TOP > 1対1のなりきりチャット

事変る常 〆/54


最初 [*]前頁 次頁[#] 最新 50レス ▼下へ
自分のトピックを作る
21: フレイ・デュー [×]
2024-10-02 19:17:42

ただ君の身を案じただけだよ?何を謝っているんだか。

(珍しくしおらしくなった声に彼女に何かを察され気遣われたけど気がした。大方、街の人を出した途端黙ったのだから自分達と彼女達の間にある関係についてだろう。だが別に、自分自身は彼等の言動に逐一傷付くような柔いプライドは持ち合わせておらず、利害の一致や程良い距離を保っているおかげで過激な態度の人間のことなんてもう記憶にも無い。特に気にしていなかった。自分の言葉を違う風に受け取られていたからには、気まずい空気を無視して流すには不服で、こちらは至って普通の調子で彼女を心配していた旨を伝え。)

……さて、これらは食べられる。といっても生の肉や枝はあまり好きじゃないね。ワインは、液体で摂取が難しい上に酒のアルコールが身体に混ざって…。悪いが君が頂いてくれ。

(彼女の勘違いを正しつつ、前のめりになり目の前にいる出された食材を3種類に分けていく。彼女の反応は興味無く、それぞれを指差しわざわざ観察に来た彼女へ解説を始めた。1つは日頃から食べるもので、見ればバゲットやハムなど人間が食べるものとそう変わりない。2つ目が生肉と枝、食べられるが時間が掛かったり得られるエネルギーが少ないものだ。頭の炎で燃やしたり体内へ取り込んだり、彼の種族にとって食事は魔力と合わせてガスを生じさせることで、普通の炎のように燃やせれば良いとはいかない。食事の効率が悪いものがこれに当たった。炎や体内で数分から長時間でも保持する必要がある分、液体は扱いが難しい。それにアルコールがガスに混じって酔う…とまるで自分の弱点を晒すようなことを言いそうになると言葉を濁す。ワインの瓶のみ端に置いて除けては好んで食べる食材を集めて彼女へ改めて確認し、)

これならカスクートでも作れそうだ。少し待ってくれれば調理してくるけれど…君は本当に見ているだけで良いの?




(/背後です。也中に失礼します…!フレイのお食事の話、理解しづらかった遠慮なく仰ってください。ご都合主義寄りで考えていて、現実じゃ難しいこととか書いていると思うので…。)

22: オバナ [×]
2024-10-03 00:10:37

(意外にも種族という大きな括りの問題ではなく、自分個人の心配と言うだけらしい内容にやや驚いた様子で返す言葉が直ぐに出てはこず数秒の間が空く。自分が怪我をすれば恐れて森へ寄り付かなくなるかもしれない、いくらでも危険に晒せばいいものを彼はそんな風に捉えやしないのだと眉を少し下げ、対照的に口角は僅かに上がると「なんだ、なら自惚れてしまってよかったのか。君に心配してもらえるくらいに私と君との距離は縮まっている、と。」などと、目を細めて確認するように問いかけ。数え切れない人間の中の一人にすぎやしなくとも、今彼の気を逸らせているのはここにいる自分なのだと思うと実に愉快だ。そう趣味の悪い若干の優越感にも似た感情に浸っては馬鹿らしいかと自嘲気味に浅く鼻を鳴らして。)

へえ、食べられないものは特になし……腹持ちの良さは関係しそうだけど、好きじゃない…というのは味や食感の好みもある?

(懐の内ポケットから手のひらに収まる程度の使い古されたメモ帳を取り出せば付属していたペンを手に取り使い込まれた紙の上を走らせる。口が存在しない彼がどこから摂取して燃料とするのか実に興味深いと、食事の概念は自分達と似ているのかどうか質問を投げかけて。自分達と同じように調理された食事を好むのはただの効率の良さなのか、味覚など食事自体を嗜好として楽しんでいるからなのかは気になると、好まれないを理由に除けられた木枝やワインへ視線を落としてから相手の揺らめく炎に目を向ける。アルコールを火に与えれば勢いが強まる、つまりは彼に与えると酔って火のコントロールが難しくでもなるのではないかと予想してみたが、そもそも液体は彼の体質上合わないらしいと返されれば無理にも飲ませられず。「酔った君の姿を見てみたかったんだけど…次はアルコールが入った固形物の食べ物を用意しておくよ」と諦め悪く再挑戦を表明し、返された小ぶりの瓶を手に取って。相手から自分の方は観察だけでいいのかと改めて確認がくると、籠の中へワインを仕舞いながら首を縦にゆるりと動かし)

ああ、私は大丈夫。君に集中したいからね。気遣いありがとう、フレイ。

(一緒に食事をした方が彼にとっては落ち着いて食事がとれるのだから都合がいいのだろうが、自分には腹を満たすよりも有意義なことがあるのだと包み隠す様子もなく相手への観察が最優先であることを告げて薄く微笑み掛け。「私になにか手伝えることはあるかな」と、調理をさせる手間や押し切って入れてもらったことへの詫びも兼ねて訊ねると籠を床へと下ろして調理をしに立ち上がるだろう彼へすぐ立ち上がれるよう少し腰を浮かし)

(/お世話になっております!私が誤った解釈をしていなければ恐らく今のところは問題ないかと思われます…!ファンタジーな世界なので、不思議な原理でなんとなく取り込んでる、くらいふわふわして大丈夫と思ってたくらいなのでしっかりめに食事について書いてくださってて見ていて楽しいです。ありがとうございます…!オバナの方から色々幼児のようになんでなんでと質問攻めになったらすみません、いい感じにスルーしていただいて全然大丈夫ですので…。あと今更ではありますが、此方の方で違った風に解釈してるかもと感じた場合も指摘しにくいかもしれませんが、遠慮なく仰っていただけますと幸いです。)

