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1対1のなりきりチャット
自分のトピックを作る
184:
住岡 美風 [×]
2024-12-24 14:10:13
あ、お疲れ様です!遅れちゃってすみません、よろしくお願いしますね。
( 急ぎ足で会議室に入ると、見覚えのある顔がふたつ。ひとつは雑誌のお仕事で度々お世話になっている女性社員さん。もうひとつは、恋人兼今回の共演者であるハ…ユキさん。ぺこりと頭を下げて彼の隣の椅子に座ると、緊張している彼とは対極的に、妙にテンションが振り切れている様子で「はい、すっごく楽しみですよね!!僕は何度かモデルの経験もあるので、ユキさんのサポートは任せてください!」と言葉を返して。共演の話をいただいた時、心内を大きく占めていた不安も覚悟を決めた今では豆粒のように小さくなり、今度は過度な高揚感に振り回されているようで。資料を受け取ってからもそわそわは治らず、不意に天井を仰ぎ見て )
それにしても、ユキさんがモデルかぁ…。かっこよくなりそう、というか絶対かっこいい!おそろいのヘアセットとかしちゃいます?ユキさんに似合いそうな衣装も僕が探してきちゃおうかな!!
( やる気が空回って口数が多くなる僕を見て、社員さんは若干引き気味に『ええと…美風さん一旦落ち着いて。とりあえず撮影日について説明させていただきますね』と打ち合わせを始めていった。会議中も「ユキさんの魅力を最大限引き出すためにはやはり……」とまるで専門家のような面持ちであれこれと提案しては、自分自身もカメラの前に立つ側の人間であることを忘れているようで )
185:
ユキ(雪田 陽斗) [×]
2024-12-24 22:38:05
( 緊張している此方とは裏腹に、何やらテンション高く張り切っている相手を見て思わず「めっちゃノリノリやん」とツッコんでしまい笑みが溢れる。おかげでいくらか緊張は和らいだが、トーク番組の時とは違い今回ばかりは相手の得意分野の為、少しだけ負けた気がして悔しさもありつつ。それでも、サポートは任せて、と言ってくれた相手には素直に「よろしくやで」と頷いておくことにしたのだが、)
……いや、ホンマに、お前が1番張り切ってない?一応一緒にモデルやんねんで?
そら、俺はこんな仕事不慣れやし、色々と任せたい気持ちは山々やねんけど…、え、大丈夫?俺の衣装とかヘアメとか張り切りすぎてすべったりせん?
( 会議中もスタッフの如くあれやこれやと自分の衣装やセットなんかについて熱弁する彼を見て、その度に困惑している社員さんに代わり上記を述べる。自分の事となると限界ヲタクと化す彼を見るのは正直面白いし好きなのだが、今は仕事中でもあるし会議が進んでくれないと此方としても困るので、途中途中適度に相手の暴走を阻止しながらなんとか会議を終えたのだった。
─雑誌モデルの仕事が約1週間後、2人のインタビュー記事も作りたいとのことだったので、数日後には先にインタビューの仕事も入ることになり、会議終了後、次の仕事までゆとりがあるからと社員さんが帰った会議室で2人のんびりとお茶を飲んで休憩をしていた。ペラペラと受け取った資料を読み返しながら頬杖をつくと、完全には拭いきれていないらしい不安が小さなため息として出ていった。)
モデルて…未だ実感湧かへんわ。お笑いについてのインタビューとかただの宣材写真とかやったらええねんけど…。俺にとっては即興でネタやらされるよりムズいわー。
186:
住岡 美風 [×]
2024-12-25 12:05:09
……僕、陽斗さんと共演できるのが嬉しくて、舞い上がって変なこと言ってましたよね。でも本気なんですよ、陽斗さんってかっこいいから、そのポテンシャルを引き出して……僕の陽斗さん、どうだかっこいいだろ!って自慢したいんですよ!!
( ふと会議中の反省を口にすると、少ししょげたかと思えばすぐに顔を上げ、彼の瞳をまっすぐ捉えて。炎がめらめらと燃え上がった目は本気(ガチ)さを物語っていて、相当意志が固い様子。といっても、ただでさえ雑誌で特集を組まれるほど注目されているわけで、調子に乗りすぎたら彼との関係がバレるのも時間の問題だ。頑張って加減しなければと胸に刻みつつ、こんなに張り切ってしまうのは自分でも想定外で「僕ってプロデューサー気質だったんですかね」と困ったようにへらへら笑って )
僕も初めて撮影した時は、カメラを向けられただけで挙動不審になっちゃってなかなか大変でした……でも1番大事なのは自然体でいることなので、いつも通りの僕と陽斗さんでいましょうね。雑誌を読んでくれるファンのみんなも、きっとそういう僕らを望んでると思いますから
( 「そう力まず、ね!」と未だ緊張の色を見せる彼の背中をさすって、言葉通りいつもと変わらない笑顔を向けて。なにか特別なコンセプトがある場合はそれに相応しいポージングや表情作りも大事になるが、話を聞く限り今回は等身大の姿を求められているらしい。カメラマンさんも不慣れな彼に対していきなり高度な要求はしないだろうし、きっと大丈夫だろうと楽観的に考えていて。少しでも陽斗さんの気に障るようなことがあれば即刻対処しますから!…というのは『過保護すぎるやろ』と呆れられる未来が見えたので言わないでおいた )
( / メリークリスマスです!いつか季節ごとのイベントに合わせたお話もやってみたいですね…!
