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蹴鞠の遊戯 〆/28


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自分のトピックを作る
9: 十和 友哉 [×]
2024-06-16 12:37:44


(久しぶりに取れた有休をここぞとばかりに使おうと、前から目を付けていた古い町並みが映えるスポットまで足を運んだ…は良いものの連日の仕事ですっかり身体の方は参っており、古い建物等を回れるワクワク感とは裏腹に道中乗り物に酔ってしまい周りを見る余裕も無くとぼとぼと目的地まで歩いていて。ふと顔を上げると、自分好みの古民家が建っているのが見えて)

はぁ…何処かで一旦休んでから…あれ、こんな所に民家?それも大分古いな…ちょうど良いや、予定には無いけど、少し休ませて貰おう…

(玄関まで来て、ガラリと戸を開けると窓は割られているが当時の暮らしなどが解る様に家具はそのままで。少し周りを見回すと誰もいない様で、流石に勝手に中まで入るのは気が引けたので、中庭の方に回って縁側の埃を払うとゆっくりと腰を下ろして。柱にもたれて気分の悪さを落ち着けようと深呼吸をしながら、いつの間にか眠ってしまい)



(初回ありがとうございます!こちらはロルはこのくらいの長さから小、中も場合によってはあります。また何かあればこちらの背後も顔を出させて貰いますね。改めて、よろしくお願いします)


10: 座敷童子 [×]
2024-06-16 12:54:13


………!

( 大事に仕舞っていた最後の紙風船を棚から取り出して遊ぼうかとしていた時、突然玄関の戸が開く音が聞こえ身体が跳ねる。また若者が悪さをしに来たのかと内心ドキドキしていたが、そのドキドキとは裏腹に誰も座敷までやってくる気配はなく、静かに歩みを進めてみる。人間は此方の姿が見えない様だし万が一鉢合わせても問題は無いはずなのだが、なんとなく気配を消したまま辺りを見渡してしまう。
廊下を進み縁側をちらりと覗いた時、そこにいた人物に思わず「…え、」と目を見開いた。みると、人間が柱に凭れたまま目をつぶり、小さく寝息を立てていたのだ。人間がこの家にくるのも久し方ぶりだし、なんせこんな近くに人間がいるのもとても久しかった。
そろりそろりと横にやってきて相手の顔を覗いて見ると、その頬をつんつんとつついてみる。やはり寝ているのか反応はないが、久しぶりの来客が嬉しくて可笑しくて、くふふ、と口に手を当て笑うと、そのまま隣に腰掛けてずっと手にしていた紙風船を膨らませる。
両脚をぶらぶらと交互に揺らしながら、なんだか機嫌よく紙風船を投げて遊んでいた。)


11: 十和 友哉 [×]
2024-06-16 19:49:08


(暫く眠っていた様で、目が覚めて開眼すると陽の光の眩しさに目を細めて。気分はすっかり治っており、一先ず良かったと胸を撫で、ゆっくりと周りを見回していくと、ふと目の端に赤い振袖が見えた気がして二度見をして。確かにそこには5歳くらいの女の子が座っていて、楽しそうに紙風船で遊んでいる。流石にこちらには気が付いているだろうが、それにしても明らかな違和感がそこにあった。もしかすると会ってはいけないものに会ってしまったのかも知れないと思い、距離を保ったまま取り敢えず観察する事にして)

可愛い…楽しそうに遊んでるな…

(感嘆を漏らし無意識に自分の服のポケットに手を入れるとここに来る前に買って1人で食べようか迷っていた金平糖がそのまま入っていて。明らか初対面でシチュエーション的には不審者と思われかねないが、観察している内に普段から子どもにお菓子をあげまくっている性分で、どうしても女の子に話しかけたくなり、少しだけ距離を縮め、にこ、と笑いかけ)

…ねぇ、お菓子、食べる?




