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Once again./69


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自分のトピックを作る
61: xxx [×]
2017-04-10 23:11:22




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( 相手も揃い話が始まるのかと言うところ、相手のコートから落ちた薬の様な物に目をやれば一瞬思考が停止し昨日の祭りでの事を思い出す。
既に昨日の薬の効果は抜け落ちておりまともな判断は出来るところ、その薬の独特な色から昨夜薬を少女に持たせたのは相手だったのだろうかと僅かな疑いが生まれては一筋汗が落ちて。
取引主は相手が持ってる薬はそれ一つのみだと勘違いし、相手が薬を拾う前にひょいとそれを取り上げては使いの者に『処分しておけ』と。
薬が相手の手元にある事を知ってもやはり相手を手放すのは嫌な様子の取引主は相手に目をやり『私の手下にある以上お前達の好きにはさせんぞ』と言っては話を戻して。
どうやら昨夜の祭りでの騒動は裏職の者達には評判が良かった様子、取引主も仕事が増えたと機嫌良さそうに話しており報酬として相手組織と自分組織に銃の弾のみを送ったとの事で。
『銃を手に入れたければお前達がもっともっと私を喜ばせればいい。何、海外にも知り合いはいるし銃なんぞいくらでも仕入れてやろう』
( 機嫌良さそうに話す取引主の言葉も先程の薬を目にした途端から耳に入らずぼんやりとしていてはいつの間にか話は終わっていて。
また依頼が入り次第呼ぶと言われては解散になり相手と話を交わすのも嫌で足早に屋敷を後にしては一度自分組織の拠点へと訪れて。

( 組織の拠点にて先程の話し合いの結果を話してはリーダー格の男は昨日の自分の不始末を叱り付けて来て。
『これだから犬は………お前は少し薬に耐性を付けておけ』
「んな事言われても…」
( 理不尽な言い付けをしてくるリーダー格の男にはほとほと呆れてたところ、駆け寄ってきた下っ端の男に銃を1丁渡されてはリーダー格の男に『相手組織の者を誰でもいいから一人殺せ』と。
「いや、取引主の手下にある以上勝手な事は出来ないと言われたばかりだ」
『こちとら大事な犬をやられたんだ、何、ちょっと仕返ししてやるだけだ』
「仕返しで殺すまでしなくていいだろ」
( 言い合いになるもこの組織にいる以上リーダー格の男の指示は絶対。
どうしようものかと頭を悩ませながらも既に時刻は朝方の為孤児荘へと戻る事にして。

62: yyy [×]
2017-04-11 19:13:00



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(屋敷を後にしてすぐ、自分の見張りとして屋敷に付く男に呼び止められ、先程の失態を咎められると共に『我々は銃が欲しいわけではない。本来の目的を忘れるな』と忠告される。
加えて自分を避けるように帰った相手の態度、当然と言えば当然だが悪くなる一方の仲に気は滅入るばかりで。

(翌日、昼の時間になって女教師が外で文を預かったと紙を渡され開いて見ると取引主から。
なんでも“夜に外国人の取引先と会食があるから和服で同席しろ”とのこと。
相手に薬を盛るなら絶好の期であるが、全くその気がない。
かと言って人質の子どももいる。
どうしたものかと頭を悩ませ溜息を吐くと子供たちに『先生また溜息吐いてるー!』と指さされ「ごめんごめん」と笑って小さな頭を撫でては気を取り直して午後の授業に取り組んで。

(会食の夜、結局、策はなにも浮かばず会食の場であるいかにも高級な料亭に訪れる。
小池に鹿威しまである日本庭を臨む個室では既に外国人と取引主が会食を始めていて、取引主が此方に気がつくと手招きされ、挨拶するよう命じられれば一応その場に粗ぐい正座して頭を垂れて。
『もう少ししたら面白いのがくる。色男な上に剣技も優れているから貴方も気に入るはずだ』
(上機嫌にまだ来ぬ相手を完全自分の物のように自慢する男に苛立つも表情には出さずに外国人に愛想笑を浮かべお酌をする。
懐には一応薬が入っているが、やはり使う気にはなれず今夜は大人しくしてようと適当に話を合わせていて。