187:
ユキ(雪田 陽斗) [×]
2024-12-28 19:25:13
ほんま俺に対してフィルター掛けすぎやって!
( こちらの目を真っ直ぐ見つめて熱い意志を語る彼を見て、ふふ、と半分呆れ気味に笑いつつ相手の肩を軽く小突く。
続く言葉と背中から伝わる優しい体温のおかげで緊張もいくらか解れてきたようで、大きく一呼吸おくと「…でも、そうやな。あんま気張らんとやってみるわ。」と彼の意見に賛同するように頷きながら笑顔を向けた。難しいことはできないが、普段通りでよいのならどうにかなりそうだし、彼が隣に居てくれるならリラックスして取り組めそうだと心持ちを新たにして。
折角2人きりで話をしているところ離れ難いのだが…、次の仕事もある為、その後はまたな、と軽く挨拶を交わして会議室を後にし、数日間はまたいつも通りバタバタと忙しない日々が続いた。
仕事にゆとりができたと言えど、それでも日中のスケジュールに大きな空きはなく追われるがままに仕事をこなしていた。それ故に彼とのインタビューの日も気が付けば当日を迎えていて、インタビュー中も何枚か写真を撮られるためか、彼の隣に腰掛けながらいつものお笑いステージ用の派手なスーツに身を包み質問に答えていた。
『お互いの第一印象は?』との質問にうーん、と最初こそ腕組みをして首を捻っていたが、当時の事を思い返すとスラスラと口が回って)
そうですねー、まぁ、えらいイケメンやなぁと思ってましたよ。同時期にテレビに出てたってのもありますけどよく観てました!お笑い芸人とアイドルって土俵は全然ちゃいますけど、同じ芸能界の人間として一応ライバル心はありましたね。
あ、美風が俺のファンやったって知ったのは初共演の時で、結構俺としては意外だったというか…めっちゃビックリしましたよ。“こんなキラッキラなアイドルが俺のファンってことあるんや!”って。
( 話しながらちらりと相手へ視線を移すと、「ほんま限界ヲタクやったやんな?」なんて笑いながら付け足して。それを聞いていたインタビュアーもクスクスと楽しげに話を聞きながら、続いて『住岡くんはユキさんに実際会った時、どうでしたか?』なんて話をふってみて。)
(/ 大遅刻になりましたが…メリークリスマスでしたね!そして、早いものでいよいよ年末…、良いお年をお迎えくださいね!!
季節ごとのお話もいいですね!ぜひぜひやりましょう!!
そして、またも私事で申し訳ないのですか、年末年始はどうしてもバタバタしてしまいそうで…明日から年明け4日ほどまでは更新ができないかもしれません;ご迷惑をおかけします!…)
188:
住岡 美風 [×]
2024-12-29 10:16:13
……は、はい。限界なのかは分かりませんけど、そこそこオタクの自覚はありますね…。ユキさんのおっしゃる通り、ずっと雪山を追っかけていたので初共演の時はとても緊張していました。僕のこと認知してくれてたのも驚いたし、なによりユキさんの神対応がものすごかったんです!握手もサインも快く受け入れてくれて、さらに好きに……あ、いや、ファンになっちゃいました!
( "限界オタク"という言葉にはまるで心当たりがないなんてとぼけてみたものの、とっくにオタク心はバレバレなので観念して頷き返す。思い出を語り始めると不意に口が滑ってしまったが、すかさず軌道修正しては(このくらいなら許容範囲ですよね)と隣の彼へ不安そうに視線を送って。事前にインタビューの回答は用意してある。うっかり余計なことを口走らないようにと、あくまで友人の範疇を超えない発言を心がけようと考えた回答だ。それを無心で読み上げればいいだけなのに、つい感情が昂ってしまう。ごめんなさいユキさん、貴方がいうオタクとは難儀な生き物なんですと内心泣きながら平謝りをして。インタビュアーはさらに質問を続ける )
『なるほど~。では、次はお二人がどういった経緯で仲を深めていったのかを教えてください』
最初は僕からご飯に誘ったんですけど……その日にいろんなお話をして、グッと距離が近づいたような気がします。雪山のユキさんとしてじゃなくて、1人の人間として、いい人なんだなって実感した日でした。
……あと、実はユキさんって酔うと…いや酔ってなくても、すぐ頭撫でてくるんですよ。そりゃ僕は年下ですけどすぐ子供扱いしてきて……あ、すみません。喋りすぎましたか…?