23: フレイ・デュー [×]
2024-10-03 20:00:35

いいや、客人に手伝いなんてさせられない。そうだな…その疑問を自分で考えてみてはどうかな。

(“距離が縮まっている” と言われ、また変な勘違いを起こしていそうだと思うも、もう訂正するのも面倒。彼女がいつもの調子に戻れたのなら良く、投げ掛けられた問いに否定も肯定もしなかった。食材から自身が説明する言葉を忙しなく記録する彼女へ視線を移す。自分にとっては至極当たり前のことなのだが、彼女にとってこの情報の何が魅力的でこうも夢中にさせるのか不思議だ。自身の脚に肩肘を付き、カンデラの下部を支えるように己の頭部に手を添える。彼女自身は性格には難あるが、人間が何かに熱中する姿というのは見ていて飽きない。その末に生まれるものに強く惹かれる。彼女のメモ帳はいずれ何に変わるのだろう、彼女の質問を話半分で聞き入れつつ想像を膨らませた。メモをし終えた彼女が立ち上がろうとするとこちらも立ち上がり、指先を軽く肩に添える。あのような訪れ方といえど彼女は自分の屋敷に招いたお客様で、もてなされる側だ。とはいえ彼女の行動力を抑えられる気もせず、時間を潰せるものを考えては提案してみて。)

僕に聞くのも良いけれど、考察するというのも大事だろう?食事の手伝いより、その方が研究者らしいじゃないか。

(肩に添えていた手を離し食材を抱えながら言葉を続ける。自分へ興味を持たれ視線を向けられることに悪い気はしないが、質問に答え続けていては彼女の言う事を何でも聞いているようで気に食わない。彼女への悪戯心というより自分のプライドがそうさせるのだろう、簡単に答えをあげては面白くなかった。彼女との交流は1ヶ月程は経っているが素性はまだよく分かっていない。だが必ず白衣を身につけているあたり、何かしらの研究職なのではないだろうか。そんな考えから提案をし、首を傾げては持ち手が揺れて軽い音を鳴らす。自分に表情というものはないが、この音が聞こえてくるときは大抵面白いと感じるときだった。何か言い返される前に逃げるように食卓の先にある厨房へ背を向けると、扉を閉め切る前にふと振り返って、「アルコール類はお断りだよ。」と酔った姿を見せる気はない主張だけしておいた。)




(/良かったです…!つい色々考えてしまっていたので安心しました。オバナちゃんもぐいぐい来てくれて可愛くて、全然質問だらけといった感覚はありません。むしろ色々言葉を返したくなる…フレイが何て返すのか考えるのが楽しいです。
今のところ気になるところは無く…強いてご相談するなら也についてで、次に自分が返すときには調理中のロルは省いて運ぶところから始めようかなと思っております。展開を少し飛ばしてもよろしいでしょうか…?
此方へも何か質問やご相談等あった際はお気軽に仰ってください。)

24: オバナ [×]
2024-10-04 16:40:27

(メモをとっている合間、こちらからの自惚れた発言に反応がなかったのに面白がるよう息を吐くようにして笑う。きっと何かしらの反応があったならあれやこれやと彼のリアクションを楽しむため、茶化すような言葉を続けていたのだろうからその点でいえば自分にとって残念だと僅かに肩を竦め。ペンを走らせている姿を見られてるとも知らず顔を上げ、立ち上がろうとしたも直ぐに相手の方から掛けられた気遣いに重たい瞼を一度瞬かせる。肩へと触れた彼の指先に反応して筋肉が強ばるとぴたりと停止し、相手から力を込めたわけでもないのにソファへ再び腰を落とすとまるで落ち着きのない子どもの気を逸らすかのように宥められじ、と注視する。ふとまだ手に持ったままのメモへ視線を移し、何か考えるように顎元へと手を添えるように構えるのは言いくるめられてるような気もするが彼の提案にも一理あると思ったからだ。座ったことによりより高く位置するガラス内の炎に視線を擡げ、カン、と高く鳴る持ち手の音はどこから愉快そうに聞こえるのは気のせいか。表情を感じる音色に喉奥で微かに笑い声を立て。)

ならお言葉に甘えるよ。ところで、後で答え合わせは___

(そう言いかけた頃にはもう既に部屋を移動しようとしている彼の長い脚が扉の方へ進んでいることだろう。離れていく彼の後ろ姿は人間と異なる頭部や大きな体を持っていようとわかり易い態度で面白い。上手く逃げられてしまったと肩を震わせていると、続く念を押す言葉に「残念」と届いたかも分からないような短い返答を放っては一人になってしまった室内。夜の森はやけに静かで、彼から提案された考察に思考を巡らすには丁度いいと切り替えてる最中、そういえばと先の発言を思い返す。自分は彼に研究者とはまだ自己紹介していなかったような、と過去の接触でどのような会話をしていたか思い出しては首を捻る。単純に普段着の感覚で羽織っていた白衣で推測されてるとは思ってもいなかったようで、何故わかったのだろうかと回答者もいない故に灯台もと暗しのまま考えを巡らせる。そもそも彼を知ることに夢中で自身の身分証明が不十分故に、彼が警戒心を解けないままなのではないか、少しでもその壁を崩すためには必要なコミュニケーションが不足しているのではと結論づき、彼が部屋に戻ってきたのなら突拍子もない話を投げつけるだろう)

フレイ、私は今まで君に不信感を与えてしまっていたと推測してみた。どの程度の個人情報を開示すれば君は私に心を開いてくれる?

(正にそういうところなのではないかと、そう返されて仕方の無い問いかけだが顔は真剣そのもの。思考を覗くことができる能力がない限りは突然なんなんだと困惑しかねない、それこそ不信感を持たれても仕方の無い質問をしていることに気付かず。彼がソファへと戻るまで待てない様子で、この問題は早々に解決せねばとタイミングを急いで)

(/お返事遅くなってしまいすみません…!
ああよかった…そう言っていただけて嬉しいです…!初手から色々と困らせられて夢が叶って幸せです、ありがとうございます…!
調理中ロル省くのは全然問題ないです、むしろ短縮できて其方の方がスムーズに進んでいいと思いますので有難いです。ありがとうございます!
そして今回のロル、フレイさんが調理から戻ってきた前提で先に触れてしまってすみません…もしやりにくかったらご指摘ください…!)

