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1対1のなりきりチャット
自分のトピックを作る
16:
可惜夜 [×]
2024-09-21 15:05:34
「あい分かった、重々気をつけよう。然れど…あまり可愛らしい反応をしてくれるな。私は慮外にお前さんを愛寵しているらしい。その吐息すら愛おしく、卑しい色慾に乱されるのだよ。此処でお前さんを掻き抱けないとは…斯様に口惜しいことはない。は、ぁ……先刻のお前さんの顔…アレは私以外に見せないでおくれ?これ以上に悋気深くなっては、お前さんをどうにかしてしまう」
可愛いヒトがいるであろう場所をチラリと振り返り、聢と着いてきているか確認を一つ。厭忌の籠った表情で再三の注意を促す一方で、此処で別れることはしないのかと鷹揚に微笑して頷いてみせ。気が触れても可笑しくない状況だろうに、何と気丈なのだろう。やはり、彼は今までに邂逅した凡ゆるヒトの子の中でも、特に愛らしく己が手の中にいることを懇請させ得る何かがある。斯くして暁闇街に案内しようというわけだが、魂を喰べることすら惜しく思える。あまりに可愛らしく在られては暁闇街へ辿り着く前に手を出してしまうと素直に彼へ云い、柳眉を八の字に歪めてみせ。彼と出逢い幾許の時間も経ってはいないが、健気な姿勢から果ては吐いた息に至るまで、まさに彼の総てを愛おしいと思ってしまうのだ。愛い面を一つ一つ振り返っていれば、先刻近づいた際の表情を思い出し。目一杯見開かれた両眼は此方を映しているようで捉えきれておらず、壊れた発条仕掛の玩具のようにハクと同じ動きを繰り返す唇。此方が離れれば、途端に呼吸の仕方を思い出したように膨らむ胸郭。その一連の恐怖に縛られた様相が愛らしく、悉皆心が奪われてしまって。今すぐ愛しい彼を何とかしてしまいたいと、甘美で淫靡な震えが背筋を駆け巡る。先は抑えたれた衝動が再び逆巻く予感に、熱く艶っぽい溜息が溢れ。何らかの間違いあって彼に触れた暁には、化け物よろしく理性が焼き切れたままに貪ってしまうと、間違えが起きないよう胸の前で両腕を組む。思わず力が入りすぎて爪が食い込んでしまったが、どうせ袖に隠れて見えぬのだ…一向に構うことはない。そして、街外の連中と同等の位置まで成り下がらなければ、それでよいのだ。
「名前とな…嗚呼、諱…否、私の場合は諡かね。まぁ、どちらでも良いな。私は…そう、可惜夜と呼ばれていたのだったね。お前さんは…秦野、宏樹…ひろき……ヒロキ…ふむ、宏樹というのか。実に口馴染みがよい素晴らしい名だ。宏樹…ふふ、これは何とも…つい呼びたくなってしまうな」
街に向かい始めたところで名を尋ねられ、名とは何だったかと歩みを遅くする。暁闇街の仲間同士でも、"お前さん"やら"そこの"やらと名で呼び合うことが少ないためか、久しく名で呼ばれていないことに気づく。以前は何と呼ばれていたのだったか、記憶を探ること寸刻。己が享楽のため醒めない夢を見せ続けるものだから、いつからか可惜夜などと呼ばれるようになったのだと思い出す。己が名よりも、可愛いヒトの名を知れたことの方が重要で。姿、言動も可愛ければ、名も愛らしいのかとつい意味もなく名を口にしてしまって。歩きながら鼻歌交じりに何度も彼の名を口遊み、身体に馴染ませてゆく。折角、ヒトの子から話題を提供してもらったのだ。此方も何かしら話題を振ろうな、と彼の名も口に馴染んできたところで問いを投げかけ。
「…して、宏樹よ。お前さんは、何か"彼方"で……いいや、彼方ではどのような生活を送っていたのかね。此処に来るようなことなのだから、まさか幸せ一色だったわけではあるまい?彼方ではどのような地獄を見てきたのか、此方しか知らぬ私に教えておくれ」
(/基本的に魂を喰べられてしまった場合は、記憶やら人格やらのその人らしさが消え、身体だけが残り、その身体も付き添う人外さんによって喰べられるか、自然に消滅するか異なると考えていましたが…魂を喰べるためだけに可愛いと慈しむのも動機づけが弱い気がするので、人外さんと情交したヒトが魂を喰べられ、人外さんや暁闇街、現世に未練が強ければ新しい人外さんとして生まれ変わる……って感じにしようかなと思います…!生まれ変わった後は、元の人格や記憶を引き継ぐも引き継がないも個体差ありとします。もし、現世に未練があった場合は、それこそ永遠に現世へ戻れない哀しきモンスターが爆誕してしまうわけですが…ヒトの魂を喰べればヒトに戻って現世へ帰れると考えて、ヒトを捕食しまくってる人外さんになってるかもしれませんね…!人外さんの話が出たので、序でに街の内外で人外さんの立場がどのように変わるのかも載せておきます!暁闇街の人外さんは、ヒトの子至上主義で余程のことがない限り、身体や精神を傷つけようとはしないです。魂を喰べる理由は特になく、ヒトが小腹空いたからとスナック菓子に手を伸ばす感覚とほぼ同義。魂を喰べる迄の過程を愉しんでおり、本能のままに喰い散らかす街外の人外さんを嫌っています。街の人外さんは、魂を喰べれば現世に帰れる、ヒトに戻れる、大きな力が手に入る…など何かしらの益を求めているため、魂を喰べるためなら平気で身体も精神も傷つける上に、喰べ方もまさに"喰い散らかしている"に近いです。ヒトを溺愛する街の人外さんを小馬鹿にしている一方で、中々ヒトの魂を喰べられないためおこぼれに与ることが多く頭があがらない…といった感じです。街の内外で大きな力量差はないですが、おこぼれ云々の関係上、外の人外さんが街の人外さんに強く出ることは滅多にないです。また、街の内外で元来住んでいた人外さんとヒトから生まれ変わった人外さんに大きな偏りはなく、それぞれの思想をもとに好きな方で生活しています。可惜夜は元々暁闇街に住んでおり、己の欲のためだけに魂を喰べて暮らしていました。そのため、人外さんもヒトの子も関係なくまぐわい貞淑とは程遠い生活を送っており、中には人外さんへ生まれ変わったヒトの子も存在したかもしれません。己の欲望のまま行動しているため、余程気に入った存在でない限り、記憶に留めているかどうかすらも怪しいです。今は秦野様がダントツのお気に入りで脇目も振らず心血を注いでいるため、例え秦野様が人外さんになっても交流が続くと思います…!長々となりましたが、現段階で考えていた設定はこんな感じでした!もし、付け加えやこの方が面白い!動かしやすい!というところがあれば、じゃんじゃん変えていただいて構いませんので、お手隙の際にでもお知らせ下さいませ…!)