63: xxx [×]
2017-04-12 21:02:54




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( 相手同文の文を取引主の男の手下に渡され、夜料亭へと訪れては取引主の男のいる個室へと向かい襖の前で一呼吸置いて。
静かに襖を開けるなり取引主の男に手招きされてはそちらへと向かい外国人に頭を下げる。
外国人が相手を気に入ってる様子でお酌を受けながら自分と話してる最中もやはり相手の事が気になってしまい気付かぬ内に眉間に眉を寄せては取引主に腕を軽く小突かれて。
運ばれてくる食事に気付き挨拶は終わりにしようとの取引主の一言で全員席に付いて。
相手が自分より先に来てた事もあり皿に毒でも仕込まれてるんではないかと僅かな疑心と戦いながら取引主に進められた酒を小さく1口啜る。
自分の衣服の懐には銃が1丁、相手組織の内の誰か1人を殺せとは言われた者の罪もない人間を殺す気はないし自分が相手組織の者と関わる機会なんてものは一切無い。
さして言うなら関わりがあるのは“相手”のみ。
『それにしても日本人は実に美しいな、特に彼は本当に美しい』
( 外国人が相手の頬に手を滑らせるのに動揺してしまいガタリと箸置きを落としてしまえば慌てて拾い上げて。
『礼儀作法がなってない』と小声で叱る取引主は『どうやら貴方が彼にばかり構っているのに嫉妬してしまった様です。どうか許してやって欲しい』と愛想笑いを受けて。
自分もいつまでも無言で座ってられないと、外国人の隣に行けば「自分は………剣技しか、」と言いかけたところで取引主が『何を言っている、素晴らしい“芸”があるだろう』と。
『ほう、芸とは気になるね』
『きっと驚きますよ』
( “やれ”と目線で告げる取引主には逆らえず、部屋の広い一角に移れば瞳を閉じ能力を解放する。
外国人の反応も見ずに人目に触れる訳にはいかないとすぐに人姿に戻っては俯いたまま席に戻り。


64: yyy [×]
2017-04-13 04:46:11




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(馴れ馴れし外国人に嫌悪感を抱きつつ嫌な顔はせず適当にあしらう。
が、相手が能力の開放を命じられては不快感から表情が険しくなって。
反して優美な相手の狼の姿を目にした外国人は一気に相手に魅せられ、やや興奮気味に取引主に詰め寄り。
『今のは何だ??もう一度見せてくれ。実に美しかった』
『そうだろう。私も一目で気に入ってね。__爛、まだ席に戻っていいとは言ってないぞ。もう一度やるんだ』
『彼、剣技もできるんだろ?………どのくらいで譲ってくれるかな?』
『申し訳ない。奴はいくら出されても譲る気はない』
(笑って下世話な話をする男達に見えないところで拳を握りしめては、これ以上相手が晒し者になるところを見ていたくなく「少々御手水へ」と一言残し席を外して。

(部屋を出てすぐ、見張りで立っていた自分の組織の者に肩を掴まれては休むこともできず諦めてそちらに視線だけやって。
『何をぐずついてるだ。薬を盛るなら今だろ』
「あの取引主は彼奴(相手)を手放す気はない。騒動を起こすだけ無駄だ」
(きっぱり言い切ると組織の男は苛立ちに顔を歪めるが、仲居が次のお膳を持ってくるのを目にしてはニタリと笑い、此方が止める間もなく一つの椀にあの薬をいれて。
薬はあっと言う間に溶け見る影もなくなれば、驚く仲居の懐に高額の札を差し入れ『この椀を銀髪の餓鬼に配膳しろ』と有無を言わさず命じる。
仲居はこういったことに慣れた様子で頷き、部屋の襖を開けては淑やかに配膳し、きっちり薬入りの椀を相手の席に置いて。
相手は丁度取引主に促されもう一度能力を開放しているところ。
このまま席に戻ってきて椀の食事を口にすればまた苦しむことになる。
しかし食べるのを止めるにしても大っぴらにすれば、また助けたとして孤児荘の子どもが危ない。
何とか分かりにくく_と考え何食わぬ顔で部屋に戻っては、もしもの為に用意していた中和薬を死角で酒の入ったとっくりに入れると丁度席に戻ってきた相手の御猪口にそれを注ぎ入れ「お疲れ様…」となるべく不自然のないよう差し出して。
しかし相手とは気まずい仲。この状況事態不自然そのもの。
内心では頼むから椀を口にする前に飲んでくれと祈る思いで。


