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オリジナルキャラなりきりチャット
自分のトピックを作る
121:
傭兵達 [×]
2025-12-27 18:52:35
「うおっ!?」
(大身槍の傭兵が驚愕の声と共にフラトのカウンターをギリギリの距離で察知し、身体を伸ばすようにして脇腹への一撃を避ける。よもや疲れた身体でここまで良い動きをするとは思ってもみなかったのだろう、避けられたとしても動きは緩慢なものであると、大身槍の傭兵は思い込んでいたのだ。)
「問題ない……!」
(しかしそれを見ても、片手斧の傭兵は焦ることはない。フラトの攻撃のうち、自分に向けられたのはあくまで牽制であると正確な分析すらできていた。フラトから見て左側、大身槍の傭兵の右背後から飛び出した片手斧の傭兵が、斧を振りかぶりながらフラトへと突き進む。)
(/お早い返信ありがとうございます!攻撃についてですが、まだ四人の傭兵達が残っているので、この二人への攻撃は確定させてOKです!)
122:
フラト [×]
2025-12-27 19:30:46
「もらったぜ、槍野郎。」
(大身槍の傭兵の背後から飛び出した片手斧の傭兵の攻撃には構わず、脇腹への攻撃をかわし、体勢が崩れた大身槍の傭兵の頭部に鐵棍の振り下ろしの一撃を喰らわせる。グシャ、と音を立て槍の男は力なく倒れる。しかし、片手斧の一撃、頭部への直撃はギリギリ避けたが、左の肩口、関節部の装甲が薄い部分に斧が食い込む。)
「へっへっへ。俺の左肩と槍野郎、高くついたな、傭兵ども。」
(左肩から血を滴らせ、不敵に笑うフラト。その様相は、古代の狂戦士を思わせる。)
(/了解しました。ありがとうございます!)
123:
傭兵達 [×]
2025-12-27 21:41:30
「……そうでもない」
(片手斧の傭兵は死んだ仲間に一瞥もくれる事なく、フラトの言葉に返答する。フラトの左肩から斧を抜くと、反撃を貰う前に距離をとった。仲間の死にも動揺しない冷静さは、並大抵の精神力では保てないだろう。この片手斧の傭兵は、やはり死線を潜り抜けてきた猛者である事は確実だった。)
「アイツも運が無かったなぁ、お前と組んだばかりに」
(そう言って新たに片手斧の傭兵の隣に進み出たのは、戦鎚を持った傭兵。皮肉げな笑みを浮かべながら、準備運動とでも言わんばかりに手に持った戦鎚を軽く振り回す。)
「そノ分、俺タちの報酬ガ、増エる」
(更に、一般的にダガーと呼ばれる短刀を2本備えた傭兵も戦線に加わる。やけに片言なその傭兵は無表情のまま、両手ともダガーを逆手持ちにして戦闘体勢をとる。)
「……邪魔はするなよ」
(仲間であるはずの二人に向かって、片手斧の傭兵は抑揚のない声で忠告した。いくら仲間同士とはいえ、彼ら傭兵は金で雇われているだけの集団であり、その関係には仲間意識という物の介在は無いらしいことが分かる。だがそれでも、多数対少数という不利な状況であることに変わりはない。3人がかりでフラトに注がれた視線には、最初に向けられたよりも更に強い殺意が加わっていた。仲間を殺されたからではなく、フラトの戦いの腕を認めたという理由によって。)
(/今後の流れですが……自分の私生活により返信が遅れたことが原因で、だいぶ流れがダレてしまったと思います。そのことについては、大変申し訳ございません。そのため事前に考えていた流れである、この後の傭兵隊長との戦闘はカットさせていただきたいと思うのですが……如何でしょうか?)
