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1対1のなりきりチャット
自分のトピックを作る
169:
宮村 湊 [×]
2025-12-16 12:31:25
喜んで、俺も食べたいなって思ってたんです。
(ドリンクメニューを真剣な表情で眺めている彼の様子を見詰めながら幸福感に瞳を細める。この時間がずっと続けば良いと願ってしまうほどには今日一日はあまりに幸福だった。隣で笑う彼の表情が見られるなら、自分の持ち得る何を差し出してもいい───そう思うほどにはどろどろとした執着にも似た感情が生じていることを自覚はしている。今、この時間は他の仕事のことも、彼から引き出した情報の少なさに上層部から早く結果を出せとせっつかれていることも些事に思える。いっそ組織を抜け出してしまおうか。足抜けなど容易に出来るものでは無いと知っていながら頭によぎるそんな甘い考えも、今までの自分であれば考えられないことだった。彼が指さすエスプレッソの文字へと視線を落としながら、同時に示された提案へと賛成するように一度頷き再び店員を呼ぶと、目当てのイタリアンプリンを二つと彼のエスプレッソ、そして自分用にホットのブラックコーヒーをオーダーした。店員が席から離れ立ち去った後に残った静寂を破るように徐に唇を開くと少しバツが悪そうに軽く頬を人差し指で掻きながら眉を下げ)
あの……悠さんに謝らないといけないことがあって。頼まれていたマカロン、実はまだ完璧に納得のいく物が完成してなくて……今日は作って来れなかったんです。次、必ず完成させて持ってきますから、……また遊んでくださいね。
170:
常葉 悠 [×]
2025-12-18 20:52:47
ああ、気にしないでください。マカロンなんて難しいものを頼んだ私が悪いのですから。ふふ……湊くんは意外に完璧主義者なんですね。
(またしても彼と同じものを共有できることに大いなる喜びを感じる。できることなら、このまま時間も共有したい。自分の人生の時間だ。お互いに半分ずつ、お互いの時間を。そうすることで安らぎを得られる。そんな気がしている。だがあくまでも自分だけの想いだ。彼がそれを断る可能性もある。自分は彼が好意があると考えているが、この会話の中で彼の気持ちが離れていってしまったのではないか。そんな不安も心の片隅にある。またしてもネガティブ思考が頭の中を支配するかと思いきや、その思考は途中で遮られた。唐突に謝りたいことがあると言われたからだった。エスプレッソとイタリアンプリンに注がれていた視線が、思わず彼の方へ戻る。何を言うつもりなのか。些か緊張したが、聞けばマカロンの出来が芳しくないことだと言う。自然と身体の力が抜け息を吐くと、気にしなくて良いと本心をそのまま伝える)
それにね、湊くん。私は完璧なマカロンが食べたい訳ではないですよ。純粋に君の作ったマカロンが食べたいのです。完璧じゃなくて良いですから、次は食べさせてくださいね。うーん……そうですね。来月の13日なんていかがですか。平日なんですが、珍しくスケジュールが真っ白で。
(そうだ。自分は完璧なマカロンが食べたいわけではない。彼が作ったマカロンが食べたいのだ。例え、見てくれが悪くても味がイマイチでも、彼が作ってくれたものが食べたい。味覚の問題ではなく心が満足するかの問題だ。無論、そんな自分の自己満足とも言える欲求に付き合ってくれている彼には申し訳なく思う気持ちを持っている。この次は、自分が最上のもてなしをしなければ。頭の中でスケジュールを確認すると、来月の13日のスケジュールが全くないことを思い出す。確かこの日は前日に多数の会食やシンポジウムへの出席がある。新任の秘書が気を利かせてスケジュールを開けてくれたのだった。思い出すと、すぐに彼へ笑みを向けながら提案する)
171:
宮村 湊 [×]
2025-12-18 22:29:22
……悠さんに渡すものだから、ですよ。なるべく拘りたくて。でもそれで渡せなかったら本末転倒なので、次回は必ず。
