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Dear My Servant(〆)/110


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自分のトピックを作る
101: 櫻井唯信 [×]
2024-09-29 09:19:35


ん、ええよ。
(暫くの間は大人しく撫でられていたが、頭から彼の手が離れると欠伸を一つ、キッチンへ戻る彼の背中を見送った。─普段ならこのまま一人でひっそりと雑な昼食を済ませ、マイルームに戻って寝るだけなので─こうして人と昼食を共にすることなど、滅多にない。テーブルに頬杖をつき、彼の作業をまじまじと見守りながら─再び欠伸をして)

102: カルナ [×]
2024-09-29 13:47:43

感謝する、マスター。
(少しだけ柔らかい表情を浮かべると、先ほど取り出した野菜各種を見つめる。今から作るのはサモサという軽食で、今のインドの揚げパイの様なもの…らしい。食べたことも無ければ見たことも無いが、知識によると美味しいとのこと。さてどんな味かとわくわくしながら、じゃがいもの皮剥きから始める。自らの鎧を剥ぐのと同じ要領でやると、中々上手く剥けた。次にそれを1cm片ほどに切り、水を入れたボウルに入れしばらく水に晒す。その間に玉ねぎをみじん切りにし、しょうがをすりおろし、グリンピースの缶の汁を切る。じゃがいもの水気を切ると耐熱容器に入れ、先ほどよりよくなった手つきでラップをするが…ここで問題発生、電子レンジの使い方が分からない。しばらく試行錯誤するものの分からなかった様で、申し訳なさげに彼の元へ)
……すまん、マスター。このじゃがいも、電子レンジで…600わっと?で五分加熱しなければならんのだが…使い方が分からん、助けてくれ。

103: 櫻井唯信 [×]
2024-09-29 14:50:52


ええよ。
(彼が料理する姿をぼんやりと見守っていたが─最新型の電子レンジに悪戦苦闘するインドの英雄に笑みを零し、キッチンの方へと歩み寄る。"これなあ、難しいよな。ボタンがややこしい位置にあるんよ"と苦笑いしながらボタンを操作して電子レンジのワット数を変え、じゃがいもの入ったボウルを突っ込んでは加熱時間の設定をして)

104: カルナ [×]
2024-09-29 15:32:42

…すまない、助かった。
(彼の手慣れた操作を横から見つめ、どうやって操作するのか目に焼き付ける。しかし中に入れてボタンを押すだけで加熱できるものがあるとは、現代は便利になったものだ。そんなことを考えながら彼に礼を言うと、まな板の方へ向き直る。さっと水でまな板と包丁を洗って置き直すと、先ほど作った生地を手に取り、ラップを外してまな板の上に置く。生地を八等分に切って一つずつ丸めると、まな板に薄力粉をふるい生地を楕円形に伸ばす。全ての生地を伸ばす頃には5分経ったらしく、レンジから軽快な音が鳴る。じゃがいもを取り出すとフライパンに油を引き、先ほどみじん切りにした玉ねぎを炒め始める。…きつね色になるまで、だそうだが……きつね色とは、何色か。難しい顔をしながらも、とりあえず焦げない程度にと考えながら炒めて)
………きつね色…………焦げかけたら、火を止めるか………

105: 櫻井唯信 [×]
2024-10-01 08:41:50


…任しとき。
(このままだと具材を全て丸焦げにしてしまいそうな彼の間に─少し溜息混じりに割って入り、彼の手の上からヘラを掴む。そのまま手際よく玉ねぎを炒め、きつね色になった所で素早く火を止めて)

106: カルナ [×]
2024-10-01 16:55:44

む………すまんな。
(横から入ってきた彼に少し目を開いて驚くも、その手際の良さに感服する。やはり経験者は違うな、まだまだ精進せねば。幸い、ここからは自分だけでもなんとかなりそうだ。「助かった。後は大丈夫だ、座って待っていろ」とやんわり微笑みながら彼に礼を言うと、フライパンにターメリックなど五種類のスパイス、そして先ほど下拵えしたじゃがいもなどの野菜たちを加えて再び火を付ける。全体的にスパイスが馴染む様に数分炒めると火を止め、ボウルに移し少し冷ます。…スパイスを加えたからかカレーに近い匂いが辺りに漂い始め、さらに大きく腹が鳴る。…ひょいと具をひとつまみし、口に入れる。と、口の中に広がるスパイシーな味。想像よりも辛くなく、これなら彼も食べやすいだろう。スプーンを取り出すと一口分すくい、彼に差し出して)
…中々美味い。お前も一口、食べてみてくれ。

107: 櫻井唯信 [×]
2024-10-05 16:23:28


…ん…ああ、ほんまや。
(彼に言われるがまま、食堂のテーブルに戻ってはのんびりと時間を潰していたが─ふと差し出されたスプーンを躊躇なく口に含み、もそもそと咀嚼してから─穏やかに微笑んでそんな感想を漏らし)

108: カルナ [×]
2024-10-06 15:06:29

…口に合った様で、何よりだ。
(微笑みを向けられると、少し嬉しそうにしながらまた厨房へと戻る。さっさと具を生地へと包み、小さな餃子の様な形にする。それらを16個ほど作ると、油を鍋に入れて中火で熱する。…温度の測り方は…と考えていると、ぴこんと聖杯から知識が。さっそく実践しようと菜箸を取り出し、濡らしたキッチンペーパーで箸先を湿らせると油につける。…全体から少し大きめの泡が出ている。最適な温度になったようだ。16個の具を包んだ生地を油内に投入し、その間に油を切るためのキッチンペーパーと盛り付け用の皿を用意する。スパイスの香りがさらに強くなり、また大きい腹の音が鳴ってしまう。腹をさすりつつ鍋を見ると、こんがりとした色が付いているのに気づく。全て取り出し、油を切ってから皿に盛り付け、厨房から出るとマスターがいる机の上に置いて)
…出来上がった。サモサ、と言うそうだ。…いくつか、食べてみてくれ。

109: 櫻井唯信 [×]
2024-10-07 18:45:45


ん、おおきに。
(腹の音を鳴らしながら調理を続ける彼を見つめていたが─どうやら完成したらしい。テーブルの上に置かれた皿に目を遣った後、彼に礼を述べながらサモサに手を伸ばした。一口齧ると、先程味見した時に感じたスパイスの風味が口の中にふわりと広がる─そのまま続けて何口か食べた後、目に見えて柔らかい表情を浮かべながら"めっちゃ美味いわ、これ"と彼に向けて微笑んだ後、"…俺も作ってみよかな"と独り言のようにぼそりと呟いて)

110: カルナ [×]
2024-10-08 14:12:33

そうか。…そうか。それは、何よりだ。
(味を褒められると、目に見えて分かるほど嬉しそうなオーラを出しながら目を開く。それを受け、自身も一つ手に取るとぱくりと一口でそれを食べる。と、油で揚げたからかさくさくとした食感と同時にスパイスの風味が口の中に広がる。…うむ、うまい。ほこほこと周りに花を飛ばしながらもう一つ手に取る。未来にこんな美味しいものがあったとは、召喚されて本当に良かった。そんな風に考えつつ、目の前のマスターを見ながら微笑んで)

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