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居候戦争ラプソディ 〆/74


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自分のトピックを作る
55: アカネ [×]
2026-03-27 17:32:55




……なにそれ。そんなん誰が着んのよ。(彼なら何でも似合うと思ったばかりだが、すぐに考えを改めた。見るからに悪趣味な服。こればかりはいくらゼルでも着こなせるか怪しいので即却下)

(今の格好と比べて簡素だと思うのは仕方がないが、人間界に馴染むためには必要なことだと陳列された服を物色しながら諭し)地味でもいいんだよ、むしろそれを求めてんの。目立たないようにするのが目的なんだから。(とはいえアカネ自身もファッションには無頓着で、メンズの服なんてさらに専門外である。どうしようかと店内を見渡し、ふと目についた物を見つめ)いっそのことマネキン買いでも……あ、すみません。(店員を呼び止め、マネキンの着ている一式を指差し)これ試着したいんですけど。

(――了承した店員が服を用意する間、隣の男に問いかけ)あんた一人で着替え……できるよね。子どもじゃないし。





56: ゼル [×]
2026-03-27 20:06:57




(一考の余地なく即却下されると、釈然としない様子で悪魔の翼付き謎衣装をもう一度広げ、上から下までまじまじと見下ろす。何が駄目だったのか本気で分からないようで、小首を傾げながら不服そうに目を細め)……解せぬ。この銀糸の刺繍など、実に見事だと思うが。(ぶつくさ言いながらも出資者の意向にそぐわないなら仕方ないかと、不承不承、といった様子で罰ゲーム服を元の場所に戻し)

(その後、無表情で立つ“まねきん”という人形を、こちらも無表情のままじっと観察していると、隣から失礼極まりない問いが投げ掛けられて。腕を組み、店員が“まねきん”の服を脱がしていく様子を見守りつつ、機嫌を損ねたような低い声で)一人で着替えられるか、だと?貴様、我をなんだと思っている。

(店員から服を一式渡されると腕に抱え、案内されるがまま“試着室”と呼ばれる狭い箱の前で立ち止まり、カーテンを指先でつまみながら)ここで着替えるのだな。……布一枚で隔てるとは、随分と脆い結界だ。(不意にアカネの方を振り返ると、ふ、と笑って)……覗かぬようにな。(中に入り、カーテンをシャッと閉め)





57: アカネ [×]
2026-03-27 21:43:47




はいはい、冗談だって。(分かっていましたとも、という風に肩を竦めながら返す。しかし、魔王サマが身の回りの世話をどれだけ従者に任せていたかなんて一般庶民には想像もつかない。もしかしたら着替えすらも一人で出来ない可能性を考えたが、流石に杞憂だったらしい)

(試着室に入っていく背中を見送り、去り際の一言に一瞬思考が止まる)……は?誰が覗くか!(カーテンを閉める音に意識を引き戻されると、即座に言い返し。無駄に色気があったな……なんて考えてしまう自分にも呆れて、眉間を指で押さえた)

(ゼルが着替える間、手持ち無沙汰になり適当に店内を見ていると、先ほどの個性的な衣装のことをふと思い出して。もう一度手に取り、改めてじっくり状態を確認。やっぱり趣味が悪いという感想は変わらないが、どうしても意気揚々とこの服を見せてきたゼルの顔が脳裏にちらつく。そして、却下した時の不服そうな顔も。――……まあ、一着くらい、いっか。部屋着にするくらいなら許してやろう。誰も聞いていないというのに心の中で呟きながら、渋々と罰ゲーム服をカゴに入れた)





58: ゼル [×]
2026-03-28 10:21:37




(試着室の中。元々身につけていた魔王服を脱ぎ、隅に置かれている丸椅子の上に置いてから、渡された“まねきんセット”を手際よく身につけていく。落ち着いた色味の上着、すっきりとしたシルエットのテーパードパンツ。インナーは、先程アカネに渡された無地の服を着てみることにして)……。(着替えを終え、袖を通し終えたシャツの感触を確かめる。軽い。動きを阻害しない。戦装束としては頼りないが、確かにこの世界に“紛れる”には適している)
 
(――数分後。カーテンを開け、姿を現す。簡素な装い。脱魔王コスプレ。過剰な装飾が消えた分、無駄に整った顔立ちと体躯の良さが際立っている。少し離れたところで服を見ている彼女を視界に捉えると、早速声をかけて)アカネ。

