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1対1のなりきりチャット
自分のトピックを作る
61:
住岡 美風 [×]
2024-07-04 17:35:29
つ、ツンデレ……まあ、照れ屋さんではありますよね。可愛らしい人というか……
( 陽斗さんの体調は万全だとからりと笑いかけてくれる相手に「お元気ならなによりです」と胸を撫で下ろす。僕の場合、呑みすぎると体調不良が尾を引くタイプなので心配していたが、杞憂に済んだようでよかった。陽斗さんをヒロインだと形容する相手の言葉に、ふとこの前の余裕を無くして顔を真っ赤にする彼の姿を思い出して、もごもごと歯切れの悪い言葉を並べる。言葉尻にかけて声は小さくなり、後半はほとんど声になっていないのだが、どれも本心で、それ故に彼の相方さんに伝えるには気恥ずかしかったのだ。ヤマさんからすれば、芸能界での交流が少ないという陽斗さんがぽっと出の男とたった数回会っただけで仲を深めたのは珍しいことで、怪訝に思われても無理はないと思った。しかし、不意に肩を叩かれて感謝の言葉を投げかけられれば、その考えは払拭されていった。長年の友人として、相方として陽斗さんの隣にいた彼なりに僕のことを認めてくれているのだと伝わり、まるで恋人の父親と打ち解けたような感覚に(僕と彼は恋人ではないが!)胸を躍らせていると、ふと聞き覚えのある声が。ヤマさんと一緒に振り返ると、彼の言葉通り元気そうな姿が見える。ぱちりと視線が合うと、こちらに駆け寄り、いやに可愛らしい呼び方で声をかけられて思わず大きな声で驚いてしまう。近くにいたヤマさんが渋い顔で耳を押さえていたように見えたが、今は目の前の彼のことで頭がいっぱいだ。一夜限りだと思っていた「みっちゃん」呼び、彼の中では定着していたんだ。相方さんのこともヤマちゃん呼びだし、口慣れてて呼びやすいのか。とにかく、何処で誰が聞いているか分からない仕事場でこちらまで釣られて本名を口にしないように意識しながら返事をして )
えっ、ユキさん!?はい、こっちは打ち合わせで……みっちゃん呼び、続けてくれるんですね。忘れちゃってるかと思いました。
あだ名呼びだと、一気に距離が縮んで仲良くなれたみたいで嬉しいです!
62:
ユキ(雪田 陽斗) [×]
2024-07-04 18:13:42
ちゃんと覚えてるわ!俺酔っても記憶は無くさへんタイプやからな!それに、俺もこの方が変に気ぃ遣わんでいいから楽やし。
( 忘れていると思われたことが心外だったのか少しばかり不服そうに眉間に皺を寄せるが、そんな表情もすぐに柔らかいものになり小さく笑ってみせる。『コイツなぁ、みっちゃんみっちゃんうるさいねん。最初聞いた時好きな奴でも出来─…』と耳を塞いでいた手を離しお茶を受け取ってからがはがは笑う相方に「うっさいねんア ホ」とすぐさま口を押さえるようにして言葉を遮った。相方にそれほどまで彼の話をしている自覚なんてないし、そもそもそれが事実だとしても本人に言いふらされるなんてたまったもんじゃない、と微かに耳を赤くする。気を取り直して咳払いを2回ほど行うと、改めて相手へと向き直り、そういえば、と切り出した。)
今日、あの初共演やったトーク番組の放送日やんな。どんな風に編集されとるか分からんけど、俺らが炎上せんように願っといてな?アイドルとの絡みが世に出んの正真正銘初めてやから、今更ながら怯えとんねん。
( そう言って両腕を自ら抱くような仕草をして震えて見せる。彼は前に自分のファンだと元々公言しているし大丈夫だと言ってくれていたが、今思い返すとやはり収録中、初共演にも関わらず随分と馴れ馴れしく接していた気もするし、考えれば考えるほど向こうのファンから総攻撃を食らうのではないかと身構えているらしい。実際、数時間後の放送を終えた途端、お互いのファンがお互いのSNSに感謝のコメントを溢れさせる事になるのだが、この時はまだ何も分かっていないので、相方と2人してわざとらしく祈るようなポーズを取って両手を擦りつけて笑ってみせる。)
63:
住岡 美風 [×]
2024-07-04 19:50:29
( 彼に名前を呼ばれるのはいつまで経っても慣れそうになく、初対面からの「住岡くん」でも今の「みっちゃん」でも、どう呼ばれようと目を合わせて声をかけられたら心臓が飛び跳ねるほど嬉しいことに変わりはない。ゆえに彼の好きなように呼んでくれて構わないのだが、普段はメンバーにも下の名前をそのまま呼ばれることが多く、あだ名をつけられた経験が無いためそわそわとした気持ちで彼の話を聞く。一晩食事を共にしただけでここまで心を開いてもらえるとは思っておらず、勇気を出して誘ってよかったと過去の自分を讃えていると、ヤマさんが笑いながら何か言い出したが、すぐに陽斗さんが遮ったため言葉の断片しか聞き取れなかった。しかし、なんとなく言いたかったことを察して、わちゃわちゃしてる仲良しコンビを眺めつつ苦笑い。確かに「みっちゃん」なんて聞いたら可愛い女性のイメージが浮かんでもおかしくないよなーと納得したが、陽斗さんはこれ以上詮索されたくないようなので口を噤んだ )