(彼が完璧なものを求めているわけではないことは理解していたものの、そんな彼に贈るものだからこそ完璧に仕上げたいと思ってしまうのは矛盾だろうか。努力などせずとも手先はそこそこ器用な自負はあった。100点満点中90点のものを作り上げることは自分にとって造作のないことだ。素人が趣味で作るものならば十分すぎる出来だろうし、"宮村湊"として他の標的に同じことを頼まれていたら、あえて80点の出来のものを渡すかもしれない。少し抜けていた部分がある方が人間味があって取っ付きやすく親しみを持たれやすいからだ。だが、彼に対してはそんな計算など全て取り去って、自分の出来る最大限を提供したいという拘りが生じてしまう。そのリクエストが嬉しくて、それに応えるために本気になれることの、なんと幸せなことか。今までに生じなかった感情に心地よさそうに瞳を細めつつ相手を見詰めていると、不意打ちのような提案に細めていた瞳を見開き数度瞬きをした。忙しい彼のことなので、また暫く夜のみ会う生活が続くのかもしれないと考えていたが、杞憂だったようだ。スマートフォンを取りだしスケジュールを確認するものの、他の仕事は何も入っていない。密かにガッツポーズしたい気持ちを抑え口元を緩めてスマートフォンを閉じると、賛同するように頷いて)
大丈夫ですよ、13日なら会社休めますから。予定入れておきますね。…ふふ、貴重な休みなのに、俺と会ってくれるんですね。嬉しいです。
(スケジュールが詰まりに詰まっている彼のことだ、一日空いている休みは相当貴重だろうに、それを自分のために割いてくれると言われて喜びを隠さないことなど出来るはずもなかった。幸福そうに目尻を下げてからようやくテーブルに置かれた小さな銀のスプーンを手に持って少し硬めのイタリアンプリンに手をつけて)
……あ、すごい。固くてしっかり卵の味を感じるプリンですね。美味しい。
172:
常葉 悠 [×]
2025-12-21 00:06:18
ん……! これは……思ったよりも濃厚ですね。弾力もあってクリーミーですね!
(彼が食べたのを見てから自分もイタリアンプリンを一口口に運ぶ。一口食べると眉がピクリと上下する。口に中に独特の甘みが広がる。そして想像よりも濃厚な卵の味にこれまた驚く。ずっと食べたいと思っていたイタリアンプリンだが、いざ口にすると奥行きのある味に少しばかり感動を覚える。何度かプリンを口に運ぶと、エスプレッソを飲む。イタリアンプリンの甘みとエスプレッソの苦味が調和をして、口の中が落ち着く。大好きなスイーツとコーヒー。そしてそれを一緒に楽しんでいるのは心通じ合う友人。恐らく今自分は人生で一番幸福かもしれない。残りの人生、ずっとこうして過ごしたいと思うのは叶わない願いだろうか)
13日ですが、今度は私がプランを立てましょうか。ですが、私は君のように上手くプランを立てられる自信がありません。そこで直接お聞きしますが、君は何をしたいですか。
(エスプレッソを片手に彼へ訊ねる。今、自分はとてつもなくカッコ悪いことを言っている自覚はある。30を過ぎてプランの一つも満足に立てられないのだ。だが自分が自分の考えのみでプランを立てると、彼が微妙な気持ちになってしまうのは明白。それならば直接聞いてしまった方が安全だろう。自分がプランを立てると、最悪の場合自宅で映画鑑賞などになってしまう。さて、彼はこの問いになんと答えるのだろうか。エスプレッソを一口飲むと、彼へ視線を戻して答えを待つ)
173:
宮村 湊 [×]
2025-12-22 19:55:49
俺、プリンはどちらかと言うと口どけの良い滑らかなタイプの方が好きなんですけど、このプリンは硬いのに濃厚で本当に美味しいですね!悠さんの口にもあったみたいで良かったです。
(やや興奮気味に語る彼の表情を眺めながら、穏やかな心持ちで目もとを和らげた。資料の中の彼とは違い、ころころと変化していくその表情を1番近くで見ているのが自分だという優越感がじわりじわりと心を満たしていく。プリンで甘ったるくなった口の中をリセットするように砂糖を入れていないカフェラテを一口口に含んで、再度イタリアンプリンを食べ進めようと一口分をスプーンで掬った時に掛けられた言葉に、スプーンを口に運ぶ手前で一度フリーズすると瞳を数度瞬かせ)
あは、いいんですよ。俺、悠さんの立ててくださったプランならなんだって楽しめる自信ありますから。でも……そうだな、強いて言うなら───悠さんの"一番好きな場所"に行ってみたいです。
