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天秤の傾く方は/35


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自分のトピックを作る
15: 名無しさん [×]
ID:d5a6b8e4d 2025-05-16 23:08:38


(ご確認ありがとうございます!
野生っ子なので傷があってもマジで動けないくらいの傷でもない限りは、大丈夫。ほっときゃ治るんでって言っちゃう子なので「いいから!」って感じで強引に治療に引っ張られるうちの子見たいです…(突然の願望)
その不調を隠そうとする癖すら見分ける相棒感まで成長させたいですね!!
諸々の追加承知致しました!

設定も揃いましたことですし、満を持してお話し始めようと思うのですが他に何かなければ僭越ながら怪我して逃げてきたけど力尽きてレイくんの家の近くで倒れちゃうみたいなところからのスタートでも大丈夫そうでしたらこちらから始めさせていただきますよ~)



16: レイ・メノウ [×]
ID:e5ed230e6 2025-05-17 00:01:46


(/そうですねぇ…こちらも今からワクワクが止まりません!!早く世話焼きたくてうずうずしてます!

始まりの場面了解しました。それで大丈夫ですので、先ロル、よろしくお願い致します!)



17: トワリ [×]
ID:d5a6b8e4d 2025-05-17 02:24:40


とある夜更け、一人分の足音が足早に。だが、テンポはガタガタで不安定な音を立てて路地を駆けていく。酷く息を乱れさせ、一度耐え切れなくなり足を止める。歩調を狂わせている脇腹の刺すような痛み、手で抑えるとべったりと血が付着し未だ出血が続いていることを主張していた。
壁に身体を預け、少年……トワリはこんな状況になった経緯をぼんやりと思い出す。
昨日、食べ物を得るために狩りをしようとしたら別のヤツの縄張りだったようで追い回され、逃げきったところでこの村の人間に見つかった。いつもなら簡単に撒けるはずだったのに、ここ数日食事にありつけなかったせいで動きが鈍り、人間の罠などに挟み撃ちされて放たれた魔法弾を喰らってしまったのだ。そのまま殺されるかと思ったが、気を失う前に聴いた村の子に獣人を見せ、処する方法を教えるとか何とかで次に目を覚ました翌日には暗い場所で檻に閉じ込められていた。この脇腹の怪我は脱出しようと奮闘していたところを見つかって魔法を撃ち込まれ抉られたものだ。だが、それでも諦めずどうにか脱出を果たし今に至るのだが如何せん人間の拠点。どこもかしこも人間の気配がしてどちらに逃げればいいのかわからない。
そうこうしていると近くから追っ手の声が聴こえてきて思考を戻すと少年は再び足を進めた。
神経を尖らせひた走る。もはや考える余裕もなく、血が滴って地に赤い足跡を作り始めていたことにも気づかずに。
そしてとうとうその体力は限界を迎えた、目が霞んで一瞬意識が遠のき脚がもつれて細い路地に置かれていた物に躓き音を立てて倒れ込む。浅い呼吸を繰り返しながら、それでも生を諦めぬように数センチ這うも、また脇腹を抑えて体を丸め、少年は痛みが過ぎ去り、動ける時を待つことにし


(先ロル失礼致します。
はじめなので背景しっかりしといた方がいいかなと思い、長めになってしまいましたが読みにくかったり、嫌な展開、続けにくいなどございましたらご指摘ください!
改めてですが、これからよろしくお願い致します!)



18: レイ・メノウ [×]
ID:e5ed230e6 2025-05-17 16:18:21


(辺りはもう、すっかりと更けた頃。中々寝付けずに半ば開き直ってリビングで本を読んでいたが、ぴたり、とその手を止めた。誰かが、ここを目掛けて駆けてくる。それは人間と言うには少し歪で、獣というには理性の宿る雰囲気を感じた。その違和感の正体は頭に生える耳と走る度に揺れる大きな尾で、よく良く集中してみるとどうやら怪我を負っている様子だった。それも事故の類ではなく、戦闘によって負った傷らしい。どうしたのだろう、大丈夫だろうかという思考は尤もだが、それよりも何故彼がここを目指しているのかが気になった。確かにここーー自分が住んでいる家は賑わっている村の中心部から少し離れた場所にあり、それ故に色々なものが隠れ易く怪しいと揶揄された事もある。だが、そんなものを匿う技量も、隠れられるだけの場所もここには無い。それなのに何故…と考えていると、その誰かは力尽きた様に地面に倒れ伏してしまった。周りをみると他には誰も居ない様で、倒れたその場所はここからほど近い様だった。厄介ごとに巻き込まれるのはごめんだが、誰も見ていないのなら話は別と早速立ち上がっては物品を揃えて家を出る。本当なら夜は能力が鈍るので出来るだけ外出したく無いのだが、人命がかかっているのならそんな事は関係ない!と意気込んで自分の視覚を頼りに彼を探せば、割とすぐに彼の姿を見つける事が出来た。つん、と鼻をつく血の匂いと抉られた皮膚が生々しいが、ここまで来て助けない訳にもいかない。先ずは意識があるかどうか確かめようと、相手の肩を軽く叩いては呼びかけて)