25: フレイ・デュー [×]
2024-10-04 18:56:46

(厨房へと姿を消し、久しぶりの一人の空間に気を緩めて一息つく。一人で過ごす時間か多いからかこうして誰かと話し続けるだけでも気力が削がれている気がして、それなら彼女の来訪を断ってしまえば良かったのに、と過去の行いを悔やむような考えが脳裏を過ぎった。森に放ってどうなろうと自分には関係が無いし、重ね重ね向けられる質問に逐一答える必要だって無い。なら何故…もしかして、彼女との会話を楽しんでいるのだろうか。事実、提案だけ残してはまた戻った時にどんな答えが聞けるか期待している自分がいる。彼女は人間のうちの一人程度に思っていたのだが、他の人間相手にここまで付き合う自分を想像できない。 少し、ほんの少しだけ彼女を特別視しているのかも。絆されてきていることを自覚してきたところで、黙々と手を進めていた調理が終わった。作業中はつい思考に耽ってしまうと己の癖を反省しつつ、3等分にしたカスクートを皿に移す。生憎此処は元は誰も訪れない屋敷で、来客向けに出せるものは無い。けれど彼女なら見過ごしてくれるだろう。自分が使うものしかトレイには乗せず厨房を後にした。)

君が話したいのであれば聞こう。けれど君、僕の食事風景に集中したかったんじゃないの?

(厨房を出るや否や名前を呼ばれ、驚きでソファーへ向かう足が止まった。きっと彼女なりに何らかの思考回路を経て辿り着いた行動だと思うが、前後の関連性が見られない。そもそも不信感なんて人間を前に抱いていなかった。信頼をしているとも言えない、可もなく不可もなくといった具合だ。でも何故か彼女には自分が不信がっているように見えるらしく、理解し難い言動も含めて「なんでそうなるかなぁ…。」とため息まじりに項垂れる。自分が残してきた問いはどこへいったのかと聞くとまた頭を抱える羽目になりそうで、改めて彼女の向かいへ座り直して調子を仕切り直す。正直なところ自分は人付き合いが得意じゃなく、彼女の問いに正確に答えられる気はしない。かと言って“不信”という言葉を否定して自ずと良い方に捉えられても不服だ。机に皿を移し、ランタンの金具を緩める。切迫詰まった様子の彼女にお構い無く食事の用意を進め、此方から質問を被せては答えをはぐらかした。)




(/全然、お手隙の際にお返事なさってください…!
板主さんにも楽しんで頂けているようで安心しました!ロルも続けやすくて問題ありません。合わせてくださってありがとうございます。
また展開などでご相談があれば背後が出てくるかと思いますので、その際はよろしくお願いします!)

26: オバナ [×]
2024-10-05 16:11:21

(本来の自分ならひとつの物事に集中する、はずなのに。彼の前ではまるであれやこれやと興味の移る幼子のようだと彼からの指摘によって気付いたのか短く声を零し、上がっていた熱を下げるよう言葉を飲み込み。彼のことになると知りたいことが多すぎるからだろうか。質問をする度に気紛れはあるだろうが、彼は大半のことに答えてくれる。それは今まで物言わぬ対象への研究ばかりだった自分にとってコミュニケーションをとれる相手なんていなかったからいつもと違う行動をとってしまうのか。端的に言ってはしゃいでる、なんて幼稚極まりない態度を表に出していたのだと思うとなんとも情けないと思考を整理し、気が収まったのか落ち着いた面持ちで対面へと座った彼へ向き)

……うん、そうだった。君のことになると次から次へと興味が尽きなくてね、聞きたい事や試したい事が沢山ある。とはいえ、順番にだね。

(複数の検証や同時に質疑応答を行うことは不可能ではないにしてもそれでは個々の記録の質を落としてしまいかねない。確実なものとするには半端な状況下では彼にも失礼だと改め、ついでにちゃっかりと後々他のことも試させてもらうことを添えては口角を分かりにくく持ち上げ薄らと笑みを作り。彼が持ってきた皿上のカスクートがどのようにして彼のエネルギーに変換されるかをまずは拝見させて貰おうと、ソファへ掛けていた腰を少し前へと移動し、膝上へ腕を置いて前のめりに近い体勢になるとメモはいつでもとれるよう構えたまま、彼の所作を見逃さすまいと頭部を覗き込むよう注視し。落ち着いて食事もできないだろうその視線に訴えがあるのなら改善を考えるだろうが、それまでは無遠慮な視線が彼を捉えて離さず。頭部へと伸びた手指に瞳が追従して、食事をするための準備をしていることは分かるものの前から疑問に思っていた、何かを制御するために頭部へ被せる物を用意しているのだろうかと持っていたペン先を自身の額辺りまで持ち上げ、とんとんと頭部を指すようにして問いかけ)

こうして見ると、君がいつも変えてる“それ”は人間でいうところの帽子やマスクみたいだね。感覚としては一緒なのかな?オシャレ…とか、そういった感覚?


(/お言葉に甘えてそうさせていただきます…ありがとうございます…!そちら様もリアル優先で、ご無理なさいませんよう…!
お優しいお言葉…!そう言っていただけてとても安心しました。人外pl様のロル、とてもやりやすくて楽しいです。ありがとうございます。
またこうやって気軽に相談頂けましたら幸いです。引き続きよろしくお願いいたします!)