きっと大丈夫ですよ。むしろ雪山さんのおかげで面白くまとまったんですから。みんな楽しんでくれると思います
( 彼が切り出した話に頷きながら、収録中のことを思い出す。あの時は緊張しすぎて記憶が飛んでいる箇所がいくつかあるが、雰囲気も良く面白い番組に仕上がったと期待している。自分も現代に生きるアイドルとして人並みにはエゴサをするタイプだが、僕達のファンは穏やかな人が多い心象がある。番組を見て雪山に怒りの矛先を向けるようなことはないと踏んでいるが、一部過激なファンはどこの界隈にもいるもので、そこに属する人に攻撃を受けることの恐怖を感じる気持ちは分からなくもない。しかしそこまで心配する必要はないと、おかしな動きをし始める2人に笑いかけたが、あの日をことを思い返すと失言をした記憶が掘り起こされてきて。片腕をもう片方の手でおさえると、肩を落としながら言う )
僕はどちらかと言うと、自分で放送を見る方が怖いですよ。すごく緊張してたし、絶対変なこと言ってましたから……。
64:
ユキ(雪田 陽斗) [×]
2024-07-04 20:36:26
…心配せんでもええよ。盛り上がりのきっかけはみっちゃんやったし。そんなんでウジウジしとったら今後が大変やで?図太く行きや。あの後すべりまくったクセにのうのうとしてる奴もここに居るんやから。
『 ──誰のこと?』
いや、お前しか居らんやろ。こんなに視線送っとんのに、気付けや。
( 肩を落とす相手に、またも自然と腕が伸びてはぽんぽんと頭を撫でる。くしゃくしゃにしてやりたい気持ちはあったが、仕事中ということもあり綺麗にセットされた髪を崩すほどの度胸は持ち合わせていなかった。にかっと笑顔を向けて返答した後は続けて冷ややかな目を相方に向け、そのまま漫才の要領でテンポよく会話をして行く。そしてふと廊下に設置された時計に目をやると、いつの間にか収録の時間が近付いていた。またもお喋りに夢中になる所だったが、本番前に御手洗に行きたかったことを思い出すと「 アカン!こんな時間やん。みっちゃんも仕事頑張ってなー」と一足先に歩き出した。そして、その相方もまた同じように時計を見て歩き出そうとしたのだが、あ、と1つ声を上げると、相手の肩に身を寄せてそれはそれは楽しそうな笑顔でこそりと小さく言った。)
『あんな、ユキにな、“アプリコット・フィズ”のカクテル言葉聞かれたんやけど…あれ、教えてやった方がいいの?』
65:
住岡 美風 [×]
2024-07-04 21:47:49
……ふふ、ありがとうございます。
( 視線を床に落としていると暖かい手が頭に触れて、慰めのように撫でられる。この前より遠慮がちだが、優しくて気持ち良い感覚に目を細めながら礼を言う。本当に頭撫でるの好きなんだな。僕もクセになってもっと欲張ってしまいそうだ。愉快なやりとりをする二人には雪山の漫才だ…と感動しつつ笑うと、次の仕事に向かうという陽斗さんの言葉に頷き返事をしようとする。しかし、ふと振り返ったやけにテンションの高い様子のヤマさんに耳打ちされ、絶句してしまった )
え、えーと、一応、内緒でお願いします……。……僕の感情は、陽斗さんにとって迷惑になってしまうと思うので。
( 一瞬だけ目を見開いたが、すぐに瞼を伏せると小さく言葉を返す。冷静を取り繕っているが、かなり衝撃を受けていて心の中では「ヤマさん、カクテル言葉にお詳しいんですね……!?」と叫んでいた。おそらく彼が直接教えずとも、今の時代ネットで検索すれば簡単に答えが出てくる。陽斗さんがどうしても気になるというなら自分で調べるだろうし、誰かを介してあんな言葉を伝えるのは避けたい。というか、なるべく知られたくなかった。仲を深めて、今後も良い友人関係を築こうとしている僕が、彼に対してお世辞にも綺麗とはいえない感情を持て余しているなんて。僕自身、まだ気持ちの整理がついていないというのに。彼に思いを馳せていると芸名で呼ぶことも忘れ、顔を歪ませて言葉を吐くと、ハッと顔を上げて「すみません」と反射的に謝った。あのカクテルに特別な意味などないと誤魔化すことだって出来たのに、これじゃ僕の気持ちを告白したも同然だ。どうか重く受け止めないでほしいと強く願いながら、先を行く彼の元へヤマさんの背中を押して、声をかける。うまく表情を作れているか、それすら分からないほど心の中はざわざわと荒んでいた )
ユキさん!よければ次はヤマさんもご一緒に、またご飯行きましょうね。
66:
ユキ(雪田 陽斗) [×]
2024-07-04 22:40:16
…そうかなぁ?