…おい、大丈夫か?…生きてる、…よな?




(/先ロルありがとうございます!世界観しっかり作って頂いて…!お陰でこちらも綴りやすかったです。つい長々と書いてしまいましたが、恐らく今後は上記より短くなるのが殆どだと思います。口調も、だんだん崩れてくるかと。もう少し詳しく描写が欲しい等ありましたら、何なりとお伝え下さい~)



19: トワリ [×]
ID:d5a6b8e4d 2025-05-17 23:57:21


眠気に微睡むように意識が混濁していたせいで近づく者の存在に気が付かなかった。肩への数回の刺激にやっとそれを認識し、反射的に接近者と距離をとるように飛び退く。が、背はすぐに塀に阻まれ逃げ場を無くし、脚に力が入らずまたズルズルと座り込むことになってしまった。そこで人間を挟んで自分が来た方向を始めて見ることになり、自分の流した血が逃げ道を教えてしまっていることにやっと気がついた。
まずい……ここで仲間を呼ばれたりしたら、居場所は即バレ。逃げたとしても俺の今の体力じゃ跡を辿られて追いつかれるのが先だ
万事休すの状況に不安で獣の耳は後ろにピッタリと倒れて恐怖か怪我の痛みか、身体が震え始めてしまう。
怖い。
いやまて…と恐怖で止まりそうな思考を動かしたところで疑問が浮かぶ。この人間、なんで獣人で瀕死の俺を見つけてわざわざ声をかけた…?普通なら仲間を呼んで排除しようとする絶好のチャンスなはず……詳しい理由はわからねぇ、わからねぇけど…ここは穏便に運ぶことに賭けてみるか
そう考えついて、痛みに時折呻きながら交渉を試みて口を開き

「あんた達に危害を加えるつもりはない…です、縄張りに入っちまったことは、っ…悪いと思って、ます。だから、出口、教えてください。二度と近づかないって……ッぅ、約束、するんで…」


(繋げやすく書けていたようで安心しました!
こちらも文章の長さはまちまちになると思います!
背後一旦消えますが、もしやりたい展開や疑問点等あればお気軽にお声がけ下さい!)



20: レイ・メノウ [×]
ID:e5ed230e6 2025-05-18 16:07:00


(自分が声をかけた事で相手に飛び退かれてしまえば、しゃがんでいた自分の膝に肘を付いて『俺、そんなに怖いかねぇ…』とため息混じりに呟いて。警戒度MAXな相手の誤解を解くには…と持って来た道具の中を漁れば、水筒に入っていた水を相手の目の前でざぶり、と頭から被って。『これで俺の匂いは消えた。匂い消しのまじないがかかった水なんだが…追われたくないなら被れ』と差し出して。こうすれば自分は相手に敵意がない事が解るし、少なくとも相手を襲おう等とは考えていない事くらいは伝わるだろう。もっと言えば命を狙われているかの如く震えている相手の肩を抱いてやりたい所だが、今の状況では逆に自分が命を取られても可笑しくは無いので、やめておく。そうして相手の行動をじっと眺めていると、相手は呻きながら声を発した。…ほう、人語を喋れるのか。なら話は早い、と、こちらは眉間に人差し指を押し当てて、さも次の展開がわかっているかの様な笑みを浮かべて話し)

俺は、お前をどうこうする気はない。…時期ここに追っ手が来るから、一刻も早く離れた方がいい。俺に着いてくるか?出口はあっちだが…その怪我で1人で逃げるか?