(実際のところ、彼が自分のために考えたプランなのであれば、何でも喜んで受け入れる自信があった。だが、彼が不安になる気持ちも十分に理解出来る。自分も今日のプランを立てる時は、仕事のどのプランを立てる時よりもずっとずっと気を遣った。それはつまり裏返せば───このプランに対して彼が真剣であることの裏返しに相違ない。そう思うと自ずと口元が綻んでしまい、ややだらしない表情になってしまったかもしれない。空中で停止していたプリンを口へと運んで少し考えてから、やがてひとつの"お願い"をする。彼はそれを受け入れてくれるだろうか。緩く首を傾げ、判断を相手に委ねるように瞳を細め)
174:
常葉 悠 [×]
2025-12-23 23:42:29
一番好きな、場所? 私の好きな場所ですか……分かりました。考えておきます。ですが……本当にそんな所で良いのですか? 私が好きそうな所なんて、たかが知れてますよ。君の貴重な時間を消費させてまで、行くような所ではないかもしれないのですよ。
(自分の投げ掛けた疑問に、彼のそれまでプリンを口に運んでいた手が止まった。スプーンを口に運ぶ手前でフリーズし、瞳を瞬かせる様に小動物を見た時のような愛おしい感情を抱く。そして、肝心の彼の返答を聞いて今度はこちらがフリーズしてしまった。自分の立てたプランならば何でも楽しめると彼は言った。そして自分の一番好きな場所に行きたいとも言った。一瞬、言われている意味が理解できなかった。言葉を理解するためにゆっくりと口に出して確認をする。そして言葉を咀嚼するように理解すると、たちどころに不安が身を包んだ。このシチュエーションを、自分は以前にも経験している。学生時代、一瞬だけ付き合った恋人に同じことを言われ、デートプランを練った。自分が好きな場所で、自信を持って連れて行ける場所。だが恋人は酷く冷たい表情で"つまらない"と言った。あの時から、他人の要望は素直に受け取ってはいけないと強く思うようになった。そして、その時と全く同じことを彼が言った。彼のことだから、その言葉に嘘はないのだろう。しかし、どうしようもなく不安になってしまい、何度も確認をしてしまう)
175:
宮村 湊 [×]
2025-12-24 12:35:32
感動的な場所を期待しているわけじゃ無いですよ。例えば近所の小さな公園だとしても、そこが悠さんの好きな場所なら構いません。あなたが一番好きだと言う景色をあなたの隣で見たいんです。……叶えて貰えますか?
(穏やかな表情がたちまち不安げな表情へと変化していく様を目にして、自分の要望が彼にプレッシャーを感じさせてしまっているのだろうかと考え至る。場所自体に価値を求めている訳ではなく、"彼の好きな"場所だからこそ価値があるのだが───不安を拭うように努めてゆっくりと一語ずつ丁寧に言葉を重ねていく。彼が好きだと言う景色を彼の隣で共に見たい。どんな景色を彼が好きだと評するのかが知りたい。彼の好きなものを共有してほしい、だなんて強欲だろうか。これまで他の誰に対しても、仕事上必要になる以上の興味を持ったことなどなかったと言うのに、彼のことになると途端に貪欲になってしまう。相手の瞳を正面から真っ直ぐに見詰めて、柔らかな微笑を湛えつつ、決して相手に強いることはせずに、窺うように軽く首を傾けた)
176:
常葉 悠 [×]
2025-12-24 23:52:45
……分かりました。当日までに考えておきますね。
(彼の一言一句が、緊張で凝固した心を溶かしてくれる。同時に目が覚めたような気分になった。彼は自分とならばどんな場所でも良いと言ってくれた。ならば自分は自分の好きな場所を正々堂々と披露すれば良いだけのこと。それを過去に囚われてウジウジと悩むなど無駄なことだ。彼の瞳を見つめながら、上記を述べながら大きく頷く。そして早速、頭の中でいくつか候補を探し出す。どこが良いだろうか。自分の好きな場所なので、いくつかあるが全てを回る訳にもいかない。現実的に可能な範囲で、自分の好きな場所。あそこがいいだろうか、それとも別のところがいいだろうか。そんな作業を頭の中で繰り返していると、いつしか目の前にあったイタリアンプリンは無くなっていた。最後の3分の1は考え事をしていたので、味わう余裕がなかった。今度また、彼と来たらその時こそは最後まで味わおう。エスプレッソを飲み干すと、彼へ視線を戻す)
デザートも終わってしまいましたし、そろそろ出ましょうか。……イタリアンプリンも、その前のピザやパスタも美味しかった。こんな素敵なお店に連れてって貰った、せめてものお礼として、ここの会計は私が払いたいのですが、いかがかな?
