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1対1のなりきりチャット
自分のトピックを作る
8:
レイ [×]
2025-09-03 08:48:24
( 珈琲にミルクと角砂糖を1つ入れたいつも通りの朝。校舎へ足を運び、席に着いて授業を受けるいつも通りの日常。やや陽の傾いた頃、宿舎へ帰ろうと歩き出すいつも通りの放課後。何も変わらない日々を過ごす。… はずだったのだ。変わり映えがないことは、何も悪いことがないという幸福でかけがえのないことだ。しかし、今日ばかりは己は平凡だと突き付けられているような気分になって、心がささくれだった。こんな日は何かを描こう。絵に全てをぶつけるのだ。そう思って、歩みを逸らした脇道の先で、クラス内でも異端児と呼ばれている少年がしゃがみ込むのが見えた。体調でも悪いのかと歩み寄る。と、耳に届いたのは小さな鳴き声と少年の声。シャッと辺りを汚す赤色。途絶えた鳴き声。彼が何をしたのかは明白で、息を飲んだ。心臓が高鳴る。伸びていく影と彼の横顔が美しい。瞳孔が開いて焦点がぶれる。彼の姿がはっきり見えないのが惜しくて、忘れていた瞬きを数度。スウッと、息を吸う音がやけに大きく聞こえた気がして。)
…… な、にをしているんだ、こんなところで。
( / 息を飲むような綺麗な描写で興奮しますね … 。此方、かなり長くなってしまったわりに、絡みにくい文章になってしまいました … 。リテイクも可能ですので、なにかございましたらなんなりとおっしゃってください!)
9:
アリステア [×]
2025-09-10 18:56:36
…… 苦しんでいたから、終わらせただけだよ。
彼、車に轢かれて、死にきれずにいたんだ。
( 後ろから声をかけられて、少しだけ肩がぴくりと揺れる。驚いたのだろうか。肩越しに顔だけを振り向かせ、瞬きを数度。逆光に浮かぶ相手の姿はよく見えなかった。まずは、足元の猫が見えるようにと一歩だけ引いて、静かに問いかけに答える。その声は落ち着いていて、どこか温かさを含んでいた。やがて相手に向き直り、自ら数歩近づく。──誰が声をかけてきたのか、興味が湧いたからだ。ジャリ、と、革靴の裏に挟まった石が鳴る。夕陽を背負った相手の姿は、まるで真っ白なキャンバスのようだった。そこに滲んだ赤が、血のようで、ひどく美しく見えて思わず目を細める。)
…ねぇ、君は僕の“美学”を、非難する?
( / お褒め頂きありがとうございます…!とても嬉しいです。レイ君背後様の描写もとてもとても好みで…、長文耐性はありますので(むしろご褒美)気の赴くままに、表現して貰えたら嬉しいです。そして多忙が続いており、レスが遅くてそれだけが申し訳ないです;;7日以内にはお返事できますので、お付き合い頂ければ幸いです…。何か展開相談や、ご質問などありましたら、いつでも仰ってくださいね!)
10:
レイ [×]
2025-09-10 21:26:02
…… そう、か。
( それがいいことが悪いことか判断ができかねて、頷くことしかできなかった。夕暮れの橙と美しい少年と冷たくなった猫の亡骸は、何処か倒錯的な美しさがあって、不安や恐怖を覚えていない訳ではないはずなのに、目を離せない、動けない。そうしているうちに、彼が歩み寄ってくる。スケッチブックを持つ手に僅かに力が入る。少しだけ下にある彼の表情を見つめながら、一瞬の逡巡。いいか悪いか決めかねたのだから、非難するほど悪しきこととも思っていない。しかし、100%の理解を示すにはまだ幼すぎた。それでも、幼さ故の負けず嫌いか、彼をじっと見つめ返して口を開き。)
非難しようとは、思わない。…… 何れ訪れる幕引きならば、苦痛は少ない方が、いいだろう。
( / ありがとうございます…!! 御忙しいのは仕方のないことですから、リアル最優先でごゆっくり御返事していただければと思います。当方はいつまででも待てますので!! )
11:
アリステア [×]
2025-09-18 01:51:33
……そう。…珍しいね、君。……名前、知ってるよ。レイ、でしょう?
(自分の“美学”に則った倫理観は、これまで誰にも理解されなかった。返ってくるのは、いつも畏怖か、拒絶。だから今回も、きっとそうだろうと覚悟していた。──夕陽のような色をした瞳をじっと見据え、答えを待つ。だが、返ってきたのは否定でも拒絶でもない。むしろ、肯定にも聞こえる言葉だった。ぱちり、と瞬きをひとつ。思わず目を見開く。こんな子がいたことがあっただろうか。引き結んでいた唇が、ふわりと柔らかくほどけ、弧を描く。また一歩、距離を縮める。名前は知っていた。クラスメイトの名前は、全員覚えている。覚えようとしたわけではなく、ただ自然に記憶してしまうのだ。その中で実際に呼びたいと思った名前は、彼が初めてだった。そっと、彼の袖を軽く引き、顔を覗き込む。そして、ひとつの提案をして)
……レイ。この子を、一緒に埋めてほしい。惨めな姿のまま、土に還るのを待つなんて可哀想だ。
(/お優しい言葉をありがとうございます…!耽美なやり取りでとても癒されております…っ。もし展開相談やら、何か連絡事項がございましたら、お気軽にお声掛け下さいませ!)