(/解りました!こちらこそ、何かあればお伝え下さいませ~←蹴り可)



21: トワリ [×]
ID:d5a6b8e4d 2025-05-18 20:10:42


人間から提示された2つの選択肢、といっても口ぶりからして状況から鑑みて選ぶ方は決まっていると思うけど"あえて俺に選択させている"ようなものだ。教えてもらった出口方面をチラと見る。後者を選べばまともに歩くことすらままならないこの状態で運良く村の外に出られたとして人間がそれで満足し手を引いてくれるか定かではないし、野生界に出た途端に狩ってくださいとでも言わんばかりの餌にしかならない。
逆に前者を選べばよもや人間も同士の中に獣人を匿っていると思い至るのは難しいだろう。更に、例え一時であろうと身体を休められる場所を得られるのは正直ありがたい。
最後はこの人間を信用してついて行っていいものかという点だが、最初に人間が被った水、匂い消しのまじないがどうとか言っていたが確かに目の前の人間の匂いがなくなった。水のみでは匂いが薄まるだけだが完全にとなるとまじないとやらがかかっているというのは本当のことなのだろう。一旦信用させて確実に捕らえる…そういうつもりの可能性もゼロではないが、助けてくれることが本当だとすると総じてこの人間について行く方がメリットが多いというのが事実。
覚悟を決めよう。そう腹を括ると警戒をといた意思表示のように、追われたくないなら被れと言われた水筒を掴み頭上でひっくり返して素直に水を被って軽く頭を振り水気を飛ばしてから伏せていた耳を立てて、尻尾をゆるりと振り、真っ直ぐ人間の目を見つめ

「………………ついていきます。お願いします」



22: レイ・メノウ [×]
ID:e5ed230e6 2025-05-18 22:10:50


そう来なくっちゃな
(じっと返事を待っていると、相手の返事は自分の予想と合致した。当然の結果だと安堵すると共に上記を言いゆっくりと立ち上がって。たった今相手も自分の渡した水を被ったので匂いは完全に消えているが、地面に落ちた血痕がくっきりと向こう側まで続いていて。これに関しては今からもみ消すには時間がかかり過ぎるし、こうして考えている間にも追っ手の足跡は近付いて来ているのが音で解った。相手の身体を上から下までじっくり見ると、脇腹からは未だ血が滴り落ちていて、折角匂いを消しても自分の居場所を態々知らせてしまっていて。はぁ…と溜息を付くと荷物の中から大きめの布と長い紐を取り出して。『少し痛いが、これをそこに結べ』と相手の脇腹を指差しつつ手渡し、自分は再び荷物をまとめるとすぐ側で準備運動をしていて。どうやら相手を担いで自分の家まで連れ込むつもりらしく、身体を慣らす様に動かし続けた状態で下記を伝え)

…俺も血で服が汚れるのはごめんだからな…しっかり結べたらすぐここを離れるぞ



23: トワリ [×]
ID:d5a6b8e4d 2025-05-21 22:14:02


手渡された布と紐を「あ…ありがとうございます。」と受け取ると与えられた止血物に心の中で喜んだ。人間よりは頑丈とはいえ血を流しすぎれば危険に変わりは無いのでありがたく使わせてもらうことにし、まずは渡された布で血の足跡を作りそうな血を拭き取ってから傷口にあてて余った分は身体に巻き、痛みに備え唇を強く噛んで傷の前でぎゅっと縛り圧迫すると傷口を潰される痛みにキツく目を閉じてぐゥッと喉から息が漏れた。
それでも手をとめず念の為その上からも紐で縛ってしっかり固定すれば気の持ちようからか少し身体が軽くなったような気がした。
そこでようやく噛み締めていた唇から力を抜けば少し血の味がする。
壁を使ってゆっくり立ち上がると何故か傍で準備運動をしている人間、それに人間の服が血で汚れる…?考えてから2つの事象から人間が自分を運ぼうとしていることに気がついた。
今まで他人に物を貰うなどの手助けを受けたことはあれど体を預け委ねたことなどなく、つい「あ、いや……」と戸惑う声を出してしまったが足音を聞き分けた耳が反射的にピンと立ち上がり音を追えば足音が確実に近づいてきているのを理解した途端、大きく身体が跳ねた。時間がない、行動しなければ…そうは思うのに、あの大人数に追われ捕らわれる瞬間が人間に捕まったのが初めてだったトワリを恐怖となって見えない糸のように絡みついて呼吸を浅くさせ雁字搦めにしていく。
逃げなきゃ…そう焦燥感に駆られ、また耳をぺたりと垂れさせ不安気な表情で唯一の逃げ口である人間の服の裾を掴み