( 足を組み直して体の重心をずらしつつ答えていく。初めてご飯に行った日のことは今でも鮮明に思い出せた。私服だとおしゃれなアクセサリーをつけること。アイドルのような職種に苦手意識があること。意外とお酒に弱いこと。あの日、いろんな彼の一面を知って自分でも見て見ぬふりしていた恋愛感情が存在を主張し始めたのは言うまでもない(というか言えない)。しかし、なんだか魔が刺した。マウントを取るなんてらしくもないのに、僕しか知らない彼のことを知らしめたくなって。この数秒で何があったか、先ほど反省したことはすっかり頭から抜けて、挙句には歯止めがかからなくなり彼の撫で癖のことまで暴露してしまって。あっ、と気付いた時にはもう遅く後悔の念が押し寄せる。どうやら僕の口は、想像以上に軽くてよく滑るようだ )
(( こちらも年末年始は忙しくなりそうなのでお互いさまです…!今年は背後様と出会えて、このお話を紡げてとても充実した一年になりました。少し早いですが、良いお年を!来年もよろしくお願いしますー!
189:
ユキ(雪田 陽斗) [×]
2025-01-03 02:01:21
( ちらりと見やると不安そうな視線を送ってくるものだから、大丈夫だと言葉を返す代わりに肩を竦めて笑っておく。彼が昔から雪山を好きだと公言していたと言うから、前に昔の記事なんかをエゴサしてみたのだが…その事を考えると相手の雪山愛(というよりユキ愛?)はきっとファンの間では分かりきっている事だろうし、少しばかり口を滑らせたところで騒がれることも無いだろう。とはいえ、あからさまな態度は見せないように気を抜くことはせず、相手からの発言にはわざと大きな反応を見せながらすかさずツッコんで言葉を続けた。)
えぇ、途中までめっちゃええ事言うてくれてたのに急に暴露するやん。やめてやー、一応鋭いツッコミキャラでやってんねんから、そんなウザ絡みしてくる親戚のおっさんみたいなとこ言わんでええねん。
そんなん言うならな、俺もお前のことで1つあんで?美風と飲みにも行ったことあんねんけど、コイツね、酔うと人のもん持ち帰っちゃうらしくて、一緒に飲んでたメンバーの靴下持って帰ったこともある言うてたんですよ。メンバーで飲みに行くのはめっちゃ仲良くてええことやけどヤバないですか?
『一緒に飲みに行かれたってことは、ユキさんも何か盗られちゃったりしたんですかー?』
えー、それ聞いちゃいます?まじで大事なもん盗られたんですよ!まぁでも、美風にあげてもいいかなー思って、そのままあげちゃったんすけど。
( 自分の素性を少しバラされたのだからコチラもバラしていいだろう、と再度ちらりと相手に視線を移し、悪戯っこのような
笑みを浮かべながら飲みに行った際のエピソードを楽しげに暴露する。さりげなくメンバー同士の微笑ましいエピソードも混じえたものだから恐らく怪しくはないだろう。
ただ、自分が盗まれたものに関しては恋心だの唇だの正直なことは絶対に言えないので、“大事なもの”とだけ述べておこう。それってなんですかー?なんて呑気に質問を続けるインタビュアーには、「それはナイショですー」と人差し指を口元に立てながら、な?と隣に座る相手へわざとらしく声をかけた。)
(/ あけましておめでとうございます!
こちらこそ、背後様と共にお話を続けられてとても楽しく、嬉しく思っております!今年もお待たせしたりご迷惑をかけることがあるかもしれませんが…、この2人の物語を一緒に見守っていけたら幸いです。何卒、よろしくお願い致します!)
190:
住岡 美風 [×]
2025-01-03 08:05:37
いやいや親戚のおじさんというよりペットを愛でる飼い主みたいな手つきなんですよ、ほんと…。
( 厳しくて怖いイメージを持たれがちなツッコミ担当がデレデレしながら頭を撫でてくれるからこそ良いのに、と脳内で熱く語っていると、いつのまにか盗み癖のことを暴露されてしまい「あー!仕返しされたー!」と愉快そうに笑って。やや恥ずかしさはあるものの、やり返してくれたのはむしろ助かった。これでおあいこかな、と安堵してへらりと笑っていると、"大事なものを盗られた"と話す声が聞こえて。しかし、自分が記憶している限り彼からなにかを盗んでしまったことは無いはずで、慌てて思考を巡らせる。いや、待てよ、この含みのある言い方と表情は、嫌な予感がする。物品を盗んだことはないが、それ以外のことだとすれば……思い当たる節がある。でも盗まれたって人聞き悪くないですか、満更でもなかったくせに…。内心ぶつぶつと文句を言いながらも相好は崩れていき、抑えきれないにやつきを片手で隠しつつ言い放って )
それはもう僕のものなので、返してって言われても絶対返しませんからね。一生大切にしますから!