17:
秦野 宏樹 [×]
2024-09-22 09:18:49
「…そんな事言われて誰が2度もお前の前で驚くかよ。…はぁ…冗談であってくれ…。」
この化物のくどい台詞は読んだ事もない官能小説の台詞を想起させ、それが自身に向けられた物だとすると吐き気さけ催す。人間に対する執着が色欲に駆られての事で、もし相手の言うように掻き抱かれれば、死より屈辱的な何かが待ち受けて居るかも。相手が理性と衝動の衝突に?いている様は大きな背中に隠れて見える筈もないが、見たくも無いもので周りの暗い景色に視線を移す。そしてどうか全て冗談であれという祈りをポツリと呟き、此奴の前では2度と恐怖を見せまいと自身に誓った。
まず相手の名前を知る事はできたが、あまりに何度も自分の名前を繰り返し口にされるとむず痒い気持ちにもなり「あっそう…」と一言だけ返事をする。先程の失敗を踏まえれば余計な事は口にせず、感情を鎮めて大人しくしている事が得策であろう。化物相手に愛想を振り撒く必要も無いと考え、以降は此方から会話を振るのも辞めておこうと口を閉じる。しかし相手から話題を振られてしまっては話さない方が不自然なので一呼吸置いて出来るだけ感情を沈めてから口を開く。
「俺の生活は現代人にしたら案外普通の事で、地獄って程でも無い。特別に何かあったとか、別に無い。良くある事だし、俺は上手くやってたし、俺は別に何も、…。」
振られた話題はよりによって"彼方"での生活について。しかも不幸な内情を聞き出そうとは、周知の事だがなんて悪趣味な化物だ。5年間の夫婦生活が解消されてからこの数ヶ月で最も触れられたく無い、散々聞き飽き話し飽きた話題。やっと落ち着いていた所で再び穿り返されると気分も悪い。声色に出ないよう細心の注意を払ったつもりだが、内心私生活が破綻しかけていた事を悟られまいとする気持ちと、それは絶対に自分のせいでは無いと思いたい気持ちが鬩ぎ合っていた。
元妻に対しての未練は一切無い。でも彼奴がくだらない愛情を求めたせいで俺の未来ある生活が崩れていったんだ。俺は十分な愛情を注いで来たから5年も続いたというのに、それでも足りないと求め続けたから俺の世間体を犠牲にして彼奴を手放してやったんだ。寧ろこの自己犠牲を賞賛されたい。と一瞬思考に走るが今はそんな事はどうでもよくて、相手の言い振り的に此処は社会で地獄を見た者が来るらしい。そんな人間五万といて、これから行く街にも人間が居る事は期待出来る。しかし、やんごとなき事情があって社会に苦しめられる人間もいれば、そもそも社会に順応出来なかった人間もいて、近年では後者の場合も増え社会不適合者とも呼ばれる。勿論自分は前者で、仕事疲れが溜まっていた結果、この世界に送り飛ばされてしまったのだ。だから街中で自分とは相反する人間に出会ったとして、現世へ戻れるよう協力できるかは微妙なところ。それでも自分は社会からあぶれた人間には該当しないので、早く戻れる可能性も高いかもとありもしない余裕が生まれる。先程の発言から続けていけしゃあしゃあと自分と今までの人間は違うという事を延べて。
「まあ確かに少しは仕事が忙しくて疲れてたけど、それだけでこんな所に来させられるなんて、それこそ地獄だ。此処にくる人間は人生詰んだ可哀想な奴が多いのか?もしそうなら俺は上手くやれてたんだから、早く元の生活に戻らなくちゃいけない。明後日からまた大事な仕事があるんだ。」
(/こんなに詳しく教えて頂いてありがとうございます!!本当に素敵過ぎる世界観で感動してます…。ヒトに戻る為に人の魂を貪る人外さんは、喰べる度にヒトの心が失われてゆくんでしょうね…哀しい…けど此方としては美味しい設定です…!あとは可惜夜様に魂を喰われた元ヒトの子とのエンカウントとかもありそうですね(完結したとしてもスピンオフまで出来ちゃいそうな予感…)。秦野目線、なんやかんや言いつつも危険な誘惑から守ってくれる可惜夜様に揺らいでしまうかもしれないです……。とにかくめちゃくちゃ素敵です!今の所大満足ですので、何かあればお知らせします…!!)
18:
可惜夜 [×]
2024-09-22 12:38:00
「ほう、普通とな。宏樹に起きた総ては、彼方の大方のヒトが経験していると?それらを"普通"で片付けるには、聊か勿体無いと思えるが……例え、大衆が一斉に類似する夢を見ていたとして、其処で感じたもの、得たものはヒトの数より多かろう。万人がまるきり同じものを抱かないのであれば、普通ではなく特別になろう。ヒトの子は…宏樹は、少しばかり己が特別…そうさね、世界にとって唯一であることを自覚するといい」
普通のこと、よくあることと話す割には、何とも歯切れが悪く、そう思わざるを得ない環境に身を置いていたにしても不自然なもので。何度か彼のような人種…日本人と言ったか、それらのヒトの子は"慎ましい"という言葉が似合う自己犠牲の塊であったことを思い出す。常に周囲へ気を配り、不和があれば己が身を切って収める。幼い頃から規則やら規定やらに縛られ、少しでも背伸びをすれば歌舞伎者と揶揄される。弱き者を救い慈悲をかけることを美徳とし、己が余裕がなくとも優先させられる。さりとて、それらで首が絞まって行くヒトを、偽善者だの身の丈知らずなどと好き勝手に批評して救いの手を差し伸べない。山奥の湧き水の如く清らかにみえる上澄みの底では、ドロリとした泥濘が積もっているのだ。斯様な環境で育っていたならば、普通だから我慢せねば、みんなは頑張っているのに己は…と自己犠牲が根強くなるのも想像に易い。この世には普遍的な出来事はあれど、ヒトの子が起こす内容は普遍にあらず、それらに付随するであろう想いも陳腐とは程遠い…言うなれば至宝に値すると。可愛らしい彼が何を想起し、どのような判断を下して普通と評したのかは分かりかねるが、多少の無理を飲み込んで普通であろうとしたのならば、その枠から出してやりたいと思い。神ではない、然れど"普通"ではない己が彼にしてやれることはその程度なもので。この街で愛しい彼が彼自身を特別だと思えれば重畳である。
「…なぁ、宏樹よ。お前さんは、誰かが、もしくはお前さん自身が作った温かい料理を最後に食べたのは何時かね。その食事も只の栄養補給ではなく、食自体を愉しんで食べたのは?何にも苛まれることなく、ゆっくりと温かい布団の中で身体を休めたのは?気分転換に好きなことや趣味に没頭したのは?日々の愚痴から世間話に至るまで心置きなく共有できる御人は?総てとは言わないが、挙げたものの一つも当てはまらないのであれば、私から見て"上手く"やっているようには思えないがね……嗚呼、これは不躾だった、すまないね」
可哀想な者が来るのかと問われれば、概ね可哀想と思われるヒトの子が多かったなと頷いてみせ。しかし、それは今し方案内している彼も例外ではないわけで。まるで他のヒトとは違うと言わんばかりの物言いに、はてと首を傾げる。疲れの滲む顔は目袋に隈を湛えており、肌は不健康に生白く、お世辞にも順風満帆な人生を歩んでいるようには見えず。また、可哀想な者の前につけた"人生が詰んだ"という言葉にも引っかかりを覚える。もし、他のヒトの境遇と己が人生を顧みて判断したのだとしたら、あまり褒められた言葉選びではないと嗜め。かつて街に訪れたヒトの子が教えてくれた幸せな生活の条件を、つい矢継ぎ早に尋ねてしまい。まだ混乱の最中にあるかもしれない彼に、酷なことをしている自覚はあるが、吐いた唾は飲み込めないもので。ふぅ、と小さく息をついて謝罪を一つ。
(/いえいえ!上手く纏まらず、長々と書いてしまってすみません…読んでいただけて有り難い限りです!まさに人外に成り果てるか、人外さんとして街で華やかに生きていくのか…そのうち、ちょいモブで出しても面白いかな~など考えていました…!元ヒトの子との遭遇もいいですね!可惜夜は秦野様がいる時点で、その他に興味なしなので、出すとしても当て馬枠になりそうですが…崇拝している子も大好き好きで猛アタックしてくる子も、こんな身体にしやがってと恨みを持っている子でも捨て難い…妄想が広がります。今のところ、おちょくり感満載な可惜夜なので、もっとかっこいいところを引き出せるように頑張ります…!ご検討ありがとうございます!いつでもお待ちしております!)