「あの、止血のおかげで少し動けそうです。
走れます。」



24: レイ・メノウ [×]
ID:e5ed230e6 2025-05-22 20:52:44


(ぐりぐり、と首を動かしながらこれからの逃げ道について考える。右…は駄目だ。数人の足音が響いている。いくら並の修羅を潜り抜けて来た身であれど、そこは多勢に無勢。捨て身の攻撃はキャラじゃ無い。して、左も余り良い道とは言えない。入り組んだ道は一見敵を撒くのに最適そうだが、追い詰められれば直ぐに自分も逃げ場が無くなる。となればやはりここは正面を進む他ないだろう…色々と考えていると、後ろから小さく唸る声が聞こえた。人間よりは頑丈な獣人とあれど、あれ程の傷は堪えるだろう。それには共感する様に自身も眉を顰めると、さて…と相手の方に振り返る。その瞬間、自分の服の裾を相手が掴んだ。その表情はとても不安げで、自分が助けてやらなければという責任感が芽生えて来る。既に自身の能力は許容範囲を超えていて微かに頭痛を感じているが、ここから自宅まで走る分にはまだ保つ。こいつには、自分がいてやらなければ。厚かましいかも知れないが、今はそう感じる他ない。そうして覚悟を決めると、裾を掴んでいる手をそっと離しそのまま相手の身体の負担にならない様に抱き上げ、片手で背中を支えると走り出す)

少しの間、目を瞑っていろ。揺れるぞ



25: トワリ [×]
ID:d5a6b8e4d 2025-05-25 20:46:45


「へ?ぅわっ!?ちょっ…!」

突然身体が浮かび上がって、何がなんだかわからない間に人間に抱えられていた。
感じた浮遊感、足が地に着かない、自分の思う通りに動くことができない、他人に完全に身を委ねなければならない、そんな様々な不安定な状態がまた体験したことがないせいでびっくりして、間抜けな声を出してしまい少しの間全身に力が入って身を固くし、不安に怯えて震え丸まっていた。
こういうときどうすればいいのか全くわからず目を白黒させていたが聴こえた人間の助言の声に、そうするものなのか…とやがて徐々に落ち着きを取り戻しつつ他人に抱えられて揺れる感覚にも慣れ始めてくると「…は、はい…!」と返事を返すと自分の身分を隠すように尻尾を自分の腰に巻き付け、フードを被るとパッと見は獣人であることが判断できぬよう人間と違う特徴を目立たないように隠し装い、ほんの少し人間の服をきゅっと掴んで、言われた通りににギュッと固く目を瞑って



26: レイ・メノウ [×]
ID:e5ed230e6 2025-05-25 23:40:20


(自分に抱えられて程なくは衝撃と緊張で落ち着かなかった相手の挙動が少しずつ正気を取り戻していくのが解ると、こちらは『それで良いんだ』と言わんばかりにぽんぽん、と優しく背中を叩いて。フードで耳や尻尾を隠す仕草を見ていれば、自分らを取り囲む法や決まりにまた少し嫌気がさして溜息を吐き。ずんずんと足を前へ向け、重くなってきたのを多少強引に動かしてやっと自宅まで辿り着けば、どどっ、と玄関へ傾れ込みそうになるのを何とか踏ん張って、静かに相手を床に下ろそうとし。自分はドアに鍵をかけるとふらふらと不安定な足取りで壁づたいに寝室へ向かうと棚の引き出しからタオル、消毒、ガーゼ、包帯を取り出してはリビングの机に並べていき。段々と強く感じ始めた頭痛を振り払う様に首を左右に何度か振りつつ、相手には向かい合う様に動かした椅子に腰を下ろす様に促して)