124:
フラト [×]
2025-12-27 22:46:04
「へっ、随分と冷てぇじゃねぇか。しかし、そんなもんか、傭兵ってのは。そんで、次は3人がかりか。たいした歓迎ぶりだぜ、ったくよぉ。」
(視線は、ひりつく殺意を向けてくる3人の傭兵に向けたまま、スルスルと壁まで下がる。背後を取られないためだ。下がりながら、左手で竜珠を握り、口の中で、呟くように解号を唱える。すると、フラトの傷口からの出血は止まり、瞳は再び赤竜の吐く炎のように真っ赤に光り出す。)
「サァテ、悪ィガチョイトずるサセテモラウゼェ。サスガニ3人相手ハ骨ガ折レソウダカラヨォ。」
(/了解しました、お任せします。それから、謝ることないですよー。私生活、大事ですから。お互い、無理のない範囲で楽しみましょう!先々、九頭竜騎士団の面々も追々登場させたいなー、とか考えてます。)
125:
アロイジウス/傭兵達 [×]
2025-12-28 09:06:34
「………」
(アロイジウスの目には、眼前で行われている戦闘がどこか遠い世界で起きているような非現実感に支配されていた。だが殺し合いが起きているのは現実で、実際にフラトは大身槍の傭兵を殴殺している。どこかで見たことがあるな、とアロイジウスは思った。どこでだったか、いつだったか。古い記憶を掘り起こし続けると、その既視感が確信に取って代わる。)
「……あぁ、そうか」
(人がいとも簡単に死ぬ世界。殺し合うための、それだけのための場所。今のようにただ見ているだけの行動などは死を招く要因に他ならず、考える余裕もないまま殺人を繰り返せざるを得ない、緊張状況の局地。あの時私は初めて人を殺した。相手の顔はどんな風だったか、と僅かな記憶を頼りに思い出そうとして……ある言葉が、脳内に鳴り響く。)
『隊長って、責任に拘りますよね』
(アロイジウスの脳内によぎったのは、戦場における殺人の罪について考えた事を、部下に漏らした時の会話だった。)
『責任なんてある訳無いでしょう、戦争での殺人なんて』
(ならば殺めた相手の顔を忘れた事を責める、音のないこの声は誰のものか。
いや、分かりきっている。
罪を、裁きを受け入れるべきと、必要なのだと叫ぶこの声は。)
(一方フラトと相対する傭兵達は、フラトの変異に気づかない訳もなく、その警戒心を高める。)
「またあの魔法かよ。単なる身体強化じゃなさそうだがね」
「傷の血ガ、止まッテル」
「……だが負荷もおそらく高い。パターン7だ」
(片手斧の傭兵が両隣の傭兵に目配せすると、二人もその意図に察して小さくうなづく。数秒もしないうちに状況は流転した。ダガーを持った傭兵が体勢を低く構えながらフラトに接近していく。だが一直線に突撃してくるわけではなかった。ジグザグに、それもパターン化されていない複雑な進路をまるで跳び回るように走り抜けていく。ダガーという短い得物だからこそ、その軌道を読まれては対応される。それを防ぐための行動だった。)
「行クゾッ!」
(/ありがとうございます……本当にフラト背後さんの優しさには感服いたします……!
九頭竜騎士団の登場も楽しみですね!
また次の返信で、アロイジウスを復帰させたいと思います!)
126:
フラト [×]
2025-12-28 10:47:57
(竜力付与により、研ぎ澄まされる五感。変則的な動きで敵が迫る中、またも脳裏によぎる断片的な記憶。『フラト、相手の動きを目で追うんじゃない。速い相手に付き合っても、勝機は得られない。どんなに動いても、結局は間合いに入ってくる。そこを仕留めるんだ。』劣勢の中でも、落ち着いていられる、信頼をおける仲間の声だ。)
「アイヨ、団長。」
(記憶とともに、枯れかけた気力が湧き上がってくる。アロイジウスと必ず生きてここを切り抜ける。その決意が、フラトの集中力をさらに高めていく。)
(/アロイジウスの復帰、楽しみです!)
