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__夏の某日、とある斜陽にて。 〆 /11


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自分のトピックを作る
■:  [×]
2024-08-21 21:47:07 




■ 待ち人あり。






1: 匿名さん [×]
2024-08-22 15:06:01




(/ 募集板にて声を掛けさせて頂きました匿名です。トピ作成ありがとうございます。夏も終わりを見せ始めたこの時期に、如何にも夏らしい、同じ嗜好を持った方に出会えたことに喜びを隠せません。
都市伝説も洒落怖もSCPも苦手ジャンルは特にありませんし、もし当方の知らない怪異を題材にするとあっても喜んで調べて精一杯お相手させて頂きますので、どうぞ宜しくお願いします。お互いが存分に楽しめる縁になれたら嬉しく思います* )




2:  [×]
2024-08-22 17:06:26




(/改めまして、この度はご移動と有難いお言葉まで頂きましてありがとうございます。こちらこそ、この大変貴重なご縁を是非とも末永いものとさせていただければと思いますので、これから何卒よろしくお願いいたします。
では、早速ですが内容の簡単な擦り合わせをさせてくださいませ。下記に長々と投下させて頂いたものとしてはpfの再掲と世界観の補足、初回のシナリオ案となりますが、募集を掛けた身でありながら未だ見切り発車の節がある為、多々ツッコミ所や不備があるかと思います。もし何か、提供のpfも含め改善案やご希望等がありましたら喜んで応じさせていただきたく存じますので、どうかお気軽にお申し出いただけますと幸いです…!)


【 pf 】

有馬 続(ありま つづき) / 男性 / 成人時は177cm / 黒髪ショート / くっきりとした二重 / 深い陰影と静謐さを湛える鋭い黒瞳 / 男性らしい精悍な顔付き / 微笑むと目尻が下がり一転して甘くなる / 実直で温和 / 下手に行動力がある分、責任感や好奇心に殺される事もしばしば / 心内が顔へ表出しにくいもののホラー耐性は人並み / 体育会系


【 補足 】

■ 記憶は死亡した回を除き継承されていますが、何分年齢等の背景設定に大きな変動がある為、鮮明でなく幾らか霞んでいます。つまり何千何万ものホラー経験を重ねようと、当人らにとっては若干の慣れこそあれ、いつまで経っても新鮮味の損なわれない恐怖体験となりえるかと思われます。

■ 提供達の信頼関係等については薄ら胸奥に蓄積されており、明確な記憶としての交友期間は数年程度でも、実感としては数十年来の相棒のような心持ちとなる可能性があります。とはいえ、時には発狂や死への恐怖、錯乱により相手を裏切り自分だけが生存してしまった……というルートも美味しく頂けます。

■ 話の展開としては元となったストーリーを大まかな軸として進んで行く事にはなりますが、怪異の描写や行動、その対処方法、新たなNPCの投入などなど、何かしらのアレンジ、オリジナル描写や新展開を差し込んでいただいても全く構いません。特に事前のご相談等無しでも大歓迎です。


【 シナリオ案 】

■ SCP173
中学の同級生数人と、特段の面白みもなく無手で帰宅する事となった肝試しの帰りに、廃墟らしい小さな研究所を見つける。若き好奇心のまま踏み込んだ無人の室内は何やら尋常ではない痕跡が残り……。

■ こっくりさん
最近の小学校ではこっくりさんが大流行。委員の仕事で帰宅の遅くなった提供の机の上には、クラスメイトが置き忘れたのだろうこっくりさんの呼び出し用の紙が。魔が差したとしか言いようの無い二つの無垢な指先が銅貨へと添えられ、永遠の夏がここから始まる……。

■ エレベーターで異世界へ行く方法
会社での飲み会の帰り。同じ社宅マンションに住む二人はいつものようにエレベーターへ乗り込むも、ふと先刻耳に挟んだ都市伝説が脳裏を過ぎり……。

■ きさらぎ駅
高校からの帰り道。いつものように電車で共に帰路に着く最中、唐突な眠気に襲われる。気が付くと車内の客は皆一様に眠りこけ、車窓には暗く沈んだ見知らぬ風景が流れるばかり。困惑の坩堝にある二人を尻目に、まるで聞き馴染みのない駅名がアナウンスで流れて……。

□ なお、こちらは単なる思い付きの一例であり、特に拘りなどはありませんし、全てを通過する必要性もございませんので、もし他にご希望のシナリオ等がありましたら何なりと仰ってくださいませ。無論、舞台設定の改変なども歓迎いたします。