(長い髪を片手でさらりと後ろに流しながら)……王が纏うには、やはり地味だが。人間の目には違和感なく映るか。(視線を少し横へ流し)あの賑やかな“巡回兵”(※おばちゃん)に再び呼び止められることは、ないだろうな。





59: アカネ [×]
2026-03-28 12:10:51




(変な服の他にも肌着や靴などを物色し、適当にカゴに放り込んで。ワンセットだけでは足りないので他にも着れるものがないか探していると、試着室から出てきたらしい声に振り向き。ゴテゴテとした装飾品が取り払わられ、スタイリッシュな印象へと変貌を遂げた男。ひとつ瞬きをすると、徐に近寄り)……わあ。すごいね、あんた。どっかのモデルさんが出てきたんかと……(思わず素直に褒めてしまうくらいには様になっていて、全身をくまなく眺め。ふと呟かれた言葉に引っかかり)……巡回兵?……いや、これもこれであの人が見たら放っておかないんじゃない?カッコイイ~とか言って。(巡回兵=おばちゃんだと解読すると、黄色い声をあげる彼女を想像してくすりと笑い。先ほどの出来事を気にするようなゼルの仕草を可愛らしいと思いつつ、アカネ自身は吹っ切れたような態度を見せて)

(そして通りすがりに「おぉ…」なんて嘆声をもらしている店員に声を掛け)……すみません、他の服も試着できます?

(――それから追加で二体のマネキンから衣服を剥ぎ、魔王サマに献上することに。興が乗ってきたのか心なしかテンション高めで)はい、次の服ですよモデルさん。これも着てみて。





60: ゼル [×]
2026-03-28 16:58:33




(……“もでる”。聞き慣れぬ単語を頭の中で反芻する。人間界での称号だろうか。意味は分からないが、アカネの様子を見るにどうやら悪い意味ではないと察し、上機嫌に軽く顎を上げ)無論だ。王たるもの、装いが変わろうと格は損なわれぬ。(魔界では装束は常に側近が選び、用意していた。己が“似合うかどうか”など問われたことはない。王が纏えばそれが正装になる――それだけだった。けれど今は違う。目の前の人間は、己そのものを見て言葉を選んでいる。彼女が笑うのを見て、自然と表情が緩んだ)

(その時、店員の感嘆の声。視線が集まる。不快というより、慣れた感覚。玉座の間で向けられていたそれと似ているかもしれない。次いで、アカネから当然のように追加の服を何着も差し出されると、露骨に眉を寄せ)まだあるのか。(視線を落とし、手渡された服の生地を撫でながら)……貴様、随分と楽しそうだな。(小さく溜息をつきながらも拒否はせず、踵を返して再び試着室へ)

(――それからしばらくの間。差し出される服を受け取って、試着室へ入り、着替え、カーテンを開けてはアカネに見せ、また引き返す、を繰り返すこと数回。ジャケット、薄手のニット、パーカー、デニム、スウェットパンツ、どれもシンプルなデザインのものばかり。最後の試着を終えると、簡素な人間の衣服を脱ぎ、漆黒の魔王服へと袖を通す。重みのある生地が肩に乗った瞬間、身体に馴染む感覚。カーテンを開け、ほんのりと疲労の滲む声音で)……王である我が、これほど衣服の試着を繰り返す日が来ようとはな。(じ、とアカネを見下ろし)これ以上は勘弁だ。どれにするのか、後は貴様が決めろ。





61: アカネ [×]
2026-03-28 18:51:04




お疲れ様。どれも似合ってたよ。(魔王スタイルももうすぐ見納めだと思いつつ、試着室から出てきたところを労い。「どれにするか」と、まるで購入品を絞るような言い方に平然と)ん?せっかくなら全部買おうよ。追加で買いにくるのも面倒だし。(さらりと言ってのけると相手から服を受け取り、衣服が重なって若干こんもりしているカゴの中へ)

お会計してくるから待ってな。(相手の反応を待つ間もなくレジへ向かって。手持ちで足りるかなと財布を開きつつ。お金を使うような趣味は特にないため貯金はそれなりにあるし、感覚で言えばペット用品を買うのと同じなので抵抗はない。飼うと決めたのだから出し惜しみはしない。出世払いで返ってくる可能性は限りなく低いとは思うが、少しは期待しておこう)

(――会計を終え、パンパンに詰まった紙袋を両手に提げながらゼルの元へ戻り)……おっも。はい、持って。(容赦無く片方の紙袋を相手に持たせて。服装問題はクリアしたとして、残るのは、と揺れる長髪を目で追いつつ)……その髪も切れたらいいけど。やっぱり嫌?