19:
秦野 宏樹 [×]
2024-09-22 15:35:27
「そんな、現代社会も良く知らないヒトの形をした化物の癖にそれっぽい事ばっか言って…。世界に1つだけの何とかってやつは、この世界にもあったんだな。」
まさか相手のような人ならざる者に説法を説かれる事があるとは思ってもおらず、くだらないと言わんばかりに一蹴する。有名な歌の歌詞にもなるように自分は世界で唯一の存在だと思う人は多いだろうが、自分にとってはただの慰めでしかなく、殆どの人間が似たり寄ったりで特別なのはほんの一握りだけと思っていた。社畜バツイチの一般人男性は日本だけでなく世界で見たらより一般的になるだろう。だから辛いとも思わないし、同情で周りの気を引くような卑怯な奴にはならない。
そして此方の問いに対して、ブーメランのように説教臭い問いが返ってくると表情は徐々に暗く歪んでいく。その時は相手に言われるがまま、ギシと奥歯を噛み締めるしか出来なかった。温かく楽しい食卓を囲んだのも、安らかな眠りについたのも、記憶に居るのは何年も前の若かりし自分。趣味の音楽もCDやレコーダーは物入れの奥底で眠り、持っていたギターも弦は錆びつき埃を被っている。会話をする人間は歳を重ねるごとに減っていき、数ヶ月前に最後の1人も出て行った。まさに全てが相手の言う通りだった。尽く図星を突かれていくと体の芯の部分が痛む。鋭い針で刺されるのとは違い、返しの着いた槍で一突きされ、引き抜かれるその時まで痛みを与えるようだった。破綻している事をひた隠す自分への恥じらいか、得体の知れない化物に哀れみの目を向けられた事への怒りか、熱いものが込み上げ身体の末端まで巡って行く。客観的に見れば化物は愚かな人間に目を覚まさせ現実を見せてやろうとしているだけだ。だがそれでも自分は上手くやっているという夢を信じて止まなかった。たった1人で身を粉にして働き社会の一部として生きる事は普通で、ギリギリだろうと自分だけは破綻せずに上手くやれていると思わなければ、今の自分は普通じゃない本当に可哀想な人になってしまう。自分を守れるのは自分だけ。その言葉通り、心に武装をし夢を見る事で守ってきた。それを簡単に崩されてしまってはたまったものではない。相手の言う通り幸せな生活と余裕があれば流せた事だろうが、此処で黙っているだけではいけない、何か言い返さなければいけないとボロボロのプライドを建て直そうと必死になる。相手の顔が見える隣まで大股で歩み寄り、見上げると同時に暗がりに浮いた白肌の相手をキツく睨みつけて言葉を吐き捨てる。
「……本当、不躾なも程があるだろ。俺は俺なりに上手くやってんだ。…ヒトを敬いたいのか、それとも馬鹿にして弄びたいのかどっちなんだよ。お前はただの変態化物じゃなくて、人の生活に土足で踏む混むクズだ。そんな奴に俺の事も彼方の世界も分かるはずない。」
いつもなら棘を吐くことで少しは楽になる筈だが、先程刺された槍の返しが引っかかってしまっているのだろう、傷が癒える事は無かった。それにこんなにムキになって余裕の無さを露呈させては相手の思う壺だっただろう。やはりこれ以上相手と一緒にいては精神が保たない。さっさと街に着いてこの化物とも離れた方が良いかとも考え。やり切れないような、不貞腐れた表情で「…それで…街にはまだ着かないのか。」と一言。
(/秦野もかなり臍曲がりなので第三者きっかけの方がより近付きやすい気がするので、当て馬モブさん大賛成です…!もしご要望あればキャラの方も此方からももう一体提供できますので!
意地悪な可惜夜様も背後の癖に刺さりまくりなのに、かっこいい可惜夜様も見れるなんて幸せこの上ないです…!!!)
20:
可惜夜 [×]
2024-09-22 19:36:40
「化け物なりに永くヒトを見てきたからな。実際にこの両眼で見ることは叶わなくとも、想像くらいはできよう。まぁ、生憎と片眼は潰れてしまっているのだから、正確には両眼ではないわけだが……して、幾分か心はスッキリしたかい?そう憤れるのであれば、私が心配せずともお前さんは聢と"宏樹"というヒトを認められているのであろう。いやはや、先のものは真に不躾な質問だった。お前さんの瞋恚も甘んじて受け入れよう」
烈火の如く此方へ詰め寄る彼は、怨嗟にも思えるような怒気を孕んでおり、彼の柔い処を踏み抜いたのだと改めて実感する。あれ程までに警戒心を露わにしていた相手に詰め寄るとは、些かお痛が過ぎたらしい。出逢ってから幾許も経っていない彼は、何処かぼんやりとしていて儚げな夢の浮き橋のような印象が強かったが、如何やら違うらしい。己の領分に踏み込まれて怒れる自尊心がありながら、己を唯一と思える傲慢さを持たない様は、此方の吐息一つで倒れそうに見えて倒れない奇妙なアンバランスさがあり、弥次郎兵衛を思わせる。また、今までに暁闇街へ訪れたヒトの子は己を見失っているケースが多かったため、己を護るために全身で憤れる彼には一種の眩しささえ覚える。突然、近づく彼の顔に喫驚し瞳孔がキュウと縮まるのを感じるも、怒りを真正面から浴びながらハッと気を取り戻どす。此方が全面的に悪いことがわかっている以上、多少の棘を含んだ物言いにも怒りは沸かないもので。更に深まっていく距離に、如何したものかと困ったように眉尻を下げて微笑してみせ。
「嗚呼、街までは5町…否、6~7町ほどで着こう。証拠というのも何だが、ほら…遠くに灯りと建造物の影が見えるだろう?そろそろ私の仲間たち、いやいや、お前さん風に言えば"化け物"だったな。ふふ…止ん事無い者たちが多いからね、化け物と呼ばれた時の彼等を思うと…ふ、ふふ…私だけ愉しんでしまってすまないね。何にせよ、私の傍を離れることはお勧めしないが、お前さんに誘拐されたい等の性癖があるなら止めはしないよ」
此方への信頼感は殆ど希薄になってしまっているだろうに、大人しく後を着いてきながらむっすりと不貞腐れた様子ではあるが、街までの距離を確認する姿の何と可愛らしいことか。思わず笑みが深くなってしまうのも許してほしい。彼の愛らしさを再確認したところで、街からは然程離れたところまで来ていなかった筈と目を凝らせば、遠くの方にチラチラと揺らめく灯りが見え、もう暫くで着く旨を伝える。街が目視できるようになれば、チラホラと己と同じような異形の姿も確認できる。既に来訪者の情報が広まっているのか、今宵は街の外へ出向いている者たちが多いように思える。可愛いヒトを己がものにしようと、知己の者もそれ以外のものも此方へ近づいてこようとする気配を感じて。籠絡されぬよう心して進むように言葉をかけるつもりだったが、これまでの会話を思い出し、彼には丁寧に忠告せずとも大丈夫だろうかと簡潔に言い換え。大凡、ここまで弱っていないヒトは久方ぶりのことだから、甘言を弄して近づいた者たちが返り討ちに合うであろう未来が予想でき、唖然とした彼等の顔を思い浮かべると笑いが漏れてしまう。こうして案内すべき可愛いヒトも、暁闇街に住む彼等も同じように愛おしいのだと思う。まぁ、彼等に伝えたところで面倒なことになるのが分かっているので、言うつもりも悟らせるつもりもないのだが。己が気付かないうちに慈しみの滲む笑みへと変わっていることも知らずに、街の方へと歩みを進め。
(/可愛い秦野様と可惜夜がお近づきになれるなら、当て馬でもモブでも何でも作っちゃいます…!今のところ、モブさん候補としてメンヘラ気質で色々やらかした結果帰るところを自分で潰し可惜夜に惚れ込んで人外さんになることを望んだ子と可惜夜の手管にまんまとかかって望まずして人外さんになってしまったため激しく憎んでいるけど甘やかされた日々が忘れられないウルトラツンデレっ子の2人を考えておりました!ヒトの子も複数人同時で暁闇街に来ることも可能なので、モブ人外さんとくっつくヒトの子がいてもいいのかな…とも考えてまして…!モブさんの詳細なご要望がありましたら、それらに沿ってPFを練らせていただきますので、教えていただけると幸いです!)