3:  [×]
2024-08-23 20:02:13




(/当方も、同士様を発見出来た嬉しさと焦りで拙さ全開のお声掛けをかましてしまってさながらナンパの様相を…此方の理解が足りない点や変更してほしい設定など、当方の技術向上の為にもお伝え頂けたら嬉しく思います!あらためてPFを投下しておきますが、此方も同じく不備等ございましたらお申し付けください。 )

【 PF 】

鳴子 巡( なるこ めぐる )/ 男性 / 成人時174cm / 亜麻色の猫毛 / 穏やかな垂れ目 / 一見柔和な印象を受ける端麗な顔立ち / 人前では取り繕った笑顔を貼り付けている / 相手の前では存外感情豊かに表情が変わる / 対人で懐に入るのが上手い / 冷淡で合理主義 / 経験や知識からある程度予想を付けてから行動に移す上、損益勘定で様々な感情を無視しがち / ホラー耐性強、故に後手を取ることも / 程よく文武両道


(/ 早速ですが設定の補足、世界観の解像度が上がってよりこれからの物語に心が踊ります、ありがとうございます。解釈確認の為にも幾つか反芻しながら当方の所感を吐露しますので流し見して頂けたらと…!

記憶の継承について、生存ルートを辿った場合の過去の背景設定と新ルートの齟齬を本人達はふわっとしか認識出来ておらず、出来事の大まかなあらすじや部分的な記憶は共通の記憶として残っているものの靄のかかる部分もある、今と乖離した部分もある気がするけどあまり深く考えられない、という認識で大丈夫でしょうか。大雑把な解釈ですが、アレンジやアドリブ等をある程度許容して頂けるということなので、明確な線引きは不要ではあるのかなと捉えました〇
発狂、錯乱、暴走、洗脳、裏切り、生贄etc…当方もなんでもござれでございます。勿論、片方死亡エンドも両方死亡エンドも大歓迎です。ハッピーエンドのみならず、バッドエンド、トゥルーエンドも共に楽しんで行けたら嬉しく思います* またこれらの元ネタにない捏造も大歓迎です!
そして後述のアドリブ演出の話にも繋がりますが、万が一何かしらの展開が■様の望むものではなかった場合も、遠慮なく描写を中断しお伝え頂けたらと思います。お互いが苦なく楽しくやりとりを続けていきたいですし、そうした担保があった方が此方も存分に暴れ倒せます、うふふ。どうぞ宜しくお願いします。
一つ質問にはなるのですが、NPCや当該怪異を扱うに辺り、それぞれが扱う子等の描写内にその動きを混ぜるか、別個に確立させた描写を分けて複数書き上げ1レスとするか、どちらの方がお好みでしょうか。当方はどちらも対応可能ですが実際にやってみないとどうなるか不明瞭な点でもあり、■様の方針を参考にさせて頂きたいです。


初手シナリオ案の提示、ありがとうございます!有名なシナリオ達で全て既知であるどころかそれぞれ年齢が異なる提供を扱える、どれも捨て難い魅力ですね…後々は全て通過させたいイベントです。凄く凄く悩み通したのですが、初手のシナリオになるのでお互いの性格による掛け合いや会話の仕方、関係性を様子見するのに適してそうな年齢帯で、かつ今後も延々に続く怪異との遭遇に理由付けも出来そうな、エレベーターシナリオだと都合が良さそうです。試した結果何も起こらなかったと判断しエレベーターから降り立ったその場所が既に異世界だと知る由もなく、次々と怪異に巻き込まれているのに記憶すら曖昧で…いつか帰れるといいのですが、夏が終わる日は来るのでしょうか。 )





4: 有馬 続 [×]
2024-08-24 15:42:58




(/当方の稚拙な長文へ大変ご丁寧にお目をお通しいただき、誠にありがとうございます。更には光栄なお言葉と、さり気なく息子様やPL様のお名前をこちらに合わせていただくというご配慮まで……不備などある筈がございませんので、そのまま怜悧で二面性のある大変魅力的な息子様と交流させていただけますと幸甚に存じます。

記憶の継承に関しましては仰る通りとなります。数多ものホラー体験を経ることで怪異と遭遇しても常に平静かつ淡々と対処、あるいはそもそもそういった類の物へ一切近寄らなくなってしまうと、面白みが損なわれてしまったり、進行が困難となる恐れからある程度記憶を曖昧にしておこうという意図になります。その意図さえ汲んで頂けるのであれば仰る通り柔軟にお話を紡いでいただいて構いませんので、仮に死亡ルートを通っていたとしても落命間際のとある印象的な台詞だけは何故か不思議と耳に残っている、などなど、本当にご都合主義的に世界観やルールを解釈、弾力的に運用してやってくださいませ。