127:
アロイジウス/傭兵達/依頼主 [×]
2025-12-28 19:01:21
(ダガー持ちの傭兵が先手を取った。フラトに接近しきる前に、左手に構えたダガーをフラトへ投擲するため振りかぶる。彼の脳内では、避けさせるか、打ち落とさせるかの行動をさせて、無理やり隙を作らせる腹づもりだった。その隙を逃さず攻撃を行い、仕留められればそれで良し、仕留められずとも後から続くであろう同僚に首を取らせる。そんな予測が行われていた。首を取らせればその者が最も高額の報酬を受け取ることになるが、この際仕方がない。殺すか殺されるかのこの世界で、欲を出しすぎるのは命取りになるのだ。)
「ドチラにしロ、オ前は終ワりだ!」
(息巻いてそんな事を言い放ちながら、振りかぶった腕からダガーが放たれたその瞬間。
楓の焦げるかすかな香りが、フラトの鼻をくすぐった。嗅いだことのある、それも親しみのある、パイプ煙草の香り。)
「ッ!いツノ間に!」
(フラトへと飛び行くダガーが金属音と共に弾き飛ばされる。それを見たダガー持ちの傭兵は、慌てて後ろへと飛び下がった。)
「……すまない、フラト君」
(聞き覚えのある低く落ち着いた声色がフラトの前にいる人影から響く。周囲に立つ傭兵達が目を少しばかりだが見開いて、驚いた表情を見せた。だがそれも僅かな時間で、すぐさま目の前にいる老人に向かって敵意を向けた。しかし刺さるようなその視線に晒されても、その老いた兵士は動じることはない。)
「戦いの最中で感傷に浸るとは……情けないところを見せた」
(彼はいつのまにか、床に落ちていたロングソードを拾っていた。ロングソードと東洋刀、二対の剣を握りながらフラトの前に立っていたのは、煙草の匂いが染み付いた軍服を着た老獣人。)
「15年か。ただの長い休暇だった……そう、考えるべきなのかもしれん」
(アロイジウスは暗い表情ながらも、戦う事を明示するかのようにゆっくりと剣を交差させながら構える。だがその背後に居るフラトだからこそ、アロイジウスの手元、剣を握るその手の動きを近くで見ることができた。
その手は微かに、一瞬見えた幻かと思うくらいの僅かな瞬間しか分からなかったが……アロイジウスの手は、小さく震えていた。そう、アロイジウスは未だ過去の断片に心を囚われたまま、戦闘を続けようと立ち上がったのだ。15年彷徨って久しぶりにできた、フラト・ジェネゲートという友人と肩を並べるために。)
「……っ、今更立ち上がろうと、この人数です!勝てる訳がないでしょうに!」
「別段初めてという訳でもないがね」
(アロイジウスが立ち上がった事に動揺を隠せなかったのは、依頼主のみ。圧倒的に有利と思われる状況であるにも関わらず、依頼主は焦った表情を見せる。)
「……まだ行けるかね、フラト君」
128:
フラト [×]
2025-12-28 19:20:23
「ヘヘッ、思ッタヨリ早イオ目覚メジャネェカ、旦那。」
(馴染みのある声と、煙草の匂いに、思わず口角が上がる。目は傭兵たちを見据えたまま、目覚めたアロイジウスに声をかける。)
「マダ行ケルカッテ?旦那、コッカラガ本番ダゼ。」
(頼れる相棒が戻ったことで、さらに全身に気力が満ちる。それに呼応するように、竜珠も赤く輝き出す。)
129:
アロイジウス/傭兵達/依頼主 [×]
2025-12-29 17:45:52
「……ッ、お、お前達も行くんだ!数の利を活かせ!」
「了解」
「はぁ。何を焦ってるんだか分からないけど、この私が出る事になるとはね」
(依頼主は自らの隣に並ぶ、側近の護衛役2人にも命令を下す。傭兵の片方はクロスボウを持った男で、指示に対して淡々と返答を返す。もう片方は魔術師なのか、木製の杖を持った女の傭兵で、依頼主の焦燥から出た指示に呆れながら渋々了承の言葉を吐いた。)
「……君にはダガー持ちと戦鎚持ち、あの2人の相手を頼みたい。あの片手斧の傭兵とクロスボウ持ち、そして魔術師の3人は……私が担おう」
(フラトに聞こえる程度の小さな声で、アロイジウスが敵の分担を申し出た。片手斧の傭兵の動きは、他の者とは明らかに別格。フラトとは一戦を交えた分、その対応法もできているだろう事からの提案だった。)
(/互いに2人ずつ先に仕留めて、最後に腕利きである片手斧の傭兵と戦う流れで行きたいと思います!)