12:
レイ [×]
2025-09-20 06:49:54
僕も君の名前は知っている。……アリステア。君は、その、有名、だからな。
( 紡いだ言葉は彼にとって意外な反応だったらしい。そして好ましくもあったようだった。驚いた後に柔く解ける穏やかな表情を、見たことがある人間は自分以外に居るのだろうか。悪目立ちした噂ばかりが耳に届いていたから意識していなかったけれど、距離が詰まれば詰まるほど、その見た目の美しさが際立つ気がする。絵画のような人だとそんなことを思う程に。そんな形の良い唇が弧を描いた後に自分の名を呼ぶ。何方かといえば、目立つ方ではない。他者との交流もさして多くはない。そんな自分が名を認識されていると思っていなかったのだ。観客だと気を抜いていたのに、突然舞台に引き上げられたような感覚にぱちくりと瞬きを数度繰り返す。足元に長く伸びる影はまるでスポットライトの下にでもいるみたいで、彼の提案に頷く。ふと、伸びる影の先に手頃な大きさの石を見つけては手に取って。)
…… これ、使おう。スコップなんて持ってないし、手で掘るよりはきっと早いだろう。
13:
アリステア [×]
2025-09-29 21:34:05
(/遅くなってしまってすみません!体調を崩してしまい、なかなか返せずじまいで申し訳ないです。レイ君との物語楽しみにしているので、もう少しお時間いただけますと幸いです…!)
14:
レイ [×]
2025-09-30 19:18:56
( / 体調不良でしたか!いつまででも待てますので、御自身の体を一番にごゆっくりお休みくださいね。)
15:
アリステア [×]
2025-10-06 02:09:30
そう、…君に認識されていたなら、有名なのも悪くないね。
(己の行動基準に従うと、どうにも「おかしな子」として扱われる。周囲の評価に興味は無かったが、彼が自分の名前を覚えたきっかけになったのは好都合だとばかりに、悪戯っぽく返す。何かに戸惑っているような瞼の動きを捉え、提案の答えを静かに待つ間に、色素の薄い睫毛が夕陽に透けているのにふと気づき、特別な景色を見つけたみたいに心が躍る。そして頷いた彼が手にしたのは実用的な石。手伝ってくれるのは明白だった。次は相応しい場所を見つけなくてはと、周囲を見渡す。──学園とはいえ広大な敷地を有しており、今いる裏庭も最低限の手入れで、ナチュラルガーデンのように鬱蒼と茂った箇所がある。再び黒猫に近づき、血で汚れるのも厭わず、躊躇なくその亡骸を抱きかかえて先に奥へ進んでいく。数々のオークやバーチの木々が点在する中、うねった枝を伸ばしたオークの下へ向かい、振り返って薄く微笑み。)
…ありがとう。君と僕にしか分からない場所にしよう。………あまり雨が当たらない所がいいね。……このオークの下はどうかな。捻くれてて分かりやすい。
16:
アリステア [×]
2025-10-06 02:12:02
(/大変お待たせしてしました…!度々申し訳ないです。お陰様で快方に向かい、ゆっくり休養が取れました。また美しい物語を紡いで下さると嬉しいです。)
18:
レイ [×]
2025-10-09 13:19:08
( / ごゆっくりお休みがとれたようでよかったです。治りかけがいちばん危ういということもありますし、ご自愛くださいね。)
19:
レイ [×]
2025-10-10 23:12:35
( / あわ、今確認致しましたら、>17 のレスの名前がレイになっていませんでした……!! 別端末から入りました故履歴が残っていたものと思われます。御気分を害されてしまいましたら申し訳ないです……。)
20:
アリステア [×]
2025-10-14 23:22:42
(/とんでもないです!全く気になりませんので、どうかお気になさらず…!あと、なぜか17のレイくんのレスが私の端末上から見えなくなっていて、幸い事前に保存した控えがあるのですが、再掲載してもよろしいですか?)