なんと力強く頼りになるお言葉……当方も雑食故に何でも美味しくいただけますので、どうぞご自由にお暴れいただければ……!息子様のご活躍振りを今から大変心待ちにしております。勿論、こちらの展開等に関しましても、もし途中で何かご希望や改善点等が出て参りましたら何時でもお申し出いただけますと幸いです。

NPCや怪異のロルに関しましては基本的には全て同一のロル内で収められそうなら収める予定ではございますが、場合によっては別個に分けた方が分かり易い場面がある気もするので、状況に応じて……というスタンスになります。特に拘りがある訳でもございませんので、どうか□様のご都合の良い形式で物語をお綴りくださいませ。

初回案のご選定と、天才的なご提案までいただきありがとうございます……!当方も永遠の夏が始まった要因は不明と言いつつ、それらしい示唆を与えるような回を幾つか作っておくべきか……と思案していた為、渡りに船とばかり早速うきうきと初回ロルを以下に投下させていただきました。また、ロル数を短~中として募集を掛けた身でありながら、技量不足からついつい長文化しテンポを損なう事もあるやもしれませんが、本当に全くお気になさらず、お好きな文字数で気楽にお返しいただけますと大変助かります。
それでは、他に相談事項等ないようであれば、背後会話についてはお蹴りいただくかざっくりお省きください。不束な背後ではございますが、これから何卒よろしくお願いいたします!)





……災難だったな、こんな時間まで捕まるとは。
(無機質な駆動音と共に呼び出したエレベーターの扉が開かれ、小さな個室から漏れ出す涼の気配にいそいそと少々草臥れた黒の革靴を突き入れる。腕時計の短針はとうに天辺を回ったとはいえ、真夏の夜はじとりと肌に染み付くような熱気と湿り気を湛えており、僅かにネクタイの緩んだ自身の襟元を摘み風を送って。大酒家の部長による、暑気払いと称した小規模な部の飲み会。決して根の悪い人間では無いのだが、夥しい酒気を纏った中年の話題はさながら氾濫した濁流のように、仕事の愚痴から政治思想、果てにはかつてこの社宅マンションで失踪したという女性社員と下らないネットロアを結び付けた噂話にまで波及し。若き新入社員等は早々に逃がしてやったものの、最後まで自分と共に上司の与太話に付き合う事となった相手へ疲労と憂慮の滲む眼差しを向けつつ、伸ばした指先で互いの居住階を示す四のボタンに触れて。期せずして噂話の始まりたる不穏な数字に電子的な光が灯るのを認めれば、ふ、と思わず唇の端に微かな苦笑を乗せ)
たかだがエレベーターの上下運動程度で、どうして異界へ繋がるんだか……。





5: 鳴子 巡 [×]
2024-08-26 17:09:57




(/ 此処で長文で返すのも蛇足となってしまいそうなので、短く纏めて失礼致します。この後の返信は不要ですので蹴っ飛ばしてやってくださいませ。描写の量ですが、此方も楽しさの余り筆が乗って長文化してしまうことが想像に固くありません。しかしながら様々な怪異に遭遇したい思いも強く、その為には程良いテンポ感も必要不可欠と考えますので、長文化に伴う遅レス化を避ける意味でも拙いながら簡潔に纏められるよう精進致しますので、お付き合い頂けると幸いです。
重ね重ね■様のお気遣いとこの出会いに感謝を込めて、精一杯共に楽しんでいけたらと思いますのでどうぞよろしくお願い致します。 )





