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°★。リンリの短編多分(汗)小説~切ない恋~。★°/48


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自分のトピックを作る
29: リンリ [×]
2013-06-27 07:29:27

「・ゆ・・ずき?」

私は掠れた声で何度も繰り返す。

「・・・柚季?」

「・・・朱音。」

柚季は私の頬を大きな手で包む。
私が大好きだった優しい笑顔で。

私はすぐさまナースコールを押す。

「108号室の柚季が目を覚ましましたっ!」

「本当ですか!?すぐ向かいます!」

看護師さんも激しく驚いているのが伝わってくる。

「朱音・・・。」

柚季が私の名前を呼ぶだけで泣きそうになる。

「生きてる・・・?」

「・・・俺生きてるよな?」

柚季は何度も私の顔を見て確認する。

「いっ・・・生きてるよ。」

柚季は今生きてる。

私達は二人強く抱き合った。
何も言わずただ同じ時を過ごした。
夢じゃない。

生きてる。

私はまた涙を流した。

でも今までとは違う。

柚季が目を覚ましてくれて喜んだ涙。

私達にはもうわずかな時間しか残されていない。

嬉しいのと、時間が減っていくのを身で痛いほど感じるんだ。

30: リンリ [×]
2013-06-28 19:20:50

私達に残された時はあまりにも短くて。
でも、柚季が生きてるだけでいい。

これ以上の望みなんかない。

ただ一緒にいたい。それだけなんだ。

残された時はわずかなら、後悔しないように
一分一秒大切に、笑顔で過ごしたい。

ーーガラッ。

「柚季きたよー?」

私は学校から急いで病院に来た。

「朱音。」

ニコッと優しく微笑んでくれる柚季。

こんな些細なことでも愛しく感じる。

「あのね、柚季が好きだった購買のレモンシュカッシュ持ってきたんだ!」

私はそう言いながらゴソゴソとビミール袋をあさる。

「マジで?ありがとうな!」

「いいよ全然。はいどーぞっ!」

私は小さめのペットボドルを渡す。

早速柚季がフタを開けた。

ーーーブシュァ!!!

「・・・わっ!柚季大丈夫!?」

「・・・うわっ冷たぇ~!」

そして無言で睨み付けてくる柚季さん。
あはは・・・。

「ごめん・・・。来る時走ってきたから振っちゃったかも?」

「嫌。許してやらない。」

えっ!そんなどうすればいいの~?
私一人黙々と考えていると・・・。

柚季があり得ない事を口にする。

「朱音からキスして。」

「なっ!?嫌だよ。恥ずかしいっ!」

無理無理無理~!!!
恥ずかし過ぎて死んじゃうよっ!

私は精一杯否定しても

「いいじゃん?」

って!
私が立ってて柚季がベッドに座ってるから
柚季が私を見ると自然と上目使いになる。
その柚季の顔が可愛い。
・・・そんな風に言われたら何も言えなくなるじゃん。

チュッ。

一瞬の軽いキス。
でも私は顔から火が出そう・・・。

「良くできました。」

柚季がそう言うと

「・・・っえっ!?」

優しいキスを何度も繰り返す。

病院だしいつ誰が来るのかも分からないから
いつもなら「ダメ。」って言うけど・・・。

今はただ、柚季の事しか考えたくない。

離れたくない。

もっとしたい。

キス出来て嬉しいはずなのに・・・。

なんで悲しくなるんだろう。

なんで涙が溢れそうになるんだろう・・・。

私は柚季にバレないように必死に涙をこらえるので精一杯だった。

31: 亜紀 [×]
2013-06-28 21:25:15

フレコ326562080828です!

小説面白いね!

あとアロマsにもフレコ伝えてください!