62: ゼル [×]
2026-03-28 20:58:47




(“全部買おう”などという思わぬ言葉が返ってくると、理解が一拍遅れて数回瞬く。王の装束であれば一式で十分。用途ごとに複数揃えるという発想はあるが、それを“まとめて”用意されるとは思わなかった)……全部、だと?(だが問い返すより早く、試着した衣服は全てカゴへ収められ、アカネは会計に向かってしまう。制止する間もない。その背を、ただ黙って見送り)物好きな人間だ。(小さく呟くが、声音はどこか穏やか)

(やがて戻ってきたアカネから、半ば強引に紙袋を持たされる。無言で受け取ると、ずしりとした重み。魔王にとっては布の重さなど大したことはないが。そのままアカネが持つもう一方へ視線を落とし)……それも貸せ。(短く言い、彼女の手からもう一つも奪うようにして持ち上げ、紙袋をまとめて片手に収め)女に荷を持たせる趣味はない。(軽々と持ち上げ、何事もなかったかのように歩き出し)

(続けて投げられた問いに面食らい、数秒沈黙。無意識に長い髪へと手が伸びる。指先に絡む黒髪。魔界では力の象徴。王位と共に伸ばし続けたもの)魔界において、長い髪は力と誇りの象徴。……削ぐなど、あり得ぬ。(そう言い切ったものの、己の黒髪を見つめたまま、複雑そうに視線が揺れる。ここは魔界ではない。守るべき玉座も、今はない。指先に絡めた黒髪をゆっくりと解き、彼女に視線を向け)……だが。王の証とて、世界が変われば意味も変わるか。貴様が望むのなら――一考してやらんこともない。





63: アカネ [×]
2026-03-28 23:50:18




(ひょいっと奪われてしまった紙袋を目で追いかけ、思わず感心したように)……あんた意外と優しいよね。ありがと。(礼を言ったはいいが、かなりの大荷物で重量があるだろうし、やっぱり返してもらおうと手を伸ばして。しかし、軽々と片手で抱えたまま歩き出してしまう姿を見ればその気も失せてしまう。こういう時は力持ちに頼ればいいなんて、独り身期間が長すぎてすっかり忘れていた。少し唖然としつつ追いかけ)

(店を出て帰路を歩きながら、意味ありげに髪を触る相手の言葉に耳を傾ける。よく分からないが随分と大切なものらしく、髪を切るなんてあり得ない、と。それでも望むのなら、という真っ直ぐな視線と目が合い)……まあ、今日はもう疲れたでしょ。また今度ね。(こちらの判断に一任されたような感覚。責任重大だなと思いつつ、とりあえず今はいいかと保留することにして)

一旦帰る?ほんとはスーパー……えーと、食材を買いに行きたいんだけど、後で私一人で行ってもいいし。(慣れない買い物をして疲労が溜まったであろう相手を気遣い、この後はどうするかと聞いて)





64: ゼル [×]
2026-03-30 19:26:25




(店を出れば、やや昼を過ぎた時間帯。午後の陽射しが通りを照らす。建物の隙間から落ちる光は魔界の薄闇とは違い、どこまでも明るい。人通りは昼過ぎらしく穏やかで、買い物袋を提げた人々が行き交っている)
 
すうぱぁ……市場のようなものか?(聞き慣れぬ単語に反応し、視線を彼女へ向けて。食材を買う場所、と聞くと少し考える素振り。それと同時に身体の中が空虚なことに気が付く。――戦場での空腹には慣れている。だが今は、何処かから漂う焼き菓子の甘い匂い、遠くの飲食店から流れてくる香ばしい匂いがやけに鼻につく。……この世界の食は、妙に香りが強い。腹が減った。先程の着せ替えの儀は存外に体力を使う)
 