(昨日、相方と楽屋で喋っていた時ふとアプリコット・フィズのカクテル言葉について質問された。二十歳になったばかりの頃、知ってたらモテるかも、というなんとも幼稚な理由で覚えた其れを飲みに行った際相方にしつこいぐらいに解説した事があった。しかし、相方はこんな蘊蓄に興味があるとは考えづらかったので訳を聞いてみると、「んー、なんとなく、なんやったかなーって」と首を傾げながらそれ以上は聞いてこなかった。どうやら例の彼に行きつけのバーへ誘われて飲んだ際、マスターが作ってくれたらしい。そんなの、マスターが好みに合わせて作ってくれただけやろ、と言いたかったが、変なところで働く自分の勘がそれは言うなと引き止めた。その日はそのままうやむやにして仕事を終えたのだが。折角だし当の本人にもちょっとカマをかけてみようかなと、悪戯心が疼いちゃった訳、なんですが…、瞼を伏せて小さな声で言葉を返す相手を見て、あら、と思わず口を噤んで。一間考えた後に一言、優しく上記を述べた。その後はぐいと背中を押されされるがまま、いつの間にか追いつかれた相方は「お、おう!そうやなー 」と突然隣に現れた自分たちに少し驚きつつ相手の提案に頷くもそのまま相手に軽く手を振った。去っていく相手の背を見送ると、なんだか近所の子を見守るおじさんのような表情をしている相方へ怪訝そうな目を向ける。)
…なに?ヤマちゃん、なんかしたん?顔キ モイで?
『いやぁ、頑張れー思て。…それよりさぁ、住岡くんの連絡先俺にも教えてや。─お前結構ぬけてるとこもあるし、俺の方が相談役に相応しい事もあると思うねやんか。』
なんやそれ…。いいから、はよ行くで。
67:
住岡 美風 [×]
2024-07-04 23:38:27
───だから、マスターの心遣いはありがたいけどさ……僕はあの人とどうこうなりたい訳じゃないの。うちの事務所は恋愛禁止じゃないけど、お互いの立場だってあるし……。
( あれから暫く経ったある日のこと。久々に得た休日の夜に、行きつけのバーで飲んだくれていた。店内には自分とマスターしかいないからと気が緩み、アルコール度数の高い酒を呷ったかと思えば、カウンターに突っ伏して愚痴を吐き出した。アイドルらしからぬ姿に自分自身で呆れているが、ここ最近、日々募る陽斗さんへの感情で圧し潰されそうになっているのだから、やけ酒をしてまで鬱憤を晴らすくらい許してほしい。あの日から、立て続けに入る仕事に追われ、目まぐるしく毎日が過ぎていった。その間にも、彼に対する複雑な感情に折り合いをつけようと思い悩んでいた。仕事に支障が出るほどではないが、確かに気分が良いとはいえなかった。僕は結局、彼とどうなりたいのか。純粋なファン心で向き合って、プライベートでも仲良くなって、そのまま友人関係を続けられたらそれでいいと思った。この気持ちを伝える勇気なんかないくせして、彼の隣に居場所が欲しいと、生意気にも思ってしまった。そんなの、ずるいよな。彼は僕を気に入ってくれている。それが嬉しくて、寂しくて、どうしようもない。酒が回ってきたのか、なんだか頭がぼんやりしてきて、無性に彼が恋しくなってきた。顔が見たい、名前を呼んでほしい、また頭を撫でてほしい……そんな思考に支配されて、気付いた時にはスマホを手に取っていた。漢字変換もうまくいかず、ところどころ平仮名になっている幼稚なメッセージを入力して、見てくれるかどうか分からないがほとんど無意識で彼へと送信した )
『はるとさん、いっしょにお酒のみましょう。この前のんだバーでまってます』
68:
ユキ(雪田 陽斗) [×]
2024-07-05 00:10:44
( 早めに仕事を終え風呂まで済ませてベッドに横たわり、SNSで番組宣伝をしていた。投稿内容を確認して画面をタップすると、早々にファンのみんなから反応を貰えて思わず口元が綻ぶ。この前、例の番組が放送したあとマネージャーが慌てた様子でやってきたと思えば《初共演!ありがとうございます!》《住岡くんに絡んでくれてありがとう!雪山おもしろい!》などなど、自分たちのSNSに彼らのファンからたくさんのコメントが寄せられており、それからというもの、有難いことに此方のファンになってくれた方々も多いように思う。自分の心配は確かに杞憂だったな、とのんびり欠伸を零していると、ふと画面の上部に通知が表示されここ最近ほとんど連絡もできていなかった彼の名前が。改めて通知をタップして見るとどうやらあのバーにいるらしい。ベッドから上半身を起こして胡座をかくと、どうしたものかと頭をかいた。)
──で、急いで来たんやけど。なんや、もう飲んでるやん。
( ちょっと待っとき、とだけ返事を返して30分ほど経った頃、部屋で着ていたオーバーサイズのTシャツとハーフパンツにマスクと伊達メガネを追加した格好でやってきた。てっきり彼も今から飲むのかと思っていたが、どうやら既にお酒を飲んでいた様子で、マスターにぺこりと会釈して挨拶を済ませると隣のカウンター席へと腰掛けた。とりあえず乾いた喉を潤したくて「水ください」とマスターにお願いすると、カウンターに突っ伏したままの相手の顔を覗き込み、心配そうに眉尻を下げる。)
…大丈夫か?酔ってんの?