27: フレイ・デュー [×]
2024-10-05 18:23:20

(自分の言葉を素直に聞き入れ静かになる姿に満足気に笑みを漏らす。いつも通う骨董屋の店主と静かに話すの心地良いが、こうして落ち着きのない若い人間と話すのも見ていて飽きが来ず良いものだ。見る分には良い。だが、勝手に色々巻き込んでくるのは勘弁してほしい。そのため彼女の呟いた思索を見過ごせず「ちゃんと僕の許可をもらってくれよ、勝手に試さず。」と釘を差す。簡単に許可を出すかは内容次第、その時の己の気分次第。今日はたまたま食事時のタイミングが良く受け入れただけで、このまま調子に乗られては困る。一言伝え切ると、正面のランタンのガラス面を扉のように開いた。彼から見て右に付いていた蝶番が軋み、外の空気を取り入れた炎が膨張し鈍い音を立てた。)

あぁ、それが近い。僕はこれがお気に入りで、何も被らずに過ごす者もいる。

(左手を皿ヘ伸ばしつつ、前のめりになる姿勢に合わせて右手をガラス面に添え勝手に閉まらないように抑える。何気無い所作だが、これもひとつひとつ彼女は見てくるのだろう。人間の前で食事の様子を見せたことは無く、緊張からいつも以上に丁寧に振る舞いたくなる。行儀を気にして頭部は外さず、ゆっくりカスクートを一欠片炎へ放った。炎が食材に触れ、形を合わせるように膨らんでは包んでいく。時折魔力による燃焼で光がちらつき、それが収まると火は落ち着いて。燃える様は感覚として伝わり、ガスに混じる成分で食材の違いを見分けられる。彼女の質問をきっかけに感覚を研ぎ澄ませてみたのだが、これが味や食感にあたるのだろうか。流石に辛味や刺激物には気付けそうだが、人間よりも機能は鈍いように思えた。そうやって一口に集中していたからか、つい先に彼女に聞かれた質問に答え忘れてしまった。次の一口を炎へ放るとその指で彼女の真似をし、ランタンのガラスを軽く小突いて遅れて答える。どこが魅力かも口走りそうになるも、きっと求められている情報ではない。“お気に入り”の一言に留め、もう1つの自分がよく使う頭部のことを思い浮かべた。街、更に市街へ出るときのために拵えたものだ。)

あとは…カボチャのもあるか。顔のある、君たちに近しいもの。可愛らしいだろう?

28: オバナ [×]
2024-10-06 20:01:48

(好き勝手にはさせないと隙なく刺された釘にぴくりと肩を震わすと一筋縄ではいかないかと眉根を軽く寄せる。静かな空間、自分と相手しかいない中でガラス面が開く際の甲高い金属の軋む音が繊細ながらも大きく聞こえる。頭部へと溶けて消えるようにして取り込まれていく様子は食事と言うには見慣れない光景で、自分の指先を同じように入れれば養分として吸収されていくのか、はたまた魔力だけ器用に吸収されるのかと目を瞬かせ。焚き火とはまた違った燃焼、まるで火が生きているようなその動きが気力のない瞳へと反射され心做しか活力を取り戻してるようにみえる。「炎の部分であればどこからでも同じように食事ができるの?」と、側面や背面からでも同様に取り込めるのかどうかを問い掛けると手元のメモに簡易的な相手の自画像のランタンらしき輪郭を描き、その中にある炎を記すと矢印を追加して先程確認した事象を記録していき。)

うん、さながら魔除けのイベントのようで良いと思うよ。ただ偶には何も無しで会ってくれても嬉しいんだけど…それは君達にとって恥ずかしいとか、そういう意識がある?

(室内の収集する物の趣味と言い、彼自身の身なりと言い。傍から見ている分に美的感性や拘りはあるように感じる。頭部のそれをお洒落というだけの感覚で被っているのであれば外すことも容易のはずだが、外した姿を拝んだ記憶があまりない。人間とは違う感覚でそれを身につけているのではないかと推測し問い掛けると、少し腰を持ち上げ中腰気味に立ち上がり、揺らめく炎の頭部へ向かって好奇心のままに指先を伸ばし。避けられたのならそのまま手を引っこめて腰をソファへと落とすだろうが、拒まれなければ炎の表面を指先で撫でるように動かそうか。)

29: フレイ・デュー [×]
2024-10-07 15:23:11

君が普段扱う炎と対して変わらないよ。

(火が食材を取り込んでいく感覚にぼんやりと気を取られつつ、彼女の興味を孕んだ眼差しを受ける。自身の炎が瞳に光を作り、いつも重く瞼によって伏し気味だった目がどことなく活気付いて見える。好奇心旺盛でそれに見合う気力もあるはずだが、彼女がこの一面を見せるのは自分の観察をする時ぐらいなのだろう。他に目を向ければ良いものをどうしてここまで自分に夢中なのか、ふと疑問が湧いた。けれど次々に投げ掛けられる質問に此方から尋ねる隙は無さそう。当たり前に思える様な細かなことまで聞かれ、自分達が如何に特殊なものと思われているのか実感した。当たり前で通じるような質問はこれからもされるかもしれない、そう思うと簡潔にのみ答え、あとは相手の想像力に委ねることにした。)

…なんだ、お腹が空いたならそう言えば良いのに。僕が食べ切る前で良かったねぇ、ほら。

(表情が付いていることに惹かれたのだが、彼女には伝わらず催し物の方を言われてしまった。思えば相手はランタンにも可愛いという言葉を選ぶ感性を持つ、完璧な同意は求められない気がした。残りの一欠片、カスクートを手に取り炎へ運ぼうとしたところでまた尋ねられる。細かく1つ1つ、何だが自分の素性を暴かれている心地だ。頭部を付ける理由はガスが篭って火を保ちやすいとか光を拡散して灯りになるとか。それに、と先程自分が伝えた言葉を思い返す。人間の街の近くに住む以上、自分が炎であることは他の仲間よりも気を遣った方が良い。「そうだね…、」と返答に悩んでいる間を埋めようと呟く。ふと彼女の気配に驚き思考を止めた。脚を机代わりに頬杖を付いていた姿勢から背を正し、頭部を伸ばされている手から避ける。触れても危険はないが、自分であれ火に対する距離感ではないことは確かだ。けれどここで窘めて、また人間との関係を気遣われても良い気はしない。代わりに食べようとしていたカスクートを差し出し、彼女の手を掴んでは手の平を上にしてそれを置いた。そのまま両手で彼女の手を包み受け取るように伝える。空腹かは知らないが、空気を重くするよりかはこうして誤魔化した方が過ごしやすい。それにいつも振り回される彼女を此方が振り回すようで愉快でもある。どう反応するかを楽しみに背凭れに背を預け、小さく笑い声を漏らした。)