( ───その後も調子良く質問に答え続け、インタビューを無事に完遂した。スタッフさん達に挨拶をしながら楽屋に戻り、扉を閉めると緊張が解けたのか椅子にぐでんともたれて。先ほどの発言を話題に上げると悔しさと嬉しさが入り混じった複雑な表情を彼に向けて )
……ほんと、陽斗さんって負けず嫌いですよね。まさかあんな倍返しされるとは思いませんでしたよ。やっぱり敵わないなぁ…。
( / あけましておめでとうございます!今年もお互いに無理のないペースでやりとりを続けていけたらと思います。よろしくお願いいたします!
タイミング的に良さそうだったのでこちらの方で勝手にインタビュー切り上げちゃいましたが、早計でしたらすみません…!
191:
ユキ(雪田 陽斗) [×]
2025-01-03 12:30:12
ここは負けず嫌いが生き残る世界やで?お前もよぉ知っとるやろ?
( 楽屋に戻るやいなや溶けたように椅子にもたれる相手を見てくふふ、と笑いつつ、複雑な表情を向けられると尚更面白がるように上記を述べすっとぼけるように首を傾げてみせる。
我ながら確かに負けず嫌いすぎたかな、と思いもしたが、結果的にインタビューも盛り上がっていたし、自分たちのプライベートな一面が垣間見える受け答えをお互いにした訳だから話題性は抜群だっただろう。…まぁ、実際喋っている時にそこまで頭が回っていたかと言われれば怪しいもので、やっぱりただの負けず嫌いだったかもしれないが。)
そんで、一生大切にしてくれるんやろ?嘘やったらしばいたるからな。
( お茶を一口飲み終わると、ゆっくりと椅子に座る相手の前に立ち手を伸ばす。彼の言葉を借りて言うならば“ペットを愛でるように”…しかし、今回はそう言うには淑やかだったかもしれない。そっと相手の柔らかな髪に触れると、その感触を味わうように優しく優しく梳いていき、満足したかと思えば、軽く前のめりになりあらわになった額にそっと唇を押し当てた。
軽いリップ音と共に唇を離せば、最後にはいつもの様に両手で頭をぐしゃぐしゃと撫でてやり、悪戯っこな笑顔を向けて「 今度は撮影頑張ろなー 」なんてお気楽に言ってみる。)
(/ いえいえー!大丈夫ですよー!切り上げていただいてありがとうございます。実際にこの時の雑誌が売られていたら買ってしまいたい…()
また展開等の相談時には出てきますので、なにかあった際にはお声掛けくださいね!)
192:
住岡 美風 [×]
2025-01-03 20:07:59
その通りですけど、賞レースを勝ち抜いた陽斗さんが言うと重みが違いますね…。
( 余裕そうに笑う彼は楽しそうで、やはり相手の方が一枚上手だなと思わず失笑しながら眉を下げて。そして不意に目の前を陣取られると、"しばいたる"なんて関西人全開な言葉選びと相反して、慈しむような手つきで髪を撫ぜられ、目を細めて静かに受け入れる。親戚のおじさんでもペットを愛でる飼い主でもない、僕達は恋人なんだと改めて実感するような触れ方に胸が高鳴り、見惚れながらぼんやりと受け答えて )
……え、はい、頑張ります……。
…って、今のなんですか!?も、もう一回!もう一回お願いします!次は口に!
( しばらく唖然としたのちハッとして、彼の両手を掴まえると必死に訴えかけ。せっかく彼からキスしてくれたのに衝撃的すぎて記憶が飛んでしまった。なのでもう一回!と子供のようにねだっては、文字通り唇を尖らせてみせて )
193:
ユキ(雪田 陽斗) [×]
2025-01-03 21:30:26
しゃーないなー、1回だけやでー。
…もっと仕事落ち着いたら、その…、いっぱいしよな?
( 子どものように強請り唇を尖らせる彼の顔がなんだか可愛くて、ふは、と眉を下げて笑みを零すと、先程よりも身体を屈めて目をつぶり相手の唇にキスを落とした。いつもならば嫌だ嫌だと照れて抵抗するはずなのだが、お互い忙しくなかなか会えない中での貴重な時間だし、柄にもなくすんなりと受け入れてしまってだんだんと恥ずかしくなってくる。
ゆっくりと唇を離して目を開けば、なんだか照れくさくなって目を逸らしつつ、仕事が落ち着いたら、なんて小さな声で次回を誘ってしまって。
──その後、間一髪のところでマネージャー達が楽屋へとやってきて、軽く挨拶をかわすと、あっという間にお互い次の仕事へと向かっていくのだった。)
………、これ、ホンマに俺のですか?美風のじゃなくて?