有馬もお疲れ様。みんなを魔の手から護ったことが後の利益に繋がると信じて、今日は自分を褒めながら眠るとしようかな。
( あとに続いてコツリ静かな靴音を響かせ踏み込めばいつもより伏し目がちの両目に若干の疲労滲ませつつ労りの言葉を返し。つい今しがた上司と別れるまで貼り付けていた愛想笑いは早々に崩れ去り、好印象を与えるべく正しく着られたスーツと整った姿勢は何処へやら。億劫そうに着崩され肩も怠く下がり切る姿を見せるのは、同僚である相手の性格を把握した上である程度の信頼関係を築けているからに他ならず。飲み会の最初こそ最若手をアルハラから庇い不可抗力でアルコールを摂取していたものの、後半は上手いこと交わしていた為酒気もある程度抜けている。多量のアルコールを摂取した上司の脳が自身らの親切心など覚えてるかは甚だ不明ではあるが、まだうら若く擁護すべき者達を遠ざけた功績はその者達の記憶に残っただろう。いつ実を結ぶかもわからない種にさした期待も乗せず思いを馳せながら、呆れ混じりの感慨を含んだ声音で零し。魔が差したとでも言うのだろうか、心地好い声音で先程の与太話が耳に入れば伏せていた眼を持ち上げボタンを眺める。軽い電子音と共に目的階へ到着したエレベーターの扉が開いた真横にて、静かに人差し指を伸ばせば二のボタンに触れて。)
……無意味な動作を心霊現象の為に費やす気持ちの持ちようの方が問題なのかも。プラシーボでも、引き寄せの法則でも良いけれど。






6: 有馬 続 [×]
2024-08-27 20:37:53




……何だ、意外とこの手の物に興味があるんだな。
(平生は殆ど付け入る隙のない有能な同僚も、流石に深夜まで及ぶ接待には堪えるものがあるらしい。形の良い唇から零れる露骨な思考は如何にも利害を尊ぶ相手らしく、珍しく緩みきった風体と合わせ喉奥にそっと笑みを忍ばせて。しかし歓談もそこそこ、目的階の到来に扉へ向けかけた足は横から伸びる男の指先によって阻まれ。喫驚の情感を隠す事なく口を開くも、入力指示に基づき開閉する扉を前に特段何をするでもなく。酒精の熱により幾分か軽やかに動作する脳回路は、降って湧いた噂話の検証、もとい相手との他愛無い雑談の引き伸ばしに掛かるのも悪くは無いと直に判じ。興の乗った考察を益体なく転がしつつ、指先は機械的に例の手順を彼から引き取りボタンを押下してゆく。はてさて、動機は不純ながら仮にも人の意志を、不穏当な願いを積み重ねた末に何があるのか──その答えは、幾回かの試行に則り開かれた五階を示す扉の先。些か古い型式のスーツに無言の身を包み、長く重苦しい髪をじっとりと垂らす若い女が持っているのだろうか)
つまりはこの無駄な行為自体でなく、俺達が幾度もあちら側へ呼び掛け、その存在を明確に願ったという……そういった意思の発露が重要だということか?それはなかなか面白みのある──……。





7: 鳴子 巡 [×]
2024-08-29 23:07:50




エレベーターでの往復なんて無意味なことに手を出した人が居たとして、たまたま階数の選択がひとつ残らず異世界への扉を開く手順と一致して、なんて考えるよりは現実的だね。
( ネットロアの真偽を問うて場を白けさせる意義などなく、さりとて天文学的数字を偶然と片付ける程夢想家でもない。相応の落とし所を淡々と、然し冷淡にならぬよう確り自身の考察交え返して。常ならば働かない出来心もある程度醒めてきた酔い心地のせいであり、その真偽を本気で検討しようなど思っていなかった。即ち気紛れと言って差し支えない。───故に、扉が開くと同時に嫌でも視界に入った様相は予想だにしていないものだった。思わず吸った呼吸が一瞬、ぎこちなく止まり。そのまま緊張で狭まる喉元の圧迫を通り抜けた微かな呼吸を吐けば、強張った表情を自ら誤魔化すようにゆるりいつものささやかな作り笑顔を貼り付け女のスペースを開けるべく相手の背の裏へ一歩ずれて。この女がネットロア由来の物かどうかは即座な判断を下せるものではない、飲み会で先に帰した若手のドッキリの可能性も否めない。如何様であっても不具合のない仕草を心掛けながら、跳ねた心臓を落ち着けるべく薄く開いた唇の隙間からゆっくり息を吐き出して。)