…追っ手は一旦途絶えた。ちゃんと手当するから、傷を良く見せろ



27: トワリ [×]
ID:d5a6b8e4d 2025-05-28 20:25:19


目を瞑り視覚を遮断した分、自然と他の感覚を鋭くさせれば周囲の音が鮮明に聴こえてくる。遠くで自分を探している人間の相談する声や複数の足音はあっても真っ直ぐこちらを追ってくる音は聴こえず、ひとまずは位置を知られている訳ではないことを把握できてほっとした。そう一旦警戒を薄めると、最も近くで乱れた音に気がつく。自分を運んでいる人間からだ。
人を運んでいるのだから息も足音も乱れるのは当然なのだが、その中に何となくというレベルではあるが違和感を覚えたのが最初だ。
そして、確実に変だ。と確信したのは人間の住処に降ろされた後だ、中に捕えるための人間が大勢いるという危惧していた状況は見当たらず第一の不安要素が消えたことに胸を撫で下ろすと、再びあの違和感について奥へ向かう人間の後ろ姿を観察しながら考える。
視覚的には体力的に限界な時の足取りであるが、呼吸音に体力的要因とは違う、魔法士が魔力を使いすぎたときみたいな音を聞き分けたのだ。この人間、あの短時間で何か使ってたのか…?そう頭を使っていると不意に漂ってきたツンとする匂いにそんな思考は吹き飛んだ。
視線を上げると匂いの正体は机の上に並べられている液体から発せられているようで、あれが人間が使う治療薬なのかもしれない。
座れと促されているが、じぃっと液体の入っている容器を見定めるように見つめてから、少し不満そうに顔を顰め、やはりあの匂いには近づきたくない。と判断すると、出入口付近の壁にもたれ、嫌いなものを拒否するように、ぷい、と顔を背け

「………この止血と匿ってくれるだけで十分です、そのうち止まりますから
それに…休むのが必要なのはアンタも、みたいですしね。
安心してください、人間撒く体力が回復するまでここから動きませんから」



28: レイ・メノウ [×]
ID:e5ed230e6 2025-05-29 20:41:39


(物品を並べて相手に椅子に座る様促した筈だったが、一向に動く気配が無いことに違和感を覚える。ゆっくりと顔を上げると相手は部屋の隅でこちらからは顔を背けているのが見えた。そこまでで、ようやくと相手が何かを嫌ってここに座る事を拒んでいるのだと言うことに気付く。逃げて来る前に渡した布と紐には嫌悪感を示されなかった事から、相手が獣人であるという事を踏まえて恐らく消毒の匂いが苦手なのだろうという結論に至った。初対面の相手に心無い行動をしてしまった、と恥じている所に思わぬ言葉が飛び込む。『休むのが必要なのはアンタも』?確かに頭痛は酷くなるばかりだが、そこまでしんどそうな表情をしていただろうか?しまった、弱みを見せるつもりは無かったのにと悔しがるが、指摘されてしまったのなら仕方ない。これ以上隠してもより不審がられるだけだろうと諦める様にため息を付いて目に力をこめると、“キィン”と頭の中に音が響いた。それに『うっ』と表情を歪ませれば、所々ぼやけているが悪い結果にはならないらしいことが解りほんの少し口角を上げて。すぐに消毒を棚に仕舞うと、相手にはタオルを手渡そうとし。自分は胸の辺りを摩っていて)

…解った、少し休む。…お前の事を信頼し切る事は今の所出来ないが、この場は委ねる事にするよ。このタオルや使ったものは返さなくていい。それと…敬語は止めて欲しい…なんだかこの辺りがむず痒くなるんだ…



29: トワリ [×]
ID:d5a6b8e4d 2025-06-01 01:00:11


敬語をやめてほしいなどと言われたのことがなく、戸惑う。だって、今日明日ほどの関係である俺に喋り方の提案なんて…元々人間の縄張りの中で唯一休める場所とはいえ長居するつもりは毛頭なく、血が止まりさえすれば早ければ早朝には出る予定だった。それに、他人と上手く付き合うのならせめて口調は下手に出ろ。それが今は何処にいるのか、いや…生きているやも知れない幼い頃に聞いた父親の教えだった、それを守り実行してきたことにより今まで生きてこられたわけで、それが正解な生き方だと実感しているからこそ、いつしか敬語以外がわからなくなっていた。まぁ、しっかりとした教育など受けていないので自分が見聞きし体験して学習したこと以外もからっきしではあるのだが…
そして、手助けを受けたのなら相手の要望にもなるだけ応えること。これも大事な事だから、手渡されたタオルを受け取ってからそうしようとしたが敬語歴が長すぎて浮かぶのはこういった言葉だけで、物を受け取った直後の状態のまま顔を下にやり、眉をひそめて頭を捻る。結局対応できず、正直な耳も不安そうに寝かせて親の言いつけを守れず怒られるのを覚悟した子のようにタオルを握る手に力が入り、恐る恐る視線だけを人間に向け