130:
フラト [×]
2025-12-29 22:12:10
「了解シタゼ、旦那。」
(アロイジウスの指示に、小声で答え、ダガー使いに対してスルスルッと間合いを詰める。やや前屈みになり、鐵棍を低く構え、頭が無防備になっている。)
(/アロイジウス背後さんの流れに乗ります!もしあっさりと倒してしまっていいのなら、頭無防備の誘いに乗ってください。フラトがカウンターで討ち取るつもりのようです。)
131:
傭兵達 [×]
2025-12-30 18:46:05
「ソンナあかラさまな誘イニ乗ルカ」
「カウンター狙いかい。まぁそう思いつくわな」
(ダガーの傭兵がフラトの体勢に警戒する。戦鎚の傭兵もそれを見て、当然の帰結だとうなづいた。フラトの狙いは見切られてしまっている。)
「だったらよお」
(戦鎚持ちの傭兵がゆっくりと得物を両手で持ち上げた。まるで重厚な銅像のように、その姿には周囲を圧する雰囲気を放っている。)
「こういうのはどうだいッ!」
(直後、戦鎚が地面へと振り下ろされた。爆音と共に、発生した真空波が砂煙を上げながらフラトへと飛んでいく。)
(/ちょっとばかし引き延ばしになるかもしれませんが、強敵感が薄れないよう、この一回だけ引き延ばさせてください……この真空波攻撃の後、砂煙に紛れてダガー持ちが襲ってくる予定です!)
132:
フラト [×]
2025-12-30 19:46:13
「…」
(フラトは落ち着いている。見切られようが、関係ない。敵の致命の一撃のみに集中する。もちろん、無傷で倒せる相手ではないことも承知の上だ。フラトは覚悟を決めている。肉を切らせて骨を断つ、と。)
(/了解です!軽くなってしまいますもんね。配慮が足らず、すみません。)
133:
傭兵達 [×]
2025-12-31 21:27:50
(周囲に砂煙が舞い、やがてフラトの視界は一面砂色で満たされる。閉所ということもあり、舞った砂は風で飛ばされないため煙が晴れるにも時間がかかるだろう。完全に視界を封じ、その隙を狙う算段なのだ。)
「どうだい、これじゃ反撃も難しいだろうな?」
(戦鎚持ちの傭兵の声がした。おそらく移動しているようで、フラトから向かって左から右へと動きながら喋っているらしかった。)
「安心しろよ。黙って動かなきゃ、苦しまず**る」
(ゆらり、とフラトの視界の端で人影が動く。ほんの一瞬、100分の1にも満たない秒間のことだが、"それ"には確かな殺意が感じられた。)
「逝ケ」
(フラトの首から30cmもない場所に、ダガーの刃が文字通り突然現れた。この砂煙に紛れて、ダガー持ちの傭兵は既にフラトに接近していたのだ。病に伏せた人間の枕元に死神が音も無く忍び寄るように、この傭兵も同様、フラトの喉笛を切り裂いてその命を断つつもりでいる。)
(/お付き合い頂きありがとうございます!この一撃、フラトはどう対応するのか……)
134:
フラト背後 [×]
2025-12-31 22:23:50
(/テンポ悪くしてすみません。念の為に確認させてください。一応、わたしなりにフラトがダガーさんを仕留める絵図はできたんですが、次の返信で仕留めてもいいもんでしょうか?)