177:
宮村 湊 [×]
2025-12-25 09:50:23
(言葉を重ねていくうちに、強ばっていた彼の表情が次第に和らいでいくのがわかり、僅かばかり安堵したように小さく息を吐く。口を閉じた彼は、恐らくその場所の候補に考えを巡らせているのだろう。それを邪魔しないように静かに目の前のプリンを堪能し、時折間に挟むようにカフェラテを飲みながら、その様子を愛しいものを見守るように優しげな色を浮かべた眼差しを向けていた。やがてお互いの皿が空になった頃には時間もそれなりに経過しており、名残惜しさを感じつつ帰り支度を徐々に整えていると不意に投げかけられた提案に一瞬瞳を瞬かせてから眉を下げて笑みを浮かべた)
悠さんのお口にあったなら、俺としてもこれ以上嬉しいことは無いですよ。本当に良かった、美味しかったですね。…それじゃあ、お言葉に甘えて。ご馳走様です。
(スマートな申し出に対して水を差すのは却って良くない。彼の優しさに感謝するように瞳を細めて軽く頭を下げると、支払いを終えるのを待ってから店の外へと出た。いよいよ楽しかった一日が終わってしまうことへの喪失感は否めないものの、次の約束がその寂しさを埋めてくれるようだった。プランを練ってくれる彼のためにも美味しいマカロンを次こそは作らなければと決意を新たにしつつ、惜しむようにゆっくりと駅の方向へ歩いて行く)
178:
常葉 悠 [×]
2025-12-27 21:59:37
(彼が自分の申し出を了承してくれたことに安堵し、大きく頷くと席を立って素早く会計を済ませる。店を出て並んで歩き出した彼の横顔を、ひと呼吸分だけ目で追ってから、視線を前へ戻す。夜気が頬を撫でて、さっきまで口の中に残っていたプリンの甘さがふっと遠のいた。ふと彼の歩調がやけに遅いのに気が付く。きっと今日が終わるのが惜しいのだろう。自分も同じ気持ち故に、自然と彼へ歩調を合わせる。駅までの道中は人は疎らで、二人の会話を遮るものはない。だというのに言葉が出てこないのは、先程までの考え事が脳内にチラつくからだった。自分の好きな場所。インドア派だと思われがちな自分だが、休日はアクティブに活動することもある。仕事柄外出も多い。それ故に好きな場所はいくらでもある。そのいくらでもある場所の中から、どれを彼に見せようか。それが悩みの種だった。そんなことを考えていると、ふと気が付くと既に駅に着いていた。これで電車に乗って待ち合わせした駅に着いてしまえば、今日は解散だ。その後は来月まで会えなくなってしまう。ダメだ。ダメだ。切符を買い、ホームで電車が来るのを待ちながら、ようやく口を開く)
一日というのは早すぎます。これでもう来月までは会えないのですから。君といると、仕事も嫌なことも忘れられるのに。最近は新製品の開発とか、海外進出の計画とかで何かと忙しい。君といる時間が何よりの癒しの時間です。明日からも仕事なんて、溜息が出てしまいますよ。
179:
宮村 湊 [×]
2025-12-29 22:03:41
………本当ですね。でも、また楽しみも出来ました。来月の約束を楽しみに頑張れます。それに、素敵なお土産もできましたし。
(職業柄か、彼が不意に零した情報にぴくりと反射的に小さく体が反応した。相当彼も気を許してくれているのだろう、今彼が口を滑らせたことはぼんやりとした抽象的な事柄だとは言え恐らくは社外秘であり、外部の人間に話してはいけないはずの情報だ。破滅はほんの僅かな歪みから生じることを自分はよく知っている。この些細な情報ですら、組織に報告すればそこから徐々に情報を掘り下げられ、いずれ決定的な打撃を与えるまでのものになりかねない。組織からはなかなか進展の無い調査に痺れを切らした様子で自分に対して成果を求める連絡が来る状況が続いていたが、彼に対していずれ致命的な打撃を与えかねないこの情報は手に入れたとて組織に渡すつもりはなかった。聞かなかったことにするようにその話題を避け、寂しさを滲ませた笑顔を浮かべて彼へと視線を戻す。駅のホームへと滑り込んできた電車へと乗り込み、連続した二つの空いている席の内の片方へと腰を下ろすと、バッグの中へと入れていたお揃いのキーホルダーを取り出して微笑を零す。自分からお揃いのものを持ちたいなどと強請ったのは初めてのことだった。大切そうにそれが入った紙袋の表面を親指で撫でつつ、右の手のひらで握りしめる。まるで彼の代わりにするように大切そうに包み込んでから、無くさないようにそっとバッグへと戻した)