30: オバナ [×]
2024-10-08 16:24:47

(日常で無意識下にとっている行為を物珍しそうに観察されるのは気分を害するのかどうか、自身がそこまでの気遣いができるのならきっとここまで利己的には動かない。様々な研究者はいるだろうがその中でも自分本位な欲で動くタイプの人間と自負している分、迷惑な話だろうが彼から何度溜息を聞いたとて構わなかった。親切にも質疑に答えてくれる彼の真意は人間と友好的に接したいとどこかで考えているからなのか、それとも単なる気紛れか。相手からすれば自分など脅威でもなかろうにと彼の厚意に甘えて乗り込んでいることは棚に上げ、返された答えに釣られるように視線を炎の輪郭の揺らめきにあわせて僅かに動かす。まだ世の中の危険物を知らない無知な赤子の如く、その灯火に魅了され伸ばした手が避けられると、無礼だったと肩を竦ませ身を引こうとする。だが引こうとした体は素直に動くことはなく、相手から手を一瞬掴まれ後ろへ引くことが一度阻まれ体が強ばり、驚いたように流暢に質問していた言葉も途切れた。そして続くあやすかのような物言いで、両手の中へと持たされた1切れ。掴まれた手の感触を思い返しとっくに離れた手袋に隠された大きな手に、視線が彷徨ったあと燃ゆる灯に顔を上げ)

……君の中の感触を確かめようと思ったんだ、けど…行儀が悪かった?

(彼の気遣いを察せず手元の欠片を食すことはなく一瞥した後、先程触れようと手を伸ばしたその灯りがどういった表情を持って揺れているか確認する。だが聞こえた笑い声にただ茶化されただけかと安堵を含んだ笑みが浅く吐かれ、引こうとした体勢を戻さず奥の背凭れへ引っ込んでしまった相手の方へ少しでも近付こうと、行儀も考えず机に膝を乗せてまで前のめりになり。持ったままだった手元の欠片を彼の頭部へ与えるように差し出すと、「もっと近くで食べる姿を見てもいいかな」そう伝え首を傾げ、くん、と促すようにその欠片を少し前へと突き出してみる。日常的な人との関わりがない自分に彩りを与えるのはいつでも机や本の上の研究ばかりで、今まで物言わぬ対象としか関わっていなかった中で見つけた、自我を持つ相手。知り得ないことの連続と会話することの楽しさを覚えていることは明確で、意志の疎通ができなかった研究対象達と比べ何処か不思議な心地だと目前で燃ゆる未知の存在にも、自身の不明瞭なこの感情にも興味が尽きない。彼へ差し出したカスクートを突き返されようが大人しく受け取ろうがその距離は注意を受けるか、食事を見終えるまで離れる様子はなく、再び夜の森の静けさを痛感し。)

31: フレイ・デュー [×]
2024-10-08 23:23:56

(彼女の目線や口元を見れば驚き困惑している様子がはっきり伝わり、表情の変化に満足しているとバツが悪そうに彼女が手を伸ばした理由を話した。中の感触と言われても空気に触った心地なんてあるのだろうか。試す前から結果が想像できそうなこと意味が無いように思うも、研究者を前に無意味さを訴えるのは止した方が良い。それに自分が窘めてたかったのは行儀の悪さについてでは無い。「勝手に試さず、と僕は言った筈だ。」と言葉を思い返す。触られそうになったことに驚きはしたものの、第一は彼女の安全を考えてのことだ。呆れからため息混じりに言いつつ、耳に入る自身の声色が威圧的になっていないか心配だった。あまり気にしていないように見せようと手袋に付いたパン屑を皿に払い、再び寛いでは脚を組む。此方があまり怒っていないように、相手もパンを頬張りながらでも聞いてくれればよかった。)

…それで君の好奇心が収まるのなら、どうぞ。

(にしたても、食べ物を与えれば多少は大人しくなるなんて考え、まるで子供を相手にしているみたいだ。実際何でも気になって質問をする様子は見た目の歳相応とは言い難く、大人らしい落ち着きは見られない。けれどその活き活きとした眼差しが自分を飽きさせないのも確かで、何かに夢中になり続けられることに惹かれていた。ただその自分の好きな人間の営みの1つに自分がこうして巻き込まれることになるとは思いもしなかった。もう諦めるだろうと此方が突き放せば相手も離れるというお互い程良く距離を置いた関係に慣れた考えをしていたのだが、更に一歩、机という垣根を越えようとしてまで此方に詰め寄られたことに驚きよりも興味の方が勝る。困惑はあれど、どうしてそこまで自分に熱量を注ぐのか理解できないからこそ面白みを感じられる。少し気を許しては先程まで行儀を気にしていたにも関わらずまた自由な振る舞いをされてもそれを窘める気にはならなかった。それに今度はしっかり尋ねてから行動できている。甘い判断に自分らしくないと頭の隅で考えるも、此方も相手に応えるように前傾になり、ランタンを相手の手先へ近付ける。“仕方無く”という体で炎へ投げ入れやすいようランタンのガラス面を押さえていた。)

