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灰塵之城【退廃/日常】/31


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27: 禽慧琳 [×]
2025-04-04 01:31:43



>23 熙杰

(脅嚇めいた問い掛けは、この空間を恐怖と憂懼に染め上げる。それは紛れも無く自分自身の事を指しており反射的に肩が小さく上がった。店主同様身を硬くしつつ、けれども客であろう彼に意識を向けて如何に返答するのか、懐抱した不安と根拠の無い期待も併せて己の心臓が早鐘を打つ。注目した彼の口から発せられた言葉は、自分を挺するものではなく反対に擁護するもの。それを聞いた無頼漢達の目には猜疑と焦燥が浮かぶも、彼の問いは更なる追い討ちとなりこれ以上の詮索は無用である楔となった。行き場を失った憤懣を舌打ちに込めて答えの代わりに返すと「テメェら、もしそれらしい女を見たら伝えろ…鷹の眼が探してるってなぁ。」と吐き捨て殺気立った睨みを余韻に荒々しさを増した足取りで張り詰めた気と共に店から出て行った。刹那の静寂の後、店内の空気は愁眉を開き自分も身体の力と安堵の息を抜いた。そしてカウンターの脇から出て立ち上がるとフードを取り相好を崩して「ありがとう!!しつこい鬼で困ってたの!」と相手に感謝を言いごっこ遊びのそれに準えたあたり心底からの怖気は無く、むしろ享楽的なスリルを感じている様子を見せ。)




>24 刻灯

(案の定、この場で動いているのは唯一自分のみ。取り敢えず、脳裏に湧き上がってくる何処かで聞いた定型文を次から次へと矢継ぎ早に言い募る。粗暴ものに言動の隙を与えないよう。途中、刃物が自分に向かってくるのではと懸念が過ぎるも杞憂に終わったのは、視界全体が黒い漢服に変わったから。だが憂慮を含んだ言葉を大袈裟に叫ばれると、相手の口から発せられたその内容は此方の身元を知っているかのような物言いで心臓が跳ね上がり、息を呑んで僅少ではあるが瞠目する。今度は自分の時間が止まる番。鷹眼会の身内の者か──否。よく似ている背格好はいるがこの顔に見覚えは無く、単なる出まかせであると思考が辿り着くまで暫し時間を要した。礑と気が付けば紛擾の2人は居らず、目の前には夜陰に映える輝きを放つ銀白の髪の彼が。憂いを見せる相手に「だって、あれは条件反射というか……そもそも貴方がただ突っ立ってるから!」と苦し紛れの言い訳を返すも、それが危険を冒す理由にはなり得ないことは十分承知の上。兎に角夢中だったのだ。取られた両手が小刻みに震えているのに漸く気付いたのはそれからで、あれ程威勢の良い啖呵を切っていたのにも関わらず、実のところ無意識に恐怖を感じていた事が露見する事に対し羞恥のようなものを感じて手を離し切り替えるように笑みを作り)

兎に角、誰も傷付かないで良かったじゃない!めでたし、めでたし!!



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