32: リンリ [×]
2013-06-28 21:50:20

<<亜希さん

ありがとー!もう登録したよ!
これから宜しくね~♪
面白いって言ってくれてめちゃんこ嬉しい(>∀<●)

33: リンリ [×]
2013-07-01 20:31:02

7.命の光のカウントダウン

あれから余命から3日過ぎた今、柚季は生きてる。

嬉しいのと同時に、いついなくなるのか心配でたまらない。

柚季との時間を過ごすたび、いつまで2人で笑いあえるんだろう。
そう思う。

でも、私達は残されたわずかな時間を一緒に出来るだけ過ごした。


ーーそんなあの日ーー

いつも通り学校帰りに病院で柚季と話してた時ーー。

「・・・ゴホッ!はあっ・・・」

柚季が急に咳き込む。
私はすぐにナースコールを押す。

「柚季大丈夫!?」

「ぐぅっ・・・はぁはぁっ」

止まるどころか柚季は更に容態が悪くなる。

その後すぐ医者が来て、何故か内密な検索も急きょ行われた。

いやな予感がした。




ーー命の光が消えるカウントダウンが始まるーー

34: リンリ [×]
2013-07-07 22:23:11

ーー朱音sideーー(2年後)

ポツポツ・・・

「雨だ・・・」

私一人呟く。

・・・柚季が事故に会った時もこんな天気だった・・・。

私は・・・今までの2年間、柚季を忘れた時はなかった。

柚季が隣に居なくなってもう2年がたった。
2年間たったのに柚季が隣に居ない事が未だに寂しい。
柚季が居なくなって私の心の時は止まってしまった。
愛といても・・・この2年間心から笑う事は無かった。
でも心配はさせたくなくて。
無理矢理笑顔を張り付けている。

笑え。

・・・笑え。

笑わないと・・・。

いつもそう自分にいい続けて・・・
“嘘„の笑顔が上手くなってしまった。

高校2年だった私は今ではなんとか社会人だ。

お金もなく、勉強も決して得意じゃなく、私は近くのスーパーの店員という職についた。

仕事して、ご飯食べて、なんとなく時間を過ごして、寝て・・・
そんな毎日。





無理だって分かってる。

だけど・・・なんでかな?

今日は七夕だから?

まだ・・・・・・

柚季に会いたいって思うのは。

分かってるのに・・・。

私は最後の・・・柚季の事を思い出していた。

35: リンリ [×]
2013-07-09 20:27:37

ーー朱音sideーー過去(2年前)

信じたくなかった。

ずっと一緒に居たかった。

隣で笑って居たかった・・・。


優しくて・・・大好きだった柚季はあのまま・・・死んでしまった。

ーーよみがえる一生忘れられないあの時ーー








ーーピーッ。ーピーッーー。

頭に響くうるさい機械音にお医者や看護師、
そして柚季と私の両親と、唐馬に愛・・・これが最後だって判断した医者が身内を呼んでくれ。と言った。

みんな泣き叫んでいる。

みんなの思いも虚しく、柚季は苦しみながら静かに息を引き取った。

そっと触れた柚季の頬はまだ温かくて。

まだ・・・生きているようだ。

眠っているように穏やかな綺麗な顔をして、この世から居なくなった。

私には目の前で愛する人が死んで。
絶望的で・・・。


・・・目の前が真っ暗になった。

36: ハル [×]
2013-07-16 19:33:58

リンリさん!!

ただ今号泣中ですよぉ。゜。><。゜。
こーゆーの超好きですっ!!

私も書きたいな~と思うんですが、長続きするか心配で…w

でも、リンリさんが書いてくださるのをとても楽しみにしています!!
これからも頑張ってください☆ミ
それから、タメでもいいですか?
長文すみません><

37: リンリ [×]
2013-07-16 19:46:50

ハルさん>>

今私感動しております(>へ<`„)ウウッ・・。
そんな事言ってもらえるなんて嬉し過ぎます!