21:
レイ [×]
2025-10-15 00:27:21
( / 大変申し訳ないです!ありがとうございます …!! わざわざ御手間をかけてしまって申し訳ないです、再掲全く問題ございませんのでよろしくお願い致します……!! )
22:
レイ [×]
2025-10-24 17:36:30
その感性はよく分からないが。
( 自分に認識されることの何が嬉しいのか。別に好かれることも嫌われることもない質であることは自覚的だ。怪訝そうに眉を寄せながら軽く首を傾げる。無論、目の前の人間が喜んでいるのならそれは悪いことではないのだろうけれど。彼が場所を見定めるように周囲を伺うのを見つめながら、横たわったままの猫を柔く撫でる。きっと温かかったはずの体は冷えきっていて、そのせいか少し毛が硬くなっているうような気がする。暫く後にふっと猫の体が持ち上がり視界から消える。ぱちりと瞬きをすると彼が猫を持ち上げたようだった。その後ろを着いていけば少しばかり特徴的なオークの木が聳えている。墓標と呼ぶには歪だが、自然のものは自然に変えるべきなのだろう。しゃがみこんで手に持っていた石で木の根元を掘るとも削るとも言えない動作で穴を作っていき。)
わかる場所に埋めるということは、君はこの子の墓参りに来るのかい?
23:
アリステア [×]
2025-10-24 17:37:49
褒められたのに、そういう反応するんだね。…君はこのオークにそっくりだ、なおさら気に入った。
(湿気を吸ってひんやりとしたオークに背を預け、寄り掛かりながら、自己の評価が理解し難いとでも言いたげな彼の反応を興味深げに見つめる。捻れた枝と彼を見比べて目を細めた。"君は捻くれている"と取られそうな例えではあるが、自分の価値よりも他者の美学に理解を示す彼が、この木のように難解で面白かったのだ。彼が選んだ石の先端が地面を穿つのを少しばかり眺め、苔でできた緑の絨毯がめくれて、黒い土がぱさり、ぱさりと周囲に広がって来たところで、亡骸を太い根に預け、自分も丈夫そうな枝を拾って手伝い。)
命を終わらせた者の責任として、彼がどこで眠ったのか、記憶に残り易い方がいいなって。……というのは、少し気取った答え。──もう一つ理由があるよ、……埋め終わったら教えてあげる。
24:
アリステア [×]
2025-10-24 17:40:20
(/大変お待たせしました…!前回のレイ君のレスと、そのレスを掲載させて貰いました。上下の空白が不安定で申し訳ないです…!差し支えなければ、上下それぞれの改行の数を教えていただけませんか?)
25:
アリステア [×]
2025-10-24 17:51:10
褒められたのに、そういう反応するんだね。…君はこのオークにそっくりだ、なおさら気に入った。
(湿気を吸ってひんやりとしたオークに背を預け、寄り掛かりながら、自己の評価が理解し難いとでも言いたげな彼の反応を、興味深げに見つめる。捻れた枝と彼を見比べて目を細めた。"君は捻くれている"と取られそうな例えではあるが、自分の価値よりも他者の美学に理解を示す彼が、この木のように難解で面白かったのだ。彼が選んだ石の先端が地面を穿つのを少しばかり眺め、苔でできた緑の絨毯がめくれて、黒い土がぱさり、ぱさりと周囲に広がって来たところで、亡骸を太い根に預け、自分も丈夫そうな枝を拾って手伝い。ボロボロになって行く枝先を突き付けながら、この木を選んだのは墓参りのためではないと首を軽く横に振り)
…墓参りは、どうだろう。…ここに本を読みには来るかも。…命を終わらせた者の責任として、彼がどこで眠ったのか、記憶に残り易い方がいいなって。……というのは、少し気取った答え。──もう一つ理由があるよ、……埋め終わったら教えてあげる。
26:
アリステア [×]
2025-10-24 17:54:24
(/連投してごめんなさい…!修正前のレスを送ってしまったので、訂正版を送りますね。大変失礼しました。)
27:
レイ [×]
2025-10-30 20:35:20
君は人を褒めたり木にしたり、忙しい人間のようだ。…… 口より手を動かす方が今は有益だろうけれど。
( 地面に石を突き立てる。未成熟な体で持ち上げられる程度の石では、苔を剥がすのもひと仕事だ。僅かに視線を上げると、木々の隙間から覗く光が逆光になって彼の顔がよく見えない。褒めているのか貶しているのか、どちらでもなく適当なのか、それすら伺えず、視線を地面に戻した。ただ、彼の手が土に汚れないことは何故だか良いことのような気もした。これでは側仕えのようだと鼻で笑うような小さな吐息が零れる。そんな彼が横に来て、枝を手に穴を広げ始める。石の自分に比べればいくらもマシであろうが、それでも枝を持ち彼の手も土に汚れる。自分と同じになっていく。何も変わってはいないのに、自分の価値が上がったような気分だ。僅かに滲んだ汗を手の甲で擦って、彼の言葉を聞く。不思議そうに何度か瞬きをした後に首を傾げて、彼の表情を伺い。)
…… 元より、ただの野良猫だったのだから、死を悼んでもらえるだけでも幸せだろう。……… 気取った理由というのも気になるが。
28:
レイ [×]
2025-10-30 20:36:29
( / 再掲ありがとうございます!相変わらず耽美な表現を浴びるように得られてとても嬉しいです…! 空白は、押し間違いがなければ、上下2行ずつ空けているはず、です!)
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