69:
住岡 美風 [×]
2024-07-05 00:56:19
……あ、陽斗さん……来てくれたんですね……っふふ、嬉しい。
( 彼にメッセージを送った後、うとうと微睡んでしまい返信が来たことにも気付かないでいた。誰かが入店した気配に意識が浮上すると、目の前には彼の顔。前髪の隙間から見えるその姿に柔らかく微笑むと「酔ってないですよー」と典型的な台詞を吐いて、むくりと体を起こす。マスターは陽斗さんの前に水を置くと、後は若いお二人で……とでも言いたげに店の奥へ姿を消した。それをぼうっと眺めながら、酒の入ったグラスを傾け氷をからりと鳴らす。酔ったせいで背筋を伸ばすのも気怠く、カウンターに肘をつきながら目を伏せた。まさか本当に来てくれるなんて、嬉しいと素直に喜ぶ感情とこんな姿を見られて恥ずかしいという感情がせめぎ合っている。会いたいと願ったが、いざ目の前に現れるとどうしたらいいか分からない。あーあ、もう考えても無駄だ。こんなに酒に溺れたのなら、どうせ記憶が飛ぶことは目に見えてる。もうどうにでもなればいいと、身体は正面を向いたまま俯き気味に、隣に座る彼の手をそっと握ると、ぽつぽつと話し始めて )
あのね、陽斗さん。ぼく悩みがあるんです。どうしようもなく好きな人がいるのに、そのひとに嫌われるのが怖くて、自分の想いを伝えるくらいなら友達のままでいいやって諦めて……臆病になってしまう。僕は、どうしたらいいですか……?
70:
ユキ(雪田 陽斗) [×]
2024-07-05 09:25:01
…いや、それ酔ってるやつのセリフやん。
( 酔ってないと笑う相手に呆れたように笑い返しながらそう言う。前回のように自分も酔うつもりは無いが、折角だし何か飲もうかと置かれていたメニュー表を片手で持って眺める。そうしながらも横目でちらりと相手の様子を伺うのだが、いつもは柔らかな雰囲気を纏っている彼が気怠げに目を伏せているのを見ると、赤らんだ肌も相俟ってかやけに大人っぽく見えてしまいいけないものを見ている気持ちになる。──って、何考えてんねん。と心の中で自分にツッコミをいれつつ、なんとか邪念を払おうと深呼吸をしてみる。しかし、そんな時に不意に空いている方の手を握られるもんだから、思わず驚きメニュー表をぽとりと落として、相手の顔を見た。)
えぇー…そ、そうやなぁ。でも、そういうのってちゃんと伝えた方がいいんやないん?案外、嫌うどころか両想いかもしれへんやろ?そもそも、みっちゃんみたいにキレーで優しい子に告白されたら誰でもイチコロやって。
( 何事かと思えばどうやら恋のお悩みをお持ちなようで、少し困惑気味に回答を考える。正直、お笑い一筋すぎて恋愛をした事がないのし、そういう話をするならば同じメンバーの方が適任なのではないかと思うが、なんだか頼られた気になって嬉しくなり、もう片方の手で優しく俯く頭を撫でた。しかし、そんなに好きな奴がいたんや…と考えると胸の奥が痛んだ気がして上手く表情を作れるているかは定かではない。この痛みの正体には気付いておらず、誤魔化すように小さく笑いながら、背中を押すような言葉を素直にかけてやる。)
71:
住岡 美風 [×]
2024-07-05 16:08:02
陽斗さんは……僕のこと、どう想ってますか
( 髪を撫でられ、猫が擦り寄るように彼の手に頭を押しつける。その表情は満足そうに綻んでいるが、どこか上の空で目の焦点は合っていない。その瞳で彼を見つめると、握った手はそのままに、頭を撫でる手の方も掴まえてさらに質問を続けた。捕らえた彼の両手と自身の手を絡ませて、恋人繋ぎのような形に繋ぎ直しながら返答を待つ。───"両想いかもしれない"か……。本当にそうだったらいいのにな。心の中で自嘲的に笑って彼の言葉を思い出す。はっきり言って望み薄だろう。恋愛相談を受けて、平気な顔して回答を並べてくれてる。僕が恋してるのは貴方だって、まったく気づいてくれやしない。……もう、遠回しにアピールしても無駄だ。陽斗さんの両手をさらに強く握ると、彼にぐっと近寄る。至近距離で感じる彼の匂いにぐわんぐわんと頭を揺らしながら、蕩けそうな声で言葉を発した )
僕は、陽斗さんのこと、……大好きです。
72:
ユキ(雪田 陽斗) [×]
2024-07-05 17:42:55