本当にお忙しそうなので悠さんの体が心配ですよ。風邪を引かないように気をつけてくださいね。でも、もし風邪を引いたら連絡してください。俺がいつでも駆けつけますから。
180:
常葉 悠 [×]
2025-12-30 22:30:31
ふふ……確かに思い出の象徴ですからね。これがあれば仕事も頑張れそうです。
(まるで宝物を扱うかのように丁重に、そして大切そうにキーホルダーの入った紙袋を撫でる彼を見て笑みを零す。その表情は少年のようにあどけなく、邪気が感じられない。そしてふと疑問に思う。初対面の時と表情が違うことに気付いた。初めてダーツバーで遭った時、確かに彼は純朴そうで愛想の良い青年だった。だがその眼はどこか機械的な印象を受けた。機械的な眼というのは、こちらを観察するための眼という意味だ。初対面ゆえのものかと思っていたが、それにしてはこちらを品定めするような眼のようだった。しかし、よく考えてみれば当時と今とでは彼との関係は大きく異なっている。ただダーツを共にする関係から、今では休日の時間を共有するような関係になっている。それを考慮すれば、表情に差が出るのは当たり前だろう)
ははは、看病とは嬉しいですねぇ……でも社長という身分ゆえに、風邪でも出勤ですよ。でも仕事が出来ないほどの病気に見舞われたら、湊くんをお呼びしますよ。
(親以外の誰かに身体を気遣われるのは初めてのことだったので、彼の言葉に思わず声を出して笑ってしまう。だが生憎と社長という身分は風邪程度での欠勤を許してくれる程寛容ではない。社員はこの限りでは無いが、社員が許されることが社長では許されない。そういう理不尽が上に立つ者には付き物である。だがいよいよ体調が危ない時はお言葉に甘えて呼んでみようか。何より彼に看病されてみたいという個人的な願望もある)
181:
宮村 湊 [×]
2025-12-31 19:23:55
風邪に限らず困った時はいつでも呼んでくださいよ。俺、大体のことは出来ますから。悠さんの力になれるならなんでも……………なんて、そんな口実で会える日が増えたら嬉しいなって下心でもあるんですけど。
(真面目で責任感の強い彼が多少の体調不良で仕事を放棄している姿は想像できず、なんだか納得してしまった。無論、仕事より彼の方が大事な自分としては休んで欲しい限りではあるのだが、休んで欲しいと言って休む彼でも無いだろう。少しでも彼の力になれればと紡いだ言葉は、ただの友人という関係性の割には少し図々しかっただろうか。照れるように眉を下げて笑いながら人差し指で軽く頬を掻いていると、いつものことながら彼と共に過ごす時間は、その瞬間だけ時の流れが倍速になっているのかと思うほどにあっという間で、いつの間にか目的地の駅に到着していたため、座席から立ち上がり電車から降りてゆっくりと二人並んで改札へと向かっていく。心のうちに残る、多幸感と寂しさが綯い交ぜになったような妙な感覚を覚えながら改札を抜けると、改めて相手の方へと向き直り軽く頭を下げて礼をした)
悠さん、今日は一日付き合っていただいてありがとうございました。本当に、…本当に楽しかったです。次の約束を楽しみにしていますから。どうか体には気をつけてくださいね。
182:
常葉 悠 [×]
2026-01-03 20:52:40
あははっ、考えることは同じですね。私も同じことを考えましたよ。
