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1対1のなりきりチャット
自分のトピックを作る
581:
ロズウェル [×]
2024-10-07 22:33:13
ん?別にやましいことするわけじゃないし問題ないよ。…ちょっとコイツを見られそうな刀鍛冶が居ないか、のんびり町を見てみようかと思ってさ。
(アスティから受け継いだ穿ち焔。決して何か不具合が出ているわけではないが、道具のメンテナンスは不具合が出てからするのではなく、より良い状態を維持しその性能を引き出す為に行うべきではないかと持論を述べ。それにここは魔法の扱いに長けた種族が営む国。何も考えず感覚的に振り回しているこの得物に、違った角度からの見解を得られるのではないか、とも付け加えて)
ま、俺の技量が追っついてないのが一番アレなんだけどな、はは。
アスティはどうするんだい?やっぱり魔道具かね。ん、なんならまたびっくりさせてくれても俺は全然構わないぜ?
(アスティのこの後の過ごし方を聞きつつ、砂漠の国のドッキリを思い出してなぜかこちらが少し照れながらも冗談めかして言葉を投げ)
582:
アスティ [×]
ID:db0a5ad19 2024-10-07 23:37:03
うーん、そんなことないと思うけど、ロゼって意外とストイックなのかな?…でもそれだけ大切にしてくれて嬉しいよ
(彼自身が思うほど技量が足りないとは思わない。彼のは決まった型に嵌まらない…少なくともこれまで自分が見た事のない型、所謂我流というものにカテゴライズされるものという見解だが、その技の冴えは剣術の心得がある己の目から見ても相当高い水準にあると言えて、少なくとも純粋な剣の技だけで競ったら自分に勝ち筋はないだろう。しかし、自身の託した穿ち焔に相応しい持ち主になるという相方の心意気、そしてメンテナンスに時間を費やすというその言葉に、自分の一部から作られたソレをこれだけ愛着を持って大切にしてくれる彼にはにかんだように笑いかけて)
私は魔道具探しと…この国の最上部を目指してみようかなって思ってるよ。…とりあえず、ここでサプライズをするよって馬鹿正直に答えたらそれって、端からサプライズ失敗じゃないかな?……ああいうの着て欲しいの?
(相方から逆に投げかけられた問いに遥か上に見える足場を指差し、目的はないがとりあえず登ってみるという、さながらそこに山があるから登るという登山家の常套句のようなことを口にして。相方からの何かを期待するかのような冗談混じりの言葉、しかしそれを認めても自分から口にしてもどちらにせよ語るに落ちてるのでは?と苦笑浮かべ、辺りをざっと見回しては左右にスリットの入ったマイクロミニ丈の生足が眩しい長身のエルフ美女を見つけそちらを一瞥した後相方へと向き直り、ニヤリと悪戯っぽく笑って)
583:
ロズウェル [×]
2024-10-08 20:57:30
なっ、ち、違う、そういう意味で言ったんじゃねーって。
んじゃ、また後でなっ。 …だいぶ高いところまであるようだが、勢い余って落っこちんなよ!
(まずい、この展開は完全に手のひらで転がされるパターンだと今までの経験から話題を変えて退散しようと試みるも、こちらの反応を楽しむように微笑む彼女が目を向けた際どい格好のエルフと、あんな格好をさせたがっていると思われる危険に、冗談とはわかっていてもしどろもどろし。やや強引に話を切り上げると、そそくさと明後日の方向に歩き始めて)
──鍛冶屋にて
…そうかい、ありがとよ。
(アスティと別れのんびり暗い町を歩き、雑貨屋で聞いた刀鍛冶を訪ねて。店の主人であるドワーフの老人が持ち込んだ得物を一目見るなり、やれることは何もないよと静かに呟いて。予想通り言葉に苦笑いしながら、油紙等を用いた最低限の手入れを頼みその工賃を払って)
使いこなすのは自分次第ってことかい。さてと、ちょっくら0次会といくかね
(フレデリク達と落ち合うパブとは別のこぢんまりとしたバーに足を運び。冒険者と思しき連中と軽く談笑し情報をそれとなく探って。めぼしいものはなかったが、一件、よそ者と思しき老人が町外れの墓地に向かって歩いていくのを見たという話が一つ。なにやら大きなトランクケースを引きずるようにして歩く様が不気味だったという。呑んだくれのドワーフ達に礼を言いバーを後にすると、のんびり宿屋へと歩いて行き)
584:
アスティ [×]
ID:db0a5ad19 2024-10-08 21:36:36
…これで少しは戦力の補強になればいいけど
(相方と別れれば魔道具を取り扱っている店へとまず真っ先に向かい、店主のエルフの女性に戦闘用の魔道具について相談をする。場合によっては再びあの死霊術師と対峙することも考えられるため、今の自分の力の性質では足手纏いになる可能性が高くそれを補うためのものを買い求めて。流石は魔法に長けたエルフの営む店だけあって上質なものもいくつかあり、予算と相談しながら吟味して買い物を済ませ。その後は最上部の展望台と相方を喜ばせるちょっとした準備、充実した自由時間を過ごして宿屋へと戻ることにして)
あ、ロゼ!私もちょうど戻るところだったんだ……それより、ほら見て?どうかな、流石にあんな大胆なのは恥ずかしいから、これで我慢してくれる?