32: オバナ [×]
2024-10-10 10:11:17

(勝手は許さないと念を押され、理解を意味するように言い訳じみた言葉も零さない。相手からすればただでさえ実験体のように観察されるのは気分を害するだろうに、その上無許可に触れようとされれば更なる不快感を感じかねないだろうと、こちら側の人体に対しての危険性を危惧されてるなど微塵も思わず、互いに向けている配慮への理解は未だ一致せず。「すまない」、そうあっさりとした謝罪だけ添えて彼への接触の機会はこれを機に遠のいてしまっただろうかと伸ばしていた手の力が緩む。人外からすれば些細な期間の中、知り得た彼の人となり(?)から察するに現状は怒っているように見受けられない。その判断は全て頭部の加減や声色で見極めているのだが、これが正しいかも定かではない。如何せん、まだ付き合いとしては短いのだろうと人付き合いとは縁のなかった自分の物差しではなかなか分からない距離感に苦戦している様子で眉をやや顰める。半ば諦め気味に頼んだ許可に、答えが返ってくる前に取り下げてしまおうかと悩んで揺れたも束の間。深く腰かけていた身体をこちら側へと戻し、“仕方無く”と受け入れてくれる姿勢を見せた相手に浅い皺を刻んでいた眉が上がって、「わ、」と思わずと言った様子で声が漏れる。)

本当に?……ありがとう。

(二、三度は問い返しそうな程驚いた様子で確認をとるも何度も確認を取ればこの機会を失いそうだと一度で留め、少し考える間を置いた後お言葉に甘えてと驚きで半端に開いていた口を柔らかに三日月にして。相手の方から寄ってもらい幾分と与えやすい距離感になっている今、彼の気が変わらない内にと差し出していた欠片を炎へ、ゆっくりと近づけていく。放り込むようなことはせず、食材は指先で摘んだまま取り込んでいくだろうその様子を感嘆に満ちた声を零しながら観察する。先程見た光景と同じように時折眩く光る瞬間手元が照らされ、光を眺めている最中、ふと浮かんだ純粋な疑問にタイミングも考えず「食事中も声を出すことは可能なのかい?」と、手元で取り込まれていく食事中の相手に遠慮もなしに問いかけ)

33: フレイ・デュー [×]
2024-10-10 20:48:50

(此方が注意をすれば直し謝ることができ、その様子に度々興味に負けて周りが見えなくなるところがあるも会話の端々から彼女の人柄の良さを感じられた。だからこそ家に招いたり食事を見せたり、ある程度の自己開示を許容できるのだろう。聞こえてきた謝罪は端的で静かで充分反省しだが落ち込んでもいるように聞える。自分には表情がない分、声色や振る舞いでしか感情を伝える術がない。これで彼女が急に態度を改めてしまったら、と彼女が訪れる前の静かな日々をふと思い出してはどことなくつまらなさを感じてしまった。退屈さに自然と炎が小さくなったのも束の間、珍しく驚いた声が聞こえると呼応するように炎が揺れる。続け様に呆気に取られたまま確認する声が聞こえると普段はしないだろう戸惑い具合に小さく笑みを漏らし、そのまま身を差し出して。)

あぁ話せるよ。…丁度良い、このあとどうするかについてでも話そうか。

(気紛れに動いているため感謝されることは何も無いような気がしてむず痒くつい黙り込んでしまう。ゆっくりと食材が炎に触れる感覚に気付けば、彼女に合わせるように食材を包んでいきまた先程の様に灯りを揺らめかせる。当たり前の光景なのだが、彼女の好奇心は満たせているらしい。それに自分の炎にここまで釘付けになるのも容姿を褒められているようで良い気になる。暫くこのままランタンを傾けてやると邪魔をしないよう静かにし、炎が自然に膨らみ爆ぜる音や燃焼による弾けるような音を楽しんでいた。その静けさを気にせず質問されるも彼女のこと、この無遠慮さにも次第に慣れてきた。身を乗り出した姿勢を支えるように頬杖を付いて答え、食事の前に言ったことを思い出しては「今日はもう帰るの?」と質問を付け足し)




(/引っ込んだばかりなんですけれどすみません…展開のご相談です!
食事の後はどうしましょうか…?個人的にはオバナちゃんを森から街まで送るか屋敷に泊まってもらうかの2つが思い付いているのですが、もし他にご提案があればお聞きかせください…!)

34: オバナ [×]
2024-10-11 16:13:16

(/中の人からのみの返信失礼します、お世話になっております。ご相談ありがとうございます!
そうですね、その二択以外で特に思い浮かばなかったのでどちらかにできましたら幸いです…!
泊まるとなったらきっと一晩中起きて就寝してる様子を傍で観察したいとか言い出しかねないので帰らせた方がフレイさんの身のためかもしれませんが、後々の展開を考えなくて済むのはお泊まり展開かなとは思うので悩ましく…
図々しくお泊まりしたいとオバナの方から提案してきてそれをフレイさんは断るけど、なんやかんや言いくるめられてお泊まりになるか、ちゃんと断って送って頂くという流れか…
個人的にお泊まりの方が都合いいかもと思っておりますが、いかがでしょうか…?お任せしっぱなしですみません…!)

35: 匿名さん [×]
2024-10-11 19:22:34

(/お屋敷が客室もある間取りを想定しているので、言いくるめられる内に何とか別室へ引き離せるかと判断するに落ち着くかと!フレイ、押しが強いと面倒さが勝って折れると思うので…。
寝てくれないか頭を抱えるのもまた描写が楽しめそうで、お泊りする流れで良いと思います。自分の案に付け足してアイデアをくださって助かります。
ロルは板主さんの方から再開していただけると幸いなのですが、可能でしょうか…?此方のを書き直すことも可能です。また他にも窺いたいことがあればお気軽に仰ってください!)

36: オバナ [×]
2024-10-13 15:12:05

(/折れてくれるのなんとも愛らしい……。ではフレイさんにご迷惑おかけしてしまいますが、お泊まりの方向で進めさせて頂きます…すみません…!こちらこそご提案頂いた上に決めていただけてとても有難いです、ありがとうございます!
ロルこちらの方からで承知いたしました!いい感じに続けられそうなレスだったので全然問題ないです、ありがとうございます!また後々とは思いますが、展開の相談の際はよろしくお願いいたします!/こちらに対してのレスは不要です!)