8: 有馬 続 [×]
2024-08-30 22:14:55




(ぞわり、と肌が粟立つような異質さを眼前の存在から感じたのは、相手が先刻口にしたプラシーボ効果のようなものだろうか。同僚の卒ない微笑と共に空けられた空間へ身を滑らせ、能面のような無表情を携える女に逆サイドの操作盤を押下する気配は見られない。即ちこの不穏な空気を破るには自身が行動を起こす他ない訳だが、恐ろしいまでのタイミングの良さと奇妙な不動を貫く女への不信感により動き出しに惑いが生じ。そもそも一度上司から聞き及んだに過ぎない噂の手順を、そう物覚えが良い訳でもない己が淀みなく実行した先の経緯にすら何かしらの干渉があったのではと気味の悪い疑念すらも差し込む。そんな狭い室内へ満ちる妙な緊張感に息を詰めながら、結局一の階へと指先を触れさせたのは単なる正常性バイアスで。多々胡乱な点はあれど、よもや自分達にあらぬ非日常や恐ろしげな危難が迫る訳が無い。そんな砂糖菓子よりも甘い思惑は、指示に反し上昇を始めたエレベーターの不可解な挙動によりあえなく打ち砕かれて。信じ難い物を見る目で上部の階数表示を確認した後、現状の異変を知らせるべく背後の相手を険しい面差しで振り返り)
──ッいや、俺は……確かに一階を、……。





9: 鳴子 巡 [×]
2024-09-05 00:33:48




ッ、……わかってるよ、大丈夫。…落ち着いて、有馬。大丈夫。
( 異質な女性の乗車に律儀にも噂の手順に倣って無言に徹した己の判断は果たして正しかったのか、そこが最後のターニングポイントだったのではなかろうか。最早後の祭りであり、僅かな振動と共に動き出した床は明らかに上昇を示している。閉鎖空間内に広がる異様な悪寒の中心人物には意図して目を向けず、焦ったように振り返る相手の目を真っ直ぐと見返して努めて穏やかな声で諭し。いつもならそう簡単に平静を失ったりはしないと自負しているが、取り囲む空気が強制的に圧迫感による焦燥心を煽り立ててくる。薄く開いた口で意識的に深く息を吐くことで深呼吸を繰り返しながら、先ずは面前の相手をパニックに陥らせないことが第一だと判断し、そっとスーツ越しに腕に掌を添えれば柔く握って存在を示し。すぐに虚しくも軽い停止音と共に扉が開く、勿論停止階は予想を裏切らず10階だ。咄嗟の一歩を動きあぐねている内に棒立ちしていた筈の女性が再び無言でエレベーターの外へと歩みを進めていた為思わず目で背を追うが、灯っている筈の電灯は一切の存在を示さずやがて女は暗闇へ飲み込まれ。夏の夜にいやに寒いその階層に暫し目を奪われるも、微かに残る判断力から再び相手の腕を確りと握って。)
……有馬、4階に、戻るよ。大丈夫、俺らはまだ降りてない。





10: 有馬 続 [×]
2024-09-06 08:04:39




鳴子、……あぁ、そうだな。…悪い。
( もはや夏の猛暑など完全に失念するような冷気が背筋を走る中、此方を真っ直ぐに捉える双眸と遅れて添えられた手から伝播する確かな熱の感触に我を取り戻し。初めて自身の内なる動揺を客観視すれば、意図的な長息を吐き出した後に相手のそれを見返して確り首肯を。しかし、当の異常事態の筆頭たる女性が退室する間際。互いの位置関係的に己の角度からしか伺えなかっただろう、まるで無音の言葉を発するようにその青白い唇が微かに蠢いたのを視界の端に捉え。「──」一瞬生じた思考の間隙へ相手の的確な指示が入り込み、余計な雑念を振り払うと今度こそ操作盤に向き直り、該当の数字を押下して。はたして閉ざされた箱は緩やかな下降を開始し、再び開いた扉の先は至って平常な4階の風景があり。先刻のエレベーターの異常動作や、さも何処ぞの深淵に繋がるとでも言うかのような最上階の光景の後ともなれば見慣れた日常の有難みも一層増すというもの。窮地を脱したと判ずるには尚早ながらも近場の壁に軽く手を付くと、愁眉を開き先の疲労と礼を静かに吐き出して。)
肝を冷やした……助かったよ、鳴子。





11: 有馬 続 [×]
2024-09-13 06:19:16




(/本日で期限の一週間となりますので、ご連絡を入れさせていただきます。この後の流れとしては、女性の独り言に関して若干触れつつも特段何も起きずに帰路に着き終了といった流れを想定しておりましたが、何か展開に関するご要望やロルに返しづらさなどを感じられているようでしたら、いつでも訂正等致しますので気軽にお申し出いただけますと幸いです。もしご相談いただいた内容に誤解釈や此方の技量に不足があり、ご期待に添えない点があったという事でしたら大変申し訳ありませんでした…!ただ、本日中にご連絡がないようでしたら再募集とさせていただきますので、その点のみご了承くださいますようお願い致します)





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