「わかりまし…じゃなくて、えぇっと…気遣いいたみいりま…す…?
……んん………???
うぅ……あの…すんません、上手くできなくて…できるだけ頑張りますから…!」



31: レイ・メノウ [×]
ID:e5ed230e6 2025-06-01 16:14:47


(自分が思いの内を伝えてから数分、相手がとても困っているのが解った。元来自分は、所有する能力のせいもあり人と関わるのがあまり得意では無い。悪い様に利用されたり、都合良く使い走りの様な扱いを受けたりするのが堪らなく嫌でそれを避けようと生きてきたら、そうで無い関わり方を忘れてしまったのだ。その中で最も自分と相容れない場所にある対象が『自分より歳下の人物』だ。自分は世間の明るみを避けて苦労してここまで生きてきたのに、そんな世間の戯言を知らず無邪気に笑っている彼らを見ると寒気がする。だから、自分の能力を使ってこの先長い付き合いになりそうな歳下の相手と出会った時は、極力今の様なお願いをしてきた。敬語が無くなれば、生きてきた歴や身分の差はあれど、“年齢が違う”というだけで区別されるものは無くなるからだ。それに、今日相手を助けたのだって“そういう結論”が見えたからだけの事で、そうでなきゃあの場所に出向きもしなかった。そうでなければ未来が変わってしまうから、仕方無く連れ込んだだけの事でー…そうあれやこれやと考えている内に酷い頭痛はやがて吐気を呼び、それすらも酷くならない内にこの場を切り上げなければと考えると、ふっ、と口角を上げる様にし)

そんなに重く考える事じゃ無いから大丈夫だ。…俺と話す時は敬語は要らない、と、それだけ憶えておいてくれ

(上手く笑えただろうか。それすら解らないが、今はもう、とにかく寝たい。ふら、と寝室の方へ歩いて行くとベッドに倒れ込み、相手のいる出入口の方からは自分の顔が見えない様に敢えて背を向けては目を瞑り)



32: トワリ [×]
ID:d5a6b8e4d 2025-06-02 01:15:13


(背後失礼致します。
少々、レイさんの能力について確認したい点がございまして…
千里眼という能力は私が知っている発動条件2つほどでして、意識的に使えるものと、無意識的に目の前の光景と並行して能力可視可能範囲の光景が視える。などでして、現在の私把握は後者で頭の処理か何かが追いついかず能力に振り回されている子なのかな…と思っておりますが合っていますでしょうか?

また、本当に私の伝え方と把握能力が不足していたので大変申し訳ないのですが、能力の副作用は使いすぎの鼻血とか目眩くらいかなと考えておりまして、吐き気等それ以上もある。との記載をお見かけしわりと重めでびっくりしております……
体調不良の程度は難しいかもしれませんが身体弱いな…と感じております。
もちろん、こちらの子にも直して欲しい点等あると思いますのでこの機にお伺いしたいです。
もし、ここまでのこちらからの意見で合わないと感じましたらお相手断って頂いて大丈夫です。
ご返答お待ちしております。)



33: レイ・メノウ [×]
ID:e5ed230e6 2025-06-02 06:34:00


(/内容拝読致しました。まずは色々とこちらに至らない点がございまして、大変、申し訳ありませんでした。

ひとつ目の疑問に関してですが、こちらは自分の無意識下で例えばふと右を向けばお相手様の仰っている様に可視可能範囲の光景が見えたり、何かをしている時に不意に周りで起こっている出来事が分かったり…というのを想定してのロルでした。より鮮明に見ようとすると集中する必要がありますが(少し待って、と目を閉じるとより多くの情報が頭の中に流れ込む…みたいな)、制御不能な自分の能力に振り回されているのも苦悩感が出て一層人物に深みが出るかな…と。その辺りまで察して頂いて居たのであれば、大変光栄でございます。差し支えなければ、このまま上記の設定でいかせていただきたいと考えております。

ふたつ目に関してですが、完全に私の配慮不足ですね…今見返すと、沢山の要素を入れ込みたいと考える余り少々やり過ぎてしまったみたいで…反省しております。驚かせてしまった様で、すみませんでした。お相手様が宜しければ、もう一度内容を改変して再度ロルを回させて貰いたく思います。具体的な改変内容としましては、