65: xxx [×]
2017-04-14 23:44:41




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( 相手が戻って来るなりここで初めて相手と言葉を交わす事になるが相手に注がれた酒をじっと見詰めては中々口にはせずにいて。
この酒に関しては器から何から最初から置いてあったものだし先程取引主に進められた酒を口にしたばかり、だか相手の事。
気付かない内に薬を含ませる事など容易いだろうと疑心は解けずに眉間に眉を寄せたまま酒をじっと見詰めていて。
運ばれて来た椀に外国人が『おお来たか、先日日本に来た時にこれを食べたんだが実に美味しくてね』と得意気に語り出す。
蓋を開ければ豪華にたっぷりのウニが乗せられた煮物。
今目の前で運ばれて来たこの椀は安全だと判断したものの実はウニが苦手で。
『ほら、君も食べてみたまえ』
( にこやかに進める外国人の言葉に取引主も進めてくるも中々口に出来ずにヒヤリとする。
相手も席に戻され煮物を食べる様に進められるも中々手を付けない自分に不審に思った様子。
『爛、どうした。お前達の為にわざわざ頼み込んで貰ったんだぞ』
「あー…、あぁ…」
( 流石にここを回避するのは難しいと判断しては先に酒をぐいっと煽りその勢いでぱくりと口に含みごくんと飲み込んで。
動物故に感じたのか、鼻に抜ける様な薬っぽさを感じたが身体に異変も無いし気のせいかと。
『どうだ、美味しいだろう』
「………あー、…とても」
( ぎこちなく微笑みなんとかその場を回避してはふうっと胸をなで下ろすも、その硬い感触に銃の存在を思い出し。
相手を撃つだなんて考えられないが相手組織の者に都合良く出くわすなんて想像つかない。
なんとかやり過ごす事を考えながらも外国人との話に愛想笑いを浮かべては次々運ばれてくる料理に警戒しながらも少しずつ口にして。

( 会食も終盤、外国人はやはり相手にべったりで仲居を呼ぶなりかなり強めの酒を自分や相手、取引主に気付かれない様に注文して。
先程まであったとっくりと全く同じとっくりではあるものの中身はかなり強い酒。
相手の御猪口に酒を注いでは飲むように促すも、自分はその強い酒の匂いに気付き、無意識の内に咄嗟に御猪口を持つ相手の腕を掴んでいて。