(土地勘がないため自然と歩調を緩め、アカネの半歩斜め後ろを位置取って歩きながら目線を前に戻し、当然のように)一人で行く必要はない。我も行く。この世界の“食材庫”とやら、見ておく必要がある。(片手に紙袋を提げたまま軽く持ち上げてみせ)この程度の荷、どうということはない。案内しろ。
(小さくぽつりと)……ついでに甘いものもあればいいが。





65: アカネ [×]
2026-03-30 21:43:36




(さも当然のように「一緒に行く」と言われてしまい、背後の男をちらりと見て)りょーかい。荷物持ちがいてくれんのはありがたいよ。(ついてくることを拒否する理由はない。存在感が大きすぎるという一点にだけ目を瞑れば、意外と大人しい良い子なので問題はないという判断だ。ぽつり呟かれた一言にはフッと笑い)甘いものハマってんじゃん。いいよ、お菓子買ってあげるよ。(完全に5歳児を相手するような調子でからかい)

(――自宅の前を通り過ぎ、真っ直ぐ進んだ先にあるスーパーマーケット。生鮮食品はもちろん、弁当や惣菜、日用品など多くの商品が並んでいる。入店して買い物カゴを手に取ると入り口付近の野菜コーナーに近づき)……キャベツ安いね。(値札と商品を見比べつつ、ふと顔を上げ、連れてきた男を気にかけるように)ゼル、気になるものあった?名前が知りたかったら教えるよ。





66: ゼル [×]
2026-03-30 22:51:58




(歩くこと十数分、辿り着いた“すうぱぁ”。硝子張りの入口が人の接近に合わせて左右へ開閉している様子を訝しげに眺め)……結界か。(魔力の気配はない。不審に思いつつも、アカネが躊躇なく進むのを見て半歩遅れて続く。その瞬間、ウィン、と機械音。目の前の扉がひとりでに開き思わず足を止め)ッ……!(しかし、やはり敵意も魔力も感じない。平静を装いながら中へ足を踏み入れると背後で再び、ウィン。ハッとして振り返り)近づけば開き、離れれば閉じる……感知型の簡易魔導扉、といったところか。

(納得したように小さく頷き、店内へ。重厚なブーツがタイル床を鳴らす。場違いな威容に、子どもが指を差し、主婦が二度見するが、本人は意に介さない)随分と明るい市場だな。(カゴを持つアカネの半歩後ろから陳列棚を観察。色とりどりの野菜、整然と並ぶ札。「気になるものあった?」と問われ、視線を止めたのは鮮やかな赤)……あれだ。赤い果実。(透明なパックに並ぶ苺をじっと見つめ)魔界にも似た果実がある。血晶果(けっしょうか)という、戦士の疲労を癒す食物だ。だがあちらは硬く、辛味が強い。……これはみたところ柔らかそうだな。香りも良い。(アカネに視線を送り、期待を滲ませて)……甘いのか?





67: アカネ [×]
2026-03-31 00:19:04




(魔界の果実の話に耳を傾けつつ、それに似ているという赤い果物が詰められたパックを手に持ち)これはいちご。この品種なら甘いと思うよ、……。(値段を見て思わず顔を顰めたが、すぐに咳払いをして誤魔化し。せっかく興味を示したなら買ってやるかとカゴに入れ)

(今夜の献立を考えながら店内を歩き、不意に立ち止まるとお菓子コーナーに目をつけて)ほら見て、固形のチョコレート。パンケーキにかけてたソースの味。(棚と棚の間にある狭い通路。壁みたいに大きい男が隣にいるとさらに閉塞感がある。その壁に対してチョコレートのパッケージを見せびらかし)甘いものばっかりじゃ栄養摂れないから程々にしなくちゃ……あー、でも和菓子もいいな。(甘味を気に入ったらしい相手に食べさせたいものがどんどん頭に浮かび、そればかりではいけないと分かってはいるが購入意欲は増幅するばかりで)





68: ゼル [×]
2026-03-31 15:16:43




……そうか、“いちご”か。(小さく復唱し、アカネがパックをカゴへ入れるのを横目で見る。値札に並ぶこの世界の文字は、まだ読めない。彼女が一瞬だけ見せた微かな表情の揺れにも気づいたが――それが何を意味するのかまでは分からなかった。物の価値基準すら把握していない身だ。ただ、カゴに入れたということは買っても良いということだろう。ならば問題はないか、と満足げに目を細めた)