12: 座敷童子 [×]
2024-06-16 20:13:48


( 暫くして、彼が目を覚ましたのに気が付いていた。なんだか此方を見ているようだったが、大抵の人間は此方の姿なんて見えていないし、と殆ど期待もせずひとり遊びを継続していたのだが。
ふと、此方に近付いてくる様子に紙風船を投げる動作を辞め相手の方にちらりと視線を移す。すると、目が合った気がして、続けて発せられた言葉には驚きで目を見開いた。)

…っ、お兄ちゃん、ボクが見えるの?え、なんで!

( 「あ、お菓子も食べたい!」とはしゃいだように早口になりながら、持っていた紙風船もそっちのけで顔を相手に近付ける。その表情は嬉々としていて、久しぶりに人間と会話ができると心底嬉しそうな顔をしていた。)


13: 十和 友哉 [×]
2024-06-16 20:54:53


…やっぱり、キミは普通の人には見えないんだね

(嬉しそうに自分が見える事にはしゃいでいる相手を見ていて、予感が的中したと苦笑して金平糖の包みを縁側にそっと置き、食べても良いよ、と伝え。直接手渡さないのは子どもの頃に母親から、見えないものが見えても手を触れてはいけないよ、と教えられていた為だが、単純に怖がられたくないという気持ちもあり)

ここ、キミの家なの?



14: 座敷童子 [×]
2024-06-16 21:32:25


( 縁側に置かれた包みをみてその傍らに改めて腰を落としながら「そう、見えないみたい」と優しく包みを開けながら答える。中に入ってた色とりどりの金平糖を見ると、ぱっと目を輝かせるのと同時に、昔の光景が脳裏を過ぎる。優しい笑顔と優しいて手つきで頭を撫でてくれて、おやつにはコレと同じような金平糖をくれたこともあったっけ。)

ううん、元々は旦那様の家。奥様と、フミちゃんもいたんだ。
みんなたくさんお菓子をくれて、おもちゃもいっぱいくれたの。
でも、今はみんな、ボクのこと見えないみたいだし、知ってる人も少なくなってるみたい。

……お兄ちゃんは、座敷童子って知ってる?

(昔昔、家がまだ新しかった頃旦那様と奥様のいるこの家があまりにも居心地良くて住み着いてしまった。暫くしたら赤ちゃんもやってきて、家は賑やかになった。近所の人達がお菓子を持ってきてくれたこともあったし、とっても楽しかった。でも、赤ちゃんだったフミちゃんはあっという間に大きくなって、だんだん、家の中は静かになった。
──昔の事を振り返りながら、小さな金平糖を一粒つまんで口の中に放り込む。)



15: 十和 友哉 [×]
2024-06-16 23:10:03


そっか…

(金平糖の包みを開きながら話す相手の表情は何処か悲しそうで。座敷童子には良くも悪くも色々な言い伝えがあり、それを幼少期からずっと言い聞かされてきた自分としてはどう返す言葉もなく、短く上記を返し)

お兄ちゃん、て歳かなぁ…まぁ良いけど。勿論知ってるさ、昔からいろんなのに会ってきたからね。周りから見れば異質でも、それがその人の日常に溶け込んでしまえば、案外その異質さは気にならなくなるもんさ

(お兄ちゃん、という呼び方に少しだけ引っかかる素振りを見せ、座敷童子という名詞には自分の事情を少し話して。その話し方は至って普通で、側から見ても相手は座敷童子なのに普通の子どもがそこにいる様な接し方で。「俺も食べて良いかな?」と金平糖を乗せられる様に片手を碗の形にして差し出して)



16: 座敷童子 [×]
2024-06-17 19:58:54


そっか、だからボクのこと見えるんだね。誰かとこうやってお話できたの、久しぶり。
…お兄ちゃん、イヤ?なら、なんて呼べばいい?