(宿屋へ戻る道中で見慣れた相方の後ろ姿見つけて駆け寄ると肩を指先で軽くトントン叩いて声をかけて。相方に声をかけ感想を求めるその出立ちは、ハーフアップにした髪に赤い花の髪飾り、黒いケープ、透けた薄ピンクのロングチュールスカートというどことなくエルフの魔法使いを思わせるファッションで、流石に先程見かけたエルフの女性のような際どい格好をする勇気はなかったんだけど、と苦笑を浮かべながら相方を見上げ)
585:
ロズウェル [×]
2024-10-08 23:34:20
(のんびり宿を目指して歩いていると、不意に肩を小さく叩かれて聞き慣れた声の方に向き直ると、一瞬アスティに似たエルフに話しかけられたのかと錯覚しキョトンとして)
お、おお、似合う!本当にエルフの魔法使い…いやもっとなんつーか高貴なものかと思ったぜ。なんたって王女だもんなぁ。…いつもありがとうよ。
(理知的で落ち着いた清楚な雰囲気と、いつもと違う髪型になんだか照れてしまい、次第に顔をナナメに向けながらも最後に小さな声で礼を言い。砂漠の国を目指す道中でふと口にした自身の一言が、アスティ七変化(?)のように続いている。なんだか毎回リクエストしているようで複雑な心境だが、なんだかんだで嬉しいのでそれを制することはせず)
そういえば刀鍛冶に行ってみたんだけどさ、やっぱりコイツは手を入れるところはないってさ。大したもんだぜ。アスティは何か掘り出し物でもあったかい?
(刀のコンディションは至って順調。となると、やはりこの力を引き出すのは自身の技量と精神力だと改めて言われちまったと苦笑し)
586:
アスティ [×]
ID:db0a5ad19 2024-10-09 02:17:44
ふふ、私もなんだかんだその土地毎に合った格好をするのは楽しいから、それでロゼが喜んでくれるんなら一石二鳥だよね
(旅先では常に綺麗で居られるわけではないし冒険者に性別は関係ないとはいえ、なんだかんだ言っても女性としてお洒落には少なからず興味はあって自身の心境としても色んな衣装を身につけるのは満更でもなく、そんな自身の変化を見て喜びのリアクションをしてくれる人がいれば尚のこと嬉しい、何よりそれが他ならぬ彼であるなら…とそこまでは口にはしないが頬をわずかに染めながらはにかみ笑い浮かべ)
そっか、じゃあもっともっと頼りになる相棒になってね、期待してるよ!私もちょっとだけ、自分の欠点というか足りない部分を補う物を探して見つけてきたんだ。出来ればぶっつけ本番で強敵には使いたくないけど…その内披露することもあると思うよ
(現状でも文句のつけどころのないぐらい頼り甲斐のある相方だが、その上で更に強さに磨きをかける事に余念のない彼を頼もしく思い、そんな期待感を込めてにっこり笑いかけて。彼が更にその技を研ぎ澄ます決意を固めた傍ら、今回自分が探したのは戦闘に関連する魔道具、それも自分の弱点を補う為のものだと答えると同時に、それがあまりこれまでに使ったことのないタイプの代物である事を匂わせていて)
587:
ロズウェル [×]
2024-10-10 00:18:19
おー、任せとけ。
ん、欠点?アスティ、欠点なんてあるようには見えんがなぁ。ま、欠点かどうかは置いといて、珍しい魔道具なんかも揃ってただろうしな。お披露目を楽しみにしてるぜ。
さてと、それじゃぼちぼち飲みにいくとするかね。
(自由行動といいつつも、結局それぞれの過ごし方を互いに語りまるで一緒に行動してきたみたいな気分になり。一旦宿に戻り手荷物などを整え、フレデリク達と落ち合うパブへと向かい。バーでのやりとりから気持ち周囲に目を向けるも、それは杞憂に終わり)