こんな小説誉めてくれるなんて・・・

書いて下さい><
ハルさん書いたら私絶対×2コメします!
私、この小説途中で行き詰まってて・・・

でもハルさんのおかげで元気でました!
嬉しいので今日書こうと思います!
単純なもので・・・///


Σそっ、そんなタメは大歓迎ですよ~(>v<)ノ

ありがとうございましたm(_ _)m

38: リンリ [×]
2013-07-16 20:08:44

「ヒック・・・なっなんでぇ!?イヤッ柚季くん!」

「柚季ッ・・・嘘だろ?なぁっ!」

「うっ。そんなっ・・・。」

冷たくなった柚季の周りには人が溢れかえっている。

安らかな綺麗な顔には鮮やかな花や、柚季がいつも身につけていた
腕時計や、大好きだったレモンシュカッシュが並べられていた。

そう、今は柚季の葬式だ。
学校に柚季の事が伝わると男女関係なく柚季の死を悲しんだ。
かっこよくて、学校で有名だった柚季に女子は泣き叫んでる子もいる。

唐馬や愛、柚季の両親、学校の教師・・・みんな泣いている。


何故か私は泣けなかった。

柚季が死んだ事を認めたくなかったのかもしれない。
葬式、私はただぼんやりと遺影を眺め入っていた。

遺影は私といた時の写真。
目を細めて、優しい笑顔の柚季。
初デートの日に記念に撮ったものだった。
まさか遺影に使われるとは思わなかったけど・・・。






ガラガラ・・・・・・・。

焼かれて骨になった柚季は驚くほど小さくなっていた。
大好きな・・・柚季は骨だけになった。
震える手で、なんとか箸で骨をつまんだ。

ああ・・・もう居ない。
大好きだった柚季は。

「朱音。」
「好きだ。」
「朱音からキスして。」

もう・・・抱き締めてもらえないなんて。

ごめんなさい。

ごめんなさい。

ごめんなさい・・・。

殺してしまったのはきっと私だ。
大好きだった貴方を・・・
この手で・・・殺した。

39: ハル [×]
2013-07-18 17:18:45

リンリ⇒

もお!!こんな小説とか言わないでっ!!
わたくしはファンでございますよ!!www
あと、タメおkありがとね^^ リンリもタメね>∀<

うん!小説、書きたいストーリー決まったら書くことにする^^
物凄く下手だと思うから、先輩、ご指摘お願いしますw

また行き詰まったらすぐ応援に来るからっ☆ミ
リンリファイト~~~~~~♪♪

40: リンリ [×]
2013-07-18 17:42:58

ハルありがとう~(>∀<)ノ

もうすぐこの話終わりまーすっ!
ハル小説書く!?
分かった!楽しみに待ってまーす^^

本当嬉しすぎ~>v<

41: ハル [×]
2013-07-20 16:29:53

リンリ、うちのトピにコメしてくれてありがと!!

ほんとに下手だから、アドバイスしてさい>ω<

リンリのお話も楽しみにしてるね!!

42: リンリ [×]
2013-07-20 17:55:37

ウチ本当下手だから・・・><
アドバイス出来るのかなぁ・・・?

(ー□ー`)ウーム・・・。

ありがとう~
頑張って書くね!!!

43: ハル [×]
2013-07-29 16:12:04

リンリの小説楽しみにしてるよ☆

頑張ってね

44: リンリ [×]
2013-07-30 21:34:45

ハル…ごめん。
投稿するときに切れた。
また今度書くね。
本当に…ごめんなさい><

45: ハル [×]
2013-08-01 17:53:28

リンリ、うちも前そうなっちゃったんだww

大丈夫だよ。ゆっくりでいいからね^^

46: リンリ [×]
2013-08-03 21:13:34

ハルありがとう…><
気分的にも書ける時になったら書くね。
ハル本当に感謝しまくり…

47: リンリ [×]
2013-08-09 13:57:42

※今回から書き方変わります

48: リンリ [×]
2013-08-09 14:12:40

柚季が居なくなって、もう一ヶ月がたった。
早いような長いような一ヶ月。
なにをしていたのかも分からない。
柚季が亡くなって悲しんでいても、
変わらず時は流れていくもので。
どんなに願っても時が止まる事はない。
つまり柚季が“過去の人“や“思い出“になる。
信じたくない。
今でも柚季が死んだなんて信じれない。
学校にはきちんと行ってる。
両親に心配かけたくないし、言い合いなんてめんどくさいから。
ただそれだけ。
柚季の席には毎日花が添えなれている。
皆最初は悲しんでるけど徐々にいつもの様に戻っていった。
ずっとっていうのも可笑しいけど…
ただ、なんだか柚季が皆の記憶から消えていくみたいで…嫌。

一人で登校するのにも慣れてきた。
でも…隣にあった温もりを忘れられない。
きっと…ずっと忘れられない。
学校につくと自分の席に着いて空を見た。
柚季…今何やってる?
元気?
友達出来た?
天国は…綺麗?



キーンコーンカーンコーン…
「お前らー席に着け!!!」
そして…また長い一日が始まる。

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