( インタビューの仕事を終えあれよあれよと日にちが過ぎていけば、いよいよモデル撮影の日を迎えたわけだが…、目の前にズラリと並んだ衣装に困惑して思わずスタッフさんに自分の衣装なのかと確認をしてしまう。ワインレッドと黒で洗礼されたスリーピースのスーツから、カジュアルにまとめられたコーディネートまで、何通りあるんだと思うほど様々な系統の服が用意されている。ファッションは好きな方だし、アクセサリーも色々あって嬉しさはあるのだが…どうにも他人に着飾ってもらうのは慣れていないし、隣に並ぶのが彼だと思うとやはり気遅れしてしまう。
そんな自分を他所に、隣ではしゃいでいる奴が1名…。ちらりと視線をやると呆れたようにため息をつきながらその頭を叩いた。)
なんでヤマちゃんがおんねん。次仕事あるやろ。
『えー、 現場近いし、マネさんに送って貰う時間まで少し空いてるしええやんかー!
…あ、あそこに置かれてる衣装、なんかお前のんとペアっぽくない?住岡くんのなんかなー!俺もこんなんオシャレなやつ着たーい!』
194:
住岡 美風 [×]
2025-01-04 16:58:13
( 嫌がる素振りもなくキスをされて、照れ屋の彼にしてはスマートな一連の動きに驚いて。それでもやはり気恥ずかしさが勝ったのか、慎ましくなった声にはいつも通りである安心感を覚えながら「はい!もちろんです!」と答えて。今度は僕の方から…と相手に手を伸ばしかけた瞬間、楽屋の扉が開いてぎくりと肩を震わせる。すっかり忘れていたが次の仕事の時間が迫っていたらしい。名残惜しくも、次の撮影の日を楽しみにしながら彼と別れていった )
…ユキさん、気に入ったものありましたか?
迷ってるなら、僕とヤマさんがコーディネートしてあげましょうか
( ついに表紙の撮影日を迎えた。いざ現場に来たら慣れない環境に緊張してしまうかなと懸念していたが、何故か(?)ヤマさんがいるおかげでその心配はなさそうだ。気遣いの鬼であるヤマさんのことだから、きっと相方の緊張をほぐすために来てくれたんだろう。…単に面白がっている可能性もあるけれど。衣装を決める段階から困惑状態らしい彼にそっと近づき声をかけて。さらっとヤマさんも巻き込んで、コーディネートはお任せあれと胸を叩いて )
195:
ユキ(雪田 陽斗) [×]
2025-01-05 21:44:45
お、みっちゃん。
んー…、いい服ばっかやねんけど、なんか圧倒されてしまってよう分からんわ。
( 相方とあーだこーだと言い争っていると、同じく現場入りしていたらしい彼の姿をみて挨拶がわりに軽く片手を上げて、気に入った服があったかと言われれば首を傾げ、困惑したように眉尻を下げて笑ってみせる。着てみたい服はたくさんあるが、どれが、と言われれば種類も多すぎてよく分からず…。コーディネートしてあげようかとの提案には、こちらよりも先に相方が反応し『ええやんええやんー』と楽しそうに目の前にある衣装達を物色し始める。今回の雑誌は、以前彼が言っていたように普段の自分たちを表現したいらしく、好き勝手やっている相方を見てもスタッフさん達はにこやかに見守っているだけで特に止める気はないらしい。お堅い現場ではないみたいで安心はするが、それと同時に本当にこんなんでいいんだろうかとドキマギしてしまうが。)
『 俺ら漫才師ってやっぱスーツ姿か…ドッキリとかやと私服のラフ姿がほとんどやん?そやから、がっつりオフの時の服装とかに寄せたらええんちゃう? 』
えぇ、そんなんでいけるか?俺とみっちゃんの“休日のおでかけ服”…みたいな?
( 相方からの提案には腕を組みながら尚も首を傾げていて、まぁ確かに、オフ時の格好はこんな雑誌撮影の時ぐらいしか見せる場面はないやろなぁ、なんて考えつつ、隣にいる彼へも「みっちゃんはどんなのがええと思うん?」と尋ねてみて。)
196:
住岡 美風 [×]
2025-01-05 23:28:45
おでかけ服…僕もそれがいいと思います!みんなが知らないオフの姿を見せたらきっと喜んでもらえますよ!それじゃあ僕は、このジャケットと……
( 休日のおでかけ…要はデート、と口が滑りかけたのをなんとか持ち堪えて、明るく賛同する。洗練された衣装も悪くないが、私服寄りである方が堅苦しすぎずちょうどいいかと思う。ヤマさんの的確なアドバイスのおかげでイメージが湧き、ゆったりとしたシルエットのセットアップを手に取って。スタイリストさんの助言を受けつつインナーを探して、アクセサリー類も眺めながらふと思い出したかのように )
なにかユキさんとおそろいにできたらいいんだけどなぁ
( ぼんやり呟いた声は『美風さん、一旦合わせてみますか』の一言に流されて、とりあえずは衣装を試着してみることに。ベージュのワイドジャケットに白いインナーとシンプルな組み合わせではあるが、素材が良く高級感もある。周りのスタッフさんからも好評の声が上がり、照れくさそうにお礼を言って。ふと鏡の前に立ち前髪を掻き上げてみると彼の方を振り返って )
これで前髪を上げてみたら良い感じじゃないですか?あとでヘアメイクさんにお願いしようっと!