──パブにて
『ロゼ、アスティ、ここだよ!』
(フレデリクに呼び止められそちらを眺めると、窓際の席で手を振る彼と、その横でこっくりこっくり舟を漕ぐイゾルデの姿を見つけて)
『この国には慣れたかい?僕はばっちりなんだが…。昨日ここに辿り着いてからイゾルデがずっと寝てなくてね。ほら、この国は常に暗いだろ?夜が好きな子だからね。でもさすがに限界が来たらしい。ふふ、本当に可愛(略
アスティとロゼはデートでもしてきたのかい?さ、一杯目の飲み物を選んで』
(野生のタヌキみてーだな、と適当に感想を述べ、惚気や脳内お花畑な発言はスルーしつつワインをボトルで頼み、相方にもメニューを見せて尋ね)
アスティ、何にする?
588:
アスティ [×]
ID:db0a5ad19 2024-10-10 01:18:25
えっ!?…ううん、私たちは別行動だったよ。ロゼも私もあまり街では一緒に行動しないよね、お互いマイペースっていうか自由っていうのかな?
(デートという単語に思わず頬が赤らんで、僅かに動揺を見せたもののすぐに落ち着きを取り戻すと相方の方を横目でチラリ、デート云々はともかく一緒に旅をしている間柄だが滞在先ではそもそも一緒に行動はあまりしないなと、相方にも同意促すようそう語りかけ。自分たち的にはそれがスタンダードであり違和感も感じないが、何も知らない人が聞けば実は不仲を疑われそうでもあって)
ロゼは赤ワインにするの?それじゃあ私は白ワインにしようかな
(相方の手の中にあるメニューを軽く身体寄せるようにして覗き込むという不仲説が浮上しそうな発言のすぐ後とは思えないような親密そうなやり取りを見せつけ、相方の注文したワインの色と対になるそれを同じくボトルで注文することにして)
それにしても、夜が好きなんて聞くと昔に聞いた吸血鬼の伝承を思い出すよ
(注文したお酒を待つ間、フレデリクの隣で眠気に耐えかねているイゾルデの姿を視界の端に捉えつつ、夜が好きというのが果たして元来持つ性質によるものなのか単純に嗜好の問題なのかはわかりかねるが、夜行性の種族でも特にポピュラーかつ夜の支配者たる一族のことがまず真っ先に思い起こされて、深く考えずに何気なくそう口にして)
589:
ロズウェル [×]
2024-10-10 18:33:02
お、いいね。今日はしこたま飲むぜ~
(アスティとのやりとりを愉快そうに眺めるフレデリク、また妄想を炸裂させていそうだ。相方が呟いた言葉にフレデリクが反応して)
『なんだロゼ、話していないのかい?アスティ、君は本当に鋭いな。その通り、イゾルデは純血種の吸血鬼だ。ふふ、警戒することはないよ、優しい子だからね。長いこと旅をしていると、色々な種族との出会いがあるものだね。…アスティ、君だってそうだろう?』
(ニヤリと含みを持たせたようなフレデリクの物言い、初めて顔を合わせた際にイゾルデがアスティに見た何かを共有したのだろうか。堕天使ということまでは知り得ないはずだが、何かしら気になる部分を本能的な何かで察したのかもしれない。皆のお酒をまとめて注文し、店員の可愛らしいエルフに流し目を送ったフレデリクが続ける)
『モルドールの一件から5年ほどか、昨日のことのようだよ。僕らは今も変わらず旅をしている。イゾルデの親族…その多くは討たれてしまっているけれど。彼らを訪ねる長い旅路の最中さ。ロゼ、アスティ、二人は何を目指して旅をしているんだい?』
590:
アスティ [×]
ID:db0a5ad19 2024-10-10 20:22:27