21:
秦野 宏樹 [×]
2024-09-23 16:02:27
一方的な怒りをぶつけたにも拘らず、此方を気遣い、憤りと自身の過ちをも受け入れ、更に困ったような微笑みを浮かべる相手の様子が余計に気に食わなかった。まるで現世で見た、癇癪を起こした子供に接する親のようで、自分よりずっと余裕のあるヒトのように見えて不服ではあったが、その反面で受け止められた事にほっとしていて。もしかしたら勢いに乗じて思いの丈を吐き出して楽になれたかもという若干の希望さえ芽生えようとしていた。それでもまだ自制心、というか相手の手に堕ちてたまるかという負けん気は残っていたようで、心の隙間を見せぬよう暫くは不貞腐れた態度を変えず少し間を空けて着いていく。
そして相手の言う通り街の灯りに近付いている事も確認できて。街の灯りは現代の街灯とはまた違うぼんやりとした光を放ち、建造物も大きく見えるが高層ビルのような無駄に背の高い建物もなく、いつか行った国内観光名所の街を思い出される。相手の眼から垂れる花にばかり注目していたので特に気にしていなかったが、黒地に紅白の彼岸花が映えた和装姿で街の中に立てば映画のセットのようにも見えるだろう。少し街に興味が湧いたのか、歩きながら目を細めて街を見つめる。
「へえ、見た感じ良さそうな街だけど…。だって俺からしたら化物だし、他に何か呼び方がある訳じゃないだろ。…ちょ…誘拐される性癖なんて無いし、全然笑えないからな。てか化物に誘拐されるような街に行くのか?襲われる前に早く元に戻らないと…。」
街の仲間達の事で1人笑いを堪えつつ離れるなと忠告を受ければ、誘拐なんてとんでもないと言うように足早に相手と距離を詰めて隣を歩けばぶつくさと。相手と触れない程度の距離感ではあるが、先程までのやり取りや、最初の抱擁未遂を除いて、此方に手を出すような動きは見せて来なかったことで相手への距離感も麻痺してきているようだ。誘拐と言われると、シャンプーしている時に何となく背後に気配を感じるアレと同じで、何処からか突然に化物が現れるのではと周りをキョロキョロと見回す。その時に何となく相手の様子を見ると、嫌味ったらしい胡散臭い笑顔が何処か違和感があり、笑顔なのに哀愁を感じるその表情について、何かあるんじゃないかと眉を顰めて尋ねてみて。
「…それは何の表情だよ。そうゆう顔されると、何か起こるんじゃないかって構えるだろ…。」
(/ちょろっと聞いただけでもどちらも可愛いモブさんで…!!!PFと言うより構成的な所になってしまうのですが、超ツンデレ人外さんが出てくるなら、秦野が可惜夜様に堕ちかけたり堕ちた時に登場して、秦野を自分と同じ目に合わせないという口実を使って2人を引き裂き、可惜夜様を取り戻そうとしたり…。メンヘラ人外さんはもう思う存分メンヘラを発揮して頂ければそれだけで美味しいので第一の刺客としてもいいかななんて…。勝手に妄想が膨らんでおります。あとは魂を喰われて人外になった場合は、可惜夜だったら同じ右眼から花が咲くけど種類は違うとか、別の場所から同じ花が咲くとか、結晶化部分でもいいですし、何かしら親から子に遺伝するような感じでもいいかなあ…と。遺伝が必然でも良いですし、喰らう側に遺伝させるさせないの選択権があって、儀式的なものがあっても面白いかなと…!これ面白いかなー…?ってぐらいなので、聞き流してもらっても構いません…!!!
モブさんPFを作られるのであれば、此方もヒトの子PF準備致しましょうか…!?父性溢れる純朴で人を疑わないばかりに不幸に見舞われる男性とか何処か可惜夜様に似て人を沼らせてきた罪な男性とかとか…。いつでもご用意できますので^_^ )
22:
可惜夜 [×]
2024-09-23 23:58:37
(おわぁぁぁ、最高すぎる間男ムーブですね…!仲を引き裂いておきながらツンツンしちゃって、可惜夜に本気目に怒られてしまったりタジバンダリ…初めて本気で怒られてしょんぼりしているところを慰められて気が流れちゃったりなんかして…ツンデレチョロイン可愛すぎる…メンヘラ人外さんは、ずっと可惜夜の周りを彷徨いてそうですね…心では自分が一番繋がっているから浮気しても許してあげる系の行くとこまで行っちゃってる子を練り練りしてみたので、そのうち出すかもしれません…!異形部分の継承もどの人外さんに喰べられたかがパッと見で分かるので、色々なスパイスになっていいですね…!可惜夜で儀式させるとすると、彼岸花を引っこ抜かせて喰べさせたりとか、結晶部分を砕かせて飲み込ませたりとか、何かしら自分の手で可惜夜の身体を壊させるトラウマ級の儀式をやりそうですね……よし、儀式もやりましょう!!!純粋無垢な不幸体質さんも罪深人誑しさんも、2人とも素敵すぎて…!りょ、両方とも見てみたいなんて我儘言っても許されますか…!?取り急ぎ、追加キャラクターのPFを練ってみましたが、肝心の本編ができておらず…大変申し訳ないのですが、明日必ず続きを返信致しますので、もう暫くお待ちいただけると幸いです…代わりと言っては何ですが、新しい人外さん2人のPFをそっと置いていきます…)
23:
可惜夜 [×]
2024-09-24 00:00:37
名前:羅喉(ラコウ)
性別:男性
年齢:不明(儀式時に20代前半だったため、現在の容姿年齢もそのくらい)
容姿:可惜夜と同じく優に2mは超えているであろう上背に、筋骨隆々という言葉が似合うがっしり体型。本来であれば心臓が収まっている部分は拳1つ大の菱形に割れて結晶化しており、それを中心に周囲の皮膚も四方へひび割れている。右肩から指先にかけては斑状に、左腸骨から足先にかけては太い螺旋状に一部結晶化されている。両眼及び結晶化部分は向こう側が見えるほどに透き通っており、青から藤へ上品に発色が変化する様はバイカラーのゾイサイトを連想させる。ヒトであった頃は健康的に日焼けしていた肌も、今では生気を感じない蝋のような白さへ変化している。家守の如き数珠繋ぎで縦長の瞳孔に瑠璃紺の瞳は、艶っぽい切れ長で眦が細く伸びている。月のようにまろやかに白い短髪は程よく癖付いており、目隠れ気味のマッシュ。顎下までズルリと伸ばすことができるスプリットタンは長細く、蛇を想起させる。
服装:真白の長襦袢に瓶覗の半襟と羽織紐。藍白の着物に秘色の帯。白地の羽織は裾に向かうにつれ、白藍、淡藤、藤とグラデーションされている。白い足袋にシンプルな草履。体格が良く窮屈なため、胸元は大きく開けて着崩している。
性格:警戒心が殊更強く、打ち解けていない相手に対しては寡黙で取っ付きにくい印象が強い。その代わり、一度懐に入れた相手にはとことんまで心を許し、嫌なことをされても結局は許してしまうチョロさがある。また、恥ずかしがり屋で不器用な一面もあり、それらも相まって素直に何かを伝えたり、受け入れたりすることのできないツンデレ仕様に仕上がった。漢らしさに拘っており、コロコロと表情を変えるのは男らしくないとのことで無表情に努めているが、人並みに感情は豊かな方なのでかなり無理はしている。表情が変わりそうになると強張るため、常にムスッとしているようにみえる。