(会える口実が欲しい──自分も何度も同じことを考えた。彼と考えていることが同じであることに加えて、自分の力になれることなら何でもと彼は言った。そこまで自分のことを思ってくれている。些か下卑た発想だが、彼の思考に自分が占めている面積が小さくなさそうだということが垣間見え、それが嬉しかった。だからこそ電車が目的の駅に着き、改札を出たところで急に寂しさを感じてしまったのだ。こちらへお礼を言う彼を見ていて充実感よりも寂しさが先行したところから、自分の頭の中は彼でいっぱいになっていることが分かる)
ええ……楽しかったですね。湊くんも身体に気を付けてくださいね。じゃあ13日に、また。
(頭に中は彼でいっぱいだから、帰りの挨拶をして彼に一礼を返すとすぐに帰路へ着く。別れを惜しんで雑談に興じたい気持ちもあったが、それをすると彼との別れが苦痛に変わってしまう。だから痛みが浅い内に、逃げるように帰路へ着く。歩みを止めることなく、どんどんと。そうして自宅へ帰った途端に別れ際の態度が彼に不愉快な思いはさせなかっただろうかと不安になり、慌ててスマホで弁解のメッセージを送る。こんな具合だから、自分に外出のプランを滞りなく立てられるだろうかと不安を抱いたが、そのような不安は日々の仕事に忙殺されていく中ですっかり消えてしまった。というのも、そんなつまらない不安を抱いている暇がない。仕事の傍らでプランを考えているので、余計な雑念が入る余地がないのだ。そんな日々を過ごしていると、気が付いたら約束の13日の朝。幸い、プランは立てられた。後は実行するのみ。戦へ向かう武士のような気持ちで身支度をすると、自宅を出て待ち合わせの駅へ向かう)
(/あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします!)
183:
宮村 湊 [×]
2026-01-04 18:24:54
あ、……はい、また!
(急ぎ足でその場を去っていく彼の後ろ姿に手を振り、その姿が見えなくなるまで見送ると、小さく息を吐いて逆の方向へと歩き出す。もう少し話していたかった気持ちはあるものの、多忙を極めている彼のことを思えば、少しでも早く帰って体を休めたかったのだろうと納得し、自室に帰り着くとスマートフォンを取り出した。収穫は無かったと相変わらず嘘の報告を繰り返したが、それもいよいよ限界が近いのか激しく叱責する声がスマートフォンのスピーカーから聞こえて、思わず瞳が暗く沈む。次の報告がまた内容の無いものであるようであれば、この任務から自分を外した上で罰を与えると宣言する声に瞳を細め、上辺だけの謝罪の言葉を口にした後、小さく息を吐き電話を切った。いつまでも隠し通せるわけでは無いことは理解していた。これ以上隠そうとすれば自分がこの任務から外され、別の人間が彼の弱点を探りに入ることになるだろう。自分が罰を与えられることなどは些細な問題だが、そうなれば、真に彼に打撃を与えるような情報すらも漏洩してしまう可能性がある。───情報を取捨選択して、なるべく彼を傷つけない情報を小分けにして出していくしかない。苦しさに思わず表情を歪め自らの胸元を軽く抑えた。このような形でしか愛せない自分の歪さが目につくようで、嫌になる。そんな思考回路から逃れるように、翌月の約束までの間はマカロン作りに没頭した。来る日も来る日も研究を重ねて、漸く満足の行くものを焼き上げられたのは、デートの前日だった。丁寧にラッピングを施して約束の場所へと向かう頃には、大変良い仕上がりのマカロンを手にしていることも手伝ってか暗い気持ちは消え、久々に会えると言う高揚感に満ちた面持ちで到着した約束の場所で先に待つ彼の姿を見つけ、大きく手を振り)
悠さん!こんにちは。お待たせしましたか?
(/明けましておめでとうございます!昨年は大変お世話になりました。日々やり取りを楽しませて頂いていて感謝が募るばかりです!今年もどうぞよろしくお願いいたします!)