197:
ユキ(雪田 陽斗) [×]
2025-01-07 20:30:34
( おでかけ服か、と衣装を視線で探りながら考えてみるが、オシャレ好きとは言ってもさほどオシャレして出かける場面が思い浮かばず。強いて言うならば彼と出かける時ぐらいか…なんて思考が脳裏を過ぎり、なんだか1人で照れてしまう。(とはいえ、周囲にバレる訳にもいかないので実際はポーカーフェイスだが)
それならば、と目の前にいる服へ手を伸ばした時、隣の方で彼がジャケットを手に取るのを見て、あ、と思わず声が洩れる。それ、良さげやなと思ったやつ、と心の中で呟いているとスタイリストさんとのやりとりを経て試着室へと向かっていってしまった。)
──え!めっっちゃええやん!!かっこいい!やっぱみっちゃんはそういう格好似合うなぁー!ほんでまた色白やからベージュと白が似合うわ!透明感ありすぎて消えそうなってるやん!
( 暫くして試着室から戻ってきた彼を見ると思わず目を見開いて。流石アイドルのビジュアル担当…、恋人の自分が言うのもなんだが、その顔とスタイルにワイドジャケットのセットアップが合いすぎていてもはや完璧。鏡の前でこちらへ振り返る彼には力強く頷き、少し興奮気味に上記を述べてみて。最後の若干独特な褒め言葉にはスタッフさんも笑っていたが、そんなことはお構い無しに彼へと近づいてジャケットやらインナーやら髪に触れまくり「ええなー」「ええわー」「これセットアップやんな」と1人盛り上がっていた。
すると、横からスタイリストさんが『別色の同じセットアップもありますけど、ユキさんも着てみます?』と、焦茶色のワイドジャケットを手に微笑んでいて。おまけに、自分がそれに返答する前にスタイリストさんの隣に相方がやってきて、自分が普段使っているものと似たアクセサリーを大量に手に持ちながら愉しげに口を挟んでくる。)
『 いいやん!ユキも試着してみ?せっかく2人で表紙するんやったらお揃いみたいなのがよろしいやん。
な?住岡くんもユキがあのジャケット着てるの見たいやろ?』
198:
住岡 美風 [×]
2025-01-07 22:43:14
えへへ、そんなに褒められると照れちゃいますよ…
( 率直に褒められて最初のうちは平常心で受け止められたものの、だんだんと顔が熱くなっていき手で覆い隠して。近づいてきた彼に驚いて硬直すれば、指の隙間からご機嫌な様子を覗き見る。職業柄"かっこいい"と言ってもらえることはよくあるが、ユキさんに直接言われる破壊力は他と比べ物にならない。最高の姿で彼の隣に立ちたいと願っているため、気に入ってもらえたようで本当によかったと胸を撫で下ろして。スタイリストさんの一言で彼の意識が他へ向いたことに安心して、若干熱いままの顔からやっと手を離した。ユキオタの自分を捨てきれていないのか、少し距離が近づいただけでこの調子だ。撮影の時までには気持ちを切り替えようと意気込みつつ、ヤマさんの問いかけには即答して )
はい!せっかくならおそろいの衣装がいいですし、ユキさんもきっと似合いますよ!
( 彼とお揃いの衣装なんて願っても無いことだ。想像するだけで上がる口角を隠しつつ、ふとヤマさんが手にしているアクセサリーを見てそのひとつを指差してみて )
ヤマさん、その中でユキさんが好きそうなのってどれだと思いますか?こういうネックレスとか、普段もよくつけてますよね
199:
ヤマ(山本 優希) [×]
2025-01-08 20:34:47
( きっと似合う、と言われると満更でもないように「ほんまー?」と呟き、それを聞いたスタイリストさんがすかさず数着のインナーを見繕いそれらを受け取ると試着室へと連れていかれてしまった。
残された相方はというと、指差されたアクセサリーに視線を落としつつ、うんうんと頷きながら『そうやねん、あいつシルバーのチェーンネックレス毎回付けてくんねん』と細めのチェーンネックレスを1つつまみ上げた。しかし、好きそうなアクセサリーといえばもう1つ心当たりがあったようで、先程のチェーンネックレスよりも更に細く、小さな宝石が1つ付いた綺麗めで中性的なシルバーネックレスを『これこれー』と彼の掌に乗せてみる。)
『 住岡くん、最近のMVでこんな感じのシンプルなネックレス着けてたやろー?それみてユキがな「コレええなー。でも、俺やったら似合わへんねやろなー」って言っててん。
俺的には似合わへんことはないと思うんやけど、自分からは絶対着けへんやろうから、住岡くん着けさしたってや。』
( そういうと、いひひ、と悪戯好きの子どものように笑いかける。そして、ふと改めて現場をぐるりと見渡し、もう一度嬉しそうに笑みをこぼすと、試着室へ行った相方が戻ってこないうちに、と隣にいる彼の肩に手を置いて優しげに言葉を洩らした。)
『…正直、この仕事決まったって聞いた時心配やって。アイツ、大阪いた時も地方誌のモデル頼まれたことあってんけど断固拒否やったから。
お笑い一筋なのは結構やけど、でもな、なんか…勿体ないやん。ユキは器用やし、多分色んなことができるのに。良いチャンスまで無駄にはして欲しくないから…。でも、今日楽しそうでほんま良かったわ、住岡くんと一緒なおかげやなー!