135:
アロイジウス背後 [×]
2025-12-31 23:01:43
(/失礼しました、お伝えするべきでしたね。次の一撃でダガー持ちを仕留めてもらって構いません。その返信後に戦鎚持ちが攻撃するので、戦鎚持ちの方はそこを仕留める流れ、と考えております。)
136:
フラト [×]
2025-12-31 23:45:50
(立ち込める砂煙の中、フラトは視覚を捨て、その他の感覚を研ぎ澄ます。音、匂い、温度、そして気配…。聞こえる、敵が砂煙の中を向ってくる微かな音が。攻撃の方向を限定するため壁を背にしたことも功を奏している。後は、気配でタイミングをはかるだけだ。)
「来ル方向サエ分カリャ…!」
(フラトの一瞬にかける集中力が勝利を呼び込む。左手に持つ鐵棍で首に迫るダガーを防ぎ、同時に右手のグラディウスがダガー使いの顎下から頭部までを貫く。)
「惜シカッタナ。良イ線イッテタゼ。」
(グラディウスを引き抜くと、ダガー使いの傭兵の体は力無く崩れ落ちる。)
137:
傭兵達 [×]
2026-01-01 01:17:51
(ダガー持ちの傭兵が地面に崩れ落ちるのとほぼ同時に、砂煙の中から現れたのは戦鎚持ちの傭兵だった。相方がやられるとは思っていなかったのか、もう動かない同僚を一瞥するとわずかに目を細めたが、その動きに戸惑いや焦燥は見られない。両足を曲げて腰を低く据えながら、両手で持った戦鎚を大きく振りかぶっている。)
「もう一丁は防げまいッ!」
(その一撃はまるで流星のようだった。鈍く光る戦鎚の残像が視界に残り、灰色にも似た光の線が空中に残されている。フラトから見て、左下から右上に向かい半円軌道を描きつつある戦鎚は、それほどの猛スピードで振り上げられていた。その一撃を脳が認識したとしても、常人では対応できない速度の攻撃。攻撃と共に見えた、戦鎚持ちの傭兵の腕は強張った筋肉により肥大化し、まるで風船のように膨らんで太くなっている。それほどの筋力で放たれた超威力の一撃を喰らえば、例えいくら分厚い鎧を着ていても命はないだろう。)
(/明けましておめでとうございます!昨年度からフラト背後さんとやりとりさせて頂き、非常に心躍るなりきりをさせてもらっています。今年度も引き続き、互いに楽しみながらやりとりできていけたらと思っております。どうぞよろしくお願い致します!)
138:
フラト [×]
2026-01-01 09:51:58
(連携の取れた連続攻撃、通常の状態のフラトであれば、あるいは討ち取られていたのかもしれない。しかし、竜力がその身に宿り、今や歴戦の騎士としての記憶も取り戻しつつあるフラトの動きに一切の澱みはない。両手の得物を捨て、流れるような動きで戦鎚の傭兵に組み付く。敵の武器が最大速度に到達するまでの僅かな瞬間を捉える。それはまるで、強い水流が大岩をも飲み込み、砕いてしまうように。)
「スゲェヨ、オ前ラ。楽シカッタゼ、アリガトヨ。」
(戦鎚の傭兵を地面に組み伏せ、礼を言うフラトの目には慈悲などない。ただ目の前の脅威を排除する、その一点のみに力を集中させる。傭兵の首に大蛇のように巻きつけた腕に一層の力を込め、留めをさす。"ゴキッ"と鈍い音が響き、ビクンと体を一瞬震わせ、戦鎚の傭兵は事切れる。)
(/明けましておめでとうございます。こちらこそ、アロイジウス背後さんには、フラトに相棒と活躍の場をいただいて、とても幸せです。今後の2人の旅路もめちゃくちゃ楽しみです!今年もよろしくお願いします!)