(菓子コーナーへ移動すると、差し出された板状のそれを見下ろし)ふむ。これが固形の、ちょこれぇと。(それから棚にも視線を移す。色とりどりの包装。駄菓子の棚の前には数人の子どもがしゃがみ込んで菓子を選んでいる。その隣に自然な所作で漆黒の魔王もしゃがみ込むと、陳列した駄菓子の小袋に視線を落とし、素直な疑問)なんと小さい……腹の足しになるのか、これらは。

(不意に隣から視線を感じ、ちらりと横目に見る。すると隣の子どもと目が合って。互いに何も言わぬまま数秒見つめ合い)……貴様のような小さき者には、ちょうど良い量だな。(真顔。敵意はない。だが子どもは無言のまま母親の陰へ隠れてしまう。その背を見送り)……。(自分の声量か。視線か。体躯か。原因を探るように小さく眉を寄せ)敵意はなかったはずだが……何故だ。
 
(しばらく考え込むが、答えは出ない。やがて諦めたように視線を戻し、しゃがんだままアカネを見上げ)ちなみに、アカネは普段どのような甘味を口にしている。その“わがし”というものか?





69: アカネ [×]
2026-03-31 18:16:59




(魔王サマが子どもに並んでしゃがみ込んだ時から嫌な予感はしていた。案の定、魔王の威圧感に臆して逃げていく子ども。一部始終を目撃し、あちゃー、と額を押さえ)すみません、悪気はなくて……(母親に対して頭を下げる。幸いにも寛容な人で、いいのいいのと笑って許してくれた。怯えた様子の子どもにも「ごめんね」と手を振り見送って)

こら、ゼル……(お灸を据えようと拳を丸めたが、こちらを見上げる顔を見れば叱る気も失せてしまい。行き場を失った手を相手の頭に置くと、ちょうどいい肘置きだなと寄りかかり)そうだね、おはぎとか大福とか……"あんこ"の美味さが分かったら一人前。人間界では「つぶあん派か、こしあん派か」の論争が絶えないんだけど、私はどっちも好きだから関係ないかな。

(和菓子の解説をしていると無性に甘いものが食べたくなり、肘置き代わりの魔王サマから離れると棚から大福を手に取って)これの上にさっきのいちごを乗せて、いちご大福にしたら美味しいよ。




70: ゼル [×]
2026-04-01 12:00:06




(母親へ頭を下げるアカネの背をしゃがんだまま見上げる。自分が原因であることは理解しているが、何が“過ち”だったのかは分からない。自然に話し掛けたつもりだった。僅かに眉を寄せ)謝る必要はない。我は何もしておらぬ。
(「こら、ゼル」と呼ばれ視線を戻した直後、ぽす、と頭に手)貴様、何を――(言い終える前に更に寄りかかられ硬直。王として数百年。頭上に他者の腕を置かれたことなど一度もない。玉座でも、戦場でも、常に見下ろす側だった。しかし現在、肘置きと化している。この世界に来てから、いやこのアカネという人間の女に出会してから調子が崩されっぱなしだ。耳の奥がほんのり熱い)……やめろ。王は肘置きではない。(言葉は不満げだが、払いはしない)

(なんやかんや肘置きになったまま、和菓子とあんこの解説に耳を傾けて)ふむ。“あんこ”とやらの美味が理解できれば、一人前。つまり――(真面目なトーンで)我がこの世界で認められるための試練、ということだな。

(アカネが離れるとすっと立ち上がり、白くて丸い菓子を持つ彼女の指先に視線を落とし)甘味と甘味を重ねるだと。単体で完成しているものを、更に強化するのか。(顎に手を添え)過剰と紙一重だが――上手く噛み合えば、単体を凌ぐ。……面白い。貴様は、よくこのような組み合わせを思いつくな。





71: アカネ [×]
2026-04-01 15:10:23




いちごは酸味もあるから、甘酸っぱい味になって美味しいんだよ。……別に私が考えたわけじゃないけど。何十年も前からある組み合わせだし。(褒められて悪い気はしないが、いちご大福という天才的な発明を自分の手柄にはせず、しっかりと訂正して)