( 相手の言葉に頷くと、もう1つ金平糖を口に入れて舌で転がした。おそらく座敷童子を探しに来たのであろう人間は何度もみたが、一方的に玩具やらを置いていくだけで会話らしい会話は出来なかったし、やはり人間にも見える者とそうでない者がいるのだと再認識する。しっかりと会話のやりとりが出来るのは随分と久しぶりで、なんだか恥ずかしささえある気がする。
此方が“お兄ちゃん”と呼ぶのに違和感を感じるのか、その様子を見て首を傾げる。正直に言うと、人間の少年と青年の違いは難しい。赤子や年寄りぐらいは分かるが、あっという間に歳を重ねてしまうし、さほど見た目に変化が無い気がする。)

うん、いいよ!たくさんあげる!

( うーん、と人間について考えていると、ふと差し出された手に大きく頷いて、包みの中から金平糖を一掴みするとそのまま椀の形に模された手へと運んでいく。)


17: 十和 友哉 [×]
2024-06-17 20:44:25


まぁ、余り関わっちゃいけないとか言われてるけど…なんだかわくわくするんだよね…こういう所がぽく無いって言われるのかな…あぁ、お兄ちゃん…イヤじゃないよ?でももう俺、24だからさ…呼ばれ慣れないっていうか…まぁ…キミが呼びやすいならそれでも良いよ

(今更になって自分が座敷童子と普通に話している事に少しだけぞくっとするが、死ぬわけでは無いしと開き直って話を続け。子どもにお菓子をあげて回っている身としてお兄ちゃんと呼ばれる事は多いが、自分の年を思って少し気恥ずかしさもあり。だが他に良い呼ばれ方も思いつかなかったので、相手が良いならそう呼んでも良いと伝えて)

あぁ、そんなにくれるの?ありがとう、嬉しい

(ほんの3、4粒程貰うつもりでいたが、相手が思いの外沢山握ったのを差し出してくれたのを見て驚くも素直に感謝を伝えて)



18: 座敷童子 [×]
2024-06-17 21:18:16


ぽくない、とかは、ボク分かんないけど…
お兄ちゃんはいい人。普通にお話してくれて、金平糖くれたし。

……あ、そうだ!ボクも、お兄ちゃんにいいものあげる!

(相手からの返答には更に首を傾げて考えるが、分からないものは分からないと素直に白状して。呼び方に関しては、嫌じゃないなら、とそのまま“お兄ちゃん”と言っては笑顔を向け、まだ伝えていなかった「ありがとう」の言葉を続ける。
しかし、会話の中で1つ心当たりがあるものを見つけると、何かを思いついたのか立ち上がって、相手の服の裾を引っ張ると家の中を指さした。)

あのね、お守りがあるの。
悪いのから人間を守るお守り!旦那様が言ってたの、神棚の奥に隠してるって!



19: 十和 友哉 [×]
2024-06-17 23:32:56


良い人、かぁ…そんな風に思ってくれるなら嬉しいな。…え、お守り?良いの?そんな大事なもの、見せて貰っちゃって…

(良い人、と言われて嬉しくなり、同時にぱぁ、っと顔を輝かせた相手に少し驚いて返し。服の裾を引っ張られると「解ったよ、行くから」と苦笑しつつ立ち上がり。ちょっと待ってと言うと念の為携帯用のスリッパを持ってきていたのでカバンから取り出して履き、「失礼します」と一礼すると相手の後をついて家の中に入り)





20: 十和 友哉 [×]
2024-06-18 21:36:30


(/上げておきますねー)



21: 座敷童子 [×]
2024-06-18 22:55:20


(「いいのいいの」と頷きながら相手がスリッパを準備する様子を見守り、それが終わると再度手招きしながらぱたぱたと廊下を走っていく。
廊下の先にある広いお座敷部屋の一角には可愛らしい人形など数々の玩具が置かれており、おそらく座敷童子の力にあやかろうとした人間がくれたものなのであろう。そして、その反対の壁には立派な神棚が設置されており、部屋にある家具同様に古いながらも埃などは積もっていないようだった。
そのまま神棚の下まで小走りでたどり着くと、近くに置いてあった踏み台を寄せてよじ登り、神棚の三社の扉を開く。本来ならば御札が置いてあるはずの場所だが、そこに御札は無く、澄んだ翠色のビー玉に似た玉が1つ置かれていた。)