139:
アロイジウス/傭兵達 [×]
2026-01-03 00:18:23
(一方フラトが二人の傭兵と戦っている最中、アロイジウスと対峙した3人。片手斧の傭兵、クロスボウ持ちの傭兵、魔法使いの女傭兵は、自分達の眼前に立つ一人の老獣人を訝しげな視線で囲っていた。)
「今更なんでやる気になった訳?」
(魔術師の女傭兵が自らの杖をクルクルと回して弄びながら、口を開いた。それもそのはず、アロイジウスは先程まで戦意を喪失していたというのに、唐突に戦闘へ復帰した。これは対峙している3人の傭兵からすれば不可解な疑問であり、目の前にいるアロイジウスへ異妙な恐ろしさを感じさせる要因でもあった。)
「……君達は人を殺めた事があるか?」
「そりゃあね、こういう仕事だもの。尊大でご立派な、正義面した騎士様とは違って、それなりに汚いやり方で葬ってきたわ。ね?」
(女傭兵に同意を求められて、片手斧の傭兵とクロスボウ持ちの傭兵が目を丸くしたように見えた。まさかこの場でこんなやり取りをするなどとは思ってもみなかったのだろう。片手斧の傭兵はフン、と鼻で笑うような反応をしたが、クロスボウ持ちの傭兵は何も反応することなく、アロイジウスを見つめて自らの得物を構えていた。)
「私は殺めた人間の顔を思い出せない」
「……はぁ?アンタが何人殺したか知らないけど、私達だって覚えちゃいないわよ。そんなのいちいち気にしてたら」
「"気が狂う"、と?」
(言おうとした言葉をアロイジウスに先取られて、女傭兵は驚いたような顔を見せた後、まるで拗ねるような表情に変わって黙り込んでしまった。まるで年頃の少女のようだ、とアロイジウスはそれを見て思った。女傭兵の顔をよく見てみれば、端正な顔立ちをしている。一般的には美人と称されるような部類のその女傭兵が幼さの残る反応を示したのを見ると、敵だというのになんだか微笑ましいものを見ているような感覚に陥ってしまう。)
「……お前は何が言いたい」
(片手斧の傭兵が口を開いた。無駄なやり取りをするつもりは無いのだろう、早く本題に入れ、とでも言うような呆れ混じりの声色でアロイジウスに言葉を促した。)
「……私は国のため、世のためと自らに言い張りながら骸を積み上げ続けた」
(低くしわがれた、老人特有の声が響く。声の主であるアロイジウスの紺色の瞳が、まるで夜の海のような穏やかさと共に、何もかも飲み込んでしまうような、そんな恐ろしさを傭兵達に感じさせる。)
「だが鏡には嘘が通らなかった。何が見えたか?」
(声が徐々に冷たくなっていく。年老いた男の後悔の声が、何の感情も含まれない無機質な声へと移り変わっていく。)
「殺戮者だ」
("剣が"ゆっくりとその刃先を傭兵達へ向けた。そう、剣だ。あの男は感情の無い剣なのだ。そう考えればこの感覚に納得がいくと、女傭兵は気づいた。)
「そこには世にも恐ろしく、何の変哲もない、戦争によってではなく、ただ思考を止めて殺人を繰り返す殺戮者しか居なかったのだよ」
140:
アロイジウス/傭兵達 [×]
2026-01-03 00:19:38
「……!」
(クロスボウ持ちの傭兵が戦端を開いた。一発の矢が音速に近い速度でアロイジウスに向かって飛翔したが、わずかに身を逸らすことで回避される。女傭兵が魔術をすぐさまに唱えると、手のひら程の大きさの火球が三つ、杖の先から素早く飛び出していく。するとアロイジウスの身体が文字通り、横方向へ跳ねた。その老体のどこでそんな力を発揮するのか、異様な速さで火球を次々と避けると、その場から傭兵達との距離を詰めるために接近していく。)
「コイツ、反応が早い…!」
(女傭兵が小さく驚嘆の声を漏らした。片手斧の傭兵も連撃に乗り、斧を振りかぶりながらアロイジウスへ接近していく。しかし両者が接近しきる前に、またもやクロスボウの矢がアロイジウスに向かって飛んでくる。)
「まずは弩からか」
(アロイジウスが右手に持ったロングソードを一瞬で逆手持ちに切り替えると、左脇に手を伸ばし、そこに納めていた黒塗りの投げナイフを親指と人差し指、中指の3本で掴み取って飛んでくる矢へと投擲する。アロイジウスの右脇腹に向かって斧が振り落とされたのは、矢と投げナイフがぶつかって甲高い金属音が響いたのと、ほぼ同時だった。)