ま、とはいえ、お笑い辞められたら俺が困るし、こういう仕事はほどほどでええねんけどー。』
200:
住岡 美風 [×]
2025-01-09 06:16:50
……は、はい!承りました!
( 手のひらに乗せられたネックレスは、確かに見覚えのある形をしていて。毎度のことながら新しいMVが出るたびに必ずチェックしてくれているのも嬉しいし、彼はそんなことを言っていたのかと意外そうに話を聞く。無邪気に笑いかけられると、大切な任務を託されたような面持ちで思わず硬い敬語が飛び出して。続く言葉にはうんうんと静かに相槌を打っていく )
…そうですね。お笑いをするユキさんが1番なのは当然として、他のお仕事にも挑戦してくれるのはとても嬉しいです。
( やはり、彼はユキさんが心配で現場を見にきてくれたらしい。彼の姿が見えた時、ほんの一瞬だけ『ユキの相方は俺しかいないやろ~!』と抗議しにきたのかと身構えてしまったが、それは間違いだったようだ。純粋な相方愛にあてられて泣けてきてしまう。それに、彼が僕のことを認めてくれているのは肩に触れた体温と優しい声色から痛いほど伝わってくる。僕と一緒だから、ユキさんは慣れない仕事でも楽しめている。ヤマさんがそう言ってくれるなら、自惚れてもいいのだろうか。なんだか嬉しくて笑みが溢すと、手にしたネックレスをぎゅっと握り込む。すると、ユキさんが試着室から出てきたようで、その姿に息を呑んだ )
……! ユキさん!やっぱり似合いますね!色合いも大人っぽくてぴったりですよ!えー、かっこいい……こういう私服もありじゃないですか?今度一緒に買いに行きません?
───って、そうだそうだ。ユキさん、少し失礼しますね。
( すかさず駆け寄って、彼の周りをぐるぐるしながらしきりに褒めちぎる。格好良さがありつつも、ワイドジャケットのシルエットは可愛さを含んでいて、やばい、最高。脳内の全僕が満場一致で100万点を出していた。そして危うく忘れそうになっていたが、アクセサリーのことを思い出すと彼の前に立ち、一言かけてから首の後ろに腕を回して。彼の首元で銀に輝くそれを満足そうに眺めると、「こういうの着けてみたいって聞いたので。すっごく似合ってますよ!」と微笑んで )
201:
ユキ(雪田 陽斗) [×]
2025-01-09 18:58:46
( 渡されたインナーは彼と同じ白色や黒、薄黄色の柄シャツにベージュのものがあった。本当はお揃いの白色でもよかったのだが、なんだかむず痒いしシンプルすぎても落ち着かないので、薄黄色の生地によく見ると白の花柄があしらわれた柄シャツを着てみた。普段漫才で着ている派手なスーツと類似してるし少し身が締まる気がする。しかし、自分では似合っているのかどうなのか検討もつかず、着替え終え恐る恐る試着室から出てきたのだが、待っていてくれたスタイリストさんからは「いいじゃないですかー!」とにこやかに言って貰えて一先ず安堵する。
そして、此方に気付いた彼は周囲をぐるぐると回りながら褒め言葉を浴びせてくるものだから、たまらず「褒めすぎやって」と少し照れたように笑ってみせる。…なるほど、さっき彼を褒めた時自分もこういう感じだったんだろうな、と少し反省もしつつ、それでもやはり満更ではないようだ。
続いて、何かを思い出したかのような言動にキョトンとしながら目の前に立つ彼を見つめていると、突然腕を首の後ろへ回され
、近くで感じる彼の匂いと温もりに一瞬体温が上昇したものの、首元で光るアクセサリーに気が付き、驚きと嬉しさが混じったような表情でもう一度相手の顔を見上げた。)
…これ、綺麗やな。
でも、なんで俺が付けたかったって分かったん?