184:
常葉 悠 [×]
2026-01-06 07:55:04
あ、湊くん。おはようございます。今来たところですので、お気になさらず。じゃあ行きましょうか。
(事前に指定した時刻の15分程度前に着くつもりが、今日に限って人混みや信号によく引っ掛かったりなどして、10分前になってしまった。たった5分の遅れだとしても、自分にとっては一大事だ。今日は彼をエスコートしなければならない大事な日だ。先に着いて彼を待っていた方が印象も良い。その初動がこんなことで狂う可能性が出てきて、内心穏やかならざるところがあったが、すぐに冷静さを取り戻す。しかし足取りは自然と素早くなる。駅に着いた頃には少しばかり息が切れていた程だった。幸い、駅には彼の姿は見えなかった。これ幸いと駅の壁に寄りかかって、息を整えている時だった。彼の声がし、顔をあげるとこちらへ向かって手を振る彼の姿を認めた。危ない。ギリギリのところだったと安堵しながら、すぐに平静を装って彼に近付き、受け答えをする。今来たところというのは待ち合わせの時の常套句だが、今は本当にそうなのだから気兼ねなく言うことができる)
……今日は私の好きな場所を案内すると約束しました。しかし、実の所、私の好きな場所はあまり多くないのです。退屈かもしれませんがお付き合いいただければ幸いです。
(最初の目的地へは徒歩で行ける範囲なので、歩きながら彼に断りを入れておく。結局自分の本当に好きな場所は片手で数えられるくらいしかないことが分かった。まだ午前中なので、夕方まで持つかどうか。だが彼は言った。自分が好きな景色を隣で見たいと。その告白とも解釈できる言葉は自分の頭の中に残り続け、日々繰り返し再生される。彼の言葉を信じて、本当の自分を知って貰えるようなプランができたと自己評価している。駅から10分程歩くと、目的の建物が見えてきた。建物が視界に入り、暫く進むと彼の方へ視線を遣りながら口を開く)
あのビルの地下1階。そこに私がダーツと同じくらい熱中しているビリヤードができる場所があります。……ビリヤード、興味ありますか?
185:
宮村 湊 [×]
2026-01-06 22:38:32
(穏やかでスマートな笑顔を浮かべた彼がまさかそんな葛藤をしていたとは露とも思わず、安堵したようにひとつ小さく息を吐いてから隣に並び立つ。どこに行くかは当日のお楽しみだったので、一緒に行く場所がアクティブな場所でもフォーマルな場所でも浮かないように、1週間前から必死になって今日のコーディネートを組み立てていたのもまた彼には秘密である)
退屈なんてことは無いですよ!ビリヤード、実は俺、やったことが無くって……。でも悠さんとやってみたいです!教えて貰えますか?
(彼の好きな場所に行くと言うのに、退屈だなどと思うはずが無い。緩く首を横に振りつつ歩いて到着した先はビリヤードが出来る店らしい。以前彼と話をした際にも、たしかに彼は趣味のひとつとしてビリヤードを上げていたし、それをよく覚えている。いつもの自分であれば、標的と話を合わせるために、やったことの無い趣味が出て来たら、しっかりと勉強をした上でいつ誘われても良いようにしていたものだが───かつてダーツの初心者だと偽った時とは異なり、今回は"敢えて"、本当に何もしていない。彼の好きなものを、彼から共有してもらうという経験をしてみたかったのだ。それが如何に不格好になってしまったとしても、彼ならばそんな素の自分も含めて、きっと受け入れてくれる。そんな甘えのような考えが何処かにあるのを感じつつ、思わず緩んでしまっている頬を自覚しながら首を傾げて相手を見つめ)
186:
常葉 悠 [×]
2026-01-08 22:28:11
良かった。じゃあ教えながら遊びましょうか。
(目的のビリヤード場は界隈では初心者が集まりやすい和やかな雰囲気の施設だ。何となく予約をしてから気付いたが、彼がビリヤード初心者だという確信がその時点ではなかった。フットワークが軽く、活発な彼がビリヤードを経験していることは十分に考えられる可能性だったが、どうも自分はその可能性を無視してしまった。だから彼がやったことがないと言った刹那、自分でも分かるくらいに表情が明るくなる。良かった。もしも上級の腕前を持っていたのならば、きっと退屈に思えてしまう程に緩い施設だ。ビルに入り、エレベーターに乗り、地下一階へと降りる。降りた先の受付で名前を告げ、ビリヤードの台が並ぶ部屋へと通される。平日の昼間ということもあり、客は自分たち以外にはいなかった)
