ロル練




1: ♦︎ [×]
2016-08-11 07:48:55



【 アリスside 】


__アッハハハ!嗚呼、たしかに狂っているさ。君は狂わずにいられるのか?この滑稽な豚を見たまえよ、これは夢じゃない。現実なのだよ、この目の前にあるスープ!!頭のちょん切れた豚のスープ!!ン〜、実に良い匂いだ。毛が混じっているが気にすることはない。
__味はどうだい?旨いだろう旨いだろう。そうとも旨いに決まっている。君の母君なのだからね。

(気味の悪い森を抜けた先にやっと初めて出会えたマトモな人間。視線が交わると優しい笑みで手招きされて招かれたヘンテコなお茶会には帽子を被った紳士とふたりっきり。お茶会にしては寂しいわね、何だか事情があるみたいだけれど。お茶会なのに先に出されたスープに戸惑いながら促されては小さなスプーンで一口だけ。_だっておもてなしされてるのに飲まないのは失礼じゃない?印象良くスープの感想を伝えれば突然笑い狂う帽子屋、呆気にとられるが直ぐ様怒りが込み上げてきて、失礼ね!頬を膨らませて咎めるとペラペラと勝手に喋り出す始末、まるで蓄音機みたいだわ。頬杖ついてヘンテコな話を聞いていれば先程飲んだスープの実態を知り、言葉に重ねるて反論すれば正面のテーブルから身を乗り出し息が触れる距離でニヒルな笑みを。ドクン一段と強く鼓動が騒ぎザワザワと肌を芋虫が這いずり廻るような感覚に陥って、胸の服を握り乱れる呼吸にもがきながら懸命に今日の出来事を振り返り。一筋の光見出せばパッと正面を向けば帽子屋の姿は何処にもなく。主を失ったお茶会は不気味なほど静かで 「それにしてもあれは太り過ぎだ 」気を抜いた矢先聞こえた声は左側、にゅと背中越しに顔だけ覗かせニヒルな笑み、いつの間にいやそんなことどうでも良い。どう見てもマトモじゃない、相手に構わず椅子から飛び出して気味の悪い森へと逆戻り。まだあの森のほうがマシよ、僅かに振り返り見ればテーブルの上で笑い転げている、_マトモじゃないわ。身震いすれば両耳を押さえ不愉快な笑い声から逃げて逃げて。派手に転んで足元見れば犯人は蔦、膝から血が滲み出るのをぼんやり見ていれば何故か急に涙が溢れてきて。 )




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