( 彼がつけていた華奢で綺麗なネックレス、自分もつけてみたいなと憧れていたのは事実なのだが…そんなこと言ったことあったっけ?と思考を巡らせ、1つ心当たりがあるとすればアイツだ、と視線を移した。目が合った相方は『 めっちゃ似合うやんー、ぁ、俺そろそろ行かなあかんから、ほなまたなー!』と適当な言葉を残してひらひらと手を振りながらそそくさと去っていってしまった。
ネックレスを付けてもらう一連の様子も周りのスタッフさんに見られていたようだが、「仲良しですねー」と微笑ましそうに声をかけられただけで、それ以上の関係だと言うのは流石に誰も気付いていないようだ。コーディネートにネックレスが加わったことや、隣にお揃コーデの彼が立っていることもあり、「お2人とも本当にお似合いですよ!」「ユキさんは髪の毛パーマしてみます?」なんてスタッフさん達が盛り上がりを見せていた。)
202:
住岡 美風 [×]
2025-01-09 21:00:19
あー…なんとなく…?決してヤマさんは関係ないですからね。
( 疑問を口にしたのち察し良くヤマさんに視線を移す彼を見て、素直に言ってしまってはつまらないと思いすぐバレるような嘘をついて。彼の耳元でこっそり「恋人の勘ってやつですよ」と囁いて、にやりと悪い顔をしてみて。そしてお世話になったヤマさんには後日ちゃんとお礼をしようと思いながらその背中を見送った。その後はヘアメイクをすることになり、大きな鏡の前の椅子に2人並んで腰掛けて。保湿やスキンケア、ベースメイクと派手すぎず地味すぎないアイメイクを施され、次はヘアセット。先ほどの宣言通り前髪をかきあげてセンターパートにしてほしいと伝えると、やけに驚いた顔で『美風くんが自分から要望を言うなんて珍しいね』と言われ、自分でも面食らってしまう。正直なところ、アイドルになるまで己の容姿には無頓着で何が似合うのかよく分からないでいた。客観的な視点から似合うものをあてがってもらう方が楽で、ずっと「おまかせします」が決まり文句だった。しかし、今回は…と隣でメイクを施されている彼を横目で見る。何故だか、誰かに任せたままではいけないような気がした。僕自身が良いと思える僕で彼の隣に立ちたいと、そんな想いが湧いてきたのだ。いざ指摘されると照れくさくて「僕だってたまには自分の意見くらい言えますよー」といじけたフリをして。しかし、人に流されがちな自分がこんなにはっきりと物を言えるようになったのは彼と出会ってからの心境の変化のおかげであり、あらためて彼には感謝しなければ、と人知れず視線を送って )
203:
ユキ(雪田 陽斗) [×]
2025-01-15 16:16:53
( 帰っていく相方の背と、恋人の勘だなんて言う彼の顔を交互に見ると、少し呆れながらなんだか照れくさそうに笑ってみせた。
そして、案内されるがままメイク室へやってくると、彼の隣の椅子に腰掛けて鏡に映る自分の顔をぼんやりと眺めながら、時々ヘアメイクさんの様子を観察していた。普段番組に出る際にももちろんヘアメイクはするのだが、芸人仕事のヘアメイクなんてたかが知れている。アイシャドウだって塗られたことは無いし、リップだってこんな鮮やかな色を使ったことなくて、だんだんと鏡越しの自分が別人になる気がして、気恥しさと共に自然と視線が逸れていく。
ふと、ヘアセットの為にドライヤーを当てられながら隣をみてみるが、ヘアメイクさんの背で彼の顔までは見えず、何やら話をしている様だった。ドライヤーの音で会話の内容までは聞こえないものの、やはりこうしたヘアメイクにも慣れているんだろうなと思う。こちとら緊張が再発してきてひたすらに無言でヘアメイクさんの動きを見ているだけだし、芸人のくせにつまらん奴だと思われてないかと変な不安まで考え出していて…。
すると、相手のヘアメイクさんが移動し、偶然此方に視線を送っていた彼とばちりと視線が合う。)
……、やっぱイケメンやなぁ。
( メイクを終えた彼の顔を見て、ついつい見入ってしまって2秒ほど黙ったのちに出たのは上記の呟きだった。程よく瞼にのったアイメイクやハイライトが彼の中性的でいてくっきりとした顔つきを更に美しく魅せており、ヘアメイクさんの技術に拍手を送りたい気分だ。だが、それよりも、思わず呟いてしまった言葉に“しまった”と感じた時には2人のメイクさんも小さく笑っており、思わず両手で顔を覆い隠してしまう。「ユキさーん、顔触っちゃダメですよ~」なんて担当のヘアメイクさんに笑いながら注意されると「すんません」と慌てて両手を降ろした。)
── なんか、ホンマに別人やん!
えぇ、すご!俺、次のお笑い番組コレで出よかなー?
( 暫くして準備が終わり、全身鏡の前にたって少しソワソワとした様子でくるりくるりとジャケットをひるがえしながら自分の姿を眺めてみる。いつものマッシュヘアをパーマにし、ジャケットと合わせたブラウンのシャドウで目元が強調されている。また、口元は深紅色のリップが塗られ、大人の色気が多少なり引き出されているような、気がする。自分で言うのもなんだが、案外似合っているのでは?と少し浮かれつつ、お笑いもこのまま出てしまおうかなんてスタッフに冗談を告げてみて。)
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