備考:物心ついた時には両親が離婚しており、ずっと父親と一緒に暮らしていた。記憶の中の父親は殆どをベッドの上で過ごしていたが、心は非常にパワフルでエネルギッシュな太陽のような人だった。その父親から、お前は母親に似て健康でよかったと毎日のように感謝されて育ったため、健康的であることを無意識に求めるようになった。いつしか、それが漢らしくあるべきに置き換わるようになり、現在の無表情ツンデレチョロインが出来上がった次第である。最愛の父親が病気で他界したことと勤務先での事故で下半身不随になったことなど不幸が重なり、気がついた時には暁闇街へ訪れていた。あれだけ動かせなかった足が自由に動くようになり感謝はしていたが、父親との思い出が詰まった現世に未練が残っていた…のだが、可惜夜の口車に乗せられてあれよあれよと言う間に儀式が終わってしまった。心の傷を癒してくれた感謝と勝手に現世へ戻れない身体にされた恨みとで板挟みになっており、可惜夜へはずっと素直になれないでいる。
名前:嫦娥(コウガ)
性別:男性
年齢:不明(儀式時に20代後半だったため、現在の容姿年齢もそのくらい)
容姿:180~190cmとヒトであったならば高い部類の身長ではあるが、暁闇街の中では平均的。筋肉量は少なく、全体的に長細いひょろりとした印象を与える。本来左眼が収まっている場所から様々な花が顔を覗かせており、左頬から左首筋、左鎖骨を覆うように咲き乱れている。また、右腸骨から右足首にかけても、螺旋状に花々が巻き付いている。花のラインナップは、紅白桃の椿と熟した南京櫨の実。真珠のように煌めく白肌は美しさよりも、何処か霊妙さを思わせる。山羊の如き横長の四角い瞳孔に鴇色の瞳は、眦が柔らかに垂れ下がっており、優しげな印象を与える。闇夜のように黒い長髪は緩くウェーブがかっており、頭部の後ろで襟足を長く残してお団子状に纏めている。また、前髪は耳朶にかかるくらいの長さで頬横に垂らしている。右側頭部からマーコールのように2回ほど螺旋状に捻れた角が生えており、長さは約50cm程。
服装:真白の長襦袢に茜色の半襟と羽織紐。黒地の着物に深緋の帯。白地の羽織には紅と黒で椿の装飾が施されている。白い足袋にシンプルな草履。
性格:自分が依存する相手やその相手のためを思って起こす行動に何の疑念も抱かず、絶対的に自分が正しいと思える自己肯定感の高さがある一方で、周囲に劣等感を抱いている可哀想な自分を演じる強かさもある。依存や執着といった形で行動している最中は、相手に纏わる事以外でネガティブに陥ることがないことから、自分を護るために敢えて依存している。ただし、人並み以上の寂しがり屋で構ってちゃん気質もあるため、依存や執着しやすい傾向ではある。
備考:元来の性格もあり、寂しさを紛らわせるために貢いだり、ギャンブルに走ったりした結果、首が回らなくなり全てを失った。我が身が一番可愛いため、自分の手で命を絶つにも踏ん切りがつかず、精神的に擦り減っていたところ暁闇街へ辿り着く。ホストよろしく欲しい言葉も身体も許してくれる可惜夜にズブズブと堕ちて行き、ずっと一緒にいたいと強請るようになる。面倒なのに街へ永住されるのは困ると渋られていたが、最後は可惜夜が根負けし、漸く儀式を行なってもらった。釣った魚に気分が乗った時にしか餌をやらない可惜夜だが、その少ない餌にがっついて暮らしている嫦娥である。気まぐれに返事をしてもらえるだけでも幸せだと思う一方で、可惜夜を一番理解して癒せるのは自分だけだと信じて疑っておらず、よく周囲をチョロチョロ動き回っている。
24:
秦野 宏樹 [×]
2024-09-24 15:53:58
(/プロフィール確認させて頂きましたが最高すぎて頭抱えちゃいます。お二人とも見た目もバックボーンもイメージしていたものがそのまま言語化されていて感動です。早く会いたくて我慢できませんっ…!!!!!儀式の部分も取り入れて頂いてありがとうございます!!めちゃくちゃ良き感じで取り込まれてて好きです!!ヒトの子PFもねりねりさせてたんですが、改めて見るとやり過ぎかも…とびびっております…。なんか違う、これはアカンって部分あれば遠慮なくおっしゃって下さい…。本編のお返事もPFのご確認もお時間ある時で構いませんのでよろしくお願い致します…!)
25:
秦野 宏樹 [×]
2024-09-24 15:57:19
名前:澤田 希良 (サワダ キラ)
性別:男性
年齢:27歳
容姿:身長172cm。猫背。痩せているが骨格がしっかりしていて服を着ると厚みが出る。ウェーブのかかった暗髪は左眉上辺りで掻き分けている。下がり気味の平行眉。茶色みがかった瞳と二重瞼で笑うと目尻が下がる。ぽてっとした唇。ナチュラル系の服が多い。時々体の痣や生傷を隠すような季節に問わず長袖ハイネックやカーディガンなど羽織る事も多くなった。暁闇街に来た時は、白Tシャツにグレーのスウェット、ベージュのざっくり編みカーディガン、裸足。
性格:良く言えば温厚で誰にでも優しい性格。悪く言えばどっちつかずで自分の意思がない性格。昔から相手の気持ちや言動の意図を汲み取る事が苦手という自覚はあり、取り敢えず共感しておく事が癖になっている。根っからの悪人はいないと性善説を信じている。また幼い頃からかっこいい物よりも可愛らしい物の方が好きで、将来の夢は絵本作家。しかし親や周りを伺い、趣味嗜好について口にしないようになっていった。
備考:幼少期に母親は他界。"希良"というキラキラネームは母親が名付けた。小学校低学年辺りで再婚し、歳の離れた妹が3人。父と継母は当人に対して無関心、虐待とまではいかないが妹達とは明らかに対応の差があり常に家庭内で疎外感を感じて育つ。可愛い物が好きだった事から幼い妹達とは気が合っていたが両親の影響で自然と会話も無くなっていった。人の悪意に鈍感で虐めも揶揄いだと受け取り小中は案外すんなりと進学。高校から自身の恋愛対象が男性であると自覚し、唯一の友人にカミングアウトするが悪く噂が広まってしまったため高校3年生でついに不登校に。結局卒業は出来ず、その後も両親は無関心を徹底。高校からのアルバイト先の店長に頼み込んで経済的援助を受けて、二十歳前に実家を出る。暫くは掛け持ちをして真面目に働き、24歳で借金も完済。念願叶って年下の彼氏もできたが所謂DVヒモ彼氏。綺麗にでっち上げられた経験談を信じ、多額の借金の連帯保証人に。自分が助けられた分、今度は人を助けようとした結果、数日前に彼氏は浮気相手と蒸発し、安アパートの1ルームに借金のみが残った。自分は他人の悪意に気付かず良いように振り回されて、上手くいってもすぐ駄目にしてしまう。今までの事を思い返すと生きる事自体が向いていないのかと諦め、抜殻のように引き籠った。
_____________________
名前:西本 直哉 (ニシモト ナオヤ)
性別:男性
年齢:21歳
容姿:身長181cm。髪色はバターブロンドに染め、襟足は肩下まである長めのウルフカット。左の耳朶に2つ、軟骨に1つシルバーのピアス。二重幅は広く菱形で目尻が釣り上がっている。形も血色も良い唇。白い艶肌。右の目尻と口元に黒子。美形で韓国アイドルをロールモデルにして美容に気遣っている。その時のトレンドを押さえた服装を着こなし、派手な色よりも黒やグレーなどモノトーン系の落ち着いた色を良く選ぶ。暁闇街に来た時は、黒のカットソーにフレアデニムパンツ、人気ブランドのグレーのスニーカー。シンプルなネックレスやリングなどシルバーアクセサリーも着用。