…!そうだね、違いない。それでもまさか純血種の吸血鬼にお目にかかれるなんて思いもしなかったよ
(まるで何か含みを持たせるような言い方、最近は前ほど積極的に自分の正体を隠そうと振る舞うのをやめているとはいえ、それでもこちらが堕天使である事をあっさり見抜いたようなその口ぶりにはやはり驚き、目を見開いて。しかし、そのことについて深く追及をしたり詮索をしようという気はないらしいということを雰囲気から察っすると肩に入りかけた力は抜けて、改めてフレデリクの横で眠るイゾルデを見やり。吸血鬼は純血種は多くが討たれ種の存続のため混血化が進み、今では僅かばかりの生き残りが各地でひっそり暮らすのみと聞く。そんな彼女の同胞たちとの邂逅を求める途方もない旅、それに付き従う彼もまた吸血鬼かそれに準ずる長命の種族なのだろうということを窺い知ることが出来て)
私はこの広い世界を自分の目で見て見聞を広げたいんだ、そしていつか冒険に憧れる誰かに少しの勇気を分け与えてあげれるような冒険譚を書き記したい、ロゼにはそれに付き合ってもらってるの
(自身の旅の目的、最初にフレデリクに話したのは以前から相方にも伝えている通り広い世界をこの目で見たいという内容で、そしてその先はまだ相方にも話していなかったもの。漠然としていた自分の夢の延長線上、世界を見てどうしたいのか更に具体性を持たせるような内容を語り。皮肉にも自分が天界を堕とされる原因となった一人の堕天使が、自分に広い世界への憧れを持たせたのと同じ道を歩もうとしていて)
591:
ロズウェル [×]
2024-10-11 00:57:23
(アスティがフレデリクに語った思いにハッとし、そのイメージがワンテンポ遅れて意識に染み渡ると、彼女らしい冒険の目的に自然と顔を綻ばせ。その様子を眺めたフレデリクが嬉しそうに笑い)
『ロゼ、君は本当に素晴らしいパートナーを得たようだな。決してアスティの手を離してはいけないよ。さ、お酒の準備ができたようだし、乾杯しよう。その冒険譚にこの一幕が綴られることを心から願うよ』
(テーブルに運ばれたワインとウイスキー、そして果実酒に手を伸ばそうとした瞬間。鋭い破壊音と共に窓ガラスがぶち破られシャワーのように砕けたガラスが飛び散り。素早く振るわれたマチェットがボトルを砕き、アスティの鼻先を掠める。テーブルの上で蹲踞の姿勢を取った"ストーカー"が赤黒い眼で挑発するようにアスティの青い眼を覗き込み。反撃に転じようと刀を抜きかけた刹那、二度目の破壊音が響き壁がぶち抜かれ、巨体"ラヴクラフト''が眠るイゾルデを抱き上げ闇へと走り去りると、ストーカーもそれを追い姿を消し)
『イゾルデッ!…エルフのお嬢さん、明日、必ずもう一度ここを訪れ謝罪する。今はこれで容赦願いたい。ロゼ、アスティ、すまないが日を改めよう。僕はイゾルデを取り返すっ』
(宝石が光る指輪をテーブルに置いたフレデリクが矢継ぎ早に言葉を発し、墓地の方向に消えた襲撃者達を追うべくその身をひるがえして走り去って)
…アスティ、せっかく付き合ってもらったのにすまねぇな。だが、あれはアイツらの問題だ、俺たちが手を貸す義理はねえ…。
(刀の柄から手を離し、無理矢理平静を装ったように苦々しい顔で相方に告げ)
592:
アスティ [×]
ID:db0a5ad19 2024-10-11 01:34:55
そうだね、でもさ…このままやられっぱなしっていうのはあまりにも癪だよね、せっかくの楽しい酒宴を台無しにされちゃったわけだしね?ロゼだって面白くないんじゃないの?