66: yyy [×]
2017-04-16 02:35:02



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(相手が中和薬入りの酒を口にしてくれ毒を凌いでは、ほっと肩を撫で下ろし後は組織の者に“どうせ耐性がついただけだ”と適当に言い訳すればいいとすっかり気を抜いて。
そのせいで強いお酒を注文されたことなど全く気が付かずに、外国人にお酌されたのは今まで出されているものと同じだと思い、それなら酒の弱い自分でもまだ大丈夫だと。
口に運ぶ直前、相手に制止されては突然のことに驚き訝しげに相手を見てはその意図を探る。
様々な考えが交錯し「どうした?」と自分が問う前に、中々酒を口にしない自分にじれた取引主が口を開いて。
『菊、折角彼がお酌してくれたんだ。さっさと飲まないと失礼だろ。それに爛、お前も呑みたいなら自分のを飲みなさい』
(すみませんねと外国人に謝り、視線が自分に注がれてはいよいよ飲まないといけなくなり相手の手を退けさせては疑心を抱きながらもお猪口の酒を半分ほど流し込み。
瞬間、熱い塊が喉から食道を通り一気に胃まで落ちてきて、いつまでも身体の内を焼くような感覚に小さく噎せて。
『おいおい、何してるんだ。さっきから失礼だぞ』
「…いや、だってこのお酒……」
(明らかに先程まで呑んでいたものと違うと抗議しようとするが、お酌を飲めないこと事態が失礼。
了見を飲み込み、せめてこの一杯だけでも飲まねばと少しずつ口に運び何とか会食終わりまで繋いで。
そして解散となり部屋を出るというところ、ゆっくり立ち上がるもぐるぐると酒が身体をめぐるのが嫌でも分かり、襲い来る浮遊感に眉間を押さえる。
情けない姿は相手に見せたくないが今歩いたらもっと醜態を晒してしまいそうなため、暫く休んでいくと取引主に断りを入れては、一人部屋に残り。
先ほどとは打って変わって静かな空間。少し涼もうと日本庭が臨める襖を開いては、縁側と部屋の丁度真ん中あたりに腰掛け身体を襖にもたせかけ。
少し肌寒い夜風は火照った身体には心地よく、静かに瞼を閉じ気持ちを落ち着かせる。
_これから先どう相手と関わっていけば良いのか…いくら考えても今の頭では打開策は浮かばず、先程相手に掴まれた腕の部分がジワリと熱を持っては相手の名を小さく呟いていて。


67: xxx [×]
2017-04-17 23:03:28




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( 明らかに宜しくない様子の相手にどうこうする事も出来ずにそのまま解散時刻になり。
相手が残ると言い自分と取引主と外国人のみで残り暫く他愛ない話をするが外国人が『ちょっと彼(相手)の事が心配だ。見に行ってくるよ』と。
取引主はにこやかに外国人を送り出すが先程の強い酒を進める外国人を思い出すからに明らかに相手を狙っている。
「俺も行く」
『いやいや、彼にはちょっと話もあってね。良ければ私一人で行かせて欲しい』
『爛、先程から我儘ばかり失礼だぞ』
( 取引主に腕を掴まれては従うしかなく唇を噛み締めながら個室へと戻る外国人の背中を睨み付けていて。

( 個室へと戻った外国人は座り込む相手の隣にしゃがみ込み艶やかな髪を撫でては『どうした、飲み過ぎたのかな?』と白々しく問い掛ける。
『日本に来てから色々な物や人を見てきたが君は別格に美しいな』
( 外国人らしく気恥ずかしくなるような口説き文句を言いながら相手の唇を撫で、耳元で『多額の金でも銃でも、なんでも君の望むものを与えよう。私の物になる事を条件にね』と。
相手の返事を聞く前に身体を密着させ相手の腕を肩に掛けるようにして立ち上がらせれば『まだ酒が回っててきついだろう?今から私の屋敷へ行こう、そこでゆっくり休んだらいい』と。

( 相手と外国人が戻るのがやけに長く感じ何度も取引主に自分も行くと言うが止められて。
こうなったら急行突破だと取引主の首元にトンと手刀を落とせば崩れ落ちる取引主を上手く抱え、馬車で待つ召使に「酒にやられたみたいで、悪いが先に乗せてやってくれ。俺はあの外国人とあいつ呼びに行ってくる」と。
そう言い取引主を馬車に乗せるや否や足早に先程の個室へと向かって。

