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■:
〇〇〇〇 [×]
2013-12-14 17:15:42
やあ。
僕が死んだら、お前がこれを見つけてくれると思っていたよ。
僕が死んだらそれは殺されたという事だから、
僕を殺す人たちの事をここに書いておく。
僕は「ななつの月」に殺される。
ななつの月は組織だ。そして巨大だ。
七人ではない。だが人数はとても重要だ。
必ず見つけてくれると信じているよ。
>関係者以外書き込み禁止
1:
御門みかど [×]
2013-12-14 17:23:39
痛い…わ…清明さん?どうして…?
( 体中が軋む。頭が痛い。心臓が痛い。背中が痛い。腰が痛い。脚が痛い。心は、解らない。手が冷える。息は白いのに身体は汗をかいている。気持ち悪い。酷い嘔吐感が体を襲ってうまく思考ができなくなる。「何故」。そんな単語がひたすら頭を駆け巡り、目の前に立つ彼に対して問いかける。真っ黒な空のキャンパスには皮肉なくらい沢山の白が瞬いて、私を嘲笑うかのように見下ろす。弱い風も、無理やり切り落とされた私の長い髪をひらりと舞い上げ、わざとらしく頬をかすめ何処かへと消えていく。もしかしたら、これが「悲しい」という感情なのかもしれない。ぱらりと小さく涙が伝う感触が、私にそっとそう告げる。目の前に立つ彼はいまだ、コートのポケットに手を入れじっと私を見下ろしている。私は息を整え途切れ途切れに上記を問う。何故、何故…何故なの清明さん、理由を下さい、なんて考えながら。 )
2:
青柳清明 [×]
2013-12-14 17:45:25
理由は、無いよ
((御門みかど。ななつの月の四番。彼女はそれ以外の何物でもないし、別にどうとも思わない。彼女とは組織の中で一番親しくしていたが、お互いがお互いに興味があったわけでもなかったため一緒に居て居心地は悪くなかった、以上。僕にとっての彼女はそれだけの価値しかなかったし、一連の行動に対しての理由をあげる義理もない。――しかし彼女はおよそ「感情」というものが欠落していたため、こうして涙をこぼすのは初めて見た。やがてきっと彼女は二世をひどく憎むだろう。いずれ彼女の片割れと共に二世を殺しに来る未来が僕には見える。まあ、僕がそうなるように二世にわざわざ彼女を襲わせ髪を刈らせたわけだが。…等と考え、横で黙って立って見ていただけの僕は、地面にみすぼらしい恰好でへたりこむ小さな彼女を見下ろし、僕は淡々と上記を告げた。))
3:
御門みかど [×]
2013-12-14 18:00:12
えっ…まさか?理由が…ない?
( 清明さんの口からこぼれ出た言葉を理解するのには大分時間を要した。だって「理由がない」だなんてそんなこと、私という同志に対する裏切りだもの。二人の間の暗黙のルールを破ったことになる。私と清明さんには何もないのに、彼はそれが良くわかっていたのに、私に理由をくれないなんて。自分の感情も他人の感情も心の痛みもわからない私たちだから、何よりも「理由」を大切にしてきたはずなのに。理由があれば理解することができる。私達が他人や世界とつながる手段である、大切なものだと清明さんは分かっているのに…。なんて、まともな呼吸の仕方もわからなくなるくらい、私にとって清明さんの言葉は衝撃的だった。どうして、何でもない様な表情で私を踏みにじることができるのか、本当に理解ができない。だから理由の中に全てがあると、私たちは理解し合っていたはずじゃなかったの、清明さん。…そんな事ばかり頭の中で考え、想像以上に情けない震えた声で私は上記を呟いた。まだ明けない空に浮かぶ星々に、嫌味みたいに晒されながら。 )
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