性格:整い大人びた見た目に反して活発で天真爛漫な子供で周りに人が集まるタイプ。しかし歳を重ねるにつれて歪んでいき、表面は今風に言うとお人好しの陽キャだが、決して誰も信用せず、いつも内心で人を馬鹿にしている。そして自分に近付こうとする人をドロドロに甘やかし、相手から自分を求めるようになれば、簡単に突き放して絶望させる。上げて落とす一連の流れが楽しいという何処かの人外と似た部分も持つ。自分の顔の良さは自覚済み。
備考:ごく普通の生活で家族や友達とも仲良く過ごしていたが、中学生の頃女性教師から性的暴行を受け、女性に対して憎悪を抱く。事件直後は遠方へ引っ越し、高校生になる頃には事件も忘れられ地元に戻る。念の為、身バレを防ぐ為にもピアスや派手髪にして見た目を変えて過ごすように。高校でも完成された容姿に近付く女が多かったが、いつからか復讐心のようなものが芽生え、近付く女を快く受け入れ、体を求められれば一切触れさせる事なく残酷に振っていた。どれだけ酷い扱いをしようが容姿のせいで幾らでも人は寄ってきて、大学生になってもその状態は続いていた。ある日メンヘラ気質で面倒な女をさっさと捨てようとしたが、逆上した女に顔面目掛けて煮湯を掛けられ搬送される。入院中、家族が1、2度顔を見せに来るだけで、それ以外の人間が見舞いに来る事はなく、SNSでは今までの行いの罰だと陰口叩かれる始末。この見た目のせいで耐え難い被害に遭い、それが崩れれば用無しとされたようで。こんな体も簡単に捨ててしまえたらと病室の窓から体を乗り出しては辞めてを繰り返している。
26:
可惜夜 [×]
2024-09-24 21:08:39
「ふ…宏樹の言うように、私たちを模る明確な呼び名は存在しないが……嫁入り前の生娘のような者たちが多いからね。せめて妖異やら幽鬼やら、可愛らしく呼んであげておくれ。嗚呼、一つ言い忘れていたが、この暁闇街にヒトの子は殆ど居らぬ。例え邂逅したとしても、お前さんのように可愛らしい性質の子が多い故、喧嘩は止しておくれよ?」
付かず離れず着いてきていたかと思えば、誘拐との言葉に素早く距離を詰める様子に仔猫を想起し、あまりの微笑ましさに笑みが深まる。行動とは対照的にムスッと不貞腐れた表情は崩れず、それもまた愛らしさを感じさせて。やはり彼を選んで正解だったらしいことを再確認し、満足心から鷹揚に頷きを一つ。街に着いたならば如何様にして可愛がろうかと策を練っている間に、街の前まで辿り着いていたらしい。小石まじりの土道に突如として現れた表長屋は奥まで目を滑らせどズラリと並んでおり、一つ裏路地に入れば此方もまた裏長屋が延々と続いている。いずれも瓦葺きの土蔵造りで、寸分の狂いもなく並んでいる様は壮観で。かつてのヒトの子は、彼方で江戸と呼ばれた時代の街並みに類似していると話していたように記憶している。であれば、化け物などと呼ばれるより、幽鬼等と呼び掛けられた方が雰囲気も合っているように思えて、冗談交じりに話してみせ。襲われる云々の話が出たため、漸く彼に告げていない内容を思い出し、こほんと態とらしく咳払いを一つ。暁闇街には滅多にヒトの子が訪れず、精神的に難ありな場合が多いためヒトの子同士が衝突しやすい傾向にある。可惜夜としては愛らしいヒトの可愛らしい喧嘩を何時迄も見ていられるため、寧ろ衝突してくれと願っているところもあり、つい言葉に愉しさが滲み。
「ん……これは、特段深い訳は…いや何、宏樹も街の者たちも並べて愛いと思ったのだ。お前さんが心配しているようなことは何もないさ。さて、久方ぶりにヒトの子が来訪したからな、皆、宏樹とお近付きになりたくて仕方がないらしい。もう幾らか此方へ寄るといい…此処の者たちは存外手が早いぞ?」
表情を指摘され、反射的にパッと口元へ手をやる。愛しさのあまり顔が緩んでいたらしいことを悟り、やり場のない気まずさから幾度か頬をムニムニと揉み。素直に認めると、普段の己から出てくるとは思えない澄んだ感情に心地悪さを覚える。これ以上、得体の知れない気味悪さに取り憑かれてはなるまいと話題を変え。実際、久しぶりのヒトの子に興味津々と言った様子で街の者たちが集まってきており、剰え手を伸ばそうとしている者も見える。牽制したところで、餌を眼前にぶら下げられた獅子の如く欲求に忠実な彼等に通じる訳もなく。此処まできて奪われては堪らないと、チラと彼がいるであろう方向へ見返り、傍へ寄るように小さく手招きをして。
(/ひょぇぇぇぇ、お二方とも可愛い&最高すぎて…!澤田様をメタメタに甘やかして、我儘がちゃんと言えるようになるまで真綿と可愛いもので包んであげたい…!西本様にもガンガンうざ絡みして、突き放されても爪が食い込むくらいの引きの悪さを見せてドン引きされたい…そんでもって1mmくらいおもしれー男認定されたい…!暁闇街に至るまでの経緯も好みの仄暗さで、控えめに言わずとも好き過ぎました!こちらも、早くお二方に邂逅したくワクワクドキドキが止まりません!!秦野様と可惜夜の仲がもう少し進展し次第、嫦娥には当て馬ムーブをかましてもらおうかなと考えておりました…!)
27:
秦野 宏樹 [×]
2024-09-25 16:21:08
実際に暁闇街の前に立つと想像以上に壮観な光景が広がっていて「これは…江戸にタイムスリップしたみたいだ。」と顰めっ面から目を丸っとさせて好奇心溢れる様子で。相手の背中からまた一歩踏み出し街中の景色を観察してみる。映画村のような時代劇のセットよりも生活感があり、本当にタイムスリップしているようで正直相手の話も「へえ…はいはい、幽鬼な。確かにヒトは居ないな…。はいはい。」と聞き流す程には街並みに釘付けだった。相手が言う幽鬼達の様子は、ここに着いてからすぐは各々が通りを歩き、長屋に出入りをしていて、その様子には可惜夜や街外れの人外達で慣れていたので特に何も思わなかった。寧ろ江戸時代の人々の生活を観察しているかのようで興味が湧いた。しかし1人、2人と此方の存在に気付き顔を向けられると、波のように伝染して一気に注目が集まる。時代劇から一変、和ホラーのように様々な幽鬼達がゆっくりと迫り来る。彼方此方の長屋からも巨体を表し、中には両手一杯の金や綺麗な絹織物、和菓子の様な食べ物を持って出てくる者も見られる。そして全ての人外に共通して大きく瞳孔が開いていて、可惜夜でもなく自分自身に無数の眼差しを向けられていた。舐める様な視線に思わずブルッと身震いし、
「お近付きって雰囲気じゃないし、手が早いって…。お前からこの化け…じゃなくて幽鬼達に何か言って追い返せよ。」
あっという間に街の者達は周囲に集まり、可惜夜が居るからか急に手を出そうとはしないが、虎視眈々と隙を窺っているのは感じて。この状況では相手に触れる触れないはどうでも良く、手招きされれば素直に相手のすぐ左脇に近付く。それで異形達が退いていくことはなく、ついに真横にいた巨体の異形はぬるっと大きな手を差し出して来るので声を上げて驚愕し、可惜夜の体側にぶつかる様にして寄り付く。この世界に来てから1番のピンチだと言うのに、相手はこの光景も見慣れた様子で下手に刺激しない方が良いとでも言うのか、牽制する様子も無い。流石に痺れを切らしたのか袂をグイグイと引っ張り、縋るように相手の名前を呼び。
「うわっ…!!近寄るな化物…!おい、いい加減どうにかしろよ、聞いてんのか!可惜夜…!」
(/わあぁワクドキして頂けたようで良かったです…!!ありがとうございます…。メイン2人の進展も秒読みかと思うので、嫦娥様の初登場も楽しみにしております!!一通りかましてもらったら西本も投下いたします!)