( 頭を撫でる手に擦り寄ってくる様子を見ると、猫みたいだなぁなんて目を細めて笑うが、問いかけられ其れに、え、と言葉を詰まらせる。つい先日、実は相方にも同じような質問をされたばかりでその時のことを思い出すとソワソワしてしまう。…だって、同期とか、友達とか、答えようと思えばすぐに答えられたはずなのに、其れらを言わずに言い淀んでしまった自分に焦ったのだ。彼とは確かに仲が良いはずなのに、これを友達と言わないなら、他になんと言いたいんだろう?両手を捕らえられ、指と指が絡まる感触にびくりと身体を反応させると、返事を待つ相手に対して「いや、あの…」と耳を真っ赤にして歯切れ悪くあたふたするしか無かった。はっきりとした答えが言えないままでいると、突然握られていた手に更に力が入り、彼の綺麗な顔が此方へぐっと近付いてきた。──うわ、まつ毛なが!ビジュ良!声甘っ!こんなんファンは卒倒するわ──なんて頭の隅にいる冷静な自分が叫ぶが、耳元から顔全体へ熱が広がりそれどころではなくなる。おまけに、次の言葉に思わず目を見開いて。)
…へ、美風が?俺を?
( 耳に流れてきた言葉をゆっくり時間をかけて咀嚼し、ファンとしてやろー?なんて揶揄ってやろうかとも思ったが、彼の表情を見るにそんな冗談は通用しなさそうでごくりと喉を鳴らす。めちゃくちゃ懐いてくれてるなーという自覚はあったし、好かれてるとは思っていたが自分が“そういう対象”になるなんて思っていなかったので、ホンマに…?と今にも恥ずかしさで泣き出しそうな潤んだ目を向ける。きょろきょろと視線を泳がせた後に1つ息を吐いて気持ちを落ち着かせようとするが、高鳴った心臓の音は相変わらずうるさいままで、黙っている訳にもいかず握られた手をぎゅうと此方からも握り返し、恥ずかしさを誤魔化すように俯いたまま正直に気持ちを白状した。)
…俺、同じ気持ちか分からへん。でも、お前が好きなやついる言うた時、なんか、嫌やったし。…少なくとも、お前からのメッセージみて慌てて準備して家飛び出してくる分には、一緒におりたい、と思ってる。
これって、俺も大好き、ってこと、なんやろか…?
73:
住岡 美風 [×]
2024-07-05 18:26:17
……ずるいなぁ、僕に聞かないでくださいよ。勝手に都合よく受け取ってもいいんですか
( 握り返された手の感触に少し期待したが、彼は戸惑ったまま疑問形で言葉を終わらせた。そんな、僕にすべて委ねるように聞き返されたら、優しい彼につけ入ることだって容易く出来てしまいそうだ。存外、彼は僕のことを意識してくれている。酒を一滴も飲んでいない筈なのに、僕と同じくらいかそれ以上に顔を赤く染める姿を見れば瞭然だった。純情な反応をする彼に目が眩んでしまうが、僕だって経験が多い訳ではない。格好つけて小さく笑ったものの、とうに余裕をなくして瞳はぎらぎらと彼を見据えている。もう少し、もうひと押しすれば、僕に堕ちてくれるのかな。握った手を一旦離すと、今度は彼の両肩に手を置いた )
……もし、嫌だったら、僕を突き飛ばしてください。無理やりしたくないから。
( 本当に、僕の気持ちに応えてくれるというなら、この行為も受け入れてくれるはずだ。抵抗する余地は与えた。嫌悪を感じたらすぐに拒否してくれたって構わない。でも一瞬でも触れたら、もう手放してなんかやらない。ゆっくり、ゆっくりと顔を傾けながら、彼の唇に近づいた )
74:
ユキ(雪田 陽斗) [×]
2024-07-05 19:33:15
(ずるいと言われれば「だって!」と返す。自分の方がいくつも年上のくせに子どものように言い訳を並べようとするも、それも上手く思い浮かばずに結局は再び口を噤んでしまう。相手の子慣れてる感が無性に悔しくなってじとっと睨みつけるが、此方を見据えるその目に全て吸い込まれてしまい、どのみち敗北してしまう。ふと、握られていた手から温もりが去っていくとそれすらも寂しいと感じてしまう自分がいるのだが、今度は両肩に触れられそれはそれで硬直してしまう。更に近づいてくる綺麗な顔をじっと見つめると、先程までいた冷静な自分の姿もどこかへ行ってしまっていて、その甘い雰囲気に侵されてしまう。自分の肩へと伸びているその腕に自分の手も添えてしまえば、今にも触れてしまいそうな唇に目を瞑った。)
──嫌な訳ないやろ。
( 重なった唇はとても熱くて柔らかくて、酒も飲んでいないのに思考がふわふわと酷く鈍る。そんな頭の中で、こんなん酒よりも夢中になってしまうやんけ、と一人心の中で呟いてしまえば、ちゅ、と可愛らしい音を立てて名残惜しそうにも唇を離す。たった数秒間の軽い口付けなのに息が乱れているのを感じながらゆっくりと瞼を開ける。…すると、ハッと自分がしたことを省みて羞恥心が頂点に達成した途端、真っ赤な顔をしたまま片手で口元を押え勢いよく立ち上がった。)
……ま、マスター!俺、急用思い出しましたわ!みっちゃん酔ってはるからタクシー呼んで帰らせたって!!