・吐き気→眩暈(これまでの内容と矛盾が生じてしまうので、頭痛は治った程で)
・タオルを手渡しベッドへ→タオルを手渡すと椅子に戻り船を漕ぎ始め、そのままうたた寝してしまう

への変更を予定しております。少しトワリくんに気を許した雰囲気が伝わればと思うのと、一見重症そうに見えるが寝ると復活するので自分の身体的には平気で扱い易いと思っているが、それを逆手に取られて良い様に利用されていた時期もあった…と過去が垣間見えればな、と考えました。

最後にトワリくんに関してですが、こちらからの要望はありません。その純粋なまま、レイと一緒にこの先も歩んでいってくれればと思っております!

長くなりすみません。お返事お待ちしております)



34: トワリ [×]
ID:d5a6b8e4d 2025-06-02 21:23:06


(こちらこそ、お話し合いの時点で上手くお伝えできず中断させてしまい申し訳ございませんでした

千里眼の発動方法ご教示ありがとうございます。プロフ提出して頂いた際にもお伝え致しました通り能力を使いこなせず、でも使い方を手探りして迷い悩む人間味が魅力的だと思っておりますので能力の性質はそのままで問題ございません

こちらの萎え要素については配慮する加減が少々難しいのでこちらもできるだけ具体的に挙げていれば…と反省する点でございました。
極端ではありますが、外傷による弱りや能力的による疲労(鼻血、軽い目眩くらい)、酷いと気絶するように眠ってしまう、倒れてしまう等なら大丈夫なのですが、その中間の体調不良があると少々苦手なところでございます。という説明で少しでも具体的にお伝えできたでしょうか…?

ロル改変のご提案ありがとうございます!
では、ご提示いただいた改変内容でお願いいたします。
利用されてしまったことがあるからこそ、能力の使い方に迷うし、人との付き合いも少し捻くれてしまっているような人間性があって良いと思います。
トワリについてはそのままで承知致しました、人間という種族で一緒くたにせずレイさんの人となりを理解し、よき相棒になれるよう精進いたしますね!
中断させてしまい大変申し訳ございませんでした。では、ご面倒をお掛け致しますがロルの再投稿宜しくお願いいたします!)



35: レイ・メノウ [×]
ID:e5ed230e6 2025-06-02 22:06:57


(/内容把握致しました。畏まりました、それでは下記修正致しましたので今後ともよろしくお願い致します。また何かありましたら、遠慮なく突っ込んで下さいませ~)



(自分が思いの内を伝えてから数分、相手がとても困っているのが解った。元来自分は、所有する能力のせいもあり人と関わるのがあまり得意では無い。悪い様に利用されたり、都合良く使い走りの様な扱いを受けたりするのが堪らなく嫌でそれを避けようと生きてきたら、そうで無い関わり方を忘れてしまったのだ。その中で最も自分と相容れない場所にある対象が『自分より歳下の人物』だ。自分は世間の明るみを避けて苦労してここまで生きてきたのに、そんな世間の戯言を知らず無邪気に笑っている彼らを見ると寒気がする。だから、自分の能力下でこの先長い付き合いになりそうな歳下の相手と出会った時は、極力今の様なお願いをしてきた。敬語が無くなれば、生きてきた歴や身分の差はあれど、“年齢が違う”というだけで区別されるものは無くなるからだ。それに、今日相手を助けたのだって“そういう結論”が見えたからだけの事で、そうでなければ、あの場所に出向きもしなかった。未来が変わってしまってはいけないから、仕方無く連れ込んだだけの事でー…そうあれやこれやと考えている内に頭痛は何処かにすっ飛んでいってしまったが、同時にくら、と一瞬目の前が暗くなった。…やはり使い過ぎか。初対面の相手の前で睡眠を取る、というのは些か緊張するものであるが、この際仕方ない。ゆっくりとその顔を上げると、相手の肩をそっと叩いては椅子を一脚相手の近くへ寄せて)

そんなに重く考える事じゃ無いから大丈夫だ。…俺と話す時は敬語は要らない、と、それだけ憶えておいてくれ。…立っているのに疲れたら、これに座れば良い

(苦手だが一瞬、にこ、と笑ってみる。その内沈黙に耐えられなくなると自分は元々座っていた椅子に座り直し、荷物の中に入れていた道具を1つ1つメンテナンスしている内に、いつの間にか眠ってしまい)



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