28:
可惜夜 [×]
2024-09-25 20:38:56
暁闇街へ訪れてからというもの、先刻までの不機嫌さが嘘のように瞳を輝せて表情をクルクルと変化させる様子に嫉妬すら覚えて。ただの街並みだと思っていたものは、存外好奇心を刺激される浪漫とやらに溢れているのかも知れない。しかし、愛いヒトが己が住処である暁闇街へ興味を惹かれている様には嬉しさが勝るもので、嫉妬心は何処へやら微笑ましく暖かな感情に包まれる。幼子の如く目移りしている彼を延々と観ていたいが、長屋は愚か街の奥からもぞろぞろと惹き寄せられる同胞の前には叶わぬ願いだと判じる。舌を鳴らしたい衝動に駆られるところをグッと堪え、態とらしく盛大に溜息をつき。
「皆、宏樹の心に己が痕を残したいだけで、害そうとは思っておらぬ…が、些か節操というものを忘れているらしいな。斯様に大勢で集まっておきながら、誰一人傍に控えている私の姿が捉えられないとは、何という疎漏さか。今、この愛いヒトを口説いているのは"私"である。よもや、敷居を跨がずとも勝手にヒトが転がり込むと驕っているのではあるまいな?」
左脇に微かな温もりが伝わり、愛しい彼が聢と小さな身体を寄せたことを感じて。ヒトの身からすれば数段大きい体躯の者たちの厚顔無恥な振る舞いに、さぞ戦慄したことだろう。傍に控える彼にそっと顔を寄せ、結露を丁寧に拭うように懇篤な声色で、同胞が危害を加えることはないと伝える。声だけでは何だと、柔らかな微笑もおまけして。とは言え、街の外から一緒に来訪したにも関わらず、虎視眈々と彼の様子を窺うどころか近寄ってくるあたり、随分と貞節を守れぬ者が多いらしい。是では、餌に群がる獣のようではないかと同胞の品のなさに落胆を覚え、「嘆かわしい」と一言ぽそりと零れ落ちる。可愛い彼の願いもあるため、彼等に何か言ってやらねばと口を開き。嫌味ったらしく晴々とした笑みを貼り付けて声を張る。街の外どころか住居から一歩も出ていない者が、お溢れに預かろうと収奪しようと下賤な考えを持っているわけはないだろうと言外に含ませて。それでも強行せんとする愚か者はいるようで、堪らなくなった彼から助けよと縋りつかれるものだから、彼との約束を反故することに決める。着物の袂をぐいと引く手を優しく解き、「…宏樹、暫し辛抱しておくれ?」と言うが早いか、彼を縦に抱き上げ、右腕で尻を支えるように抱え直し。
「…なぁ、其処の。私の顔見知りには、番いの決まっているヒトの子に懸想はすれど掠奪する者は居なかったと記憶しているが…見たところ時化空のに酷似しているな。否、彼奴は斯様に無作法な真似はしない男…嗚呼、どうやら人違いで、すまなんだ。この歳になると面忘れして仕様がない…そうだろう?ささ、その愛らしい腕が細技の如く折れる前にしまうとよろしい」
ぬっと現れた手の先を視線で追いつつ、くるりと身を翻すと見知った顔が其処にはあって。両眼窩からヘラジカの如く平たい枝角が覗いており、所々に小菊が咲いている様は異質さを強く感じさせる。古くからの顔見知りではありながら互いに深く関わることは少なかったが、其々に囲ったヒトの子に手を出すことはなかったように思う。しかし、年月が経つにつれて彼の男は他人の番に手を出すまで成り下がったらしい。伸ばされかけた手を聢と掴み疾く離れよと伝えれば、男は気まずそうに距離をとって。
(/西本様の来訪を心よりお待ちしております…!取り敢えず、簡易的な容姿と名前だけのモブさん枠で時化空を出させていただきました…!!)
29:
秦野 宏樹 [×]
2024-09-26 13:56:38
此方に危害を加えるつもりはないと言う相手の柔らかな声と微笑みに、いつしか安心感を覚えるようになっていた。通常なら吊り橋効果的なアレだと自身の気持ちも突っ撥ねる所だが、多数の幽鬼に1人の非力な人間という構図では、彼の言動を信じるしかなかった。そしてどうにかしろという大雑把な願いも聞き入れられ、彼お得意の嫌味ったらしい文言に、もっと言ってやれと心の中で便乗していた。虎の威を借る狐よろしく軽侮の目で周囲を見ていたところ、そっと袂を握った手は解かれ、辛抱をしろと言うとほぼ同時に大きな体に包まるとすぐ足は地面から離れ、最も簡単に右腕一本で抱き抱えられた。確かにどうにかしろとは言ったが、それは幽鬼等を追い払えられればそれで良かっただけで、何も抱っこして助けてくれなんて縋った覚えはない。今すぐルール違反に抗議しようとしたが、彼が動けば振り落とされてしまわないかと、着物に皺を作る事も気にせず反射的に相手の右肩にしがみつくような形に。そして手を出して来た男、時化空とやらを制する声はいつもの嫌味に混じり静かな怒りを感じ、ここは大人しく抱かれることに。可惜夜とは向かい合わせの為、確認は出来ないが雰囲気から時化空は退いたのだろうと察する。約束は破られるし多少大袈裟ではあるが、もしかしたら下心無しに自分を助けようとしてくれたのかもしれないとほんの少し彼への不信感が解かれる。しかし、齢31にして軽々と抱き抱えられてしまうのは、心疾しいというか何とも言えない心情に。記憶は薄れかけているが、まだ一桁の歳の頃に出先で歩き疲れたから抱っこしてと父親に駄々を捏ねた時と殆ど同じでは無いか。相手は人外で人間を抱える事など特別な事はなかろうが、流石にこれは居た堪れず、何となく顔が熱っている気がした。しかも先程肩にしがみついたおかげで、右眼から垂れる花々の先を潰してしまった。一応助けられた身ではあるので、控えめに彼の右耳に囁いて。
「あの…もう大丈夫だし、降ろしてさっさと行こう。ああ…でも、その…花がちょっと…。」
(/無駄にモブさん増やしてしまってすみません…ありがとうございます…!自分で動かしておきながら早くくっつけよと焦ったくて仕方がなく……。)
30:
可惜夜 [×]
2024-09-27 16:38:03
右腕に掛かる重さと右肩の着物が幾許か引かれる感覚に、愛しい彼が確と腕の中にいることを実感する。永らくヒトの子に恵まれなかった己が創り上げた哀しき幻影ではなかったことに、一先ずの安堵を覚える。遭逢してから初めて触れる彼は陽春を思わせる温さで、"生きている"者は斯様にも尊いものかと感慨に浸らずにはいられない。彼の愛らしさに貌が緩んでいたのか、先刻まで押し黙っていた知己の男が言い訳がましく言い募る。『我と汝の仲ではないか』『ちょっとした悪戯だろう?何も本気にすることはあるまいて』『そも我の好みと其処なヒトは合っておらぬ』等、しゃあしゃあと言い放つ様は滑稽ですらあって、焦れ込むどころかすっかり呆れ返ってしまう。何を言う気にもなれず、腕中の彼の背をトントンとあやす様に軽く叩きながら、唾を飛ばす勢いで話す眼前の男を見据える。黙殺して去ってしまおうかと砂利道を踏み締めたところで、ふと右耳にかかる吐息と囁き声にピクリと身を引き攣らせて。