(恥ずかしすぎていても立ってもいられなくなり、恐らくバックヤードに居るであろうマスターへ大声で声をかける。財布を取り出し、タクシー代には多すぎるぐらいの金額をカウンターへ叩きつけると、「ま、またな!気ぃつけて帰れよ!」と逃げるようにして店から飛び出して行ってしまった。)
(/いつも楽しくお相手させてもらっています。美風くんがカッコすぎて背後共々ひーひーしているところですが、、意気地無しのユキが逃げてしまいすみません←
この後、もし美風くんが酔って覚えていない、という展開でしたら大人気もなくめちゃくちゃ拗ねてやろうと思うのですがどうでしょう?←←)
75:
住岡 美風 [×]
2024-07-05 20:39:57
( 両肩を掴んだ僕の腕を跳ね除けるでもなく、彼はそっと手を添えて、一言だけ発するとそのまま僕の唇を迎え入れた。一瞬、理解が追いつかなくて、その感触を確かめるように彼の唇を柔らかく食む。抵抗も、拒否もされなかった。嫌悪感なんて微塵もないような顔をして、僕にすべてを委ねた。陽斗さんは今、僕の手の中にいる。その事実にさらに興奮して、もっと、と欲張りそうになったが、必死に理性を働かせて唇を離した彼をおとなしく見ていた。僕も人のことを言えないが、彼もあまりこういった経験をしてこなかったのか、お互い息を乱しながら何も言えずにいた。アルコールと、陽斗さんに酔ってしまって、思考がままならない。ただただ、彼が愛おしくてたまらなかった。接近した距離はそのままに、彼を抱きしめてやろうかと腕を伸ばしかけたが、それは突然立ち上がった彼に遮られてしまった )
え、陽斗さん……!?ま、待って……!
( 立ち去ろうとする彼を止めるべくこちらも立ち上がったが、酔いが回った身体ではまともに動けずに、あれよあれよという間に彼は姿を消してしまった。取り残された僕は、ぽかんと呆気にとられてその場に立ち尽くす。数十秒前までの甘い空気はどこにもなくて、幻覚でも見てたのかと思うほどしーんと静まり返った店内で狼狽えた。僕を受け入れてその場に留まるか、拒否して逃げてしまうか、そのどちらかの反応を予想していたが、結果はその中間ともいえる「受け入れて逃げる」という反応。この場合、彼も同じ気持ちになってくれたのだと断定して浮かれるには早すぎるし、かといってはっきり拒否された訳でもないため項垂れるのも違う。行き場のない感情をどこにぶつけていいのかも分からず、店の奥からひょっこりと顔を出した店主に虚ろとした目を向けた )
……マスター、ありったけのお酒持ってきてください。今夜は吐くまで呑みたい気分なんで……
( / 背後様、こんばんは。こちらこそいつもお相手していただきありがとうございます!逃げちゃうユキさんも可愛いので無問題です笑
こちらも美風の酔うと記憶が飛ぶ設定を展開に反映させようと思っていたので、大賛成でございます!!はたしてふたりは無事結ばれるのでしょうか……今後ともぜひよろしくお願いします!
