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ー小説ー/2


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■: 桜華 [×]
2013-06-05 01:01:58 

。゚プロローグ゚。

あなたに会えて幸せでした。
あたしの初恋の人。

「好きだよー」
クールなあなたが囁いてくれた忘れられない大切な言葉をー。

あなたからはもう聞けないなんてー。


1: 桜華 [×]
2013-06-05 01:09:02

高校1年。4月ー。
あたしはこの「桜月学園」に入学した。
「えー…。皆さんご入学おめでとうございます。ー…」
お決まりの入学式の挨拶。ありきたりの事しか話さない校長の話。昔からこれだけは嫌いだった。

「つまんない…」

あたしはそう呟き目線を下に落とした。
入学式ってもっとキラキラしてて楽しいもんじゃなかったっけ…?
こんな校長の話誰もきかないっつーの!!

2: 桜華 [×]
2013-06-08 00:22:17

「ー…。」

えっ…。何?
気付けばあたしは全校生徒から注目を浴びていた。

「…そこの黒髪ロング。人の話が聞こえないか?」
声がする方へと向けばステージ上になんだか厳しそうなメガネの人が立っている。
先輩なのかな…?うわぁ顔けっこうタイプかも…

キーン「黒髪ロング!!」
凄く大きい声でマイク越しに叫ばれた。あぁ。だからあたし注目されてたんだ。
「俺の話は聞け。」

眉間にシワを寄せて話すあの人。逆らったら面倒くさい事になりそう…



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