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自分のトピックを作る
21:
人間 [×]
2025-12-21 14:29:34
……は、?
(漏れだした愚痴に続く裏に渦巻く苛烈な思惑を、不意に淀みなく他人に告げられては、僅かに目を見開き、呆然として足を止める。横目でちらりと見てみると、そこには夜の暗闇にも劣らぬような純度の高い黒髪と瞳を持つ、容姿端麗な少女が一人。恐らく、今まで見てきた生物の中で一番、不気味な程に顔のパーツが整っていて美しいのだが__特に変わった要素を持っている訳でも無い、「普通の人間」。────…なのに、その異様な存在感と消えゆく泡沫のような脆い儚さに、己の魂諸共呑まれそうな気がして、初めから決められていた運命のように、自然と言葉が詰まる。幸いにも、魂が呑まれるなんて恐ろしいことは起こらなかったが、先程までの心の常闇は目の前に現れた少女の存在によって呑まれたようで、煩悩から抜け出し正気に戻ると、目を合わせないように視線を逸らして。"こんな夜中に十代の幼い嬢ちゃんが一人、しかも物騒なことを言いながら自分に恐らく話しかけてきた"。「どうするべき?」と途方に暮れ、困ったようにその場で、立ち竦んだまま考え込んで。沈思の末、漸く出てきた言葉が、「 お前、、いや…… 」)
か、"かわいー"嬢ちゃん、?
こんな時間に、こんな所でどうした、、の。
……ほら、母さんと父さんは?
(────しくじった。不器用なのは分かってる。けれど、威圧感の無い優しい言葉を選ぼうとした結果がこれなのも、紛れも無い事実なのだ。寒夜に吹く風は残酷な程に冷たい。元々、子供と関わる機会は無いに等しい上、「可愛い」すらも言い慣れておらず、少女への問いかけが一層不自然なものになる。度肝を抜かれてしまう程に、目も当てられない位にはぎこちなくて、気持ち悪いと自分でも舌打ちしてしまいそうになって。)
22:
人外少女 [×]
2025-12-22 00:21:31
っ……"かわいー"、ね。ありがとう。
──"いつもの"話し方でいいよ。その喋り方、別に嫌ではないけど……ちょっと変な感じ。
(相手の言葉を聞いた瞬間に思わず吹き出しそうになってしまい、慌てて口を押さえて俯く。元はと言えば此方の蒔いた種だし、戸惑っていることは理解できるのだが、普段の彼を知っている身からすれば、今の口調は……言ってしまうと悪いが、流石に滑稽だった。仕切り直す様に咳払いをし、彼を揶揄うかの様に「可愛い」の言い方を真似てみる。正直なところ、少しおかしな形になったとは言え、彼の口から自分に向けて可愛いと発せられたのは嫌な気はしなかった──いや、嬉しかった。とは言え、ずっとこの調子では碌に話も出来ない。少し間をおいて、気を遣う必要はないと伝えるために口調を変えてもいいと伝える。「いつもの」という単語が初対面の相手から出てくるのは不審に思うかもしれないが、別に構わないだろう。どうせこれからは何度も顔を合わせることになるし、既に此方は彼のことをよく知っているのだから。それよりも、彼の質問に答えなければならない。現在の段階で何処まで話して良いものか、口元に手を当てて、数秒ほど黙考する。そうして出した答えは──)
……貴方を見てた。貴方のことが好きだから。本当は話しかけるつもりじゃなかったけど、今日はちょっと見てられなくて。
んー…………いないよ、親は。わたし、誰かに産んでもらったわけじゃないんだ。人間じゃないから。
(いっそのこと、できる限り正直に答える。彼が此方の言葉を信じずとも、これから接していくうちに嫌でも理解する事になるはずだから……それがこの数秒間で出した答えだった。彼の目を真っ直ぐ見据えて、丁寧に言葉を紡いでいく。見ず知らずの少女からいきなり好意を伝えられても困るだけだろうが、此方はずっと彼と話したい気持ちをぐっと堪えて過ごしてきたのだ。これくらいは許して欲しい。それよりも困ったのは、両親の話に対する答え方だった。単に親がいないと言うだけでは、捨て子、家出娘、その他諸々…何をいっても、結局誤解を招くことは避けられない。だからこそ平坦な声で、そして淡々と事実を伝えて。)
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