76:
ユキ(雪田 陽斗) [×]
2024-07-05 21:23:09
( ──息付く暇もなくそのまま自宅へと逃げ帰れば、酷く乱れた呼吸をなんとか整えようと玄関の扉に片手を着いて崩れ落ちそうな身体をなんとか支えた。少しでも気を緩めると唇の感触やあの熱っぽい目を思い出しそうで、自身の火照った頬をつねってみる。…夢ではなく、彼は俺の事を好きだと言って、キスをした。頬に痛みが走り現実だと思い知っても、その事実はいつまで経っても現実味を帯びなくて、未だ脳内は混乱状態。何故自分は相手を拒まなかったのか、もはやその答えだけははっきりと明確になったはずだが、どこまでも負けず嫌いな為その先を改めようとはしなかった。とにかく、明日も仕事だし、早いとこ寝てしまおう。そう思ってベッドの上にダイブした。)
『……ユキ、寝不足?めっちゃ人相悪いで?』
あー…、なんかいいネタ書けそうやって夜更かししてもうたわ。
(あの後当然寝れるはずもなく。翌日、マネージャーの車から降りテレビ局の出入口に向かって歩きながら相方の怪訝そうな顔に適当に誤魔化しを入れておく。寝不足の目がなかなか開かず眉間に力が入ってしまうが、局の中に入る頃には何とか目を擦り平常を装っておく。すれ違うスタッフに挨拶をしながら、ついつい視線を動かし彼らがいないか確認してしまう。…あの時、相手を置いて一方的に店から逃げ帰ったのは大人げなかったしダサかったと思う。その事への罪悪感も相まって、一体どんな顔をして会えばいいのか分かったものでは無い。終始落ち着かないまま、担当のスタッフに案内され楽屋へと向かっていく。)
(/ 賛同いただきありがとうございます!では、そのように致しますね!今後も楽しみです!また何かあればお声かけさせて頂きますね。こちらこそ、よろしくお願い致します!)
77:
住岡 美風 [×]
2024-07-05 22:14:19
『美風、大丈夫?体調悪いなら休んでも……』
いや、大丈夫……ちょっと頭痛がするくらいだし、ちゃんと切り替えるよ
( 昨晩は酒を浴びるほど呑んで、ほとんど意識がない中ふらふらの足取りでタクシーに乗り帰宅した。あのような姿を週刊誌に撮られないでよかったと心の底から思う。気づけば自宅のベッドで眠っていて、今朝は頭痛と悪戦苦闘しながらも急いで準備して遅刻ぎりぎりで楽屋に到着したのだ。普段集合時間に遅れることなど滅多にない僕を心配するようにメンバーが声をかけてくれるが、ただの二日酔いで仕事を休むわけにもいかないと言葉を返す。マネージャーが持ってきてくれた栄養ドリンクを飲みながら、ふと、妙な感覚がして頭を捻る。何か記憶を失くしているような気がして、必死に思い出そうとするもののマスターの髭面ぐらいしか思い浮かばず溜め息を吐いた。何かやらかした気もするし、特に何もなかった気もするし……。そもそも昨夜は僕とマスター以外は店にいなかった。いや、やっぱり僕の隣に誰かいたような……。たまたま来店した人だったか、はたまた僕自身が呼び出した人なのかすら分からない。後者の場合、メッセージ履歴を見れば分かるかもしれないとアプリを開いて確認してみる。すると、ここ最近は都合が合わず顔を見れていなかった彼の名前が。やりとりを見返すと、確かに昨日僕からメッセージを送っていたが、ダメだ、まったく記憶が無い。返信も来ているし、この後本当に店まで来てくれたのだろうか。記憶が飛んでいる中でなにか粗相をしていたらどうしようと、だんだんと不安になり、そのまま彼へとメッセージを送った )
『陽斗さん!僕、昨日なにか失礼なことしませんでしたか?一緒にお店で飲んでくれてたと思うんですけど、ごめんなさい、なにも覚えてなくて……』
78:
ユキ(雪田 陽斗) [×]
2024-07-05 22:52:09
( 楽屋に入りマネージャと今後のスケジュールをついて軽く合わせていた時、ポケットに入っていたスマホが震え通知を知らせる。取り出した際に一瞬送り主の名が見え、その瞬間心臓がどくりと鳴り、またも鼓動が速くなるのを感じる。昨日の今日で何を言われるか分からなかったし、そもそも体調は大丈夫なんやろか、とか、色々な事が脳裏を駆け巡り恐る恐るメッセージを読んだ。──はぁ?、“何も覚えていない”の文字を見るや否や思わず声が出てしまって、相方とマネージャーが何事かと首を傾げてこちらを見ている。しかしそんな事にはなりふり構わず並んだ文字にもう一度じっと視線を置いてゆっくりと目を通す。恥ずかしくて誤魔化してんのかと思ったがどうやら違うようだし、自分がお店に着いた時にはそもそも酔っていたし、確か初めて飲んだ時に悪酔いすると記憶が抜けるって言っていた気がする。おまけに酔うと盗み癖があるとかなんとか言っていたが──こちとら靴下やアクセサリーどころかもっと大事なもんを盗まれたんですが──)
『 別になんともない。住岡くんが覚えてへんのやったら俺も忘れたる。』