68: yyy [×]
2017-04-18 20:49:20




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(夜風にあたり火照りが少し落ち着き今度は睡魔が襲ってきたころ、突然何かが髪に触れては不快感から眉を潜めうっすら閉じていた瞼を上げるも、まだぼんやりとした視界と思考ではそれが何か分からず。
次いで耳元で囁かれる言葉もほとんど聞き取れておらず、前半だけ聞き取れば「……なんでも」と小声で復唱し思い浮かべるは相手のこと。
ほぼ無抵抗で立たされながら無意識に欲しいもの_相手の名を口にしていて。
『…蘭?…いや爛、先程の青年のことか。彼も素晴らしかったな。あの取引主の手元にあると思うと妬けてしまう。買い取りは出来ないと言っていたが何としても手に入れたいな』
(相手のことを語る男、それに対しての嫌悪感からか徐々に意識がはっきりしてきて此処で初めて外国人を認識すると驚きで反射的に逃れようとする。
が、如何せん足が言うことを聞かずにもつれてしまい外国人の方へ倒れては、外国人も突然の抵抗に対応が遅れ、外国人を下敷きにする形で派手に転倒して。
数秒後、『イタタ…』と呻く声にはっとなってはすぐに身を起こそうとガバッと起き上がるも何故かグンッと下に引っ張られる感覚が残り疑問に思うがすぐ解決する。
今日は和服、袖も長い。あろうことかその右袖が倒れた際に男の下敷きになって、その状態で自分が勢いよく起き上がったため引っ張られた所為で右肩から着物がはだけてしまっていて。
更には転倒の際に髪留めが緩んだのか長い髪がパサリと落ちる。
「……わ、悪い。突然あんたがいて、驚いて……」
(謝罪を口にしながら早くこの恥ずかしい状況を何とかしようと下敷きになった袖を引き抜こうとした瞬間、襖が開かれ相手とばっちり目が合っては咄嗟に“違う”と否定しようとするも下手に動いたせいか酔いと同時に気持ち悪さまでぶり返し言葉は空を切って。
代わりに外国人が何を思ったのかニタリと笑み『丁度いいところに来たな。君も混ざるかい?』と。


69: yyy [×]
2017-05-02 20:40:45





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(外国人の言葉に一体何を言い出すのかとぐらつく思考が一時停止するも、これ以上の誤解だけはされたくないと、下敷きになっていた袖を力づくでなんとか引きずりだす。
ようやく自由になればまだふらつく足取りで立ち上がり乱れた着物を正しながら、上半身を起こす外国人に「さっきの話だが、今は手一杯だから遠慮しておくよ」と断って。
髪も適当に結い直すと、まだ部屋の入口に立っている相手を外国人と二人きりにはしたくなく、少々周りを気にしてから手を取って戸口まで向かう。
自分がほろ酔いだからか元々相手の体温が低いのか、その手は冷たく感じるのに触れ合う部分は酷く熱を持っている気がして、外に出る直前手を離さすのを名残惜しく思えばほんの瞬間でも長く相手の指先に触れるように手を離し。
「…悪い、あの外国人に用あったんだろ?…でもあいつにまであんたをお気に入りにされたら俺が組織に何を言われるか分からないから…」
(“邪魔をした”と勘違いも交えて、自分の行動に適当な言い訳をつけると監視が気になることもあり目もあまり合わせることなくその場を後にして。

(寺子屋に向かう途中、一件の長屋から出てきた兄と出会しては丁度仕事終わりとの事。
『あれ?もしかして酔ってる?』
「もうほとんど醒めた。…さっさと寝たい」
『はは、今夜はよく眠れそうだね。…ところでさ、爛とはどうなの?』
「……さあ」
(短く返し、まともに話せないのに“どう”なんて分からないとまで考えはっとなると兄に顔を向け「凛、少し頼まれてくれないか?」と。
首を傾げながらも頷いてくれた兄と共に自室に帰っては、兄に茶を出してから自分は机に向かって相手宛の文を書く。
内容は、組織の対立で孤児荘の子どもが人質に取られ監視もあるから相手とは公に近づけないこと。勿論子どもと相手には危害が及ばないようにする旨を記して。
ここに一言相手への想いをしたためる可愛げはなく、業務連絡のような文を『かわいい弟に会えるの楽しみだなー』と零す兄に託して。

(一方外国人、此方の生意気な態度に機嫌を悪くし外へ出ては、相手を見つけるなりその肩を掴んで『さっきの見せ物は素晴らしかった。あの取引主よりうんと良い待遇をするから私の元へ来ないか?』と銀髪に指を滑らせながら白い歯を見せて。


最初 [*]前頁 50レス ▲上へ

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