「っ…此処で降ろして仕舞えば、何処ぞの蝶々しい男に攫われてしまうやもしれぬ。宏樹が私の手を抜けていってしまうことすら恐ろしいと言うに、その先がこの男となれば…腹に据えかねるものがある。もう寸刻、私の我儘に付き合っておくれ……然し乍ら、耳許で囁かれては如何にもこそばゆくて敵わない。成る丈、疾く解放するように努めよう…嗚呼、花が拉げてしまったかい?また新しいものが盛る故、気にせずともよい。」
思わぬ衝撃に力が抜けてしまった身体を叱咤し、混迷を極めた場を後にするよう裏路地へ足を向ける。尚も喰い下がる男へ「裏へ遊びに行くのだ」と告げれば、鈍い舌打ちが響いた後に『汝こそ操が緩いではないか』と男の顔が侮蔑に歪む。目の寄るところへは玉も寄ると言ってやれば、いよいよ不請顔を深めて離れて行ってしまった。成り行きを見守っていた周囲の者も、裏路地へ向かう足取りと男の表情から察しをつけたらしい。一様に侮慢の満ちた表情を浮かべ、潮が引いたように長屋へ戻って行く。表長屋の生娘然とした者たちとは異なり、裏長屋は職人気質の気難しい者たちの集まり故にアングラな印象が強いのだろうが、侮蔑されるようなことは殆ど行ってはいない。寧ろ、それらを隠れ蓑に好き勝手やろうと蔓延っているのが表で除け者にされた連中だろうに。斯く言う己も、その鄙陋な目的で訪れることが殆どなのだが。ともあれ、表の者たちに裏へ行くと告げるだけで撒けるので、己にとっては有難い存在である。一足裏路地に入れば、表よりも薄暗く鬼胎を擽る湿り気があるが、ネオンやら廃材やらが入り乱れる猥雑な景色が広がっており、圧倒的な異質さが充満していて。建築様式も表長屋に連なる部分は裏長屋で統一されているが、奥に進むほどゴシック建築やマヌエル建築などが顔を覗かせる。ヒトの子を抱いて訪れたにも関わらず、すれ違い様にチラリと見やるのみで不要に近づこうともしない者たちの何と心地よいことか。裏路地を暫く進んだところで彼をゆっくりと降ろし、拉げた花々を引き抜く。彼が聢と地面に足をつけたところを見届けて、両腕を己が顔の横に持っていき。
「…さて、緊切とは言え身体に触れてしまってすまないね。此処では表のような心配は…恐らく起こらない故、私から触れることはしないと約束しよう」
(/モブさん書くのも楽しいのでお気になさらず…!私こそ、遅れてしまって申し訳ない限りです…)
31:
秦野 宏樹 [×]
2024-09-28 18:45:39
(/背後のみで失礼します…!こちらこそ返信遅れてすみません…。私用で今日の深夜に返信か、最悪明日の夜までには返信します…)
32:
可惜夜 [×]
2024-09-28 19:55:06
(/承知致しました。返信はご用事が落ち着いてからで構いませんので、此方は気にせず専念していただければと思います…!)
33:
秦野 宏樹 [×]
2024-09-29 20:07:20
彼等の会話を聞いていると、見た目はかけ離れているが、言い訳がましさやそれを観て呆れる様子は何も人間と違わない。成人男性の背中を叩いてあやすなどの行為は決して解せないが、感情や欲望に動かされる姿はより人間らしいのかもしれないと感じていた。そしてもう少しこの状態のまま耐えてくれと言うので、今度は擽らないよう顔を背けて「分かった」と一言了承する。どうやら自分は想像以上に順応性が高いらしく、花は再生可能という点にも、もう大して驚きはなく、寧ろそりゃそうだよな程度に受け止められるようになっていた。しかし去り際の2人の会話の『裏で遊ぶ』『操が緩い』という言葉や他の連中の反応に、ここまで紳士的な対応を貫いてきていたのにここに来て此奴は一体何処で何をするつもりなのかと人知れず固唾を飲んでいた。
裏路地へと入る彼の肩で揺られて、すれ違う人外達や景観を眺めていると、歌舞伎町にありそうなネオンに中華料理屋の店裏、ヨーロッパの街並みの一角に世界遺産を模倣し縮小したような建物と、相容れない建築物が混在した世界観に、これまた「何だここ…。さっきと全然違う…。」と圧倒される。シュミレーションゲームで好きな建築物を詰め込んだような、高熱の時に見る夢の中に迷い込んだような混沌とした街並みではあるが、幽鬼の住む街と言われれば此方の方がしっくりくる。暫くして相手の体から離され、やっと地に足をつくことが出来た。ポロシャツに引っかかった植物の葉を払っていれば、彼が両手をあげて改めて触れない事を誓う。今となっては特に気にしていないし、折れた花々も考えればおあいこといった所だろうと上から目線この上ないが、平気な様子で伝えて。
「流石に驚いたけど、まあ助かったし…。1回だけだし許してやるよ。…それで今度はカオスな場所に連れて来られたけど、俺はここから元の場所に戻れるんだよな?」
此処に至るまで、自分にとっては奇想天外な事ばかりが起こっていたけれど、何の為にこの相手を信じて着いてきたのか目的は忘れていなかった。此方へ触れないことの以前に、最も重要な現世戻るという願いを相手も忘れていないかと再確認するように腕を組み相手を見上げて。
(/遅くなりました…!お待たせした上に駄文ですみませんん…)
34:
可惜夜 [×]
2024-09-29 22:37:16
(/いえいえ、お忙しい中、深みのある文章を返していただいてありがとうございます…!返信いただいた上で真に申し訳ないのですが、ここ最近リアルの方が多忙気味でして…様々な都合の目処が立っておらず、次に顔出しできる日もいつ頃かと断定できる状態ではなく、既に私の返信ペースも落ちてしまっているので、一旦区切りとさせていただきたいです…世界観まで一緒に練っていただき、素敵なお子様とも絡ませていただいている身で非常に心苦しいのですが、何卒ご容赦下さいませ…ここまで沢山絡んでいただいて嬉しくもあり、楽しくもあり、本当に感謝しかありません…!また何処かでお会いできた際には、仲良くしていただけると幸いです。最後に、長々と勝手な都合を書き連ねてしまい、申し訳ありませんでした)
35:
秦野 宏樹 [×]
2024-09-30 00:24:49
(/とても楽しくお話しさせていただいてたので、正直寂しくなりますが、リアルの方が大事ですので気にせずご優先ください…!!プレッシャーになると申し訳ないのですが、暫くは此方のサイトに定期的に顔出そうかと思うので、素敵なキャラですしやっぱり動かしたいってなったらその時はお声がけください!
こちらこそお忙しい中お相手頂きありがとうございました…!違う形でも是非またお話しできたら嬉しいです!)
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