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殺し屋には飴玉を(NL)/10


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■:  [×]
2013-07-16 13:28:24 




どんな依頼も淡々とこなす一部で有名な殺し屋と
事故で両親を亡くし親戚に盥回しにされていた少女の話。



一人二役、あるいはそれ以上。
閲覧は自由。批判や励ましのコメント嬉しいです。


1: まみ [×]
2013-07-16 13:39:28

これは役やっていいんですか?


2:  [×]
2013-07-16 13:54:39

ラスト
殺し屋の男。元傭兵で戦闘狂の気がある。
年齢は34歳で184cm。節々には筋肉が付いている。
トパーズを薄めたような瞳に薄茶色の髪。
仕事時は全身黒服を纏い口許まで黒い布で覆う。
戦闘能力は高く、武器を選ばない。ナイフを好む。
名前は通り名であり、本名を明かさない。

セリカ
両親を何者かに殺害された少女。別人種の混血。
年齢は14歳で150cm。ストレスからか小柄で華奢。
空の色を映したような瞳に卵色の髪。
ワンピースなど動きやすい服装を好む。
無愛想で無表情。口数は少ないが酷く素直。

3:  [×]
2013-07-16 13:56:27

あ、コメントありがとうございます。
上記主要人物は自分一人でやりますよ。
今のところあんまり考えてないんですが何かやりたいですか?

4: セリカ [×]
2013-07-16 14:08:34

――…
(親戚会議と称した己の行く宛てを押し付け合う話し合いが行われている中、広いリビングの外の廊下で壁を背に膝を抱える様に座り込み。中から聞こえてくる"うちは無理よ!"、"じゃあいっそ施設にでも…"なんて言葉が響き聞こえないように膝の間に顔を埋め。両親と共に自分の居場所を失った、脳裏に浮かんでは消えていくあの幸福な日常が嘘の様に感じる。自分を否定される言葉は聞き慣れた筈、それでも何も聞きたくない。立ち上がると其の親戚の内の一人の家から飛び出し無我夢中で近くの街へ駆けて行き。)

5: ラスト [×]
2013-07-16 14:19:11

あー…、やらかしたなァ。
(此の頃仕事続きであちこちを飛び回っていた為か冷蔵庫の中身は見事に消費期限を切らしており溜息を吐くと至極面倒臭そうに短い後ろ髪を掻き呟き重い腰を上げては何週間振りかと感じる程に久しく街へと足を向けて。食材の買い物を済ませ少々早いが今夜の御飯を脳裏に描いていた所に小柄な影がぶつかってくる。己に跳ね返り後ろへ倒れそうになる少女の肩を隻手で掴み支えてやると「あ…っぶね。おい、大丈夫か?」片手に持った食材が落ちていない事を確認した後屈み込み首を傾け表情を窺うように覗き込む。瞼を伏せた其の表情は体系から窺える年齢よりもずっと大人びていた。)

6: セリカ [×]
2013-07-16 14:24:26

――っ!
(人混みを縫うように無我夢中で駆けていると曲がり角を曲がった先に居た男にぶつかってしまった。体格が良い為かびくともしない彼に弾き返され地面に倒れる痛みを予測し身体を強張らせ目を固く瞑る。が其れは何時まで経っても訪れず、代わりに肩に置かれた手によって体勢を戻される。己を覗き込んでくる男の瞳の色は甘い蜂蜜の様な色合いで息が詰まった。至近距離で見知らぬ人と目を合わせたのは久し振りだ、視線を逸らす様に煉瓦の地面を見ると小さく頷いて「だい、じょうぶ。…ありがとう。」自分でも驚く程にか細い声。久し振りに声を発した為であった。一歩後退して頭を下げる。)

7: ラスト [×]
2013-07-16 14:31:38

…や、いいって。俺も前見てなかったからさ。
(警戒しているのだろう、後ずさる少女の肩から手を離すと怪我は無かった様で安堵の表情を浮かべて。次いで遠慮がちに其の薄い唇が開かれたかと思うと街の喧騒に掻き消されそうな程に小さな声に刹那周囲の音が何も聞こえなくなる。柔らかく切なく、其れでいて優しい声。汚れ仕事をしている内にそういった穢れのなさに耐性が無くなっていた様だ。胸中がざわつく感覚は久方振りで双眸を細めると片手に持った紙袋から林檎を一つ取り出し相手に差し出す。「腹、減ってる?」か細い声に細い体躯、あまり良い生活を送っていないように思える容姿と気紛れに言葉を掛けて。)

8: セリカ [×]
2013-07-16 14:40:02

…え?
(相手の男に全くの過失は無いにも関わらず何処か申し訳無さげな言葉に小さく首を横に振って。顔を見れないがとても優しい声、まるで父親の様な包み込む声色に徐々に警戒心が解けていくのが自分でも分かった。次いだ脈絡の無い問い掛けに思わず顔を上げる、初めて見る彼の顔は端整で先程見た蜂蜜色の瞳は優しげに細められていた。目を引く赤色へと視線を移すと其処には美味しそうに熟れ仄かな甘い香りを漂わせる林檎があり、最近まともな食事をとっていない事を思い出す。決して治安が良いとは言えぬ街中、しかも初対面の男から貰った物を食すなど普通ならば断わるだろう。にも関わらず半ば無意識に頷いていた、殺されても良いという感情と少しの気紛れで。)

9: ラスト [×]
2013-07-16 14:46:32

ん、よし。じゃあ…、あそこのベンチ座ろっか。
(見ず知らずの少女に声を掛ける等といった不審な行為は治安の良い地域ならば警察が飛んでくるだろう。自分自身自分よりも一回り以上幼く見える少女に欲情する性癖は無く、かといってあまり良い扱いを受けていないであろう事に同情心も無い。ただ一つ言える事は、此方を見上げてきた少女の瞳は夏の晴天の空を其の侭映したようにあまりにも美しかったという事で。辺りを見回しふと視界に入った公園のベンチは殆どホームレスに占領されていたものの、一つ空きを見つけ笑みを浮かべては林檎を片手に持った侭其処を指差すと歩んで行き座る部分を軽く手で払ってやり「どうぞ、御嬢さん?」なんておどけてみせる。)

10: セリカ [×]
2013-07-16 15:48:45

(この国では珍しい色合いの目、両親以外からは異端者の証などと罵倒され続けてきたが今や両親から貰い受けているのは母親譲りのこの瞳だけ。嫌いではなかったが他者から何か言われる事に関しても興味は無く、相手の様にただ見詰めるだけという反応は己の中で前代未聞であり戸惑いが隠せない。そんな事に気付かず公園へと歩進めていく相手を慌てて小走りに追い掛けていく。攫うならばすぐに何処かへ連れていけば良いのに、なんて思案を巡らせながら。彼の紳士的な行動に瞠目しているとおどけている様な語調と表情に数回瞬きをしてしまう。)…ありがとう。(僅かにだがこの陽気な男に表情は綻ぶ、素直にベンチの左側へ腰を下ろした。)

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