……ボクね、お掃除はいつもしてるんだけど、コレには触ったことないの。ボクは、人にとっていいものなのか悪いものなのか分からないから、大事なお守りに触ったらダメなんじゃないかなって思って。
でもね、人を守るものなのに、人じゃないボクとずっと一緒は可哀想なの、だから、お兄ちゃんにあげる。




(/上げていてだきありがとうございます!)



22: 十和 友哉 [×]
2024-06-19 20:07:03


(座敷童子の後をついて行くと恐らく座敷童子に供えられたのだろう玩具や人形が置かれているのを目にして。自分ではなく何者かの力にあやかろうとする人間の愚かさをこの子も知っているのだろうか、と少し複雑な気持ちになり。そのまま後をついて行くと立派な神棚の中には綺麗なガラス玉が置かれていて、座敷童子からの説明を聞くと、その玉を手にとって日の光にかざして見て。くれる、と相手は言っているが守り神の類が憑いている気配も感じたので、少し申し訳ない気持ちになり)

これ…本当に貰っていいの?ここを守っている、大事なモノなんじゃ…それに、金平糖のお礼にしちゃ、ちょっと釣り合わないよ…



(/いえいえ~)



23: 座敷童子 [×]
2024-06-19 20:46:52


大丈夫!お兄ちゃんが持っててくれた方が、お守りも嬉しいと思うの。

( 日の光にガラス玉をかざしている相手の様子をにこやかに眺めながら、遠慮がちな声に対して安心させるように笑顔を向けたまま上記を述べる。旦那様の大事だったものに変わりないが、持ち主が居なくなり、ましてや人間そのものが居なくなったこの家にずっと仕舞われているのを気にかけていたようで。かといって自分が持ち出す訳にもいかず、良い機会だと本人は満足そうで。
しかし、金平糖のお礼と釣り合わない、と言われると、うーん、と腕を組んで首を傾げる。自分としては全くもって気にならないのだが、相手にばかり気遣われるのも申し訳ないようで。
すると、少し考えてから「そうだ!」とぱっと顔を上げ、お守りをあげる代わりといってはなんだが1つお願い事を告げる。)

じゃあ、また遊びに来てよ。
お兄ちゃんとお話するの、すっごく嬉しいから。


24: 十和 友哉 [×]
2024-06-19 23:08:20


うぅん…そこまで言うなら…貰おうか。友達から貰ったものだと思って、大事にするよ。ありがとう

(相手の言葉からは善意と、自分に持っていて欲しいという優しくも強い気持ちを感じて。普段から押しに弱い性分がここで発揮されてしまい、結局礼を述べるとポケットからハンカチを取り出してガラス玉を大切にくるみ。後でビン等に入れて持ち運べる様にしようかと考えながらカバンに仕舞い込むとまた相手を見て)

…え、また来ても良いのかい?嬉しいな…少し時間が開いてしまうかも知らないけれど、またきっと、ここに来るよ

(ガラス玉と金平糖では余りにも釣り合わないと思っていたが、またこうして遊びに来る事で少しはその足しになるだろうかと相手の言葉に同意して。相手との時間を楽しむ為に今度はきちんと酔い止めを飲み、仕事も余裕を持って片付けよう、と密かに心に決めて上記を言って)



25: 十和 友哉 [×]
2024-06-20 21:18:31


(/上げておきますね。お待ちしております)



26: 十和 友哉 [×]
2024-06-21 21:25:37


(/上げておきますね。お待ちしていますよ)



27: 十和 友哉 [×]
2024-06-22 21:23:35


(/上げておきますね。待っています)



28: 十和 友哉 [×]
2024-06-23 21:14:54


(/上げておきますね。待ってますよ~)



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