______________

(一瞬だけ背を低くした炎。揺れ動いて元の大きさへ戻った瞬間を見ただけで見間違いの可能性もあるだろうが、あれはどの感情を表していたのか。彼と話していて感情的な面は微かにも感じたことは無い。感じ取れていないだけで、自分が想像しているよりも遥かに感情表現が豊かならそれはそれで面白いと独りでに肩を揺らしながらも、人間とは違い食事中でも言葉を紡げると分かるや否や「口という器官はやはりないのか…いや素晴らしい。私は誰と会話するなど特にないだろうが、食事をとりながら有意義な意見交換が叶うなら実に効率的だ」といつも通り彼への考慮も何もない、自身なりの憧れを身勝手に語って。自分に不可能なことをこなせるその未知な生態に勝手な憧れでも抱いてるのだろう、そのまま炎に触れてみたいところだが先程のこともあるからと指に少々の力を込めて制し、相手からの問い掛けに意識を向けた。)

もう、ということは…まだ居てもいい?君さえよければ泊まりたいくらいだよ、私は。

(先に言っていた帰路についての問いかけ。陽はもう落ちきっていて外では虫や鳥の声が微かに聞こえる程に人気はなく穏やかではあるが、夜には巣から出てくる凶悪な魔の生物達に対峙しかねないかを彼は心配してるらしい。防衛の魔術も群れで来られればどうかなるか、対応出来る魔物ばかりがこの森に潜んでいるかも定かではないと可能性を巡らせればいくらでも不安は浮かんでくるのだが、それはそれで死なずに帰れれば情報が収穫となる。悪いことばかりでもないと伝えようにも、彼からすれば自分の家からの帰路で怪我など負わされれば後味がいいものでもないのは事実だろう。ならばと、本音としては彼の日常生活に興味津々なのを隠す様子もなく笑みを含んで相手側の都合も考えず、宿泊の許可を得ようと試み。)

37: フレイ・デュー [×]
2024-10-14 20:21:09


…他の人間と話すことが無いのかい?

(炎が食材を燃やし終わる頃になると首を傾けてぶら下げていたガラス面を戻し金具で取り付ける。これ以上は見せるものも無いと観察対象を取り上げるような心地がしたが、これは自分の炎でありわざわざ彼女のために開け放つ必要も無い。それにまた手を伸ばされるようなことがあっては御免だった。片手間に手先を動かしながら彼女の憧れに耳を傾ける。“自分には無く他人にあるものへの羨望”という気持ちは理解存在に向けることは理解し難い。変わった発言に呆れつつふと彼女の発言が引っかかった。普通の人間とは違うとは度々思っていたが、その人間たちと話す機会が無いからこそ独特な考えを持ち続けていられるのだろうか。疑問が浮上しては興味の赴くまま言葉に出して。)

残念だけど君を泊められる部屋は無いんだ。人を招くことが無くて、客室はきっと埃だらけだよ。

(彼女の返答を待つ瞬間に、相手のプライベートを勝手に思い込むような質問をしてしまったと反省する。無かったことにしようと言い直そうとするも、出たのは訂正の言葉では無くため息で。送る用意をするために尋ねた質問をあまりにも良いように解釈されてしまい、相変わらず図々しい。けれど煩わしいとは感じず、穏便に帰らせようと残念なんて思ってもいない言葉を選んだ。客室はあるにはあるのだがそこを利用したのはたった1,2回ほど。同種族の友人を泊めたぐらいで人間を招いたことは無かった。久しく使っていないそこにも骨董品を幾つか置いている以上ある程度の掃除をしてはいるが、そんな相手にとって都合の良い情報を伝えたくない。寧ろ遠ざけられる事を言えればと軽い嘘を交えて。)

38: オバナ [×]
2024-10-16 03:36:05

(やはり触れることは叶わないらしい。早々と閉め切られた頭部のガラスに眉を控えめに下げ、「ご馳走様でした」と得をしたことも含め相手へ感謝を込めてそう告げるとそのまま手を引き、乗り上げていたテーブルからも体を戻して一度立ち上がる。)

全くとは言わないがね、必要以上の会話はないかな。あまり外にも出ることは無いし…付き合いは避けてるから。ただ、それでも町の人は優しいよ。

(彼の問いを正確にするならばとガラス内へと閉じられた炎へないその視線を重ねるように首を傾けて言葉を連ねる。己からすれば人の心情、内面を読み解くのはこの世の未知を解き明かすのに等しいほど難しい。正解を知らされる訳でもなくただ複雑な読み合いをするようなやり取りに頭を悩ませられるほど器用でもないと、気楽に話せる相手ができる前に接触を避けてしまうようになったのが原因だろうが、幸いにもここの住民は世話焼きが多いらしいと白衣の継ぎ接ぎの細かな凸凹に指先を這わせ。決して広くは無い小さな規模の町、それなりの人の温情が感じられる穏やかな場所。没頭する姿に妙な噂を立てるでもなく、血縁や友人でなくとも当たり前のように心配してくれるなどお人好しも過ぎると肩を竦ませ、立ち上がったままソファへそのまま座ることはなく踵を緩く浮かせゆっくりと歩を進める。机の外周を回るように足先を進ませ、相手の方へと歩み寄ろうと話を続けながら距離を縮め。)

君が寝る部屋は無いのかい?そもそも睡眠はとる?もしとるのなら一晩中観察したいのだけど、それはダメ?