(割れたボトルから頭にかぶった酒に濡れたまま僅かに掠めたマチェットによって浅く切れた鼻先、そこから滴り落ちる血を拭い、まるでこちらを侮るように眼前に迫ったあの忌々しい赤黒い瞳を思い出すと拳を強く握って。手を貸す義理はない、それはまるで自分を無理矢理納得させるための言い訳にしか聞こえず、それを指摘して)
それに…義理ならあるよ。友達を助けるのに何か理由は必要かな?…一目惚れがあるなら一日で出来る友情があっても良いと思わない?心は時間を越えていくんだよ
(ゆっくり席を立ち、テーブルに3人分注文したお酒の代金に多少色をつけて叩きつけると、小難しい理屈や建前を抜きにして友達を助けに行こうと改めて相方へと自身の意思を伝えると改めて、本当はどうしたいの?と言わんばかりに相方の方を見やり)
593:
ロズウェル [×]
2024-10-12 21:50:23
(アスティの率直な問いかけにはっとし、何度も共に死線をくぐり抜けた相方に本心を隠し、しかもまったく隠せていない浅はかな自身の振る舞いを恥じて)
アスティ、すまねぇ。
お前さんの言うとおりだ。こんなところまで来て厄介ごとに巻き込まれるのは癪だが、俺はあいつらの手助けがしたい。すまんが、ちょいと手伝ってくれると助かるぜ…!
(迷いを断ち切り、常闇の町を駆け墓地を目指して。僅かに刃を交えた薄気味悪い襲撃者は、手練れではあるがやってやれない相手ではない。それでも…)
…夜の吸血鬼ら相手に一戦交えようってんだから、何かしら考えがあるんだろうぜ。釈迦に説法かもしれんが、油断しないでいこう。
──町外れの墓地にて
(町から少し外れた森との境、オレンジ色の街灯が薄ぼんやりと寂しげな墓地を照らして。長剣を抜いたフレデリクがストーカーと対峙し、その先には眠るイゾルデを抱いたラヴクラフト、そして死霊術師と思しき老人が墓石に寄りかかりフレデリクに卑しい視線を投げる。老人の足元に無造作に置かれたやや大きめのトランクケースはバーで耳にした話のとおり)
『おや、いつぞやの堕天使の小娘じゃないか。…ふん、お前の執念が連れてきたとでも言いたげだな。…好きにしろ、ストーカー』
(こちらに気付いた老人がアスティを見遣り呟くと、一瞬背後に目を向けたフレデリクの頭上を跳躍して飛び越えたストーカーが、落下の加速を乗せてアスティに鋭く双剣の刃を突き入れ)
594:
アスティ [×]
ID:db0a5ad19 2024-10-13 05:38:30
ふふ、元々平穏とは程遠い旅だもん、冒険は困難であればあるほど面白いんだよ…個人的にすっきりさせておきたい因縁もあるしね
(面倒に巻き込んでしまうことに少しばかり申し訳なさそうにする相方だが、ここまでの旅路で平穏に事が進んだことなどほとんどなかった事を思えば、どうも自分たちはそういった星の元に生まれたらしいと可笑しそうにくすくす笑いながら、自身としてもここで断ち切っておきたい因縁があると決して相方やフレデリク達のための戦いだけに留まらないことを口にして彼の地に急行して)
…そっか、全く感情のない人形って訳でもないんだね。次はどんな手で来るのかな?まさかスピードだけって事はないんだよね?
(初めて対峙した時に感じた無感情な人形という印象とは違う、まるで自身に執着を示すように向かってくるストーカーに、どうやら因縁を感じていたのは自分だけではないらしいと瞳を細め、臨戦態勢をとると素早い一撃を完全に見切って大鎌で弾いて。一度戦い見切っている相手だが、まだ底を見せているようには見えず、何より相方が言っていた通り予想だにしない隠し玉や搦手がある可能性というのが気がかりで、全く気を抜く事なく視界の中央でその姿を捉え続けていたかと思うと、弾き返され後方に飛び退いて地面に着地しようかというところを目掛けて大鎌を横回転させ投擲して)
…私ね、借りはキチンと返しておきたい質なんだ
(着地する足元を狙い投擲した大鎌、それのすぐ後を追いかけるよう地面を踏みしめて一気に加速、そして羽から生成する2本目の大鎌を両手で構え、それを上から下に向けて空中のストーカーめがけて縦振りで逃げ場と選択肢を奪うように振るうが、この程度では執念深いかの存在は仕留め切れないだろうとも踏んでおり、それ故にこれはこちらからのほんの挨拶がわりのつもりで)
595:
ロズウェル [×]
2024-10-14 22:01:53
(速度を上げたアスティの2本目の大鎌の追撃。その射程距離に入ったストーカーは逃げ切れないと踏んだのか、刃が直撃する寸前に自分自身の左肩から腹部に刃を入れ、ダラリと左腕を垂らすように上半身を歪に変形させ迫り来る刃をかわして。そのままぶら下げた左腕を鞭のようにしならせ、骨肉を飛び散らせながら握ったマチェットの刃先を再びアスティの眼前に突き入れるも、投擲された大鎌に引き裂かれた左足がバランスを崩し、その反撃は空を切り。やや距離を取った赤黒い眼がアスティを見遣りながら、屍体の切断面がぶくぶくと沸騰し、タンパク質を焦がすような悪臭を放ちながらくっつき、元の身体の形に戻り)
うげ、気持ち悪ぃヤツだな……、ッ!