「ッ!」
(ギャリリリ、と金属同士が噛みつきあう音を立てて、斧が刀の表面を滑っていく。アロイジウスは左手の刀で斧を受け流したのだ。その流れのまま、アロイジウスは刀の柄頭で片手斧の傭兵の額に一撃を喰らわせる。)
「ぐッ……!?」
(だが片手斧の傭兵は一瞬怯みはしたものの、すぐさまその場から飛ぶように後退する。瞬間、火球とクロスボウの矢がアロイジウスの視界の端に映った。アロイジウスもすぐさまそこから飛び退くと、矢が空気を裂く音がした。かと思えば間髪入れずに火球が到達し、勢いよく地面にぶつかり発火する。もし矢が当たっていたとしたら、それで怯んだ瞬間に火球の餌食になり、火だるまになるのは確実だっただろう。)
「……ッ、チィ!」
(後退し、離れていた片手斧の傭兵が大きく舌打ちを打った。先程のアロイジウスの一撃で血が目に入り、視界を失ったのだ。)
「何やってんの!」
(女傭兵が片手斧の傭兵に毒づきながら再び魔術を放つ。今度は火球ではなく、数本の氷柱が宙に現れ、アロイジウスへと向かって飛んでいく。)
「一人黙らせてしまえば……!」
(次々と飛んでくる矢と氷柱をジグザグ軌道で避けながら、アロイジウスはクロスボウ持ちの傭兵に接近する。狙われていると察したのか、クロスボウ持ちの傭兵は装填しながら後退し始めた。)
「気づいたな、だが」
「……!」
(アロイジウスは右手のロングソードを口に咥えると、また左脇の投げナイフを投擲する。クロスボウ持ちの傭兵はすぐさま反応し、装填を終えたクロスボウで投げナイフを撃ち落とした。)
「………な、に?」
(ナイフは撃ち落とされたはずだった。だがクロスボウ持ちの傭兵の胸元が赤く染まっていく。その滲む血の中央には、まるで先程撃ち落としたナイフは幻だったとでも言うように、投げナイフが刺さっていた。
"二重投擲"。2本のナイフを同時に投げ、片方の影にもう一本が隠れるように投擲する高等技術。)
「前よ!」
「……!」
(女傭兵の声に引き戻され、クロスボウ持ちの傭兵が胸のナイフから前方に視界を戻した瞬間。そこには両手の剣をハサミのように交差させて振りかぶるアロイジウスの姿があった。)
「……ッ」
(肉が裂ける感触の後、頸椎の僅かな隙間に刃が入り込み、太く張った神経を断ち切る感触が両手の剣から伝わってくる。ジワリ、とアロイジウスの心の内が嫌な感覚に蝕まれるが、先程のように過去の記憶に惑わされることは許されない。アロイジウスは歯を食いしばりながら、そのまま剣を振りきった。)
「ちょっと、アンタいつまで目擦ってるつもり!?」
「4秒寄越せ!」
(4秒。それが過ぎれば片手斧の傭兵が復帰する。アロイジウスに残された時間はそれだけだった。もう余計なことはできない。アロイジウスはすぐさま女傭兵の方へと走り向かう。)
「コイツ……っ!」
(1秒。女傭兵が高速詠唱により、再び火球を放つ。
2秒。火球がアロイジウスの眼前まで到達する。左右に避ければ女傭兵を仕留めるまでに4秒以上は確実にかかるだろう。それでは間に合わない。)
「当たれっての!」
(3秒。アロイジウスがまるでその場で滑ったかのような体勢になる。というよりかは、彼は足をわざと滑らせ、スライディングの形で火球を避けたのだ。
4秒。アロイジウスが右腕を地面に打ち付けた。その反動で体勢を戻しつつ、女傭兵の眼前まで迫る。片手斧の傭兵が回復した目を開けたのはほぼ同時だった。)
「………冗談だろ」
(片手斧の傭兵がようやく戻った視界で見た光景は、女傭兵の喉笛を、左手の刀で貫いているアロイジウスの姿だった。)
「……これで、残るは一人」
(アロイジウスが片手斧の傭兵に目を向ける。まるで海の底の深淵を切り取ったようなその瞳の紺色は深く、そして暗かった。)
(/返信遅れました!長かったので二つに分けさせて頂いております……)
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