(極めた図々しさで相手から返す隙も与えないように問いに問いを重ねていき、相手が立ち上がって避けようとしない限りは問いを投げる度にどんどんと大股に歩を進めて距離を縮めていき、問い終えたならぴたりと声を止ませて歩みも緩やかに停止させる。彼が先に言っていた“きっと”という不明瞭な物言いからして恐らく、部屋の管理は怠ってはいないだろうし自分に早く早急に帰って欲しいのだろうことは察せる。ただ夜に自宅へとお邪魔している状況、見れる姿はなるべく見ておきたいと欲が抑えられず。こちらの圧に彼が離れていなければ近くまで縮めた距離で相手のランタンの輪郭を下から上へとなぞるように視線を辿らせるだろうが、彼が離れてしまっているならある程度の距離を保ったまま懐へとメモをしまって空いた手をヒラヒラと振って無害をアピールしてみせて。)

39: フレイ・デュー [×]
2024-10-16 21:04:56

(自分が流そうとした質問に彼女が口を開いたことに驚き、ソファーの肘置きに頬杖を付いて返答を聞いてみる。外出も人付き合いもしないなんて、1ヶ月で何度も自分の屋敷を訪れているくせによく言うものだ。発言に矛盾を感じるも、自分は研究や観察の対象であり人間関係には含まれないのだろうと勝手に納得し、その違和感を突くような言葉を呑み込んだ。彼女の言うとおりこの街に住む人々は温厚で優しい。だからこそ自分が傍で暮らすことができて、間近で人間の営みを愛でることができる。それを彼女も感じられているようで、白衣を大事そうに撫でる姿に仄かに安堵し。人付き合いを心配していた訳では無いが、例え自分が居なくとも彼女の生活が腐ることはなさそう。だとしたら何故、自分にここまで夢中になることへの疑問を一層膨らませ。話しながらも彼女が立ち上がるとランタンが少し上へ傾く。身長差はあれど彼女も人間の中では背の大きい方で、自分が座っていれば頭1つ向こうの方が高さが勝っていた。先程勝手に炎を触ろうとしたこともあり、彼女が無遠慮に近付いてくることに警戒しては姿を追い見失わないようにして。)

幾ら客人いえど人の寝室にまで入ってくるのは頂けない。…泊まるのなら、この客室で大人しく休むこと。

(ソファーに脚を組みながら次々に投げ掛けられる質問にまるで重量で押されるように頭部を反対へ傾け、気が済むまで聞き流し丁寧に答えることは無く。彼女の顔に自身の炎から拡散された柔い光が掛かるほど距離が近くなると立ち上がり、さり気なくそれ以上の接触を避ける。すぐに背を越し見下ろす形になれば自ずとランタンも彼女の視界から遠退いた。ソファーから離れると手のひらを見せ何もしない意思を伝えられるも、その為に離れたのではない。相手の素振りを一瞥しつつ歩みを進め1つ部屋の前へと向かう。質問に答えることを窘めながらも断り、扉の隣へ立つと代わりにと言いたげに条件を設けて。これ以上断っても休めない夜が長引くだけ。そう思うと彼女の宿泊は仕方無く了承することにしたが、日が昇るまでずっと相手にする気はない。部屋で大人してもらうことに少しでも彼女が納得できる理由はないか言葉を付け足し。)

人間を泊めるなんて普段はしないんだ、それだけでも君にとっては貴重な経験になるだろう?

40: オバナ [×]
2024-10-18 01:48:59

(ひとりであの町で住み始めてもう何年となるが、町中への露店へ買い出しに行くことの方が少なく倒れて診療所へ行く方が回数は多かっただろう。そう思えばここへ通うようになってからは体力もよくついた方かもしれないと視線を伏せ思い返し、温かながらも数人は混じる異分子を拒みたがる者や、単なる心配から送られる視線は未だ少なくない。森へ行けば子どもたちも真似をしかねないから控えてほしいとまで言われ、森の魔物については過去の被害をこれでもかと言い聞かせているだろうに誰が真似るものかと一蹴したこともあった。その忠告は遠回しに、それだけの意味で森へ入らせたくないという意図を感じたと同時に、ここへ訪れることへの邪魔をされたようで気に入らなかったのだと、今思い返して客観的になれば実に幼稚だったと、相手の方へ無害を示すために見せていた掌を戻して何やら考えるような仕草をとっては指先を顎にあてがい。いつもと違い身長差が逆転してこちらを見上げるようにランタンの持ち手が少し後ろのガラスに軽く当たるような音を確認すると、どことなく優越感に似た何かが滲む。愛らしいと思ったも束の間、目前へ着く頃にはもう座ってもいない彼が高い位置から見下ろすいつもの状態に自然と顎を持ち上げ腕を解いて下ろし。)

……うん、そこまで言われれば仕方ない。泊まらせて貰えるなんて思ってもいなかったからね、嬉しいよ。

(此方の接近から逃れるように離れゆく灯りに視線が釣られて動く。自身の図々しさに自覚はあれど後悔はしてないと言わんばかりに相手からの説得のひと押しに少し間を置いて口端を弛ませ、どこか薄らとにやついた面構えで納得したと意志を伝える。本来ならば急な来訪の上宿泊など、同種関係なく傍迷惑だろう、しかもこんな交流期間も少なく遠慮を知らない人間相手なら尚更だ。親切な彼の対応や寛大さに感謝すべき状況にも関わらず、あわよくばと欲を紡げば先程まで彼が座っていたソファの背もたれへと手を這わせ、あるかないかも分からない温もりを探すように触れやって)

ちなみに君もここで休めば私は君の寝室には入らず、寝姿を観察することが出来て利害が一致すると思うんだけれど…そこまでは流石に気を許せないかい?

最初 [*]前頁 次頁[#] 最新 50レス ▲上へ

名前: 下げ

トリップ: ※任意 半角英数8-16文字
※画像を共有する場合は、外部の画像アップローダなどをご利用ください

規約 マナー
※トリップに特定文字列を入力することで、自分だけのIDが表示されます

【お勧め】
初心者さん向けトピック



[0]セイチャットTOP
[1]1対1のなりきりチャット
[9]最新の状態に更新
お問い合わせフォーム
(C) Mikle