(アスティの動きに1対2では分が悪いと感じたのか、巨体ラヴクラフトがイゾルデを放りこちらへの襲撃に加わり。力任せに振り回される巨大な戦斧を穿ち焔で受け流し、アスティから離れるように引きつけて)
お前の相手は俺だよ、屍体野郎…!
アスティ、そっちの二刀流は任せたぜ!へへ、先に片付けた方が一杯奢ってもらうってのはどうだい?
(相方に軽口を叩きつつ赤黒い眼の襲撃者二名とそれぞれ対峙しながら、さっさと死霊術師のジジイをやれ!とフレデリクに叫び)
596:
アスティ [×]
2024-10-14 23:00:04
……ふふ、いいね!後でどちらの獲物の方が弱かったとかそういうのは言いっこなしだからね
(奇想天外な攻め口、マチェットによる一撃はかわすまでもなく届かなかったその一方で飛び散ってきた腐肉はその顔面にべちゃりと直撃し、顔を思いっきり顰め手で拭えば相方の方をチラリと一瞥。内心では眼前の敵の並外れた再生能力と、それを活かした捨て身上等の攻めにどう対するべきか、流石に無敵ということは無いだろうがタネも仕掛けも分からない自分の方が現状では不利、ジリ貧になってしまう前に活路を見出さなくてはとそう思考を巡らせながらも相方の軽口に明るく答えて、大鎌を構え直し)
……やっぱり怪しいのは、術者と……っ……!
(決定打がない現状、安易な攻めは打たない。幸いにもスピードの面では互角か此方が僅かに上、聖蝕の防壁でのフォローも織り交ぜて防御に比重を置き、余分な力の消耗を抑えながら時折こちらからの反撃も試みるが、やはりその手足を幾度切り裂き、砕こうとすぐに再生してしまって。奴を仕留める決定的な何か、一番怪しいのは術者、そして彼が持ち歩く大きなトランクケース……そんな思考にほんの一瞬気を抜いたのが不味かった、こちらの隙を見逃さず放たれたストーカーの鋭いマチェットによる突きが向かってきて、間一髪横に身体をよじり急所は外すが脇腹を裂き、鮮血が地面にポタポタとシミを作って)
597:
ロズウェル [×]
2024-10-15 01:00:23
『死霊術師…?勘違いをしているようだな。ソイツらは確かに動く屍。だがそのカラクリはもっと原始的なものだ。…見るがいい、屍すら奴隷と化す呪われた種族の穢れた血を。ククッ、それを操る赤い瞳こそ、あの方が授けてくれた呪法。…堕天使とは不思議なものだ。なぁ、小娘』
("死霊術"という言葉に反応した老人が、足元のトランクケースを蹴り飛ばすと、蝶番が歪み開いた箱から無数の"中身"が転がり。切断された数多の人体、最低限の止血処理を施されただけと思しきパーツが、ウゾウゾと這いずり互いに結合を繰り返す。生ある者としての尊厳など微塵もない物体と化したそれらは、次第にフレデリクの背丈を越える長身の男として蘇り、その赤黒い瞳が目を覚ましたイゾルデを眺めて。屍体を動かすのは吸血鬼の血、それを操る赤黒い瞳について堕天使という単語を発し、アスティをちらりと老人が眺めて)
「お父…さん…。」
『汚らわしい吸血鬼共、感動の再会は済んだか?…純血種同士を交配させるんだ。母体になるイゾルデの胴は傷つけないようダルマにしろ、ツェペッシュ』
(放心したように蘇った化物を眺めるイゾルデの呟きと、楽しそうにその化物に命令する老人の言葉。それらに激高したフレデリクが長剣に螺旋状の火炎に似た魔力を纏わせて老人に切りかかるも、その間に割って入ったイゾルデの父-ツェペッシュが素手で刃を握り止めると、反対の手でフレデリクの腹部から胸部を引き裂き。鮮やかな鮮血を吐き出すフレデリク、吸血種となった彼の回復力を持ってしてもその損傷の回復には数分は掛かるだろうか。フレデリクを無力化した赤黒い瞳が、イゾルデの姿を眺め)
アスティッ!