( 自分ばっかり昨日の夜から悶々と意識していたのが急に馬鹿らしくなり、勢いに任せて画面を操作するとそのまま上記のメッセージを送り付ける。なんともないなんて嘘、忘れられるわけもない。でも、相手が覚えてもいない事で振り回されるのは此方としてもまっぴら御免だし、わざと素っ気なくしたメッセージにすぐ既読がつくのをみて、ざまぁみろ、と心の中で舌を出した。…アイツ、酔ったら仲良いやつにあんなことするんかな。演技もできるようになりたいって言うてたし、その延長みたいなことやったんやろか。スマホをテーブルの上に放り出すと、心配しているマネージャー達の声を他所に自分自身もテーブルの上に突っ伏した。胸の奥はズキズキ痛むし鼻の奥はツンてするし、そんな全く大丈夫そうではない様子で「…大丈夫ー、気にせんといてー…」と顔を伏せたまま小さく呟くと微かに鼻を啜った。)
79:
住岡 美風 [×]
2024-07-05 23:46:37
絶対なんともなくないよね、これ……。
( 陽斗さんからの返信を見て、じわりと冷や汗をかきながら呟く。あの晩、おそらく彼の気に障るようなことを仕出かして、好感度がかなり下がったのが文面だけでひしひしと伝わる。これが恋愛シミュレーションゲームだったら、バッドエンドまっしぐらだろう。それだけは絶対に避けたい。彼と気まずいまま距離をとられるなんて嫌だ。しかし本当に何も思い出せずに頭を抱える。鞄をひっくり返して中身を確認しても、盗品らしきものは見当たらないのでなにか盗んでしまった訳ではなさそうだし、失礼なことでも口にしたのだろうか。僕が誤って口走るようなことなんて、心の奥で蓋をしたまま隠し続けるこの気持ちくらいで……。一瞬ハッとしたが、まさか、いやいや、と首を横に振ってその可能性を否定した。兎にも角にも、自分が覚えていないことは相手に聞いてみるしかない。次の仕事に向かうというマネージャーからの声掛けに立ち上がりながらも、どうにかして彼に機嫌を直してほしいと、そればかり考えていた )
───あ、ユキさん!この間はすみませんでした!……といっても、何をしたか覚えてないまま謝っても意味がないと思うので、よければ僕がしたことを教えてもらえませんか?
( さらに数日後。仕事のため足繁く通うテレビ局の廊下を今日もいつも通り歩いていた。すると、以前から頭の中を支配している例の人物の姿が見えて、逃すまいと慌てて声をかける。勢い任せに謝罪の言葉を投げかけたものの、記憶を飛ばしたくせに怒らせた内容も知らず謝るのは筋が通らないだろうと、眉を落としながら反省して質問を付け加えた )
80:
ユキ(雪田 陽斗) [×]
2024-07-06 00:43:01
…せやから、別にええねんて。
( あれから何度かだけメッセージのやり取りはしていたが、あの夜のことを聞かれる度に全部はぐらかした。丁度仕事が立て込んでいたし、時々チラつくあの熱っぽい視線には知らないふりを決め込んでいた。なのに、楽屋から出て廊下を歩き出したその時、久しぶりに彼の声が聞こえてきて思わず踵を返そうとしたが、その隙もなく彼は此方へと駆け寄ってきて謝罪の言葉を口にした。…今日はピンの仕事で相方はおらず、マネージャーもスタッフとの打ち合わせに出掛けてしまいここを去るための助け舟は期待できそうにない。上記を小さく呟くが、やはり気まずくて視線が泳いでしまう。ちらりと見えた彼の顔はすっかり反省していて、まるで捨てられた子犬のように縮こまって見えたものだから、此方としても罪悪感が募るのと同時に なんでお前がそんな顔すんねん、と不貞腐れた感情がごちゃ混ぜになる。しかし、本人を前にメッセージ上で行っていたような誤魔化しはもう通用せず、かといってこのままにしておく訳にもいかず、黙ったまま相手の手を掴み来た道を引き返すと、勢いそのままに自分の楽屋の中へ連れ込みくるりと相手の方へ向き直る。そして「…分かった、教えたるわ」と低く言うと、彼の胸倉を掴みぐいと引き寄せ、その唇に自身の物を重ねた。)
──、酒に飲まれるからこんなしょーもない芸人にキスしてしまうねん。…あんな小っ恥ずかしい返事までしたったのに、覚えてへんとか最悪やろ。酔った勢いで冗談でしたとかまじ許さへんからな!あんなん、もう二度と言ってやらへん!
酔って告ってキスするような奴は週刊誌にすっぽ抜かれて叩かれろ!このドア ホ!
( 重なっていた唇を離すと同時に掴んでいた胸倉も解放し、それを機に胸の内に溜めていた思いをこれまた早口で捲し立てた。口付けをした顔は恥ずかしくてまたも熱が帯びるが、それと同時に瞳の奥が熱くなり目元を濡らす。勝手に溜まっていく涙を流さないように両手に力を入れるが、それでも溢れていきそうで思わず顔を背ける。今まで頑なに気付かないフリをしていたが、やはり、自分は目の前にいる彼が好きだったんだ、と思い知る。酔った彼が言っていたあの言葉は本心なのか、その答えを聞きたいようで聞きたくなくて「もう、知らん」と不貞腐れたまま、相手の横を通り過ぎ再度楽屋から出ていこうとドアノブに手をかける。)
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