(その後も甘味の紹介を続けていたが、突然ぐぅと腹の虫が鳴り)喋ってたら腹減ってきた……(気恥ずかしそうに腹を押さえつつ、相手に背を向けて)そろそろ行くよ。

(――ゼルを連れて会計に向かう。カゴに詰め込まれた商品は普段の倍、一人暮らしではあり得ない量。その数を見て、これからは一人ではないんだと改めて実感する。少しむず痒い気持ちになりつつ支払いを終えて、エコバッグに購入品を手際よく詰めていき)……あんたがいると財布の紐が緩むから困る。(と理不尽に相手を咎めるような言い草をしながらも、表情は穏やかで)





72: ゼル [×]
2026-04-01 18:23:57




(らむね、くっきい、ましまろ――次々と挙げられる未知なる甘味の説明に耳を傾けていた、その時。ぐぅ、と控えめな音。何とはなしに視線を彼女の腹部へ落とす。店内のざわめきに紛れるほど小さな音だったが確かに聞こえた。ほんの少し口角を上げて)腹が鳴るのは、生きている証。恥じることではない。

(――アカネに連れられ、等間隔に並ぶ買い物客の列の後ろへ回り、順番が来るまで他の人間の仕草に目を向ける。金銭のやり取り、機械の音、カートの車輪が床を滑る音。改めて手元のカゴの中身もチェック。謎の植物、謎の肉、謎の食品、ちょこれぇと、いちご、大福。それらをエコバッグへ詰めていくアカネの手元を見守り)その袋詰めの手際は見事だ。兵站管理に向いている。

(そして不意に聞こえた小言に、ゆるりと視線を上げ)財布の紐?(言葉の意味を考える間)……我の存在が、出費を増やしているという意味か。(片手には衣装の詰め込まれた紙袋が2つ。空いている手でエコバッグの持ち手を掴み)それならば問題ない。言っただろう?代わりに貴様と貴様の店を守り、働き口を探し、受けた恩は返すと。

(僅かに目を逸らし)……行くぞ、アカネ。
腹が減っているのは貴様だけではない。





73: アカネ [×]
2026-04-01 19:52:57




(……へいたん?何だそれ、と投げかけられた言葉に首を傾げつつも手は止めず。購入品を詰め終えたエコバッグの口を閉じると、自然な動作でそれを持ち上げる相手。それなりに力がある男と言えど、見ているだけで肩が重くなる姿に心配の視線を向け)

(小言を真面目に聞き入れる相手を健気に思いつつ)その言葉、忘れないからね。100倍返しでお願い。(からりと笑いながら相手の背を押し、店の出口へと向かって)

(――帰宅後。食卓に並ぶのはお湯を入れて待機中のカップラーメン。空腹が限界に近く、何か作る時間すら惜しいため二日目にして即席麺に頼ってしまい、若干申し訳なさが募って)ごめんね、本当は手作りの方がいいんだけど。まあ腹に入れば全部一緒だから。(眉を下げて謝ったかと思えばすぐに開き直り、けろりとした顔でコップに水を注いで。元から毎食自炊なんて丁寧な暮らしをしているわけではないため、早速ボロが出始めていて)





74: ゼル [×]
2026-04-02 23:25:05




(――帰宅後。卓上に鎮座する見慣れぬ容器を覗き込み、蓋の隙間からふよふよと漏れる白い蒸気を目で追い)湯を注ぐだけで食せるとは、随分と合理的だな。(不意に謝罪されれば僅かに眉を動かし)謝る必要はない。温かいだけで十分贅沢だ。
 
(待ち時間。ふと足元の紙袋へ視線を落として)そういえば。(持ち手に指をかけ引き寄せ、戦利品の確認とばかりに紙袋の中身を一つずつ取り出す。地味だが機能的な人間界仕様の装い。フードの付いた服。次。肌触りの良い脚衣。次。そして、)……?(指先が止まる。見覚えのある黒地。銀糸の刺繍。襟元の金具。悪魔の翼。ばっと広げて)……。(確かに戻したはずだ。即座に。容赦なく。却下された故に。手にしている服と彼女を見比べ)……アカネ。これは戻したはずだが。

(衣装を掲げたまま店での記憶を辿りつつ、悩ましげに目を細め)なぜだ。我の記憶違いか?……いや、確かに戻した。(眉間に皺)





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