…どうやら死霊術の類ではなさそうだぜ。血が屍体を動かすなんて意味がわからねぇが、筋肉に命令を送るのは、やっぱり脳なんじゃねぇかな。
…頭をぶち抜いても死ななかったら、そんときは別の戦法考えるとするかね…!
(相棒としてアスティを信頼していても、ダメージを受けた彼女の姿に思わずその名を叫び。致命傷でないことに安堵すると、老人のおぞましい呟きから想定された眼前の動く屍への戦術を告げて)
598:
アスティ [×]
ID:db0a5ad19 2024-10-15 05:10:01
──『血の盟約』──っ、もはやそこまで……!ソフィアールっ……!
(堕天使、穢れた血、老人が言葉の中に散りばめた自身にも馴染みのあるそれらの言葉、それらの点と点が線で結ばれていき一つの結論が導き出される。堕天使が自ら選んだ存在に力を分け与え、世に災厄を振り撒く最悪の儀式……純血の吸血鬼という上位種の亡骸にまで影響を及ぼすほどの強大な力を兼ね備えた堕天使など自分の知る限りたった一人しかいない。ずっと敬愛してきた彼女、何かボタンを掛け違っただけでいつかもしかしたら分かり合える日が来るかもしれないと、そんな淡い願いにも似た希望は完全に打ち砕かれる。もはや彼女の心は完全に邪に染まり世界そのものに弓引こうとしている。それが誤魔化しようのない現実であることは眼前の悪趣味な人形たちとそれを操る老人の存在が証明しており、脇腹の傷が痛むのも厭わず慟哭にも似た叫びをあげ、この先道を同じくすること叶わなくなった彼女への決別をして)
(痛い、苦しい、悲しい……一度に押し寄せる感情の荒波はやがて怒りに変わる。体内を巡る呪われた血、堕天使としての本能に逆らえず視界が真っ赤に染まり、怒りの感情はそのまま破壊衝動へ。眼前に存在し続けることで自分の想いを踏みにじり続ける悪辣な人形の存在が許せない、壊す……完膚なきまでに……。漆黒の闇よりも更に黒く、周囲の光を吸収し塗りつぶされていくように変化を見せる翼。もはや自我すら失いかけたその時、耳に届くすっかり耳慣れた、そばにいるだけで心が安らぐ相方の声に身体の変化は止まり平静を取り戻し)
っ……大丈夫、見失ってはいけない……怒りに、身を委ねてはいけない……私はそれでも、私のままで生きたいから……!
(自身に強く言い聞かせる言葉、堕天使のままであっても、その上で自分らしく思うままに相方とこの世界を旅をする……そんな想いが自身をなんとか踏みとどまらせ、冷静に相方の言葉を脳内で反芻するとその戦術を念頭に再びストーカーと対峙して)
……!そうだよね、そうくると思った。いくよ、奥の手!