では、早速。ビリヤードはいくつか遊び方がありますが、今回はナインボールにしましょう。手球を使って、1~9の数字が書かれたボールを順番に落としていって、最後に9番のボールを落とした方が勝ちです。テーブルの上に残っている最小番号以外を落としてしまったらファウルになります。それから──
(ビリヤードの台に1~9番のボールを菱形に並べながら説明をする。大雑把だが初めから全て教えても飲み込みが大変だろうから、最低限のことを教えていく。ゲームの説明が終わると今度は打ち方の説明をする。ダーツの時と同様に立ち方から始まって、キューの持ち方や初心者におすすめの構え方と打ち方を要点だけを掻い摘んで説明する。詳しいことはやりながら教えていけばいい。一通りの説明を終えると、彼にキューを差し出す)
習うより慣れろということで、ゲームスタートです。先攻は湊くんにお譲りするので、ブレイクショットをしてみましょう。一番最初のショットですから、必ず1番のボールに当ててください。さあ、やってみて。
187:
宮村 湊 [×]
2026-01-09 18:01:25
なるほど……ちょっとやってみますね。
(初めて訪れたビリヤード場で相手の説明を真剣に聞きつつキューを手に取る。今まで人前で何かをする時、「初心者を装う」ことはあっても、本当に初心者の状態だったことが無いので、緊張で僅かに体が強ばった。まずは説明を受けた通りにキューを持ち、基本姿勢を取る。左手を台に置き、見よう見まねで指を広げるが、指の形が定まらず、キューがぐらぐらとしてしまった。真っ直ぐに手球を狙っているつもりなのに、キューの先端はふわふわと左右に動いてしまい、なかなか狙いが定まらない。照準を定めるのに難儀した後、漸く軽くキューを押してみると、手球のやや右側に当たり、手球は左へと逸れるように台上を転がっていく。結局、手球は1番の的球にかすりもしないまま跳ね返って別の球に当たってしまった)
……難しいですね……狙いが全然定まらないです……
(真剣な表情から、やや緊張が溶けたような表情へと変化し、照れたように笑みを零れる。さすがにもう一度最初からやり直させてもらおうと、元々あった通りに的球を並べ直すと、相手の方をちらりと見て緩く首を傾げ)
……フォーム、合ってます?どこを直したら良くなりますか?
188:
常葉 悠 [×]
2026-01-11 19:24:16
悪くないですが……そうですね。強いて言うなら、もっと足を開いて、指でしっかりとキューを押さえた方がいいですね。こんなふうに。
(手球が狙いを外れていくのを見届けたあと、思わず笑いそうになるのを堪えて、代わりに大げさじゃない程度に頷く。失敗そのものが可笑しいのではなく、真剣にやってくれてるのが嬉しいのだ。照れた笑みを向けられて、こっちの胸の方が少しだけ熱くなる。台の端にキューを立てかけたまま、彼の横へ回り込み、視線を落として手元と姿勢を確認する。指の形が迷子になっているのが原因で、キュー先が泳いでる。彼の背後に回ると、後ろから手を伸ばして彼の手に触れる。彼の手を動かし、親指と人差し指で軽く輪を作り、そこにキューが通る“溝”をつくってみる)
親指をここに添えて……そう、輪っかを作る感じですね。キューが通る道を一本にする、みたいな。それと狙いが定まらない時って、目と肩がちょっとだけズレてることが多いです。キューの延長線上に鼻先が乗る感じで、顔を少しだけ落としてみて。
(手の形を作ると、そのままの体勢で視線の説明をする。目線と肩の動きを指摘し終わると、不意に我に返る。自分があんりにも彼に近過ぎることに気付く。手を触れたばかりか、こんな至近距離でまるで密着するかのような体勢になっていた。そのことに気付くとそして慌てて彼から離れ、気まずさを誤魔化すように口を開く)
さ、さあ、もう一度やってみてください。
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