(あからさまに攻め手を増やし、大鎌でストーカーの頭部を狙う。大振りの攻撃を繰り返すことで勝てる可能性を一つ見出し恐らく勝機に逸ったと思った事だろう、大鎌を姿勢を低くしてかわして懐へと飛び込んでマチェットで仕留めにかかってくるストーカーだが、この展開は既に折り込み済みであった。大鎌を振るう左の手とは逆の身体強化により強化した右手には透明な鉱石が嵌め込まれたナックル。そこに込めた魔力に呼応するように白い輝きを放ち始めるそれを必殺の一撃がこちらに届くよりほんの少し早くカウンター気味に顎へと叩き込めば、激しい光の衝撃波がストーカーの脳天を突き破って)
599:
ロズウェル [×]
2024-10-16 02:20:17
『私の母親は貴様らのような吸血鬼に喰い物にされてねぇ。その屍が父親を喰い殺しながら朽ちていく映像が、今も瞼の裏に焼きついている。…だがいい気分だ、この糞みたいな世界に貴様らの呪われた血が造り出す災厄を解き放てるのだから…!』
「アナタの言うとおり、私たちは呪われた種族なのかもしれないね。だから今までも、これからも暗闇で生きてく。…それでも私はこの世界が好き。それを見せてくれた大好きな人と、まだ旅を続けたいの。だから、アナタたちの思い通りにはさせないよ。」
(ちらりとフレデリクを見たイゾルデが言葉を投げ終えると、華奢な身体を小さく痙攣させ禍々しい雰囲気を醸し出し。眠たげな表情は鳴りを潜め、代わりに見せた竜族を思わせる冷酷な瞳に闘争本能を濃く滲ませて。闇に溶けるように跳躍し落下しながらツェペッシュに掴みかかると、か細い首を大きな手で締め上げられながらも、相手の鎖骨と肩の筋肉を噛みちぎり砕いた骨と肉片を吐き捨てて。長い時を経て再開した父と娘は、互いの生命活動を完全に止める為、血で血を洗う凄惨な殺し合いを始めて)
…!
アスティ、どうやらそっちは片付けたみてぇだな。へへ、先を越されたぜ。…死体は死体らしく、土に埋まって寝てろっつーの!!
(大振りの戦斧の攻撃を見切れば、カウンターに注意しながら巨体の懐に飛び込むと、大きな口の中に刃を突き入れそのまま浄化の炎を叩き込み脳組織を破壊して。頭部を粉砕され崩れ落ちたラヴクラフトとストーカーの身体が立ちあがろうともがき脚をバタつかせるも、脳が正しく機能しないソレらは不規則に痙攣し次第に動きを停止して)
アスティ、こっちも片付けたよ。大丈夫か?
しかし、素手でぶち抜くとは恐れ入ったぜ。
…おそらく、向こうももう決着が着くだろうぜ。
(アスティの側に駆け寄り脇腹の出血をやや心配そうに見遣り。そして闇の中で理性を捨て去ったイゾルデが屍体の操り人形を駆逐するのに、そう時間は掛からないだろうとも追加し。例えそれが彼女の肉親の亡骸だとしても)
600:
アスティ [×]
ID:db0a5ad19 2024-10-16 03:46:17
……ぶっつけ本番だったから危ない橋を渡ることにはなったけどね、手痛い一撃ももらっちゃったし……でも今回の勝負私の勝ちは勝ちだね!
(所持者の魔力を吸収して拳に凝縮し、聖なる一撃として叩き込む光石拳。その威力のほどは購入時に聞いたカタログスペック上でしか知り得ず実戦における効果のほどは未知数であったがその一撃はどうやら無事にストーカーの脳を粉砕するに至ったらしい、屍体が再生する際に発せられる鼻をつくような臭気が周辺を漂い肉体の再生は成るも、脳だけは再生することが困難であるようで、相方の予想通り脳を損傷した人形はまるで死にかけの虫のように這いつくばってもがき、やがてそれらが動かなくなるのを確認すれば話しかけてきた相方の方へ向き直り。自身の傷口へと一度目をやってから相当量の血は滲んでいるが、そのダメージが見た目より大した事ないとアピールするようにピースをして。自身とは対照的に危なげなく勝利してみせた相方に向けて、勝ち方はどうあれ二人の間の決め事はあくまでどちらが早く敵を倒すかだから勝者は自分なんてそんな軽口を叩き、こちらの怪我を心配する相方の心配を払拭してやろうとして)
……貴女も自分の在り方を貫いて、居場所を護るために戦ってるんだね……
(理不尽にもその身に課せられた業を背負って向きあいながらも、決してそれに呑まれてしまうことなく自分にとっての大事な居場所……自身にとっての『世界』そのものを護るため戦うイゾルデの姿を自身の境遇に重ね見る、かつての肉親の亡骸との凄惨を極める戦い、状況だけを見れば今すぐにでも間に割って入りイゾルデを助けこの不毛な争いに終止符を打つべきだろう、しかし実際にはそうしないのは、この戦いが彼女にとっての信念を示すものでありそこに水を差すような真似を良しとしなかったからで。相方もそのことを肌で感じ、信念の強さの分だけ彼女が押し勝つ事を確信しているのだろうということを横目で見て感じながら戦いの行方を静観して)
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